JP2007257494A - データ記録装置、接続装置、情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理システムのデータ通信手段を向上させる。
【解決手段】コマンド解析部31は、情報処理装置1よりファイルの読み出し、書き込み等のコマンドを入力すると、コンテンツ管理システム32にアクセスする。コンテンツ管理システム32は、コマンド解析部31よりアクセスを受けると、データベースにファイルの分類情報を記入する。ファイルシステム33は、コンテンツ管理システム32によって管理されているファイルの種類に応じてフラッシュメモリ14へ記録するファイルをツリー構造により管理する。また、ファイルシステム33は、特定の記述形式に基づいて、パッケージ記述ファイルにファイルのディレクトリ構造を構成するファイルの実体名、表示名等を記述する。
【選択図】図24
【解決手段】コマンド解析部31は、情報処理装置1よりファイルの読み出し、書き込み等のコマンドを入力すると、コンテンツ管理システム32にアクセスする。コンテンツ管理システム32は、コマンド解析部31よりアクセスを受けると、データベースにファイルの分類情報を記入する。ファイルシステム33は、コンテンツ管理システム32によって管理されているファイルの種類に応じてフラッシュメモリ14へ記録するファイルをツリー構造により管理する。また、ファイルシステム33は、特定の記述形式に基づいて、パッケージ記述ファイルにファイルのディレクトリ構造を構成するファイルの実体名、表示名等を記述する。
【選択図】図24
Description
本発明は、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置及び接続装置、データ記録装置と情報処理装置とが接続されて構成される情報処理システム、及び、データ記録装置が着脱自在に接続され、データを処理する情報処理方法に関する。
USB(Universal Serial Bus)メモリ、ポータブルHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ等のいわゆるリムーバブルメディアは、データを保存して持ち運ぶことができるため、広く普及している。
一般的に、リムーバブルメディアは、図56に示すように、コンピュータ装置等のホスト機器との間でデータを入出力するホストインターフェース(図面ではインターフェースをI/Fと記載する。以下同じ。)101と、ページバッファ102と、レジスタ103と、フラッシュメモリ104と、フラッシュメモリ104との間でデータを入出力するフラッシュメモリインターフェース105と、CPU(Central Processing Unit)106と、CPUバス107とを備えて構成されている。
ホストインターフェース101を介して入出力されるデータは、予め決められたデータ容量を持つページバッファ102に一時的に記憶され、シリアル/パラレルデータに変換される。レジスタ103は、データの書き込みや消去等のフラッシュメモリ104の動作状態や、メモリセルがロック状態か否かを監視する。CPU106は、ホスト機器からの命令に対して、レジスタ103に基づいてページバッファ102とフラッシュメモリ104間のデータの転送を行い、読出し、書込み、消去等を制御する。このような構成を有するリムーバブルにより、ユーザは所望のファイルを他のホスト機器で読み出すことが可能となる。
http://www.highmat.com/japanese/whatisit/
しかしながら、上述したリムーバブルメディアをホスト機器に挿入して接続した場合、ホスト機器は、初期動作としてリムーバブルメディア内のファイルの検出のためにファイル名を読み出し、それを整理してファイルリストとしてディスプレイに表示する動作が必要であり、しかも、この動作はリムーバブルメディアを接続する度に行わなければならなかった。
また、リムーバブルメディアの記憶容量が大容量化し、格納するファイル数が増加するに従い、初期動作に時間が掛かっていた。
さらに、リムーバブルメディアに格納されたファイルを表示する場合、そのリムーバブルメディアを挿入/接続するホスト機器によってユーザへのファイルの表示形式が変わり、ユーザはそれぞれのホスト機器で自分用の表示設定をしなければならなかった。
これに対し、例えば、CD(Compact Disc)にコンテンツデータをHighMAT(商標)と呼ばれるフォーマットで記録することにより、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤで所望のファイルを表示、選択等を行うことが可能となることが知られているものの、やはり、初期動作に時間が掛かっていた。また、ファイルの表示形式もホスト機器に依存して自由度がなく、ユーザにとって使い勝手が悪かった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、初期動作時間を短縮するとともに、所望の表示形式でファイルを表示することができるデータ記録装置及び接続装置、情報処理装置及び情報処理システム、並びに情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、表示手段を備える情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置において、上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、記録部を有し、上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて当該記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段とを備え、上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする。
また、上述した目的を達成するために、本発明は、表示手段を備える情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行う接続装置において、上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて、当該接続装置に対して着脱自在に接続される記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段とを備え、上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする。
また、上述した目的を達成するために、本発明は、表示手段を備える情報処理装置と、当該情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置とを備える情報処理システムにおいて、上記データ記録装置は、上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、記録部を有し、上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて当該記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段とを備え、上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする。
また、上述した目的を達成するために、本発明は、表示手段を備える情報処理装置と、当該情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置とを備える情報処理システムに用いられる情報処理方法において、上記データ記録装置は、上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信工程と、上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析工程と、上記コマンド解析工程により解析されたコマンドに応じて当該データ記録装置が有する記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録工程と、上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納工程と、上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理工程とを有し、上記ファイル管理工程は、上記分類情報格納工程にて格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする。
本発明によれば、データ記録装置及び接続装置は、情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行う際、情報処理装置より入力したコマンドを解析し、この解析されたコマンドに応じて記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行い、データをファイル毎に分類するための分類情報を格納し、記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理し、分類情報に基づいて記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理するため、情報処理装置は、初期動作時間を短縮できるとともに、所望のディレクトリ構造を構成するファイル群を有するパッケージ単位でデータ記録装置にアクセスすることが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システムについて説明する。
