JP2007253362A - インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットプリンタに予め設定されたクリーニングテーブルに変更を加えて、ユーザの使用形態に適合したクリーニングを容易にカスタマイズすることが可能なインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンタ240は、インクを吐出するノズルを備えた印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21のクリーニングの種類毎に設定されたパラメータを有するクリーニングテーブル1が記憶されたクリーニングテーブル記憶部309と、クリーニングテーブル309に応じて印刷ヘッド21のノズルからインクを吸引するクリーニング機構と、ホストコンピュータ220から送信されるクリーニングテーブル書き換え指示に応じてクリーニングテーブル1を書き換えるテーブル書き換え部310と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットプリンタ及びその制御方法に係り、特に印刷ヘッドのクリーニング制御を行うインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法に関する。
印刷ヘッドのノズルからインクを吐出して印刷を行うインクジェット方式の印刷装置(以下、「インクジェットプリンタ」という)は、印刷品質を良好に保つため、定期的に印刷ヘッドのクリーニングを行う必要がある。クリーニングでは、主に増粘インクおよびインク経路内の気泡の排出を目的として印刷ヘッドをキャッピングした後ノズルからインクを吸引する吸引処理の他、ゴムのワイパーで印刷ヘッド表面に付着したインクを拭き取るワイピング処理、スポンジ等を用いて同じく印刷ヘッド表面に付着したインクを拭き取るラビング処理等が実行される(特許文献1参照)。
一般に、クリーニングは、インク吸引処理、ワイピング処理、ラビング処理等のクリーニングに関連する各処理を複数組み合わせて実行する場合が多い。インクジェットプリンタには予め複数のクリーニングの種類が設定されており、クリーニングの種類毎に各処理の組み合わせが指定されている。例えば、特許文献2には、印刷ヘッドのノズル形成面に付着したインク粒に起因して生じる印字不良や印刷品質の低下を防止することを目的として実行されるクリーニングが設定されたインクジェットプリンタが開示されている。具体的には、インク吸引処理(1)、ワイピング・ラビング処理、インク吸引処理(2)、フラッシング処理、印刷ヘッド往復処理の順に一連のクリーニングが実行されるように設定されている。
このほかクリーニングには、インクカートリッジの交換時に行われるクリーニングや、印刷画像にドット抜けが生じて良好な印刷品質が得られない場合に、ユーザがプリンタに強制的に実行させるマニュアルクリーニング等がある。このようなインクジェットプリンタの状況に応じたクリーニングが実行されるように、予めクリーニングの種類毎に複数の処理の組み合わせが設定されていて、これをクリーニングテーブルとして不揮発性の記憶部に記憶されているのが一般的である。
特開2004−358791号公報 特開2002−234195号公報
しかしながら、上述したようなクリーニングの種類毎に複数の処理の組み合わせが設定されたクリーニングテーブルは、インクジェットプリンタの基本的な制御を行なうためにROMやフラッシュメモリに記憶されたファームウェアの一部として固定的に組み込まれている。したがって、クリーニングテーブルを変更するにはファームウェアの更新が必要となり、容易に変更を加えることが困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、インクジェットプリンタに予め設定されたクリーニングテーブルを変更して、ユーザの使用形態に適合したクリーニングを容易にカスタマイズすることが可能なインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成により達成される。
(1) ホストコンピュータとネットワークを介して通信可能に接続され、該ホストコンピュータから送信される印刷データに応じてインクを印刷媒体に付着させて画像を形成するインクジェットプリンタであって、
前記インクを吐出するノズルを備えた印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドのクリーニングの種類毎に設定されたクリーニング設定値を有するクリーニングテーブルが記憶されたクリーニングテーブル記憶部と、
前記クリーニングテーブルに応じて前記印刷ヘッドのノズルからインクを吸引するクリーニング機構と、
前記ホストコンピュータから送信されるクリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニングテーブルを書き換えるテーブル書き換え部と、を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
