JP5042896B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5042896B2
JP5042896B2 JP2008079122A JP2008079122A JP5042896B2 JP 5042896 B2 JP5042896 B2 JP 5042896B2 JP 2008079122 A JP2008079122 A JP 2008079122A JP 2008079122 A JP2008079122 A JP 2008079122A JP 5042896 B2 JP5042896 B2 JP 5042896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
unit
image
person
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008079122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009239347A5 (ja
JP2009239347A (ja
Inventor
信一 福榮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp, Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2008079122A priority Critical patent/JP5042896B2/ja
Priority to CN2009101268897A priority patent/CN101547307B/zh
Publication of JP2009239347A publication Critical patent/JP2009239347A/ja
Publication of JP2009239347A5 publication Critical patent/JP2009239347A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5042896B2 publication Critical patent/JP5042896B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像信号に対して所定の処理を行う画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
従来より、撮像機能を備えたデジタルカメラ等の画像処理装置においては、被写体が人間である場合にその人間の顔を検出し、この検出した顔の位置にピントを合わせる技術が知られている。また、近年では、被写体である人間が笑顔等の撮影に好適な表情を見せているタイミングを自動的に認識することによって撮影を行う技術も知られている。
このような状況の下、複数の人物を対象とした撮影を行う際、個々の人物の顔の向きや黒目の位置を判定することによってカメラ目線の画像を抽出する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。また、映像から検出した人物の目線方向を推定し、この目線方向の特徴を抽出することによってその人物の行動意図を判定する技術も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2007−96440号公報 特開2007−6427号公報
複数の人物を被写体とする撮影を行う場合には、全員がカメラ目線となっている状態を撮影するのが一般的であるが、これ以外にも撮影に適した場面は存在する。例えば、複数の人物の目線が画像処理装置以外の同じ対象物を注視している場面などは、画像に統一感が生まれることに加え、同じ対象物を注視するという行為を介して垣間見ることができる人物同士の交流の瞬間を捉えることができるため、撮影の対象とするのにふさわしい。
しかしながら、上述した従来技術では、複数の人物が一斉に画像処理装置以外の対象物を注視しているような場面を抽出することができなかった。具体的には、上記特許文献1に記載の技術では、複数の人物のカメラ目線を判定するだけであり、複数の人物の目線がカメラ以外の対象物に集中しているか否かを判定することはできなかった。また、上記特許文献2に記載の技術では、個々の人物の顔の向きや目線の向きを推定するだけであり、映像中の複数の人物同士の目線の関係を考慮した処理を行うことはできなかった。
このため、従来の画像処理装置において被写体である複数の人物が一斉に画像処理装置以外の対象物を注視している場面を抽出するには、撮影者自身が目視によって判定を行わざるを得ず、被写体の人数が多かったり被写体が遠くにいたりする場合にはそのような場面を抽出することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の人物を被写体として含む画像中で大多数の人物が同じ対象物を注視している場面を的確に抽出することができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、画像信号中の画像パターンに基づいて前記画像信号中に含まれる複数の人物の顔を検出する顔検出部と、前記顔検出部が顔を検出した前記複数の人物の目線を推定する目線推定部と、前記目線推定部が目線を推定した前記複数の人物までの距離をそれぞれ算出する距離算出部と、前記目線推定部の推定結果および前記距離算出部の算出結果を用いることによって前記複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するクロス判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記画像信号に対応する画像データを表示する表示部を備え、前記表示部は、前記クロス判定部が判定した結果を前記画像データに重畳して表示することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記表示部は、前記複数の人物の中で互いの目線が交差している人物を特定する情報を前記画像データに重畳して表示することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記クロス判定部の判定結果に応じて前記画像データのトリミングを行うトリミング部を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記目線推定部は、前記顔検出部が検出した顔の向いている方向を算出する顔方向算出部と、前記顔方向算出部が算出した前記顔の向いている方向を用いて当該顔に含まれる瞳が向いている方向を算出する目線方向算出部