図1は、情報処理システム10の構成を示すブロック図である。情報処理システム10は、例えば、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置1と、データの読み出し、書き込み、消去等を行うデータ記録装置2とが有線又は無線の通信路を介して着脱自在に接続されることにより構成される。
一般的に、情報処理装置とデータ記録装置とが行うデータ通信に適用される通信プロトコルは、例えば図2に示すように、物理レベルAと、論理レベルBと、ファイルレベルCと、メニューレベルDと、GUIレベルEとの階層に分けることができる。
物理レベルAは、デバイス内の特定ブロックを指定する物理アドレスを用いて通信を行うものである。図3(a)に示すように、データ記録装置が情報処理装置に対して物理レベルAで通信を行う場合、情報処理装置は、データ記録装置内のデータを格納した物理アドレスを直接指定することにより、処理負担は大きくなる。
論理レベルBは、物理アドレスで指定されるブロックが論理的に何番のブロックであるかを示す仮想アドレスを用いて通信を行うものである。図3(b)に示すように、データ記録装置が情報処理装置に対して論理レベルBで通信を行う場合、情報処理装置は、仮想アドレスを直接指定することにより、物理アドレスを直接指定する場合よりも処理負担を軽減することができる。
ファイルレベルCは、例えば、FAT(File Allocation Table)等のファイルシステムを用いて通信を行うものである。図3(c)に示すように、データ記録装置が情報処理装置に対してファイルレベルCで通信を行う場合、情報処理装置は、ファイル名を指定してファイルの書き込み、読み出し等を行うことにより、論理レベルBで通信を行う場合よりも処理負担を軽減することができる。また、図4に示すように、ファイル内のコンテンツデータの属性情報も管理することが可能となる。ここで、属性情報とは、コンテンツの内容に関連したメタデータとしてコンテンツデータに付されるコンテンツの副情報である。なお、アルファベットの大文字はファイル名を示し、アルファベットの小文字はコンテンツのジャンルを示す。
メニューレベルDは、データ記録装置がファイルの属性情報に基づくメニューの論理構造を作成し、このメニューの論理構造を用いて通信を行うものである。図3(d)に示すように、データ記録装置が情報処理装置に対してメニューレベルDで通信を行う場合、情報処理装置は、データ記録装置により作成されたメニューの論理構造に基づいてメニュー画面を作成する。情報処理装置は、例えば、図5に示すように、データ記録装置により作成されたファイルの属性情報に基づいてファイルをジャンル別に並び替えるといったメニューの論理構造や、図6に示すように、ファイルを名前順に並べ替えるといったメニューの論理構造に基づいてメニュー画面を作成する。
GUIレベルEは、データ記録装置がGUI画面データを作成し、このGUI画面データを用いて通信を行うものである。図3(e)に示すように、データ記録装置が情報処理装置に対してGUIレベルで通信を行う場合、情報処理装置は、データ記録装置により作成されたGUI画面データに応じたGUI画面を表示することができる。
ここで、データ記録装置に記録されているファイル群は、ファイルレベルCにおいては、例えば図7に示すようなディレクトリ構造を有し、メニューレベルD及びGUIレベルEにおいては、例えば図8に示すようなメニューの論理構造に基づくディレクトリ構造を有する。
本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システム10では、データ記録装置2が情報処理装置1に対して上述したメニューレベルDの通信を行う。後述するように、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したコマンドに基づいて、ディレクトリ構造を有する複数のファイルからなるパッケージを管理するため、情報処理装置1は、データ記録装置2に記録されているファイルのディレクトリ構造を参照することができる。
本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システム10において、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)とを備えて所定のOS(Operating System)に基づく動作を行い、また、ディスプレイを備えて所定のデータ処理により作成されたGUI(Graphical User Interface)画面を表示する。
図9は、データ記録装置2の内部構成を示すブロック図である。データ記録装置2は、情報処理装置1との間でデータを入出力するホストインターフェース11と、バッファ12と、RAM(Random Access Memory)13と、データが記録されるフラッシュメモリ14と、フラッシュメモリ14との間でデータを入出力するフラッシュメモリインターフェース15と、CPU(Central Processing Unit)16と、CPU16により実行されるプログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)17と、CPUバス18とを備えて構成される。なお、バッファは、FIFO(First-In First-Out)を適用することが好ましい。
CPU16は、ROM17に記録されているプログラムを読み出してRAM13上で実行する。また、CPU16は、ホストインターフェース11を介して情報処理装置1よりファイルのデータを入力すると、一時的にデータをバッファ12に格納し、フラッシュメモリインターフェース15を介してフラッシュメモリ14に記録する。また、CPU16は、フラッシュメモリインターフェース15を介してフラッシュメモリ14に記録されているファイルのデータを読み出して一時的にバッファ12に格納し、ホストインターフェース11を介して情報処理装置1にデータを出力する。
データ記録装置2は、情報処理装置1が備えるディスプレイに表示するファイルメニューの論理構造を作成し、情報処理装置1に出力する。このファイルメニューの論理構造は、例えば、以下で述べるAV(Audio Visual)モード、PC(Personal Computer)モード等のファイルの表示モードに応じて作成される。
情報処理装置1は、データ記録装置2が作成したメニューの論理構造に基づいてGUI画面を作成し、このGUI画面をディスプレイに表示する。
表示モードの一例であるAVモードは、情報処理装置1がGUI画面に図10(A)に示すような2次元クロスバーを使用してAVコンテンツのメニュー表示を行う表示モードである。このAVモードで用いられる2次元クロスバーは、横方向の第1レイヤ21に、例えば、「動画」、「音楽」、「写真」といった複数のカテゴリを並列表示し、それぞれのカテゴリが有するコンテンツを下層の縦方向の第2レイヤ22に並列表示する。ユーザは、情報処理装置1の特定キーより1つのカテゴリを選択した後、そのカテゴリが有する複数のコンテンツの中から目的のコンテンツを選択する。その後、情報処理装置1は、ユーザが表示させたいコンテンツを即座に表示する。例えば、情報処理装置1は、複数のコンテンツをユーザが視聴したか、未だ視聴していないかによって自動的にコンテンツデータを分類することが可能である。データ記録装置2が備えるCPU16は、ホストインターフェース11を介して情報処理装置1より入力したAVコンテンツのデータに属性情報を付してフラッシュメモリ14に記録する。
また、表示モードの他の一例であるPCモードは、図10(B)に示すように、例えば、「ツール」、「ドキュメント」、「プロジェクト」、「メール」及び「資料」というフォルダと、「プロジェクト」が下層に有する“Project_A”、“Project_B”及び“Project_C”というフォルダとを表示するように、PCのOS(Operating System)が定めたアクセス方式に対応したメニュー表示を行う表示モードである。CPU16は、ホストインターフェース11を介して情報処理装置1より入力したコンテンツのデータに、PCのOSが定めた形式に基づく属性情報を付してフラッシュメモリ14に記録する。
情報処理システム10では、データ記録装置2において、例えば、ファイル名及び拡張子、ファイル作成日時、ファイル更新日時、ファイルアクセス日時、ファイルが読み取り専用か否か、ファイルが隠しファイルであるか否か等のファイル属性に基づくファイルの分類やフォルダ構成を変更することができる。
ここで、AVモード及びPCモードについてそれぞれ詳細に説明する。
先ず、AVモードについて説明する。AVモードでは、図11に示すように、それぞれのファイルが何れかの属性を有する。上述した属性情報の属性の例としては、ジャンルがテレビジョン放送である場合は、番組名、登場人物、放映日時等、ジャンルが音楽である場合は、曲名、CD(Compact Disk)のアルバム名、作曲者名、歌手名、奏者名、曲の再生順序を指定したプレイリストの中での位置等、ジャンルが静止画である場合は、静止画のタイトル、撮影日、解像度等である。
