JP2007258470A - プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマの排気空間へのリークを防止することができるプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置10は基板処理室11を備え、該基板処理室11は、プラズマが発生する処理空間PSと、該処理空間PSのガス等を排気するための排気空間ESと、処理空間PS及び排気空間ESを連通させる排気流路16と、処理空間PSに高周波電力を印加するサセプタ12と、処理空間PSに直流電圧を印加する上部電極板37と、排気流路16に配置されている接地リング44とを有し、該接地リング44は電気的に接地され、且つシリコンから成る導電部45及び該導電部45の表面を部分的に覆う絶縁膜46を有し、導電部45の排気流路16に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかに設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体に関する。
基板としてのウエハが搬入される処理空間を有する基板処理室と、該基板処理室内に配置され且つ高周波電源に接続された下部電極と、該下部電極と対向するように配置された上部電極とを備える平行平板型のプラズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置では、処理空間に導入された処理ガスからプラズマを生成し、該プラズマを所望の状態に維持してウエハにプラズマ処理、例えば、エッチング処理を施す。また、プラズマ処理装置は処理空間と連通する排気空間を有し、該排気空間には処理空間の残ガス等を排気するための排気管等が開口する。
プラズマ処理装置では、処理空間に面する装置構成部品はアルマイトやイットリア(Y)等の絶縁性膜で覆われるが、排気空間に面する装置構成部品は絶縁性膜で覆われないか、若しくは極薄い絶縁性膜のみで覆われるため、処理空間及び排気空間の間に電位差が生じ、該電位差に応じて処理空間のプラズマにおける電子が排気空間に引き込まれる。その結果、プラズマが排気空間にリークする。
特に、近年、プラズマ処理性能向上を目的として、上部電極を直流電源に接続して処理空間に直流電圧を印加するプラズマ処理装置が開発されている。処理空間に直流電圧が印加されると、該処理空間には多量の電子が発生する。該多量の電子は上記電位差に応じて排気空間に引き込まれるため、多量のプラズマが排気空間にリークする。
排気空間にプラズマがリークすると、排気管で異常放電が発生することがあり、該排気管を破損させる虞がある。また、処理空間のプラズマ密度が低下するため、ウエハに所望のプラズマ処理を施すことが困難になる虞がある。
そこで、プラズマが排気空間へリークするのを防止する数々の方法が開発されている。例えば、基板処理室のアノード/カソード比を大きくすれば排気空間へのプラズマのリークが減少することが知られていることから、基板処理室のアノード/カソード比を大きくする方法、具体的には基板処理室内に配置されたウエハの載置台の側面積を大きくする方法、処理空間及び排気空間の間に排気プレートを設ける方法及び導通によって上記電位差を解消する方法(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
特開2001−240973号公報
しかしながら、基板処理室のアノード/カソード比を大きくする方法ではプラズマ処理装置の大きさが大きくなりすぎるという問題がある。また、排気板を設ける方法では、処理空間からの残ガス等の排気効率が低下するという問題がある。さらに、電位差を解消するためには排気空間に面する装置構成部品を絶縁性膜で覆う必要があるが、プラズマ処理装置の製造コストが高くなるという問題がある。すなわち、プラズマの排気空間へのリークを防止するのは困難である。
本発明の目的は、プラズマの排気空間へのリークを防止することができるプラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のプラズマ処理装置は、基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室を備えるプラズマ処理装置において、前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品を備え、該接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであることを特徴とする。
請求項2記載のプラズマ処理装置は、請求項1記載のプラズマ処理装置において、前記処理空間に直流電圧を印加する直流電極を備えることを特徴とする。
請求項3記載のプラズマ処理装置は、請求項1又は2記載のプラズマ処理装置において、前記導電性材料は、シリコン、シリコンカーバイト及びアモルファスカーボンからなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載のプラズマ処理方法は、基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室と、前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品とを備え、前記接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法であって、前記処理空間においてプラズマを生成するプラズマ生成ステップと、前記プラズマ中の電子を前記接地部品に導入する電子導入ステップとを有することを特徴とする。
