JP2007258932A - パケット伝送システム - Google Patents

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裕嗣 黒木
Koji Yatani
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Abstract

【課題】オーバー/アンダーフローの発生を抑制し、かつ送信側のパケット間隔を受信側で高精度に再現する。
【解決手段】パケットギャップ抽出部11は、パケットストリームからパケットギャップを抽出する。パケットギャップ測定部12は、パケットギャップを測定しギャップ情報を生成する。ギャップ情報付きパケットデータ送信部13は、ギャップ情報付きパケットデータを送信する。パケットギャップ挿入部22は、バッファリングされるパケットデータの間に、ギャップ調整値にもとづいてギャップ量を調整したパケットギャップを挿入する。バッファ監視部24は、パケットバッファ23のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合はパケットギャップを減少させ、アンダーフロー検出用しきい値を下回る場合はパケットギャップを増加させるためのギャップ調整値を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明はパケット伝送システムに関し、特にIdleデータ(空きデータ)が含まれるパケットの伝送を行うパケット伝送システムに関する。
映像信号や音声データを圧縮する技術としては、一般的にMPEG(Moving Picture Experts Group)方式が広く用いられている。MPEG化されたデータを伝送路経由で送受信する場合には、MPEG方式で符号化された複数のパケットを多重化してTS(Transport Stream)を生成し、実データが存在しない区間は、空きデータであるIdleデータ(パケットギャップ)を挿入することで出力速度を一定に保って伝送するDVB−ASI(Digital Video Broadcasting-Asynchronous Serial Interface)方式が提案されている。
DVB−ASI方式において、TSから元の映像や音声に再生するためには、基準となるタイミング情報が付与されており、このタイミング情報はPCR(Program Clock Reference)と呼ばれている。
また、送信側のPCRの間隔と受信側のPCRの間隔が異なってしまうと、受信側で同期が正しく行われなくなり映像や音声に乱れが生じてしまうので、送信側及び受信側でのPCRの間隔は一致させることが必要である。
従来のパケット伝送技術として、PCRとPCR間のIdleパケット数をカウントし、そのIdleパケット数を転送することにより、PCRの間隔を受信側へ伝える技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、送信側クロックから生成したパケットの発信時間情報を送信し、受信側で発信時間情報をもとに符号化データを再生する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−308876号公報(段落番号〔0028〕〜〔0035〕,第1図) 特開2004−104701号公報(段落番号〔0038〕〜〔0067〕,第1図)
しかし、上記のような従来技術(特開2001−308876号公報)では、送信側と受信側のパケット間隔情報を再生することは可能であっても、送信側装置のクロックと受信側装置のクロックには偏差があることが考慮されていないため、受信バッファにオーバーフローまたはアンダーフローが発生してしまうといった問題があった。
また、上記の従来技術(特開2004−104701号公報)では、発信時間情報によりパケット間隔情報を再現するとともに、送信側・受信側のクロック偏差の吸収に、出力側に周波数を電圧制御により可変することができるクロック装置を使って、出力側の周波数を調整して、オーバーフローやアンダーフローの発生を防止しているが、クロック周波数を可変とする発振器(VCXO:Voltage Control Crystal