このAVモードを上位の表示モードとした場合、AVモードは下位の表示モードとして図12(A)〜図12(D)に示す表示モードを有する。
例えば、AVモードは、第1レイヤ21に音楽、動画及び写真といったカテゴリを並列表示し、ユーザが音楽を選択した場合、下層の第2レイヤ22に、アルバムA、アルバムB、・・・、アルバムE、その他というようにアルバムの種類ごとに分類したコンテンツリストを並列表示する下位の表示モード(図12(A))、第1レイヤ21が下層に有する第2レイヤ22に、楽曲A、楽曲B、・・・、楽曲Eというように楽曲ごとに分類したコンテンツリストを並列表示する下位の表示モード(図12(B))、第1レイヤ21が下層に有する第2レイヤ22に、プレイリストA、プレイリストB、プレイリストC、プレイリストに登録されていない楽曲というようにプレイリストごとに分類したコンテンツリストを並列表示する下位の表示モード(図12(C))、第1レイヤ21に保存、未視聴、ゴミ箱といったユーザのファイル使用状態に対応したカテゴリを並列表示し、ユーザが保存を選択した場合、下層の第2レイヤ22に、動画、音楽、写真、その他というようにAVモードにおけるカテゴリに相当するコンテンツリストを並列表示する下位の表示モード(図12(D))等がある。
情報処理装置1は、例えば、図12(A)〜図12(D)に示すような複数の異なる下位の表示モードを瞬時に切り替えて表示することが可能である。
また、このAVモードでは、データ記録装置2を情報処理装置1から抜いても、情報処理装置1が最後にどの表示モードを用いたかをデータ記録装置2が記憶している。このため、次にユーザがアクセスする場合、情報処理装置1は、その最後に用いた表示モードによる表示をすることができる。
図13は、AVモードを用いた情報処理システム1における初期シーケンスについて説明するための図である。
ステップS1において、データ記録装置2は、例えばデジタルカメラ1Aである情報処理装置1と接続されると、AVモード、PCモード等、上位の複数の表示モードの選択肢を情報処理装置1に出力する。
ステップS2において、複数の表示モードの選択肢を入力した情報処理装置1は、AVモードを選択し、この結果をデータ記録装置2に出力する。
ステップS3において、データ記録装置2は、2次元クロスバーの内、カテゴリが並列表示されている第1レイヤ21を情報処理装置1に出力する。
ステップS4において、情報処理装置1は、第1レイヤ21に並列表示されているカテゴリの内、「動画」カテゴリを選択した場合、「動画」カテゴリが下位層リストとして有するコンテンツリストをデータ記録装置2に要求する。
ステップS5において、データ記録装置2は、「動画」カテゴリが有するコンテンツリストが並列表示された第2レイヤ22を情報処理装置1に出力する。
情報処理装置1は、このようなシーケンスを経て、データ記録装置2のCPU16が作成したAVモードのメニュー画面の論理構造に基づいてメニュー表示を行うGUI画面を作成して、このGUI画面を表示する。
また、情報処理装置1は、図14に示すように、図12(A)に示すAVモードの下位の表示モードの画面23から図12(D)に示すAVモードの下位の表示モードの画面24に表示切り替えを行う場合、ステップS5に続くステップS6において、情報処理装置1は、画面の表示切り替えをデータ記録装置2に要求する。
ステップS7においてデータ記録装置2は、情報処理装置1が要求した画面24に表示された2次元クロスバーの第1レイヤ21を情報処理装置1に出力する。
ステップS8において情報処理装置1は、この第1レイヤ21内の特定のカテゴリが有するコンテンツリストをデータ記録装置2に要求する。
ステップS9において、データ記録装置2は、このコンテンツリストが並列表示された第2レイヤ22を情報処理装置1に出力する。
情報処理装置1は、このようなシーケンスを経て、AVモードにおけるGUI画面の表示切り替えを瞬時に行うことが可能となる。
次に、PCモードについて説明する。PCモードでは、図15に示すように、それぞれのファイルは、PCのOSが定めた何れかのアプリケーションソフトのファイル形式により構成される。それぞれのファイルは、各タイトルの後に各アプリケーションソフトが規定した、例えば“.doc”、“.ppt”、“txt”、“.xls”、“.mdb”等の拡張子を付けて、これらをコンテンツ名としてデータ記録装置2が備えるフラッシュメモリ14に記録される。
このPCモードは、下位の表示モードとして図16(A)〜図16(D)に示す表示モードを有する。
このPCモードには、例えば、コンテンツのファイルをリムーバブルディスク内の目的別のフォルダに分類して保存し、この保存形式を維持したまま表示する表示モード(図16(A))、コンテンツデータのファイルをリムーバブルディスク内のフォルダにアプリケーションの拡張子ごとに分類して保存し、この保存形式を維持したまま表示する表示モード(図16(B))、アプリケーションが異なるコンテンツデータのファイルをリムーバブルディスク内に保存し、これらを並列表示する表示モード(図16(C)及び図16(D))等がある。
また、AVモードと同様に、このPCモードにおいても、データ記録装置2は、情報処理装置1から取り外されても情報処理装置1が最後にどの表示モードを用いたかを記憶しているため、次にユーザがアクセスする場合、情報処理装置1は、その最後に用いた表示モードによる表示をすることができる。
図17は、PCモードを用いた情報処理システム10が行う処理動作の初期シーケンスについて説明するための図である。例として、図16(A)に示す画面を表示する場合について説明する。
ステップS11において、データ記録装置2は、AVモード、PCモード等、複数の表示モードの選択肢を情報処理装置1に出力する。
ステップS12において、複数の表示モードの選択肢を入力した情報処理装置1は、PCモードを選択してデータ記録装置2に出力する。
ステップS13において、データ記録装置2は、第1層目のフォルダ25を情報処理装置1に出力する。
ステップS14において、情報処理装置1は、第1層フォルダの内、フォルダ名が「プロジェクト」であるフォルダを選択した場合、この「プロジェクト」が有する下位層リストをデータ記録装置2に要求する。
ステップS15において、データ記録装置2は、「プロジェクト」が有する各フォルダ名が“Project_A”、“Project_B”、“Project_C”といった下位層フォルダ26を情報処理装置1に出力する。
情報処理装置1は、このようなシーケンスを経て、データ記録装置2のCPU16が作成したPCモードのメニュー画面の論理構造に基づいてメニュー表示を行うGUI画面を作成し、このGUI画面を表示する。
情報処理装置1は、このPCモードにおいてもAVモードと同様に、例えば、図16(A)〜図16(D)に示すような複数の異なる表示モードを瞬時に切り替えて表示することができる。例えば、図16(A)に示す画面27から図16(C)に示す画面28に表示形式の切り替えを行う場合、図18に示すように、ステップS15に続くステップS16において、情報処理装置1は、表示形式の切り替えをデータ記録装置2に要求する。
ステップS17においてデータ記録装置2は、画面28のコンテンツリストを情報処理装置1に出力する。
情報処理装置1は、このようなシーケンスを経て、PCモードにおけるGUI画面の表示切り替えを瞬時に行うことができる。
図19は、情報処理装置1がデータ記録装置2に記録されているデータを読み出す際のシーケンスについて説明するための図である。
ステップS21において、情報処理装置1は、データ記録装置2に対してコンテンツの読み出し開始要求を出し、コンテンツ名を読み出すように要求する。
ステップS22において、データ記録装置2は、コンテンツ名に相当するアクセスポインタを発行する。
ステップS23において、情報処理装置1は、アクセスポインタ、リードポイント及びデータ長の読み出しをする。
ステップS24において、データ記録装置2は、アクセスポインタを情報処理装置1に出力する。
ステップS25において、情報処理装置1は、アクセスポインタを終了通知としてデータ記録装置2に出力する。
ステップS26において、データ記録装置2は、アクセスポインタを承諾通知として情報処理装置1に出力する。
図20は、情報処理装置1がデータ記録装置2にデータを書き込む際のシーケンスについて説明するための図である。
ステップS31において、情報処理装置1は、データ記録装置2に対してコンテンツの書き込み開始要求を出し、コンテンツ名を呈示する。
ステップS32において、データ記録装置2は、コンテンツ名であるアクセスポインタを発行する。
ステップS33において、情報処理装置1は、アクセスポインタ及び属性情報をデータ記録装置2に書き込みする要求をデータ記録装置2に出力する。
ステップS34において、データ記録装置2は、アクセスポインタを承諾通知として情報処理装置1に出力する。
ステップS35において、情報処理装置1は、アクセスポインタ及びデータ長をデータ記録装置2に書き込む。
ステップS36において、データ記録装置2は、アクセスポインタを承諾通知として情報処理装置1に出力する。
ステップS37において、情報処理装置1は、アクセスポインタを終了通知としてデータ記録装置2に出力する。
ステップS38において、データ記録装置2は、アクセスポインタを承諾通知として情報処理装置1に出力する。
