JP2007256244A - トラックスケール - Google Patents

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Toshiyuki Hirata
年幸 平田
Toru Takahashi
孝橋  徹
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Abstract

【課題】第1に、舵取り車輪荷重割合を求めることのできるトラックスケールを提供し、第2に、車種に応じて過積載の判定を行うことのできるトラックスケールを提供し、第3に、左右の車輪荷重の比率を求めることのできるトラックスケールを提供する。
【解決手段】各ロードセル6〜9による検出値を基にトラック2の舵取り車輪荷重割合を演算する舵取り車輪荷重割合演算手段を設ける。また、各ロードセル6〜9による検出値を基にトラック2の積載重量を演算する積載重量演算手段を設け、その演算結果が、トラック2の車種に応じて設定される積載重量の許容限界値を超えているか否かを判定する過積載判定手段を設ける。また、各ロードセル6〜9による検出値を基にトラック2における相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率を演算する左右車輪荷重比率演算手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の重量を計測するトラックスケールに関するものである。
従来、車両にIDタグを装備させ、このIDタグと重量測定装置との間で非接触に各種情報を送受信することで計量管理作業の効率化を図るようにされた計量業務管理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この計量業務管理装置においては、車両に装備されたIDタグに予めその車両の固有重量Wiを記憶させておき、車両の総重量Wtをトラックスケールの重量測定装置にて測定し、このとき重量測定装置がIDタグからその車両の固有重量Wiを読み込んで、積載重量Wnを、Wn=Wt−Wiと演算して求めている。このようにして求められた積載重量値は、取引証明に資する情報として、また作業量を表わす情報として使用されている。
一方、車両の軸重を測定し、この測定値と予め設定されている法的規制値とを比較して、その測定値が法的規制値を超えていれば、警報、警告等を発生させるようにされた軸重測定装置(軸重計)がある(例えば、特許文献2参照。)。なお、かかる軸重計は高速道路の入口付近等に設置されることが多い。
特開平6−221901号公報 特開昭54−136862号公報
ところで、車両の重量情報に係わる安全性を求めた法律では、安全評価項目の許容限界値として、車両の安全性維持のために、舵取り車輪荷重割合は空車時および積車時のいずれの場合も20%以上、最大積載量は例えばトラック(2軸車)の場合、8000kgまでと定められている。また、法的規制はないものの、左右の車輪荷重の比率も安全性の評価判定のための重要な要素である。
しかしながら、前記特許文献1の計量業務管理装置に係るトラックスケールおよび特許文献2に係る軸重計のいずれの計量器も、法的に規制のある舵取り車輪荷重割合を求めることができず、また最大積載量に関して、法的規制があるにもかかわらず、車種に応じて過積載の判定を行うことができない。また、左右の車輪荷重の比率も求めることができない。
仮に、運送関連事業所等に設置されることの多いトラックスケールによって、車両を運行させる前に、舵取り車輪荷重割合の測定を行い、また車種に応じて過積載の判定を行い、更に左右の車輪荷重の比率の測定を行うことができれば、車両をより安全に運行させることができる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、第1に、舵取り車輪荷重割合を求めることのできるトラックスケールを提供することを目的とし、第2に、車種に応じて過積載の判定を行うことのできるトラックスケールを提供することを目的とし、第3に、左右の車輪荷重の比率を求めることのできるトラックスケールを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるトラックスケールは、第1に、
車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両の舵取り車輪荷重割合を演算する舵取り車輪荷重割合演算手段を備えることを特徴とするものである(第1発明)。
また、本発明によるトラックスケールは、第2に、
車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両の積載重量を演算する積載重量演算手段を備えるとともに、この積載重量演算手段により算出された積載重量が、前記車両の車種に応じて設定される積載重量の許容限界値を超えているか否かを判定する過積載判定手段を備えることを特徴とするものである(第2発明)。
また、本発明によるトラックスケールは、第3に、
