JP2007254080A - 吊り降ろし足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも迅速に設置可能であり、高所での作業を安全かつ安価に実施できる吊り降ろし足場を提供する。
【解決手段】天井クレーン11を走行させる高架レール12が載置された桁部材13と、この幅方向内側に配置されるトロリ線14との間に一部が配置され、作業者が桁部材13及び/又はトロリ線14の点検補修をするために使用する吊り降ろし足場10であり、桁部材13とトロリ線14の間に配置して作業者が昇降するはしご部材19と、この幅方向両側に、桁部材13の上に突出状態で取付けられた固定部材20と、固定部材20の先側に設けられ、高架レール12に取付け取外し可能となった挟持手段21と、固定部材20に設けられ、その下端をはしご部材19側の桁部材13の上面に当接させ、はしご部材19の転倒防止と位置決めを行う転倒防止部材22を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井クレーンを走行させる高架レールが載置された桁部材(即ち、クレーンランウェイガーダー)の例えば、亀裂点検調査、補強作業、補修作業、又はトロリ線の位置調整に使用するものであり、作業者が高所にある桁部材の側方に行って作業を行うために使用する吊り降ろし足場に関する。
従来、天井クレーンを走行させる高架レールが載置された桁部材には、例えば、天井クレーンの往復移動によって繰り返し荷重がかかっている。このため、作業者が、例えば、桁部材の点検又は補修を行う必要があり、以下の方法が考えられる。
1)床面から足場を組み、作業者が作業を行う方法。
2)作業者が天井クレーンのデッキに乗り込み、作業を行う方法。
しかし、1)の方法では、桁部材の側方に、天井クレーンの給電部に接触するトロリ線が配置されているため、桁部材の下に足場を組むに際し、足場を構成する単管がトロリ線に接触して、作業者が感電する恐れがある。このため、天井クレーンを止めて、トロリ線への送電を停止する必要があるので、天井クレーンの稼働率が大幅に低下する問題がある。また、総足場を組む必要があるため、費用もかかり経済的でない。
また、2)の方法では、天井クレーンのデッキから桁部材まで、通常1m程度の距離があり、作業を行う際には、作業者がデッキから身を乗り出す必要があるため、例えば、作業者がデッキから落下する恐れがある。また、作業者がデッキから身を乗り出した状態でクレーンが走行した場合には、作業者が挟まれる恐れもある。このように、天井クレーンのデッキを利用した作業は、重大災害に繋がる危険性がある。
更に、天井クレーンのデッキから、作業者が身を乗り出しながら作業を行う場合、作業性が悪いだけでなく、作業範囲が広範囲に渡るとき、トロリ線への送電と送電停止を繰り返し行い、天井クレーンを移動させながら作業する必要があり、非常に長い時間を要する問題もある。
そこで、特許文献1には、高所作業を可能にする簡便な構成の吊り降ろし足場が開示されている。この足場は、桁部材(梁)の上部フランジの両端部を握持する固定部材と、この固定部材に設けられ、足掛け棒が高さ方向に渡って複数設けられた足掛け柱と、この足掛け柱に設けられ、足掛け柱の揺れを防止するため桁部材の下部フランジを握持する下部支持片とを有している。そして、足掛け柱の下端部には、作業者が乗る折り畳み式の踏み板が設けられている。
このように、固定部材と下部支持片とを、桁部材の上部フランジと下部フランジにそれぞれ固定することで、安定性が確保されている。
特開平5−332026号公報
しかしながら、特許文献1に記載された足場は、下部支持片を桁部材に固定するまで、桁部材には上部の固定部材しか取付けられてなく不安定である。また、下部支持片を桁部材に固定するに際しては、この不安定な状態の足場を作業者が降りていかなくてはならず危険である。
更に、下部支持片は、その長さが一定となって調節できないため、桁部材と足掛け柱との間隔を変えることができない。このため、例えば、桁部材と障害物との間に足場を設置しないといけないような場合には、下部支持片の寸法制約により、桁部材へ足場を取付けできない場合がある。
