JP2007256915A - 映像表示装置、及び映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置、及び映像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007256915A
JP2007256915A JP2006345545A JP2006345545A JP2007256915A JP 2007256915 A JP2007256915 A JP 2007256915A JP 2006345545 A JP2006345545 A JP 2006345545A JP 2006345545 A JP2006345545 A JP 2006345545A JP 2007256915 A JP2007256915 A JP 2007256915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound source
image
sound
video display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006345545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5286667B2 (ja
Inventor
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
Masaru Shintani
大 新谷
Hitoshi Hagimori
仁 萩森
Kazuo Mitsuyoshi
和夫 光好
Satoshi Yokota
聡 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2006345545A priority Critical patent/JP5286667B2/ja
Priority to US11/707,726 priority patent/US20070195012A1/en
Publication of JP2007256915A publication Critical patent/JP2007256915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5286667B2 publication Critical patent/JP5286667B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0138Head-up displays characterised by optical features comprising image capture systems, e.g. camera
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/014Head-up displays characterised by optical features comprising information/image processing systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】シースルー型の映像表示装置、及び映像表示方法において、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、外界の状況を正確に把握し安全性を確保することができる映像表示装置、及び映像表示方法を提供する。
【解決手段】頭部または顔面に取り付けられ、使用者が外界をシースルー可能な映像表示装置であって、画像を表示し、シースルー可能な表示手段と、外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する音声入力手段と、音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、音源の映像表示装置に対する相対的な方向を検出する音源検知手段と、音源検知手段が検出した音源の方向に基づいて、前記音源の方向を示す画像を生成し、表示手段に出力する画像生成手段と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像表示装置、及び映像表示方法に関し、特に頭部装着式映像表示装置に関する。
従来、観察者の頭部や顔面に着脱自在に装着され、小型のCRTや液晶表示素子等の映像表示素子から得られる映像(以下、画像とも記する。)を、接眼光学系によって観察者の眼球に直接投影させることで、恰も該映像が空中に拡大投影されているかの様な虚像の観察を可能にした頭部装着式映像表示装置、すなわちHMD(Head Mount Display)が知られている。
HMDは、映画やビデオ等のコンテンツ映像の観賞用や、産業機器若しくは医療機器等の遠隔操作用としての表示装置として利用され、その用途は多岐に渡っている。
HMDは、例えば、ビデオ、テレビ等の映像を直接的に左右の眼球に投影させて、大画面の迫力ある映像を自由に楽しむことができるものであるが、一方において、この様な構成によるHMDの場合、これを使用している観察者、つまり、頭部にHMDを装着して映像を観察中の観察者にとっては、左右の眼球部が共に覆われていて、外界の状況が視界から完全に遮蔽されてしまうことになる。この為、周囲環境を考慮するとき、非常に危険ですらあるとも云える。従って、この様な構成のHMDにあっては、外界の状況を容易に観察して把握することができる様に、観察者の外界に対する視界に映像を重畳させて表示すること、つまり、所謂シースルー機能を付与することが要望されている。そして、この様な要望に対して、コンテンツ映像や、操作者の操作用の各種情報をHMDの画像表示部を通して入射する外界光による自然画像に重ね合わせて表示する所謂シースルー型のものや、外界光の入射を一切遮断して電子カメラ等によって撮影され加工された撮影画像を表示する遮蔽型のも等が開発されている。
遮蔽型のHMDでは、コンテンツ映像や、操作者に提供する各種情報を電子カメラ等によって撮影された撮影画像に重ね合わせて表示する機能の他に、外界情景を撮影した撮影画像を種々に加工して表示する機能も発表されている。そして最近では、この様な機能を用いて、外界から収集した音の情報を画像情報に種々に加工して表示する等して、HMDを聴覚補助装置として使用する方法が提案されている。
例えば、電子カメラやマイクを備えた遮蔽型のHMDにおいて、電子カメラで撮影された画像のエッジ検出による画像認識や、マイクで収集された音声信号に基づく音声認識により、取得した外界の音源情報を画像と音声で再生するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−165778号公報
この様に、HMDにおいて、外界の音源情報を画像情報として表示するようにした技術がこれまでも種々検討されてきた。
特許文献1に開示されているHMDは、画像認識によりエッジ画像に含まれるオブジェクト(例えば、人、犬、車等)を識別し、オブジェクトの重要度に応じて予め設定された色やシンボルに加工してエッジ画像として表示する。そして音声認識により検出した音源(オブジェクト)の位置や移動速度に応じた音量で音声を再生することにより、野外等で歩行時に頭部に装着し映像や音声を鑑賞している場合であっても、画像、及び音声として歩行等に障害のある対象を通知し、安全性を確保することができる様にしている。ところで、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においては、音源情報は、危険を予知する上で非常に重要な情報であり、容易に識別できることが肝要である。しかしながら、特許文献1に開示されているHMDは遮蔽型であり、音源情報は、エッジ画像やシンボルとして表示される為、音源の対象が何であるかを直感的に識別することは困難なものと考えられる。また、音源から入力された音声は、HMDの外部から入力されたコンテンツ音声に加算されてイヤホン等に出力される為、本来鑑賞したいコンテンツ音声をはっきりと聞き取れないといった問題がある。また、オブジェクトを識別する為には、電子カメラで撮影された画像にエッジ強調処理を行いエッジ画像を生成し、生成されたエッジ画像よりオブジェクト抽出処理を行い、抽出したオブジェクトが何であるかを識別する画像認識処理等といった種々の処理を必要とするので、処理の複雑化や装置の高価格化を招く恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、シースルー型の映像表示装置、及び映像表示方法において、装置の複雑化や高価格化を招くことなく、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、外界の状況を正確に把握し安全性を確保することができる映像表示装置、及び映像表示方法を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の1乃至18のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
1.頭部または顔面に取り付けられ、使用者が外界をシースルー可能な映像表示装置であって、
画像を表示し、シースルー可能な表示手段と、
外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する音声入力手段と、
前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な方向を検出する音源検知手段と、
前記音源検知手段が検出した前記音源の方向に基づいて、前記音源の方向を示す画像を生成し、前記表示手段に出力する画像生成手段と、を有することを特徴とする映像表示装置。
2.前記音源検知手段は、前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な移動方向を検出するものであって、
前記画像生成手段は、前記音源検知手段が検出した前記音源の移動方向に基づいて、前記音源の移動方向を示す画像を生成することを特徴とする前記1に記載の映像表示装置。
3.前記画像生成手段が生成する画像を選択する画像選択手段を有し、
前記画像生成手段は、前記画像選択手段で選択された結果に基づいて、前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする前記2に記載の映像表示装置。
4.前記音声入力手段は、前記音源から発せられる音を前記映像表示装置の異なる位置で収集する少なくとも2つのマイクを有し、
それぞれの前記マイクは、前記映像表示装置を装着した使用者の頭部を中心に外界に向けて異なる方向を指向するように配置されていることを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載の映像表示装置。
5.前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源から発せられる音を認識し、言語情報に変換する音声認識手段を有し、
前記画像生成手段は、前記音声認識手段が変換した言語情報に係る画像を生成することを特徴とする前記1乃至4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
6.前記画像生成手段は、使用者を中心とした空間における前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする前記2に記載の映像表示装置。