Oscillator)は高価であり、その制御も難しいため、最適な解決手段とはいえないものであった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、オーバーフロー及びアンダーフローの発生を抑制し、かつ送信側のパケット間隔を受信側で高精度に再現して、高品質のパケット伝送を行うパケット伝送システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、パケット伝送を行うパケット伝送システム1において、パケットデータが多重化されたパケットストリームからパケットギャップを抽出するパケットギャップ抽出部11と、抽出したパケットギャップを測定し、測定値であるギャップ情報を生成するパケットギャップ測定部12と、パケットデータにギャップ情報を付与し、ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信するギャップ情報付きパケットデータ送信部13と、から構成されるパケット送信装置10と、ギャップ情報付きパケットデータを受信し、ギャップ情報とパケットデータとを分離するギャップ情報付きパケットデータ分離部21と、バッファリングされるパケットデータの間に、ギャップ調整値にもとづいて調整されたパケットギャップを挿入するパケットギャップ挿入部22と、パケットデータと、挿入されるパケットギャップとを格納するパケットバッファ23と、パケットバッファ23のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合はパケットギャップを減少させ、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合はパケットギャップを増加させるためのギャップ調整値を生成するバッファ監視部24と、から構成されるパケット受信装置20と、を有することを特徴とするパケット伝送システム1が提供される。
ここで、パケットギャップ抽出部11は、パケットデータが多重化されたパケットストリームからパケットギャップを抽出する。パケットギャップ測定部12は、抽出したパケットギャップを測定し、測定値であるギャップ情報を生成する。ギャップ情報付きパケットデータ送信部13は、パケットデータにギャップ情報を付与し、ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信する。ギャップ情報付きパケットデータ分離部21は、ギャップ情報付きパケットデータを受信し、ギャップ情報とパケットデータとを分離する。パケットギャップ挿入部22は、バッファリングされるパケットデータの間に、ギャップ調整値にもとづいて調整されたパケットギャップを挿入する。パケットバッファ23は、パケットデータと、挿入されるパケットギャップとを格納する。バッファ監視部24は、パケットバッファ23のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合はパケットギャップを減少させ、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合はパケットギャップを増加させるためのギャップ調整値を生成する。
本発明のパケット伝送システムは、パケット送信装置では、パケットストリームからパケットギャップを抽出し、パケットギャップを測定してギャップ情報を生成して、ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信し、パケット受信装置では、パケットバッファのバッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合はパケットギャップを減少させ、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合はパケットギャップを増加させるためのギャップ調整値を生成して、ギャップ調整値にもとづき、バッファリングされるパケットデータの間に、ギャップ量を調整したパケットギャップを挿入する構成とした。これにより、オーバーフロー及びアンダーフローの発生を抑制し、かつ送信側のパケット間隔を受信側で高精度に再現して、高品質のパケット伝送を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はパケット伝送システムの原理図である。第1の実施の形態のパケット伝送システム1は、パケット送信装置10とパケット受信装置20とから構成されて、送信側のパケット間隔を受信側へ伝達してパケット伝送を行うシステムである。
パケット送信装置10は、パケットギャップ抽出部11、パケットギャップ測定部12、ギャップ情報付きパケットデータ送信部13から構成される。パケットギャップ抽出部11は、パケットデータが多重化されたパケットストリームからパケットギャップ(実データが存在しない区間=Idleデータ)を抽出する。
パケットギャップ測定部12は、抽出したパケットギャップを測定し、測定値であるギャップ情報を生成する。具体的には、パケットギャップのデータ長のバイト数をカウントする。すなわち、パケットデータが存在しない間隔が何バイトあるかをカウントする。そして、このカウント値をギャップ情報とする。ギャップ情報付きパケットデータ送信部13は、パケットデータにギャップ情報を付与し、ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信する。
パケット受信装置20は、ギャップ情報付きパケットデータ分離部21、パケットギャップ挿入部22、パケットバッファ23、バッファ監視部24から構成される。
ギャップ情報付きパケットデータ分離部21は、ギャップ情報付きパケットデータを受信し、ギャップ情報とパケットデータとを分離する。パケットギャップ挿入部22は、パケットバッファ23上でバッファリングされるパケットデータの間に、ギャップ調整値にもとづいて調整されたパケットギャップを挿入する。
パケットバッファ23は、パケットデータと、パケットギャップ挿入部22によって挿入されるパケットギャップとを格納する。バッファ監視部24は、パケットバッファ23のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合は、パケットギャップを減少させ、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合は、パケットギャップを増加させるためのギャップ調整値を生成する。
なお、オーバーフロー検出用しきい値とは、バッファ容量が、あらかじめ決めておいた規定値を上回ると、そのバッファがオーバーフローしていると見なされるしきい値のことであり、アンダーフロー検出用しきい値とは、バッファ容量が、あらかじめ決めておいた規定値を下回ると、そのバッファがアンダーフローしていると見なされるしきい値のことである。
次に本発明の適用例について説明する。図2はディジタルビデオ伝送システムを示す図である。ディジタルビデオ伝送システム1aは、DVB−ASI信号送信装置110、パケット送信装置10、パケット受信装置20、DVB−ASI信号受信装置120、ネットワーク130から構成される。
DVB−ASI信号送信装置110は、パケットギャップを含むパケットストリーム(以下、TSとも表記する)を送信する。パケット送信装置10は、パケットストリームを受信して図1で上述した処理を行って、ギャップ情報付きパケットデータを生成し、ネットワーク130へ出力する。
パケット受信装置20は、ネットワーク130を介して、ギャップ情報付きパケットデータを受信し、図1で上述した処理を行って、送信側のパケット間隔を再現したパケットストリームを生成して、DVB−ASI信号受信装置120へ送信する。
ここで、パケットデータp1の前段にパケットギャップg1が存在し、パケットデータp2の前段にパケットギャップg2が存在しているパケットストリームSt1がDVB−ASI信号送信装置110から出力されたとする(パケットギャップg1、g2のギャップ間隔は異なっている)。
パケット送信装置10は、パケットストリームSt1を受信すると、パケットギャップg1のバイト数であるギャップ情報(g1)をパケットデータp1に付加したギャップ情報付きパケットデータD1を生成し、パケットギャップg2のバイト数であるギャップ情報(g2)をパケットデータp2に付加したギャップ情報付きパケットデータD2を生成し、ギャップ情報付きパケットデータD1、D2をネットワーク130を介して送信する。
なお、パケットデータは、ヘッダとペイロードから構成され、ギャップ情報は、例えば、ヘッダとペイロードの間に挿入して、ギャップ情報付きパケットデータが生成される(ギャップ情報は、受信側で検出可能ならば、ヘッダの空き領域や、ペイロードの特定箇所に挿入してもよい)。
一方、パケット受信装置20では、ギャップ情報付きパケットデータD1、D2を受信すると、ギャップ情報(g1)、(g2)及び後述のギャップ調整値にもとづき、元のパケットストリームSt1を再現する。
次にDVB−ASI信号の伝送フォーマットについて説明する。DVB−ASI方式のTS伝送フォーマットには、パケットモード、バーストモードの2種類がある。
図3はDVB−ASI信号の伝送フォーマットを示す図である。パケットモードは、TSパケット(188Byteまたは204Byte)を1つの固まりとして伝送し、TSパケット内にパケットギャップ(Idleデータ)が入ることはない。一方、バーストモードは、パケット内にパケットギャップが入り伝送されるフォーマットである。図では、1つのパケットデータが12個に分割され、分割されたパケットデータの間に11個のパケットギャップが挿入されている。
なお、パケットモードのTSのパケット間隔を再生する場合には、図1で示した第1の実施の形態のパケット伝送システム1が対応可能である。また、図7以降で後述する第2の実施の形態のパケット伝送システムでは、パケットモード及びバーストモードのどちらのTSに対しても、パケット間隔を再生することが可能である。
次にパケット送信装置10の動作について説明する。図4はパケット送信装置10の動作を示す図である。
〔S1〕パケットギャップ抽出部11は、受信したTSのパケットデータ(n−1)と、パケットデータ(n−1)よりも次に遅く到着するパケットデータ(n)とのパケット間のパケットギャップ(n)を抽出する。
〔S2〕パケットギャップ測定部12は、抽出したパケットギャップ(n)のバイト数をカウントしてギャップ情報(n)を生成する。
〔S3〕ギャップ情報付きパケットデータ送信部13は、ギャップ情報(n)を、対応するパケットデータ(n)に付加してギャップ情報付きパケットデータを生成して出力する。
次にパケット受信装置20の動作について説明する。図5はパケット受信装置20の動作を示す図である。バッファ監視部24におけるパケットギャップ調整がない場合のパケットバッファ23へのバッファリング動作を示している。
〔S11〕ギャップ情報付きパケットデータ分離部21は、ギャップ情報付きパケットデータを受信して、ギャップ情報とパケットデータとに分離し、ギャップ情報はパケットギャップ挿入部22へ送信し、パケットデータはパケットバッファ23へ送信する。
〔S12〕パケットギャップ挿入部22は、ギャップ情報から実際のパケットギャップのデータ長に展開する。
〔S13〕パケットバッファ23は、パケットデータをそのまま格納する。また、パケットギャップ挿入部22によって展開されたパケットギャップを格納する。
図6はパケット受信装置20の動作を示す図である。バッファ監視部24のパケットギャップ調整にもとづく、パケットバッファ23へのバッファリング動作を示している。
ここで、パケットバッファ23からの読み出しタイミングとしては、パケットバッファ23に一定量のデータが溜まるのを待ってから読み出しを開始し、その後は随時読み出しを行う。
このとき、一般的に送信側装置と受信側装置にはクロック偏差があるため、クロック偏差を補正しないと、いずれバッファのオーバーフローまたはアンダーフローが発生してしまう。すなわち、(パケット送信装置10の送信側クロック周波数)>(パケット受信装置20の受信側クロック周波数)の場合には、パケットバッファ23にオーバーフローが発生してしまい、逆に、(パケット送信装置10の送信側クロック周波数)<(パケット受信装置20の受信側クロック周波数)の場合には、パケットバッファ23にアンダーフローが発生してしまう。
仮に送受信装置間にクロック偏差がないとすると、パケットバッファ23に蓄積されているデータ(パケットデータ及びパケットギャップ)はほぼ一定になる。しかし、パケット受信装置20の基本クロックがパケット送信装置10よりも早い場合はバッファ量が一定量を下回り、パケット受信装置20の基本クロックが遅い場合はバッファ量が一定量を上回ることになる。したがって、バッファ監視部24では、以下に示すような動作を行って、バッファ使用量を一定に保つようにして、オーバー/アンダーフローの発生を防止する。
〔S21〕バッファ監視部24では、ある一定間隔でバッファ使用量の監視を行う。
〔S22〕バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回った場合は、パケットギャップ長を1減少させる(1バイト減らす)ためのギャップ調整値をパケットギャップ挿入部22へ送信する。また、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回った場合は、パケットギャップ長を1増加させる(1バイト増やす)ためのギャップ調整値をパケットギャップ挿入部22へ送信する。
〔S23〕パケットギャップ挿入部22は、ギャップ調整値にもとづき、パケットギャップ長を調整して、パケットバッファ23に対して、バイト数を微調整したパケットギャップを挿入する。
以上説明したように、第1の実施の形態のパケット伝送システム1の構成によれば、パケット送信装置10が受信したパケットストリームと同じパケット間隔を持つパケットストリームを、パケットバッファ23から出力して再現することが可能になる。また、バッファ監視部24により、パケットバッファ23のバッファ状態を常に監視して、パケットギャップ量を微調整するので、パケット送信装置10とパケット受信装置20のクロック偏差によって生じるオーバーフロー及びアンダーフローの発生を抑制することが可能になる。
次にDVB−ASI伝送フォーマットのパケットモード及びバーストモードの両方のTSに適用可能な第2の実施の形態について説明する。図7はパケット伝送システムの構成を示す図である。
第2の実施の形態のパケット伝送システム2は、パケット送信装置30とパケット受信装置40とから構成されて、送信側のパケット間隔を受信側へ伝達してパケット伝送を行うシステムであり、図2で上述したディジタルビデオ伝送システム1aに対して適用可能である。
パケット送信装置30は、タイミング間ギャップ抽出部31、タイミング間ギャップ測定部32、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ送信部33から構成される。タイミング間ギャップ抽出部31は、タイミング情報を含むパケットデータが多重されたパケットストリームに対して、n番目のパケットデータに含まれる第1のタイミング情報から、(n+1)番目のパケットデータに含まれる第2のタイミング情報までの区間を、タイミング間ギャップとして抽出する。
タイミング間ギャップ測定部32は、抽出したタイミング間ギャップを測定し、測定値であるタイミング間ギャップ情報を生成する。タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ送信部33は、パケットデータにタイミング間ギャップ情報を付与し、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信する。
パケット受信装置40は、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ分離部41、タイミング間ギャップバッファ42、パケットデータバッファ43、タイミング間ギャップバッファ監視部44、パケットデータ読み出し部45から構成される。
タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ分離部41は、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータを受信し、タイミング間ギャップ情報とパケットデータとを分離する。タイミング間ギャップバッファ42は、タイミング間ギャップ情報をデータ量に展開して格納する。パケットデータバッファ43は、パケットデータを格納する。
タイミング間ギャップバッファ監視部44は、タイミング間ギャップバッファ42のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合はタイミング間ギャップを減少させ、バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合はタイミング間ギャップを増加させるためのタイミング間ギャップ調整値を生成する。
パケットデータ読み出し部45は、タイミング間ギャップバッファ42に格納されているタイミング間ギャップを、タイミング間ギャップ調整値にもとづき調整し、パケットデータバッファ43からパケットデータを読み出す際には、調整されたタイミング間ギャップを設定しながら、パケットデータバッファ43からパケットデータを読み出す。
なお、タイミング間ギャップバッファ42とパケットデータバッファ43とは、常にパケットデータ読み出し部45にて同期制御が行われている。すなわち、タイミング間ギャップバッファ42に格納されるタイミング間ギャップと、パケットデータバッファ43に格納されるパケットデータとは互いに対応付けられる。
次にタイミング情報の位置について説明する。図8はタイミング情報の位置を示す図である。DVB−ASIのタイミング情報はプログラム・クロック・リファレンス(PCR)と呼ばれ、パケットの先頭を1バイトとしたときに、7バイト目〜11バイト目にPCRが位置している。
次にパケット送信装置30の動作について説明する。図9はパケット送信装置30の動作を示す図である。
〔S31〕タイミング間ギャップ抽出部31は、タイミング情報として、PCRを含むパケットが多重されたDVB−ASIのTSに対して、パケット(n−1)に含まれる第1のPCRの最終ビットを含む11バイト目から、パケット(n)に含まれる第2のPCRの最終ビットを含む11バイト目までの区間を、タイミング間ギャップ(n)として抽出する。
〔S32〕タイミング間ギャップ測定部32は、抽出したタイミング間ギャップ(n)のバイト数をカウントしてタイミング間ギャップ情報(n)を生成する。
〔S33〕タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ送信部33は、タイミング間ギャップ情報(n)を対応するパケットデータ(n)に付加してタイミング間ギャップ情報付きパケットデータを生成して出力する。
次にパケット受信装置40の動作について説明する。図10はパケット受信装置40の動作を示す図である。タイミング間ギャップバッファ監視部44におけるタイミング間ギャップ調整がない場合のパケットデータ読み出し動作を示している。
〔S41〕タイミング間ギャップ情報付きパケットデータ分離部41は、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータを受信して、タイミング間ギャップ情報とパケットデータとに分離し、タイミング間ギャップ情報をタイミング間ギャップバッファ42へ送信し、パケットデータをパケットデータバッファ43へ送信する。
〔S42〕タイミング間ギャップバッファ42は、タイミング間ギャップ情報をデータ長(バイト値)に展開して格納する。
〔S43〕パケットデータバッファ43は、パケットデータをそのまま格納する。
〔S44〕パケットデータ読み出し部45は、パケットデータのPCRの11バイト目を基準に、調整後のタイミング間ギャップを設定しながら、パケットデータバッファ43からパケットデータを読み出す。または、パケットデータの先頭を基準に、調整後のタイミング間ギャップを設定しながら、パケットデータバッファ43からパケットデータを読み出す。
ここで、TSを再現する場合、図に示すように(a)PCRの11バイト目間を基準にタイミング間ギャップを設定して再現する場合と、(b)パケットデータの先頭を基準にタイミング間ギャップを設定して再現する場合の2つがある。
(b)によってTSを再現した場合、元のTSがパケットモードのフォーマットならば、TS内のパケットデータ(n−1)のPCRと、パケットデータ(n)のPCRとの間隔が、タイミング間ギャップ(n)で再現できることはあきらかである。また、元のTSがバーストモードであったとして、パケット送信装置30の出力モードは、バーストモードではなくパケットモードのフォーマットになるため、(b)によるTSの再現方法を用いることに問題はなく、PCR間を再現することができる。したがって、パケット受信装置40のPCRによるタイミング間ギャップにもとづくTS再現方法は(a)、(b)どちらでも可能である。
図11はパケット受信装置40の動作を示す図である。タイミング間ギャップバッファ監視部44のタイミング間ギャップ調整にもとづくパケットデータ読み出し動作を示している。
〔S51〕タイミング間ギャップバッファ監視部44は、タイミング間ギャップバッファ42のバッファ使用量を監視し、バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合は、タイミング間ギャップ長を1減少させる(1バイト減らす)ためのギャップ調整値を生成する。
また、タイミング間ギャップバッファ42のバッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合は、タイミング間ギャップ長を1増加させる(1バイト増やす)ためのギャップ調整値を生成する。
〔S52〕パケットデータ読み出し部45は、タイミング間ギャップバッファ42に格納されているタイミング間ギャップ(n)をステップS51のギャップ調整値にもとづき微調整する。
そして、微調整されたタイミング間ギャップを例えば、パケットデータの先頭を基準に設定しながら、パケットデータバッファ43からパケットデータ(n)を読み出してTSを再現する。
なお、微調整されたタイミング間ギャップのデータ長からパケットデータバッファ43に格納されているパケットデータ(n)のデータ長を減算してパケットギャップを求め(タイミング間ギャップ長−パケットデータ長=パケットギャップ)、求めたパケットギャップ(Idleデータ)を挿入しながら、パケットデータバッファ43からパケットデータを読み出してTSを再現してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、DVB−ASI方式におけるパケットモード、バーストモードのいずれに対しても、受信側バッファのオーバーフロー、アンダーフローを吸収し、送信側のパケット間隔を受信側で高精度に再現することができるので、送受信の同期ずれによる映像や音声の乱れをなくすことが可能になる。
パケット伝送システムの原理図である。 ディジタルビデオ伝送システムを示す図である。 DVB−ASI信号の伝送フォーマットを示す図である。 パケット送信装置の動作を示す図である。 パケット受信装置の動作を示す図である。 パケット受信装置の動作を示す図である。 パケット伝送システムの構成を示す図である。 タイミング情報の位置を示す図である。 パケット送信装置の動作を示す図である。 パケット受信装置の動作を示す図である。 パケット受信装置の動作を示す図である。
符号の説明
1 パケット伝送システム
10 パケット送信装置
11 パケットギャップ抽出部
12 パケットギャップ測定部
13 ギャップ情報付きパケットデータ送信部
20 パケット受信装置
21 ギャップ情報付きパケットデータ分離部
22 パケットギャップ挿入部
23 パケットバッファ
24 バッファ監視部

Claims (4)

  1. パケット伝送を行うパケット伝送システムにおいて、
    パケットデータが多重化されたパケットストリームからパケットギャップを抽出するパケットギャップ抽出部と、抽出した前記パケットギャップを測定し、測定値であるギャップ情報を生成するパケットギャップ測定部と、前記パケットデータに前記ギャップ情報を付与し、ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信するギャップ情報付きパケットデータ送信部と、から構成されるパケット送信装置と、
    前記ギャップ情報付きパケットデータを受信し、前記ギャップ情報と前記パケットデータとを分離するギャップ情報付きパケットデータ分離部と、バッファリングされる前記パケットデータの間に、ギャップ調整値にもとづいて調整されたパケットギャップを挿入するパケットギャップ挿入部と、前記パケットデータと、挿入される前記パケットギャップとを格納するパケットバッファと、前記パケットバッファのバッファ使用量を監視し、前記バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合は前記パケットギャップを減少させ、前記バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合は前記パケットギャップを増加させるための前記ギャップ調整値を生成するバッファ監視部と、から構成されるパケット受信装置と、
    を有することを特徴とするパケット伝送システム。
  2. パケット伝送を行うパケット伝送システムにおいて、
    タイミング情報を含むパケットデータが多重されたパケットストリームに対して、n番目のパケットデータに含まれる第1のタイミング情報から、(n+1)番目のパケットデータに含まれる第2のタイミング情報までの区間を、タイミング間ギャップとして抽出するタイミング間ギャップ抽出部と、抽出した前記タイミング間ギャップを測定し、測定値であるタイミング間ギャップ情報を生成するタイミング間ギャップ測定部と、前記パケットデータに前記タイミング間ギャップ情報を付与し、タイミング間ギャップ情報付きパケットデータを生成して送信するタイミング間ギャップ情報付きパケットデータ送信部と、から構成されるパケット送信装置と、
    前記タイミング間ギャップ情報付きパケットデータを受信し、前記タイミング間ギャップ情報と前記パケットデータとを分離するタイミング間ギャップ情報付きパケットデータ分離部と、前記タイミング間ギャップ情報をデータ長に展開したタイミング間ギャップを格納するタイミング間ギャップバッファと、前記パケットデータを格納するパケットデータバッファと、前記タイミング間ギャップバッファのバッファ使用量を監視し、前記バッファ使用量がオーバーフロー検出用しきい値を上回る場合は前記タイミング間ギャップを減少させ、前記バッファ使用量がアンダーフロー検出用しきい値を下回る場合は前記タイミング間ギャップを増加させるためのタイミング間ギャップ調整値を生成するタイミング間ギャップバッファ監視部と、前記タイミング間ギャップバッファに格納されているタイミング間ギャップを前記タイミング間ギャップ調整値にもとづき調整して、調整されたタイミング間ギャップを設定しながら前記パケットデータバッファから前記パケットデータを読み出すパケットデータ読み出し部と、から構成されるパケット受信装置と、
    を有することを特徴とするパケット伝送システム。
  3. 前記タイミング間ギャップ抽出部は、前記タイミング情報として、プログラム・クロック・リファレンスを含むパケットが多重されたDVB−ASIのトランスポートストリームに対して、n番目のパケットに含まれる第1のプログラム・クロック・リファレンスの最終ビットを含むバイトから、(n+1)番目のパケットに含まれる第2のプログラム・クロック・リファレンスの最終ビットを含むバイトまでの区間を、前記タイミング間ギャップとして抽出することを特徴とする請求項2記載のパケット伝送システム。
  4. 前記パケットデータ読み出し部は、前記パケットデータの先頭を基準に前記タイミング間ギャップを設定し、または前記パケットデータの前記タイミング情報を基準に前記タイミング間ギャップを設定して、前記パケットデータバッファから前記パケットデータを読み出すことを特徴とする請求項2記載のパケット伝送システム。
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