JP2007255645A - 自在継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】自在継手において、異音の発生を防止でき、フリクションが小さいこと。
【解決手段】トラニオン24のボール保持孔33にボール34の一部を収容する。ボール34の残りの部分によって凸部35を構成する。凸部35が、外輪カップ28の底壁30に形成された凹部36に嵌合する。凸部35と凹部36とはトラニオン24の中心軸線C1を中心とする環状の接触部35a,36aで接触する。凹部36の凹湾曲面の曲率中心E1が、中心軸線C1から所定のオフセット量Dだけ離間し、凸部35の曲率中心A1が中心軸線C1上に位置する。接触部35a,36aには、外輪カップ28の弾性によって中心軸線C1と交差する方向に押圧力Fが働く。
【選択図】図4
【解決手段】トラニオン24のボール保持孔33にボール34の一部を収容する。ボール34の残りの部分によって凸部35を構成する。凸部35が、外輪カップ28の底壁30に形成された凹部36に嵌合する。凸部35と凹部36とはトラニオン24の中心軸線C1を中心とする環状の接触部35a,36aで接触する。凹部36の凹湾曲面の曲率中心E1が、中心軸線C1から所定のオフセット量Dだけ離間し、凸部35の曲率中心A1が中心軸線C1上に位置する。接触部35a,36aには、外輪カップ28の弾性によって中心軸線C1と交差する方向に押圧力Fが働く。
【選択図】図4
Description
本発明は十字軸を用いた自在継手に関する。
この種の自在継手は、十字軸の各トラニオンをヨークの対応する嵌合孔に嵌合された有底円筒状の外輪カップによって針状ころを介して支持している。
通例、回転トルクの上昇を抑えるために、トラニオンと外輪カップの底壁の内面との間に隙間が設けられ、トラニオンの外周面と外輪カップの底壁の内面との間の径方向隙間が針状ころの直径よりも大きくされている。このため、トラニオンが軸方向や径方向にがたつき、騒音を発生するおそれがある。
通例、回転トルクの上昇を抑えるために、トラニオンと外輪カップの底壁の内面との間に隙間が設けられ、トラニオンの外周面と外輪カップの底壁の内面との間の径方向隙間が針状ころの直径よりも大きくされている。このため、トラニオンが軸方向や径方向にがたつき、騒音を発生するおそれがある。
そこで、外輪カップの底壁の内面の球面状の凸部を、トラニオンの端面の円錐状の凹部に係合させて、トラニオンと外輪カップとを調心する自在継手が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1では、トラニオンと外輪カップとの間に、接触予圧が与えられていないので、ガタとり効果が不十分であり、異音が発生するおそれがある。
しかしながら、特許文献1では、トラニオンと外輪カップとの間に、接触予圧が与えられていないので、ガタとり効果が不十分であり、異音が発生するおそれがある。
また、トラニオンの端面と外輪カップの底壁の内面との間に介在して、これらに係合する係合部材を設け、トラニオンと係合部材との係合中心を、トラニオンの中心軸線上にレイアウトし、係合部材と外輪カップとの係合中心を、上記中心軸線から所定距離オフセットさせた自在継手が提案されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2では、係合部材を円錐状として、この円錐状の係合部材の円錐面からなる外周面を、トラニオンの端面の円錐状の凹部の、円錐面からなる内周面に合致させているので、回転抵抗トルクが大きくなるおそれがある。
特開2000−170786号公報
特開2005−155830号公報
しかしながら、特許文献2では、係合部材を円錐状として、この円錐状の係合部材の円錐面からなる外周面を、トラニオンの端面の円錐状の凹部の、円錐面からなる内周面に合致させているので、回転抵抗トルクが大きくなるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、異音発生がなく、フリクションの小さい自在継手を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、十字軸に設けられたトラニオンと、このトラニオンの外周面の周囲を取り囲んで環状に配置された複数の針状ころと、ヨークの嵌合孔に保持され、上記針状ころを介して上記トラニオンを回転自在に支持する有底円筒状の外輪カップと、トラニオンの端面および外輪カップの底壁の内面の何れか一方に設けられた凸部、および他方に設けられ上記凸部を受ける凹部とを備え、凸部および凹部は、トラニオンの中心軸線を中心とする環状の接触部で接触しており、凸部および凹部の接触部には、外輪カップの弾性によって、トラニオンの中心軸線と交差する方向に押圧力が働いていることを特徴とするものである。
本発明では、外輪カップの弾性によってトラニオンを軸方向および径方向に加圧することができ、トラニオンが軸方向および径方向にがたつくのを防止することができる。このため、自在継手から振動や異音が発生するのをより効果的に防止することができる。また、凸部と凹部とを、環状の接触部で接触させるので、円錐面どうしを互いに一致させて接触させていた特許文献2の場合と比較して接触面積を狭くでき、その結果、回転抵抗トルクを格段に低減することができる。