7.前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像は、使用者を真上から見た状態による画像であることを特徴とする前記6に記載の映像表示装置。
8.前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像は、使用者を斜め上から見た状態による画像であることを特徴とする前記6に記載の映像表示装置。
9.前記画像生成手段は、前記音源検知手段が検出した結果に応じて、使用者を真上から見た状態または使用者を斜め上から見た状態のいずれかによる前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする前記6に記載の映像表示装置。
10.前記音源の移動方向を示す画像は、該音源の使用者に対する相対的な位置の変化を連続的に示す画像であることを特徴とする前記6に記載の映像表示装置。
11.前記音源の移動方向を示す画像における該音源を表すシンボルの表示形態は、該音源と使用者との距離に応じて変化することを特徴とする前記10に記載の映像表示装置。
12.前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の特性を検出する音源特性検知手段と、
前記音源特性検知手段が検出した前記音源の特性に基づいて、前記画像生成手段の作動を制御する画像制御手段と、を有することを特徴とする前記2に記載の映像表示装置。
13.前記音源の特性は、該音源から発せられる音の音圧であることを特徴とする前記12に記載の映像表示装置。
14.前記音源の特性は、該音源から発せられる音の周波数であることを特徴とする前記12に記載の映像表示装置。
15.前記音源の特性は、該音源から発せられる音の音圧の変化率および周波数の変化率、またはそのいずれかであることを特徴とする前記12に記載の映像表示装置。
16.使用者の顔の向きの変化を検知する頭部変動検知手段と、
前記頭部変動検知手段が検出した使用者の顔の向きの変化に基づいて、前記画像生成手段の作動を制御する画像制御手段と、を有することを特徴とする前記2に記載の映像表示装置。
17.前記画像制御手段は、
前記頭部変動検知手段が検出した使用者の顔の向きの変化の方向と、前記音源検知手段が検出した前記音源の方向とが一致する場合、
前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像における該音源を表すシンボルの表示を点滅、または消灯させるように前記画像生成手段の作動を制御することを特徴とする前記16に記載の映像表示装置。
18.頭部または顔面に取り付けられ、且つ外界がシースルー可能である表示手段を備えてなる映像表示装置の映像表示方法において、
外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する音声信号生成工程と、
前記音声信号生成工程で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な方向を検出する音源検知工程と、
前記音源検知工程で検出された前記音源の方向に基づいて、前記音源の方向を示す画像を生成し、前記表示手段に出力する画像生成工程と、を有することを特徴とする映像表示方法。
本発明によれば、頭部または顔面に取り付けられ、使用者が外界をシースルー可能な映像表示装置において、画像生成手段は、音源検知手段が検出した音源の方向に基づいて、音源の方向を示す画像を生成し、表示手段に出力するようにした。したがって、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、使用者は、表示手段に表示された音源を示す方向に目を向ければ、表示手段を通して観察できる外界光による自然画像(シースルー画像)により、音源を鮮明に視認することができ、音源の対象が何であるかを容易に識別することができる。また、音源の方向に係る情報は画像として表示される為、鑑賞中のコンテンツ音声は遮断されることなくはっきりと鑑賞することができる。
また、画像生成手段は、音源検知手段が検出した音源の移動方向に基づいて、音源の移動方向を示す画像を生成し、表示手段に出力するようにした。したがって、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、使用者は、表示手段に表示される音源の移動方向により、音源が近づいてくるのか遠ざかっていくのかを知ることができ、音源が使用者に影響を及ぼすものか否かを容易に判断し危険を予知することができる。
また、頭部または顔面に取り付けられ、且つ外界がシースルー可能である表示手段を備えてなる映像表示装置の映像表示方法であって、画像生成工程は、音源検知工程で検出された音源の方向に基づいて、音源の方向を示す画像を生成し、表示手段に出力するようにした。したがって、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、使用者は、表示手段に表示された音源を示す方向に目を向ければ、表示手段を通して観察できる外界光による自然画像(シースルー画像)により、音源を鮮明に視認することができ、音源の対象が何であるかを容易に識別することができる。また、音源の方向に係る情報は画像として表示される為、鑑賞中のコンテンツ音声は遮断されることなくはっきりと鑑賞することができる。
以下図面に基づいて、本発明に係る映像表示装置の代表的な実施形態の1つであるHMD(Head Mount Display)について説明する。
最初に、HMD1の外観を図1を用いて説明する。図1(a)は、本発明に係るHMD1の平面図、図1(b)は正面図である。
HMD1は、使用者の眼球の近傍に配置されて使用される頭部装着式映像表示装置である。HMD1の要部は、表示ユニット6、カメラユニット7、及び制御ユニット8等を有し、カメラユニット7で撮影された画像や、制御ユニット8に設けられた後述の外部I/F824から取り込まれた例えばビデオやテレビ等のコンテンツ画像等を、表示ユニット6に表示する。
HMD1は、図1(a)に示す様に、フレーム2、テンプル3、鼻当て4を備えている。
フレーム2の左右には、テンプル3が一対となって設けられ、可撓性を有する弾性材等により構成された長尺状の部材であり、使用者の耳や側頭部に掛止され、HMD1の装着者に対する頭部への保持及び装着位置の調整を行うためのものである。なお、テンプル3は、回動部3aにおいてフレーム2の方向に回動可能に構成されており、HMD1を使用しない場合には、テンプル3をフレーム2の方向に回動させて後述の透明基板5に沿わせることにより、コンパクト化することができる。
また、図1(b)に示す様に、フレーム2には、透明基板5が設けられている。透明基板5は、一方の眼球に対応した位置にU字型のスペース5sを形成する略平板状の透明体である。また、透明基板5に囲まれて形成されるU字型のスペース5sには、後述の接眼光学系65が嵌め込まれている。
また、フレーム2には、後述のLCD表示部61及び接眼光学系65から構成される表示ユニット6が設けられている。表示ユニット6は、本発明における表示手段に該当し、後述のカメラユニット7で撮影された画像や、制御ユニット8に設けられた後述の外部I/F824から取り込まれた例えばビデオやテレビ等のコンテンツ画像、及び後述の制御部801中の画像生成部802で生成された音源情報に係る画像等を表示する。
また、フレーム2には、カメラユニット7が設けられている。カメラユニット7は、後述のレンズ710、CCD(Charge Coupled Device)701、画像処理部706等から構成され、使用者の周囲の外界情景を撮影するものであり、レンズ710によって結像された被写体光学像を、CCD701によって光電変換して画像信号を生成し、画像処理部706等により画像信号に所定の画像処理を施し画像を生成する。
また、フレーム2には、制御ユニット8が設けられている。制御ユニット8は、マイクロコンピュータからなり、表示ユニット6の表示動作やカメラユニット7の撮影動作、及び画像信号処理動作を統括的に制御するものである。
また、マイク851a乃至851eは、本発明における音声入力手段に該当し、外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する。マイク851a及び851eはフレーム2に、マイク851c及び851dはそれぞれ左右のテンプル3に、また、マイク851bはヘッドバンド10に配置されている。尚、マイク851a乃至851eの配置の詳細は後述する。
また、フレーム2には、加速度センサ855が設けられている。加速度センサ855は、HMD1が使用者の頭部の動きにより回転した時の振れの加速度信号を検出し、検出した信号を後述の制御部801中の頭部変動検知部806に送出する。
尚、図1の構成においては、カメラユニット7、及び表示ユニット6をフレーム2の正面左側にそれぞれ1台ずつ設けたが、図2(a)、図2(b)に示す様に、カメラユニット7、及び表示ユニット6をフレーム2の左右にそれぞれ1台ずつ設けて、それぞれのカメラユニット7で撮影した画像をそれぞれ対応する表示ユニット6に表示する様にしてもよい。また、この様な構成においては、制御ユニット8は、図2(a)に示す様に、一方のテンプル3の後端からケーブル9を介して表示ユニット6や、カメラユニット7等と接続されている。
ここで、マイク851a乃至851eの具体的な配置、及び指向性について図5を用いて説明する。図5(a)は、HMD1におけるマイク851a乃至851eの配置を示す斜視図、図5(b)は、マイク851a乃至851eの水平方向の指向性を示す模式図である。
図5(a)に示す様に、HMD1は、5個のマイク851a乃至851eを有している。マイク851aは、フレーム2の上部中央に集音面が前方を指向する様に配置されている。また、マイク851eは、マイク851aと同じ位置に集音面が上方を指向する様に配置されている。マイク851c、851dは、左右のテンプル3に集音面がそれぞれ右方、左方を指向する様に配置されている。また、マイク851bは、ヘッドバンド10に集音面が後方を指向する様に配置されている。
この様に配置された5個のマイク851a乃至851eの内、水平方向を指向する4個のマイク851a乃至851dは、例えば、略90度の指向角αを成す指向性を有する様にしている。したがって、これらのマイク851a乃至851dによって使用者の頭部Hを中心に、外界の水平方向の略全周域の音を収集することができる。そして、この様に使用者の頭部Hを中心にしてマイク851a乃至851dをそれぞれ外界に向けて指向する様に配置することにより、マイクの指向性が低い(広い範囲の音を収集する)場合であっても、使用者の頭部Hが壁になり指向した方向と反対側からの音の影響が軽減されるので、後述の音源検知部803は、音源の方向を高い精度で検出することができる。
尚、マイク851a乃至851eの配置は、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示す様な配置にしてもよい。すなわち、マイク851a、マイク851cは、一方のテンプル3の前端に、集音面がそれぞれ前方、右方を指向する様に配置し、また、マイク851b、マイク851dは、他方のテンプル3の後端に、集音面がそれぞれ後方、左方を指向する様に配置し、また、マイク851eは、フレーム2の上部中央に集音面が上方を指向する様に配置する。この様な配置にすることにより、前述の図5で説明した配置と同様に、マイクの指向性が低い(広い範囲の音を収集する)場合であっても、使用者の頭部Hが壁になり指向した方向と反対側からの音の影響が軽減されるので、後述の音源検知部803は、音源の方向を高い精度で検出することができる。
