JP2007257040A - バイオメトリクス認証装置およびバイオメトリクス認証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個人認証が失敗した原因や円滑に行なわれなかった原因をその個人認証を行なった利用者が知ることができるようにする。
【解決手段】生体情報読取手段で読取った生体情報が(S2a)登録生体情報との照合に適さないと判定された原因(S4a)、その照合に適すると判定された生体情報が登録生体情報との照合に失敗した原因(S10a)、およびその照合の処理に既定時間を超えた時間を要した原因(S17a)を制御部が検知するようにし、その制御部がその原因を検知したとき、生体情報読取手段で読取った生体情報を表示させるとともに、その原因を示す文言を表示させて(S15a、S19a)利用者に知らせるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、虹彩や指紋等の生体情報を使用して個人認証を行なうバイオメトリクス認証装置およびバイオメトリクス認証システムに関する。
従来のバイオメトリクス認証装置およびバイオメトリクス認証システムは、利用者の虹彩や指紋等の生体情報をカメラ等で読み取り、その読取った生体情報と予め登録された生体情報を照合して本人であることを確認する個人認証を行い、その個人認証の結果である「成功」または「失敗」の旨の文言をディスプレイ等の表示部に表示させ、または、その旨の音声をスピーカ等の音声出力部から出力して利用者に個人認証の結果を知らせるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−25577号公報(段落「0023」〜段落「0046」、図2、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、利用者の個人認証を行なうとき、カメラ等で読取った利用者の生体情報が焦点のずれ等により良好な品質を確保することができなかった場合、また、読取った生体情報が良好な品質を確保できた場合であっても、登録された生体情報との照合処理で失敗した場合、さらに、照合処理に成功した場合であってもその照合処理が終了するまでに時間がかかってしまった場合において、利用者はその個人認証が失敗した原因や円滑に行なわれなかった原因を知ることができないため、次回以降の個人認証においても同様の事象を発生させてしまう可能性が高いという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、生体情報読取手段で読取った利用者の生体情報と記憶部に予め記憶された登録生体情報とを照合して本人確認を行なうバイオメトリクス認証装置において、生体情報読取手段で読取った生体情報が正確に読取れていないと判定される原因、および前記読取った生体情報と登録生体情報との照合を不可能または困難にする原因を検知する制御部を設け、前記制御部が、前記読取った生体情報と登録生体情報との照合に失敗したとき、前記読取った生体情報を表示させるとともに、検知した前記原因を示す文言を表示させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とする。
また、前記制御部が、前記読取った生体情報と登録生体情報との照合の処理に既定時間を超えた時間を要したとき、前記読取った生体情報を表示させるとともに、検知した前記原因を示す文言を表示させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、個人認証が失敗した原因や円滑に行なわれなかった原因をその個人認証を行なった利用者自身が知ることができるようになり、次回以降の個人認証において同様の事象を発生させることなく個人認証を行うことができるようになるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明によるバイオメトリクス認証装置およびバイオメトリクス認証システムの実施例を説明する。
まず、第1の実施例について説明する。
図2は第1の実施例におけるバイオメトリクス認証システムの構成を示すブロック図である。
1はバイオメトリクス認証装置であり、利用者の虹彩や指紋等の生体情報を読み取り、その読取った生体情報と予め登録された生体情報とを照合し、本人であることを確認する個人認証を行なうものである。なお、このバイオメトリクス認証装置1で複数の利用者の生体情報を読み取り、登録することができるものとする。
2は表示盤であり、液晶ディスプレイ等で構成されたものである。この表示盤2は文字や図柄等により情報を表示することができるものである。
3はスピーカであり、音声を出力するためのものである。
4は生体情報読取手段であり、カメラやセンサ等で構成され、虹彩や指紋、手のひらの静脈パターン等の生体情報を読取るためのものである。
5は照明であり、生体情報読取手段4で利用者の生体情報を読取るとき、その対象となる目や指等に近赤外線等の光をあて適切な画像を得るためのものである。
6は操作入力手段であり、利用者の操作を受け付けるためのものである。