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記クロス判定部は、前記距離算出部で算出した距離が最も大きい人物を基準として、この基準人物の目線と他の人物の目線とが交差しているか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記クロス判定部は、前記基準人物の目線と前記他の人物の目線とが当該画像処理装置に対して前記基準人物よりも遠くの位置で交差している場合を判定の対象から除外することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、所定の視野領域内の被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、前記撮像部が撮像している被写体の撮影を指示する撮影指示信号が入力される入力部と、前記入力部から入力された前記撮影指示信号に応じて前記撮像部が撮像している被写体を撮影する制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記制御部は、前記顔検出部が検出した顔に露出および/またはピントを合わせる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記発明において、前記制御部は、前記クロス判定部が判定した結果に応じて前記撮像部が撮像している被写体を自動的に撮影する制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、画像信号に対して所定の処理を行う画像処理装置に、前記画像信号中の画像パターンに基づいて前記画像信号中に含まれる複数の人物の顔を検出する顔検出ステップ、前記顔検出ステップで顔を検出した前記複数の人物の目線を推定して顔情報を記憶する顔情報記憶部へ格納する目線推定ステップ、前記目線推定ステップで目線を推定した前記複数の人物までの距離をそれぞれ算出して前記顔情報記憶部へ格納する距離算出ステップ、前記目線推定ステップの推定結果および前記距離算出ステップの算出結果を前記顔情報記憶部から読み出し、この読み出した推定結果および算出結果を用いることによって前記複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するクロス判定ステップ、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像信号中の複数の人物の目線を推定し、目線を推定した複数の人物までの距離をそれぞれ算出し、これらの目線推定結果および距離算出結果を用いることによって複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するため、複数の人物を被写体として含む画像中で大多数の人物が同じ対象物を注視している場面を的確に抽出することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置である撮像装置1の構成を模式的に示す図である。撮像装置1は、所定の視野領域内の被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部2、撮像部2の視野領域の状態を検出するセンサ部3、撮像部2が出力した画像信号に対して画像処理を施す画像処理部4、画像処理部4が出力する画像データを含む情報を表示する表示部5、表示部5の表示を制御する表示制御部6、画像データの圧縮および伸張を行う圧縮伸張部7、撮像装置1に外部から装着されるメモリカード等の記録媒体100に対して画像データ等の情報を記録する一方、記録媒体100が記録する情報を読み出す記録媒体インターフェース8、撮像装置1の操作指示信号が入力される入力部9、警告を含む各種情報の音声出力を行う音声出力部10、撮像領域へ向けて補助光を投射する補助光投射部11、撮像装置1の動作を制御する制御部12、撮像装置1の動作に関する各種情報を記憶する記憶部13を備える。
撮像部2は、所定の視野領域にある被写体からの光を集光する撮影レンズ21、撮影レンズ21が集光した光の入射量を調整する絞り22、絞り22を通過した入射光を受光して電気信号に変換するCCD等の撮像素子23、撮像素子23から出力されるアナログ信号に対して感度補正やホワイトバランスを含む各種処理を施すアナログ信号処理部24、アナログ信号処理部24が出力した信号からデジタルの画像データを生成するA/D変換部25を有する。このうち、撮影レンズ21は、一または複数のレンズによって構成される光学系であり、レンズ駆動部14によって駆動される。また、絞り22は絞り駆動部15によって駆動される。
画像処理部4は、画像信号の画像パターンに基づいて画像信号中に含まれる人物の顔を検出する顔検出部41、顔検出部41が複数の人物の顔を検出した場合に各人物の目線を推定する目線推定部42、目線推定部42が目線を推定した複数の人物までの距離の算出をそれぞれ行う距離算出部43、目線推定部42の推定結果および距離算出部43の算出結果を用いることによって複数の人物の目線のうち少なくとも一部の目線が交差しているか否かを判定するクロス判定部44、クロス判定部44が判定した結果に基づいて画像データのトリミングを行うトリミング部45を有する。このうち目線推定部42は、顔検出部41が検出した顔の向いている方向(顔方向)を算出する顔方向算出部421と、顔方向算出部421が算出した顔の向いている方向を用いて当該顔に含まれる瞳が向いている方向を算出する目線方向算出部422とを有する。
入力部9は、撮像装置1の電源ボタン、撮像指示を与えるシャッターボタン、撮像装置1が有する各種動作モータの切替を行うモード切替ボタン、画像データの再生や編集の指示を含む制御ボタンなどを有する。
制御部12は、撮影日時の判定等を行う時計121を有しており、センサ部3の検知結果や入力部9で入力された操作指示信号に応じて撮像装置1の動作を制御する。制御部12は、MPUを用いて実現され、制御対象の各構成要素とバスラインを介して接続されている。
記憶部13は、撮像装置1の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリやRAM等の半導体メモリを有しており、撮像装置1が実行する各種プログラムを記憶するプログラム記憶部131と、画像処理部4で得られる被写体の顔方向や目線方向などの顔情報を記憶する顔情報記憶部132とを有する。
