JP2007257788A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスを取れるようにして、巻取り動作中の減速時に磁気テープに傷が入らないようにすることが可能な磁気テープ記録再生装置を提供する。
【解決手段】巻取り操作が行われ、キャプスタンモータを駆動させることによって供給側リールを回転させ、巻取り動作が実行される。そして、磁気テープの走行位置が検出され、検出された走行位置が減速ポイントに達したと判定されたときに、キャプスタンモータに逆起動電流が所定時間内に所定回数流される。これにより、キャプスタンモータの回転数が低下する。この後、磁気テープのリーダが検出されたときに、ブレーキ機構が駆動されると共に、キャプスタンモータに再度逆起動電流が所定時間流される。これにより、磁気テープの走行は完全に停止することになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁気テープに対して情報の記録/再生を行う磁気テープ記録再生装置に関し、特に、磁気テープの巻取り動作における減速制御に関する。
従来から、磁気テープを収納したテープカセットを記録媒体として用い、情報の記録/再生を行うビデオテープレコーダやオーディオPCMテープレコーダなどの名称で知られる磁気テープ記録再生装置が普及している。この種の磁気テープ記録再生装置は、テープカセットから引き出された磁気テープを卷回させるテープ案内ドラムに磁気テープと摺接する回転磁気ヘッドを取り付けた回転磁気ヘッド装置を備え、テープ案内ドラムに卷回されて走行される磁気テープと回転磁気ヘッドとの相対摺接を図ることによって、磁気テープに対する情報の記録/再生が行われる。
また、この種の磁気テープ記録再生装置は、テープカセットに収納された磁気テープをテープカセットから引き出し、装置本体内の所定のテープ走行路に延在させ、更にテープ案内ドラムに卷回させるローディングを行うテープローディング機構が設けられている。このテープローディング機構は、テープカセット装着位置と回転磁気ヘッド装置との間に亘って移動する移動ガイドブロックを備える。この移動ガイドブロックは、ガイドローラを備え、このガイドローラに磁気テープを引っ掛けてテープカセットから引き出し、テープ案内ドラムに卷回させ、テープ走行路に自動的にローディングさせる。テープ案内ドラムに卷回された磁気テープは、キャプスタンモータによって回転駆動されるキャプスタン軸とピンチローラに挟持されて定速走行される。
ところで、このような磁気テープ記録再生装置では、情報の記録/再生を行う記録/再生操作モードのときには、ピンチローラをキャプスタンに圧着し、ピンチローラとキャプスタンとによって、磁気テープを挟持して定速走行させ、磁気テープを早送り操作する早送り操作モードの時には、ピンチローラをキャプスタンから離間させると共に、磁気テープの供給側となる供給側リールを回転自由な状態となし、巻取り側リールをキャプスタンモータにより直接的に高速回転させ、磁気テープを高速走行させることによって巻取り側リールに巻き取る。また、巻取り側リールに巻き取られた磁気テープを供給側リールに巻き戻す磁気テープの巻戻し操作モードのときには、ピンチローラをキャプスタンから離間させると共に、巻取り側リールを回転自由な状態となし、供給側リールをキャプスタンモータにより直接的に高速回転させ、磁気テープを高速走行させることによって供給側リールに巻き取る。
特開平10−275379号公報 特開2000−156002号公報 特開2002−216404号公報
ところで、上記のような構成を有する従来の磁気テープ記録再生装置では、磁気テープの早送り動作や巻戻し動作は、磁気テープの走行速度を磁気テープの端付近までは高速で走行させ、終端付近でリールに対してブレーキをかけて、磁気テープの終端で停止させている。しかしながら、終端付近でリールに対してブレーキをかけるが、このブレーキの手段としては、ブレーキ機構による機械的なブレーキと、キャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的なブレーキとがあり、従来の磁気テープ記録再生装置では、磁気テープの終端付近で、ブレーキ機構によるブレーキと、キャプスタンモータへの逆起動電流によるブレーキとを同時に行っているので、急激な減速になってしまい、磁気テープの磁気面に傷が付いたり、テープ自体が両方向より異常な力で引っ張られるために傷が付いたりすることがある。
即ち、磁気テープの早送り動作中や巻戻し動作中の減速時には、ブレーキ機構による機械的なブレーキと、キャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的なブレーキとが同時に実行されるが、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスが取れていないときがあるので、このときに磁気テープが強く引っ張られて磁気面に傷が付いたり、テープ自体が両方向より異常な力で引っ張られるために傷が付いたりすることがある。
図5は磁気テープ記録再生装置のプレイ状態を説明するための構成図である。図6は磁気テープ記録再生装置の早送り/巻戻し状態を説明するための構成図である。図7は磁気テープ記録再生装置の早送り状態において減速動作を説明するための構成図である。図8は磁気テープ記録再生装置の巻戻し状態において減速動作を説明するための構成図である。図9は磁気テープ記録再生装置の巻戻し動作中の減速時に磁気テープに傷などが入る理由を説明するための構成図である。なお、図5〜図9において、同一の構成要素には同一の符号を付している。
図5〜図9において、磁気テープ33を供給する供給側リール31および磁気テープ33を巻き取る巻取り側リール32は図示しないテープカセット内に設けられているものとして説明する。先ず、磁気テープ記録再生装置が再生や記録を行うプレイ状態では、図5に示すように、供給側リール31に卷回されている磁気テープ33は、ガイドポール34を介してテープカセット外に引き出され、更にガイドポール35およびテンションレバー48のガイドポール36を介すると共に消去ヘッド37を介してテープ引出し部材38に導かれ、シリンダ(回転磁気ヘッド)39の外周の略半分に卷回される。
シリンダ39からの磁気テープ33の巻取り側もテープ引出し部材40によって磁気テープ33がシリンダ39の外周の略半分に卷回されるように引き出されており、更に音声コントロールヘッド41およびガイドポール42を介してテープカセット内に挿入配置されるキャプスタン43とガイドポール44を介してテープカセット内に入り、ガイドポール44を経て巻取り側リール32に至るようにテープパスが構成される。ピンチローラ45は、プレイ動作時には図示しない駆動機構によってキャプスタン43に接触して押圧する方向になるようにキャプスタン43に圧着され、キャプスタン43は、キャプスタンモータ47により一定の回転速度で回転し、磁気テープ33を一定の走行速度で走行させる。また、プレイ動作時には、キャプスタンモータ47の回転が、図示しない駆動力伝達機構、クラッチギヤ50および伝達ギヤ51,52を介して巻取り側リール32に伝達される。巻取り側リール32の回転数は、クラッチギヤ50のスリップ機構の作動により磁気テープ33の巻き量によって変化する。
次に、磁気テープ記録再生装置の早送り/巻戻し状態では、図示しない駆動機構によって、図6に示すように、テンションレバー48を図6から見て支軸48aを中心に所定角度だけ右方向に回動させる。これにより、テンションレバー48のガイドポール36は磁気テープ33から離れ、また、ピンチローラ45は、キャプスタン43から離れるようにピンチレバー46を、支軸46aを中心にして図6から見て所定角度だけ右方向に回動させ、キャプスタン43から離す。
早送り状態においては、巻取り側リール32には、キャプスタンモータ47からの回転が、図示しない駆動力伝達機構、スリップ機構を利かせずに普通の伝達ギヤとして作動するクラッチギヤ50および伝達ギヤ51,52を介して伝えられ、磁気テープ33の早送りが実行される。一方、巻戻し状態においては、供給側リール31には、キャプスタンモータ47からの回転が、図示しない駆動力伝達機構、スリップ機構を利かせずに普通の伝達ギヤとして作動するクラッチギヤ50を介して伝えられ、磁気テープ33の巻き戻しが実行される。
そして、早送り状態において減速を行う場合には、図示しないブレーキ駆動機構によって図7に示すように供給側リール31に対しては、ブレーキ機構49による機械的ブレーキを作動させ、巻取り側リール32に対しては、ブレーキ機構53による機械的ブレーキを作動させると共に、キャプスタンモータ47に逆起動電流を流すことにより発生する電気的ブレーキを作動させる。なお、早送り動作では、キャプスタンモータ47の回転が、図示しない駆動力伝達機構、クラッチギヤ50(スリップ機構が作動していない状態)と伝達ギヤ51,51を介して巻取り側リール32に伝達される。
一方、巻戻し状態において減速を行う場合には、図示しないブレーキ駆動機構によって図8に示すように巻取り側リール32に対しては、ブレーキ機構53による機械的ブレーキを作動させ、供給側リール31に対しては、ブレーキ機構49による機械的ブレーキを作動させると共に、キャプスタンモータ47に逆起動電流を流すことにより発生する電気的ブレーキを作動させる。なお、巻戻し動作では、キャプスタンモータ47の回転が、図示しない駆動力伝達機構、クラッチギヤ50(スリップ機構が作動していない状態)を介して供給側リール31に伝達される。
さて、前述したように従来の磁気テープ記録再生装置における問題点である早送り動作中や巻戻し動作中の減速時に磁気テープに傷などが入る理由について図9を参照して説明する。
従来の磁気テープ記録再生装置では、早送り動作中や巻戻し動作中の減速時には、前述したようにブレーキ機構49,53による機械的ブレーキと、キャプスタンモータ47への逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを同時に実行させるため、次のような問題点が生じる。ここでは、巻戻しにおける巻取り動作について説明するが、早送りにおける巻取り動作についても同様な問題点が生じることは言うまでもない。
この従来の磁気テープ記録再生装置において、供給側リール31を前述したようにキャプスタンモータ47により回転させ、供給側リール31への巻取り動作中に磁気テープ33の巻き始め付近を走行位置検出手段(図示せず)により検出すると、ローディングモータ(図示せず)の駆動によりブレーキ機構49およびブレーキ機構53を作動させると同時にキャプスタンモータ47に逆起動電流を印加させることによって、磁気テープ33の走行を減速させるが、その際に、巻取り側リール32側のブレーキ機構53の作動により、磁気テープ33が図9に示すようにテープ進行方向とは反対方向へ引っ張られ、テープ進行方向へは供給側リール31にキャプスタンモータ47が直結された状態と同じであるので、供給側リール31の回転を減速させるための制動トルクは、キャプスタンモータ47の回転の慣性力も加わり大きくなるが、巻取り側リール32側は小さくなって、両者のバランスが取れなくなる。この結果、走行している磁気テープ33は、シリンダ39の入口部付近で両方向に引っ張られ、磁気テープ33が競り上がった場合にダメージ(傷など)が入ることがあるという問題点が生じる。
なお、特許文献1の従来技術では、供給側リールと巻取り側リールの回転を検出する回転検出手段と、この検出結果に基づいてキャプスタンモータを制御する制御手段などを備え、制御手段は、磁気テープの走行機構によって磁気テープの走行速度を減速するときに、キャプスタンモータが逆回転するように制御信号を回転検出手段からの検出信号の周期が所定の周期になるまでの期間だけ供給するようにしているが、巻取り動作中の減速時に、前述したような機械的ブレーキと電気的ブレーキを同時にかける構成のものではなく、また、巻取り動作中の減速時に、磁気テープに弛みが生じないようにしたものである。
特許文献2の従来技術では、巻取り側リールを駆動してテープを高速で巻取り、テープが所定位置まで走行したことを判別したら、所定速度で減速させてからテープ端で走行停止させるようにしている。そして、前記減速するタイミングはカセットの種類に応じて変えるようにしている。しかしながら、この従来技術は、巻取り動作中の減速時に、前述したような機械的ブレーキと電気的ブレーキを同時にかける構成のものではない。
特許文献3の従来技術では、高速巻戻し時、ビデオテープ(磁気テープ)のリーダに近くない時点で停止操作が行われると、ソフトブレーキ(電気的ブレーキ)を作動させてリール台を緩やかに制動を加え、リーダに近いことが検出されると、リール台を通常の早送り/巻戻し時の回転速度まで減速させ、リーダに達したことが検出されると、ハードブレーキ(機械的ブレーキ)を作動させてリール台に急制動を加えさせるように構成されているが、この急制動はハードブレーキ(機械的ブレーキ)によるものだけであるので、ソフトブレーキとハードブレーキを同時にかける構成のものに比べ、制動精度が劣り、また、この従来技術は、巻取り動作中の減速時に、前述したような機械的ブレーキと電気的ブレーキを同時にかける構成のものではない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、機械的ブレーキと電気的ブレーキを同時にかける構成において、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスを取れるようにして、巻取り動作中の減速時に磁気テープに傷が入らないようにすることが可能な磁気テープ記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、磁気テープを走行させるためのキャプスタンと、前記磁気テープを卷回するリールと、前記キャプスタンおよびリールを回転駆動させるためのキャプスタンモータと、ローディングモータの駆動により前記リールに対して制動を加えるブレーキ機構と、前記リールの供給側リールと巻取り側リールとの回転周期に基づいて前記磁気テープの走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記磁気テープのリーダを検出するテープ端検出手段と、少なくとも、前記キャプスタンモータ、前記ローディングモータ、前記走行位置検出手段、および前記テープ端検出手段を制御するシステムコントローラとを含み構成された磁気テープ記録再生装置において、前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段と、前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段と、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段とを前記システムコントローラに設けたことを特徴とする磁気テープ記録再生装置を提供する。
この構成において、例えば、高速巻戻しに対する巻取り操作が行われると、キャプスタンモータを駆動させることによって供給側リールを回転させ、巻取り動作を実行する。そして、システムコントローラは、走行位置検出手段により磁気テープの走行位置を検出する。システムコントローラの減速ポイント判定手段は、前記検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する。磁気テープの走行位置が減速ポイントに達したと判定されたときに、システムコントローラは電気的ブレーキの実行指示を第1の制御手段に対して行い、これにより、第1の制御手段は、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流す制御を行う。これにより、キャプスタンモータの回転数が低下する。
このようにしてキャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、テープ端検出手段により、磁気テープのリーダが検出されたときに、システムコントローラは、機械的ブレーキと電気的ブレーキの同時実行指示を第2の制御手段に対して行う。これにより、第2の制御手段は、ブレーキ機構を駆動させると共にキャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流す制御を行う。これにより、磁気テープの走行は完全に停止することになる。
この構成によれば、磁気テープのリーダを検出したときにブレーキ機構による機械的ブレーキとキャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを同時に実行する前に、磁気テープの走行位置が予め定めた減速ポイントに達すると、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すようにしたので、磁気テープのリーダに達した時に前記機械的ブレーキと前記電気的ブレーキとを同時に作動させても、磁気テープのリーダに達した時点では、キャプスタンモータの回転の慣性力が低下しており、これにより、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスが取れて、この結果、走行している磁気テープは、シリンダの入口部付近で引っ張られることがなく、また競り上がるようなことがなくなり、したがって、ダメージ(傷など)を防止することができる。要するに、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープのリーダで同時に実行する前に、キャプスタンモータの回転数を低下させるようにしたので、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に実行させる時点では、磁気テープに対する負荷(引っ張り強度など)が激減し、これにより、特に薄手の磁気テープに対しては効果を発揮できる。
請求項2の発明は、磁気テープを走行させるためのキャプスタンと、前記磁気テープを卷回するリールと、前記キャプスタンおよびリールを回転駆動させるためのキャプスタンモータと、ローディングモータの駆動により前記リールに対して制動を加えるブレーキ機構と、前記リールの供給側リールと巻取り側リールとの回転周期に基づいて前記磁気テープの走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記磁気テープのリーダを検出するテープ端検出手段と、少なくとも、前記キャプスタンモータ、前記ローディングモータ、前記走行位置検出手段、および前記テープ端検出手段を制御するシステムコントローラとを含み構成された磁気テープ記録再生装置において、前記システムコントローラは、前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定したときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行い、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行うことを特徴とする磁気テープ記録再生装置を提供する。
この構成において、キャプスタンモータにより直接的にリールを回転させて磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、キャプスタンモータに逆起動電流が所定時間内に所定回数流される。キャプスタンモータに逆起動電流が所定時間内に所定回数流された後、テープ端検出手段により磁気テープのリーダが検出されたときに、ブレーキ機構が駆動されると共に、キャプスタンモータに再度逆起動電流が所定時間流される。
この構成によれば、磁気テープのリーダを検出したときにブレーキ機構による機械的ブレーキとキャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを同時に実行する前に、磁気テープの走行位置が予め定めた減速ポイントに達すると、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すようにしたので、磁気テープのリーダに達した時に前記機械的ブレーキと前記電気的ブレーキとを同時に作動させても、磁気テープのリーダに達した時点では、キャプスタンモータの回転の慣性力が低下しており、これにより、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスが取れて、この結果、走行している磁気テープは、シリンダの入口部付近で引っ張られることがなく、また競り上がるようなことがなくなり、したがって、ダメージ(傷など)を防止することができる。要するに、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープの走行位置がリーダに来たときに同時に実行する前に、キャプスタンモータの回転数を低下させるようにしたので、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に実行させる時点では、磁気テープに対する負荷(引っ張り強度など)が激減し、これにより、特に薄手の磁気テープに対しては効果を発揮できる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記システムコントローラは、前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段と、前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段と、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段とを有する。
したがって、前記システムコントローラは、減速ポイント判定処理、第1の制御処理、および第2の制御処理を実現でき、これにより、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープの走行位置がリーダに来たときに同時に実行する前に、キャプスタンモータの回転数を低下させることが可能になる。
以上のように本発明によれば、キャプスタンモータにより直接的にリールを回転させて磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段と、前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段と、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、テープ端検出手段により磁気テープのリーダが検出されたときに、ブレーキ機構を駆動させると共にキャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段とをシステムコントローラに設けたので、磁気テープのリーダを検出したときにブレーキ機構による機械的ブレーキとキャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを同時に実行する前に、磁気テープの走行位置が予め定めた減速ポイントに達すると、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すことができるようになり、磁気テープのリーダに達した時に前記機械的ブレーキと前記電気的ブレーキとを同時に作動させても、磁気テープのリーダに達した時点では、キャプスタンモータの回転の慣性力が低下しており、これにより、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスが取れて、この結果、走行している磁気テープは、シリンダの入口部付近で引っ張られることがなく、また競り上がるようなことがなくなり、したがって、ダメージ(傷など)を防止することができる。要するに、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープの走行位置がリーダに来たときに同時に実行する前に、キャプスタンモータの回転数を低下させるようにしたので、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に実行させる時点では、磁気テープに対する負荷(引っ張り強度など)が激減し、これにより、特に薄手の磁気テープに対しては効果を発揮できる。
また、本発明によれば、システムコントローラは、キャプスタンモータにより直接的にリールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定したときに、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行い、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、テープ端検出手段により磁気テープのリーダが検出されたときに、ブレーキ機構を駆動させると共にキャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行うようにしたので、磁気テープのリーダを検出したときにブレーキ機構による機械的ブレーキとキャプスタンモータへの逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを同時に実行する前に、磁気テープの走行位置が予め定めた減速ポイントに達すると、キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すことができるようになり、磁気テープのリーダに達した時に前記機械的ブレーキと前記電気的ブレーキとを同時に作動させても、磁気テープのリーダに達した時点では、キャプスタンモータの回転の慣性力が低下しており、これにより、供給側リールと巻取り側リールとの制動トルクのバランスが取れて、この結果、走行している磁気テープは、シリンダの入口部付近で引っ張られることがなく、また競り上がるようなことがなくなり、したがって、ダメージ(傷など)を防止することができる。要するに、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープの走行位置がリーダに来たときに同時に実行する前に、キャプスタンモータの回転数を低下させるようにしたので、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に実行させる時点では、磁気テープに対する負荷(引っ張り強度など)が激減し、これにより、特に薄手の磁気テープに対しては効果を発揮できる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る磁気テープ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図1において、この磁気テープ記録再生装置は、アンテナ1に接続されたチューナ2、映像音声処理回路3、デッキ機構4、システムコントローラ5、および操作部6から構成されている。チューナ2は、ユーザが操作して操作部6により指示されたチャンネル番号信号に応答してシステムコントローラ5から与えられたチャンネル選択信号に基づいて選局したテレビ放送信号を受信して中間周波映像音声信号を出力する。映像音声処理回路3は、チューナ2からの中間周波映像音声信号を所定処理して映像信号および音声信号を生成すると共に、磁気テープ(ビデオテープ)の再生時にデッキ機構4からの読み出し信号に基づき映像信号および音声信号を生成し出力端子7から出力する。また、映像音声処理回路3には、シリンダ(回転磁気ヘッド)39が接続されており、このシリンダ39は、映像音声処理回路3から出力される制御信号に基づいて、所定速度で回転しつつ磁気テープに対して映像音声信号の書き込み/読み出しを行う。
デッキ機構4は、シリンダ39、キャプスタン43、キャプスタンモータ47、供給側リール31、巻取り側リール32、ローディングモータ44、ローディング機構63、ブレーキ機構49,53、回転同期センサ61、およびテープ端センサ62を備えている。シリンダ39、キャプスタン43、キャプスタンモータ47、供給側リール31、巻取り側リール32、およびブレーキ機構49,53については、図5〜図9で説明したので、ここでは説明を省略する。
ローディングモータ44には、図示しないギヤ機構やカム機構などを介してローディング機構63とブレーキ機構49,53とが連動可能に配置されており、システムコントローラ5から出力される制御信号に基づいて、ローディングモータ44が駆動すると、互いに異なるタイミングでローディング機構63とブレーキ機構49,53とが駆動される。即ち、ローディング機構63は、カセット挿入口から磁気テープの駆動走行が可能な所定位置までテープカセットをローディングさせ、カセット挿入口までテープカセットをアンローディングさせる。また、ブレーキ機構49,53は、供給側リール31および巻取り側リール32に対して制動を加えることにより、回転駆動される供給側リール31および巻取り側リール32を停止させる。
システムコントローラ5には、走行位置検出手段を含む回転周期センサ61とテープ端検出手段としてのテープ端センサ62も接続されており、回転周期センサ61は、キャプスタン43と供給側リール31および巻取り側リール32とにより走行される磁気テープの走行位置および走行速度を検出し、テープ端センサ62は、磁気テープのリーダを検出する。
システムコントローラ5は、本実施形態の特徴とする構成要素として、キャプスタンモータ47により直接的に供給側リール31または巻取り側リール32を回転させて磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に(図6参照)、回転同期センサ61により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段501と、前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、キャプスタンモータ47に逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段502と、キャプスタンモータ47に逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、回転同期センサ61により磁気テープのリーダが検出されたときに、ブレーキ機構49,53を駆動させると共にキャプスタンモータ47に再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段503とを有する。
図2は図1中の回転同期センサ61の動作原理を説明するための供給側リール31または巻取り側リール32の底面構造を示す斜視図である。図2において、20は供給側リール31または巻取り側リール32を示すリールを示し、このリール20の底面には、略扇形の反射板22が周辺方向に等間隔に4枚配置される。また、各反射板22の下方には、フォトトランジスタ23と発光ダイオード24とから構成される回転周期センサ61が配置される。発光ダイオード24の発光面は、反射板22方向に向けられており、フォトトランジスタ23は反射板22からの反射光を検出する。この結果、リール20が1回転する毎にフォトトランジスタ23から4個のパルス信号が出力される。
フォトトランジスタ23から出力されるパルス信号がシステムコントローラ5に入力されると、システムコントローラ5は、供給側リール31と巻取り側リール32の回転周期をそれそれ検出して回転周期比を算出する。例えば、巻戻し動作を開始すると、供給側リール31に巻き取られる磁気テープのテープ量が増加していき、回転周期比は徐々に上昇していく。したがって、システムコントローラ5の減速ポイント判定手段501は、回転周期比が所定値になったか否かを判定することにより、磁気テープの走行位置が、リーダに近づいているか否か、即ち減速ポイントに達したか否かが判定可能になる。
図3は図1中のテープ端センサ62の配置状態を示す概略図である。図3において、テープ端センサ62には、リール31,32の間に配置されたセンサLED62と、各リール31.32の側のテープ経路を介してセンサLED62と対抗するように配置されたフォトセンサ63,64が備えられている。磁気テープ33のテープ端には、透明なリーダが設けられており、リーダがセンサLED62とフォトセンサ63,64間に位置すると、センサLED62から照射された光がリーダを透過してフォトセンサ63,64に達し、テープ端センサ62がオンになる。これにより、システムコントローラ5は、テープ端センサ62がオンになったことを検出して磁気テープ33の走行位置がリーダに達したものと判定する。
図4は本実施形態において特徴とする制動制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートを参照して制動制御について説明する。
ユーザが操作部6により例えば高速巻戻し(REW)操作を行うと、システムコントローラ5は、高速巻戻し(REW)操作に対する巻取り操作がされたことを検知し(ステップS1)、キャプスタンモータ47を駆動させることによって供給側リール31を回転させ、巻取り動作を実行する(ステップS2)。この巻取り動作については、図6において説明している。そして、システムコントローラ5は、回転周期センサ61により供給側リール31および巻取り側リール32の回転周期を算出し、この回転周期に基づいて磁気テープ33の走行位置を検出する(ステップS3)。この回転周期センサ61の動作については図2において説明している。
このようにして磁気テープ33の走行位置を検出している間に、システムコントローラ5は、磁気テープ33の走行位置が磁気テープ33のリーダに近いか否かを判定する。即ち、システムコントローラ5の減速ポイント判定手段501は、回転同期センサ61により検出された走行位置が予め定めた減速ポイント(磁気テープ33のリーダ付近)に達したか否かを判定する(ステップS4)。減速ポイントに達したか否かの判定は、回転同期センサ61により検出された供給側リール31の回転周期と巻取り側リール32の回転周期との比が所定値になったか否かを判定することにより可能である。例えば、供給側リール31への巻戻しを行うと、供給側リール31に巻き取られる磁気テープ33の量が増加していき、回転周期比は上昇していくので、回転同期センサ61により検出された供給側リール31の回転周期と巻取り側リール32の回転周期との比が1を超えて所定値に達すれば、その点が減速ポイントになるので、その時点で、次に述べる電気的ブレーキを実行すれば良い。
磁気テープ33の走行位置が減速ポイントに達したと判定されたときに、システムコントローラ5は電気的ブレーキの実行指示を第1の制御手段502に対して行い(ステップS5)、これにより、第1の制御手段502は、キャプスタンモータ47に逆起動電流(例えば200m秒の逆起動電流)を所定時間内(例えば3秒間)に所定回数(例えば3回)流す制御を行う(ステップS6)。これにより、キャプスタンモータ47の回転数が低下する。
このようにしてキャプスタンモータ47に逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、回転同期センサ61により磁気テープ33のリーダが検出されたときに(ステップS7)、システムコントローラ5は、機械的ブレーキと電気的ブレーキの同時実行指示を第2の制御手段503に対して行う(ステップS8)。これにより、第2の制御手段503は、ブレーキ機構49,53を駆動させると共にキャプスタンモータ47に再度逆起動電流を所定時間(例えば2秒程度)流す制御を行う(ステップS9)。これにより、磁気テープ33の走行は完全に停止することになる。なお、ブレーキ機構49,53の駆動とは、ローディングモータ44を駆動させ、これによりブレーキ49,53を作動させることである。
以上説明したように本実施形態によれば、ブレーキ機構49,53による機械的ブレーキとキャプスタンモータ47への逆起動電流の印加による電気的ブレーキとを磁気テープ33の走行位置がリーダに来た同時に実行する前に、磁気テープの走行位置が予め定めた減速ポイントに達すると、キャプスタンモータ47に逆起動電流を所定時間内に所定回数流すようにしたので、磁気テープのリーダに達した時に機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に作動させても、磁気テープのリーダに達した時点では、キャプスタンモータ47の回転の慣性力が低下しており、これにより、供給側リール31と巻取り側リール32との制動トルクのバランスが取れて、この結果、走行している磁気テープ33は、シリンダ39の入口部付近で引っ張られることがなく、また競り上がるようなことがなくなり、したがって、ダメージ(傷など)を防止することができる。要するに、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを磁気テープ33の走行位置がリーダに来たときに同時に実行する前に、キャプスタンモータ47の回転数を低下させるようにしたので、機械的ブレーキと電気的ブレーキとを同時に実行させる時点では、磁気テープ33に対する負荷(引っ張り強度など)が激減し、これにより、特に薄手の磁気テープに対しては効果を発揮できる。
本発明は、巻取り動作における磁気テープの走行を機械的ブレーキと電気的ブレーキにより停止させる構成を有するビデオテープレコーダ(VTR)やビデオカセットレコーダ(VCR)などの磁気テープ記録再生装置に利用可能である。
本発明の一実施形態に係る磁気テープ記録再生装置の構成を示すブロック図である。 図1中の回転同期センサの動作原理を説明するための供給側リールまたは巻取り側リールの底面構造を示す斜視図である。 図1中のテープ端センサの配置状態を示す概略図である。 前記実施形態において特徴とする制動制御を説明するためのフローチャートである。 磁気テープ記録再生装置のプレイ状態を説明するための構成図である。 磁気テープ記録再生装置の早送り/巻戻し状態を説明するための構成図である。 磁気テープ記録再生装置の早送り状態において減速動作を説明するための構成図である。 磁気テープ記録再生装置の巻戻し状態において減速動作を説明するための構成図である。 磁気テープ記録再生装置の巻戻し動作中の減速時に磁気テープに傷などが入る理由を説明するための構成図である。
符号の説明
5 システムコントローラ
31 供給側リール
32 巻取り側リール
33 磁気テープ
43 キャプスタン
44 ローディングモータ
47 キャプスタンモータ
49,53 ブレーキ機構
61 回転同期センサ(走行位置検出手段を含む)
62 テープ端センサ
501 減速ポイント判定手段
502 第1の制御手段
503 第2の制御手段

Claims (3)

  1. 磁気テープを走行させるためのキャプスタンと、前記磁気テープを卷回するリールと、前記キャプスタンおよびリールを回転駆動させるためのキャプスタンモータと、ローディングモータの駆動により前記リールに対して制動を加えるブレーキ機構と、前記リールの供給側リールと巻取り側リールとの回転周期に基づいて前記磁気テープの走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記磁気テープのリーダを検出するテープ端検出手段と、少なくとも、前記キャプスタンモータ、前記ローディングモータ、前記走行位置検出手段、および前記テープ端検出手段を制御するシステムコントローラとを含み構成された磁気テープ記録再生装置において、
    前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段と、
    前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段と、
    前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段と、を前記システムコントローラに設けたことを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  2. 磁気テープを走行させるためのキャプスタンと、前記磁気テープを卷回するリールと、前記キャプスタンおよびリールを回転駆動させるためのキャプスタンモータと、ローディングモータの駆動により前記リールに対して制動を加えるブレーキ機構と、前記リールの供給側リールと巻取り側リールとの回転周期に基づいて前記磁気テープの走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記磁気テープのリーダを検出するテープ端検出手段と、少なくとも、前記キャプスタンモータ、前記ローディングモータ、前記走行位置検出手段、および前記テープ端検出手段を制御するシステムコントローラとを含み構成された磁気テープ記録再生装置において、
    前記システムコントローラは、前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定したときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行い、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行うことを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  3. 前記システムコントローラは、前記キャプスタンモータにより直接的に前記リールを回転させて前記磁気テープの巻取りを行う巻取り動作中に、前記走行位置検出手段により検出された走行位置が予め定めた減速ポイントに達したか否かを判定する減速ポイント判定手段と、前記走行位置が予め定めた減速ポイントに達したと判定されたときに、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流すように制御を行う第1の制御手段と、前記キャプスタンモータに逆起動電流を所定時間内に所定回数流した後、前記テープ端検出手段により前記磁気テープのリーダが検出されたときに、前記ブレーキ機構を駆動させると共に前記キャプスタンモータに再度逆起動電流を所定時間流すように制御を行う第2の制御手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の磁気テープ記録再生装置。
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