しかも、作業者が乗る踏み板は、その支点が1箇所しかなく不安定である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、従来よりも迅速に設置可能であり、高所での作業を安全かつ安価に実施できる吊り降ろし足場を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る吊り降ろし足場は、天井クレーンを走行させる高架レールが載置された桁部材と、該桁部材の幅方向内側に配置されて前記天井クレーンの給電部に接触するトロリ線との間に一部が配置され、作業者が前記桁部材及び/又は前記トロリ線の点検補修をするために使用する吊り降ろし足場であって、
前記桁部材と前記トロリ線の間に配置して前記作業者が昇降するはしご部材と、
前記はしご部材の幅方向両側に、前記桁部材の上に突出状態でそれぞれ取付けられた固定部材と、
前記固定部材の先側にそれぞれ設けられ、前記高架レールに取付け取外し可能となった挟持手段と、
前記固定部材に設けられ、その下端を前記はしご部材側の前記桁部材の上面に当接させて、前記はしご部材の転倒を防止すると共に位置決めを行う転倒防止部材とを有する。
本発明に係る吊り降ろし足場において、前記固定部材には、その長手方向に渡って複数のボルト取付け孔が設けられ、該ボルト取付け孔を介して、前記はしご部材、前記挟持手段、及び前記転倒防止部材のいずれか1又は2以上が取付け取外し可能になっていることが好ましい。
本発明に係る吊り降ろし足場において、前記はしご部材の下側には、該はしご部材の幅方向両側に回動自在に取付けた足場板部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る吊り降ろし足場において、前記はしご部材には、その長手方向に渡って複数のボルト取付け孔が設けられ、該ボルト取付け孔を介して前記固定部材が取付け取外し可能になっていることが好ましい。
請求項1〜4記載の吊り降ろし足場は、はしご部材の幅方向両側に、高架レールに取付け取外し可能となった挟持手段を備えた固定部材が設けられ、この固定部材に、その下端が桁部材の上面に当接してはしご部材の転倒を防止すると共に位置決めを行う転倒防止部材が設けられているので、挟持手段と転倒防止部材を桁部材上に取付けるだけで、足場を桁部材に安定して設置できる。このため、従来よりも迅速に安定して桁部材に足場を設置でき、高所での作業を安全かつ安価に実施できる。
特に、請求項2記載の吊り降ろし足場は、固定部材に複数のボルト取付け孔を設けているので、例えば、桁部材とトロリ線との間隔、桁部材に載置した高架レールの位置、又は桁部材の幅に応じて、はしご部材及び挟持手段のいずれか1又は2の固定部材への取付け位置を変えることによって、はしご部材と挟持手段との相対位置を容易に調整できる。
また、はしご部材と挟持手段の位置に応じて、固定部材への転倒防止部材の取付け位置を変えることによって、桁部材へ設置する足場の安定性を更に向上できる。
請求項3記載の吊り降ろし足場は、はしご部材の下側に、その幅方向両側に回動自在に取付けた足場板部が設けられているので、はしご部材に対して足場板部が2箇所で支持され、足場板部の安定性を従来よりも向上できる。
請求項4記載の吊り降ろし足場は、はしご部材の長手方向に渡って設けられた複数のボルト取付け孔を介して、固定部材がはしご部材に取付け取外し可能になっているので、はしご部材に対する固定部材の取付け位置を調整することにより、はしご部材の高さ調整を容易にできる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る吊り降ろし足場の使用状態の説明図、図2は同吊り降ろし足場の平面図、図3は図2のA−A矢視断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る吊り降ろし足場(以下、単に足場ともいう)10は、天井クレーン11を走行させる高架レール12が載置された桁部材13と、桁部材13の幅方向内側に配置されて天井クレーン11の給電部(図示しない)に接触するトロリ線14との間に一部が配置され、作業者(図示しない)が桁部材13及びトロリ線14のいずれか一方又は双方の点検補修をするために使用するものである。以下、詳しく説明する。
天井クレーン11は、例えば、建屋15内の上側に配置されており、対向配置される側壁16の内側近傍で、しかも床面17から10m以上20m以下程度の位置にそれぞれ設置される断面I形となった一対の高架レール12上を、一方向に往復移動可能なものである。