図2は、撮像装置1で設定可能な動作モードの一部を示す図である。図2では、撮像装置1に特有の動作モードを中心に記載し、従来の撮像装置で設定可能な動作モードと同じ動作モードについては記載を省略している。撮像装置1が撮影モードに設定されている場合、画像中に含まれる複数の人間の目線の交差状況を判定する目線判定を行ってから撮影を行う目線判定撮影モードや、通常撮影を行ってから目線判定と目線判定結果に基づく画像のトリミングを行う撮影用目線判定トリミングモードをさらに設定することができる。このうち、撮像装置1が目線判定撮影モードに設定されている場合、トリミングモード、連写モードおよび自動撮影モードのうち一または複数のモードをさらに設定することができる。一方、撮像装置1が再生モードに設定されている場合、記録媒体100が記録する画像データを再生する際に目線判定を行った後、この判定結果に基づいて画像のトリミングを行う再生用目線判定トリミングモードをさらに設定することができる。
図3は、以上の構成を有する撮像装置1が目線判定処理を含む動作を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、撮像装置1が撮影モードに設定されている場合(ステップS1,撮影モード)を説明する。撮像装置1が撮影モードに設定されている場合、表示部5は撮像部2から出力された画像信号に対応する画像データを表示制御部6の制御のもとでリアルタイムに表示する。以下、表示部5でリアルタイムに表示される画像データのことを「スルー画像」という。撮像装置1が目線判定撮影モードに設定されていれば(ステップS2,Yes)、撮像装置1はスルー画像に対して目線判定処理を行う(ステップS3)。
図4は、撮像装置1が行う目線判定処理の概要を示すフローチャートである。まず、顔検出部41が、表示部5で表示しているスルー画像中に存在する人物の顔を検出する(ステップS31)。この顔検出を行う際には、既存の手法を適用することができる(例えば、P. Viola and M. Jones, "Rapid Object Detection using a Boosted Cascade of Simple Features," Proc. of CVPR (2001).を参照)。制御部12は、顔検出部41が検出した顔の位置にピントを合わせる制御を行う。
顔検出部41がスルー画像中で複数の顔を検出した場合(ステップS32,Yes)、撮像装置1はステップS33に進む。一方、顔検出部41がスルー画像中で複数の顔を検出しなかった場合(ステップS32,No)、撮像装置1はステップS4に進む。
ステップS33において、目線推定部42は、顔検出部41が検出した複数の顔の目線方向を顔ごとに推定する目線推定ループ処理を行う(ステップS33)。このループ処理では、まず顔方向算出部421が顔の向いている方向(顔方向)を算出する(ステップS331)。顔方向算出部421は、顔検出部41が検出した顔部分の画像(顔画像)を取得し、この取得した顔画像に対して差分背景や肌色領域抽出等の処理を施すことによって顔領域を抽出した後、この抽出した顔領域を用いて顔方向を算出する。図5は、顔方向算出部421が抽出する顔領域の例を示す図である。同図に示す顔領域31は、人間の頭部に外接する矩形領域である。顔領域31を抽出した顔方向算出部421は、顔領域31の中心位置(顔領域中心位置32)を算出するとともに、眉、目じり、鼻などの顔器官の位置を検出することによって顔器官中心位置33を算出する。この後、顔方向算出部421は、顔領域中心位置32および顔器官中心位置33を用いることにより、水平面上における顔方向と垂直面上における顔方向をそれぞれ算出する。
図6は、水平面上における顔方向を算出する際に用いる顔楕円モデルの概要を示す図である。同図に示す顔200は楕円体であり、図6では楕円体の中心を通過する水平断面を示している。顔200は、撮影レンズ21の光軸方向(図6の上下方向)に対して角度φfaceだけ水平右向きを向いている。投影面300は顔領域31に対応している。また、点O'faceは図6の水平面上における顔領域中心位置32に対応し、点C'faceは図6の水平面上における顔器官中心位置33に対応している。
図6において、顔200の水平面上の顔方向を示す顔角度φfaceは、投影面における顔領域31の水平方向の幅wface、投影面300における顔領域中心位置32(点Oface)と顔器官中心位置33(点C)との距離cface、および顔の幅(=2a)と顔の奥行き方向の長さ(=2b)の比k(顔楕円比)を用いることによって次式(1)で与えられる。
Figure 0005042896
図7は、垂直面上における顔方向を算出する際に用いる顔楕円モデルの概要を示す図である。図7では、楕円体である顔200の中心を通過する垂直断面を示している。顔200は、撮影レンズ21の光軸方向(図7の左右方向)に対して角度ψfaceだけ上方を向いている。図7において、顔200の垂直面上の顔方向を示す顔角度ψfaceは、投影面300における顔領域31の垂直方向の高さhface、投影面300における顔領域中心位置32(点Oface)と顔器官中心位置33(点C)との距離c'face、および顔の高さ(=2d)と顔の奥行き方向の長さ(=2e)の比k'を用いることによって次式(2)で与えられる。
Figure 0005042896
この後、目線方向算出部422は、ステップS331で算出した水平面上での顔角度φfaceおよび垂直面上での顔角度ψfaceを用いて目線方向を算出する(ステップS332)。目線方向算出部422は、パターンマッチング等の既知の手法によって顔領域31から瞳を検出し、この検出した瞳から目の領域を検出する。
図8は、目線方向算出部422が水平面上での目線方向を算出する際に適用する眼球モデルの概要を示す図である。同図に示す球状の眼球400は大部分が皮膚で覆われており、顔画像中に実際に表れる領域は点E1'から瞳401を通過して点E2'に達する円弧である。点O'eyeは眼球400の中心であり、点Oeyeは点O'eyeを投影面500に投影した点である。また、点Iは瞳401の中心I'を投影面500に投影した点である。図8において、投影面500における眼球中心位置Oeyeと瞳中心位置Iとの距離をceyeとし、眼球400の水平方向の隠れ部分の角度をαとすると、撮影レンズ21の光軸方向(図8の上下方向)に対する瞳401の中心I'の方向すなわち水平面上における目線方向φeyeは次式(3)で与えられる。
Figure 0005042896
目線方向算出部422は、垂直面上における目線方向を算出する際にも、水平面上の目線方向の算出に適用したのと同様の眼球モデルを適用する。したがって、撮影レンズ21の光軸方向に対する垂直方向の目線方向ψeyeは、次式(4)で与えられる。
Figure 0005042896
ここで、c'eyeは投影面500における眼球中心位置Oeyeと瞳中心位置Iとの垂直方向の距離であり、角度α'は眼球400の垂直方向の隠れ部分の角度である。
