JP2007255799A - 二部材の結合構造 - Google Patents

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JP2007255799A
JP2007255799A JP2006081308A JP2006081308A JP2007255799A JP 2007255799 A JP2007255799 A JP 2007255799A JP 2006081308 A JP2006081308 A JP 2006081308A JP 2006081308 A JP2006081308 A JP 2006081308A JP 2007255799 A JP2007255799 A JP 2007255799A
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Yuji Yoshihara
裕二 吉原
Okiyuki Ide
興志 井出
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Abstract

【課題】 従来構造では、インストルメントパネル開口部からの空調装置取り外し時などに、フィニッシャーが空調ケースとの合わせ部を支点に係着掛かり点を通る回転軌跡を描くような方向に外れる現象が生じると、通常係着される係止爪の引っ掛かり量は挿入片の組み付け方向で定義され、設計値より少ない引っ掛かり量となってしまい、フィニッシャーの外れ方向によっては容易に脱落するという問題がある。
【解決手段】 環状の第1部材13は、基部から延設する挿入片14と、この挿入片14から突出する係止爪16を対向して形成し、環状の第2部材11は、基部から延設する係止孔15と、この係止孔15に形成した係止受け部とを対向して形成すると共に、前記第1部材の係止爪16を挟持する挟持突片17を形成したことを特徴とする二部材の結合構造。
【選択図】図5