車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両における相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率を演算する左右車輪荷重比率演算手段を備えることを特徴とするものである(第3発明)。
前記各発明において、前記荷重検出器により検出される検出値を基にして得られる前記車両の重量測定情報に基づいて前記車両を運行させる上での安全性を評価する際の評価基準値として用いられる所定の安全評価基準値は、前記車両の重量情報に係わる安全性を求めた法律で定められている法的許容限界値に、所定の安全係数を乗じて得られる自主規制値であるのが好ましい(第4発明)。
前記各発明において、前記載台に対する前記車両の進入位置を指示する車両進入位置指示手段を備えるとともに、この車両進入位置指示手段により指示される進入位置に前記車両が進入するものとしてその車両の輪重を演算する輪重演算手段を備えるのが好ましい(第5発明)。
第1発明によれば、荷重検出器により検出される検出値に基づいて車両の舵取り車輪荷重割合を演算する舵取り車輪荷重割合演算手段が設けられるので、法的規制対象項目である舵取り車輪荷重割合を求めることができ、車両の安全運行に資するデータを得ることができる。
第2発明によれば、荷重検出器により検出される検出値に基づいて車両の積載重量を演算する積載重量演算手段が設けられるとともに、この積載重量演算手段によって算出された積載重量が、車種に応じて設定される積載重量の許容限界値を超えているか否かを判定する過積載判定手段が設けられるので、車種に応じて過積載の判定を行うことができる。
第3発明によれば、荷重検出器により検出される検出値に基づいて車両における相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率を演算する左右車輪荷重比率演算手段が設けられるので、左右の車輪荷重のアンバランスを測定することができ、片荷状態に起因する走行中の事故を未然に防ぐことができる。
第4発明によれば、法的許容限界値に対してより安全サイドに設定される自主規制値に基づき車両運行上の安全性が評価されるので、より安全な車両運行を実施することができる。
第5発明の構成を採用することにより、載台に対する車両の進入位置を既知の値として輪重演算を行うことができるので、車両の輪重を容易に求めることができる。
次に、本発明によるトラックスケールの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1の実施形態〕
図1には、本発明の第1の実施形態に係るトラックスケールの概略システム構成図が示されている。
本実施形態のトラックスケール1は、図1において左方から右方へ進行する3軸のトラック2(重量測定対象車両)の1軸目の左右車輪2a,2b、2軸目の左右車輪2c,2dおよび3軸目の左右車輪2e,2fが同時に載ることのできる大きさの載台5と、この載台5の下方の四隅に設けられる計4個のロードセル(荷重検出器)6,7,8,9と、これら4個のロードセル6,7,8,9からの荷重信号や後述のIDタグ読み取り装置4からの信号を入力しそれら信号に基づいて所要の演算処理や情報処理を行うデータ処理装置10を備えている。ここで、前記トラック2にはIDタグ3が装備されており、このIDタグ3に登録されている情報はIDタグ読み取り装置4によって読み取られる。なお、以下の説明において、前記4個のロードセル6,7,8,9をそれぞれ、No.1ロードセル6、No.2ロードセル7、No.3ロードセル8、No.4ロードセル9と称することとする。
前記IDタグ読み取り装置4は、載台5に対するトラック2の進入経路付近における道路面上に設置されている。このIDタグ読み取り装置4と前記IDタグ3との間では、電波を用いた無線による情報伝達手段によって、入出力情報の交換を行うことができるようになっている。こうして、トラック2が非停止状態にても情報の送受信が可能となり、作業効率の向上を図ることができる。ここで、前記IDタグ3には、トラック2に関する情報等を記憶するデータメモリが内蔵されており、このデータメモリには、トラック2の車両型式を表わすとともに、トラック2を特定するために例えばトラック2の車番と関連付けて設定される識別コードが記憶されている。この識別コードはIDタグ読み取り装置4を介してデータ処理装置10に与えられる。
前記データ処理装置10は、CPUと、所定プログラムおよび各種データを記憶するメモリと、その他の周辺素子とよりなるマイクロコンピュータを主体に構成されている。このデータ処理装置10においては、車両運行上の安全性に関する評価項目に対応する各種値を演算する演算手段10aと、車両運行上の安全性を評価する安全評価手段10bが設けられており、これら演算手段10aおよび安全評価手段10bはいずれも、メモリに格納されている所定プログラムがCPUで実行されることによってその機能が実現される。また、このデータ処理装置10には、重量測定対象車両(トラック2)の軸重を測定するたびに測定軸数を+1ずつカウントするカウンタ10cが設けられている。したがって、このカウンタ10cの値が重量測定対象車両の車軸数と一致すれば、重量測定対象車両に対する全ての軸重の測定が完了したと判定される。なお、全ての軸重の測定が完了したと判定されると、カウンタ10cの測定軸数はリセットされる。
ここで、前記演算手段10aは、(A)車両の軸重を演算する軸重演算手段、(B)車両の輪重を演算する輪重演算手段、(C)車両の積載重量を演算する積載重量演算手段、(D)車両の舵取り車輪荷重割合を演算する舵取り車輪荷重割合演算手段、(E)車両の左側に配される車輪と右側に配される車輪とにおける相対する個々の車輪の荷重比率、または相対する複数の車輪の合計荷重比率を演算する左右車輪荷重比率演算手段、などを総称するものである。また、前記安全評価手段10bは、(a)前記軸重演算手段により算出された軸重値が後述する安全評価基準値を超えているか否かを判定する過軸重判定手段、(b)前記輪重演算手段により算出された輪重値が後述する安全評価基準値を超えているか否かを判定する過輪重判定手段、(c)前記積載重量演算手段により算出された積載重量が後述する安全評価基準値を超えているか否かを判定する過積載判定手段、(d)前記舵取り車輪荷重割合演算手段により算出された舵取り車輪荷重割合が後述する安全評価基準値以上であるか否かを判定する舵取り車輪荷重割合判定手段、(e)前記左右車輪荷重比率演算手段により算出された、相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率が予め設定された許容限界比率の範囲内にあるか否かを判定する左右車輪荷重比率判定手段、などを総称するものである。
前記データ処理装置10のメモリには、トラック2を含む種々の車両の型式を表わす識別コードに関連付けて、各種車両の型式に対応する諸元が記憶されている。ここで、このデータ処理装置10のメモリに登録される諸元としては、標準仕様あるいは改造仕様をも含めての諸元である自重、最大積載量、輪間距離、車軸数などの数値である。さらに、このデータ処理装置10のメモリには、車両運行上の安全性維持のための法的許容限界値や、道路の安全性維持のための法的許容限界値、載台5および各ロードセル6,7,8,9に係わる固有値なども記憶されている。
本実施形態において、前記データ処理装置10は、演算処理結果等を表示する表示器11に接続されるとともに、各種データや設定値を入力する入力装置12に接続されている。また、前記データ処理装置10には送信用携帯電話13が付設される一方、前記トラック2には受信用携帯電話14が装備され、また前記データ処理装置10のメモリには前記識別コードに関連付けて受信用携帯電話14の電話番号が予め登録されており、必要に応じて、前記データ処理装置10による演算処理結果等が送信用携帯電話13からインターネット通信システム15を介して受信用携帯電話14に伝達されるようになっている。
本実施形態のトラックスケール1においては、トラック2がIDタグ読み取り装置4の近傍を通過し、その後、トラック2が載台5上に載ってその載台5の中央部で停止する過程において、トラック2の軸重、輪重、総重量、積載重量、舵取り車輪荷重割合、左右車輪荷重比率などの各種値を測定することができるとともに、かかる測定結果に基づいて車両運行上の安全性を評価することができるようにされている。以下、このトラックスケール1による測定手順について、図5に示されるフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、トラック2がIDタグ読み取り装置4の近傍を通過しトラック2の1軸目が載台5上に乗り込む過程において、トラック2に装備されているIDタグ3からそのトラック2に係る識別コードをIDタグ読み取り装置4により読み取る(ステップS1)。このIDタグ読み取り装置4によって読み取られた識別コードに対応する車両諸元をデータ処理装置10のメモリから読み出す(ステップS2)。次いで、トラック2が載台5上に載って停止するまでの過程において、各ロードセル6,7,8,9の重量値を読み込む(ステップS3)。この場合、各ロードセル6,7,8,9の時系列パターンから新しい軸が検出部である載台5に載ったことを検出する(ステップS4)。新しい軸が載台5に載ったことを検出するたびに、カウンタ10cによる測定軸数を+1ずつカウントアップする(ステップS5)。カウンタ10cによる測定軸数がトラック2の登録車軸数(本例では3軸)と一致した場合には、トラック2に対する全ての軸重の測定が完了したと判定し、各ロードセル6,7,8,9の重量値の読み込みを終了するとともに、カウンタ10cをリセットする(ステップS6〜ステップS7)。次いで、読み出した車両諸元と読み込んだ各ロードセル6,7,8,9の重量値とに基づいて、トラック2の軸重、輪重、総重量、積載重量、舵取り車輪荷重割合、左右車輪荷重比率などの各種値を演算手段10aにより算出する(ステップS8)。
ここで、前記ステップS8における、トラック2の軸重、輪重、総重量、積載重量、舵取り車輪荷重割合、左右車輪荷重比率などの各種値の算出は、次のようにして行われる。
今、図2に示されるように、No.1ロードセル6の中心に原点を取り、No.1ロードセル6の中心とNo.4ロードセル9の中心を通る直線のNo.4ロードセル9側に正を取ってこれをx軸と定めるとともに、No.1ロードセル6の中心とNo.2ロードセル7の中心を通る直線のNo.2ロードセル7側に正を取ってこれをy軸と定める。また、各ロードセル6,7,8,9からデータ処理装置10に向けて出力される信号は、載台5の荷重が予め除かれてその載台5上の被計量物のみによる荷重出力信号とする。また、No.1ロードセル6とNo.2ロードセル7との間の距離(No.3ロードセル8とNo.4ロードセル9との間の距離)をAとする。
図2に示されるように、トラック2の1軸目の左右車輪2a,2bが載台5上に完全に載っている状態において、1軸目の左右車輪2a,2bには後部積載荷重の偏りが殆ど関係せず、後部積載荷重が1軸目の左右車輪2a,2bに略等しくかかるので、また運転者が乗る運転台の荷重も1軸目の左右車輪2a,2bに略等しくかかるように設計されているので、1軸目の車輪荷重による重心は、積載荷重の大きさや積載位置の如何に係わらず、常に、左右の車輪2a,2bの中心を結ぶ線分の中央の点G1上にある。したがって、1軸目の左右車輪2a,2bが載台5上に完全に載ったとき、左右車輪2a,2bの間の中央の点G1にある点荷重が載台5上に作用したと考えることができる。
トラック2が任意の積載位置、積載荷重の大きさの状態で1軸目の左右車輪2a,2bが載台5上に完全に載った図2に示されるような状態のときに、x−y座標上における前記重心G1のy座標値をy1とし、No.1ロードセル6による測定値がw11、No.2ロードセル7による測定値がw21、No.3ロードセル8による測定値がw31、No.4ロードセル9による測定値がw41であったとすると、No.1ロードセル6周り(言い換えれば、x軸周り)のモーメントの釣合いから、次式が成り立つ。
y1×(w11+w21+w31+w41)=A×(w21+w31)
・・・(1)
この式(1)より、次式(2)が得られる。
y1=A×(w21+w31)/(w11+w21+w31+w41)
・・・(2)
前記式(2)において、距離Aは、載台5と、この載台5に対して設置された各ロードセル6,7,8,9との関係において固有の値で、予めデータ処理装置10のメモリに登録されているものであり、また荷重w11,w21,w31,w41は各ロードセル6,7,8,9による測定値であるので、重心G1のy座標値y1は、前記式(2)によって求められる。つまり、載台5に対するトラック2の進入位置は、1軸目の左右車輪2a,2bが載台5に乗り込んだ際の重量測定情報によって求めることができる。
また、1軸目の軸重をWa1、1軸目の左車輪2aと右車輪2bの輪重をそれぞれWh1a、Wh1bとすると、次式が成り立つ。
Wa1=w11+w21+w31+w41 ・・・(3)
Wh1a=Wh1b=(w11+w21+w31+w41)/2=Wh
・・・(4)
次に、図3に示されるように、2軸目の左右車輪2c,2dが載台5上に載ったとき、No.1ロードセル6による測定値がw12、No.2ロードセル7による測定値がw22、No.3ロードセル8による測定値がw32、No.4ロードセル9による測定値がw42であったとすると、2軸目の軸重Wa2は、次式により求められる。
Wa2=(w12+w22+w32+w42)−Wa1 ・・・(5)
ここで、2軸目の左車輪2cと右車輪2dの輪重をそれぞれWx、Wyとし、左側車輪ラインl1のy座標値をα1、右側車輪ラインl2のy座標値をα2とすると、次式が成り立つ。
すなわち、上下方向の荷重の釣合いから、
2Wh+Wx+Wy=w12+w22+w32+w42 ・・・(6)
が成り立ち、No.1ロードセル6周り(言い換えれば、x軸周り)のモーメントの釣合いから、
(Wh+Wx)×α1+(Wh+Wy)×α2=(w22+w32)×A
・・・(7)
が成り立つ。
また、トラック2の車輪間距離をpとすると、次式が成り立つ。
α1=y1+p/2 ・・・(8)
α2=y1−p/2 ・・・(9)
前記式(8)(9)において、車輪間距離pは、識別コードによって読み出されたトラック2の諸元の登録値であり、重心G1のy座標値y1は、前記式(2)によって求められる。したがって、前記式(6)(7)において、Wx,Wy以外は全て既知の値となるから、連立方程式を解けば、2軸目の左車輪2cの輪重Wxおよび右車輪2dの輪重Wyをそれぞれ求めることができる。
次に、図4に示されるように、3軸全ての車輪2a〜2fが載台5上に載ったとき、No.1ロードセル6による測定値がw13、No.2ロードセル7による測定値がw23、No.3ロードセル8による測定値がw33、No.4ロードセル9による測定値がw43であったとすると、3軸目の軸重Wa3は、次式により求められる。
Wa3=(w13+w23+w33+w43)−Wa2 ・・・(10)
ここで、3軸目の左車輪2eと右車輪2fの輪重をそれぞれWz、Wuとすると、次式が成り立つ。
すなわち、上下方向の荷重の釣合いから、
2Wh+Wx+Wy+Wz+Wu=w13+w23+w33+w43
・・・(11)
が成り立ち、No.1ロードセル6周り(言い換えれば、x軸周り)のモーメントの釣合いから、
(Wh+Wx+Wz)×α1+(Wh+Wy+Wu)×α2=(w23+w33)×A ・・・(12)
が成り立つ。
前記式(11)(12)において、Wz,Wu以外は先の計算等で全て既知の値となるから、連立方程式を解けば、3軸目の左車輪2eの輪重Wzおよび右車輪2fの輪重Wuをそれぞれ求めることができる。
ところで、トラック2の型式によっては2,3軸目の左右車輪2c,2d;2e,2fがダブルタイヤの場合がある。厳密に言えば、2軸目の左車輪2cおよび右車輪2dの左右方向の中心はそれぞれ図3においてラインl1′およびラインl2′上にある(3軸目の左右車輪2e,2fについても同様(図4参照))。トラック2の諸元より、ラインl1とラインl1′との距離(ラインl2とラインl2′との距離)p′は与えられるので、識別コードを基に登録値を読み出せば、2,3軸目の左側車輪ラインl1′のy座標値α1′は次式(13)によって、2,3軸目の右側車輪ラインl2′のy座標値α2′は次式(14)によって、それぞれ求められる。
α1′=α1−p′ ・・・(13)
α2′=α2+p′ ・・・(14)
2軸目の左右車輪2c,2dが載台5上に載っている場合(図3参照)、No.1ロードセル6周り(言い換えれば、x軸周り)のモーメントの釣合いから、次式が成り立つ。
Wh×α1+Wx×α1′+Wh×α2+Wy×α2′=(w22+w32)×A ・・・(15)
この式(15)と、前記式(6)(13)(14)とでもって2軸目の左右の車輪荷重Wx,Wyを厳密に計算することができる。
また、3軸目の左右車輪2e,2fが載台5上に載っている場合(図4参照)、No.1ロードセル6周り(言い換えれば、x軸周り)のモーメントの釣合いから、次式が成り立つ。
Wh×α1+Wx×α1′+Wz×α1′+Wh×α2+Wy×α2′+Wu×α2′=(w23+w33)×A ・・・(16)
この式(16)と、前記式(11)(13)(14)とでもって3軸目の左右の車輪荷重Wz,Wuを厳密に計算することができる。
次に、トラック2の総重量Wqは、3軸全ての車輪2a〜2fが載台5上に載ったときの各ロードセル6,7,8,9による測定値の和であるから、次式により求められる。
Wq=w13+w23+w33+w43 ・・・(17)
また、トラック2の自重Woは、トラック2の諸元によって与えられるので、識別コードを基に登録値を読み出せば、積載重量Wsは、次式により求められる。
Ws=(w13+w23+w33+w43)−Wo ・・・(18)
また、舵取り車輪荷重割合Swは、積車状態(または空車状態)における舵取り車輪(1軸目の左右車輪2a,2b)の接地部にかかる荷重の割合であるから、次式により求められる。
Sw=(Wh1a+Wh1b)/Wq=2Wh/(w13+w23+w33+w43) ・・・(19)
また、1軸目の左右車輪2a,2bの荷重比率R1、2軸目の左右車輪2c,2dの荷重比率R2、3軸目の左右車輪2e,2fの荷重比率R3、1軸目と2軸目の左右車輪2a,2c;2b,2dの合計荷重比率R12、2軸目と3軸目の左右車輪2c,2e;2d,2fの合計荷重比率R23、3軸全ての左右車輪2a,2c,2e;2b,2d,2fの合計荷重比率R123は、次式により求められる。
R1=W1a/W1b ・・・(20)
R2=Wx/Wy ・・・(21)
R3=Wz/Wu ・・・(22)
R12=(W1a+Wx)/(W1b+Wy) ・・・(23)
R23=(Wx+Wz)/(Wy+Wu) ・・・(24)
R123=(W1a+Wx+Wz)/(W1b+Wy+Wu)・・・(25)
こうして、トラック2の軸重、輪重、総重量、積載重量、舵取り車輪荷重割合、左右車輪荷重比率などの各種値が演算手段10aによって算出される。そして、この演算手段10aにより算出された各種値と、所定の安全評価基準値とに基づいて、トラック2を運行させる上での安全性を安全評価手段10bにより評価する(ステップS9:図5参照)。
次に、前記ステップS9において、安全評価手段10bにより実行される、トラック2を運行させる上での安全性評価について以下に説明する。
まず、車両の重量情報に係わる安全性を求めた法律では、安全評価項目の許容限界値として、
〔1〕道路の安全性維持のため
(A)軸重は10t以内
(B)輪重(輪荷重)は5t以内
と定められ、
〔2〕車両の安全性維持のため
(A)舵取り車輪荷重割合は空車時および積車時のいずれの場合も20%以上
(B)最大積載量は
(a)軽自動車:350kgまで
(b)小型自動車:2000kgまで
(c)中型自動車:5000kg未満
(d)2軸車:8000kgまで
と定められている。
前記所定の安全評価基準値として前記法的許容限界値を用いる場合、軸重の法律遵守には次式を用いて判定演算を行う。
Wa1≦10t ・・・(26)
Wa2≦10t ・・・(27)
Wa3≦10t ・・・(28)
また、輪重の法律遵守には次式を用いて判定演算を行う。
Wh≦5t ・・・(29)
Wx≦5t ・・・(30)
Wy≦5t ・・・(31)
Wz≦5t ・・・(32)
Wu≦5t ・・・(33)
また、舵取り車輪荷重割合の法律遵守には次式を用いて判定演算を行う。
2Wh≧0.2×(w13+w23+w33+w43) ・・・(34)
また、トラック2の諸元により、トラック2の最大積載量(積載重量の許容限界値)がWfで与えられているとすると、識別コードを基にその登録値を読み出し、最大積載量の法律遵守には次式を用いて判定演算を行う。
Ws=(w13+w23+w33+w43)−Wo≦Wf ・・・(35)
そして、前記式(26)〜式(35)で示される安全評価条件を満足していない場合、データ処理装置10は、警報信号を発し、その内容を、表示器11に送信するとともに、送信用携帯電話13からインターネット通信システム15を介して受信用携帯電話14に送信する(ステップS10〜ステップS11:図5参照)。こうして、運転者は、表示器11のみならず、受信用携帯電話14にても、警報内容を知ることができる。
次に、前記所定の安全評価基準値として、前記法的許容限界値に所定の安全係数を乗じて得られる自主規制値を用いる場合を説明する。
前記データ処理装置10において、軸重の法的許容限界値に乗じられる安全係数としてk1(例えば、k1=0.8)が、輪重の法的許容限界値に乗じられる安全係数としてk2(例えば、k2=0.9)が、舵取り車輪荷重割合の法的許容限界値に乗じられる安全係数としてk3(例えば、k3=1.1)が、最大積載量の法的許容限界値に乗じられる安全係数としてk4(例えば、k4=0.95)がそれぞれ入力装置12を介して設定されている場合、軸重の自主規制値、輪重の自主規制値、舵取り車輪荷重割合の自主規制値および最大積載量の自主規制値は、次のような値となる。
軸重の自主規制値=k1×10t=0.8×10t=8t
輪重の自主規制値=k2×5t=0.9×5t=4.5t
舵取り車輪荷重割合の自主規制値=k3×0.2=1.1×0.2=0.22
最大積載量の自主規制値=k4×Wf=0.95×Wf
このように、安全評価項目に応じて異なる安全係数を設定することで、よりきめの細かい安全評価が可能になる。
なお、前記安全係数k1〜k4を一つの値kで代表させてもよい。この場合、舵取り車輪荷重割合に対する係数は1/kとなる。
そして、軸重の自主規制値に基づき次式を用いて判定演算を行う。
Wa1≦8t ・・・(36)
Wa2≦8t ・・・(37)
Wa3≦8t ・・・(38)
また、輪重の自主規制値に基づき次式を用いて判定演算を行う。
Wh≦4.5t ・・・(39)
Wx≦4.5t ・・・(40)
Wy≦4.5t ・・・(41)
Wz≦4.5t ・・・(42)
Wu≦4・5t ・・・(43)
また、舵取り車輪荷重割合の自主規制値に基づき次式を用いて判定演算を行う。
2Wh≧0.22×(w13+w23+w33+w43) ・・・(44)
また、最大積載量の自主規制値に基づき次式を用いて判定演算を行う。
Ws=(w13+w23+w33+w43)−Wo≦0.95×Wf
・・・(45)
前記式(36)〜式(45)で示される安全評価条件を満足していない場合、データ処理装置10は、警報信号を発し、その内容を、表示器11に送信するとともに、送信用携帯電話13からインターネット通信システム15を介して受信用携帯電話14に送信する(ステップS10〜ステップS11:図5参照)。
このように、法的許容限界値に対してより安全サイドに設定される自主規制値に基づき車両運行上の安全性を評価することで、より安全な車両運行を実施することができる。
ところで、法的規制はないものの、左右の車輪荷重の比率も安全性の評価のための重要な要素である。左右の車輪荷重に差がありすぎると、カーブを高速で曲がるときに、事故になりやすいためである。そこで、入力装置12を介して左右の車輪荷重の許容限界比率q1,1/q1を設定し、この許容限界比率を基に安全性を評価して、必要に応じて警報信号を発するようにされる。なお、左右車輪荷重比率の安全性を評価するに際して取り扱われる好適な値としては、例えば、Wx/Wy、Wz/Wu、(W1a+Wx)/(W1b+Wy)、(Wx+Wz)/(Wy+Wu)、などである。今、例えば、左右の車輪荷重の許容限界比率として、1:2(または2:1)が設定され、2軸目の左右車輪2c,2dの荷重比率を基に安全性を評価する場合、次式を用いて判定演算を行う。
Wx/Wy<2 ・・・(46)
Wx/Wy>0.5 ・・・(47)
そして、前記式(46)(47)で示される安全評価条件を満足していない場合には、データ処理装置10により警報信号が発せられ、その内容が、表示器11に送信されるとともに、送信用携帯電話13からインターネット通信システム15を介して受信用携帯電話14に送信される(ステップS10〜ステップS11:図5参照)。なお、本実施形態では、相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率を基に安全性を評価するようにされているが、左右車輪荷重の合計値に対する左側または右側の車輪荷重の比率を基に安全性を評価するようにしてもよい。
本実施形態のトラックスケール1によれば、重量測定対象車両(トラック2)に係わる舵取り車輪荷重割合や積載重量、左右車輪荷重比率などを演算にて求めることができるとともに、かかる演算結果と所定の安全評価基準値とから、重量測定対象車両の車種に応じた過積載の判定など車両運行上の安全性を評価することができる。しかも、このような作用効果は、運転手や操作者等による特別な操作や設定時間を要することなく容易に得ることができるという利点がある。
〔第2の実施形態〕
図6には、第2の実施形態のトラックスケールによる測定手順を説明するフローチャートが示されている。なお、本実施形態のトラックスケールにおいて、そのハード構成は、前記第1の実施形態のトラックスケール1におけるそれ同様である。また、演算手段10aによる各種値の算出法および安全評価手段10bによる安全評価手法も、前記第1の実施形態と同様である。
前記第1の実施形態においては、重量測定対象車両(トラック2)に装備されるIDタグ3に、その車両の型式を表わす識別コードが登録されるとともに、データ処理装置10に、トラック2を含む種々の車両の型式を表わす識別コードに関連付けて各種車両の型式に対応する諸元が登録されている。これに対し、本実施形態では、重量測定対象車両(トラック2)に装備されるIDタグ3に、その車両の型式に対応する諸元が登録されている。このため、トラック2を含む種々の車両の型式に対応する諸元をデータ処理装置10に登録する必要がない。したがって、本実施形態のトラックスケールによる測定手順は、図6のフローチャートに示されるようなものとなる。
すなわち、トラック2がIDタグ読み取り装置4の近傍を通過しトラック2の1軸目が載台5上に乗り込む過程において、トラック2に装備されているIDタグ3からそのトラック2の車両型式に対応する諸元をIDタグ読み取り装置4により読み取る(ステップT1)。このIDタグ読み取り装置4によって読み取られた車両諸元はデータ処理装置10に与えられる。次いで、トラック2が載台5上に載って停止するまでの過程において、各ロードセル6,7,8,9の重量値を読み込む(ステップT2)。この場合、各ロードセル6,7,8,9の時系列パターンから新しい軸が検出部である載台5に載ったことを検出する(ステップT3)。新しい軸が載台5に載ったことを検出するたびに、カウンタ10cによる測定軸数を+1ずつカウントアップする(ステップT4)。カウンタ10cによる測定軸数が重量測定対象車両の車軸数と一致した場合には、重量測定対象車両に対する全ての軸重の測定が完了したと判定し、各ロードセル6,7,8,9の重量値の読み込みを終了するとともに、カウンタ10cをリセットする(ステップT5〜ステップT6)。次いで、IDタグ読み取り装置4を介して読み取られた車両諸元と各ロードセル6,7,8,9の重量値とに基づいて、トラック2の軸重、輪重、総重量、積載重量、舵取り車輪荷重割合、左右車輪荷重比率などの各種値を演算手段10aにより算出する(ステップT7)。この演算手段10aにより算出された各種値と、所定の安全評価基準値とに基づいて、トラック2を運行させる上での安全性を安全評価手段10bにより評価する(ステップT8)。そして、安全評価条件を満足していない場合、データ処理装置10は、警報信号を発し、その内容を、表示器11に送信するとともに、送信用携帯電話13からインターネット通信システム15を介して受信用携帯電話14に送信する(ステップT9〜ステップT10)。
本実施形態のトラックスケールによれば、重量測定対象の車両(トラック2)に装備されるIDタグ3からIDタグ読み取り装置4によって読み取られたその車両の型式に対応する諸元と、各ロードセル6,7,8,9により検出される検出値と、所定の安全評価基準値とに基づいて、車両運行上の安全性が評価されるので、前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施形態においては、トラック2における1軸目の左右の車輪荷重は常に等しいと仮定することによって全ての車輪重量を求めるようにされているが、このような仮定をすることなく全ての車輪重量を求める方法もある。例えば、図2に示されるラインl2に対応させて載台5上に白線など、運転者が容易に識別できるガイドライン(本発明における「車両進入位置指示手段」に対応する。)を引いておき、車両重量測定時には、運転手に右車輪2bがそのガイドラインを踏むようにトラック2を載台5上に入れるようにしてもらう。ラインl2の位置はx−y座標上で予め定めておき、そのy座標値α2(図3参照)を既知の値としてデータ処理装置10もしくはIDタグ3に登録しておく。トラック2の諸元から車輪間隔pは読み取る。そうすると、1軸目の左車輪2aのy座標値α1(図3参照)は(α2+p)であり、1軸目の右車輪2bのy座標値はα2であるから、いずれのy座標値も既知となるため、次式(48)(49)の連立方程式を解くことによって、1軸目の左車輪2aの輪重Wh1aおよび右車輪2bの輪重Wh1bをそれぞれ独立に求めることができる。以下同様にして、2軸目以降の車輪重量を求めることができる。