また、情報処理装置1がデータ記録装置2に書き込まれたデータを消去する際、図21に示すように、ステップS41において、情報処理装置1は、データ記録装置2に対して消去したいコンテンツのコンテンツ名を呈示し、コンテンツのデータの消去を要求する。
ステップS42において、データ記録装置2は、承諾通知を情報処理装置1に出力する。
なお、本実施の形態における情報処理装置1は、画面のメニュー表示を行う上位の表示モードとして、AV(Audio Visual)モード、PC(Personal Computer)モードに限定されず、例えば、静止画ページモード、音楽アルバムモード、動画モード等のページモード等、他の表示モードを用いてもよい。
情報処理システム10では、テーマ、ジャンル等に基づいて分類されたコンテンツがそれぞれ複数のファイルを有する場合、情報処理装置1は、複数のファイルのディレクトリ構造を作成し、この複数のファイルをひとまとめにしてパッケージとしてデータ記録装置2に出力する。
この場合、情報処理装置1は、例えば図22に示すように、データ記録装置2により作成されたメニューの論理構造に基づいて、第1レイヤ21に「パッケージ」、「動画」、「音楽」、「写真」といった複数のカテゴリを並列表示し、「パッケージ」カテゴリが有する「北海道旅行」、「新年会」、「運動会」というテーマ別に分類されたパッケージを第2レイヤ22に並列表示するといったAVモードのGUI画面を表示することができる。情報処理装置1は、図23に示すような「北海道旅行」、「新年会」、「運動会」というパッケージについて、それぞれパッケージが有する複数のファイルのディレクトリ構造をデータ記録装置2に出力する。
図24は、データ記録装置2の機能的な構成を示すブロック図である。データ記録装置2は、コマンド解析部31と、コンテンツ管理システム32と、ファイルシステム33とを備えている。
コマンド解析部31は、情報処理装置1よりファイルの読み出し、書き込み等のコマンドを入力すると、コマンドを解析し、コンテンツ管理システム32にアクセスする。
コンテンツ管理システム32は、コマンド解析部31よりアクセスを受けると、例えば、図25に示すようなデータベースを作成してファイルを分類する。すなわち、コンテンツ管理システム32は、このデータベースに、ファイル管理番号、ファイル名、メタデータ、及び3つの表示形式(表示形式1、表示形式2、表示形式3)に応じたファイルの分類情報を記入する。このファイルの分類情報は、メタデータに基づいて生成されたり、情報処理装置1にてユーザが記入することにより新たに生成されるものである。情報処理装置1のディスプレイに表示されるパッケージの表示形式は、情報処理装置1におけるユーザ操作により自由に切り換えることができる。
ここで、メタデータは、後述するパッケージ記述ファイルのメタデータ欄に記載される。このメタデータは、例えば、「HTMLパッケージ」、「動画パッケージ」、「静止画パッケージ」、「プレイリストパッケージ」等のパッケージタイプ、パッケージを作成したアプリケーション名等である。
このように、コンテンツ管理システム32は、例えば上述したようなファイルの分類情報をデータベースに格納することにより、コンテンツを管理する。
ファイルシステム33は、コンテンツ管理システム32によって管理されているファイルの種類に応じてフラッシュメモリ14へ記録するファイルを図26に示すようなツリー構造により管理する。例えば、ファイルシステム33は、File_1,File_2,File_3,・・・,File_9というように管理番号を付した通常のファイルや、例えば、後述するように、パッケージ名が“Package_A”,“J-POP”,“Classic”であるパッケージ記述ファイルをroot直下のツリー構造により管理する。
また、ファイルシステム33は、特定の記述形式に基づいて、パッケージ記述ファイルにファイルのディレクトリ構造を構成するファイルの実体名、表示名等を記述し、このパッケージ記述ファイルを通常のファイルと同じように上述したroot直下のツリー構造により管理する。例えば、図27(A)に示すようなディレクトリ構造を有するPackage_Aの記述ファイルは、図27(B)に示すように、Root直下にファイルの実体名、表示名等が記述される。
ここでパッケージ記述ファイルの記述形式について説明する。1つのファイルは、1行に記載される。1行には、ファイルの実体名(例えばFile_3)と、アルファベットで表されるファイルの表示名とが順に記述される。フォルダは、実体を持たないため表示名(例えばFolder_Z)のみが記載される。また、ファイルの実体名の前にある空白は、階層が1つ下がったことを意味する。
なお、コマンド解析部31は、CPU26によって制御されており、コンテンツ管理システム32及びファイルシステム33は、RAM23上に実行可能な状態で展開されている。
情報処理システム10において、情報処理装置1とデータ記録装置2とがパッケージ単位でデータ通信を行う際のシーケンスについて説明する。なお、ここで用いられる一連のコマンドを表1に示す。
例えば、データ記録装置2は、情報処理装置1よりPackageAccess(Package_A,Write_File,Folder_Z\D,DのMetaData,DのContentsData)コマンドを入力すると、ファイルDをFile_9という管理番号を付した実体名でフラッシュメモリ14に記録する。コンテンツ管理システム32は、File_9の表示名D及びメタデータをデータベースに格納する。コンテンツ管理システム32は、データベースに格納されているメタデータの中身を解析することにより、表示形式1,2,3についてのファイル情報をそれぞれ格納する。また、ファイルシステム33は、Package_Aのパッケージ記述ファイルに表示名Dを記述する。
図28は、情報処理装置1がデータ記録装置2内にパッケージを作成してファイルを書き込む際のシーケンスを説明するための図である。
ステップS51において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,Create_Package)コマンドを出力する。
ステップS52において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したPackageAccess(Package_A,Create_Package)コマンドに基づいて、通常のファイルを作成する場合と同様に、Package_Aの記述ファイルを作成してフラッシュメモリ14に記録する。この際、ファイルシステム33は、図29(A)に示すように、メタデータが付されたPackage_Aの記述ファイルに、ディレクトリ構造の情報としてrootを記述する。コンテンツ管理システム32は、メタデータとしてこのファイルがパッケージファイルである旨とパッケージ名とをデータベースに格納する。その後、データ記録装置2は、情報処理装置1にAckコマンドを出力する。
ステップS53において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A, Write_File,File_B,File_BのMetaData,File_BのContentsData)コマンドを出力する。
ステップS54において、データ記録装置2は、ファイルBをフラッシュメモリ14に記録する。この際、ファイルシステム33は、図29(B)に示すように、Package_Aの記述ファイルに、ディレクトリ構造の情報としてファイルBへのポインタを記述する。その後、データ記録装置2は、情報処理装置1にAckコマンドを出力する。
ステップS55において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,Make_Folder,Folder_Z)コマンドを出力する。
ステップS56において、データ記録装置2は、Package_Aの記述ファイル内にフォルダZを作成する。すなわち、ファイルシステム33は、図29(C)に示すように、メタデータが付されたPackage_Aの記述ファイルに、ディレクトリ構造の情報としてFolder_Zを記述する。その後、データ記録装置2は、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。
ステップS57において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,Write_File,Folder_Z\File_C,File_CのMetaData,File_CのContentsData)コマンドを出力する。
ステップS58において、データ記録装置2は、ファイルCをフラッシュメモリ14に記録する。この際、ファイルシステム33は、図29(D)に示すように、メタデータが付されたPackage_Aの記述ファイルに、ディレクトリ構造の情報としてファイルCへのポインタを記述する。その後、データ記録装置2は、情報処理装置1にAckコマンドを出力する。
次に、情報処理装置1がデータ記録装置2に記憶されているファイルを読み出す際のシーケンスについて図30を示しながら説明する。
ステップS61において、情報処理装置1は、データ記録装置2にGet_Package Listコマンドを出力する。