目線方向算出部422は、両目の目線方向を算出することができた場合、算出した両目の目線方向を重み付けして和をとることによって目線方向を決定する。ここで和をとる際の重みは顔方向に応じて決定される。例えば、顔が右方(撮像装置1から見て左方)を向いている場合、右目は画像中にほとんど入らないため、左目の重みを右目の重みよりも十分大きくする。また、顔が正面付近を向いている時は、両目の目線方向の平均をとる。このようにして目線方向算出部422が算出した目線方向は、目線推定結果として記憶部13の顔情報記憶部132に格納される。
なお、目線方向算出処理を行う際のパラメータは上述したものに限られるわけではなく、例えば眼球の隠れ部分の角度を顔の中心側と外側で異なる値としてもよい。この点を含む顔方向算出処理と目線方向算出処理の詳細な内容は、例えば上記特許文献2に開示されている。
目線推定部42がステップS33の目線推定ループ処理を全ての顔に対して行った結果、複数の目線方向を算出した場合(ステップS34,Yes)、撮像装置1はステップS35へ進む。これに対して、目線推定部42がステップS33の目線推定ループ処理を全ての顔に対して行った結果、複数の目線方向を算出しなかった場合(ステップS34,No)、撮像装置1は目線判定処理を終了して後述するステップS4へ進む。
図9は、ステップS35以降の目線判定処理を説明する際に参照する撮像装置1付近の状況を模式的に示す図である。具体的には、図9は、撮像装置1の撮像領域(水平方向の画角θX)内に存在する二人の人物A1、A2が同じターゲットTを注目している状況を撮像装置1の上方から見た模式図である。図9では、撮像装置1の撮影レンズ21からの距離が遠い方の人物A1の位置を座標原点Oとして撮影レンズ21の光軸Pと平行な軸をL軸とする一方、撮影レンズ21の光軸Pと直交する軸をX軸としている。また、図9では、人物A1、A2の水平方向の目線方向の角度(式(3)のφeyeに相当)をそれぞれφ1、φ2としている。この意味で、角度φ1、φ2は、上記ステップS332ですでに算出されており、顔情報記憶部132に格納されたものである。
ステップS35において、距離算出部43は、撮影レンズ21を起点として、目線方向を算出した複数の人物までの距離をそれぞれ算出する(ステップS35)。図10は、距離L1、L2の算出を概念的に示す図である。距離算出部43は、例えば人物A1にピントを合わせることによって人物A1までの距離L1を算出した後、この距離L1に基づいて人物A2までの距離L2を算出する。なお、図10では、撮影レンズ21の焦点距離をF、顔画像における人物A1の顔201の高さおよび人物A2の顔202の高さをそれぞれH1およびH2とし、顔201、202の大きさをともにDと近似している。これらの定義を用いると、撮影レンズ21から人物A1、A2までの距離L1、L2は、それぞれL1=DF/H1,L2=DF/H2と表される。したがって、距離算出部43は、距離L1を用いることによって距離L2=(H2/H1)L1を算出することができる。距離算出部43が算出した距離L1、L2は、記憶部13の顔情報記憶部132に格納される。
この後、クロス判定部44は、複数の人物の目線が交差しているか否かを判定する(ステップS36)。まず、クロス判定部44は、ステップS35で距離算出部43が算出した距離L1、L2を顔情報記憶部132から読み出し、人物A1と人物A2のL座標の差分ΔLおよびX座標の差分ΔXを、次式(5)および(6)にしたがってそれぞれ算出する。
ΔL=L1−L2 …(5)
ΔX=L1tan(ρ1)+L2tan(ρ2) …(6)
ここで、式(6)のρ1(<θX)は、撮影レンズ21から見た人物A1の方向と撮影レンズ21の光軸Pとのなす角度である。また、式(6)のρ2(<θX)は、撮影レンズ21から見た人物A2の方向と撮影レンズ21の光軸Pとのなす角度である。
図11は、図9と同じ状況を撮像装置1の側方から見た模式図である。図11では、図9と同様に撮像装置1からの距離が大きい方の人物A1の位置を座標原点Oとして撮影レンズ21の光軸Pと直交する軸をY軸としている。また、図11では、撮像装置1のY軸方向の画角をθYとしている。さらに、図11では、人物A1、A2の水平方向の目線方向の角度(式(4)のψeyeに相当)をそれぞれψ1、ψ2としている。この意味で、角度ψ1、ψ2はφ1等と同様に上記ステップS332ですでに算出されており、顔情報記憶部132に格納されている。クロス判定部44は、人物A1、A2のY座標の差分ΔYを次式(7)にしたがって算出する。
ΔY=L1tan(η1)+L2tan(η2) …(7)
ここで、式(7)のη1(<θY)は、撮影レンズ21から見た人物A1の方向と撮影レンズ21の光軸Pとのなす角度である。また、式(7)のη2(<θY)は、撮影レンズ21から見た人物A2の方向と撮影レンズ21の光軸Pとのなす角度である。
続いて、クロス判定部44は、式(5)、(6)の算出結果に加えて顔情報記憶部132から読み出した人物A1,A2の水平方向の目線方向の角度φ1、φ2を用いることにより、水平方向における人物A1、A2の目線の交点座標(Ls,Xs)を次式(8)、(9)にしたがってそれぞれ算出する。
Figure 0005042896
また、クロス判定部44は、式(5)、(7)の算出結果に加えて顔情報記憶部132から読み出した人物A1、A2の垂直方向の目線方向の角度ψ1、ψ2を用いることにより、垂直方向における人物A1,A2の目線の交点座標(Ls,Ys)を次式(10)、(11)にしたがってそれぞれ算出する。
Figure 0005042896
次に、クロス判定部44は、式(8)のLsと式(10)のLsが一致するか否かを判定する。ここでいう「一致」とは、二つのLsが推定値であることに鑑み、二つのLsの差が所定の範囲内の値であることを意味する。式(8)のLsと式(10)のLsが一致した場合、クロス判定部44は人物A1の目線と人物A2の目線が集中した状態にあると判定する。
なお、式(8)、(10)でLsが∞になった場合、クロス判定部44は目線方向が平行であって無限遠で交わっていると判定する。また、式(8)、(10)でLs<0の場合には、顔の後ろ側で二人の目線が交差しているため、クロス判定部44はこの場合を判定の対象から除外する。
ここで、画像データに3人以上の人物が含まれている場合を説明する。この場合、クロス判定部44は、撮影レンズ21から一番遠くに位置している人物を基準人物とし、この基準人物と他の人物との座標値の差分を用いてクロス判定を行う。例えばn人(nは3以上の自然数)の人物がスルー画像中に含まれている場合、クロス判定部44は基準人物の目線方向と他の人物の目線方向との交点座標を最大(n−1)通り算出する。続いて、クロス判定部44は、算出した複数の交点座標の各々に対して、水平方向のLs(式(8))と垂直方向のLs(式(10))が一致するか否かを判定する。この判定の結果、水平方向のLsと垂直方向のLsが一致する交点座標(以下、「正規交点座標」という)が複数ある場合、クロス判定部44は、複数の正規交点座標同士が一致するか否かを判定する。この判定を行う際、クロス判定部44は所定の規則にしたがって基準とすべき正規交点座標(基準交点座標)を一つ抽出し、この基準交点座標とそれ以外の正規交点座標との差分を成分ごとにそれぞれ算出する。クロス判定部44は、成分ごとの差分が各々所定の範囲内の値にある基準交点座標と正規交点座標を一致していると判定する。基準交点座標と一致する正規交点座標が所定の割合以上存在する場合、クロス判定部44は、スルー画像中の人物の目線が集中した状態にあると判定する。