上記接触部と上記接触部を含む近傍における上記凸部および凹部の何れか一方の曲率中心がトラニオンの中心軸線から所定量だけ離間し、他方の曲率中心がトラニオンの中心軸線上に位置していてもよい(請求項2)。この場合、上記の所定量(上記凸部および凹部の何れか一方の曲率中心の、トラニオンの中心軸線からのオフセット量に相当)を調整することにより、トラニオンの径方向への予圧力を所望に調整することができる。
また、上記凸部および凹部の何れか一方が円錐状テーパ面を含み、他方が湾曲面を含む場合がある(請求項3)。この場合には、当該凹部と凸部の凸湾曲面との間に、接触面積の狭い環状の接触部を容易に形成することができる。
また、上記凸部が凸湾曲面を含み、上記凹部が凹湾曲面を含み、この凹湾曲面の曲率半径が、凸部の凸湾曲面の曲率半径よりも大きくされており、上記凸部の頂部と凹部の底との間に、上記環状の接触部で取り囲まれた空隙が形成されている場合がある(請求項4)。湾曲面であれば、円錐状テーパ面と比較して加工が容易である。
また、上記凸部が凸湾曲面を含み、上記凹部が凹湾曲面を含み、この凹湾曲面の曲率半径が、凸部の凸湾曲面の曲率半径よりも大きくされており、上記凸部の頂部と凹部の底との間に、上記環状の接触部で取り囲まれた空隙が形成されている場合がある(請求項4)。湾曲面であれば、円錐状テーパ面と比較して加工が容易である。
また、上記凸部が、トラニオンの端面に形成されたボール保持孔に保持されたボールの一部を含む場合がある(請求項5)。ボールの場合、凸部の凸湾曲面として、精度の高い球面を安価に得ることができる。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の自在継手4,6が適用される自動車のステアリング装置1の模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、一端3aがステアリングホイール等の操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、一端5aがステアリングシャフト3の他端3bに本実施の形態の自在継手4を介して連結された中間シャフト5と、中間シャフト5の他端5bに本実施の形態の自在継手6を介して連結されたピニオンシャフト7と、ピニオンシャフト7の端部近傍に設けられたピニオン歯7aに噛み合うラック歯8aを有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラックバー8とを有している。
図1は本発明の一実施の形態の自在継手4,6が適用される自動車のステアリング装置1の模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、一端3aがステアリングホイール等の操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、一端5aがステアリングシャフト3の他端3bに本実施の形態の自在継手4を介して連結された中間シャフト5と、中間シャフト5の他端5bに本実施の形態の自在継手6を介して連結されたピニオンシャフト7と、ピニオンシャフト7の端部近傍に設けられたピニオン歯7aに噛み合うラック歯8aを有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラックバー8とを有している。
ピニオンシャフト7およびラックバー8によってラックアンドピニオン機構からなる転舵機構50が構成されている。ラックバー8は車体に固定されるハウジング9内に図示しない複数の軸受を介して直線往復動自在に支持されている。ラックバー8の両端部はハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド10が結合されている。各タイロッド10は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する操向輪11に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン歯7aおよびラック歯8aによって、自動車の左右方向に沿ってのラックバー8の直線運動に変換される。これにより、操向輪11の転舵が達成される。
図2を参照して、自在継手4は、ステアリングシャフト3の他端3bに設けられたヨーク20(図では一方のみを示す)と、中間シャフト5の一端5aに設けられたヨーク21と、両ヨーク20,21間を連結する十字軸22とを備える。
図2を参照して、自在継手4は、ステアリングシャフト3の他端3bに設けられたヨーク20(図では一方のみを示す)と、中間シャフト5の一端5aに設けられたヨーク21と、両ヨーク20,21間を連結する十字軸22とを備える。
同様に、自在継手6は、ピニオンシャフト7の端部に設けられたヨーク20と、中間シャフト5の他端5bに設けられたヨーク21(図では一方のみを示す)と、両ヨーク20,21間を連結する十字軸22とを備える。
各ヨーク20,21はU字状をなし、それぞれ一対のタブ23を有している。一対のタブ23は互いに平行である。
各ヨーク20,21はU字状をなし、それぞれ一対のタブ23を有している。一対のタブ23は互いに平行である。
自在継手4,6については全く同様の構成であるので、自在継手4に則して説明する。図3を参照して、各タブ23には、十字軸22の対応するトラニオン24のための嵌合孔25が形成されている(図3では、簡略化のため、1つのタブ23のみを示す)。この嵌合孔25に嵌合され保持された軸受26を介して十字軸22の対応するトラニオン24が回転自在に支持される。
軸受26はトラニオン24の周囲に環状に並べて配列された複数の針状ころ27と、これらの針状ころ27を保持すると共に嵌合孔25に嵌合され固定された有底円筒状の外輪カップ28とを含む。
外輪カップ28は、タブ23の嵌合孔25に嵌合された筒状部29と、上記筒状部29の一端を閉塞する底壁30とを有する。外輪カップ28の筒状部29の内周面29aとトラニオン24の外周面24bとの間に、針状ころ27が所定の径方向隙間を有して介在している。外輪カップ28の開口側となる、筒状部29の他端には、内向きの環状フランジ31が形成されている。この環状フランジ31とトラニオン24の肩部との間に環状のオイルシール32が保持され、外輪カップ28とトラニオン24との間が液密的に封止されている。
外輪カップ28は、タブ23の嵌合孔25に嵌合された筒状部29と、上記筒状部29の一端を閉塞する底壁30とを有する。外輪カップ28の筒状部29の内周面29aとトラニオン24の外周面24bとの間に、針状ころ27が所定の径方向隙間を有して介在している。外輪カップ28の開口側となる、筒状部29の他端には、内向きの環状フランジ31が形成されている。この環状フランジ31とトラニオン24の肩部との間に環状のオイルシール32が保持され、外輪カップ28とトラニオン24との間が液密的に封止されている。
トラニオン24の端面24aには、ボール保持孔33が形成されており、このボール保持孔33に、ボール34が圧入状態で保持されている。トラニオン24の軸方向B1について、ボール34の一部は、ボール保持孔33から外輪カップ28の底壁30の内面30aのある側へ突出し、トラニオン24の端面24aに設けられた凸部35として機能する。ボール保持孔33は、円孔からなり、ボール保持孔33の中心軸線C2は、トラニオン24の中心軸線C1と一致している。
また、ボール保持孔33に保持されたボール34を弾性的に受けるための凹湾曲面からなる凹部36が、外輪カップ28の底壁30の内面30aに形成されている。外輪カップ28は、ボール34を弾性的に付勢するように嵌合孔25に圧入されて保持されている。これにより、外輪カップ28は、ボール34を介して、トラニオン24を軸方向および径方向に弾力的に押圧している。外輪カップ28の底壁30には、上記の凹部36を形成するために、外方へ膨出された突起37が形成されている。
図4は、トラニオン24の中心軸線C1に沿って切断された自在継手4の要部の断面を示している。図4に示すように、凹部36の凹湾曲面の曲率中心E1は、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量Dだけオフセットされている。また、凹部36の凹湾曲面の曲率半径R2は、ボール34の一部により構成される凸部35の曲率半径R1よりも大きくされている(R2>R1)。また、凸部35の頂部と凹部36の底との間には、空隙Sが設けられている。
凸部35と凹部36とは、トラニオン24の中心軸線C1(ボール保持孔33の中心軸線C2に相当)を中心とする環状の接触部35a,36aで互いに接触している。凸部35および凹部36の互いの接触部35a,36aには、外輪カップ28の底壁30の弾性によって、トラニオン24の中心軸線C1と交差する方向に押圧力Fが働いている。したがって、トラニオン24が軸方向だけでなく、径方向にも予圧を受けることになっている。
以上より、本実施の形態によれば、トラニオン24を軸方向および径方向に加圧することができ、軸受26に対して各トラニオン24が軸方向と径方向の双方においてがたつくのを防止することができる。このため、自在継手4,6から振動や異音が発生するのをより効果的に防止することができる。
また、凸湾曲面を含む凸部35と凹部36とを、接触面積の狭い環状の接触部35a,36aで接触させるので、円錐面どうしを互いに一致させて接触させる場合と比較して、回転抵抗トルクを格段に低減することができる。
また、凸湾曲面を含む凸部35と凹部36とを、接触面積の狭い環状の接触部35a,36aで接触させるので、円錐面どうしを互いに一致させて接触させる場合と比較して、回転抵抗トルクを格段に低減することができる。
さらに、トラニオン24の中心軸線C1を含む断面において、接触部36aと接触部36aを含む近傍における凹部36の凹湾曲面の曲率中心E1が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量Dだけ離間し、凸部35の凸湾曲面の曲率中心A1(ボール34の中心に相当)がトラニオン24の中心軸線C1上に位置している。したがって、上記の所定のオフセット量Dを所望に設定することにより、トラニオン24の径方向への予圧力を所望に調整することができる。