ステップS62において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したGet_Package Listコマンドに基づいて、フラッシュメモリ14に記録されている。例えば、図31に示すようなPackage_A,Package_B,Package_Cといったパッケージのリストを取り出して情報処理装置1に出力する。
ステップS63において、情報処理装置1は、データ記録装置2より入力したパッケージリストの内、図32に示すようなPackage_Aのディレクトリ構造の情報を要求するために、Dirコマンドをデータ記録装置2に出力する。
ステップS64において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したDirコマンドに基づいて、Package_Aの記述ファイルに記載されているディレクトリ構造の情報を情報処理装置1に出力する。
ステップS65において、情報処理装置1は、フォルダZにアクセスするためにPackageAccess(Package_A,Cd,Folder_Z)コマンドをデータ記録装置2に出力する。
ステップS66において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したPackageAccess(Package_A,Cd,Folder_Z)コマンドに基づいて、フォルダZにアクセスし、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。
ステップS67において、情報処理装置1は、フォルダDが有するファイルCを読み出すために、PackageAccess(Package_A,Read_File,File_C)コマンドをデータ記録装置2に出力する。
ステップS68において、データ記録装置2は、ファイルCのメタデータ及びコンテンツデータを情報処理装置1に出力する。
次に、情報処理装置1がデータ記録装置2に記録されているパッケージを消去する際のシーケンスについて図33を示しながら説明する。
ステップS71において、情報処理装置1は、データ記録装置2にGet_Packagelistコマンドを出力する。
ステップS72において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したGet_Package Listコマンドに基づいて、フラッシュメモリ14に記録されている例えば、図31に示すようなPackage_A,Package_B,Package_Cといったパッケージのリストを取り出して情報処理装置1に出力する。
ステップS73において、情報処理装置1は、Package_Aのファイルを残した状態で箱としてのパッケージのみを消去するために、データ記録装置1にPackageAccess(Package_A,Delete,箱のみ消去)コマンドを出力する。
ステップS74において、データ記録装置2は、図34に示すようなPackage_Aの箱としてのパッケージを消去し、情報処理装置1にAckコマンドを出力する。
情報処理装置1が、Package_Aが有するファイルCを読み出す場合、ステップS75において、情報処理装置1は、データ記録装置2にFile_Read(File_C)コマンドを出力する。
ステップS76において、データ記録装置2は、フラッシュメモリ14よりファイルCのメタデータ及びコンテンツデータを読み出して情報処理装置1に出力する。
次に、情報処理装置1がデータ記録装置2に記録されているパッケージを構成するファイルの一部を消去する際のシーケンスについて図35を示しながら説明する。
ステップS81において、情報処理装置1は、データ記録装置2にGet_Packagelistコマンドを出力する。
ステップS82において、データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したGet_Package Listコマンドに基づいて、フラッシュメモリ14に記録されている例えば、図31に示すようなPackage_A,Package_B,Package_Cといったパッケージのリストを取り出して情報処理装置1に出力する。
ステップS83において、情報処理装置1は、図36に示すように、Package_Aが有するファイルCへのリンク情報のみを消去するために、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,Delete,Folder_Z\File_C,リンク情報のみ消去)コマンドを出力する。
ステップS84において、データ記録装置2は、Package_Aが有するファイルCへのリンク情報のみを消去して情報処理装置1にAckコマンドを出力する。
ステップS85において、情報処理装置1は、ファイルCを読み出すために、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,File_Read,Folder_Z\File_C)を出力する。
このようなパッケージアクセスコマンドでは、パッケージCへのリンク情報が消去されているためにファイルCへアクセスできない。このため、ステップS86において、データ記録装置2は、「ファイルが見つかりません。」といった応答を情報処理装置1に出力する。
ステップS87において、情報処理装置1は、再度ファイルCを読み出すために、データ記録装置2に通常のファイルアクセスコマンドであるFile_Read(File_C)コマンドを出力する。
パッケージCへのリンク情報は消去されているがファイルCの実体は残っているため、ステップS88において、データ記録装置2は、ファイルCのメタデータ及びコンテンツデータを情報処理装置1に出力する。
次に、情報処理装置1がデータ記録装置2に記録されているPackage_Aに、データ記録装置2に予め記録されている他のファイル、ファイルDを追加する際のシーケンスについて図37を示しながら説明する。
ステップS91において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(Package_A,Add_File_to_Package, File_D, Folder_Z\File_D)コマンドを出力する。
ステップS92において、データ記録装置2は、図38に示すように、ファイルDへのリンク情報をPackage_Aの記述ファイルに記述し、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。
このように、本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システム10では、データ記録装置2が情報処理装置1に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行う際、データ記録装置2が備えるコマンド解析部31は、情報処理装置1より入力したコマンドを解析し、この解析されたコマンドに応じてフラッシュメモリ14へデータの書き込み及び/又は読み出しを行う。また、コンテンツ管理システム32は、データをファイル毎に分類するための分類情報をデータベースに格納する。ファイルシステム33は、フラッシュメモリ14に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理し、コンテンツ管理システム32により作成されたデータベースに格納されているファイルの分類情報を参照しながら、フラッシュメモリ14に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理するため、情報処理装置1は、初期動作時間を短縮できるとともに、所望のディレクトリ構造を構成するファイル群を有するパッケージ単位でデータ記録装置2にアクセスすることができる。
また、情報処理装置1は、データ記録装置2により作成されたメニューの論理構造に基づいてディスプレイに表示するGUI画面データを作成する。これにより、情報処理装置1は、データ記録装置2により作成された、パッケージファイルのディレクトリ構造の論理構造に基づいてディスプレイにこのパッケージファイルのディレクトリ構造を表示することができる。
本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システム10では、プレイリスト機能を有して複数の音楽ファイルの再生順序を自動的に決定するプレイリストパッケージを生成するために、パッケージ記述ファイルの一種としてプレイリスト記述ファイルを生成することができる。なお、情報処理装置1とデータ記録装置2とが行う基本的なコマンド処理動作は、上述したパッケージ記述ファイルの場合と同様である。
例えば、曲名がMusic_A、Music_B、Music_C、Music_D、及びMusic_Eである5曲の音楽ファイルを有し、これらの音楽ファイルをこの順序で再生させるプレイリストパッケージは、図39に示す処理シーケンスにより生成される。
ステップS101において、情報処理装置1は、パッケージ名がPackageAccess(PlayList,J-POP,Create_Package)コマンドをデータ記録装置2に出力する。
ステップS102において、データ記録装置2は、パッケージ名がJ-POPであるプレイリストパッケージを生成し、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。この際、コンテンツ管理システム32が管理するデータベースのメタデータ欄には、パッケージの種類として「PayList」と記述される。
ステップS103において、情報処理装置1は、データ記録装置2にPackageAccess(J-POP,Write_File,Music_A)コマンドを出力する。
ステップS104において、データ記録装置2は、プレイリスト記述ファイルにMusic_Aを記述し、フラッシュメモリ14にMusic_Aのコンテンツを記録し、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。
ステップS105〜ステップS112に示すように、ステップS103〜ステップS104と同様の工程を経ることにより、Music_B、Music_C、Music_D、及びMusic_Eは、プレイリスト記述ファイルに記述され、フラッシュメモリ14にMusic_B、Music_C、Music_D、及びMusic_Eのコンテンツが記録される。
このように、生成されたプレイリストパッケージは、図40に示すように、曲名の頭に自動的に再生順序番号が記載されたディレクトリ構造を有する。
ここで、図41に示すように、例えばユーザがMusic_Cの再生順番を第3番から第1番に変更する場合、図42の処理シーケンスに示すように、ステップS121において、情報処理装置1がデータ記録装置2にPackageAccess(J-POP,Rename_File,003_Music_C, 001_Music_C)コマンドを出力すると、ステップS122において、データ記録装置2は、プレイリスト記述ファイルに記載されているMusic_Cの再生順序を第3番から第1番に変更し、情報処理装置にAckコマンドを出力する。このような処理により、プレイリストパッケージが有する音楽ファイルの再生順序は、自動的に変更される。
また、図43に示すように、例えばユーザがプレイリストパッケージが有するファイルであるMusic_CとMusic_Dとの間にMusic_Fを追加する場合、図44の処理シーケンスに示すように、ステップS131において、情報処理装置がデータ記録装置2にPackageAccess(J-POP,Add_File_to_Package,Music_F, 004_Music_F)コマンドを出力すると、ステップS132において、データ記録装置2は、プレイリスト記述ファイルに記載されたMusic_CとMusic_Dとの間にMusic_Fを追加して記載し、Ackコマンドを情報処理装置1に出力する。この際、データ記録装置2は、Music_F以降の音楽ファイルに付された再生順序番号をインクリメントする。
また、データ記録装置2は、図45に示すように、独自にフラッシュメモリ14に記録されている音楽ファイルのコンテンツより、例えばクラシック音楽等、独自に選択したジャンルの音楽ファイルのコンテンツを読み出してディレクトリ構造を有するプレイリストパッケージを作成することができる。
本発明を適用した第1の実施形態における情報処理システム10は、データ記録装置2がメニューの論理構造を作成することとしたが、本発明を適用した第2の実施形態における情報処理システムでは、データ記録装置2がメニューの論理構造に加えてGUI画面データを作成することとしてもよい。
本発明を適用した第2の実施形態における情報処理システムは基本構造を情報処理システム10と同様とするため、情報処理システム10と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
データ記録装置2がホストインターフェース(I/F)11を介して入出力するデータは、大きく分けて、画面・音情報、操作情報及び制御情報の3種類から成る。
画面・音情報はGUIに基づく画面データや音楽データであって、CPU16及びRAM13を用いてプログラムを実行することにより生成される。この画面・音情報は、例えば、BMP(Windows Device Independent Bitmap)ファイル等の画面情報やWAVファイル等の音情報である。
また、操作情報は、例えば、情報処理装置1でユーザが操作した情報であって、ポインティングの画面上の座標情報、スクロールやボタン操作の情報等が含まれている。
また、制御情報は、例えば、プロトコルの開始・終了などを指示する情報である。
本発明を適用した第2の実施形態における情報処理システムは、これら3種類のデータを用いて各シーケンスを実行する。
図46は、情報処理システムにおける初期シーケンスを説明するための図である。
ステップS141において、データ記録装置2は、情報処理装置1に接続されると、情報処理装置1に対して機器情報を要求する。この機器情報は、デジタルカメラ、携帯電話、ビデオレコーダ等、情報処置装置1のカテゴリやタイプといった機器の種類を示す情報である。
ステップS142において、情報処理装置1は、機器情報の要求に対して応答する。
ステップS143において、データ記録装置2は、情報処理装置1に対し、画面サイズ情報を要求する。
ステップS144において、情報処理装置1は、この要求に対して画面サイズ情報をデータ記録装置2に出力する。この画面サイズ情報は、情報処理装置が有する表示手段の情報であって、例えば、QVGA(Quarter Video Graphics Array)、SDTV(Standard Definition Television)、HDTV(High Definition Television)等である。
ステップS145において、データ記憶装置2は、情報処理装置1に対し、入力方式情報を要求する。
ステップS146において、情報処理装置1は、この要求に対して入力方式情報をデータ記録装置2に出力する。この入力方式情報は、デジタルカメラや携帯電話であれば上下左右の十字キー、ビデオレコーダであればリモートコントローラであるといった情報である。
ステップS147において、データ記録装置2は、ステップS141〜ステップS146で取得した情報処理機器1の内部情報に応じて画面データを生成し、情報処理装置1に出力する。この画面データは、GUI画面を表示させるものであり、例えばデータ記録装置2のファイル内容をアイコンなどのグラフィックで提示することができる。
このように、情報処理装置1は、機器情報、入力方式情報、画面サイズ情報等の内部情報を取得することにより、情報処理装置1から入力するx軸方向やy軸方向の操作情報とGUI画面とを正確に対応させることができる。また、初期動作としてデータ記録装置1内のファイル名を読み出し、それを整理してファイルリストとして画面に表示する動作が必要でないため、初期動作に掛かる時間を短縮することができる。また、画面データがデータ記録装置2で生成されるため、ファイルの表示形式は、情報処理装置1に依存することなく、ユーザにとって使い勝手のよい、自由度のあるものとなる。
なお、ステップS147において出力される画面データは、データ記録装置2に記録されたファイルを提示する表示形式を選択させるものであることが好ましい。これによりユーザは、例えば、図10に示すような、ファイルをカテゴリ別に分類したAVモード、ファイルを所定のフォルダに階層的に格納したPCモード等の目的に応じた表示形式を選択することができる。
ここで、例えばユーザによりAVモードのメニュー画面が選択された場合、データ記録装置2は、ファイルレベルCで認識される属性情報に基づいてファイルを動画、音楽、写真等のカテゴリに分類し、カテゴリバーaとファイルバーbとを直交するようなメニュー構造を作成し、GUI画面データを生成する。また、PCモードのメニュー画面が選択された場合、データ記録装置2は、例えば、ツール、ドキュメント、プロジェクト、メール、資料等の項目のフォルダにファイルが階層的に格納するようなメニュー構造を作成し、GUI画面データを生成する。そして、データ記録装置2により生成されたGUI画面データは、情報処理装置1に出力され、ユーザに所望の表示形式に応じたファイルが提示される。
図47は、情報処理装置1のユーザ操作における処理シーケンスを説明するための図である。
ステップS151において、データ記録装置2は、上述した初期シーケンスのステップS147と同様に画面データを情報処理装置1に出力する。
ステップS152において、情報処理装置1は、データ記録装置2から取得した画面データに応じたGUI画面を表示する。ここで、あるGUI画面において、例えばユーザが左スクロール操作を行った場合、情報処理装置1は、左スクロールの操作情報を生成し、データ記録装置2に出力する。
ステップS153において、データ記録装置2は、情報処理装置1からの操作情報に応じて、例えばスクロール後の画面データを生成する。そして、この画面データは情報処理装置1に出力され、情報処理装置1の画面にGUI画面が再描写される。
例えば、ユーザがファイルの削除操作を行う場合、ステップS154において、情報処理装置1は、ファイルの削除を行った操作情報を生成し、データ記録装置2に出力する。
ステップS155において、データ記録装置2は、操作情報よりファイル削除動作が行われたことを認識してファイルが削除された画面データを生成し、この画面データを情報処理装置2に出力すると、情報処理装置1の画面にはGUI画面が再描写される。
このように、情報処理装置1は、ユーザの操作入力に応じた操作情報をデータ記録装置2に出力し、データ記録装置2から出力された画面情報に応じてGUI画面を表示するだけでよいため、従来と比べ処理負担が軽減される。つまり、データ記録装置2は、情報処理装置1から出力されたユーザの操作情報とデータ記録装置2自身が生成するGUI画面データに基づいてユーザ操作を認識し、データの読み出し等の処理を行う。
終了シーケンスは、図48(a)に示すように、データ記録装置2から終了通知を出力し(ステップS311)、情報処理装置1が返事(ACKnowledgement)するようにしてもよいし、図48(b)に示すように、情報処理装置1から終了通知を出力し(ステップS321)、データ記録装置2が返事するようにしてもよい。
図49及び図50は、情報処理装置1がデータ記憶装置2からファイルを読み出す読み出しシーケンスを説明するための図である。
ステップS161において、データ記録装置2は、図47に示す処理シーケンスと同様に、情報処理装置1に画面データを出力する。
ステップS162において、情報処理装置1は、操作情報をデータ記録装置2に出力する。
ステップS163において、データ記録装置2は、この操作情報に応じて画面データを生成し、情報処理装置1に出力する。
ここで、ステップS164に示すように、情報処理装置1は、例えばファイルAを選択、再生する操作情報をデータ記録装置2に出力した場合、ステップS165において、データ記録装置2は、情報処理装置2に対してファイルAの再生確認を行う。
なお、操作情報には、ファイルAについての情報が含まれていないので、この時点では、情報処理装置1は、ファイルAが選択されたことを認識していない。情報処理装置1は、ファイルAの再生確認を要求されることにより、ファイルAの選択を認識し、そのファイルが再生可能であるか否かを判別する。具体的には、ファイルAを再生するコーデックを情報処理装置1自身が有しているか否かを、例えば、ファイルの拡張子より判別する。再生可能である場合、ステップS171において、情報処理装置1は、データ記録装置2に読み出し開始要求を行う。この読み出し開始要求は、読み出すファイルの名前Aを出力することにより行われる。
ステップS172において、データ記録装置2は、ファイルAの読み出し要求に応じてファイルへのアクセス権であるアクセスポインタを発行し、これを情報処理装置1に出力する。このアクセスポインタによって、例えば、一度に複数のファイルにアクセスすることが可能となる。
ステップS173において、情報処理装置1は、アクセスポインタを取得すると、データ記録装置2に読み出し要求を行う。
ステップS174において、データ記録装置2は、情報処理装置1から読み出し要求を入力すると、操作情報とGUI画面とに基づいて取得したリードポイント及びデータ長に応じて、フラッシュメモリ14内の所定の位置に格納されたデータを読み出し、情報処理装置1に出力する。ここで、リードポイントは、データ中の何バイト目を読み出すかの情報であり、データ長は、どれだけの長さのデータを読み出すかの情報である。
なお、データ記録装置2は、ステップS171において出力されたファイルAの読み出し要求に応じて、フラッシュメモリ14内の所定の位置に格納されたデータを読み出し、情報処理装置1に出力するようにしてもよい。
ステップS175において、情報処理装置1は、ファイルAのデータを全て入力した場合、終了通知をデータ記録装置2に出力する。
ステップS176において、データ記録装置1は、承諾通知を出力する。
このように、情報処理装置1は、ユーザの操作情報をデータ記録装置2に出力するだけでよいため、データ記録装置2から所望のファイルを素早く読み出すことができる。
また、ユーザがプレイリストPを選択したプログラム再生を再生する場合、図51に示すように、ステップS181において、情報処理装置1は、データ記録装置2に操作情報を出力する。
ステップS182において、データ記録装置2は、その操作情報に基づいてプレイリストPが選択されたことを認識する。そして、データ記録装置2は、情報処理装置1にプレイリストPのファイルAの再生確認を行う。
その後、上述したステップS171〜ステップS176の処理が行われ、続くステップS183において、ファイルAが再生される。
また、ステップS184〜ステップS187において、プレイリストPのファイルB、ファイルC・・・が同様に再生される。つまり、データ記録装置2は、プレイリストPに従った順番でファイルの再生確認を行い、情報処理装置1は、再生確認を要求された順番にファイルを再生する。このため、情報処理装置1は、プレイリストに従って再生していること知らないこととなる。
次に、情報処理システムにおける書き込みシーケンスについて図52を示しながら説明する。
ステップS191において、情報処理装置1は、データ記録装置2に対してデータ書き込み開始要求を行う。なお、このデータ書き込み開始要求は、GUI画面に基づく操作情報であってもよい。
ステップS192において、データ記録装置2は、データ書き込み開始要求に応じて書き込みファイル名を認識してアクセスポインタを発行し、情報処理装置1に出力する。
ステップS193において、情報処理装置1は、アクセスポインタを入力すると、書き込みファイルの属性情報を含む書き込み要求をデータ記録装置2に出力する。この属性情報は、出演者、ジャンル、記録日時等のメタ情報、及び、データ長、拡張子、ファイル名等の情報を含むものである。
ステップS194において、データ記録装置2は、この属性情報に基づいてファイルをどの階層に記録するか決定する。記録場所の決定後、データ記録装置2は、承諾通知を情報処理装置1に出力する。
ステップS195において、情報処理装置1は、承諾通知に応じて、書き込みファイルのデータをデータ記録装置2に出力する。
ステップS196において、データ記録装置2は、書き込みファイルのデータを属性情報に基づいて決定した記録場所に格納する。データ格納後、データ記録装置2は、承諾通知を出力する。
ステップS197において、情報処理装置1は、データの出力終了を表す終了通知をデータ記録装置2に出力する。
ステップS198において、データ記録装置2は、この終了通知に応じた承諾通知を情報処理装置1に出力する。
このように、ファイルの書き込み先をデータ記録装置2が指定するため、情報処理装置1の処理負担が軽減する。また、データ記録装置2がファイルを管理するため、いかなる情報処理装置でも、データ記録装置2で設定した表示形式でファイルを提示することができる。
例えば、図53(a)に示すように情報処理装置1が音楽再生装置であって、アーティストAの音楽データを書き込む場合、図53(b)に示すメニューのように、「アーティストA」がアーティスト欄に追加されるとともに「プレイリスト」の中にも追加されるこことなる。また、例えば、図54(a)に示すように情報処理装置1がデジタルカメラであって、写真データを書き込む場合、図54(b)に示すメニューのように、「2005年8月1日」のフォルダに写真が追加されるこことなる。これらメニュー画面をデータ記録装置2が生成し、データ記録装置2が全てのファイルを管理しているため、情報処理装置1は、データ記録装置2に記録されているデータを把握しなくてもよく、情報処理装置1の処理負担が軽減される。
また、データ記録装置2がファイルを管理することから、例えば、フラッシュメモリ14の空き容量が少なくなった場合、アクセス頻度が少ないファイルから自動的に削除し、新しいファイルを書き込む容量を確保するようにしてもよい。また、例えば、フラッシュメモリ14の容量が少なくなった場合、ユーザにアクセス頻度が低い順に並べてファイルを提示するようにしてもよい。また、フラッシュメモリ14の容量の内、動画・音楽で何%使用しているかの現在の使用状況を、例えば、円グラフで提示するようにしてもよい。また、例えば、3ヶ月以上アクセスが無かったファイルを自動的にゴミ箱に移動させるようにしてもよい。これらの設定は、情報処理装置1の設定に依存することなく、データ記録装置2ごとに設定することができるので、ユーザは安心して使用することができる。
上述した第1の実施形態における情報処理システム10と同様に第2の実施形態における情報処理システムにおいても、テーマ、ジャンル等に基づいて分類されたコンテンツがそれぞれ複数のファイルを有する場合、情報処理装置1は、各コンテンツのファイルのディレクトリ構造を作成し、ディレクトリ構造を有する各コンテンツをパッケージとしてデータ記録装置2に出力することができる。
データ記録装置2は、情報処理装置1より入力したディレクトリ構造を有するパッケージのGUI画面データを作成して情報処理装置1に出力する。
情報処理装置1は、ユーザ操作に応じて、データ記録装置2より入力したGUI画面データに基づいてパッケージファイルのディレクトリ構造をディスプレイに表示することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態では、図9に示す内部構成を備えるデータ記録装置2を用いることとしたが、他の実施形態として、図55に示すような接続装置3を用いても情報処理装置1の処理を軽減させることができる。ここで、図9に示すデータ記録装置2と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この接続装置3は、情報処理装置1との間でデータを入出力するホストインターフェース(I/F)11と、バッファ12と、RAM(Random Access Memory)13と、フラッシュメモリ14との間でデータを入出力するフラッシュメモリインターフェース(I/F)151と、CPU(Central Processing Unit)16と、CPU16により実行されるプログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)17と、CPUバス18とを備えて構成され、フラッシュメモリインターフェース(I/F)151を介して、データの消去・書き込みを自由に行うことができるフラッシュメモリ141と着脱自在に接続されている。このような内部構成により、接続装置3は、フラッシュメモリ141内のデータを示すGUI画面を生成し、フラッシュメモリ141に記録されたファイルを情報処理装置1に表示させることができる。
