JP2007259538A - 電動駆動制御装置及び電動駆動制御方法 - Google Patents

電動駆動制御装置及び電動駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弱め界磁制御を行うに当たり、制御が不安定になるのを防止することができるようにする。
【解決手段】電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、変調率の指令値を表す変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段と、変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有する。変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動駆動制御装置及び電動駆動制御方法に関するものである。
従来、電気自動車、ハイブリッド型車両等の電動車両に、電動機械として配設された駆動モータ又は発電機には、回転自在に配設され、N極及びS極の永久磁石から成る磁極対を備えたロータ、該ロータより径方向外方に配設され、U相、V相及びW相のステータコイルを備えたステータ等が配設される。
そして、例えば、駆動モータを駆動し、駆動モータのトルクである駆動モータトルクを発生させるために電動駆動装置が配設される。また、駆動モータの制御を行うために電動機械制御装置としての駆動モータ制御装置が配設され、該駆動モータ制御装置において発生させられたU相、V相及びW相のパルス幅変調信号をインバータに送り、該インバータにおいて発生させられた相電流、すなわち、U相、V相及びW相の電流を前記各ステータコイルに供給することによって非同期PWM制御を行い、前記駆動モータトルクを発生させるようになっている。
ところで、前記駆動モータにおいては、ロータが回転するのに伴って逆起電力が発生し、駆動モータの回転速度である駆動モータ回転速度が高くなるほど駆動モータ又は発電機の端子電圧が高くなり、該端子電圧が閾(しきい)値を超えると、電圧飽和が発生し、駆動モータによる出力が不可能になってしまう。
そこで、電圧飽和の程度を表す値として変調率が算出され、該変調率が理論上の最大電圧を表すための変調率の最大値、すなわち、最大変調率を超えると、弱め界磁制御領域に入ったと判断して、弱め界磁制御を行うようになっている。そのために、電流指令値マップが形成され、該電流指令値マップにおける駆動モータ回転速度の高い所定の領域で、d軸電流指令値が負の方向に大きくされ、駆動モータの運転領域が拡大され、駆動モータトルクが大きくされる。
また、前記非同期PWM制御においては、正弦波PWMパターン又は過変調PWMパターンで非同期PWM信号が発生させられるが、各ステータコイルに印加することができる各相の電圧の振幅には上限があり、上限を超えて電圧を印加しようとすると、比例・積分演算において、電流指令値の変動に電圧指令値の算出を追随させることができなくなり、電圧指令値に振動が発生してしまう。
そこで、前記非同期PWM制御と一つのパルスを備えた1パルス制御とを切り換えることができるようにし、前記変調率が最大変調率以下である場合、正弦波PWMパターン又は過変調PWMパターンで非同期PWM信号を発生させて非同期PWM制御を行い、前記変調率が最大変調率を超えると、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させて矩形波電圧制御を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、該矩形波電圧制御において、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させると、電圧の振幅の上限を超えて電圧を印加することができるが、非同期PWM制御と1パルス制御とを切り換えると、1パルスパターンの同期PWM信号に含まれる高調波成分によって電動駆動装置にショックが発生してしまう。
そこで、非同期PWM制御から1パルス制御に切り換える際に、高調波成分が小さい5パルスパターンで同期PWM信号を発生させた後、1パルスパターンの同期PWM信号を発生させるようにしている。
特開平6−78558号公報
しかしながら、前記従来の駆動モータ制御装置においては、変調率が最大変調率の付近の値を採る領域で、1パルスパターンによる1パルス制御と、5パルスパターンによる多パルス制御とがチャタリングして、制御が不安定になってしまう。
本発明は、前記従来の駆動モータ制御装置の問題点を解決して、弱め界磁制御を行うに当たり、制御が不安定になるのを防止することができる電動駆動制御装置及び電動駆動制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の電動駆動制御装置においては、電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、前記電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、前記電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、前記変調率の指令値を表す変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段と、前記変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有する。
そして、前記変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させる。
本発明の他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流が閾値より小さい場合に、変調率指令値を最大変調率より小さくし、弱め界磁電流が閾値以上である場合に、変調率指令値を最大変調率以上にする。
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、前記電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、前記電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、前記変調率に基づいて、非同期PWM制御又は多パルス制御から1パルス制御への移行を行う電圧モード切換処理手段と、前記変調率に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有する。
そして、該弱め界磁制御処理手段は、非同期PWM制御又は多パルス制御から1パルス制御への移行を行うタイミングと、弱め界磁制御を開始するタイミングとを異ならせるタイミング調整処理手段を備える。
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記タイミング調整処理手段は、前記変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段であり、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させる。
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記変調率指令値算出処理手段は、最大変調率より小さい第1の値と、最大変調率より大きい第2の値との間で変調率を変化させる。
本発明の電動駆動制御方法においては、電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出し、該電流指令値に基づいて電圧指令値を算出し、該電圧指令値に基づいて変調率を算出し、該変調率の指令値を表す変調率指令値を算出し、前記変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う。
そして、前記変調率指令値は、弱め界磁電流に対応させて変化させられる。
本発明によれば、電動駆動制御装置においては、電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、前記電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、前記電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、前記変調率の指令値を表す変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段と、前記変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有する。
そして、前記変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させる。
この場合、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させることによって、非同期PWM制御又は多パルス制御から1パルス制御への移行を行うタイミングと、弱め界磁制御を開始するタイミングとを異ならせることができる。したがって、1パルス制御と非同期PWM制御又は多パルス制御とがチャタリングすることがなくなり、制御が不安定になるのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、電動車両としての電気自動車、ハイブリッド型車両等に搭載された電動駆動装置、及び該電動駆動装置を作動させるための電動駆動制御装置について説明する。なお、電動機械制御装置としての駆動モータ制御装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態における駆動モータ制御装置の要部を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態における電動駆動装置の概念図、図3は本発明の実施の形態における最大駆動モータ目標トルクマップを示す図、図4は本発明の実施の形態における第1の電流指令値マップを示す図、図5は本発明の実施の形態における第2の電流指令値マップを示す図、図6は本発明の実施の形態における電圧モード切換処理を説明する図、図7は本発明の実施の形態における変調率指令値算出処理部の動作を示すフローチャート、図8は本発明の実施の形態における変調率指令値算出処理部の動作を示す図である。なお、図3において、横軸に角速度ωを、縦軸に駆動モータ目標トルクTM* の最大値を表す最大駆動モータ目標トルクTMmax* を、図4において、横軸に駆動モータ目標トルクTM* を、縦軸にd軸電流指令値id* を、図5において、横軸にd軸電流指令値id* を、縦軸にq軸電流指令値iq* を、図6において、横軸に駆動モータ回転速度NMを、縦軸に電圧振幅|v|を、図8において、横軸に調整値としての弱め界磁電流Δidを、縦軸に変調率指令値を採ってある。この場合、電動機械としての駆動モータ31のトルクである駆動モータトルクTMによって電動機械トルクが、駆動モータトルクTMの目標値を表す駆動モータ目標トルクTM* によって電動機械目標トルクが構成される。
図2において、31は電動機械としての駆動モータであり、該駆動モータ31は、例えば、電気自動車の駆動軸等に取り付けられ、回転自在に配設された図示されないロータ、及び該ロータより径方向外方に配設されたステータを備える。前記ロータは、ロータコア、及びロータコアの円周方向における複数箇所に等ピッチで配設された永久磁石を備え、該永久磁石のS極及びN極によって磁極対が構成される。また、前記ステータは、円周方向における複数箇所に、径方向内方に向けて突出させてティースが形成されたステータコア、並びに前記ティースに巻装されたU相、V相及びW相のコイルとしてのステータコイル11〜13を備える。
前記ロータの出力軸に、該ロータの磁極位置を検出するための磁極位置検出部として磁極位置センサ21が配設され、該磁極位置センサ21は、センサ出力として磁極位置信号SGθを発生させ、電動機械制御装置としての駆動モータ制御装置45に送る。なお、磁極位置検出部として前記磁極位置センサ21に代えてレゾルバを配設し、該レゾルバによって磁極位置信号を発生させることができる。
そして、前記駆動モータ31を駆動して電気自動車を走行させるために、バッテリ14からの直流の電流が、電流発生装置としてのインバータ40によって相電流、すなわち、U相、V相及びW相の電流Iu、Iv、Iwに変換され、各相の電流Iu、Iv、Iwはそれぞれ各ステータコイル11〜13に供給される。
そのために、前記インバータ40は、6個のスイッチング素子としてのトランジスタTr1〜Tr6を備え、ドライブ回路51において発生させられた駆動信号を各トランジスタTr1〜Tr6に送り、各トランジスタTr1〜Tr6を選択的にオン・オフさせることによって、前記各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させることができるようになっている。前記インバータ40として、2〜6個のスイッチング素子を一つのパッケージに組み込むことによって形成されたIGBT等のパワーモジュールを使用したり、IGBTにドライブ回路等を組み込むことによって形成されたIPMを使用したりすることができる。
前記バッテリ14からインバータ40に電流を供給する際の入口側に電圧検出部としての電圧センサ15が配設され、該電圧センサ15は、インバータ40の入口側の直流電圧Vdcを検出し、駆動モータ制御装置45に送る。なお、直流電圧Vdcとしてバッテリ電圧を使用することもでき、その場合、前記バッテリ14に電圧検出部としてバッテリ電圧センサが配設される。
そして、前記駆動モータ31、インバータ40、ドライブ回路51、図示されない駆動輪等によって電動駆動装置が構成される。また、17はコンデンサである。
ところで、前記ステータコイル11〜13はスター結線されているので、各相のうちの二つの相の電流の値が決まると、残りの一つの相の電流の値も決まる。したがって、各相の電流Iu、Iv、Iwを制御するために、例えば、U相及びV相のステータコイル11、12のリード線に、U相及びV相の電流Iu、Ivを検出する電流検出部としての電流センサ33、34が配設され、該電流センサ33、34は、検出された電流を検出電流iu、ivとして駆動モータ制御装置45に送る。
該駆動モータ制御装置45には、コンピュータとして機能する図示されないCPUのほかに、データを記録したり、各種のプログラムを記録したりするためのRAM、ROM等の図示されない記録装置が配設され、該記録装置に第1、第2の電流指令値マップが設定される。なお、CPUに代えてMPUを使用することができる。
そして、前記ROMには、各種のプログラム、データ等が記録されるようになっているが、プログラム、データ等を、外部記憶装置として配設されたハードディスク等の他の記録媒体に記録することもできる。その場合、例えば、前記駆動モータ制御装置45にフラッシュメモリを配設し、前記記録媒体から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシュメモリに記録する。したがって、外部の記録媒体を交換することによって、前記プログラム、データ等を更新することができる。
次に、前記駆動モータ制御装置45の動作について説明する。
まず、前記駆動モータ制御装置45の図示されない位置検出処理手段は、位置検出処理を行い、前記磁極位置センサ21から送られた磁極位置信号SGθを読み込み、該磁極位置信号SGθに基づいて磁極位置θを検出する。また、前記位置検出処理手段の回転速度算出処理手段は、回転速度算出処理を行い、前記磁極位置信号SGθに基づいて駆動モータ31の角速度ωを算出する。なお、前記回転速度算出処理手段は、磁極数をpとしたとき、前記角速度ωに基づいて駆動モータ31の回転速度である駆動モータ回転速度NM
NM=60・(2/p)・ω/2π
も算出する。該駆動モータ回転速度NMによって電動機械回転速度が構成される。
また、前記駆動モータ制御装置45の図示されない検出電流取得処理手段は、検出電流取得処理を行い、前記検出電流iu、ivを読み込んで取得するとともに、検出電流iu、ivに基づいて検出電流iw
iw=−iu−iv
を算出することによって取得する。
次に、前記駆動モータ制御装置45の図示されない駆動モータ制御処理手段は、駆動モータ制御処理を行い、駆動モータ目標トルクTM* 、検出電流iu、iv、iw、磁極位置θ、直流電圧Vdc等に基づいて駆動モータ31を駆動する。なお、本実施の形態においては、前記駆動モータ制御装置45において、ロータにおける磁極対の方向にd軸を、該d軸と直角の方向にq軸をそれぞれ採ったd−q軸モデル上でベクトル制御演算によるフィードバック制御が行われるようになっている。
そのために、前記駆動モータ制御装置45の図示されない車速検出処理手段は、車速検出処理を行い、前記駆動モータ回転速度NMに基づいて、駆動モータ回転速度NMに対応する車速Vを検出し、検出された車速Vを、電気自動車の全体の制御を行う図示されない車両制御装置に送る。そして、該車両制御装置の車両用指令値算出処理手段は、車両用指令値算出処理を行い、前記車速V及びアクセル開度αを読み込み、車速V及びアクセル開度αに基づいて車両要求トルクTO* を算出し、該車両要求トルクTO* に対応させて駆動モータ目標トルクTM* を発生させ、前記駆動モータ制御装置45に送る。
そして、該駆動モータ制御装置45において、前記駆動モータ制御処理手段は、駆動モータ目標トルクTM* に基づいて駆動モータ31を駆動するために、トルク指令値制限処理手段としてのトルク指令値制限部22、電流指令値設定処理手段としての電流指令値設定部46、弱め界磁制御処理手段としての弱め界磁制御部47、電圧指令値設定処理手段としての電圧指令値設定部48、第1の相変換処理手段としての三相二相変換部49、及び出力信号発生処理手段としてのPWM発生器50を備える。
前記電流指令値設定部46は、電流指令値設定処理を行うために、第1の軸電流指令値算出処理手段として、d軸電流指令値算出部(最大トルク制御部)53及び減算器55を、第2の軸電流指令値設定処理手段としてq軸電流指令値算出部(等トルク制御部)54を備え、d軸電流指令値算出部53及び減算器55は、第1の軸電流指令値設定処理を行い、d軸電流idの目標値を表す第1の電流指令値としてのd軸電流指令値id* を算出し、前記q軸電流指令値算出部54は、第2の軸電流指令値設定処理を行い、q軸電流iqの目標値を表す第2の電流指令値としてのq軸電流指令値iq* を算出する。なお、前記d軸電流指令値算出部53によって第1の電流指令値算出処理手段及び最大トルク制御処理手段が、q軸電流指令値算出部54によって第2の電流指令値算出処理手段及び等トルク制御部処理手段が、前記減算器55によって電流指令値調整処理手段が構成される。
また、前記弱め界磁制御部47は、弱め界磁制御処理を行うために、変調率指令値算出処理手段としての、かつ、タイミング調整処理手段としての変調率指令値算出部57、電圧飽和指標算出処理手段としての減算器58、及び電圧飽和判定処理手段としての、かつ、弱め界磁電流算出処理手段としてのd軸電流調整制御部59を備え、弱め界磁制御処理を行い、直流電圧Vdc(又はバッテリ電圧)が低くなったり、角速度ω(又は駆動モータ回転速度NM)が高くなったりすると、自動的に弱め界磁制御を行う。なお、前記d軸電流調整制御部59は積分器によって構成される。
そして、前記電圧指令値設定部48は、電圧指令値設定処理を行うために、電流制御処理手段としての、かつ、軸電圧指令値算出処理手段としての電流制御部61、及び電圧制御処理手段としての、かつ、第2の相変換処理手段としての電圧制御部62を備える。
前記電流制御部61は、電流制御処理及び軸電圧指令値算出処理を行い、第1、第2の軸電圧指令値としてのd軸電圧指令値vd* 及びq軸電圧指令値vq* を算出する。また、前記電圧制御部62は、第1の電圧指令値算出処理手段としての、かつ、変調率算出処理手段としての電圧振幅算出部63、第2の電圧指令値算出処理手段としての、かつ、電圧位相角算出処理手段としての電圧位相角算出部64、及び電圧位相角変換処理手段としての加算器65を備える。そして、前記電圧制御部62は、電圧制御処理を行い、d軸電圧指令値vd* 及びq軸電圧指令値vq* を変換し、第1、第2の電圧指令値としての変調率(電圧振幅指標)m及び電圧位相角γを算出する。なお、前記d軸電圧指令値vd* 及びq軸電圧指令値vq* によって第1、第2の軸電圧指令値が構成される。
また、前記PWM発生器50は、出力信号発生処理を行うために、過変調PWMパターン発生処理手段としての過変調PWMパターン発生部72、正弦波PWMパターン発生処理手段としての正弦波PWMパターン発生部73、第1のパルスパターン発生処理手段としての、かつ、多パルスパターン発生処理手段としての5パルスパターン発生部74、第2のパルスパターン発生処理手段としての、かつ、1パルスパターン発生処理手段としての1パルスパターン発生部75、及び電圧モード切換処理手段としての電圧モード切換部77を備え、過変調PWMパターン、正弦波PWMパターン、5パルスパターン及び1パルスパターンの第1〜第4のパターンのうちの一つのパターンを選択し、選択されたパターンで各相の非同期PWM信号又は同期PWM信号としてのパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを出力信号として発生させ、前記ドライブ回路51に送る。
該ドライブ回路51は、前記各相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを受けて6個の駆動信号を発生させ、該各駆動信号をインバータ40に送る。該インバータ40は、前記パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwに基づいて、トランジスタTr1〜Tr6をスイッチングして各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させ、該各相の電流Iu、Iv、Iwを前記駆動モータ31の各ステータコイル11〜13に供給する。
このように、駆動モータ目標トルクTM* に基づいてトルク制御が行われ、駆動モータ31が駆動されて電気自動車が走行させられる。
次に、前記電流指令値設定部46の動作について説明する。
この場合、前記電流指令値設定部46は、駆動モータ目標トルクTM* 、角速度ω及び直流電圧Vdcを読み込み、d軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* を算出する。
そのために、前記車両用指令値算出処理手段から駆動モータ制御装置45に駆動モータ目標トルクTM* が送られると、前記トルク指令値制限部22は、トルク指令値制限処理を行い、前記直流電圧Vdc、角速度ω及び駆動モータ目標トルクTM* を読み込み、前記記録装置に設定された図3の最大駆動モータ目標トルクマップを参照し、前記直流電圧Vdc及び角速度ωに対応する最大駆動モータ目標トルクTMmax* を読み込み、駆動モータ目標トルクTM* が最大駆動モータ目標トルクTMmax* を超えないように制限する。
前記駆動モータ目標トルクマップにおいて、角速度ωが所定の値ω1以下である場合、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は一定の値を採り、角速度ωが所定の値ω1を超えると、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は曲線状に小さくされる。角速度ωが所定の値ω1を超える領域において、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は、直流電圧Vdcが高いほど大きく、直流電圧Vdcが低いほど小さく設定される。なお、前記最大駆動モータ目標トルクマップによって最大電動機械目標トルクマップが、前記最大駆動モータ目標トルクTMmax* によって最大電動機械目標トルクが構成される。
続いて、前記d軸電流指令値算出部53は、第1の電流指令値算出処理及び最大トルク制御処理を行い、前記トルク指令値制限部22において制限された駆動モータ目標トルクTM* を読み込み、前記記録装置に設定された図4の第1の電流指令値マップを参照し、前記駆動モータ目標トルクTM* に対応するd軸電流指令値id* を読み出し、該d軸電流指令値id* を減算器55に送る。
この場合、前記第1の電流指令値マップにおいて、d軸電流指令値id* は、駆動モータ目標トルクTM* を達成するために電流振幅指令値の絶対値が最も小さくなるように設定される。そして、前記第1の電流指令値マップにおいて、駆動モータ目標トルクTM* が正の値を採るのに対して、d軸電流指令値id* は負の値を採り、駆動モータ目標トルクTM* が零(0)である場合、d軸電流指令値id* は零にされ、駆動モータ目標トルクTM* が大きくなるにつれてd軸電流指令値id* は負の方向に大きくなるように設定される。
このようにして、d軸電流指令値id* が算出されると、前記q軸電流指令値算出部54は、前記トルク指令値制限部22において制限された駆動モータ目標トルクTM* 、及び弱め界磁電流Δidを読み込み、前述されたように、第1の電流指令値マップを参照し、前記駆動モータ目標トルクTM* に対応するd軸電流指令値id* を読み出し、続いて、前記記録装置に設定された図5の第2の電流指令値マップを参照し、駆動モータ目標トルクTM* 及びd軸電流指令値id* に対応するq軸電流指令値iq* を読み出すことによって算出し、該q軸電流指令値iq* を前記電流制御部61に送る。
なお、前記第2の電流指令値マップにおいて、駆動モータ目標トルクTM* が大きくなるほどd軸電流指令値id* が負の方向に、q軸電流指令値iq* が正の方向に大きくなり、駆動モータ目標トルクTM* が小さくなるほどd軸電流指令値id* が負の方向に、q軸電流指令値iq* が正の方向に小さくなるように設定される。また、駆動モータ目標トルクTM* が一定の場合、d軸電流指令値id* が負の方向に大きくなると、q軸電流指令値iq* が正の方向に小さくなる。
続いて、前記電圧指令値設定部48の動作について説明する。
前記三相二相変換部49は、第1の相変換処理としての三相/二相変換を行い、磁極位置θを読み込み、検出電流iu、iv、iwをそれぞれd軸電流id及びq軸電流iqに変換し、d軸電流id及びq軸電流iqを実電流として算出し、電流制御部61に送る。そして、電流制御部61は、減算器55を介してd軸電流指令値算出部53から送られたd軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値算出部54から送られたq軸電流指令値iq* を受け、三相二相変換部49から前記d軸電流id及びq軸電流iqを受けると、フィードバック制御を行う。
そのために、電流制御部61は、前記d軸電流指令値id* とd軸電流idとの電流偏差δid、及びq軸電流指令値iq* とq軸電流iqとの電流偏差δiqを算出し、各電流偏差δid、δiqに基づいて、比例制御及び積分制御から成る比例積分演算を行う。
すなわち、前記電流制御部61は、電流偏差δidに基づいて比例成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzdp、及び積分成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzdiを算出し、電圧降下Vzdp、Vzdiを加算して、電圧降下Vzd
Vzd=Vzdp+Vzdi
を算出する。
また、前記電流制御部61は、角速度ω及びq軸電流iqを読み込み、角速度ω、q軸電流iq及びq軸インダクタンスLqに基づいて、q軸電流iqによって誘起される誘起電圧ed
ed=ω・Lq・iq
を算出するとともに、前記電圧降下Vzdから誘起電圧edを減算し、出力電圧としてのd軸電圧指令値vd*
vd* =Vzd−ed
=Vzd−ω・Lq・iq
を算出する。
また、電流制御部61は、電流偏差δiqに基づいて比例成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzqp、及び積分項分の電圧指令値を表す電圧降下Vzqiを算出し、電圧降下Vzqp、Vzqiを加算して、電圧降下Vzq
Vzq=Vzqp+Vzqi
を算出する。
さらに、電流制御部61は、角速度ω及びd軸電流idを読み込み、角速度ω、逆起電圧定数MIf、d軸電流id及びd軸インダクタンスLdに基づいて、d軸電流idによって誘起される誘起電圧eq
eq=ω(MIf+Ld・id)
を算出とともに、電圧降下Vzqに誘起電圧eqを加算し、出力電圧としてのq軸電圧指令値vq*
vq* =Vzq+eq
=Vzq+ω(MIf+Ld・id)
を算出する。
続いて、前記電圧制御部62は、前記d軸電圧指令値vd* 、q軸電圧指令値vq* 、直流電圧Vdc及び磁極位置θを読み込み、変調率m及びd−q座標上の電圧位相角γを算出し、該電圧位相角γを固定座標上の電圧位相角βに変換し、変調率m及び電圧位相角βをPWM発生器50に送る。
そのために、前記電圧振幅算出部63は、変調率算出処理を行い、電圧振幅|v|
Figure 2007259538
を、理論上の最大の電圧Vmax
Vmax=0.78×Vdc
によって除算することによって、変調率m
Figure 2007259538
を算出してPWM発生器50に送る。なお、前記変調率mは、電圧飽和の程度を表す値である。また、前記電圧位相角算出部64は、d−q座標上の電圧位相角γ
γ=arctan(vq* /vd*
を算出して加算器65に送り、該加算器65は、電圧位相角変換処理を行い、電圧位相角γに磁極位置θを加算して、固定座標上の前記電圧位相角β
β=γ+θ
を算出し、PWM発生器50に送る。
次に、弱め界磁制御部47の動作について説明する。
ところで、前記駆動モータ31においては、ロータが回転するのに伴って逆起電力が発生するが、駆動モータ回転速度NMが高くなるほど駆動モータ31の端子電圧が高くなり、該端子電圧が閾値を超えると、電圧飽和が発生し、駆動モータ31による出力が不可能になってしまう。
そこで、前記減算器58は、電圧飽和指標算出処理を行い、前記変調率mを読み込むとともに、変調率指令値算出部57においてあらかじめ算出された変調率mの指令値、すなわち、変調率指令値kを読み込み、電圧飽和の程度を表す指標である電圧飽和指標Δm
Δm=m−k
を算出し、電圧飽和指標Δmをd軸電流調整制御部59に送る。
続いて、該d軸電流調整制御部59は、電圧飽和判定処理及び弱め界磁電流算出処理を行い、制御タイミングごとに前記電圧飽和指標Δmを積算し、積算値ΣΔmを算出し、該積算値ΣΔmが正の値を採るかどうかによって電圧飽和が生じているかどうかを判断し、積算値ΣΔmが正の値を採り、電圧飽和が生じている場合、積算値ΣΔmに比例定数を乗算して弱め界磁制御を行うための弱め界磁電流Δidを算出して設定し、積算値ΣΔmが零以下の値を採り、電圧飽和が生じていない場合、前記弱め界磁電流Δidを零にする。
そして、弱め界磁電流Δidは、変調率指令値算出部57、q軸電流指令値算出部54及び減算器55に送られ、該減算器55は、弱め界磁電流Δidを受けると、電流指令値調整処理を行い、前記d軸電流指令値id* から弱め界磁電流Δidを減算することによってd軸電流指令値id* を調整し、調整されたd軸電流指令値id* を電流制御部61に送る。
この場合、弱め界磁電流Δidが零の値を採るとき、実質的にd軸電流指令値id* の調整は行われず、弱め界磁制御も行われない。一方、弱め界磁電流Δidが正の値を採るとき、d軸電流指令値id* は調整されて値が負の方向に大きくされ、弱め界磁制御が行われる。
したがって、図5に示されるように、減算器55に送られたd軸電流指令値id* の値がida* であるときに、弱め界磁電流Δidが零であって弱め界磁制御が行われない場合は、q軸電流指令値算出部54において、値ida* に対応するq軸電流指令値iq* の値iqa* が読み出される。これに対して、弱め界磁電流Δidが正の値を採り、弱め界磁制御が行われる場合、例えば、減算器55において、d軸電流指令値id* は、負の方向に弱め界磁電流Δidだけ大きい値idb* にされ、値idb* がq軸電流指令値算出部54に送られる。したがって、q軸電流指令値算出部54においてq軸電流指令値iq* は値iqa* より正の方向に小さくされて、値iqb* になる。
ところで、前述されたように、PWM発生器50は、変調率m及び電圧位相角βを受けると、出力信号発生処理を行い、過変調PWMパターン、正弦波PWMパターン、5パルスパターン及び1パルスパターンの各パターンのうちの一つのパターンを選択し、選択されたパターンで各相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させるようになっている。なお、前記5パルスパターンによって、複数(奇数)の、本実施の形態においては、五つのパルスから成る第1のパルスパターンが構成され、1パルスパターンによって、一つのパルスから成る第2のパルスパターンが構成される。
次に、前記PWM発生器50の動作について説明する。
この場合、図6に示されるように、電圧振幅|v|が、第1の値v1より低い領域AR1において、電圧モード切換部77は、電圧モード切換処理を行い、正弦波PWMパターン発生部73で発生させられた正弦波PWMパターンの非同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。なお、前記領域AR1は正弦波領域を構成する。
そのために、前記正弦波PWMパターン発生部73は、正弦波PWMパターン発生処理を行い、変調率m及び電圧位相角βを受け、変調率m及び電圧位相角βに基づいて各相の正弦波を発生させ、該正弦波と一定の周波数及び一定の振幅で発振する三角波とを比較し、不等のパルス幅を有する複数のパルスから成るパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させ、該パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを電圧モード切換部77に送る。このようにして、正弦波PWMパターンで発生させられた非同期PWM信号に基づいて、非同期PWM制御が行われる。なお、前記領域AR1において、駆動モータ回転速度NMが許容値N2を超えると、許容される電圧振幅|v|の値が低くされ、駆動モータ回転速度NMが限界値N3になると、許容される電圧振幅|v|の値が零にされる。
ところで、前記非同期PWM信号が発生させられると、各相の電圧が各ステータコイル11〜13に印加されるが、各相の電圧の電圧振幅|v|には上限があり、上限を超えて電圧を印加しようとすると、変調率m及び電圧位相角βに振動が発生してしまう。
そこで、電圧振幅|v|が第1の値v1以上になると、電圧モード切換部77の図示されない過変調領域判定処理手段は、過変調領域判定処理を行い、電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、第2の値V2より低く、また、駆動モータ回転速度NMが所定の値N1より低い領域AR2に収まるかどうかを判断し、電圧振幅|v|及び駆動モータ回転速度NMが領域AR2に収まる場合、過変調PWMパターン発生部72で発生させられた過変調PWMパターンの非同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。なお、前記領域AR2は過変調領域を構成する。また、前記第1の値v1は、正弦波PWMパターンで非同期PWM信号を発生させるときの電圧振幅|v|の最大値、第2の値v2は、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させるときの電圧振幅|v|の最大値である。
そして、過変調PWMパターン発生部72は、領域AR2で過変調PWMパターン発生処理を行い、電圧位相角βに基づいて、各相の第1の値v1以上の部分、すなわち、正弦波のピーク値の近傍がカットされた正弦波を発生させ、該正弦波と一定の周波数及び一定の振幅で発振する三角波とを比較し、不等のパルス幅を有する複数のパルスから成るパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させ、該パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを電圧モード切換部77に送る。このようにして、過変調PWMパターンで発生させられた非同期PWM信号に基づいて、非同期PWM制御が行われる。
ところで、前記インバータ40の各トランジスタTr1〜Tr6によるスイッチングのタイミングが、電圧位相角βと同期させられるようになっていないので、高速回転領域で駆動モータ31を駆動しようとすると、各相の電圧に振動が発生し、ビート現象が現れてしまう。
そこで、前記非同期PWM信号による非同期PWM制御と同期PWM信号による同期PWM制御とを切り換えることができるようにし、前記領域AR2のような、駆動モータ回転速度NMが前記値N1より低い中速回転領域又は低速回転領域においては、過変調PWMパターンで非同期PWM信号を発生させて非同期PWM制御を行い、電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、駆動モータ回転速度NMが値N1以上になる高速回転領域においては、電気角で原点を中心に、最大±180〔°〕の範囲内、例えば、±90〔°〕の範囲で一つのパルスから成る1パルスパターンで同期PWM信号を発生させて、同期PWM制御のうちの1パルス制御を行うようにしている。
ところが、前記矩形波電圧制御において、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させると、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の振幅の上限を超えて電圧を印加することができるが、前記領域AR1で前記正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御を行っているときに、電圧振幅|v|が第1の値v1以上になるか、又は過変調PWMパターンによる非同期PWM制御を行っているときに、駆動モータ回転速度NMが値N1を超えるかして、直接1パルス制御に移行すると、1パルスパターンの同期PWM信号に含まれる高調波成分によって電動駆動装置にショックが発生してしまう。
そこで、電圧モード切換部77の図示されない非同期・同期切換処理手段は、非同期・同期切換処理を行い、非同期PWM制御から同期PWM制御に切り換えるに当たり、電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、第2の値v2より低く、また、駆動モータ回転速度NMが値N1以上である領域AR3に収まるかどうかを判断し、電圧振幅|v|及び駆動モータ回転速度NMが領域AR3に収まる場合、複数のパルスから成るパルスパターンの同期PWM信号、本実施の形態においては、5パルスパターン発生部74で発生させられた5パルスパターンの同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。
そのために、前記5パルスパターン発生部74は、第1のパルスパターン発生処理及び5パルスパターン発生処理を行い、変調率m及び電圧位相角βを受け、変調率m及び電圧位相角βに基づいて、原点を中心に±180〔°〕の範囲内で5個のパルスを有する5パルスパターンの同期PWM信号を発生させる。このようにして、同期制御のうちの5パルス制御、すなわち、多パルス制御を行うことができる。
なお、前記5パルスパターン発生処理が終了したときと1パルスパターン発生処理が開始されたときとで、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の変化をなくすために、3パルスパターン発生部を配設し、該3パルスパターンによって三つのパルスを有する3パルスパターンの同期PWM信号を発生させ、3パルスパターンを介して5パルスパターンから1パルスパターンに移行させることができる。
ところで、仮に、前記第1の値v1を、理論上の最大の電圧Vmaxとすると、変調率mが変調率mの最大値を表す最大変調率kmax
kmax=1
を超えたときに、正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御又は5パルス制御から1パルス制御に移行することになる。そして、変調率mが最大変調率kmaxを超えたときに、弱め界磁制御を開始すると、1パルス制御と5パルス制御とがチャタリングして、制御が不安定になってしまう。
そこで、本実施の形態においては、前記変調率指令値算出部57は、変調率指令値算出処理及びタイミング調整処理を行い、変調率指令値kを最大変調率kmaxの付近で変化させ、弱め界磁制御が開始されるタイミングと、正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御又は5パルス制御から1パルス制御に移行するタイミングとを異ならせるようにしている。
そのために、図8に示されるように、変調率指令値kに、最大変調率kmaxより小さい第1の値としての下限値k1、及び最大変調率kmaxより大きい第2の値としての上限値k2が設定され、弱め界磁電流Δiに、正の方向において零より大きい第1の閾値Δi1、及び該第1の閾値より大きい第2の閾値Δi2が設定される。
そして、変調率指令値算出部57の図示されない弱め界磁電流判定処理手段は、弱め界磁電流判定処理を行い、弱め界磁電流Δidを読み込む。続いて、変調率指令値算出部57の前記変調率指令値算出処理手段は、前記弱め界磁電流Δidが、
Δid=0
である場合、変調率指令値kを、
k=k1
にし、弱め界磁電流Δidが、
0<Δid<Δi1
である場合、変調率指令値kを、
k1<k<kmax
にし、弱め界磁電流Δidが、
Δid=Δi1
である場合、変調率指令値kを、
k=kmax
にする。また、前記変調率指令値算出処理手段は、前記弱め界磁電流Δidが、
Δi1<Δid<Δi2
である場合、変調率指令値kを、
kmax<k<k2
にし、弱め界磁電流Δidが、
Δid≧Δi2
である場合、変調率指令値kを、
k=k2
にする。
そして、零より大きく第1の閾値Δi1より小さい第3の閾値Δi3を設定し、弱め界磁電流Δidが、
Δi3<Δid<Δi1
で、5パルス制御と1パルス制御とのヒステリシスを設定するようにしている。
したがって、弱め界磁電流Δidが第1の閾値Δi1以上になると、5パルス制御から1パルス制御への移行が行われ、弱め界磁電流Δidが第3の閾値Δi3以下になると、1パルス制御から5パルス制御への移行が行われる。
なお、前記弱め界磁電流Δidが、
0≦Δid≦Δi2
において、変調率指令値kを次の式で表すことができる。
k=kmax−α(1−Δid/Δi1)
ここで、αは、変調率指令値kを表すラインの傾きであり、次の式で表すことができる。
α=(k2−k1)/Δi2
この場合、弱め界磁電流Δidに対して変調率指令値kは、直線状に変化させられるようになっているが、階段状に変化させたり、所定の関数で表される曲線状に変化させたりすることができる。
このように、本実施の形態において、弱め界磁制御は、変調率指令値kが最大変調率maxより小さい値を採るときに開始され、弱め界磁制御が開始されるタイミングと、正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御と5パルス制御に移行するタイミングとが異ならせられる。したがって、非同期PWM制御から5パルス制御とがチャタリングすることがなくなるので、制御を安定させることができる。
なお、弱め界磁制御が終了されるタイミングと、5パルス制御から正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御に移行するタイミングとも、同様に、異ならせられる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 弱め界磁電流Δidが零であるかどうかを判断する。弱め界磁電流Δidが零である場合はステップS4に、弱め界磁電流Δidが零でない場合はステップS2に進む。
ステップS2 弱め界磁電流Δidが第2の閾値Δi2より小さいかどうかを判断する。弱め界磁電流Δidが第2の閾値Δi2より小さい場合はステップS5に進み、弱め界磁電流Δidが第2の閾値Δi2以上の場合はステップS3に進む。
ステップS3 変調率指令値kを下限値k1より大きく、かつ、上限値k2より小さい値にし、処理を終了する。
ステップS4 変調率指令値kに下限値k1をセットし、処理を終了する。
ステップS5 変調率指令値kに上限値k2をセットし、処理を終了する。
本実施の形態においては、駆動モータ31を駆動する場合について説明しているが、本発明を、電動機械としての発電機を駆動する場合、並びに第1の電動機械としての駆動モータ、及び第2の電動機械としての発電機を駆動する場合に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における駆動モータ制御装置の要部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における電動駆動装置の概念図である。 本発明の実施の形態における最大駆動モータ目標トルクマップを示す図である。 本発明の実施の形態における第1の電流指令値マップを示す図である。 本発明の実施の形態における第2の電流指令値マップを示す図である。 本発明の実施の形態における電圧モード切換処理を説明する図である。 本発明の実施の形態における変調率指令値算出処理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における変調率指令値算出処理部の動作を示す図である。
符号の説明
31 駆動モータ
47 弱め界磁制御部
53 d軸電流指令値算出部
54 q軸電流指令値算出部
55 減算器
57 変調率指令値算出部
63 電圧振幅算出部
64 電圧位相角算出部
77 電圧モード切換部

Claims (6)

  1. 電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、前記電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、前記電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、前記変調率の指令値を表す変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段と、前記変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有するとともに、前記変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させることを特徴とする電動駆動制御装置。
  2. 前記変調率指令値算出処理手段は、弱め界磁電流が閾値より小さい場合に、変調率指令値を最大変調率より小さくし、弱め界磁電流が閾値以上である場合に、変調率指令値を最大変調率以上にする請求項1に記載の電動駆動制御装置。
  3. 電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出処理手段と、前記電流指令値に基づいて電圧指令値を算出する電圧指令値算出処理手段と、前記電圧指令値に基づいて変調率を算出する変調率算出処理手段と、前記変調率に基づいて、非同期PWM制御又は多パルス制御から1パルス制御への移行を行う電圧モード切換処理手段と、前記変調率に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行う弱め界磁制御処理手段とを有するとともに、該弱め界磁制御処理手段は、非同期PWM制御又は多パルス制御から1パルス制御への移行を行うタイミングと、弱め界磁制御を開始するタイミングとを異ならせるタイミング調整処理手段を備えることを特徴とする電動駆動制御装置。
  4. 前記タイミング調整処理手段は、前記変調率指令値を算出する変調率指令値算出処理手段であり、弱め界磁電流に対応させて変調率指令値を変化させる請求項3に記載の電動駆動制御装置。
  5. 前記変調率指令値算出処理手段は、最大変調率より小さい第1の値と、最大変調率より大きい第2の値との間で変調率を変化させる請求項4に記載の電動駆動制御装置。
  6. 電動機械のトルクの目標値を表す電動機械目標トルクに基づいて電流指令値を算出し、該電流指令値に基づいて電圧指令値を算出し、該電圧指令値に基づいて変調率を算出し、該変調率の指令値を表す変調率指令値を算出し、前記変調率及び変調率指令値に基づいて弱め界磁電流を算出し、該弱め界磁電流に基づいて弱め界磁制御を行うとともに、前記変調率指令値は、弱め界磁電流に対応させて変化させられることを特徴とする電動駆動制御方法。
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