次に、表示ユニット6の構成を、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係るHMD1における表示ユニット6の左側面からの側断面図であり、主に表示ユニット6の内部構成を示している。
図3に示す様に、表示ユニット6は、筐体611、LED(Light Emitting Diode)612、コリメータレンズ613、LCD(Liquid Crystal Display)614からなるLCD表示部61、及びプリズム651、HOE(Holographic Optical Element)652からなる接眼光学系65から構成される。
LCD表示部61の筐体611の内部には、LED612、コリメータレンズ613、及びLCD614が内蔵された状態で、該筐体611が接眼光学系65のプリズム651の上端部において上斜め前方(図3では右斜め上方向)に突出する態様で取り付けられている。
LED612は、所定波長色を含む白色発光ダイオード(LED)からなる点光源である。
コリメータレンズ613は、LED612の光をほぼ平行光にしてLCD614に投光するものである。
LCD614は、カメラユニット7で生成された画像信号や、制御ユニット8に設けられた後述の外部I/F824から取り込まれた例えばビデオやテレビ等のコンテンツ画像信号、及び後述の制御部801中の画像生成部802で生成された音源情報に係る画像信号等に基づき映像を生成するものであり、例えば透過型の液晶表示パネルである。
プリズム651は、ガラスや透明樹脂等からなる略板状の透明部材であり、LCD614からの光を内部で複数回の反射を行わせるものである。プリズム651の上端部は、LCD614からの光の大部分を内部に採光できるように、上方に向かってより肉厚となるように前面側(接眼面と反対側)が突き出るように楔形状に形成された肉厚部651aが形成されている。
また、プリズム651の下端部には、傾斜面651bが形成されており、プリズム651は、透明基板5に形成された傾斜面5aに対しHOE652を介して接合(例えば接着)されている。また、プリズム651の表裏面は、透明基板5の表裏面に対して面一とされている。これにより、プリズム651は、透明基板5と一枚の板状に一体化されている。
HOE652は、光学的に軸非対称な所謂自由曲面で構成されて正のパワーを有する体積位相型のホログラム光学素子であり、プリズム651の下端部において所定の傾斜角を有して支持されている。HOE652は、プリズム651により導光された光が照射されることにより、光の干渉現象を用いてホログラム映像を眼球Eに提供する。
以上のような構成を有する表示ユニット6においては、LED612から射出された光は、コリメータレンズ613を通してLCD614を照明し、この照明によりLCD614で生成された像光は、プリズム651内で複数回の全反射を行った後、HOE652により回折し虚像として使用者の眼球Eに導かれる。
さらに、プリズム651は、前方から入射する光を使用者の眼球に導くようになっている。これにより、使用者は、外界(前方の被写体)をシースルー可能となり、カメラユニット7により撮影された画像(映像)を外界(前方の被写体)と重畳して視認することとなる。
尚、透明基板5に形成された傾斜面5aは、プリズム651の傾斜面651bでの光の屈折をキャンセル(相殺)する、すなわち、傾斜面651bにおけるプリズム効果により矢印W側からの光が上方に屈曲するのを防止する為、使用者は、プリズム651、透明基板5、及びHOE652を通して、外界光を歪むことなく観察することができる。
次に、HMD1の電気回路構成について図4を用いて説明する。図4は、本発明に係わるHMD1の電気回路のブロック図である。尚、図4では、図1乃至図3に示した部材と同じ部材には同一の番号を付与した。
HMD1の要部電気回路ブロックは、表示ユニット6、カメラユニット7、及び制御ユニット8等から構成される。
表示ユニット6は、LCD表示部61、接眼光学系65から構成され、各部位で行われる動作については前述したので詳細な説明は省略する。
LED612の駆動電流は、後述の制御ユニット8中の制御部801で生成され、LED612の発光輝度は、制御部801によって制御される。
LCD614は、制御ユニット8を介して出力されるカメラユニット7で生成された画像信号や、制御ユニット8に設けられた後述の外部I/F824から取り込まれた例えばビデオやテレビ等のコンテンツ画像信号、及び後述の制御部801中の画像生成部802で生成された音源情報に係る画像信号等に基づき映像を表示する。
カメラユニット7は、レンズ710、CCD701、CDS回路702、AGC回路703、A/D変換器704、タイミングジェネレータ705、画像処理部706等から構成される。
CCD701は、R(赤)光、G(緑)光、B(青)光の各色透過フィルタをピクセル単位(画素単位)で市松模様状に配置させたカラーエリア撮像センサで、レンズ710により結像された被写体光像を、R(赤)光、G(緑)光、B(青)光の各色成分の画像信号(各画素単位で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換するものである。
タイミングジェネレータ705は、後述の制御ユニット8から送信される基準クロックに基づいて、CCD701の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ705で生成される駆動制御信号には、例えば、CCD701における露出開始、及び終了タイミングを制御する積分開始/終了のタイミング信号、各画素の信号電荷の読出し制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号が挙げられ、これらのクロック信号がCCD701に供給されるとCCD701では各クロック信号に対応した駆動制御が行われる。
CDS(相関二重サンプリング)回路702は、CCD701から読み出された画像信号より読み出し時に発生するノイズの低減や、OBクランプ動作を行って黒レベルの補正を行うものである。
AGC(自動利得制御)回路703は、後述の制御ユニット8の制御により、CDS回路702で処理された画像信号のゲインを、例えば被写体の明るさ等に応じて調整する。
A/D変換器704は、AGC回路703から入力された画像信号を構成する各画素信号をデジタル信号に変換するものである。A/D変換器704は、制御ユニット8から送信されるA/D変換用クロックに基づき、アナログ信号の各画素信号を例えば14ビットのデジタル信号に変換する。
この様に、CCD701で読み出された画像信号は、CDS回路702、AGC回路703、及びA/D変換器704で所定の処理が施されて、デジタル画像信号に変換される。デジタル化された画像信号は、画像処理部706に取り込まれて所定の処理が行われる。以下、画像処理部706で行われるデジタル画像信号への処理について説明する。
最初に、画像処理部706に取り込まれたデジタル画像信号は、CCD701から出力される画像信号の読出しに同期して後述の制御ユニット8中の画像メモリ821に書き込まれる。すなわち、画像処理部706で行われる処理に使用されるデジタル画像信号は、画像メモリ821にいったん記録したものを画像メモリ821から取り出し、画像処理部706中の各部位における処理に使用される。
画像処理部706は、図示しない例えば、黒レベル補正部、画素補間部、解像度変換部、ホワイトバランス制御部、ガンマ補正部、マトリックス演算部、シェーディング補正部、及び画像圧縮部等から構成され、画像メモリ821より取り出したデジタル画像信号に周知の画像信号処理を施すものである。そして、これらの部位で所定の処理を施されたデジタル画像信号は、再度、画像メモリ821に格納される。
次に、制御ユニット8は、制御部801、画像メモリ821、VRAM(Video Random Access Memory)822、記録部823、外部I/F824、及び操作部830等から構成される。
制御部801は、各制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、演算処理や制御処理等のデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)、及び前記制御プログラム等をROMから読み出して実行するCPU(中央演算処理装置)等からなり、後述の操作部830に設けられた各操作スイッチからの信号を受けて、表示ユニット6の表示動作やカメラユニット7の撮影動作、及び画像信号処理動作を統括的に制御するものである。
制御部801は、図4に示す様に、画像生成部802、音源検知部803、音声認識部804、音源特性検知部805、頭部変動検知部806、及び画像制御部807等から構成される。
音源検知部803は、本発明における音源検知手段に該当し、マイク851a乃至851eで入力され生成された音声信号を用いて、周知のスペクトル分解を行い音声を生じる発生源に特有のスペクトルを発見することにより発生源の位置の推定を行う。
例えば、具体的には、先ず、マイク851a乃至851eから出力されたそれぞれの音声信号において、同一音と推定される音(同じ種別の音、例えば犬の鳴き声等)を前記スペクトル分解処理により特定する。そして、マイク851a乃至851eから出力されたそれぞれの音声信号が示す音の強度と、それぞれの音声信号における前記同一音の時間差を算出する。通常、所定位置で計測される音の強度は、音の発生源からの距離の二乗に反比例し、時間差はそれぞれのマイクからの発生源までの距離の差に比例する。これを利用して、発生源の位置を求めるものである。尚、音源検知部803で行われる音源の位置検出処理の詳細は、例えば、特開2005−165778号公報に開示されている「頭部装着型表示装置、及びその制御方法装置」等の周知の処理に準ずる。
画像生成部802は、本発明における画像生成手段に該当し、音源検知部803が検出した音源の方向や移動方向に基づいて、音源の方向や移動方向を示す画像を生成し、表示ユニット6に表示する。尚、画像生成部802で生成される音源の方向や移動方向を示す画像の詳細は後述する。
音声認識部804は、本発明における音声認識手段に該当し、マイク851a乃至851eで入力され生成された音声信号を用いて、周知の音声認識処理を行い音源から発せられる音を認識し、言語情報に変換する。そして、画像生成部802は、音声認識部は804が変換した言語情報に基づいて、文字画像を生成することもできる。すなわち、外界の音声情報を文字として表示することができるので、コンテンツ画像や音声を鑑賞している時でも外界の音声情報を文字情報として知ることができる。例えば、車中で、コンテンツ映像や音声を鑑賞している時に、車内アナウンスで「まもなく駅に到着する」旨の車内アナウンスがあると、例えば、図8に示す様に、「まもなく○○駅です」等の文字を表示することにより、使用者は周囲の状況を把握することができ、降車駅を乗り過ごす様なことを回避することができる。また、車内アナウンスと周囲の人の話し声とを識別するために音源方向の情報を利用し、頭部の上方からの音を「車内アナウンス」と判断して、車内アナウンスの場合だけ文字表示するようにしてもよい。あるいは、「車内アナウンス」があったことを示す上向きの矢印を表示して、注意を喚起するようにしてもよい。これにより、例えば乗車中に本発明のHMDで映画などを鑑賞していても、外部からの音声情報を映像で認識することで、目的地に近づいたことを知ることができるようになる。