(2) 前記クリーニング設定値は複数のクリーニング設定値からなり、
前記テーブル書き換え部は、前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニング設定値毎に書き換え可能であることを特徴とする(1)に記載のインクジェットプリンタ。
(3) 前記クリーニング設定値は、前記印刷ヘッドから吸引するインク吸引量を含むことを特徴とする(1)または(2)に記載のインクジェットプリンタ。
(4) 各クリーニングは、複数種類のクリーニング動作の組み合わせによって構成され、
前記クリーニング設定値は、各クリーニング動作の要否及び各クリーニング動作における前記インク吸引量を含むことを特徴とする(3)に記載のインクジェットプリンタ。
(5) ホストコンピュータとネットワークを介して通信可能に接続され、印刷ヘッドからインクを吐出するとともに、クリーニングテーブルに設定されたクリーニング設定値に応じて前記印刷ヘッドのノズルからクリーニング機構を介してインクを吸引するインクジェットプリンタの制御方法であって、
前記ホストコンピュータから前記クリーニングテーブル書き換え指示を受信する受信ステップと、
前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニングテーブルを書き換えるテーブル書き換えステップと、を有することを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
(6) 前記クリーニング設定値は複数のクリーニング設定値からなり、
前記テーブル書き換えステップでは、前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニング設定値毎に書き換えることを特徴とする(5)に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
(7) 前記クリーニング設定値は、前記印刷ヘッドから吸引するインク吸引量を含むことを特徴とする(5)または(6)に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
(8) 各クリーニングは、複数種類のクリーニング動作の組み合わせによって構成され、
前記クリーニング設定値は、各クリーニング動作の要否及び各クリーニング動作における前記インク吸引量を含むことを特徴とする(7)に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
本発明のインクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法によれば、ホストコンピュータから送信されたクリーニングテーブル書き換え指示に応じて、テーブル書き換え部がクリーニングテーブル記憶部に記憶されたクリーニングテーブルを書き換えるように構成されている。したがって、固定的に設定されていたクリーニングテーブルを、ホストコンピュータから送信されたクリーニングテーブル書き換え指示に応じたクリーニングテーブルに書き換えることが可能である。つまり、インクジェットプリンタに予め設定されたクリーニングテーブルに変更を加えて、ユーザの使用形態に適合したクリーニングにカスタマイズすることが容易である。
また、本発明のインクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法によれば、テーブル書き換え部はクリーニングテーブル書き換え指示に応じて、クリーニングの種類毎に設定されたクリーニング設定値毎に書き換え可能であるため、クリーニング設定値を様々に書き換えて、クリーニング設定値の組み合わせパターンを複数設定することができる。したがって、ユーザのニーズにより細やかに対応できるクリーニングを実行するインクジェットプリンタを提供することが可能となる。
また、本発明のインクジェットプリンタおよびその制御方法によれば、クリーニング設定値は印刷ヘッドから吸引するインク吸引量を含むので、インク吸引量に重点を置いたクリーニングのカスタマイズをすることも可能である。すなわち、インクジェットプリンタの動作状況等に応じてインク吸引量の多いクリーニング、インク吸引量の少ないクリーニング等に区別して実行させることも可能である。
また、本発明のインクジェットプリンタおよびその制御方法によれば、クリーニング設定値は、各クリーニング動作の要否及び各クリーニング動作におけるインク吸引量を含むので、クリーニングによって特定のクリーニング動作を行ったり、あるいは行わないように設定したりすることができる。また、特定のクリーニング動作を行う場合にはそのクリーニング動作におけるインク吸引量も設定することが可能である。したがって、例えばインク吸引量の多いクリーニングやインク吸引量の少ないクリーニング(インク消費量の少ないクリーニング)等のユーザのニーズに対応したクリーニングを自由に設定することが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかるインクジェットプリンタ及びその制御方法の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態におけるインクジェットプリンタは、インクを印刷媒体に付着させて画像を形成するプリンタであって、ホストコンピュータと通信可能に接続され、ホストコンピュータから送信される各種コマンドまたは印刷データに応じて印刷を行う。