本発明において、操作入力手段6は、特に利用者が生体認証に失敗した原因を表示させるための指示入力を行うための手段として働くものである。利用者に対しては操作入力手段6の付近に「エラー情報表示ボタン」あるいは単に「情報表示ボタン」等の表示を行うことにより、その機能を明示するようにすることが望ましい。
このようにバイオメトリクス認証装置1は表示盤2、スピーカ3、生体情報読取手段4、照明5および操作入力手段6等で構成されたものである。
7は上位装置であり、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ等の表示手段および通信手段等を備えるパーソナルコンピュータやサーバコンピュータ等である。
8は通信回線であり、LAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)等で構成され、バイオメトリクス認証装置1と上位装置7とを相互に通信可能に接続するものである。なお、この通信回線8は有線に限られることなく、無線であってもよい。
上述したようにバイオメトリクス認証システムは通信回線8で接続されたバイオメトリクス認証装置1および上位装置7で構成されたものである。
図3は第1の実施例におけるバイオメトリクス認証装置の制御系の構成を示すブロック図である。
図3において、11は表示部であり、表示盤2に文字や図柄を表示させるものである。
12は音声出力部であり、スピーカ3から音声を出力させるものである。
13は操作部であり、利用者による操作入力手段6の押下を検知するものである。
14は生体情報入力部であり、照明5を制御しながら利用者の生体情報を生体情報入力手段4で読み取らせ、読取った生体情報を取り込むものである。
15は記憶部であり、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段である。この記憶部15にはバイオメトリクス装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)等を記憶する。
16は制御部であり、CPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部16は表示部11、音声出力部12、操作部13、生体情報入力部14、記憶部15および図示しない通信部を含めてバイオメトリクス装置1全体の動作を記憶部15に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
以下、本実施例では、生体情報を虹彩の生体情報として説明するが、それに限られることなく、指紋や指または手のひらの静脈パターン等の生体情報であってもよい。
生体情報を虹彩とした場合、制御部16は生体情報入力部14で読取った生体情報を使用して個人認証処理する局部化手段161、特徴抽出手段162、照合手段163および本人判定手段164等で構成されるものとする。
局部化手段161は、生体情報入力部14で読取った生体情報から虹彩の部分を切り出すものである。この局部化手段161は白目と虹彩、虹彩と瞳孔の明るさの違いを検出して虹彩を切り出す処理を行なうものである。このとき、局部化手段161は生体情報入力部14で読取った虹彩の一部がめがねのフレーム等の障害物、瞼または睫毛により欠けていること、めがねの反射光により虹彩が確認できないこと、および、虹彩読取時の利用者の動きにより焦点が合わず虹彩が確認できないこと等を検知し、生体情報が正確に読取ることができていること、すなわち、生体情報の品質を確認するものとする。
特徴抽出手段162は、局部化手段161により切り出された生体情報から特徴となる虹彩の濃淡の変化をデータ化した虹彩データを生成する。このとき、特徴抽出手段162は切り出された生体情報から虹彩の一部がめがねのフレーム等の障害物、瞼または睫毛により欠けていること、および、目が充分に開いていないこと等を検知するものとする。
照合手段163は、特徴抽出手段162で生成された虹彩データと予め記憶部15に記憶(登録)された虹彩データを照合する。
本人判定手段164は、照合手段163により読取った虹彩データと予め記憶された虹彩データを照合した結果により、本人であるか否かを判定する。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
図1は第1の実施例における個人認証処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1a:上位装置7はバイオメトリクス認証装置1へ利用者の虹彩を撮影することを指示する撮影開始通知を送信する。撮影開始通知を受信したバイオメトリクス認証装置1の制御部16の指示により表示部11は「撮影を開始します」等の文言を表示し、また、音声出力部12は「撮影を開始します」等の文言を音声で出力する。
S2a:「撮影を開始します」等の文言を出力すると制御部16の指示により生体情報入力部14は利用者の虹彩を生体情報入力手段4で読み取り、読取った生体情報を記憶部15に記憶させる。
S3a:読取った生体情報を記憶部15に記憶させると局部化手段161はその生体情報から虹彩を切り出す処理を行なう。