図4に戻って、音源特性検知部805は、本発明における音源特性検知手段に該当し、マイク851a乃至851eで入力され生成された音声信号を用いて、音源から発せられる音の音圧、周波数、及びそれぞれの変化率等、音源の特性を検出する。
頭部変動検知部806は、HMD1が使用者の頭部の動き等により回転した時に、加速度センサ855で検出された揺れの加速度信号に基づいて頭部の回転方向や回転量等を検出する。すなわち加速度センサ855、及び頭部変動検知部806は、本発明における頭部変動検知手段として機能する。
画像制御部807は、本発明における画像制御手段に該当し、音源特性検知部805で検出された音源から発せられる音の音圧、周波数、及びそれぞれの変化率、並びに頭部変動検知部806で検出された頭部の回転方向や回転量等に基づいて画像生成部802の作動を制御する。尚、画像制御部807で行われる画像生成部802の制御動作の詳細は後述する。
次に、画像メモリ821は、カメラユニット7中の画像処理部706や制御ユニット8中の制御部801により画像信号に対する各種処理を行う為の作業領域として用いられる一時メモリである。
VRAM822は、LCD表示部61中のLCD614の画素数に対応した画像信号の記録容量を有し、LCD614に再生表示される画像を構成する画素信号のバッファメモリである。
記録部823は、例えばメモリカードが装填され、カメラユニット7で撮影された画像を記録するメモリである。
外部I/F824は、例えば、ビデオやテレビ、パーソナルコンピュータ等のHMD1の図示しない外部機器から画像信号を入力するインターフェースである。接続ケーブルにより、外部I/F823を介してHMD1と例えば携帯型DVD再生装置を接続すれば、DVDに記録された映画や音楽ライブ映像を鑑賞することができる。
操作部830には、HMD1の電源スイッチ830a、画像選択スイッチ830b等、各種操作スイッチが設けられている。画像選択スイッチ830bは、本発明における画像選択手段に該当し、画像生成部802で生成される画像を選択する。すなわち、画像選択スイッチ830bによって、画像生成部802が、音源の方向を示す画像、または音源の移動方向を示す画像、または音源の方向及び移動方向を示す画像等の何れの画像を生成して表示するかを選択することができる。音源に係る情報は、通常、使用者に対して警告を明示するものであり、表示の意味するところを直感的に把握できることが肝要である。画像生成部803が生成する画像は種々の画像があり、例えば、音源の方向と移動方向とを同時に示す画像においては、情報量が多く状況によっては表示の意味するところを直感的に把握することが困難な場合も考えられる。したがって、使用者や周囲の状況に応じて画像の選択を可能にすることにより、表示の意味するところを直感的に把握することができる。
この様な構成のHMD1において、本発明は、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、外界の状況を正確に把握し安全性を確保することができる様に、外界の音源情報を画像情報として表示するものである。
ここで、画像生成部802で生成される画像の表示例を図7を用いて説明する。図7(a)は、音源の方向を示す画像の一例を示す模式図。図7(b)は、音源の方向を示す画像の別例を示す模式図。図7(c)は、音源の移動方向を示す画像の一例を示す模式図。図7(d)は、音源の移動方向を示す画像の別例を示す模式図である。
最初に、音源の方向を示す画像の一例を図7(a)を用いて説明する。本表示例は、使用者を中心に上から見た時の音源の位置を示すものである。表示画面Aの中心部には、HMD1の使用者を表すシンボルS1を白丸で表示する。また、シンボルS1を中心に水平方向に使用者の周囲の方向を表すサークルC1を円で表示する。この様に使用者を中心にした平面図をシンボルを用いて表示する。ここで、表示画面Aの上部を使用者の前方、下部を後方とする。そして、例えば、音源が使用者の右後方に位置する場合は、音源を表すシンボルX1をサークルC1の円弧上であって右下に黒丸で表示する。この様に、シンボルを用いてシンプルな表示画面にすることにより、使用者は、音源の方向を直感的に掴むことができる。
次に、音源の方向を示す画像の別例を図7(b)を用いて説明する。本表示例は、使用者を中心に後方斜め上から見た時の音源の位置を示すものである。表示画面Aの中心下部寄りには、HMD1の使用者を表すシンボルS2を黒丸で表示する。また、シンボルS2を中心に水平方向に使用者の周囲の方向を表すサークルC2を楕円で表示する。この様に使用者を中心にして後方斜め上から見た時の斜視図をシンボルを用いて表示する。そして、例えば、音源が使用者の水平方向前方、左方、また右後方等に位置する場合は、音源を表すシンボルX2a、X2b、X2cをそれぞれサークルC2に接して矢印で表示する。また、音源が使用者の上方、右斜め上等に位置する場合は、音源を表すシンボルX2d、X2eをそれぞれ表示画面Aの上端中央、上端右寄りから出るように矢印で表示する。この様に、3次元的な表示画面にすることにより、使用者は、水平方向のみならず垂直方向に位置する音源の方向をも直感的に掴むことができる。尚、表示画面Aを通して観察できる外界光による自然画像(シースルー画像)は、シンボルの表示によって影響されることなくはっきりと観察できる様に、それぞれのシンボルは、破線や淡色にするとよい。
次に、音源の移動方向を示す画像の一例を図7(c)を用いて説明する。本表示例は、使用者を表すシンボルを人型で表示し、また、音源の移動方向を矢印を種々変化させて表示する。例えば、音源が使用者の左後方から近づいてくる場合は、HMD1の使用者を表すシンボルS3を、表示画面Aの上端中央に表示する。ここでシンボルS3は、使用者の後姿を表す。そして、音源を表すシンボルX3a、X3b、X3cを、表示画面Aの下端左隅から使用者に向けて、並べて矢印で表示する。また、音源が使用者に近づくにつれて、3つのシンボルX3a、X3b、X3cの矢印の濃度や色を、例えば赤や黄色等視覚的に分かり易い色に変化させて警告を明示する。
次に、音源の移動方向を示す画像の別例を図7(d)を用いて説明する。本表示例は、使用者を表すシンボルを人型で表示し、また、音源の移動方向を矢印を種々変化させて表示する。例えば、音源が使用者の左前方から近づいてくる場合は、HMD1の使用者を表すシンボルS4を、表示画面Aの下端中央に表示する。ここでシンボルS4は、使用者の後姿を表す。そして、音源を表すシンボルを、表示画面Aの上端左隅から使用者に向けて矢印で点滅させて表示する。また、音源が使用者に近づくにつれて、シンボルの大きさを変化させてシンボルX4a、X4b、X4cとして徐々に大きくし、同じ位置で点滅させて表示する。
尚、画像生成部802は、例えば、図7(a)乃至図7(b)に示した様な表示形態の画像を生成することができるが、いずれの表示形態の画像を生成するかは、音源検知部803で検出された音源の方向や移動方向に基づくものである。例えば、音源が使用者の水平方向に位置する場合は、図7(a)に示した様に、使用者を中心に真上から見た時の音源の位置を示す画像を生成する。また、音源が使用者の上方向や斜め上方向に位置する場合は、図7(b)に示した様に、使用者を中心に斜め上から見た時の音源の位置を示す画像を生成する。この様に、音源の方向や移動方向に応じた表示形態の画像により、使用者は、音源の位置を直感的に捉えることができる。
ここで、HMD1で行われる音源の方向を示す画像の表示制御動作の流れを図9を用いて説明する。図9は、HMD1で行われる音源の方向を示す画像の表示制御動作の流れを示すフローチャートである。尚、音源の移動方向を示す画像の表示制御動作の流れは、音源の方向を示す画像の場合と略同様なので説明は省略する。
最初に、電源スイッチ830aを操作してHMD1に電源を供給し、HMD1が作動すると(ステップS1)、マイク851a乃至851eは、音源からの音を入力し音声信号を生成する(ステップS2;音声信号生成工程)。音源特性検知部805は、マイク851a乃至851eで生成された音声信号に基づいて、音源からの音の音圧R0を検出する(ステップS3)。
画像制御部807は、音源特性検知部805で検出された音圧R0と予め設定しておいた基準音圧R1,R2とを比較する(ステップS4)。ここでR1,R2は、R1>R2の関係を満たすものである。
音圧R0が基準音圧R1より大きい場合(ステップS5;Yes)、画像生成部802は、画像制御部807の制御の下で、音源検知部803で検出された(音源検知工程)音源の方向に基づいて、音源の方向を示す画像を生成し(ステップS6;画像生成工程)、生成した画像を表示ユニット6に出力し表示する(ステップS7;画像生成工程)。
一方、ステップS5において、音圧R0が基準音圧R1より小さく(ステップS5;No)、基準音圧R2より大きい場合(ステップS8;Yes)、音源特性検知部805は、マイク851a乃至851eで生成された音声信号に基づいて、音圧R0のレベル変動の周期性を検出する(ステップS9)。すなわち、音圧ROのレベルが一定の周期で変動するものか否かを検出する。
音圧R0のレベル変動に周期性が無い場合(ステップS10;No)、画像生成部802は、ステップ6,ステップS7の場合と同様に、画像制御部807の制御の下で、音源検知部803で検出された音源の方向に基づいて、音源の方向を示す画像を生成し、生成した画像を表示ユニット6に出力し表示する。
この様に、本実施形態によるHMD1においては、音源の音圧R0が基準音圧R1より大きい場合や音圧R0のレベル変動に周期性が無い場合のみ、音源の方向や移動方向を示す画像(以下、総称して音源画像とも記する。)を表示する様にした。すなわち音圧R0が比較的小さい場合や音圧R0のレベル変動に周期性ある場合は、通常、定常的に発生している騒音であることが多く、使用者に危険を及ぼす恐れが少ないことから音源画像を表示しない。一方、音圧R0が非常に大きい場合や音圧R0のレベル変動に周期性が無く単発的に発生する場合は、使用者に危険を及ぼす恐れがあることから、使用者が危険を予知できる様に、音源画像を表示して注意を促す様にしている。
尚、音源画像の表示は、音源特性検知部805で検出された音源からの音の音圧変化率、周波数変化率に基づいて、実行する様にしてもよい。例えば、歩行中に急に騒々しくなった場合や異なる音質の音を検出した場合等は、使用者に注意を促す為に、音源画像を表示する。
また、音源特性検知部805が特定の周波数を検出した場合、音源画像を表示する様にしてもよい。例えば、電車の発着を知らせるチャイムの音や踏切の警報機の音等、使用者に注意を促す必要がある音を検出した場合、音源画像を表示する。
次に、HMD1で行われる頭部位置変動による音源画像の表示制御動作の流れを図10を用いて説明する。図10は、HMD1で行われる頭部位置変動による音源画像の表示制御動作の流れを示すフローチャートである。
最初に、加速度センサ855は、HMD1が使用者の頭部の動きにより回転した時の振れの加速度信号を検出する(ステップS1)。頭部変動検知部806は、加速度センサ855で検出された加速度信号に基づいて頭部の回転方向や回転量Θ0を検出する(ステップS2)。
画像制御部807は、頭部変動検知部806で検出された頭部の回転量Θ0と予め設定しておいた基準回転量Θ1とを比較する(ステップS3)。頭部の回転量Θ0が基準回転量Θ1より大きい場合(ステップS4;Yes)、画像制御部807は、頭部変動検知部806で検出された頭部の回転方向と音源検知部805で検出された音源の方向とを比較する(ステップS5)。