以上説明したステップS3の目線判定処理に続く処理は、撮像装置1が自動撮影モードに設定されているか否かによって異なる。まず、撮像装置1が自動撮影モードに設定されていない場合(ステップS4,No)を説明する。この場合、ステップS3でスルー画像中の複数の人物の目線が集中していると判定されたとき(ステップS5,Yes)、表示部5は、クロス判定部44の判定結果として、目線が集中しており撮影に好適なタイミングであることを報知するOK表示を表示する(ステップS6)。一方、スルー画像中の複数の人物の目線が集中していると判定されなかった場合(ステップS5,No)、撮像装置1は表示部5でOK表示を出力することなく、後述するステップS7へ直接進む。
図12は、表示部5におけるOK表示の表示出力例を模式的に示す図である。同図に示す表示画像51は、図9および図11に示す状況下での表示例を示している。表示画像51では、「タイミングOK」という文字列がスルー画像の左上部に重畳して表示されている。撮影者は、表示部5にOK表示が表示出力された場合、人物A1、A2の目線が集中しており、撮影に好適なタイミングであることを認識することができる。なお、図12において、人物A1、A2の目線(破線で表示)および二つの目線の交点CPは補助的に記載したものに過ぎない。
図13は、OK表示の別な表示出力例(第2例)を示す図である。同図に示す表示画像52では、目線が集中している人物を示す正方形状の目線集中人物特定シンボル52aがスルー画像中の人物A11、A12の顔領域に重畳して表示されるとともに、目線が他の人物と異なる方向を向いている三角形状の目線非集中人物特定シンボル52bがスルー画像中の人物A13の顔領域に重畳して表示されている。目線集中人物特定シンボル52aおよび目線非集中人物特定シンボル52bは、スルー画像中で目線が集中している人物が所定の割合以上存在している場合に表示される。なお、表示部5では、目線集中人物特定シンボル52aと目線非集中人物特定シンボル52bを互いに異なる色で表示してもよい。また、目線集中人物特定シンボル52aおよび目線非集中人物特定シンボル52bがスルー画像に重畳して表示されるための条件(目線が集中している人物の被写体全体に対する割合)は、利用者が入力部9を介して任意に設定入力をすることができるようにしてもよい。
図14は、OK表示のさらに別な表示出力例(第3例)を示す図である。同図に示す表示画像53は、5人の人物A21〜A25の目線判定を行った結果を表示している。表示画像53では、目線が集中している人物が5人中4人いることを示すメッセージがスルー画像に対して重畳して表示されるとともに、目線が他の4人と異なっている人物A25の顔領域に目線非集中人物特定シンボル53aがスルー画像に対して重畳して表示されている。このようなメッセージおよびシンボルが表示されるのは、スルー画像中で目線が集中している人物が所定の割合以上存在している場合である。
この後、撮影者によって入力部9から撮影指示信号が入力された場合(ステップS7,Yes)、撮像装置1は制御部12の制御のもとで画像の撮影を行い(ステップS8)、撮影した画像データを圧縮伸張部7で所定のサイズに圧縮し、この圧縮した画像データを記録媒体インターフェース8によって記録媒体100へ記録する(ステップS9)。ここで、撮像装置1は、撮影した画像データを記憶部13へ書き込んで記録することもできる。なお、ステップS7で所定時間経過しても撮影指示信号が入力されない場合(ステップS7,No)、撮像装置1はステップS3に戻る。
次に、撮像装置1が自動撮影モードに設定されている場合を説明する(ステップS4,Yes)。この場合、画像処理部4による目線判定処理(ステップS3)の結果、スルー画像中の複数の人物の目線が集中していると判定されたとき(ステップS10,Yes)、撮像装置1は自動的に撮影処理(ステップS8)を行い、撮影した画像データを圧縮伸張部7で所定のサイズに圧縮し、この圧縮した画像データを記録媒体インターフェース8によって記録媒体100へ記録する(ステップS9)。一方、画像処理部4による目線判定処理の結果、スルー画像中の複数の人物の目線が集中していると判定されなかったとき(ステップS10,No),撮像装置1はステップS3に戻る。
ステップS9に続く処理は、撮像装置1で連写モードが設定されているか否かによって異なる。撮像装置1が連写モードに設定されていない場合(ステップS11,No)、画像処理部4は、記録媒体インターフェース8から画像データを読み出して上述したステップS3と同じ目線判定処理(ステップS12)を行う。ここで目線判定処理を再び行うのは、ステップS3における目線判定処理の後、実際に撮影を行うまでのタイムラグがあり、ステップS3の判定結果と異なる判定結果が生じる可能性があるからである。
一方、撮像装置1が連写モードに設定されている場合(ステップS11,Yes)、所定の撮影枚数分の撮影が終了していなければ(ステップS13,No)、ステップS8に戻って撮影を繰り返し行う。撮像装置1が連写モードに設定されており(ステップS11,Yes)、かつ所定の撮影枚数分の撮影が終了していれば(ステップS13,Yes)、画像処理部4は記録媒体インターフェース8から画像データを読み出し、上記ステップS3と同様の目線判定処理を行う(ステップS12)。
画像処理部4が目線判定処理(ステップS12)を行った結果、撮影した画像データ中に含まれる人物の目線が集中していると判定した場合(ステップS14,Yes)、撮像装置1はその画像データを目線集中画像として記録媒体インターフェース8を介して記録媒体100へ記録する(ステップS15)。ここでいう「目線集中画像」とは、目線が集中していることを示す情報が付与された画像データのことであり、例えばもとの画像データに対して目線集中画像であることを示すフラグを立てたものである。なお、画像処理部4が目線判定処理を行った結果、撮影した画像データ中の人物の目線が集中していると判定しなかった場合(ステップS14,No)、撮像装置1はステップS3に戻る。