図4の実施の形態では、トラニオン24の中心軸線C1を含む断面において、凹部36の凹湾曲面の曲率中心E1が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量Dだけオフセットし、凸部35の曲率中心A1(ボール34の中心に相当)がトラニオン24の中心軸線C1上に位置するようにしたが、これに限らない。例えば、図6に示すように、トラニオン24の中心軸線C1を含む断面において、凸部350の凸湾曲面の曲率中心A10が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量D1だけオフセットし、凹部360の凹湾曲面の曲率中心E10が、トラニオン24の中心軸線C1上に位置するようにしてもよい。なお、図6において、凸部350はトラニオン24と単一の部材で一体に形成されているが、図4の実施の形態と同様に、別体のボールを用いて凸部が形成されていてもよい。
また、図4の実施の形態と図6の実施の形態を組み合わせてもよい。すなわち、図示していないが、凸部の曲率中心および凹部の曲率中心の双方が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量でオフセットされるようにしてもよい。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、円錐状のボール保持孔330を用いてもよい。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、円錐状のボール保持孔330を用いてもよい。
また、図8に示すように、外輪カップ28の底壁30の内面30aに単一の部材で一体に形成された凸湾曲面を含む凸部38を、トラニオン24の端面24aに形成された円錐テーパ面を含む凹部39に嵌合させて、環状の接触部38a,39aを形成する態様であってもよい。
また、図9に示すように、外輪カップ28の底壁30の内面30aに円錐テーパ状の凹部41を設け、この凹部41の周縁のR状の面取り部42に、トラニオン24の端面24aに単一の部材で一体に形成された円錐テーパ面を含む凸部40を嵌合させ、環状の接触部40a,41aを形成する態様であってもよい。この場合、トラニオン24の中心軸線C1を含む断面において、曲率半径R20を有する面取り部42の曲率中心A20(面取り中心に相当)が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量D2でオフセットされている。
また、図9に示すように、外輪カップ28の底壁30の内面30aに円錐テーパ状の凹部41を設け、この凹部41の周縁のR状の面取り部42に、トラニオン24の端面24aに単一の部材で一体に形成された円錐テーパ面を含む凸部40を嵌合させ、環状の接触部40a,41aを形成する態様であってもよい。この場合、トラニオン24の中心軸線C1を含む断面において、曲率半径R20を有する面取り部42の曲率中心A20(面取り中心に相当)が、トラニオン24の中心軸線C1から所定のオフセット量D2でオフセットされている。
また、本発明の自在継手は、ステアリング装置に限らず、自動車の推進軸等、他の回転体における自在継手としても好適に適用される。
1…ステアリング装置、3…ステアリングシャフト、4,6…自在継手、5…中間シャフト、7…ピニオンシャフト、20,21…ヨーク、22…十字軸、23…タブ、24…トラニオン、24a…端面、25…嵌合孔、26…軸受、27…針状ころ、28…外輪カップ、29…筒状部、30…底壁、30a…(底壁の)内面、33,330…ボール保持孔、34…ボール、35,38,40,350…凸部、36,39,41,360…凹部、35a,36a;38a,39a;40a,41a…接触部、A1,A10…(凸部の凸湾曲面の)曲率中心、C1…(トラニオンの)中心軸線、C2…(ボール保持孔の)中心軸線、D…所定のオフセット量、E1,E10…(凹部の凹湾曲面の)曲率中心、F…押圧力、R1…(ボールの)曲率半径、R2…(凹部の凹湾曲面の)曲率半径、S…空隙
Claims (5)
- 十字軸に設けられたトラニオンと、
このトラニオンの外周面の周囲を取り囲んで環状に配置された複数の針状ころと、
ヨークの嵌合孔に保持され、上記針状ころを介して上記トラニオンを回転自在に支持する有底円筒状の外輪カップと、
トラニオンの端面および外輪カップの底壁の内面の何れか一方に設けられた凸部、および他方に設けられ上記凸部を受ける凹部とを備え、
凸部および凹部は、トラニオンの中心軸線を中心とする環状の接触部で接触しており、 凸部および凹部の接触部には、外輪カップの弾性によって、トラニオンの中心軸線と交差する方向に押圧力が働いていることを特徴とする自在継手。 - 請求項1において、上記接触部と上記接触部を含む近傍における上記凸部および凹部の何れか一方の曲率中心がトラニオンの中心軸線から所定量だけ離間し、他方の曲率中心がトラニオンの中心軸線上に位置していることを特徴とする自在継手。
- 請求項1または2において、上記凸部および凹部の何れか一方が円錐状テーパ面を含み、他方が湾曲面を含むことを特徴とする自在継手。
- 請求項1から3の何れか1項において、上記凸部が凸湾曲面を含み、上記凹部が凹湾曲面を含み、この凹湾曲面の曲率半径が、凸部の凸湾曲面の曲率半径よりも大きくされており、上記凸部の頂部と凹部の底との間に、上記環状の接触部で取り囲まれた空隙が形成されていることを特徴とする自在継手。
- 請求項1から4の何れか1項において、上記凸部が、トラニオンの端面に形成されたボール保持孔に保持されたボールの一部を含むことを特徴とする自在継手。
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