頭部の回転方向と音源の方向が一致する場合(ステップS6;Yes)、画像制御部807は、次に、音源画像が表示中か否かを検出し、表示中の場合(ステップS7;Yes)、音源画像における音源を表すシンボルの表示を点滅、または消灯させる。
ここで、頭部位置変動に伴う音源画像の表示例を図11を用いて説明する。尚、図11(a)乃至図11(d)に示す音源画像の表示形態は、前述の図7(b)の場合と同様なので、各シンボル等の説明は省略する。
例えば、図11(a)に示す様に、最初に使用者(シンボルS2)の右方に位置していた音源(シンボルX2f)が、使用者の前方に移動した場合は、図11(b)に示す様に、音源を表すシンボルX2aを通常通り点灯させて表示する。
一方、図11(a)に示す様に、使用者(シンボルS2)の右方に位置している音源(シンボルX2f)に対して、使用者が頭部を回転させて、顔を音源の方向を向けた場合は、図11(c)、または図11(d)に示す様に、音源を表すシンボルX2gを点滅、または消灯させる。
この様に、使用者に対する音源の相対的な移動が、音源の移動によるものなのか、あるいは使用者の頭部の回転によるものなのかによって、音源を表すシンボルを異なる形態で表示することにより、音源の状態をより正確に捉えることができる。
この様に、本発明においては、頭部または顔面に取り付けられ、使用者が外界をシースルー可能な映像表示装置において、画像生成部802は、音源検知部803が検出した音源の方向に基づいて、音源の方向を示す画像を生成し、表示ユニット6に出力するようにした。したがって、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、使用者は、表示ユニット6に表示された音源を示す方向に目を向ければ、表示ユニット6を通して観察できる外界光による自然画像(シースルー画像)により、音源を鮮明に視認することができ、音源の対象が何であるかを容易に識別することができる。また、画像生成部802は、音源検知部803が検出した音源の移動方向に基づいて、音源の移動方向を示す画像を生成し、表示ユニット6に出力するようにした。したがって、例えば、耳の不自由な人や音の聞き取りにくい環境においても、使用者は、表示ユニット6に表示される音源の移動方向により、音源が近づいてくるのか遠ざかっていくのかを知ることができ、音源が使用者に影響を及ぼすものか否かを容易に判断し危険を予知することができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。
例えば、音源画像を表示中に、音圧が予め設定しておいた基準音圧よりも小さくなった場合、所定の時間後に表示を消灯させる様にしてもよい。また、同様に表示の輝度を低くするようにしてもよい。これにより、使用者は、音源からの危険度が低下したことを視認できる様になる。
本発明の実施形態に係るHMDの一例による外観模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDの別例による外観模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおける表示ユニットの側断面図である。 本発明の実施形態に係るHMDの電気回路ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおけるマイク配置の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおけるマイク配置の別例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおける音源表示の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおける音源表示の別例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るHMDにおける音源の表示動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るHMDにおける頭部位置変動に伴う音源の表示動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るHMDにおける頭部位置変動に伴う音源表示の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 HMD
2 フレーム
3 テンプル
4 鼻当て
5 透明基板
6 表示ユニット
61 LCD表示部
611 筐体
612 LED
613 コリメータレンズ
614 LCD
65 接眼光学系
651 プリズム
652 HOE
7 カメラユニット
701 CCDエリアセンサ
702 CDS回路
703 AGC回路
704 A/D変換器
705 タイミングジェネレータ
706 画像処理部
710 レンズ
8 制御ユニット
801 制御部
802 画像生成部
803 音源検知部
804 音声認識部
805 音源特性検知部
806 頭部変動検知部
807 表示制御部
821 画像メモリ
822 VRAM
823 記録部
824 外部I/F
830 操作部
830a 電源スイッチ
830b 画像選択スイッチ
851a、851b、851c、851d、851e マイク
852 イヤホン
855 加速度センサ
860 電源部
9 ケーブル
10 ヘッドバンド
E 目

Claims (18)

  1. 頭部または顔面に取り付けられ、使用者が外界をシースルー可能な映像表示装置であって、
    画像を表示し、シースルー可能な表示手段と、
    外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する音声入力手段と、
    前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な方向を検出する音源検知手段と、
    前記音源検知手段が検出した前記音源の方向に基づいて、前記音源の方向を示す画像を生成し、前記表示手段に出力する画像生成手段と、を有することを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記音源検知手段は、前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な移動方向を検出するものであって、
    前記画像生成手段は、前記音源検知手段が検出した前記音源の移動方向に基づいて、前記音源の移動方向を示す画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記画像生成手段が生成する画像を選択する画像選択手段を有し、
    前記画像生成手段は、前記画像選択手段で選択された結果に基づいて、前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 前記音声入力手段は、前記音源から発せられる音を前記映像表示装置の異なる位置で収集する少なくとも2つのマイクを有し、
    それぞれの前記マイクは、前記映像表示装置を装着した使用者の頭部を中心に外界に向けて異なる方向を指向するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  5. 前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源から発せられる音を認識し、言語情報に変換する音声認識手段を有し、
    前記画像生成手段は、前記音声認識手段が変換した言語情報に係る画像を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  6. 前記画像生成手段は、使用者を中心とした空間における前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  7. 前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像は、使用者を真上から見た状態による画像であることを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  8. 前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像は、使用者を斜め上から見た状態による画像であることを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  9. 前記画像生成手段は、前記音源検知手段が検出した結果に応じて、使用者を真上から見た状態または使用者を斜め上から見た状態のいずれかによる前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像、またはそのいずれかを生成することを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  10. 前記音源の移動方向を示す画像は、該音源の使用者に対する相対的な位置の変化を連続的に示す画像であることを特徴とする請求項6に記載の映像表示装置。
  11. 前記音源の移動方向を示す画像における該音源を表すシンボルの表示形態は、該音源と使用者との距離に応じて変化することを特徴とする請求項10に記載の映像表示装置。
  12. 前記音声入力手段で生成された音声信号に基づいて、前記音源の特性を検出する音源特性検知手段と、
    前記音源特性検知手段が検出した前記音源の特性に基づいて、前記画像生成手段の作動を制御する画像制御手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  13. 前記音源の特性は、該音源から発せられる音の音圧であることを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  14. 前記音源の特性は、該音源から発せられる音の周波数であることを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  15. 前記音源の特性は、該音源から発せられる音の音圧の変化率および周波数の変化率、またはそのいずれかであることを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  16. 使用者の顔の向きの変化を検知する頭部変動検知手段と、
    前記頭部変動検知手段が検出した使用者の顔の向きの変化に基づいて、前記画像生成手段の作動を制御する画像制御手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  17. 前記画像制御手段は、
    前記頭部変動検知手段が検出した使用者の顔の向きの変化の方向と、前記音源検知手段が検出した前記音源の方向とが一致する場合、
    前記音源の方向を示す画像および前記音源の移動方向を示す画像における該音源を表すシンボルの表示を点滅、または消灯させるように前記画像生成手段の作動を制御することを特徴とする請求項16に記載の映像表示装置。
  18. 頭部または顔面に取り付けられ、且つ外界がシースルー可能である表示手段を備えてなる映像表示装置の映像表示方法において、
    外界の音源から発せられる音を入力し、音声信号を生成する音声信号生成工程と、
    前記音声信号生成工程で生成された音声信号に基づいて、前記音源の前記映像表示装置に対する相対的な方向を検出する音源検知工程と、