この後、撮像装置1がトリミングモードに設定されている場合(ステップS16,Yes)、トリミング部45は目線集中画像のトリミングを行う(ステップS17)。続いて、表示部5は、トリミング部45によってトリミングされた結果を表示する(ステップS18)。図15は、表示部5におけるトリミング結果の表示例を示す図である。同図に示すトリミング結果表示画像54は、目線が集中している人物A11、A12のみを抽出した領域をトリミング領域54aとして破線を用いて表示している。なお、ステップS18において表示部5がトリミング結果表示画像54を表示する代わりに、トリミング領域54aのみを表示するようにしてもよい。また、トリミング結果表示画像54の適当な位置に、トリミング画像を記録するか否かを問合わせるメッセージを出力し、撮影者に入力部9からの選択入力を促すようにしてもよい。
入力部9からトリミング画像を記録する操作指示信号が入力された場合(ステップS19,Yes)、撮像装置1ではトリミング後の画像データを圧縮伸張部7で所定のサイズに圧縮し、この圧縮したトリミング画像データを記録媒体インターフェース8によって記録媒体100へ記録する(ステップS20)。一方、トリミング画像を記録する操作指示信号が入力されなかった場合(ステップS19,No)、撮像装置1は一連の処理を終了する。
撮像装置1がトリミングモードに設定されていない場合(ステップS16,No)、撮像装置1は一連の処理を終了する。
次に、撮像装置1が撮影モードに設定されており(ステップS1,撮影モード)、かつ目線判定撮影モードに設定されていない場合(ステップS2,No)を説明する。この場合、撮像装置1は通常撮影処理を行う(ステップS21)。
通常撮影処理に続く処理は、撮像装置1が撮影用目線判定トリミングモードに設定されているか否かによって異なる。撮像装置1が撮影用目線判定トリミングモードに設定されている場合(ステップS22,Yes)、画像処理部4は撮影した画像データに対してステップS12と同じ目線判定処理を行う(ステップS23)。これに対して、撮像装置1が撮影用目線判定トリミングモードに設定されていない場合(ステップS22,No)、撮像装置1は通常撮影処理のみを行う。
以下、撮像装置1が撮影用目線判定トリミングモードに設定されている場合を説明する。この場合、画像処理部4が目線判定処理(ステップS23)を行った結果、画像データ中に含まれる人物の目線が集中していると判定したとき(ステップS24,Yes)、撮像装置1はその画像データを目線集中画像として記録媒体インターフェース8を介して記録媒体100へ記録する(ステップS25)。続いて、トリミング部45が目線集中画像のトリミングを行う(ステップS17)。このステップS17に続くステップS18〜S20の処理は、上述した通りである。
一方、画像処理部4が目線判定処理を行った結果、画像データ中に含まれる人物の目線が集中していると判定しなかったとき(ステップS24,No)、撮像装置1は一連の処理を終了する。
次に、撮像装置1で再生モードが設定されている場合(ステップS1,再生モード)を説明する。まず、表示部5は、記録媒体100が記憶する画像データから撮影者によって選択された画像データを再生表示する(ステップS26)。
撮像装置1が再生用目線判定トリミングモードに設定されている場合(ステップS27,Yes)、画像処理部4は再生表示している画像データに対して目線判定処理を行う(ステップS23)。このステップS23に続くステップS24以降の処理は、撮像装置1で撮影モードおよび撮影用目線判定トリミングモードが設定されている場合と同じである。
一方、撮像装置1で再生用目線判定トリミングモードが設定されていない場合(ステップS27,No)、撮像装置1は処理を終了する。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、画像信号中の複数の人物の目線を推定し、目線を推定した複数の人物までの距離をそれぞれ算出し、これらの目線推定結果および距離算出結果を用いることによって複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するため、複数の人物を被写体として含む画像中で大多数の人物が同じ対象物を注視している場面を的確に抽出することが可能となる。
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を説明してきたが、本発明は上述した一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、撮影者が撮像装置1を移動させることによって複数の人物の目線の交点が表示部5で表示するスルー画像中に入ってきた場合には、その交点を表示部5で表示するようにしてもよい。図16は、撮影者が図9に示す状態(図12の表示画像51を参照)から撮像装置1をL軸正の方向へ移動した結果、ターゲットTが撮像装置1の視野領域に入ってきた場合の表示部5における表示例を示す図である。図16に示す表示画像55は、人物A1の目線と人物A2の目線の交点CPが星印によって表示されている。このため、撮影者は複数の人物の目線が交差している位置とその交差位置に存在している対象物を容易に認識することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る画像処理装置(撮像装置)の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る画像処理装置(撮像装置)における処理モードの例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る画像処理装置(撮像装置)の目線判定処理を含む処理の流れを示すフローチャートである。 目線判定処理の概要を示すフローチャートである。 顔領域の構成を示す図である。 顔楕円モデル(水平方向)の概要を示す図である。 顔楕円モデル(垂直方向)の概要を示す図である。 眼球モデルの概要を示す図である。 被写体である複数の人物とこれら複数の人物が注目しているターゲットとの関係を画像処理装置の上方から見た模式図である。 被写体までの距離算出の概要を示す図である。 被写体である複数の人物とこれら複数の人物が注目しているターゲットとの関係を画像処理装置の側方から見た模式図である。 OK表示の表示例(第1例)を示す図である。 OK表示の表示例(第2例)を示す図である。 OK表示の表示例(第3例)を示す図である。 トリミング結果の表示例を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る画像処理装置(撮像装置)の目線判定処理後の表示部における表示例を示す図である。
符号の説明
1 撮像装置
2 撮像部
3 センサ部
4 画像処理部
5 表示部
6 表示制御部
7 圧縮伸張部
8 記録媒体インターフェース
9 入力部
10 音声出力部
11 補助光投射部
12 制御部
13 記憶部
14 レンズ駆動部
15 絞り駆動部
21 撮影レンズ
22 絞り
23 撮像素子
24 アナログ信号処理部
25 A/D変換部
31 顔領域
32 顔領域中心位置
33 顔器官中心位置
41 顔検出部
42 目線推定部
43 距離算出部
44 クロス判定部
45 トリミング部
51、52、53、55 表示画像
52a 目線集中人物特定シンボル
52b、53a 目線非集中人物特定シンボル
54 トリミング結果表示画像
54a トリミング領域
100 記録媒体
121 時計
131 プログラム記憶部
132 顔情報記憶部
200、201、202 顔
300、500 投影面
400 眼球
401 瞳
421 顔方向算出部
422 目線方向算出部
A1、A2、A11〜A13、A21〜A25 人物
CP 交点
T ターゲット

Claims (8)

  1. 画像信号中の画像パターンに基づいて前記画像信号中に含まれる複数の人物の顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部が検出した顔の向いている方向を算出する顔方向算出部と、
    前記顔方向算出部が算出した前記顔の向いている方向を用いて当該顔に含まれる瞳が向いている方向を目線方向として算出する目線方向算出部と、
    前記目線方向算出部が目線方向を算出した前記複数の人物までの距離をそれぞれ算出する距離算出部と、
    前記目線方向算出部および前記距離算出部の算出結果を用いることによって前記複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するクロス判定部と、
    を備え
    前記クロス判定部は、
    前記距離算出部で算出した距離が最も大きい人物を基準として、前記基準人物の目線と他の人物の目線との水平方向および垂直方向における交点座標をそれぞれ算出し、算出した2つの交点座標のうち共通の座標成分の差が所定の範囲内の値である場合に、前記基準人物の目線と前記他の人物の目線とが交差していると判定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記クロス判定部は、
    前記基準人物の目線と前記他の人物の目線とが当該画像処理装置に対して前記基準人物よりも遠くの位置で交差している場合を判定の対象から除外することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記画像信号に対応する画像データを表示する表示部を備え、
    前記表示部は、
    前記クロス判定部が判定した結果を前記画像データに重畳して表示することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記表示部は、
    前記複数の人物の中で互いの目線が交差している人物を特定する情報を前記画像データに重畳して表示することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記クロス判定部の判定結果に応じて前記画像データのトリミングを行うトリミング部を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載の画像処理装置。
  6. 所定の視野領域内の被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記撮像部が撮像している被写体の撮影を指示する撮影指示信号が入力される入力部と、
    前記入力部から入力された前記撮影指示信号に応じて前記撮像部が撮像している被写体を撮影する制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記クロス判定部が判定した結果に応じて前記撮像部が撮像している被写体を自動的に撮影する制御を行うことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 画像信号に対して所定の処理を行う画像処理装置に、
    前記画像信号中の画像パターンに基づいて前記画像信号中に含まれる複数の人物の顔を検出する顔検出ステップ、
    前記顔検出ステップで検出した顔の向いている方向を算出する顔方向算出ステップ、 前記顔方向算出ステップで算出した前記顔の向いている方向を用いて当該顔に含まれる瞳が向いている方向を目線方向として算出して顔情報を記憶する顔情報記憶部へ格納する目線方向算出ステップ、
    前記目線方向算出ステップで目線方向を算出した前記複数の人物までの距離をそれぞれ算出して前記顔情報記憶部へ格納する距離算出ステップ、
    前記目線方向算出ステップおよび前記距離算出ステップの算出結果を前記顔情報記憶部から読み出し、この読み出した算出結果を用いることによって前記複数の人物の目線が交差しているか否かを判定するクロス判定ステップ、
    を実行させ
    前記クロス判定ステップは、
    前記距離算出ステップで算出した距離が最も大きい人物を基準として、前記基準人物の目線と他の人物の目線との水平方向および垂直方向における交点座標をそれぞれ算出し、算出した2つの交点座標のうち共通の座標成分の差が所定の範囲内の値である場合に、前記基準人物の目線と前記他の人物の目線とが交差していると判定することを特徴とする画像処理プログラム。
JP2008079122A 2008-03-25 2008-03-25 画像処理装置および画像処理プログラム Expired - Fee Related JP5042896B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079122A JP5042896B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 画像処理装置および画像処理プログラム
CN2009101268897A CN101547307B (zh) 2008-03-25 2009-03-24 图像处理装置和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079122A JP5042896B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 画像処理装置および画像処理プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009239347A JP2009239347A (ja) 2009-10-15
JP2009239347A5 JP2009239347A5 (ja) 2011-05-06
