JP5110371B2 - ラックエンド用ボールジョイント - Google Patents

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本発明は、ラックエンド用ボールジョイントに関する。
通例、ボールジョイントは、カップ状のソケット内にボールスタッドの球頭部が収容された構成を有している。このようなボールジョイントとして、ラックの端部に設けられて、タイロッドに接続されるラックエンド用ボールジョイントが知られている。ラックエンド用ボールジョイントでは、ボールスタッドは、球頭部を支点として揺動可能にソケットに支持されている。ソケットと球頭部との間には、カップ状の樹脂シートが介在しており、ボールスタッドの揺動の際には、球頭部が樹脂シートに対して摺動する。球頭部および樹脂シートをソケット内に嵌め入れた後、ソケットの先端部をかしめ変形により縮径することにより、ボールスタッドおよび樹脂シートのソケットからの抜止めが達成されるとともに、ボールジョイント内に予圧が付与される(特許文献1参照)。
特開2004−116546号公報
しかしながら、かしめ変形後におけるソケット先端部の内面(かしめ面)の寸法精度が低く、そのため、球頭部の表面に付与される面圧にばらつきが生じていた。球頭部の表面の面圧が不均一であると、揺動トルクがばらつき安定しないおそれがある。
また、球頭部の表面の面圧が不均一であると、球頭部と樹脂シートとの間の面圧が大きい部分で摩擦が大きくなり、樹脂シートに異常磨耗が生じて、球頭部とソケットとの間にがたつきが発生するおそれがある。
本発明は、かかる背景の下でなされたものであり、揺動トルクの安定化を図ることができるとともに、長期にわたってがたつきの発生が抑制されたラックエンド用ボールジョイントを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ステアリング装置(1)のラック(10)の端部に設けられるラックエンド用ボールジョイント(12)であって、球頭部(23)を有するボールスタッド(18)と、前記球頭部の表面を覆う樹脂シート(17,17A)と、前記樹脂シートで覆われた前記球頭部を収容し、前記球頭部を前記樹脂シートを介して摺動可能に支持するソケット(16)とを備え、前記樹脂シートが、前記球頭部を包み込むように配置される球面状の第1樹脂シート(53)と、前記第1樹脂シートと別部材で形成されて、前記第1樹脂シートと前記第2部材との間に、前記球頭部に接しない状態で介装される第2樹脂シート(54)とを含み、前記ソケットが、筒状の第1部材(43,43B)と、前記第1部材とは別部材で形成され、前記第1部材の一端部を塞ぐための第2部材(44,44A,44B)とを備えるとともに、前記第1および第2部材はかしめ結合により互いに結合されており、前記第1部材の他端部の内面は、前記球頭部の表面に沿う曲面に形成されて、前記球頭部を保持する第1保持面(47)を有し、前記ボールスタッドならびに前記第1および第2樹脂シートが前記第1部材に入れられた後、前記第1および第2部材が互いにかしめ結合されていることを特徴とする、ラックエンド用ボールジョイントである。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、第1部材内に球頭部と樹脂シートとが嵌め入れられた後、第1部材と第2部材とが結合されて、球頭部および樹脂シートのソケット内への収容が達成される。第1保持面が球頭部の表面に沿う曲面に形成されているので、球頭部の表面に付与されている面圧が均一になる。これにより、揺動トルクの安定化を図ることができる。
また、球頭部の表面の面圧が均一であるので、球頭部と樹脂シートとの間の面圧大部がなく摩擦を低く抑えることができる。このため、樹脂シートにおける異常磨耗の発生を抑制することができる。これにより、長期にわたってがたつきの発生を抑制することができる
前記第1樹脂シートは、球面状の球面シートを有し、前記第2樹脂シートが、前記第1樹脂シートと前記第2部材との間に介装されていてもよい(請求項2)。
の発明は、ステアリング装置のラックの端部に設けられるラックエンド用ボールジョイントに適用されることが好ましい。ラックエンド用ボールジョイントでは、ソケットの軸方向の肉厚寸法を、ラックとの位置関係を調節することにより、比較的大きく確保することが可能である。このため、前記第2保持面を所望の形状(曲面状、球面状など)に加工することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るラックエンド用ボールジョイントが搭載されたステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。ステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、転舵輪(図示せず)を転舵する転舵機構としてのラックアンドピニオン機構3とを備えている。
ステアリングホイール2は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介して、ラックアンドピニオン機構3に連結されている。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してラックアンドピニオン機構3に伝達される。
ラックアンドピニオン機構3は、ピニオン軸6およびラック軸7を備えている。ピニオン軸6は、中間軸5に連結された軸部8と、この軸部8の先端に連結されたピニオン9とを含む。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してピニオン軸6に伝達される。
ラック軸7は、車両の左右方向に沿って延びている。ラック軸7には、ラック10が形成されている。ピニオン9およびラック10は、互いに噛み合わされている。ピニオン軸6の回転は、ラック10およびピニオン9により、ラック軸7の軸方向移動に変換される。
ラック軸7は筒状のラックハウジング11に挿通されている。ラック軸7の両端部は、それぞれラックハウジング11から突出している。ラック軸7の各端部(いわゆるラックエンド)には、インナーボールジョイント12を介して、タイロッド14の一端が連結されている。また、タイロッド14の他端(いわゆるタイロッドエンド)には、アウターボールジョイント13が設けられている。このアウターボールジョイント13は、ナックルアーム41(図2参照)を介して転舵輪に連結されている。
また、ラックハウジング11の各端部には、筒状のラックブーツ15が配置されている。各ラックブーツ15の一端は、ラックハウジング11の端部に外嵌しており、当該端部に固定されている。また、各ラックブーツ15の他端は、タイロッド14に外嵌しており、当該タイロッド14に固定されている。ラックハウジング11の端部およびインナーボールジョイント12は、対応するラックブーツ15により覆われている。このラックブーツ15によって、水や埃などの異物が、ラックハウジング11内やインナーボールジョイント12内に進入することが防止されている。
操舵操作(回転操作)では、前述したように、ステアリングホイール2の回転がステアリングシャフト4および中間軸5によってピニオン軸6に伝達され、ピニオン9の回転がラック10を通じてラック軸7の軸方向移動に変換される。そのときのラック軸7の軸方向移動は、インナーボールジョイント12を介してタイロッド14に伝えられ、さらに、タイロッド14の動きがアウターボールジョイント13を介してナックルアーム41(図2参照)へと伝えられる。
図2は、インナーボールジョイント12およびアウターボールジョイント13を含むステアリング装置1の一部の断面図である。
インナーボールジョイント12は、ラック軸7の端部に連結されるソケット16と、このソケット16内に収容された樹脂シート17と、ソケット16および樹脂シート17によって揺動可能に支持されたボールスタッド18とを備えている。ソケット16には、ラック軸7の端部に連結される連結部20が設けられている。
ボールスタッド18は、鋼等の金属製の部材であり、球面状の外表面を有する球頭部23と、この球頭部23から突出するスタッド軸24とが一体的に形成されている。球頭部23は、樹脂シート17に覆われた状態でソケット16に収容されている。
スタッド軸24は、ソケット16から突出している。このスタッド軸24と、このスタッド軸24に連結されるアウターボールジョイント13に連結されたロッド25とによって、タイロッド14が構成されている。
スタッド軸24の先端部(図2では右端部)には、雄ねじ部26が形成されている。雄ねじ部26は、ロッド25に形成された雌ねじ孔27に螺合されている。雄ねじ部26が雌ねじ孔27に螺合されることにより、ロッド25がボールスタッド18に同軸的に連結されている。
また、雄ねじ部26にはロックナット28が螺合されている。ボールスタッド18およびロッド25は、ロックナット28によって互いに固定されている。また、雌ねじ孔27に対する雄ねじ部26のねじ込み量は、ロッド24(ボールスタッド18)を回転させ調節し、ロックナット28によって固定されている。雌ねじ孔27に対する雄ねじ部26のねじ込み量を調節することにより、転舵輪のトーイン角を調節することができる。
ボールスタッド18は、球頭部23を支点として、ソケット16に対して揺動可能となっている。したがって、ラック軸7(図1参照)の軸方向への動きは、軸方向へ直線的にタイロッド14に伝達されるのではなく、インナーボールジョイント12によって揺動する角度方向へ伝達される。
一方、アウターボールジョイント13は、カップ状のソケット29と、このソケット29内に収容された樹脂シート30と、ソケット29および樹脂シート30によって揺動可能に支持されたボールスタッド31とを備えている。
ソケット29は、樹脂シート30がその内側に配置された円筒32と、この円筒32の一端(図2では下端)を塞ぐように当該一端に固定された閉鎖板33とを含む。円筒32は、例えばロッド25の先端部に一体的に形成されている。
ソケット29の開放側端部、すなわち、円筒32の他端部(図2で示す上端部)には、その内面が半径方向内方に突出した突出部38が形成されている。そのため、円筒32の他端部(図2では上端部)は、円筒32の他の部分に比べてその内径が縮径されている。突出部38の内面は、球頭部23の外表面に沿う球面状に形成されている。
樹脂シート30は、カップ状の第1シート34と、板状の第2シート35とを含む。第1シート34は、周壁部36と底部37とを一体的に備えている。周壁部36は、円筒32の内周面に沿って配置されており、ソケット29内に収容された状態で、球頭部39の外表面に沿う球面状に変形している。また、第2シート35は、第1シート34の底部37と閉鎖板33との間に介在している。樹脂シート30は、突出部38と、閉鎖板33との間で保持されている。
ボールスタッド31は、鋼等の金属製の部材であり、球面状の外表面を有する球頭部39と、この球頭部39から突出するスタッド軸40とが一体的に形成されている。球頭部39は、第1シート34に覆われた状態でソケット29に収容されている。第1シート34と球頭部39との間には、グリース等の潤滑剤が充填されている。スタッド軸40は、ソケット32から突出している。
球頭部39は、樹脂シート30に対して摺動可能となっている。また、ボールスタッド31は、スタッド軸40の中心軸線まわりに回転可能となっている。アウターボールジョイント13により、タイロッド14の動きをその揺動する角度方向へ向けてナックルアーム41に伝達する。
ソケット29およびボールスタッド31には、筒状のカバー42が取り付けられている。カバー42の一端は、ソケット29の開放側端部に外嵌されて、この開放側端部に固定されている。また、カバー42の他端は、ボールスタッド31のスタッド軸40に外嵌されて、このスタッド軸40に固定されている。ソケット29の開放側端部およびスタッド軸40の一部は、カバー42によって覆われている。このカバー42によって、水や埃などの異物が、アウターボールジョイント13内に進入することが防止されている。
図3は、インナーボールジョイント12の構成を示す断面図である。
ソケット16は、ほぼ有底円筒状であり、ほぼ円筒状の第1部材43と、この第1部材43と別部材に形成された第2部材44とが結合された構造である。ソケット16の開放側端部には開口部45が形成されている。この開口部45にはスタッド軸24が挿通している。第1部材43は、たとえば鋼などの金属製の単一部材により形成されたほぼ円筒状の部材であり、その内部に球頭部23を収容することができる大きさに形成されている。第1部材43の一端部(図3で示す上端部)には、その一端に向かうにつれて第1部材43の中心軸線C側に近づくように湾曲する湾曲部46が形成されている。そのため、第1部材43の一端部は、第1部材43の他の部分に比べて縮径している。湾曲部46の内面(第1保持面)47は、旋削加工などによって、球頭部23の外表面に沿う球面状に形成されている。
第2部材44は、たとえば鋼などの金属製の単一部材により形成されたほぼ円柱状の部材であり、その一端部(図3で示す上端部)が第1部材43の他端部(図3で示す下端部)に内嵌されて、その他端部を塞いでいる。第1部材43の他端部には、第2部材44が内嵌した状態で第2部材44に対してかしめ変形されたかしめ部48が形成されている。このかしめ部48により、第1部材43と第2部材44との固定が達成される。第2部材44の内端面(第2保持面)49は平坦面に形成されている。この内端面49と第1部材43の内周面50とによって、球頭部23および樹脂シート17を収容する収容空間51が区画されている。この第2部材44には、連結部20が一体的に形成されている。
樹脂シート17は、ほぼ球面状の球面シートとしての第3シート(第1樹脂シート)52と、板状の第4シート(第2樹脂シート)53とを含む。第3シート52は、球頭部23を包み込むように配置されている。樹脂シート17と球頭部23との間には、グリース等の潤滑剤が充填されている。第4シート53は、第3シート52の外周面と第2部材44との間に介在されている。第3シート52は、予め球面状に形成されており、第1部材43の内周面に沿うように配置されている。この第3シート52は、その収容状態において球頭部23の外表面に沿うようになるが、予め球面状に形成されているために、その嵌入時の変形量が少ない。第3シート52には、第1部材43の中心軸線Cと同心の通孔54が形成されている。通孔54には、グリースなどの潤滑剤が充填されている。
第4シート53の内面(図3で示す上面)は、球頭部23の外表面に沿う傾斜面(屈曲面)に形成されている。また、第4シート53の底面(図3で示す下面)は平坦面であり、第2部材44の内端面49に当接している。
第3シート52および第4シート53は、たとえば、ポリアセタールかPEEK等の樹脂材料を用いて形成されている。ポリウレタンやポリエステルなどのゴム状の材料(エラストマー)を用いても良い。
球頭部23は、この樹脂シート17に対して摺動可能となっている。ボールスタッド18は、球頭部23を支点としてソケット16に対して揺動可能に、ソケット16に保持されている。
図4は、インナーボールジョイント12の製造工程を示す模式的な断面図である。
インナーボールジョイント12は、第1部材43の他端部から、ボールスタッド18、第3シート52および第4シート53の順で嵌め入れられる。第3シート52は、予め球面状に形成されている。各部品の嵌入後に第2部材44が第1部材43の他端部から内嵌され、予め定められた量だけ押し込まれた後に、第1部材43の他端部がかしめ変形されて、かしめ部48(図3参照)が形成される。これにより、第1部材43と第2部材44とが固定される。
以上のように、この実施形態によれば、内面47および内端面49が球頭部23の外表面に沿う球面状に形成されており、その上、第3シート52が球面状に形成されているために、ソケット16内に収容された後の球頭部23の外表面に付与されている面圧が均一になる。これにより、揺動トルクの安定化を図ることができる。
また、球頭部23の外表面の面圧が均一であるので、球頭部23と第3シート52との間の摩擦を低く抑えることができる。このため、第3シート52における異常磨耗の発生を抑制することができる。これにより、長期にわたってがたつきの発生を抑制することができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係るインナーボールジョイント12Aの概略構成を模式的に示す断面図である。この図5において、前述の図1〜図4に示された各部と同等の構成部分については、図1〜図4と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
この図5に示す実施形態にかかるインナーボールジョイント12Aが、図1〜図4に示すインナーボールジョイント12と大きく相違する点は、樹脂シート(球面シート)17Aを、球面状の樹脂シート単体としたことである。この樹脂シート17Aは、前述した第3シート52とほぼ同一の形状および寸法に形成されている。
また、この図5に示す実施形態では、第2部材44Aの内端面(第2保持面)49Aは、球頭部23の外表面に沿う球面状に形成されている。この第2部材44Aの内端面49Aが、樹脂シート17Aの外周面に当接している。
この図5に示す実施形態によれば、内面47および内端面49が球頭部23の外表面に沿う球面状に形成されており、その上、第3シート52が球面状に形成されているために、ソケット16内に収容された後の球頭部23の外表面に付与されている面圧が全域にわたって均一になる。これにより、揺動トルクの安定化を図ることができる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係るインナーボールジョイント12Bの概略構成を模式的に示す断面図である。この図6において、前述の図5に示す実施形態に示された各部と同等の構成部分については、図5に示す実施形態の場合と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
この図6の実施形態に係るインナーボールジョイント12Bが、図5に示すインナーボールジョイント12Aと大きく相違する点は、第2部材44Bの第1部材43Bへの固定がねじ嵌合により達成されていることある。
具体的には、第2部材44Bの周面には、雄ねじ55が形成されている。一方、第1部材43Bの他端部の内周面には、雄ねじ55に対応する雌ねじ57が形成されている、この雌ねじ57に第2部材44Bがねじ込まれて固定されている。この場合、第1部材43Bに対する第2部材44Bのねじ込み量を調節することにより、球頭部23に付与される面圧を調節することができる。これにより、インナーボールジョイント12B内の予圧を適切に管理することができる。
以上、この発明の3つの実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することも可能である。
図6の実施形態では、図5に示す構成にねじ嵌合による固定を適用する場合を例にとって説明したが、このねじ嵌合構造が図1〜図4の実施形態に適用されていてもよい。
また、第2部材44Aの内端面49Aは、球面状でなくても、湾曲面状または屈曲面状に形成されていればよい。
さらに、第1部材43,43Bと第2部材44,44A,44Bとの固定が、かしめ変形やねじ嵌合により達成された構成を例に挙げて説明したが、たとえば、溶接により第1部材43,43Bと第2部材44,44A,44Bとの固定が達成された構成であってもよい。
また、球面状のシート52,17Aにスリットが形成されていてもよい。
発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態に係るインナーボールジョイントが搭載されたステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 インナーボールジョイントおよびアウターボールジョイントを含むステアリング装置の一部の断面図である。 インナーボールジョイントの構成を示す断面図である。 インナーボールジョイントの製造工程を示す模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態に係るインナーボールジョイントの概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るインナーボールジョイントの概略構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1…ステアリング装置、10…ラック,12…インナーボールジョイント(ラックドエンド用ボールジョイント)、16…ソケット、17…樹脂シート、17A…樹脂シート(球面シート),18…ボールスタッド、23…球頭部、24…スタッド軸、43,43B…第1部材、44,44A,44B…第2部材、47…内面(第1保持面)、49,49A…内端面(第2保持面)、52…第3シート、53…第4シート、55…雄ねじ、57…雌ねじ

Claims (1)

  1. ステアリング装置のラックの端部に設けられるラックエンド用ボールジョイントであって、
    球頭部を有するボールスタッドと、
    前記球頭部の表面を覆う樹脂シートと、
    前記樹脂シートで覆われた前記球頭部を収容し、前記球頭部を前記樹脂シートを介して摺動可能に支持するソケットとを備え、
    前記樹脂シートが、前記球頭部を包み込むように配置される球面状の第1樹脂シートと、前記第1樹脂シートと別部材で形成されて、前記第1樹脂シートと前記第2部材との間に、前記球頭部に接しない状態で介装される第2樹脂シートとを含み、
    前記ソケットが、筒状の第1部材と、前記第1部材とは別部材で形成され、前記第1部材の一端部を塞ぐための第2部材とを備えるとともに、前記第1および第2部材はかしめ結合により互いに結合されており、
    前記第1部材の他端部の内面は、前記球頭部の表面に沿う曲面に形成されて、前記球頭部を保持する第1保持面を有し、
    前記ボールスタッドならびに前記第1および第2樹脂シートが前記第1部材に入れられた後、前記第1および第2部材が互いにかしめ結合されていることを特徴とする、ラックエンド用ボールジョイント。
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