    前記音源検知工程で検出された前記音源の方向に基づいて、前記音源の方向を示す画像を生成し、前記表示手段に出力する画像生成工程と、を有することを特徴とする映像表示方法。
JP2006345545A 2006-02-22 2006-12-22 映像表示装置、及び映像表示方法 Expired - Fee Related JP5286667B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345545A JP5286667B2 (ja) 2006-02-22 2006-12-22 映像表示装置、及び映像表示方法
US11/707,726 US20070195012A1 (en) 2006-02-22 2007-02-16 Image display apparatus and method for displaying image

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045088 2006-02-22
JP2006045088 2006-02-22
JP2006345545A JP5286667B2 (ja) 2006-02-22 2006-12-22 映像表示装置、及び映像表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007256915A true JP2007256915A (ja) 2007-10-04
JP5286667B2 JP5286667B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=38427656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006345545A Expired - Fee Related JP5286667B2 (ja) 2006-02-22 2006-12-22 映像表示装置、及び映像表示方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070195012A1 (ja)
JP (1) JP5286667B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236939A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Chubu Electric Power Co Inc 音源推定方法及び音源推定装置
JP2014120963A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Seiko Epson Corp 表示装置、頭部装着型表示装置、表示装置の制御方法、および、頭部装着型表示装置の制御方法
KR20140091552A (ko) * 2011-11-14 2014-07-21 구글 인코포레이티드 웨어러블 컴퓨팅 시스템상에 사운드 표시들을 디스플레이
JP2014158151A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Seiko Epson Corp 音処理装置および音処理装置の制御方法
JP2015072415A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 表示装置、頭部装着型表示装置、表示装置の制御方法、および、頭部装着型表示装置の制御方法
JP2016139881A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 国立大学法人 名古屋工業大学 ヘッドマウントディスプレイ
JP2016531333A (ja) * 2013-05-30 2016-10-06 オキュラス ブイアール,エルエルシー ヘッドマウントディスプレイのための知覚に基づく予測追跡
US9542958B2 (en) 2012-12-18 2017-01-10 Seiko Epson Corporation Display device, head-mount type display device, method of controlling display device, and method of controlling head-mount type display device
US9880615B2 (en) 2013-02-15 2018-01-30 Seiko Epson Corporation Information processing device and control method for information processing device
CN110227258A (zh) * 2013-06-07 2019-09-13 索尼电脑娱乐公司 在头戴式显示器上转变游戏过程
JP2020501275A (ja) * 2016-12-09 2020-01-16 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像処理システムおよび方法
US10978072B2 (en) 2017-09-20 2021-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Display control system, display control method, and computer program product using display sectors in one revolution of clockwise or counterclockwise direction
JP2021136521A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 沖電気工業株式会社 移動体周囲モニタリング装置及び方法並びにプログラム

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5228305B2 (ja) * 2006-09-08 2013-07-03 ソニー株式会社 表示装置、表示方法
WO2008139018A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-20 Savox Communications Oy Ab (Ltd) A display apparatus
JP5104679B2 (ja) * 2008-09-11 2012-12-19 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
DE102008049407A1 (de) * 2008-09-29 2010-04-01 Carl Zeiss Ag Anzeigevorrichtung und Anzeigeverfahren
US8957835B2 (en) 2008-09-30 2015-02-17 Apple Inc. Head-mounted display apparatus for retaining a portable electronic device with display
JP5402293B2 (ja) 2009-06-22 2014-01-29 ソニー株式会社 頭部装着型ディスプレイ、及び、頭部装着型ディスプレイにおける画像表示方法
US20110181497A1 (en) * 2010-01-26 2011-07-28 Roni Raviv Object related augmented reality play system
US8477425B2 (en) 2010-02-28 2013-07-02 Osterhout Group, Inc. See-through near-eye display glasses including a partially reflective, partially transmitting optical element
US9097891B2 (en) 2010-02-28 2015-08-04 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses including an auto-brightness control for the display brightness based on the brightness in the environment
US9341843B2 (en) 2010-02-28 2016-05-17 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses with a small scale image source
US9128281B2 (en) 2010-09-14 2015-09-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Eyepiece with uniformly illuminated reflective display
US9223134B2 (en) 2010-02-28 2015-12-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Optical imperfections in a light transmissive illumination system for see-through near-eye display glasses
US9366862B2 (en) 2010-02-28 2016-06-14 Microsoft Technology Licensing, Llc System and method for delivering content to a group of see-through near eye display eyepieces
US8467133B2 (en) 2010-02-28 2013-06-18 Osterhout Group, Inc. See-through display with an optical assembly including a wedge-shaped illumination system
US9229227B2 (en) 2010-02-28 2016-01-05 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses with a light transmissive wedge shaped illumination system
US9091851B2 (en) 2010-02-28 2015-07-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Light control in head mounted displays
US8472120B2 (en) 2010-02-28 2013-06-25 Osterhout Group, Inc. See-through near-eye display glasses with a small scale image source
US20150309316A1 (en) 2011-04-06 2015-10-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Ar glasses with predictive control of external device based on event input