S4a:切り出し処理が行なわれると制御部16は読取った生体情報が所定の水準を超える品質を確保しているか否か、すなわち、認証処理を行うことができる生体情報であるか否かの良否を判定する。ここで、読取った生体情報の品質の良否は、局部化手段161が行なった虹彩を切り出す処理において、虹彩の一部がめがねのフレーム等の障害物、瞼または睫毛により欠けていること、めがねの反射光により虹彩が確認できないこと、および、虹彩読取時の利用者の動きにより焦点が合わず虹彩が確認できないこと等が検知されたか否かで判定される。
読取った生体情報が良好であると判定されると処理をS8aへ移行し、不良と判定されると処理をS5aへ移行する。
S5a:読取った生体情報が不良と判定されると制御部16はS1aにおいて撮影開始通知を上位装置から受信したときから予め設定された時間を経過したか否かを判定する。その結果、予め設定された時間を経過したと判定されると処理をS6aへ移行し、経過していないと判定されると処理をS2aへ移行して再度、生体情報を撮影する。
S6a:予め設定された時間を経過したと判定されると制御部16は最後に読取った生体情報を記憶部15に記憶させる。
S7a:生体情報を記憶部15に記憶させると制御部16は生体情報を撮影した回数が予め設定された撮影回数以下か否かを判定する。その結果、予め設定された撮影回数を超えたと判定されると処理をS13aへ移行し、超えていないと判定されると処理をS2aへ移行して再度、生体情報を撮影する。
S8a:S4aにおいて読取った生体情報が良好と判定されると特徴抽出手段162は、その生体情報から虹彩の特徴を示す虹彩データ(認証コード)を抽出する。
S9a:虹彩データ(認証コード)が抽出されると照合手段163はその虹彩データと予め記憶部15に記憶された利用者の虹彩データとを照合し、その照合した結果から本人判定手段164は本人であるか否かの判定を行なう。
S10a:判定の結果、認証が成功、すなわち、本人であることが確認できると処理をS16aへ移行し、認証に失敗すると処理をS11aへ移行する。
S11a:認証に失敗すると制御部16は最後に読取った生体情報を記憶部15に記憶させる。
S12a:生体情報を記憶部15に記憶させると制御部16はS9aで照合した回数が予め設定された照合回数以下か否かを判定する。その結果、予め設定された照合回数を超えたと判定されると処理をS13aへ移行し、超えていないと判定されると処理をS2aへ移行して再度、生体情報を撮影する。
S13a:S7aにおいて読取った生体情報が不良であると判定され、または、S12aにおいて個人認証に失敗すると制御部16の指示により表示部11は、その旨、例えば、「認証に失敗しました」等の文言を表示盤2に表示させ、また、音声出力部12は音声で出力して認証が失敗したことを利用者に通知する。
さらに、このとき制御部16の指示により表示部11は「認証失敗の要因を知りたい場合は情報表示ボタンを押してください」等の文言を表示盤2に表示させる。
S14a:制御部16は所定の時間、利用者による操作入力手段6の押下を待機し、その時間に操作入力手段6の押下を検知しない場合は個人認証処理を終了し、検知した場合、処理をS15aへ移行する。
S15a:操作入力手段6の押下を検知すると制御部16の指示により表示部11は図4に示す通知画面30を表示する。この通知画面30は生体情報入力部14が読取った生体情報を表示する生体情報表示領域31および読取った生体情報が不良、または、個人認証に失敗した理由を表示する理由表示領域32で構成されたものである。
この通知画面30の生体情報表示領域31にはS6aまたはS11aで記憶部15に記憶させた生体情報(画像データ)を表示し、理由表示領域32には局部化手段161が行なった虹彩を切り出す処理、または、特徴抽出手段162が行なう特徴抽出処理において検知した原因から「めがねの縁が目にかかっています」、「目が十分に開いていません」、「まつげが目にかかっています」等の文言を表示する。
また、制御部16の指示により音声出力処理部14は理由表示領域32に表示した文言を音声で出力する。
このようにして読取った生体情報が不良と判定された理由、または、個人認証に失敗した理由を利用者に通知する。
S16a:一方、S10aにおいて認証が成功したと判定されると制御部16の指示により表示部11はその旨、例えば、「認証に成功しました」等の文言を表示盤2に表示させ、また、音声出力部12は音声で出力して認証が成功したことを利用者に通知する。
S17a:また、制御部16は個人認証処理が予め設定された時間以下で終了したか否かを判定する。既定時間以下で処理を終了したと判定された場合、個人認証処理を終了し、既定時間を超えたと判定された場合、処理をS18aに移行する。
S18a:制御部16は所定の時間、利用者による操作入力手段6の押下を待機し、その時間に操作入力手段6の押下を検知しない場合は個人認証処理を終了し、検知した場合、処理をS19aへ移行する。
また、このとき制御部16の指示により表示部11は「途中、生体情報がうまく取得できなかったために認証に時間がかかりました。生体情報がうまく取得できなかった要因を知りたい場合は、情報表示ボタンを押してください」等の文言を表示盤2に表示させる。