この高架レール12は、側壁16の内側近傍に立設された支持台18上に取付け固定された桁部材13上に載置され固定されており、この桁部材13の内側側方には、高さ方向に所定ピッチで配置された複数のトロリ線14が、桁部材13と間隔D(例えば、40cm以上60cm以下程度)を開けて配置されている。この桁部材13は、クレーンランウェイガーダーと呼ばれ、例えば、H形鋼又はH形状に構成された鋼材(ビルドアップHとも言う)で構成されているが、他の形状で構成してもよい。
このように構成することで、天井クレーン11は、その給電部がトロリ線14と接触しながら、例えば、製品又は原料を搬送することができる。
このように、天井クレーン11の使用に際しては、天井クレーン11が高架レール12上を繰り返し往復移動することで、桁部材13に、例えば、亀裂が発生して補強又は補修を行う必要が生じたり、またトロリ線14の位置調整を行う必要が生じる。そこで、これらの作業を行うため、作業者は、足場10を使用して、桁部材13の上から側方へ移動し、上記した作業を実施する。
足場10は、作業者が昇降するはしご部材19と、このはしご部材19の幅方向両側に取付けられた一対の固定部材20と、固定部材20の先側にそれぞれ設けられた挟持手段21と、固定部材20に設けられた転倒防止部材22とを有している。以下、これらについて説明する。
はしご部材19は、桁部材13とトロリ線14の間に配置して、作業者が昇降するために使用するものである。
このはしご部材19は、例えば、鉄製又はステンレス製のものであり、所定ピッチ(例えば、20cm以上40cm以下程度)で配置された複数(ここでは、9本)の横部材(踏み桟)23と、これを両側で固定する縦部材24とを備えている。なお、はしご部材の軽量化のため、はしご部材をアルミニウム合金で構成することもできる。
また、はしご部材19の幅Wは、例えば、50cm以上150cm以下(ここでは、90cm)程度であり、長さLが、例えば、200cm以上300cm以下(ここでは、250cm)程度である。
はしご部材19の縦部材24に取付けられた補強部材25には、複数のボルト取付け孔26が設けられ、このボルト取付け孔26を介して固定部材20がはしご部材19に取付け取外し可能になっている。なお、はしご部材19への固定部材20の取付け位置は、はしご部材19の上端から、例えば、50cm以上100cm以下の位置である。ここで、はしご部材の長手方向に渡って複数のボルト取付け孔を設けることも可能である。この場合、はしご部材の縦部材に直接複数のボルト取付け孔を設けたり、また、はしご部材の一部である補強部材に複数のボルト取付け孔を設ける方法がある。なお、はしご部材の縦部材に直接ボルト取付け孔を設ける場合、補強部材を固定部材の一部として使用する。
これにより、はしご部材の高さ(桁部材13に対する高さ方向相対位置)を調整を行うことができ、又はしご部材に対する固定部材の取付け位置を下げ、取付け位置よりも上側のはしご部材の長さを長くすることで、作業者が足場を使用する際に、桁部材とはしご部材との間の移動が行い易くなる。
このように、固定部材20は、はしご部材19の上側であって幅方向両側に取付けられている。
固定部材20は、山形鋼で構成されており、はしご部材19に対して垂直方向に、しかも使用にあっては、桁部材13の上に突出状態となるように取付けられている。この固定部材20の長さは、少なくとも高架レール12の上方まであればよく、例えば、50cm以上100cm以下程度になっている。
なお、固定部材20の基側には、はしご部材19への取付けを行うためのボルト取付け孔27が、その長手方向に渡って所定ピッチで複数設けられている。これにより、はしご部材19から突出する固定部材20の長さ調整が容易にできる。
固定部材20の先側には、高架レール12に取付け取外し可能となった挟持手段21が設けられている。
挟持手段21は、側面視してJ字状となった固定用フック28と、逆J字状となったフック外れ防止部29とを有している。これにより、使用にあっては、この固定用フック28とフック外れ防止部29の各先側を、高架レール12のくびれ部30の両側に配置し、固定用フック28とフック外れ防止部29を、くびれ部30の上の頭頂部31を両側から挟み込むように交差させた状態で固定部材20に取付ける。このとき、固定用フック28とフック外れ防止部29の基側、即ち交差部32よりも上方に位置する部分を、固定部材20と隙間33を開けて平行配置された固定補助部34に固定することで、固定用フック28とフック外れ防止部29の先側の開度を一定にできる。
この挟持手段21の固定用フック28とフック外れ防止部29は、固定部材20と固定補助部34にボルト35で取付けられている。
なお、固定部材20の先側と固定補助部34には、挟持手段21を取付けるためのボルト取付け孔36が、その長手方向に渡って複数設けられている。これにより、固定部材20に取付ける挟持手段21の位置調整を容易にできる。
この挟持手段21を高架レール12に取付けるに際しては、例えば、固定部材20と固定補助部34に固定用フック28を予め取付け、この固定用フック28を高架レール12の一側(図1において右側)から引っかけ、高架レール12の他側から高架レール12の頭頂部31を挟み込むように、フック外れ防止部29を固定用フック28と交差させて、固定部材20と固定補助部34にボルト35で取付ける。
固定部材20の長手方向両側を除く部分(ここでは中央部)には、その下端をはしご部材19側の桁部材13の上面37に当接させて、はしご部材19の転倒を防止すると共に位置決めを行う転倒防止部材22が設けられている。
この転倒防止部材22は、固定部材20に取付け固定される支持柱38と、その下端に取付けられた当接板39とを有している。ここで、転倒防止部材22の固定部材20に取付ける高さ位置は、支持柱38の高さ方向に渡って複数設けられたボルト取付け孔40により、固定部材20と桁部材13の上面37とが平行になるように調整されている。このように、固定部材20は、挟持手段21と転倒防止部材22の二点で、桁部材13上に水平に取付けられているので、例えば、はしご部材19を作業者が昇降する場合に、固定部材20が挟持手段21を中心として桁部材13側に曲がることを防止できる。
なお、転倒防止部材22の支持柱38を取付け取付し可能にするためのボルト取付け孔を、固定部材の長手方向に渡って複数設けることも可能である。これにより、桁部材13の幅に応じて、転倒防止部材22の位置を、挟持手段21の位置から最大限離れた位置に設定でき、これにより安定した足場10の設置が可能になる。
また、はしご部材19を作業者が昇降する場合に、桁部材13の上面37での転倒防止部材22の位置ずれを防止するため、桁部材13の上面37に当接した当接板39を、例えば、万力(締付手段の一例)41を使用して桁部材13へ固定する。
なお、転倒防止部材22は、固定補助部34と一体となっているため、支持柱38が固定部材20の取付け部分を中心として回動することを防止できる。
はしご部材19の下側には、はしご部材19の幅方向両側に回動自在に取付けた足場板部42が設けられている。
足場板部42は、例えば、鉄、ステンレス、又はアルミニウム合金で構成される薄板状のものであり、平面視して矩形状(長方形又は正方形)のものである。この足場板部42の幅は、はしご部材19の幅Wと同程度であり、長さが、例えば、40cm以上80cm以下(ここでは、60cm)程度である。
足場板部42は、はしご部材19の下端位置から、例えば、20cm以上60cm以下(ここでは、40cm)程度の上方位置に、回動自在に取付けられ、折り畳み可能になっている。なお、常時(折り畳み時)は、足場板部42がはしご部材19から開かないように、フックを設けておくことが好ましい。
そして、足場10の使用にあっては、はしご部材19から桁部材13へ向けて開いた足場板部42の上に、足場板材43を載置して使用する。
続いて、本発明の一実施の形態に係る吊り降ろし足場10の使用方法について、図1を参照しながら説明する。
まず、作業者は、桁部材13の幅、桁部材13の高さ、桁部材13上に載置された高架レール12の位置、及び桁部材13の上部フランジ44端部とトロリ線14との間隔Dから、はしご部材19への固定部材20の取付け位置と、固定部材20に対する固定用フック28及び転倒防止部材22の取付け位置を決定し、足場10を組み立てる。
なお、足場10の組み立てに際しては、桁部材13、高架レール12、及びトロリ線14に関する前記した各数値が記載された設計図に基づいて行ったり、また実測値に基づいて行うことも可能である。
作業者は、組み立てた足場10を持ち、桁部材13の上部に設置された歩廊45を通って、足場10を設置する桁部材13まで移動する。なお、足場10を歩廊44で組み立ててもよい。
そして、トロリ線14への送電を停止した後、はしご部材19を桁部材13とトロリ線14との間へ降ろすと共に、固定部材20と固定補助部34に取付けた固定用フック28の先側を、高架レール12のくびれ部30の一側に配置する。次に、フック外れ防止部29の先側を、高架レール12のくびれ部30の他側に設置すると共に、固定用フック28とフック外れ防止部29を、高架レール12の頭頂部31を両側から挟み込むように交差させ、固定部材20と固定補助部34に取付ける。