US9129295B2 (en) 2010-02-28 2015-09-08 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses with a fast response photochromic film system for quick transition from dark to clear
US9097890B2 (en) 2010-02-28 2015-08-04 Microsoft Technology Licensing, Llc Grating in a light transmissive illumination system for see-through near-eye display glasses
US9759917B2 (en) 2010-02-28 2017-09-12 Microsoft Technology Licensing, Llc AR glasses with event and sensor triggered AR eyepiece interface to external devices
US10180572B2 (en) 2010-02-28 2019-01-15 Microsoft Technology Licensing, Llc AR glasses with event and user action control of external applications
US20120249797A1 (en) 2010-02-28 2012-10-04 Osterhout Group, Inc. Head-worn adaptive display
US9285589B2 (en) 2010-02-28 2016-03-15 Microsoft Technology Licensing, Llc AR glasses with event and sensor triggered control of AR eyepiece applications
US8488246B2 (en) 2010-02-28 2013-07-16 Osterhout Group, Inc. See-through near-eye display glasses including a curved polarizing film in the image source, a partially reflective, partially transmitting optical element and an optically flat film
US11275482B2 (en) * 2010-02-28 2022-03-15 Microsoft Technology Licensing, Llc Ar glasses with predictive control of external device based on event input
US9134534B2 (en) 2010-02-28 2015-09-15 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses including a modular image source
US8482859B2 (en) 2010-02-28 2013-07-09 Osterhout Group, Inc. See-through near-eye display glasses wherein image light is transmitted to and reflected from an optically flat film
US9182596B2 (en) 2010-02-28 2015-11-10 Microsoft Technology Licensing, Llc See-through near-eye display glasses with the optical assembly including absorptive polarizers or anti-reflective coatings to reduce stray light
WO2011106797A1 (en) 2010-02-28 2011-09-01 Osterhout Group, Inc. Projection triggering through an external marker in an augmented reality eyepiece
WO2012040386A1 (en) * 2010-09-21 2012-03-29 4Iiii Innovations Inc. Head-mounted peripheral vision display systems and methods
JP2012133250A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Sony Corp 音情報表示装置、音情報表示方法およびプログラム
US20130002425A1 (en) * 2011-07-01 2013-01-03 General Electric Company Augmented reality excessive noise display and warning system
US10048933B2 (en) 2011-11-30 2018-08-14 Nokia Technologies Oy Apparatus and method for audio reactive UI information and display
US8704070B2 (en) 2012-03-04 2014-04-22 John Beaty System and method for mapping and displaying audio source locations
EP2825898A4 (en) * 2012-03-12 2015-12-09 Nokia Technologies Oy TREATMENT OF A SOUND SOURCE
GB2501767A (en) * 2012-05-04 2013-11-06 Sony Comp Entertainment Europe Noise cancelling headset
GB2501768A (en) 2012-05-04 2013-11-06 Sony Comp Entertainment Europe Head mounted display
US9286898B2 (en) 2012-11-14 2016-03-15 Qualcomm Incorporated Methods and apparatuses for providing tangible control of sound
US10111013B2 (en) * 2013-01-25 2018-10-23 Sense Intelligent Devices and methods for the visualization and localization of sound
KR20150041453A (ko) * 2013-10-08 2015-04-16 엘지전자 주식회사 안경형 영상표시장치 및 그것의 제어방법
EP3220372B1 (en) * 2014-11-12 2019-10-16 Fujitsu Limited Wearable device, display control method, and display control program
EP3220373A4 (en) * 2014-11-12 2018-07-18 Fujitsu Limited Wearable device, display control method, and display control program
EP3220374A4 (en) * 2014-11-12 2018-07-18 Fujitsu Limited Wearable device, display control method, and display control program
WO2017066992A1 (zh) * 2015-10-23 2017-04-27 深圳市柔宇科技有限公司 头戴式显示设备、提示信息显示系统及方法
WO2017113307A1 (zh) * 2015-12-31 2017-07-06 深圳市柔宇科技有限公司 头戴式显示设备及其摄像头的调节方法
US11445305B2 (en) * 2016-02-04 2022-09-13 Magic Leap, Inc. Technique for directing audio in augmented reality system
CA3206524C (en) * 2016-02-04 2024-02-13 Magic Leap, Inc. Technique for directing audio in augmented reality system
WO2018160593A1 (en) 2017-02-28 2018-09-07 Magic Leap, Inc. Virtual and real object recording in mixed reality device
TWM557588U (zh) * 2017-08-01 2018-04-01 李燕琴 可熱顯像的穿戴式裝置
US20190082255A1 (en) * 2017-09-08 2019-03-14 Olympus Corporation Information acquiring apparatus, information acquiring method, and computer readable recording medium
US10410432B2 (en) * 2017-10-27 2019-09-10 International Business Machines Corporation Incorporating external sounds in a virtual reality environment
US11209306B2 (en) * 2017-11-02 2021-12-28 Fluke Corporation Portable acoustic imaging tool with scanning and analysis capability
JP2019120979A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 Dynabook株式会社 電子機器
CN108852620A (zh) * 2018-01-19 2018-11-23 郭磊 智能颈戴设备及其控制方法
CN108877407A (zh) * 2018-06-11 2018-11-23 北京佳珥医学科技有限公司 用于辅助交流的方法、装置和系统及增强现实眼镜
US10535199B1 (en) * 2018-06-18 2020-01-14 Facebook Technologies, Llc Systems and methods for determining a safety boundary for a mobile artificial reality user
KR102232045B1 (ko) * 2019-01-08 2021-03-25 삼성전자주식회사 전자 장치, 전자 장치의 제어 방법 및 컴퓨터 판독 가능 매체.