請求項5記載のプラズマ処理方法は、請求項4記載のプラズマ処理方法において、前記処理空間に直流電圧を印加する直流電圧印加ステップを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の記憶媒体は、基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室と、前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品とを備え、前記接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、前記処理空間においてプラズマを生成するプラズマ生成モジュールと、前記プラズマ中の電子を前記接地部品に導入する電子導入モジュールとを有することを特徴とする。
請求項1記載のプラズマ処理装置によれば、電気的に接地する接地部品が排気空間及び処理空間を連通させる排気流路に配置され、該接地部品が有する導電部の排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかである。処理空間から排気流路に流入したプラズマ中の電子は接地部品に導入される。また、接地部品が有する導電部の排気流路に対する暴露面積は100cm以上であるため、導電部及び電子の接触面積を充分確保することができる。したがって、電子が排気空間に引き込まれることがなく、もって、プラズマの排気空間へのリークを防止することができる。さらに、接地部品が有する導電部の排気流路に対する暴露面積は1000cm以下であるため、処理空間の電圧が接地部品によって過剰に低下するのを防止でき、もって、プラズマ着火性能が低下するのを防止できる。
請求項2記載のプラズマ処理装置によれば、処理空間に直流電圧を印加する直流電極を備える。処理空間に直流電圧が印加されると該処理空間に多量の電子が発生するが、該多量の電子が排気流路に流入しても接地部品に導入されるため、多量の電子が排気空間に引き込まれることがなく、もって、プラズマの排気空間へのリークを防止することができる。
請求項3記載のプラズマ処理装置によれば、接地部品の導電部を構成する導電性材料は、シリコン、シリコンカーバイト及びアモルファスカーボンからなる群から選択された少なくとも1つであるので、接地部品が金属汚染源となることがなく、もって、基板の金属汚染の発生を防止することができる。
請求項4記載のプラズマ処理方法及び請求項6記載の記憶媒体によれば、排気流路によって排気空間と連通された処理空間においてプラズマが生成され、該プラズマ中の電子が、導電部の排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであり且つ電気的に接地する接地部品に導入される。接地部品が有する導電部の排気流路に対する暴露面積は100cm以上であるため、導電部及び電子の接触面積を充分確保することができる。したがって、電子が排気空間に引き込まれることがなく、もって、プラズマの排気空間へのリークを防止することができる。さらに、接地部品が有する導電部の排気流路に対する暴露面積は1000cm以下であるため、処理空間の電圧が接地部品によって過剰に低下するのを防止でき、もって、プラズマ着火性能が低下するのを防止できる。
請求項5記載のプラズマ処理方法によれば、処理空間に直流電圧が印加される。処理空間に直流電圧が印加されると該処理空間に多量の電子が発生するが、該多量の電子が排気流路に流入しても接地部品に導入されるため、多量の電子が排気空間に引き込まれることがなく、もって、プラズマの排気空間へのリークを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。このプラズマ処理装置は基板としての半導体ウエハWにRIE(Reactive Ion Etching)処理を施すように構成されている。
図1において、プラズマ処理装置10は円筒形状の基板処理室11を有し、該基板処理室11は内部上方に処理空間PSを有する。処理空間PSには後述するプラズマが発生する。また、基板処理室11内には、例えば、直径が300mmの半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)を載置する載置台としての円柱状のサセプタ12が配置されている。基板処理室11の内壁面は側壁部材13で覆われる。該側壁部材13はアルミニウムからなり、その処理空間PSに面する面はイットリアや所定の厚さを有するアルマイトでコーティングされている。基板処理室11は電気的に接地するため、側壁部材13の電位は接地電位である。また、サセプタ12は、導電性材料、例えば、アルミニウムからなる導電体部14と、該導電体部14の側面を覆う、絶縁性材料からなるサセプタ側面被覆部材15とを有する。