Wh1a×(α2+p)+Wh1b×α2=(w21+w31)×A
・・・(48)
Wh1a+Wh1b=w11+w21+w31+w41 ・・・(49)
ここで、重量測定時における載台5上の車輪乗り込み位置を指示する表示手段であれば、前記ガイドラインに限定されるものではない。例えば、載台5の上方に車輪乗り込み位置を指示する案内板をぶら下げてもよい。また、表示手段でなく、文言であってもよい。要するに、運転手が重量測定時に車両の車輪を載台5上のどこに置けばよいかを認識できる手段であればよい。
また、前記各実施形態において、前記IDタグ3に対し、データ処理装置10による演算結果等を記憶・登録させる場合もある。例えば、積載重量をより厳密に求めるために、計測された車両総重量から差し引かれる自重値として、実際に計測された自重値を用いる場合などである。この場合、前記IDタグ読み取り装置4に代えてIDタグ読み書き装置が適用され、このIDタグ読み書き装置を介して自重の実測値がIDタグ3のメモリに記憶・登録される。
また、前記第1の実施形態においては、IDタグ3からIDタグ読み取り装置4を介して識別コードを読み取り、この識別コードを基にして重量測定対象車両の諸元に関するデータをデータ処理装置10のメモリから読み出し、この諸元データを基にして演算手段10aによる演算を行うようにされる一方、前記第2の実施形態においては、IDタグ3からIDタグ読み取り装置4を介して重量測定対象車両の諸元に関するデータを読み取り、この諸元データを基にして演算手段10aによる演算を行うようにされているが、これらの態様に限定されるものではなく、例えば、重量測定対象車両の重量測定毎に、その車両の諸元に関するデータを入力装置12を介してデータ処理装置10に入力し、この入力データを基にして演算手段10aによる演算を行うような態様もあり得る。
本発明の第1の実施形態に係るトラックスケールの概略システム構成図 車両の1軸目が載台に乗り込んだ状態を模式的に表わす平面図 車両の1軸目および2軸目が載台に乗り込んだ状態を模式的に表わす平面図 車両の全軸が載台に乗り込んだ状態を模式的に表わす平面図 第1の実施形態のトラックスケールによる測定手順を説明するフローチャート 第2の実施形態のトラックスケールによる測定手順を説明するフローチャート
符号の説明
1 トラックスケール
2 トラック
2a〜2f 車輪
3 IDタグ
4 IDタグ読み取り装置
5 載台
6〜9 ロードセル(荷重検出器)
10 データ処理装置
10a 演算手段
10b 安全評価手段

Claims (5)

  1. 車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
    前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両の舵取り車輪荷重割合を演算する舵取り車輪荷重割合演算手段を備えることを特徴とするトラックスケール。
  2. 車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
    前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両の積載重量を演算する積載重量演算手段を備えるとともに、この積載重量演算手段により算出された積載重量が、前記車両の車種に応じて設定される積載重量の許容限界値を超えているか否かを判定する過積載判定手段を備えることを特徴とするトラックスケール。
  3. 車両の複数の車輪が載る載台と、この載台の下方に配される複数の荷重検出器を備えるトラックスケールにおいて、
    前記荷重検出器により検出される検出値に基づいて前記車両における相対する個々の左右車輪の荷重比率、または相対する複数の左右車輪の合計荷重比率を演算する左右車輪荷重比率演算手段を備えることを特徴とするトラックスケール。
  4. 前記荷重検出器により検出される検出値を基にして得られる前記車両の重量測定情報に基づいて前記車両を運行させる上での安全性を評価する際の評価基準値として用いられる所定の安全評価基準値は、前記車両の重量情報に係わる安全性を求めた法律で定められている法的許容限界値に、所定の安全係数を乗じて得られる自主規制値である請求項1〜3のいずれかに記載のトラックスケール。
  5. 前記載台に対する前記車両の進入位置を指示する車両進入位置指示手段を備えるとともに、この車両進入位置指示手段により指示される進入位置に前記車両が進入するものとしてその車両の輪重を演算する輪重演算手段を備える請求項1〜4のいずれかに記載のトラックスケール。
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