CN111708383A (zh) * 2020-07-01 2020-09-25 海信视像科技股份有限公司 一种摄像头拍摄角度的调整方法及显示设备
CN116097120A (zh) * 2020-07-01 2023-05-09 海信视像科技股份有限公司 一种显示方法及显示设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226870U (ja) * 1988-08-04 1990-02-21
JPH09149339A (ja) * 1995-11-21 1997-06-06 Olympus Optical Co Ltd 映像表示システム
JP2002039851A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Ibuki Kogyo Kk 音源方向確認方法及び装置
US6629076B1 (en) * 2000-11-27 2003-09-30 Carl Herman Haken Method and device for aiding speech
JP2005086328A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Fuji Photo Film Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ及びそのコンテンツ再生方法
JP2005165778A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 頭部装着型表示装置、及びその制御方法
JP2007334149A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Akira Hata 聴覚障害者用ヘッドマウントディスプレイ装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993007603A1 (en) * 1991-10-04 1993-04-15 Cornett Robert H Approaching emergency vehicle warning system
US5710555A (en) * 1994-03-01 1998-01-20 Sonic Systems Corporation Siren detector
US6329964B1 (en) * 1995-12-04 2001-12-11 Sharp Kabushiki Kaisha Image display device
JPH10161692A (ja) * 1996-12-03 1998-06-19 Canon Inc 音声認識装置及び音声認識方法
US7432879B2 (en) * 2003-02-10 2008-10-07 Schonlau William J Personal viewer

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226870U (ja) * 1988-08-04 1990-02-21
JPH09149339A (ja) * 1995-11-21 1997-06-06 Olympus Optical Co Ltd 映像表示システム
JP2002039851A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Ibuki Kogyo Kk 音源方向確認方法及び装置
US6629076B1 (en) * 2000-11-27 2003-09-30 Carl Herman Haken Method and device for aiding speech
JP2005086328A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Fuji Photo Film Co Ltd ヘッドマウントディスプレイ及びそのコンテンツ再生方法
JP2005165778A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 頭部装着型表示装置、及びその制御方法
JP2007334149A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Akira Hata 聴覚障害者用ヘッドマウントディスプレイ装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236939A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Chubu Electric Power Co Inc 音源推定方法及び音源推定装置
KR101668165B1 (ko) 2011-11-14 2016-10-20 구글 인코포레이티드 웨어러블 컴퓨팅 시스템상에 사운드 표시들을 디스플레이
KR20140091552A (ko) * 2011-11-14 2014-07-21 구글 인코포레이티드 웨어러블 컴퓨팅 시스템상에 사운드 표시들을 디스플레이
JP2015510283A (ja) * 2011-11-14 2015-04-02 グーグル・インク 着用可能な計算機システムへのサウンド状態の表示
US9838814B2 (en) 2011-11-14 2017-12-05 Google Llc Displaying sound indications on a wearable computing system
JP2014120963A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Seiko Epson Corp 表示装置、頭部装着型表示装置、表示装置の制御方法、および、頭部装着型表示装置の制御方法
US9542958B2 (en) 2012-12-18 2017-01-10 Seiko Epson Corporation Display device, head-mount type display device, method of controlling display device, and method of controlling head-mount type display device
US9880615B2 (en) 2013-02-15 2018-01-30 Seiko Epson Corporation Information processing device and control method for information processing device
JP2014158151A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Seiko Epson Corp 音処理装置および音処理装置の制御方法
JP2016531333A (ja) * 2013-05-30 2016-10-06 オキュラス ブイアール,エルエルシー ヘッドマウントディスプレイのための知覚に基づく予測追跡
CN110227258A (zh) * 2013-06-07 2019-09-13 索尼电脑娱乐公司 在头戴式显示器上转变游戏过程
JP2015072415A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 表示装置、頭部装着型表示装置、表示装置の制御方法、および、頭部装着型表示装置の制御方法
JP2016139881A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 国立大学法人 名古屋工業大学 ヘッドマウントディスプレイ
JP2020501275A (ja) * 2016-12-09 2020-01-16 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像処理システムおよび方法
US10978072B2 (en) 2017-09-20 2021-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Display control system, display control method, and computer program product using display sectors in one revolution of clockwise or counterclockwise direction
JP2021136521A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 沖電気工業株式会社 移動体周囲モニタリング装置及び方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5286667B2 (ja) 2013-09-11
US20070195012A1 (en) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5286667B2 (ja) 映像表示装置、及び映像表示方法
JP6743691B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法およびコンピュータプログラム
US9927948B2 (en) Image display apparatus and image display method
JP6252849B2 (ja) 撮像装置および方法
JP6094190B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4431547B2 (ja) 画像表示制御装置ならびにそれらの制御方法およびそれらの制御プログラム
KR101755598B1 (ko) 디지털 촬영 장치 및 이의 제어 방법
CN110634189A (zh) 用于在沉浸式混合现实体验期间用户警报的系统和方法
JP2007214964A (ja) 映像表示装置
US10630892B2 (en) Display control apparatus to perform predetermined process on captured image
CN102316269A (zh) 成像控制设备、成像控制方法和程序
JP2010041167A (ja) 音声出力制御装置、音声出力装置、音声出力制御方法、及び、プログラム
US20210120172A1 (en) Mobile terminal
JP5042896B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2007121625A (ja) 画像表示装置
US20120249758A1 (en) Electric apparatus and control method of indicator
JPH05303053A (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置
KR101630304B1 (ko) 디지털 촬영 장치, 그 제어 방법, 및 컴퓨터 판독가능 매체
JP2011101300A (ja) 撮影装置および遠隔作業支援システム
JP2008123257A (ja) 遠隔作業支援システム、表示制御方法
JP2007122340A (ja) 画像表示システム
KR20130005883A (ko) 디지털 촬영 장치, 그 제어방법, 및 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP2014143595A (ja) 画像記録装置
JP2008113317A (ja) 遠隔作業支援システム
JP2007219069A (ja) 映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091112

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5286667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees