JP2007257777A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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謙司 永冨
Masaaki Shitochi
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Abstract

【課題】光学系を設計する際の自由度に特に制限を与えることなく対物レンズの切り替えを円滑に行い得る光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】ミラー111は、λ/4板110から入射されるレーザ光の光軸方向に変位可能に、アクチュエータ201によって駆動される。半導体レーザ101または102が発光状態にあるとき、ミラー111は、実線の位置に位置づけられる。これにより、半導体レーザ101、102から出射されたレーザ光(赤外波長、赤色波長)は、ミラー111によって、対物レンズ114に向けて反射される。半導体レーザ103が発光状態にあるとき、ミラー111は、アクチュエータ201の駆動に応じて破線位置に位置づけられる。これにより、半導体レーザ103から出射されたレーザ光(青色波長)は、ミラー111によって、対物レンズ115に向けて反射される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関するものであり、特に、2つ以上の対物レンズが配された互換型の光ピックアップ装置に用いて好適なものである。
波長の異なる複数種類のレーザ光を用いる互換型光ピックアップでは、2つ以上の対物レンズを用いる方式が考えられる。この場合、レーザ光を何れの対物レンズに導くかを適宜設定できる構成が光学系内に必要となる。この構成として、たとえば、以下の特許文献1に示す構成を用いることができる。
図9は、青色、赤色および赤外波長のレーザ光をディスクに導く互換型光ピックアップにこの構成を採用したときの光学系の構成例である。
図において、11、12および13は、それぞれ、赤外波長(780nm程度)、赤色波長(650nm程度)および青色波長(400nm程度)のレーザ光を発する半導体レーザである。各波長のレーザ光は、コリメータレンズ14、15、16によって平行光に変換された後、ダイクロプイズム17、18を介して、偏光変換素子19に入射される。これらレーザ光のうち、赤外波長および赤色波長のレーザ光は、偏光切り替え素子19によって、偏光ビームスプリッタ20にて略全反射される偏光面とされ、青色波長のレーザ光は、偏光切り替え素子19によって、偏光ビームスプリッタ20を略全透過する偏光面とされる。
偏光ビームスプリッタ20によって反射されたレーザ光(赤外色/赤色)は、λ/4板22にて円偏光に変換された後、開口制限素子24に入射される。開口制限素子24は、赤外波長のレーザ光に対してのみ開口制限作用を付与する。しかる後、レーザ光(赤外色/赤色)は、対物レンズ25によってディスク上に収束される。
偏光ビームスプリッタ20を透過したレーザ光(青色)は、ミラー21によって反射された後、λ/4板22にて円偏光に変換される。しかる後、レーザ光(青色)は、対物レンズ26によってディスク上に収束される。
ディスクからの反射光は、λ/4板22を再び通過することにより、ディスク入射時の偏光方向に直交する直線偏光に変換される。したがって、ディスクからの反射光のうち赤外および赤色波長の反射光は偏光ビームスプリッタ20を透過し、青色波長のレーザ光は偏光ビームスプリッタ20によって反射される。これにより、各波長の反射光は、それぞれ、集光レンズ27によって光検出器28上に収束される。
特開平9−212905号公報
しかし、図9の構成例によれば、偏光ビームスプリッタ20の配置が対物レンズ25の真下に固定されるため、光学系を設計する際の自由度が制限されるとの問題が生じる。また、図9の構成例では、対物レンズ25および26の間隔を、偏光ビームスプリッタ20とミラー21間の最小配置間隔よりも小さくすることができない。このため、光学系の小型化に一定の制約が課されるとの問題が生じる。
そこで、本発明は、光学系を設計する際の自由度に特に制限を与えることなく対物レンズの切り替えを円滑に行い得る光ピックアップ装置を提供することを課題とする。加えて、対物レンズ間の間隔をより小さくすることができる光ピックアップ装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、光ピックアップ装置において、レーザ光を出射する光源と、前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更するミラーと、前記ミラーに入射する前記レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、光ピックアップ装置において、波長の異なるレーザ光をそれぞれ出射する複数の光源と、前記各レーザ光の光軸が互いに平行となるよう前記各レーザ光の光路を調整する光路調整素子と、前記光路が調整された各レーザ光をそれぞれ反射することによりこれらレーザ光の光路を変更するミラーと、前記ミラーに入射する前記各レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ピックアップ装置において、前記光路調整素子は、前記各レーザ光の光路を互いに整合させることを特徴とする。
請求項4の発明は、光ピックアップ装置において、波長の異なる複数種類のレーザ光を同一方向に出射する光源と、前記各レーザ光をそれぞれ反射することによりこれらレーザ光の光路を変更するミラーと、前記ミラーに入射する前記各レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の光ピックアップ装置において、前記波長の異なるレーザ光の光路を互いに整合させる光学素子をさらに有することを特徴とする。
請求項6の発明は、光ピックアップ装置において、レーザ光を出射する光源と、前記ミラーに入射する前記レーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、光ピックアップ装置において、波長の異なるレーザ光をそれぞれ出射する複数の光源と、前記各レーザ光の光軸が互いに平行となるよう前記各レーザ光の光路を調整する光路調整素子と、前記光路が調整された各レーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の光ピックアップ装置において、前記光路調整素子は、前記各レーザ光の光路を互いに整合させることを特徴とする。
請求項9の発明は、光ピックアップ装置において、波長の異なる複数種類のレーザ光を同一方向に出射する光源と、これらレーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載の光ピックアップ装置において、前記波長の異なるレーザ光の光路を互いに整合させる光学素子をさらに有することを特徴とする。
なお、上記請求項における「光路調整素子」は実施の形態におけるダイクロプリズム107、108が対応する。また、上記請求項における「光学素子」は実施の形態における光学素子141が対応する。ただし、以下の実施の形態は、本発明を特に限定するものではない。
請求項1ないし5の発明によれば、アクチュエータによってミラーをレーザ光の光軸方向に変位させることにより、レーザ光が入射される対物レンズを切り替えることができる。よって、図9のように偏光ビームスプリッタ20を対物レンズ25の真下に配置する必要がないため、光学系の設計の自由度を高めることができる。また、対物レンズ25、26間の間隔が偏光ビームスプリッタ20とミラー21の配置間隔によって制限されないため、図9の場合に比べ、対物レンズ間の距離を小さくすることができる。
請求項6ないし10の発明によれば、アクチュエータによってミラーをレーザ光の光路に対し挿脱させることにより、レーザ光が入射される対物レンズを切り替えることができる。よって、図9のように偏光ビームスプリッタを対物レンズの真下に配置する必要がないため、光学系の設計の自由度を高めることができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも一つの例示形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
まず、図1に実施例1に係る光ピックアップ装置の光学系を示す。なお、同図には、便宜上、光ディスク装置側の構成(再生回路301、サーボ回路302、制御回路303)が併せて示されている。
図示の如く、光ピックアップ装置の光学系は、半導体レーザ101、102、103と、コリメータレンズ104、105、106と、ダイクロプリズム107、108と、偏光ビームスプリッタ109と、λ/4板110と、ミラー111と、開口制限素子112と、対物レンズアクチュエータ113と、対物レンズ114、115と、集光レンズ116と、光検出器117を備えている。
半導体レーザ101、102、103は、それぞれ、赤外波長(780nm程度)、赤色波長(650nm程度)、青色波長(400nm程度)のレーザ光を出射する。コリメータレンズ104、105、106は、それぞれ、半導体レーザ101、102、103から出射された各波長のレーザ光を平行光に変換する。
ダイクロプリズム107は、コリメータレンズ104から入射される赤外波長のレーザ光を透過するとともに、コリメータレンズ105から入射される赤色波長のレーザ光を反射する。ダイクロプリズム108は、ダイクロプリズム107から入射される赤外波長と赤色波長のレーザ光を透過するとともに、コリメータレンズ106から入射される青色波長のレーザ光を反射する。
なお、半導体レーザ101、102、103と、コリメータレンズ104、105、106と、ダイクロプリズム107、108は、ダイクロプリズム108を通過した後の各波長のレーザ光の光軸が互いに整合するように配置されている。
偏光ビームスプリッタ109は、ダイクロプリズム108から入射される各波長のレーザ光を略透過する。λ/4板110は、偏光ビームスプリッタ109から入射される各波長のレーザ光を円偏光に変換するとともに、ディスクからの反射光を、偏光ビームスプリッタ109から入射される際の偏光方向に直交する直線偏光に変換する。したがって、ディスクによって反射された各波長のレーザ光は偏光ビームスプリッタ109によって反射される。
ミラー111は、λ/4板110から入射される各波長のレーザ光を対物レンズ114、115側に反射する。ここで、ミラー111は、λ/4板110から入射されるレーザ光の光軸方向に変位可能に、アクチュエータ201によって駆動される。ミラー111とアクチュエータ201の詳細については、追って、図2を参照して説明する。
ミラー111は、半導体レーザ101または102が発光状態にあるとき、同図の実線の位置に位置づけられる。これにより、半導体レーザ101、102から出射されたレーザ光(赤外波長、赤色波長)は、ミラー111によって、対物レンズ114に向けて反射される。
開口制限素子112は、ミラー111によって反射されたレーザ光のうち赤外波長のレーザ光に対してのみ開口制限作用を付与する。開口制限素子112は、ディスク基板厚に応じてレーザ光の外周を拡散し、これにより、対物レンズ114に対するレーザ光の開口数(NA)を調整する。
なお、開口制限素子112としては、たとえば、回折素子を用いることができる。この回折素子には、赤外波長のレーザ光の外周部が入射する位置に波長選択性の回折パターンが形成されている。このパターンの回折作用によって、赤外波長のレーザ光のみ外周部を発散させる。
対物レンズアクチュエータ113は、対物レンズ114、115をフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する。ここで、対物レンズ114、115は、たとえば、共通のホルダに装着されており、このホルダがサーボ回路302からのサーボ信号に応じて駆動されることにより、フォーカス方向およびトラッキング方向に一体に駆動される。
対物レンズ114は、赤外波長および赤色波長のレーザ光を対象ディスク上に適正に収束させるよう設計されている。また、対物レンズ115は、青色波長のレーザ光を対象ディスク上に適正に収束させるよう設計されている。
なお、半導体レーザ103が発光状態にあるとき、ミラー111は、同図の破線位置に位置づけられる。これにより、半導体レーザ103から出射されたレーザ光(青色波長)は、ミラー111によって、対物レンズ115に向けて反射される。これにより、青色波長のレーザ光がディスク上に適正に収束される。
集光レンズ116は、ディスクによって反射された各波長のレーザ光を光検出器117上に収束させる。光検出器117は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサーからの信号は、再生回路301およびサーボ回路302に出力される。
再生回路301は、光検出器117から受信したセンサー信号を演算処理して再生RF信号を導出し、これを復調して再生データを生成する。
サーボ回路302は、光検出器117から受信したセンサー信号を演算処理してトラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号を導出し、これに基づいてトラッキングサーボ信号およびフォーカスサーボ信号を生成して対物レンズアクチュエータ113に出力する。また、制御回路303からの指令に応じて、モータ202に駆動信号を出力する。制御回路303は、キー入力部(図示せず)からの入力指令等に応じて各部を制御する。
図2は、アクチュエータ201の詳細を示す図である。
図示の如く、アクチュエータ201は、ミラーホルダ201aと、シャフト201bと、ウォームギア201cと、舌片201dを備えている。
ミラーホルダ201aは、ミラー111をレーザ光軸に対して45度傾くように保持する。2本のシャフト201bは、レーザ光軸に並行に配置されるとともに、ミラーホルダ201aをレーザ光軸に並行に移動可能に支持する。ウォームギア201cは、レーザ光軸に並行に配置されるとともに、モータ202にて回転駆動される。舌片201dは、ウォームギア201cに噛合する噛合部を下面に備え、且つ、この噛合部がウォームギア201cに圧接するようミラーホルダ201aに固着されている。
図3は、モータ202を駆動したときのミラー111の移動状態を示す図である。
同図の破線位置にミラー111があるときにモータ202が駆動されると、舌片201dを介してモータ202の駆動力がミラーホルダ201aに伝達される。これにより、ミラー111は、同図の実線位置に移動され、レーザ光が対物レンズ115に入射されるようになる。
なお、ミラー111が対物レンズ114または115に対応する位置に達したことは、たとえば、フォトカプラ等の位置検出器(図示せず)によって検出される。
以上のように、本実施例によれば、アクチュエータ201によってミラー111をレーザ光の光軸方向に変位させることにより、レーザ光が入射される対物レンズ114、115を適宜切り替えることができる。本実施例によれば、図9に示す場合ように偏光ビームスプリッタを対物レンズの真下に配置する必要がないため、光学系の設計の自由度を高めることができる。また、対物レンズ114、115間の間隔が偏光ビームスプリッタ等の他の光学系の配置による制限を受けないため、対物レンズ114、115間の間隔を小さくすることができる。
なお、本実施例では、対物レンズ114に赤外波長と赤色波長のレーザ光を入射させ、対物レンズ115に青色波長のレーザ光を入射させるようにしたが、各対物レンズに入射させるレーザ光は、これに限定されず、光ピックアップ装置の仕様に応じて適宜変更され得るものである。この場合、対物レンズ114、115は、対応するディスクにレーザ光を適正に収束できるよう設計される。
たとえば、BD(ブルーレイディスク)、HDDVD(High Definition Digital Versatile Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)の互換型光ピックアップの場合、対物レンズ114をBD用とし、対物レンズ115をHDDVD/DVD/CD用とすることができる。また、これに代えて、対物レンズ114をBD/DVD用とし、対物レンズ115をHDDVD/CD用とすることもできる。あるいは、対物レンズ114をBD/CD用とし、対物レンズ115をHDDVD/DVD用とすることもできる。この他、対物レンズ114をBD/DVD/CD用とし、対物レンズ115をHDDVD用とすることもできる。
図4は、BD/HDDVD/DVD/CD互換型光ピックアップの光学系の一例を示すものである。なお、図1に示す光学系と同一の素子には同一の符号が付されている。
この光学系では、半導体レーザ101、102から出射されるレーザ光(CD/DVD用)を受光する光検出器126と、半導体レーザ103から出射されるレーザ光(BD/HDDVD用)を受光する光検出器127が別々に配されている。また、対物レンズ114はBD用とされ、対物レンズ115はHDDVD/DVD/CD用とされている。
図において、120は、半導体レーザ101、102から入射されるレーザ光(赤外波長/赤色波長)を反射するとともにディスクから反射されたレーザ光(赤外波長/赤色波長)を透過する偏光ビームスプリッタである。121は、偏光ビームスプリッタ120によって反射されたレーザ光(赤外波長/赤色波長)を平行光に変換するコリメータレンズである。コリメータレンズ121は、赤外波長と赤色波長のレーザ光に対し色消し効果を実現できるよう、アッベ数と曲率(球面)が調整された複数枚のレンズを貼り合わせて形成されている。
122は、半導体レーザ103から入射されるレーザ光(青色波長)を透過するとともにディスクから反射されたレーザ光(青色波長)を反射する偏光ビームスプリッタである。123は、偏光ビームスプリッタ122を透過したレーザ光(青色波長)を平行光に変換するコリメータレンズである。124は、コリメータレンズ123から入射されたレーザ光を反射するミラーである。
125は、コリメータレンズ121から入射されるレーザ光(赤外波長/赤色波長)を反射するとともに、ミラー124から入射されるレーザ光(青色波長)を透過するダイクロミラーである。
126は、偏光ビームスプリッタ120から入射されるレーザ光を受光する光検出器である。この光検出器126は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサーからの信号は、図1に示す再生回路301およびサーボ回路302に出力される。
127は、偏光ビームスプリッタ122から入射されるレーザ光を受光する光検出器である。この光検出器127は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサーからの信号は、図1に示す再生回路301およびサーボ回路302に出力される。
同図に示す光学系において、BDに対し記録/再生を行う場合には、ミラー111が対物レンズ114に対応する位置に移動され、半導体レーザ103が点灯される。また、HDDVDに対し記録/再生を行う場合には、ミラー111が対物レンズ115に対応する位置に移動され、半導体レーザ103が点灯される。さらに、CDまたはDVDに対し記録/再生を行う場合には、ミラー111が対物レンズ115に対応する位置に移動され、半導体レーザ101または102が点灯される。
図5は、本発明に係る他の実施例の構成を示すものである。なお、図1に示す光学系と同一の素子には同一の符号が付されている。
本実施例では、ミラー130が、レーザ光の光路に対し挿脱される。ミラー111は、対物レンズ115に対応する位置に固定されている。ミラー130は、ミラー111の直前位置に配置され、支軸201eによって回動可能に軸支されている。ここで、ミラー130は、板バネ201fによって反時計方向に回動付勢されている。ミラー130に一体に配されたピン201gが制止片(図示せず)に当接することにより、ミラー130は、レーザ光の光軸に対して45度の傾きをもって位置づけられる。さらに、ミラー130には、背面側(レーザ光の通過を妨げない位置)に磁性板201hが装着されている。この磁性板201hに対向する位置に電磁石203が配置されている。
電磁石203がOFFのとき、ミラー130は、レーザ光の光軸に対し45度傾いた状態でレーザ光の光路中に挿入される。従って、λ/4板110から向かってくるレーザ光は、ミラー130によって開口制限素子112方向に反射される。
電磁石203がONのとき、ミラー130は、電磁石203に吸着され、レーザ光の光路から外れる。従って、λ/4板110から向かってくるレーザ光は、ミラー111によって対物レンズ115方向に反射される。
本実施例によれば、電磁石203によってミラー130をレーザ光の光路に挿脱させることにより、レーザ光が入射される対物レンズ114、115を適宜切り替えることができる。よって、図9のように偏光ビームスプリッタを対物レンズの真下に配置する必要がないため、光学系の設計の自由度を高めることができる。
なお、本実施例では、ミラー111とミラー130を並べて配置することから、図1の場合のように対物レンズ114、115間の間隔を無制限に近付けることはできない。しかし、図1の場合のように、シャフト201bとウォームギア201cを配置しなくとも良いため、ミラー駆動アクチュエータの簡素化を図ることができる。
なお、本実施例においても、当該光ピックアップ装置の仕様に応じて、対物レンズ114、115に入射するレーザ光を適宜変更することができる。このとき、対物レンズ114、115は、対応するディスクにレーザ光を適正に収束できるよう設計される。
図6は、BD/HDDVD/DVD/CD互換型光ピックアップの光学系の一例を示すものである。なお、図4に示す光学系と同一の素子には同一の符号が付されている。
図5の構成例では、電磁石203によってミラー130を駆動するようにしたが、図6の構成例では、モータ204によってミラー130を駆動するようにしている。ミラー130は、モータ204の回転軸に軸支されている。
モータ204の駆動に応じてミラー126がレーザ光の光路中に挿入する方向に移動されると、ミラー130が所期の位置に到達したタイミングにて、ミラー130に一体に配されたピン201gが制止片(図示せず)に当接する。これにより、ミラー130が、レーザ光の光軸に対して45度の傾きをもって位置づけられる。
以上、本発明に係る実施例について説明したが、本発明の実施形態は上記のものに限定されるものではない。
たとえば、上記図1および図5に示す実施例では、波長毎に半導体レーザ101、102、103を配置し、ダイクロプリズム107、108にて、各波長のレーザ光の光軸を整合させるようにしたが、同一筐体内から異なる波長のレーザ光を同一方向に出射する半導体レーザを用いて光学系を構成するようにすることもできる。
図7および図8は、この場合の光学系の変更例を示すものである。なお、図7は、図1の光学系の変更例であり、図8は、図5の光学系の変更例である。
各図に示す光学系において、140は、同一筐体内から異なる波長のレーザ光を同一方向に出射する半導体レーザである。また、141は、各波長のレーザ光の光軸を整合させる光学素子である。光学素子141は、たとえば、回折格子によって構成することができる。この場合、光学素子141には、波長選択性の回折パターンが形成されている。光学素子141は、半導体レーザ140から出射されるレーザ光のうち、所定波長のレーザ光の光軸を、回折作用によって、他の波長のレーザ光の光軸に整合させる。なお、光軸補正をする必要がない場合、図7、図8の光学系から、光学素子141が省略される。
また、上記実施例では、波長の異なるレーザ光をそれぞれ対応する対物レンズに入射させるタイプの光ピックアップ装置を示したが、単一波長のレーザ光をディスク基板厚の差に応じて異なる対物レンズに入射させるタイプの光ピックアップ装置にも、適宜、本発明を適用することができる。この場合、光学系は、たとえば、図7、図8に示す光学系において、光学素子141を省略し、対物レンズ140を単一波長のレーザ光を出射するものに変更することにより実現され得る。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施例1に係る光ピックアップ装置の構成例を示す図 実施例1に係るアクチュエータの構成例を示す図 実施例1に係るアクチュエータの駆動動作を説明する図 実施例1に係る光ピックアップ装置の変更例を示す図 実施例2に係る光ピックアップ装置の他の構成例を示す図 実施例2に係る光ピックアップ装置の変更例を示す図 他の実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成例を示す図 他の実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成例を示す図 従来例を適用した場合の光ピックアップ装置の構成例を示す図
符号の説明
101 半導体レーザ(赤外波長)
102 半導体レーザ(赤色波長)
103 半導体レーザ(青色波長)
107、108 ダイクロプリズム
111 ミラー
114、115 対物レンズ
130 ミラー
140 半導体レーザ(複数波長)
141 光学素子
201 アクチュエータ
202 モータ
203 電磁石
204 モータ

Claims (10)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更するミラーと、
    前記ミラーに入射する前記レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 波長の異なるレーザ光をそれぞれ出射する複数の光源と、
    前記各レーザ光の光軸が互いに平行となるよう前記各レーザ光の光路を調整する光路調整素子と、
    前記光路が調整された各レーザ光をそれぞれ反射することによりこれらレーザ光の光路を変更するミラーと、
    前記ミラーに入射する前記各レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項2において、
    前記光路調整素子は、前記各レーザ光の光路を互いに整合させる、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 波長の異なる複数種類のレーザ光を同一方向に出射する光源と、
    前記各レーザ光をそれぞれ反射することによりこれらレーザ光の光路を変更するミラーと
    前記ミラーに入射する前記各レーザ光の光軸に沿って変位可能に前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記ミラーが対応する変位位置に位置する際に当該ミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項4において、
    前記波長の異なるレーザ光の光路を互いに整合させる光学素子をさらに有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. レーザ光を出射する光源と、
    前記ミラーに入射する前記レーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、
    前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 波長の異なるレーザ光をそれぞれ出射する複数の光源と、
    前記各レーザ光の光軸が互いに平行となるよう前記各レーザ光の光路を調整する光路調整素子と、
    前記光路が調整された各レーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、
    前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 請求項7において、
    前記光路調整素子は、前記各レーザ光の光路を互いに整合させる、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  9. 波長の異なる複数種類のレーザ光を同一方向に出射する光源と、
    これらレーザ光の光軸に沿って配され且つ前記レーザ光を反射することにより前記レーザ光の光路を変更する複数のミラーと、
    前記レーザ光の光路に挿脱されるよう前記ミラーを駆動するアクチュエータと、
    中心軸が互いに平行となるように配され且つ前記複数のミラーのうち対応するミラーによって反射された前記レーザ光がそれぞれ入射される複数の対物レンズとを有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 請求項9において、
    前記波長の異なるレーザ光の光路を互いに整合させる光学素子をさらに有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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