(インクジェットプリンタの構成)
まず、本実施形態にかかるインクジェットプリンタ240の構成について説明する。
図1は本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタケースを取り外した状態の斜視図である。本実施形態のインクジェットプリンタ240は、複数種のカラーインクを使用して記録媒体としてのロール紙11に画像記録(複数色印刷)を実行し、クーポン券を発券する印刷装置である。
本実施形態のインクジェットプリンタ240は、前面上部パネル及びケースカバーから構成されるプリンタケースの前面に、電源スイッチ、ロール紙カバー、装着部開閉カバー7が配置されている。また、電源スイッチの上方には、インクジェットプリンタ240と通信可能に接続されたホストコンピュータ220の状態をユーザに通知するLEDランプが設けられている。ロール紙カバー及び装着部開閉カバー7は、下部に設けられた図示せぬヒンジを介していずれも前方に開閉可能に設けられている。
インクカートリッジ17は、カートリッジケース内にイエロー、シアン及びマゼンダの3色のカラーインクパックを一つにパッケージングしたものである。本実施形態のインクジェットプリンタ240の場合は、装着部開閉カバー7の開閉動作に連動して、カートリッジ装着部15内のインクカートリッジ17がカートリッジ交換位置からカートリッジ使用位置に、カートリッジ使用位置からカートリッジ交換位置へスライド移動する。
プリンタケース内の用紙収容部の上方には、インクを吐出するノズルを備えた印刷ヘッド21を搭載したキャリッジ23が装備されている。キャリッジ23は、ロール紙11の幅方向に沿って延在するガイド部材25によって用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、ロール紙11の幅方向に延在する無端ベルト26aと、無端ベルト26aを駆動するキャリッジモータ26bとによって、プラテン28の上方をロール紙11の幅方向に往復移動可能になっている。
カートリッジ装着部15の上方が、往復移動するキャリッジ23の待機位置となっている。そして、この待機位置の下方には、キャリッジ23の下面に露出する印刷ヘッド21のノズルを覆うキャップ27と、インク経路31やインク供給チューブ33等のインク経路内の気泡や印刷ヘッド21の各ノズル内の増粘インクをキャップ27を介して吸引廃棄するインク吸引機構29とが装備されている。
(ホストコンピュータとプリンタとの関係)
次に、本実施形態におけるホストコンピュータ220とインクジェットプリンタ240との関係について説明する。図2は、インクジェットプリンタ240とホストコンピュータ220の機能的な内部構成を示すブロック図である。
本実施形態のインクジェットプリンタ240は通信可能に接続されたホストコンピュータ220から送信される各種コマンドや印刷データに応じた出力処理を行うように設定されている。
ホストコンピュータ220は、主として、CPUと、不揮発性メモリであるROMと、揮発性メモリであるRAMと、大規模記憶装置としてのHDDと、入力装置と、通信インタフェースとを備えている。ホストコンピュータ220は、CPUがHDDに記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを実行しながら、通信インタフェースを介してインクジェットプリンタ240に各種コマンドや印刷データを出力することにより、インクジェットプリンタ240を制御する。
一方、インクジェットプリンタ240は、主として、CPUと、書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュROMと、揮発性メモリであるRAMと、通信インタフェースと、印刷ヘッド21を介してインクをロール紙11に吐出させて画像記録を行う印刷制御部と、用紙搬送機構と、印刷ヘッド21と、クリーニング機構248と、を備えている。インクジェットプリンタ240は、CPUがフラッシュROMに記憶されたファームウェアを実行しながら、通信インタフェースを介してホストコンピュータ220と通信を行うことにより印刷データを受信する。そして、印刷制御部が各種コマンドや印刷データに基づき、用紙搬送機構を介してロール紙11を搬送しつつ印刷ヘッド21を駆動してロール紙11への印刷を実行し、クーポンを発券する。
クリーニング機構248は、キャップ27、インク吸引機構29等から構成され、印刷ヘッド21のノズル等のクリーニングを行う。インクジェットプリンタ240の起動時や、インクカートリッジ装着部15に新たなインクカートリッジ17が装着されたとき等には後述するクリーニングテーブルを参照して、自動的に印刷ヘッド21をキャップ27によってキャッピングし、インク吸引機構29によってインク吸引を行う。また、ホストコンピュータ220のアプリケーションからクリーニング指示が与えられたときや、ユーザによって図示せぬクリーニングボタンからクリーニング指示が与えられたとき等、には強制的にクリーニングテーブルに設定されたクリーニング設定値に応じた特定のクリーニングを行うように設定されている。
(クリーニングテーブル書き換え処理の構成)
本実施形態のインクジェットプリンタ240は、ホストコンピュータ220からのクリーニングテーブル書き換え指示に応じて、インクジェットプリンタ240内に格納されたクリーニングテーブルを書き換えるように構成されている。
以下では、インクジェットプリンタ240がホストコンピュータ220から送信されたクリーニングテーブル書き換え指示に応じてどのようにクリーニングテーブルを書き換えるかについて説明する。
図2に示すように、インクジェットプリンタ240内には、ホストコンピュータ220から送信される各種コマンドや印刷データを受信する受信部301と、受信部301が受信した各種コマンドや印刷データを一時的に保持する受信バッファ302が設けられている。受信バッファ302によって受信されたデータは、コマンド解析部303によって解析され、制御コマンドの場合は制御コマンドバッファ304に、印刷データの場合には印刷バッファ305にDMA転送等により転送される。
制御コマンドバッファ304に一時保存された制御コマンドデータは、主制御部308によって読み出されて、ロール紙カットや後述するクリーニングテーブル書き換え処理など制御コマンドに応じた処理が実行される。一方、印刷バッファ305に一時保存された印刷データは、データ展開処理が行われてデータ変換され、最終的には印刷ヘッド21のノズル列に対応したドットパターンデータが生成されて印刷バッファ305に記憶される。
印刷ヘッド制御部306は、ホストコンピュータ220からの印刷コマンドに応じて印刷ヘッド21を駆動させて、ロール紙11へ画像の印刷を行う。
クリーニング制御部307は、ホストコンピュータ220からのクリーニング指示あるいはインクジェットプリンタ240の図示せぬクリーニングボタンからのクリーニング指示に応じて、クリーニング機構248を駆動させて、印刷ヘッド21のノズルからインクを吸引したり、後述するチョーク吸引を実行する。また、図示せぬゴムのワイパーで印刷ヘッド21表面に付着したインクを拭き取るワイピング処理、スポンジ等を用いて同じく印刷ヘッド21表面に付着したインクを拭き取るラビング処理等を実行する。
また、クリーニングテーブル書き換え処理の観点では、クリーニングテーブル記憶部309と、テーブル書換部310と、を備えている。
クリーニングテーブル記憶部309は、図示せぬ不揮発性の記憶部内に設定された領域であり、ここにはクリーニング指示に応じて実行される印刷ヘッド21のクリーニングの種類毎に設定されたパラメータ(クリーニング設定値)を有するクリーニングテーブルが記憶されている。クリーニングテーブルについては後ほど説明する。
テーブル書換部310は、ホストコンピュータ220から送信されるクリーニングテーブル書き換え指示に応じてクリーニングテーブルを書き換える。クリーニングテーブルは複数のパラメータからなり、テーブル書換部310はパラメータ毎に書き換えることも可能である。
一方、ホストコンピュータ220は、インクジェットプリンタ220を動作させるためのプリンタドライバ221を有している。ユーザがプリンタドライバ221を起動させると、インクジェットプリンタ240はプリンタドライバ221から送信されるコマンドや印刷データ等に応じて各処理を実行する。本実施形態ではプリンタドライバ221から送信されるクリーニングテーブル書き換えコマンドに応じてクリーニングテーブルを書き換えるように設定されている。
次に、インクジェットプリンタ240におけるクリーニングテーブル書き換え処理について詳細に説明する。先ず図3を参照して、上述したクリーニングテーブルについて詳細に説明する。図3は、本実施形態のインクジェットプリンタ240のクリーニングテーブル記憶部309に記憶されたクリーニングテーブルの一例を示した図である。
クリーニングテーブル1は、複数のパラメータを有しており、クリーニング種別毎に具体的なパラメータの値が設定されている。図3に示すようにクリーニングテーブル1は、CL1/HP1、CL2、CL3/HP2、CL4、TCL5、TCL6、TCL7、初期充填1、初期充填2、初期充填3、初期充填4、の11種類のクリーニングの種別が設定されており、パラメータとしては、インク消費カウンタ加算値、廃液量加算Point、本吸引P、チョーク吸引要否、ポンプスピード、本吸引Step、チョークWait(s)、負圧解除(s)、ラビング要否、Rep回数、微量吸引要否、微量吸引P、Rep回数、ポンプスピード、微量吸引Step、負圧解除(s)、空吸引、CL所要時間(s)と、を有している。
パラメータは複数のパラメータから構成されており、印刷ヘッド21から吸引されるインク吸引量や、チョーク付き吸引あるいは微量吸引の要否さらにチョーク付き吸引を行う場合の負圧解除時間等が含まれている。具体的なクリーニングの一例を挙げると、初期充填1では、インク消費カウンタ加算値:1.47E+07、廃液量加算Point:130、本吸引P:130、チョーク吸引要否:[要]、ポンプスピード:IS1、本吸引Step:23750、チョークWait(s):5.0[s]、負圧解除(s):15[s]、ラビング要否:[不要]、Rep回数:0[回]、微量吸引要否:[不要]、微量吸引P:0、負圧解除(s):0[s]、空吸引:[要]、CL所要時間(s):75[s]である。なお、微量吸引に関するRep回数、ポンプスピード及び微量吸引Stepについては設定されていない状態である。
インクカートリッジ装着部15に新たなインクカートリッジ17が装着され、インク経路31やインク供給チューブ33内に気体が混入している状態では、単純に本吸引のみを実行すると印刷ヘッド21内に気泡が取り込まれてしまい、印刷結果にドット抜けが生じる可能性がある。このため例えば初期充填1では、印刷ヘッド21内を5.0[s]間だけチョーク状態にして印刷ヘッド21内の気泡を除去するために比較的少量1.47E+07のインク消費を伴うインク吸引を実行し、吸引されたインクは空吸引によって廃液タンクへ除去され、トータルで75[s]におよぶ一連のクリーニングを終了するように構成されている。
本実施形態のインクジェットプリンタ240は、ホストコンピュータ220のプリンタドライバ221から送信されるクーニングテーブル書き換え指示に応じて、上述のように予め設定されているクリーニングテーブルをテーブル書換部310によって書き換えることが可能である。そして、テーブル書換部310はクリーニングテーブル1全体を書き換えたり、パラメータ毎に書き換えることができるように設定されている。以下では、パラメータ毎に書き換える場合について説明する。
次に、図4を参照して、上記で説明したクリーニングテーブル書き換え処理の具体的な流れを説明する。
図4はインクジェットプリンタ240がクリーニングテーブル書き換えコマンドを受信した場合に行うクリーニングテーブル書き換え処理を説明するためのフローチャートである。
ここでは、クリーニング種別[初期充填1]のパラメータのうちの、チョーク吸引を[要]から[不要]へ、チョークWaitを5.0[s]から[-(設定なし)]へ変更する場合を例に説明する。まず、ユーザがホストコンピュータ220のプリンタドライバ221を起動させて図示せぬ入出力装置を介してその旨の入力値を与えることによって、プリンタドライバ221がクリーニングテーブル書き換えコマンドを生成してインクジェットプリンタ240へ送信する。
インクジェットプリンタ240では受信部301がクリーニングテーブル書き換えコマンドを受信すると(ステップS11:Yes)、コマンド解析部303によりプリンタドライバ221によって送信されたコマンドがクリーニングテーブル書き換えコマンドであると解析されると、テーブル書換部310がクリーニングテーブル記憶部309に記憶されたクリーニングテーブル1のパラメータのうち[初期充填1]のパラメータである、チョーク吸引を[不要]、チョークWait(s)を[-(設定なし)]へ書き換える(ステップS12)。
このように、本実施形態のインクジェットプリンタ240によれば、ホストコンピュータ220のプリンタドライバ221からクリーニングテーブル書き換えコマンドを送信するだけで、フラッシュROMの一部分であるクリーニングテーブル記憶部309に記憶されたクリーニングテーブル1を書き換えることが可能である。したがって、クリーニングテーブル1の書き換え毎にフラッシュROMの他の領域に記憶されたファームウェアのアップデート処理を行う必要がないので、アップデート処理の失敗等に伴うインクジェットプリンタ240の起動不能状態を生じさせることがなく、容易かつ安全にクリーニングテーブル1を書き換えることができる。
つまり、ユーザはクリーニングテーブル書き換えコマンドによって各パラメータ値をユーザの使用形態に適合した値に容易に変更することができるので、使用形態に応じてカスタマイズされたクリーニングを実行させることができる。そして、クリーニングテーブル書き換え後は、インクジェットプリンタ240がクリーニングコマンドを受信した場合には、主制御部309はファームウェアを実行しつつ、書き換えられたクリーニングテーブル1を参照し、クリーニング制御部307がクリーニングコマンドに応じたクリーニングをクリーニング機構に指示することができる。
さらに、クリーニングテーブル1はインクジェットプリンタ240の出荷後において適宜書き換えることができるので、ファームウェアの開発過程においてファームウェアにクリーニングのパラメータの値を組み込む必要がない。これにより、クリーニングの詳細なパラメータ値を決定する必要がなくなるため、開発工程を容易にすることが可能である。