S19a:操作入力手段6の押下を検知すると制御部16の指示により表示部11は通知画面を表示する。この通知画面は図4に示す通知画面30と同様に生体情報入力部14が読取った生体情報を表示する生体情報表示領域および個人認証処理に既定時間以上の時間を要してしまった理由を表示する理由表示領域で構成されたものである。
この通知画面の生体情報表示領域にはS6aまたはS11aで記憶部15に記憶させた生体情報(画像データ)を表示し、理由表示領域には局部化手段161が行なった虹彩を切り出す処理や特徴抽出手段162が行なう特徴抽出処理等において検知した原因から「めがねの縁が目にかかっています」、「目が十分に開いていません」、「まつげが目にかかっています」等の文言を表示する。
また、制御部16の指示により音声出力処理部14は理由表示領域に表示した文言を音声で出力する。
このようにして個人認証に時間を要してしまった理由を利用者に通知して個人認証処理を終了する。
なお、本実施例では生体情報は虹彩としたが指紋や手のひらの静脈パターン等であってもよい。この場合、S15aやS19aで表示等する文言は「指(手)の角度がまっすぐになっていません」、「指(手)の一部がセンサからはみ出ています」等とする。
また、本実施例ではバイオメトリクス認証装置1で個人認証処理を行なうようにしたが上位装置7で行うようにしてもよい。
さらに、本実施例では個人認証処理で説明したが生体情報を予め登録する生体情報登録処理に適用するようにしてもよい。
以上説明したように、第1の実施例では、生体情報入力手段で読取った生体情報および読取った生体情報が不良、個人認証に失敗した理由、または、個人認証処理に時間を要してしまった理由を表示盤に表示するようにしたことにより、利用者はその個人認証が失敗した原因や円滑に行なわれなかった原因を知ることができ、次回以降の個人認証において同様の事象を発生させることなく個人認証を行うことができるようになるという効果が得られる。
次に、第2の実施例を説明する。
なお、第2の実施例の構成は第1の実施例の構成と同様なので、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例の構成の作用について説明する。
図5は第2の実施例における個人認証処理を示すフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
S1b〜S13b:図1のS1a〜S13aと同様なのでその説明を省略する。
なお、S10aにおいて、「本人であることが確認できると処理をS16aへ移行し」とあるのは「本人であることが確認できると処理をS15bへ移行し」と読み替えるものとする。
以下、S14b以降の処理を説明する。
S14b:認証が失敗したことを利用者に通知すると制御部16はS6bまたはS11bで記憶部15に記憶させた生体情報(画像データ)および局部化手段161が行なった虹彩を切り出す処理、または、特徴抽出手段162が行なう特徴抽出処理において検知した原因を示す「めがねの縁が目にかかっています」、「目が十分に開いていません」、「まつげが目にかかっています」等の認証失敗理由情報を上位装置7へ送信する。
上位装置7は受信した生体情報(画像データ)および認証失敗理由情報を記憶手段に履歴情報として記憶させ、蓄積する。
このようにして生体情報(画像データ)および認証失敗理由情報を上位装置7に記憶させて個人認証処理を終了する。
S15b:一方、S10bにおいて認証が成功したと判定されると制御部16の指示により表示部11はその旨、例えば、「認証に成功しました」等の文言を表示盤2に表示させ、また、音声出力部12は音声で出力して認証が成功したことを利用者に通知する。
S16b:また、制御部16は個人認証処理が予め設定された時間以下で終了したか否かを判定する。既定時間以下で処理を終了したと判定された場合、個人認証処理を終了し、既定時間を超えたと判定された場合、処理をS17bに移行する。
S17b:既定時間を超えたと判定されると制御部16はS6bまたはS11bで記憶部15に記憶させた生体情報(画像データ)および局部化手段161が行なった虹彩を切り出す処理、または、特徴抽出手段162が行なう特徴抽出処理において検知した原因を示す「めがねの縁が目にかかっています」、「目が十分に開いていません」、「まつげが目にかかっています」等の個人認証処理に既定時間以上の時間を要してしまった理由を示す時間経過理由情報を上位装置7へ送信する。
上位装置7は受信した生体情報(画像データ)および時間経過理由情報を記憶手段に履歴情報として記憶させ、蓄積する。
このようにして生体情報(画像データ)および個人認証に時間を要してしまった理由を上位装置7に記憶させて個人認証処理を終了する。
バイオメトリクス認証システムの管理者は上位装置7で記憶手段に格納された履歴情報を構成する生体情報(画像データ)、認証失敗理由情報および時間経過理由情報を表示させ、その理由を利用者に口頭または電子メール等で説明する。
