JP2007260591A - 塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リバースロール方式による塗布装置を用いて、樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際しても、塗布液の塗膜厚みのバラツキがほとんどない均一な塗膜厚さでの塗布を可能にする塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法を提供する。
【解決手段】塗布液供給手段により転移ロール上に供給された塗布液を計量手段により計量し、前記転移ロールからシート状基材の表面に塗布する塗布方法において、前記計量手段により計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することを特徴とする塗布方法。
【選択図】図1
【解決手段】塗布液供給手段により転移ロール上に供給された塗布液を計量手段により計量し、前記転移ロールからシート状基材の表面に塗布する塗布方法において、前記計量手段により計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することを特徴とする塗布方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、ウェブなどと称されるフィルム、紙、布、金属などからなるシート状基材の表面にさまざまな機能性を与えるために塗布液を塗布するための塗布方法および塗布装置に関し、さらに詳しくは、特にリバースロール方式による塗布装置を用いて、樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際しても、塗布液の塗膜厚みのバラツキがほとんどない均一な塗膜厚さでの塗布を可能にする塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法に関するものである。
従来からフィルム、紙、布、金属などからなるシート状基材の表面にさまざまな機能性を付与しうる塗布液を塗布するコーティング技術が知られており、それぞれの分野でさまざまなコータが用いられてきている。
中でも、例えば、樹脂などの比較的高粘度の塗布液の塗布にあたっては、リバースロールコータが適しているとされている。
近年、コーティング製品の高品位化の要求に対応し、塗膜厚みの非常に精密な均一化の要求が高まってきており、例えば、樹脂コーティングにおいては、サブミクロンオーダの精度の実現が要求されるようになってきている。特に、高付加価値製品である薄膜製品においては、一般に先端産業と呼ばれる技術分野で使用されるものであることも多く、より高精度な塗布が要求され、塗膜厚みの精度は厳密な管理が必要な場合が多い。
リバースロールコータで樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際して、シート状基材のスリップによる塗膜厚みのバラツキ、塗布液の転移不良による塗布ムラが生じるとの問題がある。
この状況を図6、図7および図8を用いて説明する。図6は、一般的なリバースロールコータの構造をモデル的に示した概略モデル側面図であり、図7、図8は、図6における塗布部分を拡大してモデル的に示した概略モデル側面図であり、それぞれ、シート状基材のスリップによる塗膜厚みのバラツキの発生状況、塗布液の転移不良による塗布ムラの発生状況をモデル的に示す概略モデル側面図である。
図6において、塗布液供給手段4から転移ロール2上に供給された塗布液5は、転移ロール2と計量手段3との間に形成された間隙を通過することにより計量される。計量された塗布液6は、転移ロール2によりシート状基材8との接触位置まで運ばれ、搬送ロール1により搬送されてくるシート状基材8に転移されることにより塗布され、厚みtの塗膜7を形成する。
一般に、樹脂などの塗布に際しては塗布液の粘度が高いため、塗布液が転移ロール2によりシート状基材8に転移される瞬間に、シート状基材8の走行方向と逆方向に塗布液による抵抗10(図7参照)が作用し、シート状基材8と搬送ロール1との間にスリップが生じ、シート状基材の走行速度が不安定となり、結果として、図7に示すように、塗膜厚みtにバラツキが発生する。また、高粘度の塗布液は流動性が悪く、シート状基材8に滑らかに転移され難いため、塗布液の表層6a上でクラック11(図8参照)が発生しやすくなり、図8に示す塗布液が引きちぎられたような塗布ムラが発生することがある。