JP5042896B2 true JP5042896B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=41194152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008079122A Expired - Fee Related JP5042896B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 画像処理装置および画像処理プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5042896B2 (ja)
CN (1) CN101547307B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5794797B2 (ja) * 2011-03-18 2015-10-14 オリンパス株式会社 画像表示装置及び撮像装置
JP5719223B2 (ja) * 2011-04-25 2015-05-13 オリンパスイメージング株式会社 画像記録装置、記録方法およびプログラム
CN105005777B (zh) * 2015-07-30 2021-02-02 科大讯飞股份有限公司 一种基于人脸的音视频推荐方法及系统
CN105894031A (zh) * 2016-03-31 2016-08-24 青岛海信移动通信技术股份有限公司 一种照片选择的方法及装置
JP6631607B2 (ja) * 2017-09-20 2020-01-15 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6787299B2 (ja) * 2017-11-15 2020-11-18 オムロン株式会社 警報制御装置、警報制御方法、および警報制御のためのプログラム
CN110045834A (zh) * 2019-05-21 2019-07-23 广东工业大学 用于视线锁定的检测方法、装置、系统、设备和存储介质
CN112989865B (zh) * 2019-12-02 2023-05-30 山东浪潮科学研究院有限公司 一种基于人头姿态判断的人群注意力焦点判断方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4227257B2 (ja) * 1999-08-12 2009-02-18 キヤノン株式会社 カメラ
JP4218348B2 (ja) * 2003-01-17 2009-02-04 オムロン株式会社 撮影装置
JP2006201531A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置
JP2006319610A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP4622702B2 (ja) * 2005-05-27 2011-02-02 株式会社日立製作所 映像監視装置
JP2007096440A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Casio Comput Co Ltd 撮像装置
JP2007306463A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Fujifilm Corp トリミング支援方法および装置ならびにプログラム
CN101489467B (zh) * 2006-07-14 2011-05-04 松下电器产业株式会社 视线方向检测装置和视线方向检测方法
JP4874735B2 (ja) * 2006-08-04 2012-02-15 綜合警備保障株式会社 警備装置、監視システム、異常判定方法および異常判定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101547307A (zh) 2009-09-30
CN101547307B (zh) 2011-07-06
JP2009239347A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5042896B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
KR101539043B1 (ko) 인물 구도 제안 영상 촬영 장치 및 방법
JP5098259B2 (ja) カメラ
KR100924685B1 (ko) 촬상 장치 및 그 제어 방법
JP4315148B2 (ja) 電子カメラ
JP4910462B2 (ja) カメラ
JP4442330B2 (ja) 電子カメラ、及び電子カメラシステム
US8009976B2 (en) Camera having face detection and with automatic focus control using a defocus amount
JP4970716B2 (ja) 電子カメラ
JP2009089077A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
KR20100055946A (ko) 동영상 썸네일 생성 방법 및 장치
JP5147474B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US9014475B2 (en) Image pickup apparatus and photographing method of image pickup apparatus
JP5477777B2 (ja) 画像取得装置
JP2009210992A (ja) 撮影装置
JP2009260630A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2011135527A (ja) デジタルカメラ
JP2008219450A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2014143595A (ja) 画像記録装置
JP2008219451A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2009302910A (ja) 撮像装置及び画像再生装置
JP2008167028A (ja) 撮像装置
JP2015080167A (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5423851B2 (ja) 電子カメラ
JP5208617B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5042896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees