JP2007256071A - パネル取付機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】パネル取付状態において、パッキンの露出部分を不用意に引っ張ってもパッキンが外れにくいパネル取付機器を提供すること。
【解決手段】断面形状L字形に形成されたフランジが開口部外周に固着されたケースをフランジの立ち上がり辺がパネルに当接するようにパネルの取付穴に挿入し、所定の断面形状に成型されたパッキンをフランジに巻き付け、このパッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定するように構成されたパネル取付機器において、
前記フランジのL字形部分に離散的に複数の穴を設け、前記パッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定することによりパッキンの一部がフランジの穴に入るようにしたことを特徴とするもの。
【選択図】 図1
【解決手段】断面形状L字形に形成されたフランジが開口部外周に固着されたケースをフランジの立ち上がり辺がパネルに当接するようにパネルの取付穴に挿入し、所定の断面形状に成型されたパッキンをフランジに巻き付け、このパッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定するように構成されたパネル取付機器において、
前記フランジのL字形部分に離散的に複数の穴を設け、前記パッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定することによりパッキンの一部がフランジの穴に入るようにしたことを特徴とするもの。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パネル取付機器に関し、詳しくは、機器をパネルに取り付けるときのパッキンによる防塵・防水構造の改良に関するものである。
工業用計器の一種に、計器のケース外周が嵌め合うように切り抜かれた計装用パネルの取付穴に挿入取付固定されるパネル取付機器がある(特許文献1参照)。
特許文献1には、計器などの筐体開口部にゴム製などのパッキンを介在させて計器本体の前面蓋部材を水密に装着する計器筐体の防水防塵構造が開示されている。
図5は従来のパネル取付機器の取付例を示す構成図、図6はその要部拡大図、図7はケースの要部構成図であり、ペーパーレスレコーダの例を示している。パネル10には計器のケース20の外周が嵌め合うように取付穴11が切り抜かれている。ケース20の開口部外周には、断面形状がL字形になるように折り曲げられたフランジ21が固着されている。またケース20の開口部には、離散的にベゼル40の取付片22が設けられている。
このような構成において、計器をパネル10に取り付けるのにあたっては、パネル10の前面から、取付穴11にケース20のフランジ21の立ち上がり辺がパネル10に当接する位置まで挿入する。この状態で図示しない取付金具を用い、ケース20をパネル10に取付固定する。
続いて、フランジ21のL字形折り曲げ部に嵌め合うように所定の断面形状に成型された例えばゴム製のひも状のパッキン30を巻き付ける。そして、取付片22などを介してケース20の前面にベゼル40を取り付け、パッキン30をフランジ21とベゼル40により挟み込み固定する。
これにより、パネル10とケース20との間の隙間はパッキン30により塞がれることになり、防塵・防水構造が得られる。
ところで、このような従来の構成によれば、パッキン30のパネル10に密着している露出部分31を垂直方向に引っ張ると、ベゼル40の押し付け力があるにも拘わらず、パッキン30がフランジ21とベゼル40の間から外れてしまうことがある。
本発明は、このような従来の問題点に着目したものであり、その目的は、パネル取付状態において、パッキンの露出部分を不用意に引っ張ってもパッキンが外れにくいパネル取付機器を提供することにある。
このような課題を達成する請求項1の発明は、
断面形状L字形に折り曲げ形成されたフランジが開口部外周に固着されたケースをフランジの立ち上がり辺がパネルに当接するようにパネルの取付穴に挿入し、所定の断面形状に成型されたパッキンをフランジに巻き付け、このパッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定するように構成されたパネル取付機器において、
前記フランジのL字形曲げ部分に離散的に複数の穴を設け、前記パッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定することによりパッキンの一部がフランジの穴に入るようにしたことを特徴とする。
断面形状L字形に折り曲げ形成されたフランジが開口部外周に固着されたケースをフランジの立ち上がり辺がパネルに当接するようにパネルの取付穴に挿入し、所定の断面形状に成型されたパッキンをフランジに巻き付け、このパッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定するように構成されたパネル取付機器において、
前記フランジのL字形曲げ部分に離散的に複数の穴を設け、前記パッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定することによりパッキンの一部がフランジの穴に入るようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のパネル取付機器において、
前記パッキンの断面形状の一部に前記フランジの穴に入る突起部を設けたことを特徴とする。
前記パッキンの断面形状の一部に前記フランジの穴に入る突起部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のパネル取付機器において、
前記パッキンを固定する前記ベゼル端面の前記フランジの穴と対向する位置に、前記パッキンを前記フランジの穴に押し込むための凸部を設けたことを特徴とする。
前記パッキンを固定する前記ベゼル端面の前記フランジの穴と対向する位置に、前記パッキンを前記フランジの穴に押し込むための凸部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のパネル取付機器において、
前記パッキンのベゼルとフランジで圧縮される断面形状の一部に、中空部または切り込み部のいずれかを設けたことを特徴とする。
前記パッキンのベゼルとフランジで圧縮される断面形状の一部に、中空部または切り込み部のいずれかを設けたことを特徴とする。
これらにより、パネル取付状態において、パッキンの一部がフランジの穴に入り込むことから、パッキンの露出部分を引っ張ってもパッキンは簡単には外れなくなり、堅固な防水防塵構造が得られる。
以下、本発明について、図面を用いて説明する。図1は本発明で用いるケースの要部構成図であり、図7と共通する部分には同一の符号を付けている。図1において、フランジ21のL字形の曲げ部分には、離散的に複数の穴23が設けられている。ここで、ケース20の大きさとベゼル40の大きさの関係から、フランジ21の立ち上がり辺をあまり高くできず、この立ち上がり辺にパッキン30がもぐりこむだけの細い穴を加工精度良く開けるのは困難である。そこで、本発明では、生産性を高めるために、フランジ21のL字形折り曲げ部にかかるように穴23をあけている。