特に、従来よりリバースロールコータにより塗布される塗膜厚みtを薄く均一にするために、シート状基材8の速度を転移ロール2の速度より速めてやり、塗布液を引き伸ばすように塗布するという提案がされているが(例えば、特許文献1参照)、このような場合、塗布液の抵抗や引き伸ばされようとする力が増大するため、上述したような問題が顕著となる。
一方、従来からこのようなシート状基材のスリップや塗布ムラを抑制する方法の提案がされている。例えば、シート状基材を塗布位置に到達するまでに積極的に加熱して、塗布位置での樹脂粘度を特定範囲に保つことにより、塗布液の流動を円滑化し、シート状基材のスリップや塗布ムラを抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この方法においては、シート状基材の近傍の塗布液を加温することはできるが、塗布液の表層を効果的に加温できないため、コータ周囲の雰囲気により冷やされてしまう。その結果、表層の塗布液の粘度が上昇し、塗布液の抵抗増加や流動性の悪化を招くため、シート状基材のスリップや塗布ムラを抑制するには不十分であるといえるものであった。
また、粘度を低下させるために、供給する塗布液の温度や転移ロール、計量手段、搬送ロール、あるいは塗布液供給手段を加温するといった方法も考えられるが、この場合にも上記と同様に計量された塗布液の表層がコータ周囲の雰囲気により冷やされてしまい不充分である。さらには、塗布液を高温の状態で長時間保持することになるため、塗布液の劣化による寿命の短縮や変質を招き、生産性やコーティング製品の品質を低下させてしまう。特に、樹脂コーティングにおいては、樹脂の品質や寿命に対する温度の影響が大きいため、これらの温度をむやみに上げることはできない。
特開平03−123670号公報
特開平03−207472号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、特に、リバースロール方式による塗布装置を用いて、樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際しても、塗布液の塗膜厚みのバラツキがほとんどない均一な塗膜厚さでの塗布を可能にする塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法を提供することにある。
上述した目的を達成する本発明は、以下の構成からなる。すなわち、
(1)塗布液供給手段により転移ロール上に供給された塗布液を計量手段により計量し、前記転移ロールからシート状基材の表面に塗布する塗布方法において、前記計量手段により計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することを特徴とする塗布方法。
(1)塗布液供給手段により転移ロール上に供給された塗布液を計量手段により計量し、前記転移ロールからシート状基材の表面に塗布する塗布方法において、前記計量手段により計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することを特徴とする塗布方法。
(2)前記計量された塗布液をシート状基材に塗布する直前に加熱しながら塗布する前記(1)に記載の塗布方法。
(3)前記加熱された塗布液の温度が一定となるように温度を制御しながら塗布する前記(1)または(2)に記載の塗布方法。
(4)前記塗布液が、1Pa・sec以上1000Pa・sec以下の粘度を有する熱硬化性樹脂である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の塗布方法。
(5)前記計量された塗布液を40℃〜200℃の範囲で加熱しながら塗布する前記(1)〜(4)のいずれかに記載の塗布方法。
(6)前記転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsが次の(1)式の関係にある前記(1)〜(5)のいずれかに記載の塗布方法。
0.2≦Vc/Vs≦1.0 ・・・(1)
(7)前記シート状基材に塗布された塗布液の厚みが50μm以下である前記(1)〜(6)のいずれかに記載の塗布方法。
(7)前記シート状基材に塗布された塗布液の厚みが50μm以下である前記(1)〜(6)のいずれかに記載の塗布方法。
(8)前記塗布液が塗布されたシート状基材を巻取機で連続的に巻取るに際し、該巻取機で連続的に巻取る前に、前記シート状基材に巻取り張力以上の張力を付与する前記(1)〜(7)のいずれかに記載の塗布方法。
(9)転移ロールと、該転移ロール上に塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記塗布液供給手段により供給された塗布液を計量する計量手段とを有し、該計量手段により計量された塗布液を前記転移ロールによりシート状基材に塗布する塗布装置において、前記計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度より高い温度に加熱する加熱手段を有してなることを特徴とする塗布装置。
(10)前記加熱手段が、前記計量された塗布液を前記シート状基材に塗布する位置の直前に配置されてなる前記(9)に記載の塗布装置。
(11)前記加熱手段により加熱された塗布液の温度を測定する温度測定手段と、該温度測定手段によって測定された値に基づき、前記加熱手段の出力を制御する制御手段を有してなる前記(9)または(10)に記載の塗布装置。
(12)前記シート状基材を連続的に巻取る巻取機と、該巻取機で巻取る前に前記シート状基材に張力を付与する張力付与手段を有してなる前記(9)〜(11)のいずれかに記載の塗布装置。
(13)前記(1)〜(8)のいずれかに記載の塗布方法を用いて、シート状基材と樹脂とから樹脂シートを製造することを特徴とする樹脂シートの製造方法。
(14)前記(9)〜(12)のいずれかに記載の塗布装置を用いて、シート状基材と樹脂とから樹脂シートを製造することを特徴とする樹脂シートの製造方法。
本発明によれば、リバースロール方式による塗布装置を用いて、樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際しても、塗布液の劣化や変質を生じることなくシート状基材のスリップや塗布ムラを抑制し、均一な塗膜厚さでバラツキなく塗布することを可能にする塗布装置、塗布方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の例について、図面などに基づいてさらに詳しく説明する。図1は、本発明の塗布装置の構造の一例をモデル的に示した概略モデル側面図であり、図2は、図1における塗布部分を拡大してモデル的に示した概略モデル側面図である。
図1において、塗布液供給手段4である塗布液溜まりから転移ロール2上に供給された塗布液5は、転移ロール2と計量手段3との間に形成された間隙を通過することにより計量される。計量された塗布液6は、転移ロール2によりシート状基材8との接触位置まで運ばれ、搬送ロール1により搬送されてくるシート状基材8に転移されることにより塗布され厚みtの塗膜7を形成する。
前述のように、リバースロールコータで樹脂などの高粘度な塗布液を塗布するに際して、シート状基材8と搬送ロール1との間のスリップによる塗膜厚みのバラツキ、塗布液の転移不良による塗布ムラが生じるとの問題がある。本発明者らは、リバースロールコータでの塗布に関して各種検討を重ねた結果、計量された塗布液6を、シート状基材8への塗布位置に到達するまでに、加熱手段9により、転移ロール2の温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することにより、シート状基材のスリップや塗布ムラを抑制し、均一な塗膜厚さでバラツキなく塗布することができることを見出した。
すなわち、図2に示すように、加熱手段9を用いて計量された塗布液6をその表層側から直接的に加熱することにより、計量された塗布液6全体の温度を効率的に上げることができ、塗布位置での塗布液の粘度を低下させることにより、塗布液による抵抗10を減少させたり、塗布液表層におけるクラックの発生を抑制することができる。その結果、シート状基材8のスリップや塗布ムラを抑制することが可能となり、均一な塗膜7の厚みを得ることができる。さらには、塗布液が高温に保たれる時間が極短時間に限られるため、塗布液の劣化による寿命の短縮や変質を生じることはない。
加熱手段9は、一般に塗布液を加熱できるものであればどのようなものを用いても良いが、より好ましくはエアノズルなどを用いた熱風加熱ヒータや赤外線ヒータなどの非接触式のヒータを用いるのが良い。
また、加熱手段9の設置位置は、計量された塗布液を、シート状基材への塗布位置に到達するまでに加熱できる位置であればどのような位置でも良いが、より好ましくは塗布位置の直前に配置されるのが良い。このような場合、計量された塗布液をより短時間で効率的に加熱することが可能であり、塗布液の劣化による寿命の短縮や変質を防ぐことができる。ここで、塗布位置の直前とは、塗布位置での塗布液の温度を所望の温度に昇温させることができ、かつ、塗布位置にできるだけ近い範囲を意味する。
本発明においては、加熱された塗布液の温度を測定する温度測定手段と、測定手段によって測定された値に基づき、加熱手段の出力を制御する制御手段を有していることが好ましい。この場合、加熱された塗布液の温度が一定となり、塗布液の粘度も一定となるため、シート状基材の走行速度がより安定し、結果、より均一な塗膜厚さでバラツキなく塗布することが可能である。