Description

本発明は、二部材の結合構造、特に自動車等に設備される車両用空調装置のフィニッシャー嵌合構造に係り、その中でも空調ケースのケース本体の挟持部とフィニッシャーの挿入片との結合構造に関するものである。
従来、フィニッシャー嵌合構造は、フィニッシャーの係止片とケースの係止部とを係止することで風向調整装置が組み立てられる。
係止片は、フィニッシャーから突出する突出片に四角形の係止孔を形成している。係止部は、ケースの板を一部肉抜きして形成されている。
組み付けは、突出片の先端をケースの係止部に位置合わせして、両者を近接させると前記係止片が上方(下方)に離反するように弾性変形して係止部を乗り越えて、弾性復帰して係止が完了する。
フィニッシャーを引き抜くような荷重が作用すると、弾性復帰した係止片が係止部を乗り上げて係合が解除する虞があるので、第2部材から突出する挿入片の板厚を上げて、弾性復元力を上げている。
フィニッシャーの表面が傾斜している物に本構造の係止構造を採用すると係り代が減少する関係で前記挙動が助長するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−278046号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明の欄の{発明の実施の形態}における段落{0018}〜{0021}、及び図1、図2を参照)
従来知られている車両用空調装置のフィニッシャー取り付け構造は、空調ケース体で吹出し側の上下両側に係合凸部として係止爪が形成されている。
フィニッシャーは、上下両側より空調ケース体側に2対の挿入片が一体に突設されており、係合凹部として係止孔を有し、前記係止爪に係着する。
前記、従来の構造が抱える問題点としては、インストルメントパネル開口部からの空調装置取り外し時などに、フィニッシャーが空調ケースとの合わせ部を支点に係着掛かり点を通る回転軌跡を描くような方向に外れる現象が生じると、通常係着される係止爪の引っ掛かり量(掛り点からの爪高さ)は挿入片の組み付け方向で定義されているため、設計値より少ない引っ掛かり量となってしまい、フィニッシャーの外れ方向によっては容易に脱落するという問題がある。また、前記問題を踏まえ、係止爪の引っ掛かり量を増やすと挿入片の係止爪の乗り越え量が増えるため、フィニッシャーの組み付け作業性が悪化してしまう。
本発明は、上記問題点を解決した、空調ケースの吹出し側に挟持部を形成し、フィニッシャーの空調ケース体側に挿入片が一体に突設されている。前記挟持部には係止孔が形成されており、前記挿入片には係止爪が設けられた脱落の恐れがないフィニッシャー結合構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りの二部材の結合構造であり、次のようなものである。
環状の第1部材は、基部から延設する挿入片と、この挿入片から突出する係合部を対向して形成し、環状の第2部材は、基部から延設する係止孔と、この係止孔に形成した係止受け部とを対向して形成すると共に、前記第1部材の係合部を挟持する挟持突片を形成する構成である。
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りの二部材の結合構造であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記挟持突片は、前記挿入片と対向するように形成されている構成である。
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載された通りの二部材の結合構造であり、次のようなものである。
請求項1、または請求項2に記載の発明に加えて、前記挟持突片は、側壁が形成されて、第1部材の延設部が嵌合するように形成されている構成である。
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載された通りの二部材の結合構造であり、次のようなものである。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明に加えて、前記第1部材の表面は傾斜していると共に、係合部(係止爪)は前記表面に沿うように形成されている
本発明に係る二部材の結合構造は、上記説明のような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
(1)請求項1に記載の発明によると、挟持突片により、係合部(係止爪)を形成した延設部が、内反りして相対的係代が減少することを規制し、結果として係合力が増加する。
(2)請求項2に記載の発明によると、係合完了と同時に挟持突片により挟持されるので二部材に離脱するような荷重が作用しても強固に結合する。
(3)請求項3に記載の発明によると、延設部が嵌合するので、さらに結合強度が増加する。
(4)請求項4に記載の発明によると、回転軌跡により外れ方向の力が作用しても、挟持部と干渉方向になるので、容易に係合強度を上げられる。
環状の第1部材(フィニッシャー)は、基部から延設する挿入片と、この挿入片から突出する係止爪を対向して形成し、環状の第2部材(ケース)は、基部から延設する係止孔と、この係止孔に形成した係止受け部とを対向して形成すると共に、前記第1部材の係止爪を挟持する挟持突片を形成した二部材の結合構造。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4に示すものは、従来の二部材の結合構造である車両用空調装置のフィニッシャー嵌合構造を示す概略組立斜視図、図2は、同じく概略分解斜視図である。
図1、図2に示すものからも理解できるように、車両用空調装置のフィニッシャー取付構造は、空調ケース体1には吹出し側の上下両側に係合凸部として係止爪2が形成されている。
フィニッシャー3は、上下両側より空調ケース体1側に2対の挿入片4が一体に突設されている。前記挿入片4は係合凹部として係止孔5を有し、前記係止爪2に係着するように設けられている。この係着状態を示す図面が図3である。
以上の構造では以下のような問題を抱えている。
図3、図4を参考にして問題点を説明すると、インストルメントパネル開口部からの空調装置取り外し時等に、フィニッシャー3が空調ケース体1との合わせ部6を支点に係着掛かり点7を通る回転軌跡8を描くような矢印方向9に外れる現象が生じると、通常係着される係止爪2の引っ掛かり量10(係着掛かり点7からの爪高さ)は挿入片4の組み付け方向で定義されるため、設計値より少ない引っ掛かり量10となってしまい、フィニッシャー3の外れ方向によっては容易に脱落する懸念がある。また、この懸念を踏まえ、係止爪2の引っ掛かり量10を増やすと、挿入片4の係止爪2の乗り越え量が増えるため、フィニッシャー3の組み付け作業が悪化する。
以上の欠点を解消すべく、開発された本願発明は以下に説明するようなものである。
図5に示したものは、本発明の構造断面図を示すものであり、図6は組み付け状態を示す斜視図、図7、図8は各々概略分解斜視図を示すものである。
図面において、空調ケース体11は、吹出し側に挟持部12を形成し、フィニッシャー13で空調ケース体11側に挿入片14が一体的に突設されている。前記挟持部12には、係合凹部としての係止孔15が形成されており、前記挿入片14には、係合凸部として形成された係止爪16が係着するように設けられている。
なお、係着の際に組み付け位置にバラツキが生じても、係止孔15と同一面に形成されている突片17の先端に設けてあるテーパー状ガイド18により挿入片14を正規位置へ変位させながら係止爪16が突片17を乗り越え係着が完了する。
係止爪16はテーパー状ガイド18にガイド溝19が形成され、係止孔15手前まで設けてあるため、突片17を乗り越える圧入力を軽減することができる。
前記挿入片14は一体的に成形されているリブ20によりガタが生じ難くなる。また、フィニッシャー13側の挿入片14の先端21と、空調ケース体11側の挟持部12の先端22を面当てし、係着方向のガタを規制する。フィニッシャー13の回転方向の外れに対しては、突片17の前面が挿入片14の全体23を規制しているので、脱落の恐れがないものである。
次に、他の実施例として図9に基づいて説明をする。
図9は、他の実施例を示す概略断面図である。フィニッシャー24に一体的に突設している挿入片25の断面形状を略L字状にクランクさせて形成した挟持部26を有している。空調ケース体27に係止爪28を具備した突片29の先端に挿入片30が一体的に形成されており、前記挟持部26に圧接挿入することにより、ガタの発生、フィニッシャー24の回転軌跡での脱落を防止することが可能になった。なお、組み付け時には、挿入片25はクランクした部位からの係止爪28を乗り越え変位するため、作業性に影響が少ないものである。
各種車両の空調装置におけるフィニッシャー取り付け構造に利用することができる。
本発明の車両用空調装置のフィニッシャー嵌合構造の第一実施例を示す概略組立斜視図である。 本発明の車両用空調装置のフィニッシャー嵌合構造の第二実施例を示す概略分解斜視図である。 図1におけるA−A矢視を示す概略断面図である。 本発明の第一実施例の要部を示す概略断面図である。 本発明の第二実施例の要部を示す概略断面図である。 同第二実施例の要部を示す概略組立斜視図である。 同第二実施例の要部を上方から見たところを示す概略分解斜視図である。 同第二実施例の要部を下方から見たところを示す概略分解斜視図である。 本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
符号の説明
1・・・・空調ケース体 2・・・・係止爪
3・・・・フィニッシャー 4・・・・挿入片
5・・・・係止孔 6・・・・合わせ部
7・・・・係着掛かり点 8・・・・回転軌跡
9・・・・矢印方向 10・・・・引っ掛かり量
11・・・・第2部材(空調ケース体) 12・・・・挟持部
13・・・・第1部材(フィニッシャー) 14・・・・挿入片
15・・・・係止孔 16・・・・係止爪
17・・・・挟持突片 18・・・・テーパー状ガイド
19・・・・ガイド溝 20・・・・リブ
21・・・・先端 22・・・・先端
23・・・・全体 24・・・・フィニッシャー
25・・・・挿入片 26・・・・挟持部
27・・・・空調ケース体 28・・・・係止爪
29・・・・突片 30・・・・挿入片

Claims (4)

  1. 筒状の2部材の結合構造であって、筒状の第1部材は、基部から延設する挿入片と、この挿入片から突出する係合部とを形成し、前記第1部材に結合可能に形成された第2部材は、基部に形成した係止孔と、この係止孔と挟持部とを対向して形成すると共に、前記第1部材の係合部を挟持する挟持突片を形成したことを特徴とする二部材の結合構造。
  2. 前記挟持突片は、前記挿入片と対向するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二部材の結合構造。
  3. 前記挟持突片部に側壁が形成されて、前記第1部材の延設部が嵌合するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二部材の結合構造。
  4. 前記第1部材の表面は傾斜していると共に、係合部は前記表面に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のうち、いずれか1項の二部材の結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110466352A (zh) * 2019-08-08 2019-11-19 宁波邦盛汽车零部件有限公司 一种塑料卡接结构

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