情報処理装置1は、接続装置3から取得したメニューの論理構造に基づいてGUI画面を作成したり、接続装置3から取得したGUI画面データに基づいてGUI画面をディスプレイに表示するだけでよいため、初期動作時間を短縮することができる。また、情報処理装置1自身に依存しない、フラッシュメモリ141に固有の表示形式でファイルを表示することができる。
また、フラッシュメモリインターフェース(I/F)151は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)等に準拠したものであって、ホストインターフェース(I/F)11は、これらをさらに拡張したものであってもよい。
また、上述の実施の形態では、フラッシュメモリ14、141を用いる構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、HDD等の記録媒体を用いることとしてもよい。
1 情報処理装置、2 データ記録装置、3 接続装置、10 情報処理システム、11 ホストインターフェース、12 バッファ、13 RAM、14 フラッシュメモリ、15 フラッシュメモリインターフェース、16 CPU、17 ROM、18 CPUバス、31 コマンド解析部、32 コンテンツ管理システム、33 ファイルシステム
Claims (7)
- 表示手段を備える情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置において、
上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、
上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、
記録部を有し、上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて当該記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、
上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、
上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段と
を備え、
上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とするデータ記録装置。 - 上記ファイル管理手段は、上記ディレクトリ構造を構成するための情報が記載されたパッケージ記述ファイルを管理することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
- 上記データ通信手段は、上記表示手段に上記ファイルをメニュー表示するための論理構造を作成し、上記情報処理装置と接続された際、上記論理構造の情報を当該情報処理装置に出力するメニューレベルを通信プロトコルとして用いることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
- 上記データ通信手段は、上記情報処理装置と接続された際、上記表示手段の情報を含む内部情報を取得し、上記内部情報に基づいて上記表示手段に表示するGUI(Graphical User Interface)画面データを生成し、上記GUI画面データを情報処理装置に出力するGUIレベルを通信プロトコルとして用いることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
- 表示手段を備える情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行う接続装置において、
上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、
上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、
上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて、当該接続装置に対して着脱自在に接続される記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、
上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、
上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段と
を備え、
上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする接続装置。 - 表示手段を備える情報処理装置と、当該情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置とを備える情報処理システムにおいて、
上記データ記録装置は、
上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信手段と、
上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析手段と、
記録部を有し、上記コマンド解析手段により解析されたコマンドに応じて当該記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録手段と、
上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納手段と、
上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理手段と
を備え、
上記ファイル管理手段は、上記分類情報格納手段に格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする情報処理システム。 - 表示手段を備える情報処理装置と、当該情報処理装置に対して着脱自在に接続され、データの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録装置とを備える情報処理システムに用いられる情報処理方法において、
上記データ記録装置は、
上記情報処理装置に対して所定の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信工程と、
上記情報処理装置より入力したコマンドを解析するコマンド解析工程と、
上記コマンド解析工程により解析されたコマンドに応じて当該データ記録装置が有する記録部へデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ記録工程と、
上記データをファイル毎に分類するための分類情報を格納する分類情報格納工程と、
上記記録部に書き込み及び/又は読み出すデータをファイル単位で管理するファイル管理工程と
を有し、
上記ファイル管理工程は、上記分類情報格納工程にて格納されている分類情報に基づいて、上記記録部に記録されているディレクトリ構造を有するファイル群をパッケージとして管理することを特徴とする情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083360A JP2007257494A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | データ記録装置、接続装置、情報処理システム、及び情報処理方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083360A JP2007257494A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | データ記録装置、接続装置、情報処理システム、及び情報処理方法 |
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Family Applications (1)
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JP2006083360A Pending JP2007257494A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | データ記録装置、接続装置、情報処理システム、及び情報処理方法 |
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- 2006-03-24 JP JP2006083360A patent/JP2007257494A/ja active Pending
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