図2は本発明に基づくパネル取付機器の取付例の要部拡大図であり、図6と共通する部分には同一の符号を付けている。図2に示すように、従来と同様な断面形状のパッキン30をフランジ21とベゼル40で挟み込み固定すると、パッキン30の角部の一部32がフランジ21の穴23に入り込むことになる。
このような構成において、パッキン30のパネル10に密着している露出部分31を垂直方向に引っ張った場合には、フランジ21の穴23に入り込んでいるパッキン30の一部32がパッキン30の抜け止めとして機能することになり、従来のように簡単に外れることはなく、堅固な防水防塵構造が得られる。
図3は本発明に基づくパネル取付機器の他の取付例の要部拡大図であり、図2と共通する部分には同一の符号を付けている。図3の例では、フランジ21の穴23に入り込むパッキン30の断面形状角部の一部に、比較的肉薄の突起部33を設けている。
図3の構成によれば、パッキン30の突起部33は比較的肉薄部になっているので、フランジ21の穴23に応じて容易に変形することができ、図2の構成に比べると、パッキン30の突起部33はより確実にフランジ21の穴23に入り込むことができる。したがって、図2の構成よりもさらに強固な抜け止め効果が得られる。
なお、上記実施例では、パッキン30を固定するベゼル端面を平坦面としているが、フランジ21の穴23と対向する位置に、パッキン30をフランジ21の穴23に押し込むための凸部を設けるようにしてもよい。これにより、図3の構成よりもさらに強固な抜け止め効果が得られる。
また、上記実施例では、パネル取付機器として工業用計器の一種であるペーパーレスレコーダの例を示したが、これに限るものではなく、各種の機器にも適用可能である。
また、パッキンはひも状に限るものではなく、計器のケース開口部外周のフランジに嵌め合うように所定の形状に一体成形されたものであってもよい。
また、パッキン30のベゼル40とフランジ21で圧縮される断面形状の一部に、図4(a)に示すような中空部34や、図4(b)に示すような切り込み部35を設けるようにしてもよい。具体的には、パッキン30の断面形状のベゼル40とフランジ21による圧縮力の働く方向(力の作用する軸上)に中空部34または切り込み部35を設ける。
中空部34または切り込み部35を設けないパッキン30では、フランジ21の穴が開いていない部分でのパッキン30の復元力(弾性力)が大きくなることから、べゼル40が取り付けにくくなる。これに対し、図4のように中空部34または切り込み部35を設けることにより、パッキン30のバネ定数が小さくなり、フランジ21の穴23の開いている部分と穴が開いていない部分で生じるパッキン30の圧縮からの復元力の差は小さくなる。また、パッキン30のベゼル40とフランジ21で圧縮される部分の弾性は他の部分に比べて低くなることから、パッキン30が密着し易くなってフランジ21の穴23に入り込み易くなる。そして、パッキン30はフランジ21の穴の開いていない部分に対しては逃げるように変形することになり、パッキンの復帰力の差が小さくなることとあいまって、ベゼル40の取り付けが容易になる。
また、パッキンとして、図3に示す突起部33と図4(a)に示す中空部34や図4(b)に示す切り込み部35を併用してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、堅固な防水防塵構造のパネル取付機器が実現できる。
10 パネル
11 取付穴
20 ケース
21 フランジ
22 取付片
23 穴
30 パッキン
31 露出部分
32 抜け止め部
33 突起部
34 中空部
35 切り込み部
40 ベゼル
11 取付穴
20 ケース
21 フランジ
22 取付片
23 穴
30 パッキン
31 露出部分
32 抜け止め部
33 突起部
34 中空部
35 切り込み部
40 ベゼル
Claims (4)
- 断面形状L字形に折り曲げ形成されたフランジが開口部外周に固着されたケースをフランジの立ち上がり辺がパネルに当接するようにパネルの取付穴に挿入し、所定の断面形状に成型されたパッキンをフランジに巻き付け、このパッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定するように構成されたパネル取付機器において、
前記フランジのL字形曲げ部分に離散的に複数の穴を設け、前記パッキンをフランジとベゼルで挟み込み固定することによりパッキンの一部がフランジの穴に入るようにしたことを特徴とするパネル取付機器。 - 前記パッキンの断面形状の一部に前記フランジの穴に入る突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のパネル取付機器。
- 前記パッキンを固定する前記ベゼル端面の前記フランジの穴と対向する位置に、前記パッキンを前記フランジの穴に押し込むための凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載のパネル取付機器。
- 前記パッキンのベゼルとフランジで圧縮される断面形状の一部に、中空部または切り込み部のいずれかを設けたことを特徴とする請求項1記載のパネル取付機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080654A JP2007256071A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | パネル取付機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080654A JP2007256071A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | パネル取付機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007256071A true JP2007256071A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38630474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006080654A Pending JP2007256071A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | パネル取付機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007256071A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014085313A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Yokogawa Electric Corp | 表示装置内蔵パネル取付機器 |
-
2006
- 2006-03-23 JP JP2006080654A patent/JP2007256071A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014085313A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Yokogawa Electric Corp | 表示装置内蔵パネル取付機器 |
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