プラズマ処理装置10では、基板処理室11の内側壁とサセプタ12の側面とによって、サセプタ12上方のガスを基板処理室11の外へ排出する流路として機能する排気流路16が形成される。この排気流路16には、多数の通気穴47を有する板状部材である排気プレート17が配置される、該排気プレート17は排気流路16及び基板処理室11の下部空間である排気空間ESを仕切る。ここで、排気流路16は排気空間ES及び処理空間PSを連通させる。また、排気空間ESには粗引き排気管18及び本排気管19が開口する。粗引き排気管18にはDP(Dry Pump)(図示しない)が接続され、本排気管19にはTMP(Turbo Molecular Pump)(図示しない)が接続される。また、排気空間ESにおいて、該排気空間ESに面する部品や内壁の表面は導電性材料が剥き出しであるか、極薄い絶縁性膜でのみ覆われる。したがって、処理空間PS及び排気空間ESの間に電位差が発生する。
粗引き排気管18、本排気管19、DP及びTMP等は排気装置を構成し、粗引き排気管18及び本排気管19は処理空間PSのガスを、排気流路16及び排気空間ESを介して基板処理室11の外部へ排出する。具体的には、粗引き排気管18は基板処理室11内を大気圧から低真空状態まで減圧し、本排気管19は粗引き排気管18と協働して基板処理室11内を大気圧から低真空状態より低い圧力である高真空状態(例えば、133Pa(1Torr)以下)まで減圧する。
サセプタ12の導電体部14には高周波電源20が整合器(Matcher)21を介して接続されており、該高周波電源20は、比較的高い周波数、例えば、40MHzの高周波電力を導電体部14に供給する。これにより、サセプタ12の導電体部14は高周波電極として機能する。また、整合器21は、導電体部14からの高周波電力の反射を低減して高周波電力の導電体部14への供給効率を最大にする。また、導電体部14には、さらに他の高周波電源22が整合器23を介して接続されており、該他の高周波電源22は、高周波電源20が供給する高周波電力より低い周波数、例えば、2MHzの高周波電力を導電体部14に供給する。整合器23は整合器21と同様の機能を有する。以上より、サセプタ12は40MHzの高周波電力及び2MHzの高周波電力を処理空間PSに印加する。
サセプタ12の上方には、電極板24を内部に有する円板状の静電チャック25が配置されている。サセプタ12がウエハWを載置するとき、該ウエハWは静電チャック25上に配される。電極板24には直流電源26が電気的に接続されている。電極板24に負の直流電圧が印加されると、ウエハWの裏面には正電位が発生するため、電極板24及びウエハWの裏面の間に電位差が生じ、該電位差に起因するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によってウエハWは静電チャック25の上面に吸着保持される。
サセプタ12の上方には、サセプタ12の上面に吸着保持されたウエハWの周りを囲うように環状のフォーカスリング27が配設される。このフォーカスリング27はシリコン(Si)又はシリカ(SiO)からなり、処理空間PSに露出し、該処理空間PSのプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、RIE処理の効率を向上させる。また、フォーカスリング27の周りには、該フォーカスリング27の側面を保護する、クォーツからなる環状のカバーリング28が配置されている。
サセプタ12の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室29が設けられる。この冷媒室29には、チラーユニット(図示せず)から冷媒用配管30を介して所定温度の冷媒、例えば、冷却水やガルデン(登録商標)液が循環供給され、当該冷媒の温度によってサセプタ12上面に吸着保持されたウエハWの処理温度が制御される。
さらに、サセプタ12の上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、複数の伝熱ガス供給穴31が開口している。これら複数の伝熱ガス供給穴31は、サセプタ12内部に配置された伝熱ガス供給ライン32を介して伝熱ガス供給部(図示せず)に接続され、該伝熱ガス供給部は伝熱ガスとしてのヘリウム(He)ガスを、伝熱ガス供給穴31を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。
また、サセプタ12の吸着面には、サセプタ12の上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン33が配置されている。これらのプッシャーピン33は、モータ(図示せず)とボールねじ(図示せず)を介して接続され、ボールねじによって直線運動に変換されたモータの回転運動に起因して吸着面から自在に突出する。ウエハWにRIE処理を施すためにウエハWを吸着面に吸着保持するときには、プッシャーピン33はサセプタ12に収容され、RIE処理が施されたウエハWを基板処理室11から搬出するときには、プッシャーピン33はサセプタ12の上面から突出してウエハWをサセプタ12から離間させて上方へ持ち上げる。
基板処理室11の天井部には、サセプタ12と対向するようにガス導入シャワーヘッド34が配置されている。ガス導入シャワーヘッド34はバッファ室35が内部に形成された、絶縁性材料からなる電極板支持体36と、該電極板支持体36に釣支される上部電極板37とを備える。上部電極板37は処理空間PSにその下面が露出する。また、上部電極板37は導電性材料、例えば、シリコンからなる円板状の部材である。上部電極板37の周縁部は絶縁性材料からなる環状のシールドリング38によって覆われる。すなわち、上部電極板37は、接地電位である基板処理室11の壁部から電極板支持体36及びシールドリング38によって電気的に絶縁されている。
また、上部電極板37は直流電源39と電気的に接続されており、上部電極板37には負の直流電圧が印加されている。したがって、上部電極板37は処理空間PSに直流電圧を印加する。上部電極板37には直流電圧が印加されるため、上部電極板37及び直流電源39の間に整合器を配置する必要がなく、従来のプラズマ処理装置のように上部電極板に整合器を介して高周波電源を接続する場合に比べて、プラズマ処理装置10の構造を簡素化することができる。
電極板支持体36のバッファ室35には処理ガス供給部(図示せず)からの処理ガス導入管40が接続されている。また、ガス導入シャワーヘッド34は、バッファ室35を処理空間PSに導通させる複数のガス穴41を有する。ガス導入シャワーヘッド34は、処理ガス導入管40からバッファ室35へ供給された処理ガスを、ガス穴41を経由して処理空間PSへ供給する。
また、基板処理室11の側壁には、プッシャーピン33によってサセプタ12から上方へ持ち上げられたウエハWの高さに対応する位置にウエハWの搬出入口42が設けられ、搬出入口42には、該搬出入口42を開閉するゲートバルブ43が取り付けられている。
このプラズマ処理装置10の基板処理室11内では、上述したように、サセプタ12の導電体部14がサセプタ12及び上部電極板37の間の空間である処理空間PSに高周波電力を印加することにより、該処理空間PSにおいてガス導入シャワーヘッド34から供給された処理ガスを高密度のプラズマにして陽イオンやラジカルを発生させ、さらに、上部電極板37が処理空間PSに直流電圧を印加することによってプラズマを所望の状態に保ち、陽イオンやラジカルによってウエハWにRIE処理を施す。
また、プラズマ処理装置10では、排気流路16における排気プレート17の近傍に接地リング44(接地部品)が配置されている。接地リング44は電気的に接地されており、導電性材料、例えば、シリコンからなる導電部45と、該導電部45の表面を覆う絶縁性材料からなる絶縁性膜46とを備える。絶縁性膜46は導電部45の表面を部分的に覆うので、該導電部45の表面の一部は排気流路16に対して暴露される。導電部45の排気流路16に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかに設定される。また、接地リング44はサセプタ12の側面を囲うように配置されている。
プラズマ処理装置10では、処理空間PSにおいてプラズマが生成されると、該プラズマ中の電子は処理空間PS及び排気空間ESの間の電位差に応じて排気流路16へ流入する。特に、プラズマ処理装置10では処理空間PSに直流電圧が印加されるため、該処理空間PSに多量の電子が発生する。ここで、一般に、電子は該電子の近傍に存在する陽極に導入されるため、排気流路16へ流入した電子は接地リング44、具体的には、排気流路16に対して暴露される導電部45の表面に導入される。その結果、排気流路16へ流入した電子が排気空間ESに引き込まれるのを防止する。
次に、本実施の形態に係るプラズマ処理装置が実行するプラズマ処理方法について説明する。
このプラズマ処理では、まず、ウエハWが基板処理室11内に搬入され、サセプタ12の静電チャック25上に配されると、静電チャック25はウエハWを吸着保持する。
次いで、排気装置が基板処理室11内、特に、処理空間PSを所定の圧力まで減圧し、ガス導入シャワーヘッド34が処理ガスを処理空間PSへ供給する。その後、サセプタ12が処理空間PSに高周波電力を印加することによって供給された処理ガスから高密度のプラズマを生成して陽イオンやラジカルを発生させる。また、上部電極板37が処理空間PSに直流電圧を印加することによってプラズマを所望の状態に保つ。所望の状態に保たれた陽イオンやラジカルはウエハWにRIE処理を施す。
RIE処理中において処理空間PSのプラズマ中の電子は処理空間PS及び排気空間ESの間の電位差に応じて排気流路16へ流入し、排気流路16に配置されている接地リング44は、排気流路16に対して暴露される導電部45の表面に電子を導入する。
ウエハWのRIE処理が終わると、排気装置は処理空間PSの残ガス等を基板処理室11の外部へ排出し、プラズマ処理装置10はウエハWを基板処理室11から搬出し、本処理を終了する。
プラズマ処理装置10によれば、電気的に接地する接地リング44が排気空間ES及び処理空間PSを連通させる排気流路16に配置されるので、処理空間PSのプラズマにおける電子が排気空間ESに引き込まれることがない。また、プラズマ処理装置10は処理空間PSに直流電圧を印加する上部電極板37を備えるため、処理空間PSに直流電圧が印加されて該処理空間PSに多量の電子が発生するが、該多量の電子は排気流路16に流入しても接地リング44に導入されるため、多量の電子が排気空間ESに引き込まれることがない。その結果、プラズマの排気空間ESへのリークを防止することができる。
また、プラズマ処理装置10における基板処理室11のアノード/カソード比が小さく(サセプタ12の側面積が小さく)ても、接地リング44を排気流路16に配置すれば、上述した効果を奏することができるので、例え、アノード/カソード比が小さくてもプラズマの排気空間ESへのリークを防止することができる。
上述したプラズマ処理装置10では、接地リング44が排気流路16における排気プレート17の近傍に配置されたが、排気流路16において電子の密度はほぼ均一であることが知られているため、接地リング44は排気流路16におけるカバーリング28の近傍に配置されてもよい。但し、接地リング44を処理空間PSに配置すると、該接地リング44が処理空間PS中の電子を積極的に導入するため、処理空間PSにおけるプラズマを所望の状態に保つことができなくなる。したがって、接地リング44は処理空間PSに配置しないのが好ましい。
また、排気空間ESに開口する粗引き排気管18及び本排気管19内において異常放電が発生するのを防止する観点からは、例え、プラズマが排気プレート17を越えても、該排気プレート17から排気空間ES内に拡散するのを防止できればよい。この目的を達成するには、排気プレート17の排気空間ES側に、排気プレート17における通気穴47の開口部を囲うように配置される接地リング48を配置すればよい(図2参照。)。該接地リング48は、電気的に接地され、且つシリコンからなる導電部49と、該導電部49の表面を部分的に覆う絶縁膜50とを備える。接地リング48では、通気穴47をガスと共に通過してくる電子に対して導電部49の表面の一部が暴露される。したがって、通気穴47を通過した電子は導電部49の表面の一部に導入される。その結果、排気プレート17を越えた電子が排気空間ESへ拡散するのを防止することができる。
プラズマ処理装置10では、接地リング44の導電部45はシリコンから構成されるので、接地リング44が金属汚染源となることがなく、もって、ウエハWの金属汚染の発生を防止することができる。なお、接地リング44の導電部45を構成する導電性材料はシリコンに限られず、例えば、シリコンカーバイト(SiC)、アモルファスカーボンや金属汚染を発生させない金属であってもよい。また、電子導入の観点からは、導電性材料が体積抵抗率の小さいものであるのが好ましい。
また、接地リング44では導電部45の表面が絶縁性材料からなる絶縁性膜46で覆われたが、導電部45が絶縁性膜46で覆われることなく、導電部45の全表面が排気流路16に対して暴露されてもよい。但し、この場合にも、導電部45の排気流路16に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかに設定される。
また、本発明を適用可能なプラズマ処理装置は、処理空間においてプラズマが発生するものであればよい。具体的には、上述したプラズマ処理装置10のように高周波電極としてのサセプタ12に互いに異なる2周波の高周波電力が供給されるものだけでなく、上部電極板及びサセプタのそれぞれに高周波電力が供給されるものやサセプタに1つの高周波電力が供給されるものであってもよい。また、上部電極板に直流電圧が印加されない場合であっても処理空間にプラズマが生成されれば、該処理空間に電子も発生することから、上部電極板に直流電圧を印加しないプラズマ処理装置であっても本発明を適用することができる。
なお、上述したプラズマ処理装置10においてRIE処理等が施される基板は半導体デバイス用の半導体ウエハに限られず、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
実施例1
まず、上述したプラズマ処理装置10において、直流電源39から上部電極板37へ−600Vの直流電圧を印加させながら、高周波電源20から40MHzの高周波電力及び他の高周波電源22から2MHzの高周波電力をサセプタ12の導電体部14に供給し、処理空間PSにおいてプラズマを生成した。そして、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値を変更したときの、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度を観察した。
40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値はそれぞれ500W/1000W/2000W及び0W/1000W/2000Wの3水準に設定された。そして、観察された発光強度(単位はarb. units)を下記表1にまとめた。
Figure 2007258470
比較例1
まず、上述したプラズマ処理装置10において、接地リング44をサセプタ12から外した。さらに、直流電源39から上部電極板37へ−600Vの直流電圧を印加させながら、高周波電源20から40MHzの高周波電力及び他の高周波電源22から2MHzの高周波電力をサセプタ12の導電体部14に供給し、処理空間PSにおいてプラズマを生成した。そして、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値を変更したときの、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度を観察した。
40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値は、実施例1と同様に、それぞれ500W/1000W/2000W及び0W/1000W/2000Wの3水準に設定された。そして、観察された発光強度(単位はarb. units)を下記表2にまとめた。
Figure 2007258470
表1及び表2を比較すると、排気リング44が排気流路16に配置されていない比較例1では、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値がいずれであっても、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度が、許容される排気空間ESへのプラズマのリーク量に相当する発光強度(以下、「許容発光強度」という。)である300arb. unitsを大幅に上回る一方、接地リング44が排気流路16に配置されている実施例1では、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値がいずれであっても、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度が、許容発光強度を常に下回ることが分かった。すなわち、排気流路16に接地リング44を配置することによって排気空間ESへのリークを防止することができるのが分かった。
次に、上部電極板37に直流電圧を印加しない場合について考察を行った。
実施例2
まず、上述したプラズマ処理装置10において、直流電源39から上部電極板37へ直流電圧を印加することなく、高周波電源20から40MHzの高周波電力及び他の高周波電源22から2MHzの高周波電力をサセプタ12の導電体部14に供給し、処理空間PSにおいてプラズマを生成した。そして、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値を変更したときの、処理空間PSにおけるプラズマの状態、すなわち、プラズマが安定しているか否かを観察した。
ここでも40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値はそれぞれ500W/1000W/2000W及び0W/1000W/2000Wの3水準に設定された。そして、観察されたプラズマの状態を下記表3にまとめた。
Figure 2007258470
比較例2
まず、上述したプラズマ処理装置10において、接地リング44をサセプタ12から外した。さらに、直流電源39から上部電極板37へ直流電圧を印加することなく、高周波電源20から40MHzの高周波電力及び他の高周波電源22から2MHzの高周波電力をサセプタ12の導電体部14に供給し、処理空間PSにおいてプラズマを生成した。そして、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値を変更したときの、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度を観察した。
ここでも40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値はそれぞれ500W/1000W/2000W及び0W/1000W/2000Wの3水準に設定された。そして、観察されたプラズマの状態を下記表4にまとめた。
Figure 2007258470
表3及び表4を比較すると、排気リング44が排気流路16に配置されていない比較例2では、低電力が供給されている場合に処理空間PSにおいてプラズマがハンチングして不安定な状態となった。これは、低電力のために処理空間PSのプラズマの密度が低いところ、処理空間PSから排気空間ESへのプラズマのリークが発生したために、処理空間PSのプラズマが安定した状態を維持することができなかったと考えられた。一方、接地リング44が排気流路16に配置されている実施例2では、40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値がいずれであってもプラズマは安定していた。これは、プラズマが排気空間ESへリークすることがなかったため、処理空間PSのプラズマ密度が低いときであっても該プラズマが安定した状態を維持できたためと考えられた。
また、上部電極板37に直流電圧を印加しない場合であっても、排気流路16に接地リング44を配置することによって排気空間ESへのプラズマのリークを防止できることが分かった。
次に、接地リング44における導電部45の排気流路16に対する暴露面積について考察を行った。
具体的には、図3に示すように、絶縁性膜46を全て除去した接地リング44(図3(A))(暴露面積:788.8cm)、絶縁性膜46を上面から1mm幅で除去した接地リング44(図3(B))(暴露面積:13.0cm)、絶縁性膜46を上面から3mm幅で除去した接地リング44(図3(C))(暴露面積:39.1cm)、絶縁性膜46を上面から8mm幅で除去した接地リング44(図3(D))(暴露面積:131.2cm)、絶縁性膜46を上面及び下面から8mm幅で除去した接地リング44(図3(E))(暴露面積:262.4cm)及び絶縁性膜46を上面、下面及び側面の一部から除去した接地リング44(図3(F))(暴露面積:372.4cm)を準備し、各接地リング44を排気流路16に配置したときの排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度を観察した。また、このとき、直流電源39から上部電極板37へ−600Vの直流電圧を印加し、且つサセプタ12の導電体部14に供給される40MHzの高周波電力の値及び2MHzの高周波電力の値の組み合わせを(500W/0W), (500W/1000W), (500W/2000W), (1000W/0W)及び(1000W/2000W)のいずれかに設定した。そして、観察された発光強度を図4のグラフにまとめた。
なお、図4のグラフでは、横軸を導電部45の暴露面積とし、縦軸を発光強度とした。また、(500W/0W)の場合を「◆」で示し、(500W/1000W)の場合を「▲」で示し、(500W/2000W)の場合を「×」で示し、(1000W/0W)の場合を「■」で示し且つ(1000W/2000W)の場合を「+」で示した。
図4のグラフより、導電部45の暴露面積が100cm以上であると、排気空間ESへリークしたプラズマの発光強度が、許容発光強度を下回ることが分かった。すなわち、導電部45の排気流路16に対する暴露面積を100cm以上にすることによってプラズマの排気空間ESへのリークを防止できるのが分かった。また、暴露面積が100cm以上であれば発光強度はほとんど変化しないことから、暴露面積が100cm以上であれば、導電部45及び電子の接触面積を充分確保することができることが分かった。
また、導電部45の排気流路16に対する暴露面積が1000cmを越える接地リング44を製作し、排気流路16に配置したところ、排気空間ESへのプラズマのリークは観察されなかったものの、処理空間PSにおけるプラズマ着火性能が大幅に低下した。これは、導電部45の暴露面積が大きすぎるため、処理空間PSにおいて処理ガスからプラズマを生成するために印加した電圧が導電部45から逃げる、すなわち、処理空間PSの電圧が接地リング44によって過剰に低下するためと考察された。したがって、接地リング44における導電部45の排気流路16に対する暴露面積は1000cm以下であるのが好ましいことが分かった。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 接地リングの変形例を示す断面図である。 暴露面積が異なる接地リングを示す断面図である。 接地リングにおける導電部の暴露面積を変化させたときの排気空間におけるプラズマの発光強度を示すグラフである。
符号の説明
ES 排気空間
PS 処理空間
W 半導体ウエハ
10 プラズマ処理装置
11 基板処理室
12 サセプタ
16 排気流路
20 高周波電源
22 他の高周波電源
34 ガス導入シャワーヘッド
37 上部電極板
39 直流電源
44,48 接地リング
45,49 導電部
46,50 絶縁性膜

Claims (6)

  1. 基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室を備えるプラズマ処理装置において、
    前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品を備え、該接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記処理空間に直流電圧を印加する直流電極を備えることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記導電性材料は、シリコン、シリコンカーバイト及びアモルファスカーボンからなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ処理装置。
  4. 基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室と、前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品とを備え、前記接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法であって、
    前記処理空間においてプラズマを生成するプラズマ生成ステップと、
    前記プラズマ中の電子を前記接地部品に導入する電子導入ステップとを有することを特徴とするプラズマ処理方法。
  5. 前記処理空間に直流電圧を印加する直流電圧印加ステップを有することを特徴とする請求項4記載のプラズマ処理方法。
  6. 基板にプラズマ処理が施される処理空間、該処理空間のガスを排気するための排気空間及び該排気空間及び前記処理空間を連通させる排気流路を有する基板処理室と、前記排気流路に配置され且つ電気的に接地する接地部品とを備え、前記接地部品は導電性材料からなる導電部を有し、前記導電部の前記排気流路に対する暴露面積は100cm乃至1000cmのいずれかであるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、
    前記処理空間においてプラズマを生成するプラズマ生成モジュールと、
    前記プラズマ中の電子を前記接地部品に導入する電子導入モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。

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