そして、桁部材13の上面37に当接した転倒防止部材22の当接板39を、万力41で桁部材13に固定する。
これにより、桁部材13へ足場10を設置できる。
そして、作業者は、桁部材13の上からはしご部材19を降りて、桁部材13の側方へ移動する。なお、このとき、はしご部材19から足場板部42を開き、その上に足場板材43を載置する。これにより、足場を広くでき、作業環境を良好にできる。
作業者は、作業が終了した後、足場板材43を除去してはしご部材19を昇り、桁部材13の上へ移動する。そして、転倒防止部材22から万力41を取外し、固定部材20と固定補助部34からフック外れ防止部29を取外した後、はしご部材19を桁部材13の上方へ持ち上げる。なお、作業終了後は、作業者がはしご部材19を昇る前に、足場板部42を折り畳んでもよく、また足場10を撤去した後に折り畳んでもよい。また、固定用フック28は、足場10を撤去した後に固定部材20から取外してもよいが、引き続き点検補修を行う場合には、固定部材20に取付けた状態でもよい。
これにより、作業を終了する。
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の吊り降ろし足場を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、はしご部材に対して固定部材が取付け取外し可能になっていたが、溶接して固定することも可能である。そして、挟持手段の固定用フックとフック外れ防止部を、固定部材に取付け取外し可能に設けていたが、固定用フックのみを固定部材に溶接で取付けることも可能である。
本発明の一実施の形態に係る吊り降ろし足場の使用状態の説明図である。 同吊り降ろし足場の平面図である。 図2のA−A矢視断面図である。
符号の説明
10:吊り降ろし足場、11:天井クレーン、12:高架レール、13:桁部材、14:トロリ線、15:建屋、16:側壁、17:床面、18:支持台、19:はしご部材、20:固定部材、21:挟持手段、22:転倒防止部材、23:横部材、24:縦部材、25:補強部材、26、27:ボルト取付け孔、28:固定用フック、29:フック外れ防止部、30:くびれ部、31:頭頂部、32:交差部、33:隙間、34:固定補助部、35:ボルト、36:ボルト取付け孔、37:上面、38:支持柱、39:当接板、40:ボルト取付け孔、41:万力、42:足場板部、43:足場板材、44:上部フランジ、45:歩廊

Claims (4)

  1. 天井クレーンを走行させる高架レールが載置された桁部材と、該桁部材の幅方向内側に配置されて前記天井クレーンの給電部に接触するトロリ線との間に一部が配置され、作業者が前記桁部材及び/又は前記トロリ線の点検補修をするために使用する吊り降ろし足場であって、
    前記桁部材と前記トロリ線の間に配置して前記作業者が昇降するはしご部材と、
    前記はしご部材の幅方向両側に、前記桁部材の上に突出状態でそれぞれ取付けられた固定部材と、
    前記固定部材の先側にそれぞれ設けられ、前記高架レールに取付け取外し可能となった挟持手段と、
    前記固定部材に設けられ、その下端を前記はしご部材側の前記桁部材の上面に当接させて、前記はしご部材の転倒を防止すると共に位置決めを行う転倒防止部材とを有することを特徴とする吊り降ろし足場。
  2. 請求項1記載の吊り降ろし足場において、前記固定部材には、その長手方向に渡って複数のボルト取付け孔が設けられ、該ボルト取付け孔を介して、前記はしご部材、前記挟持手段、及び前記転倒防止部材のいずれか1又は2以上が取付け取外し可能になっていることを特徴とする吊り降ろし足場。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の吊り降ろし足場において、前記はしご部材の下側には、該はしご部材の幅方向両側に回動自在に取付けた足場板部が設けられていることを特徴とする吊り降ろし足場。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊り降ろし足場において、前記はしご部材には、その長手方向に渡って複数のボルト取付け孔が設けられ、該ボルト取付け孔を介して前記固定部材が取付け取外し可能になっていることを特徴とする吊り降ろし足場。
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