なお、パラメータ毎に書き換えるだけでなく、クリーニングテーブル1のクリーニング種別に新たにクリーニング種類を設定することも可能である。この場合には、プリンタドライバ221が1つのクリーニングを構成する各処理、すなわちパラメータ値の入力についてユーザインタフェースを介して順次入力あるいは選択させるような表示を行うことによって、ユーザは使用形態に適合した新たなクリーニングを容易に設定することが可能である。
本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタケースを取り外した状態の斜視図である。 インクジェットプリンタとホストコンピュータの内部処理を示すブロック図である。 本実施形態のインクジェットプリンタのクリーニングテーブル記憶部に記憶されたクリーニングテーブルの一例を示した図である。 本実施形態のインクジェットプリンタが行うクリーニングテーブル書き換え処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1:クリーニングテーブル、220:ホストコンピュータ、221:プリンタドライバ、240:インクジェットプリンタ、21:印刷ヘッド、248:クリーニング機構、306:印刷ヘッド制御部、307:クリーニング制御部、309:クリーニングテーブル記憶部、310:テーブル書換部

Claims (8)

  1. ホストコンピュータとネットワークを介して通信可能に接続され、該ホストコンピュータから送信される印刷データに応じてインクを印刷媒体に付着させて画像を形成するインクジェットプリンタであって、
    前記インクを吐出するノズルを備えた印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドのクリーニングの種類毎に設定されたクリーニング設定値を有するクリーニングテーブルが記憶されたクリーニングテーブル記憶部と、
    前記クリーニングテーブルに応じて前記印刷ヘッドのノズルからインクを吸引するクリーニング機構と、
    前記ホストコンピュータから送信されるクリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニングテーブルを書き換えるテーブル書き換え部と、を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記クリーニング設定値は複数のクリーニング設定値からなり、
    前記テーブル書き換え部は、前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニング設定値毎に書き換え可能であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記クリーニング設定値は、前記印刷ヘッドから吸引するインク吸引量を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 各クリーニングは、複数種類のクリーニング動作の組み合わせによって構成され、
    前記クリーニング設定値は、各クリーニング動作の要否及び各クリーニング動作における前記インク吸引量を含むことを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. ホストコンピュータとネットワークを介して通信可能に接続され、印刷ヘッドからインクを吐出するとともに、クリーニングテーブルに設定されたクリーニング設定値に応じて前記印刷ヘッドのノズルからクリーニング機構を介してインクを吸引するインクジェットプリンタの制御方法であって、
    前記ホストコンピュータから前記クリーニングテーブル書き換え指示を受信する受信ステップと、
    前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニングテーブルを書き換えるテーブル書き換えステップと、を有することを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
  6. 前記クリーニング設定値は複数のクリーニング設定値からなり、
    前記テーブル書き換えステップでは、前記クリーニングテーブル書き換え指示に応じて前記クリーニング設定値毎に書き換えることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
  7. 前記クリーニング設定値は、前記印刷ヘッドから吸引するインク吸引量を含むことを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
  8. 各クリーニングは、複数種類のクリーニング動作の組み合わせによって構成され、
    前記クリーニング設定値は、各クリーニング動作の要否及び各クリーニング動作における前記インク吸引量を含むことを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタの制御方法。

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