また、管理者はこの履歴情報を確認することにより、生体情報入力手段4で読取った生体情報の品質を下げる共通の要因、認証に失敗する共通の要因や必要以上に個人認証処理時間を要する共通の要因が複数の利用者に認められる場合、適切な生体情報の読み取り方法をすべての利用者に通知する。
こうして、生体情報による個人認証が正しく行なわれ、利用者の個人認証の成功率を向上させることができる。
なお、本実施例でも生体情報は虹彩としたが指紋や手のひらの静脈パターン等であってもよい。
また、本実施例ではバイオメトリクス認証装置1で個人認証処理を行なうようにしたが上位装置7で行うようにしてもよい。
さらに、本実施例では個人認証処理で説明したが生体情報を予め登録する生体情報登録処理に適用するようにしてもよい。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、バイオメトリクス認証システムの管理者は上位装置7で記憶手段に格納された履歴情報を確認して読取った生体情報の品質を下げる共通の要因、認証に失敗する共通の要因や必要以上に個人認証処理時間を要する共通の要因が複数の利用者に認められる場合、適切な生体情報の読み取り方法をすべての利用者に通知して利用者の個人認証の成功率を向上させることができるという効果が得られる。
第1の実施例における個人認証処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるバイオメトリクス認証システムの構成を示すブロック図 第1の実施例におけるバイオメトリクス認証装置の制御系の構成を示すブロック図 第1の実施例における通知画面の説明図 第2の実施例における個人認証処理を示すフローチャート
符号の説明
1 バイオメトリクス認証装置
2 表示盤
3 スピーカ
4 生体情報入力手段
5 照明
6 操作入力手段
7 上位装置
8 通信回線
11 表示部
12 音声出力部
13 操作部
14 生体情報入力部
15 記憶部
16 制御部

Claims (6)

  1. 生体情報読取手段で読取った利用者の生体情報と記憶部に予め記憶された登録生体情報とを照合して本人確認を行なうバイオメトリクス認証装置において、
    生体情報読取手段で読取った生体情報が正確に読取れていないと判定される原因、および前記読取った生体情報と登録生体情報との照合を不可能または困難にする原因を検知する制御部を設け、
    前記制御部が、前記読取った生体情報と登録生体情報との照合に失敗したとき、前記読取った生体情報を表示させるとともに、検知した前記原因を示す文言を表示させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証装置。
  2. 請求項1のバイオメトリクス認証装置において、
    前記制御部が、前記読取った生体情報と登録生体情報との照合の処理に既定時間を超えた時間を要したとき、前記読取った生体情報を表示させるとともに、検知した前記原因を示す文言を表示させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証装置。
  3. 請求項1または請求項2のバイオメトリクス認証装置において、
    前記生体情報および原因の表示を指示する操作を受け付ける操作入力手段を設け、
    前記操作入力手段で操作を受け付けたとき、前記読取った生体情報を表示させるとともに、検知した前記原因を示す文言を表示させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のバイオメトリクス認証装置において、
    前記原因を、音声で出力させて利用者に知らせるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証装置。
  5. 上位装置の指示を受信して生体情報読取手段で読取った利用者の生体情報と記憶部に予め記憶された登録生体情報とを照合して本人確認を行なうバイオメトリクス認証装置を備えたバイオメトリクス認証システムにおいて、
    生体情報読取手段で読取った生体情報が正確に読取れていないと判定される原因、および前記読取った生体情報と登録生体情報との照合を不可能または困難にする原因を検知するバイオメトリクス認証装置を設け、
    前記読取った生体情報と登録生体情報との照合に失敗したバイオメトリクス認証装置から前記読取った生体情報および検知した前記原因を示す情報を受信した上位装置が該生体情報および原因を示す情報を記憶手段に履歴情報として蓄積して記憶させるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証システム。
  6. 請求項4のバイオメトリクス認証システムにおいて、
    前記読取った生体情報と登録生体情報との照合の処理に既定時間を超えた時間を要したバイオメトリクス認証装置から前記読取った生体情報および検知した前記原因を示す情報を受信した上位装置が該生体情報および原因を示す情報を記憶手段に履歴情報として蓄積して記憶させるようにしたことを特徴とするバイオメトリクス認証システム。
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