温度測定手段は、一般に塗布液の温度を測定できるものであればどのようなものを用いても良いが、より好ましくは赤外線放射温度計などの非接触式の温度計を用いるのが良い。また、加熱手段の出力を制御する制御手段は、温度測定手段からの信号に基づき加熱手段の出力の調整量を演算する演算処理装置と、演算結果に基づき加熱手段の出力を調整して制御する出力制御装置からなる。
また、本発明においては、塗布液を塗布されたシート状基材を巻取機で連続的に巻取る前に、シート状基材に張力を付与する張力付与手段を有していることが好ましい。本発明の形態をモデル的に示したのが図3であるが、塗布液を塗布されたシート状基材は巻取機13によってロール状に連続的に巻取ることもでき、この巻取り張力を上げることにより、前述のシート状基材8のスリップを低減することも可能である。しかしながら、この巻取り張力が大きすぎるとシート状基材8が巻き締まってしまい、コーティング製品の品位を悪化させてしまう。本実施形態では、巻取機13で巻取る前に張力付与手段12によりシート状基材8に張力を付与するので、巻き締まりを生じることなく、塗布液の塗布位置におけるシート状基材8の張力を上げることができ、スリップをより確実に抑制することが可能である。付与する張力の大きさは、シート状基材に皺や伸びが発生しない程度であればどのような値をとってもよいが、巻取り張力以上の張力を付与することが好ましく、さらには300kgf/m以下であることが好ましい。
張力付与手段12としては、シート状基材や該シート状基材上に形成された塗膜に損傷を与えずに張力を付与できるものであれば、どのようなものを用いても良いが、例えば、ロール外周面に多数の孔を有するロール、いわゆるサクションロールを用い、ブロワなどの適当な減圧手段によりロール内部を減圧し、シート状基材を吸着しながら駆動回転することにより張力を付与するという手段をとっても良い。また、該ロールの代わりに多数の孔が開いたベルトを有するコンベヤ装置を用いることもできる。図4、および図5は、該コンベヤ装置の構造の例をモデル的に示す概略モデル平面図、および側面図であるが、これらの図において、多数の孔14aを有するベルト14は、駆動ロール16とフリーロール17とで軸架され、駆動ロール16により駆動され周回する。チャンバー15は、図示しないブロワなどの適当な減圧手段に接続され内部を減圧されることにより、ベルトの開口部を介してベルト上面を走行するシート状基材8を吸着する。シート状基材8は、ベルトに吸着された状態で搬送されることにより所定の張力が付与される。ベルトの材質としては、例えば、金属、樹脂、ゴムなどがある。また、良好な吸着を実現するためには、ベルトの開口部の面積はベルト表面積の10〜70%の面積、孔径は直径5〜50mmの範囲であることが好ましい。
シート状基材としては、例えば、紙、樹脂フィルム、不織布、編織物、金属体などがある。塗布液供給手段としては、例えば、転移ロールと計量手段の上方、あるいは下方に塗布液溜りを形成するような手段があるが、これに限定されるものではない。本実施形態においては、計量手段として図1に示すような回転しない円筒状のブレードを用いた場合を実現したものであるが、ドクターナイフや回転する計量ロールなどを用いても良い。
本発明においては、塗布液として、樹脂、特にその粘度が1Pa・sec以上1000Pa・sec以下である熱硬化性樹脂を用いたときに効果をより大きく発揮するので好ましい。このような粘度範囲では、塗布位置における塗布液の抵抗や引き伸ばされようとする力が大きく、そのためシート状基材のスリップや塗布ムラが生じる場合が多い。また、熱硬化性樹脂は、樹脂の品質や寿命に対する温度の影響が大きいため、本発明の効果が顕著に発揮できることとなるので好適なのである。ここで、塗布液の粘度とは、レオメトリック社製RDA−IIなどの動的粘弾性測定装置を用い、コーティング温度における粘度を測定したものである。また、樹脂としては、熱硬化性樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、シアネートエステル樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、さらには、これら複数の樹脂を混合して使用することもできる。
本発明においては、加熱された塗布液の温度は、高くなりすぎると塗布液の変質が生じやすくなるので、好ましくは40℃〜200℃の範囲が良い。
また、本発明においては、転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsが次の(1)式の関係にあることが好ましい。
また、本発明においては、転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsが次の(1)式の関係にあることが好ましい。
0.2≦Vc/Vs≦1.0 ・・・(1)
このような場合、塗布位置における塗布液の抵抗や引き伸ばされようとする力が増大するため、シート状基材のスリップや塗布ムラが生じやすく、本発明の塗布方法が特に有効に使用できるため好適である。
このような場合、塗布位置における塗布液の抵抗や引き伸ばされようとする力が増大するため、シート状基材のスリップや塗布ムラが生じやすく、本発明の塗布方法が特に有効に使用できるため好適である。
本発明は、シート状基材に塗布された塗布液の厚みが50μm以下のものを製造する際に特に効果を発揮する。このように塗布液の厚みが小さい精密な塗布が要求される場合に、本発明を採用すると、精密な塗膜厚みの制御・調整が可能となり顕著な効果を得ることができる。ただし、塗布液の厚みが小さくなりすぎると、計量手段での計量ムラが発生しやすくなり、コーティング製品の品位を低下させてしまう恐れがあるため、より好ましくは塗布液の厚みが1μm以上のものであることが良い。塗布液の厚みの測定方法は、塗布したシート状基材を巻取機で一旦巻取った後、所定の面積のサンプルを切り出し、サンプル表面の塗布液を掻き取り、その重量を測定して厚みに換算することにより測定することができる。
本発明の塗布方法、塗布装置を用いて、シート状基材に塗布液を、均一な塗膜厚みで薄く塗布をして、所望のコーティングが施された各種シートを製造することができる。特に、塗布液として樹脂を用いると、シート状基材に樹脂が塗布された樹脂シートを、樹脂厚みのバラツキがほとんどないような状態で安定して製造することができる。
以下、実施例に基づいて具体的に本発明の塗布方法、塗布装置について説明する。
なお、本実施例中、塗布液が塗布されたシート状基材における、塗布量のバラツキ、および塗布ムラについては次のようにして評価した。
[塗布量のバラツキ]
まず、塗布後のシート状基材を走行方向に10cm四方毎に50点のサンプルを切り出して、その後にそれぞれのサンプル表面の樹脂を掻き取り、樹脂重量を電子天秤で測定することで各サンプルについて塗布量を求め、得られた各測定値の範囲R(最大値と最小値の差)をバラツキとした。
[塗布ムラ]
塗布ムラの評価は目視にて実施し、塗膜表面の状態が良好なものを「○」、微弱な塗布ムラがみられるが、コーティング製品として問題ないレベルのものを「△」、不良のものを「×」と表した。
なお、本実施例中、塗布液が塗布されたシート状基材における、塗布量のバラツキ、および塗布ムラについては次のようにして評価した。
[塗布量のバラツキ]
まず、塗布後のシート状基材を走行方向に10cm四方毎に50点のサンプルを切り出して、その後にそれぞれのサンプル表面の樹脂を掻き取り、樹脂重量を電子天秤で測定することで各サンプルについて塗布量を求め、得られた各測定値の範囲R(最大値と最小値の差)をバラツキとした。
[塗布ムラ]
塗布ムラの評価は目視にて実施し、塗膜表面の状態が良好なものを「○」、微弱な塗布ムラがみられるが、コーティング製品として問題ないレベルのものを「△」、不良のものを「×」と表した。
(実施例1)
図1に概要モデルを示したリバースロールコータを用いて、表面にシリコーン系の離型剤を塗布した紙からなり、幅が1000mm、厚さが100μmのシート状基材上に塗布を実施して、樹脂シートを得た。計量手段、転移ロール、搬送ロールとしては、それぞれ、直径200mmの金属製円筒状ブレード、直径400mmの金属製ロール、直径400mmの表面ゴム製ロールを使用し、内部を循環する熱媒により表面温度を80℃に加温した。また、転移ロール、および搬送ロールの速度は、30m/分とした。塗布液には、粘度100Pa・secのエポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂を使用し、シート状基材の表面に塗布量が20g/m2(=塗膜厚み約20μm)となるように計量手段と転移ロールとの間隙を調整して塗布を行った。
加熱手段としては、円筒状のパイプに幅3mm、長さ1000mmのスリットの入ったエアノズルを転移ロール表面から約100mm離れた位置に設置し、温度150℃、風速5m/secの熱風を計量された樹脂に吹き付けた。この時、温度測定手段である赤外線放射温度計を用いて転移ロール上の樹脂の温度を測定したところ、120℃±3℃であった。
このようにして得られた樹脂シートをサンプリングし、塗布量のバラツキ、および塗布ムラについて評価を実施した。
図1に概要モデルを示したリバースロールコータを用いて、表面にシリコーン系の離型剤を塗布した紙からなり、幅が1000mm、厚さが100μmのシート状基材上に塗布を実施して、樹脂シートを得た。計量手段、転移ロール、搬送ロールとしては、それぞれ、直径200mmの金属製円筒状ブレード、直径400mmの金属製ロール、直径400mmの表面ゴム製ロールを使用し、内部を循環する熱媒により表面温度を80℃に加温した。また、転移ロール、および搬送ロールの速度は、30m/分とした。塗布液には、粘度100Pa・secのエポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂を使用し、シート状基材の表面に塗布量が20g/m2(=塗膜厚み約20μm)となるように計量手段と転移ロールとの間隙を調整して塗布を行った。
加熱手段としては、円筒状のパイプに幅3mm、長さ1000mmのスリットの入ったエアノズルを転移ロール表面から約100mm離れた位置に設置し、温度150℃、風速5m/secの熱風を計量された樹脂に吹き付けた。この時、温度測定手段である赤外線放射温度計を用いて転移ロール上の樹脂の温度を測定したところ、120℃±3℃であった。
このようにして得られた樹脂シートをサンプリングし、塗布量のバラツキ、および塗布ムラについて評価を実施した。
以上の条件で塗布を行った結果、シート状基材のスリップも発生せず、上記R値がR=3.0g/m2であり、塗膜の表面状態も良好で均一な塗膜厚みを呈する塗布が実現できた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(実施例2)
転移ロール上の樹脂の温度が120℃±1℃となるように、エアノズルから吹き出す熱風の温度を制御した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、実施例1とほぼ同様に良好な塗布結果を得ることができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
転移ロール上の樹脂の温度が120℃±1℃となるように、エアノズルから吹き出す熱風の温度を制御した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、実施例1とほぼ同様に良好な塗布結果を得ることができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(実施例3)
転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsとの関係が、Vc/Vs=0.5となるように、転移ロールの速度を15m/分に変更した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面状態も良好であり、実施例1よりもさらにバラツキの小さい均一な塗膜厚みを呈する塗布を実現することができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsとの関係が、Vc/Vs=0.5となるように、転移ロールの速度を15m/分に変更した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面状態も良好であり、実施例1よりもさらにバラツキの小さい均一な塗膜厚みを呈する塗布を実現することができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(実施例4)
転移ロールとシート状基材との速度比が、Vc/Vs=0.2となるように、転移ロールの速度を6m/分に変更した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面に微弱な塗布ムラがみられるが、製品として問題ないレベルであり、実施例3よりもさらにバラツキの小さい均一な塗膜厚みの樹脂シートを得ることができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
転移ロールとシート状基材との速度比が、Vc/Vs=0.2となるように、転移ロールの速度を6m/分に変更した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面に微弱な塗布ムラがみられるが、製品として問題ないレベルであり、実施例3よりもさらにバラツキの小さい均一な塗膜厚みの樹脂シートを得ることができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(実施例5)
シート状基材を巻取機で連続的に巻取る前に、図5に概要モデルを示した張力付与装置であるコンベヤ装置を用いてシート状基材に巻取り張力以上の張力を付与しながら塗布を実施した以外は実施例3と同様にして樹脂シートを得た。コンベヤ装置のベルト走行速度は、30m/分、シート状基材への張力付与量は、130kgf/mとし、巻取り張力は、70kgf/mとした。
シート状基材を巻取機で連続的に巻取る前に、図5に概要モデルを示した張力付与装置であるコンベヤ装置を用いてシート状基材に巻取り張力以上の張力を付与しながら塗布を実施した以外は実施例3と同様にして樹脂シートを得た。コンベヤ装置のベルト走行速度は、30m/分、シート状基材への張力付与量は、130kgf/mとし、巻取り張力は、70kgf/mとした。
以上の条件で塗布を行った結果、実施例3よりもさらにシート状基材の走行が安定し、バラツキの小さい均一な塗膜厚みの樹脂シートを得ることができた。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(比較例1)
加熱手段であるエアノズルを使用しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面状態は、製品として問題ないレベルであったが、シート状基材のスリップが発生し走行速度が安定せず、上記R値がR=6.2g/m2となり、均一な塗膜厚みを呈する塗布を実現することができなかった。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
加熱手段であるエアノズルを使用しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを得た。その結果、塗膜の表面状態は、製品として問題ないレベルであったが、シート状基材のスリップが発生し走行速度が安定せず、上記R値がR=6.2g/m2となり、均一な塗膜厚みを呈する塗布を実現することができなかった。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
(比較例2)
加熱手段であるエアノズルを使用しなかった以外は、実施例3と同様にして樹脂シートを得た。その結果、シート状基材の走行速度も安定せず、また搬送ロールの速度を上げてもシート状基材の速度が所望の速度(30m/分)にならず、良好に樹脂を引き伸ばすことができなかった。さらに塗布ムラにより表面状態も不良となり、良好な塗布を実現することができなかった。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
加熱手段であるエアノズルを使用しなかった以外は、実施例3と同様にして樹脂シートを得た。その結果、シート状基材の走行速度も安定せず、また搬送ロールの速度を上げてもシート状基材の速度が所望の速度(30m/分)にならず、良好に樹脂を引き伸ばすことができなかった。さらに塗布ムラにより表面状態も不良となり、良好な塗布を実現することができなかった。表1に製造条件および評価結果をまとめた。
本発明は、転移ロール上に計量された塗布液を基材の表面に塗布するものであれば、転移ロール、搬送ロールや計量手段の配置、大きさなどは、以上説明した実施形態に限られるものではない。さらに、本発明においてシート状基材は連続体に限定するものではなく、枚葉の基材についても応用することができるが、その応用範囲はこれらに限定されるものではない。
1:搬送ロール
2:転移ロール
3:計量手段
4:塗布液供給手段
5:塗布液
6:計量された塗布液
7:塗膜
8:シート状基材
9:加熱手段
10:塗布液による抵抗
11:クラック
12:張力付与手段
13:巻取機
14:ベルト
14a:孔
15:チャンバー
16:駆動ロール
17:フリーロール
Vb:搬送ロールの速度
Vc:転移ロールの速度
Vs:シート状基材の速度
t:塗膜厚み
2:転移ロール
3:計量手段
4:塗布液供給手段
5:塗布液
6:計量された塗布液
7:塗膜
8:シート状基材
9:加熱手段
10:塗布液による抵抗
11:クラック
12:張力付与手段
13:巻取機
14:ベルト
14a:孔
15:チャンバー
16:駆動ロール
17:フリーロール
Vb:搬送ロールの速度
Vc:転移ロールの速度
Vs:シート状基材の速度
t:塗膜厚み
Claims (14)
- 塗布液供給手段により転移ロール上に供給された塗布液を計量手段により計量し、前記転移ロールからシート状基材の表面に塗布する塗布方法において、前記計量手段により計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度よりも高い温度に加熱しながら塗布することを特徴とする塗布方法。
- 前記計量された塗布液をシート状基材に塗布する直前に加熱しながら塗布する請求項1に記載の塗布方法。
- 前記加熱された塗布液の温度が一定となるように温度を制御しながら塗布する請求項1または2に記載の塗布方法。
- 前記塗布液が、1Pa・sec以上1000Pa・sec以下の粘度を有する熱硬化性樹脂である請求項1〜3のいずれかに記載の塗布方法。
- 前記計量された塗布液を40℃〜200℃の範囲で加熱しながら塗布する請求項1〜4のいずれかに記載の塗布方法。
- 前記転移ロールの速度Vcと、シート状基材の速度Vsが次の(1)式の関係にある請求項1〜5のいずれかに記載の塗布方法。
0.2≦Vc/Vs≦1.0 ・・・(1) - 前記シート状基材に塗布された塗布液の厚みが50μm以下である請求項1〜6のいずれかに記載の塗布方法。
- 前記塗布液が塗布されたシート状基材を巻取機で連続的に巻取るに際し、該巻取機で連続的に巻取る前に、前記シート状基材に巻取り張力以上の張力を付与する請求項1〜7のいずれかに記載の塗布方法。
- 転移ロールと、該転移ロール上に塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記塗布液供給手段により供給された塗布液を計量する計量手段とを有し、該計量手段により計量された塗布液を前記転移ロールによりシート状基材に塗布する塗布装置において、前記計量された塗布液が前記シート状基材に塗布する位置に到達するまでに前記計量された塗布液を前記転移ロールの温度より高い温度に加熱する加熱手段を有してなることを特徴とする塗布装置。
- 前記加熱手段が、前記計量された塗布液を前記シート状基材に塗布する位置の直前に配置されてなる請求項9に記載の塗布装置。
- 前記加熱手段により加熱された塗布液の温度を測定する温度測定手段と、該温度測定手段によって測定された値に基づき、前記加熱手段の出力を制御する制御手段を有してなる請求項9または10に記載の塗布装置。
- 前記シート状基材を連続的に巻取る巻取機と、該巻取機で巻取る前に前記シート状基材に張力を付与する張力付与手段を有してなる請求項9〜11のいずれかに記載の塗布装置。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の塗布方法を用いて、シート状基材と樹脂とから樹脂シートを製造することを特徴とする樹脂シートの製造方法。
- 請求項9〜12のいずれかに記載の塗布装置を用いて、シート状基材と樹脂とから樹脂シートを製造することを特徴とする樹脂シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090615A JP2007260591A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006090615A JP2007260591A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007260591A true JP2007260591A (ja) | 2007-10-11 |
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ID=38634110
Family Applications (1)
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JP2006090615A Pending JP2007260591A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 塗布方法、塗布装置および樹脂シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007260591A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009268966A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-11-19 | Jfe Steel Corp | ロールコーターを用いた塗布方法 |
WO2013051620A1 (ja) * | 2011-10-03 | 2013-04-11 | 旭硝子株式会社 | 低反射膜付き物品の製造方法 |
CN106706462A (zh) * | 2017-03-13 | 2017-05-24 | 湖北富亿建材股份有限公司 | 一种高分子防水卷材质量监控设备 |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006090615A patent/JP2007260591A/ja active Pending
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