JP2007253309A - レンチ、穴付きボルト及びそれらの組合せ - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行えるレンチと穴付きボルトを提供する。
【解決手段】先端部に多角形の嵌合部を形成したレンチ1であって、前記嵌合部は異なるサイズの多角形穴付きボルトに嵌合可能な同心の大径嵌合部4bと小径嵌合部4aとから構成し、小径嵌合部4aが先端側に配置する。頭部に多角形穴を有する穴付きボルトであって、前記多角形穴がレンチ1の大径嵌合部4bに嵌合可能であり、この多角形穴の底面に、レンチ1の大径嵌合部4bの外形の内接円と同一又はそれより小さく且つ小径嵌合部4aの外接円より大きい円形穴を有し、前記円形穴は多角形穴と同心で、深さがレンチ1の小径嵌合部4aの長さと同一又はそれより深く形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】先端部に多角形の嵌合部を形成したレンチ1であって、前記嵌合部は異なるサイズの多角形穴付きボルトに嵌合可能な同心の大径嵌合部4bと小径嵌合部4aとから構成し、小径嵌合部4aが先端側に配置する。頭部に多角形穴を有する穴付きボルトであって、前記多角形穴がレンチ1の大径嵌合部4bに嵌合可能であり、この多角形穴の底面に、レンチ1の大径嵌合部4bの外形の内接円と同一又はそれより小さく且つ小径嵌合部4aの外接円より大きい円形穴を有し、前記円形穴は多角形穴と同心で、深さがレンチ1の小径嵌合部4aの長さと同一又はそれより深く形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、異なるサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行える穴付きボルト用レンチと穴付きボルトに関する。
一つのレンチで、穴付きボルトやビスの締付け、取り外しを行えるようにしたレンチが提案されている(特許文献1参照)。また、多角穴付きねじ頭部の多角穴の下に多角形の内接円を形成する垂直段部と円錐底部を設けたねじと、多角形からなる刃部の先端に多角形の内接円を形成する円筒状突出部を形成し、突出部の先端を円錐状としたレンチで、ねじとレンチの嵌合を迅速に行えるようにした組合せが提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−235568号公報
特開平11−173315号公報
ワークへ六角穴付きボルトなどを締付け、取り外しをする場合、L形レンチやT形レンチが用いられるが、ボルトのサイズに応じて用意した何種類かのレンチを持ち替えたり、レンチの先端のソケットを交換したりして使用するため、手間や時間がかかる。
特開平10−235568号では、一つのレンチで、穴付きボルトやビスの締付け、取り外しを行えるようにしたレンチが提案されているが、異なるサイズの多角形穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行う手段は示されていない。
特開平11−173315号では、レンチの先端をボルトの多角穴の下方に形成された円形穴に嵌合するように円筒状突出部としており、多角形状でないため、異なるサイズの多角形穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行うことはできない。
本発明の目的は、異なるサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行えるレンチと穴付きボルトを提供することである。
本発明の穴付きボルト用レンチは、先端部に多角形の嵌合部を形成したレンチであって、前記嵌合部は異なるサイズの多角形穴付きボルトに嵌合可能な同心の大径嵌合部と小径嵌合部とから構成され、前記小径嵌合部が先端側に配置されていることを特徴とする。
本発明の穴付きボルトは、頭部に多角形穴を有する穴付きボルトであって、前記多角形穴が請求項1記載のレンチの大径嵌合部に嵌合可能であり、この多角形穴の底面に、請求項1記載のレンチの大径嵌合部の外形の内接円と同一又はそれより小さく且つ小径嵌合部の外接円より大きい円形穴を有し、前記円形穴は多角形穴と同心で、深さが請求項1記載のレンチの小径嵌合部の長さと同一又はそれより深く形成されていることを特徴とする。
上記レンチや穴付きボルトにおいて、多角形は四角形や六角形などが用いられる。
大きいサイズの穴付きボルトは、レンチの大径嵌合部を嵌合させて締付け、取り外しを行い、小さいサイズの穴付きボルトは、レンチの小径嵌合部を嵌合させて締付け、取り外しを行うことにより、異なるサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すレンチ1は、T形レンチで、把持部となる断面円形の把持棒2と、この把持棒2の中央部から垂直に延び操作軸となる断面円形の操作棒3と、操作棒3の先端部に装着された嵌合部材4とから構成されている。把持棒2と操作棒3は溶接で接合されており、嵌合部材4は操作棒3に着脱自在に装着されている。嵌合部材4は、図2に示されているように、小径嵌合部4aと、大径嵌合部4bと、操作棒3への着脱部4cとからなっており、それらが軸方向に並んで同心状に配置されている。大径嵌合部4bと小径嵌合部4aは断面六角形である。着脱部4cの外周にはねじが形成されている。したがって、嵌合部材4は、その着脱部4cが操作棒3の先端部に形成されているねじ穴に螺着されることによって操作棒3に固着され、操作棒3の先端に大径嵌合部4bと小径嵌合部4aとから構成される嵌合部が形成される。
図3は、レンチ1の大径嵌合部4bで締付け、取り外しが行われる穴付きボルトを示している。穴付きボルト5は、頭部に六角形穴6と、六角形穴6の底面に円形穴7を有している。六角形穴6は、レンチ1の大径嵌合部4bが嵌合する大きさの六角形穴である。円形穴7は、レンチ1の大径嵌合部4bの外形の内接円と同一又はそれより小さく且つ小径嵌合部4aの外接円より大きい円形穴である。円形穴7は六角形穴6と同心に形成されている。円形穴7は、その深さaがレンチ1の小径嵌合部4aの長さbと同一又はそれより深く形成されている。なお、円形穴7はキリ穴であるので、底面は円錐底面になっている。
レンチ1の小径嵌合部4aで締付け、取り外しが行われる穴付きボルトは、レンチ1の小径嵌合部4aが嵌合する大きさの六角形穴を頭部に有しているものであればよい。
次に、本発明のレンチ1を使用した穴付きボルトの締付け、取り外し操作を説明する。
図3に示す穴付きボルト5の締付け、取り外しを行うときは、レンチ1先端の大径嵌合部4bと小径嵌合部4aを、穴付きボルト5の頭部に形成されている六角形穴6と円形穴7に挿入すれば、レンチ1の小径嵌合部4aは円形穴7に挿入配置され、大径嵌合部4bは六角形穴6に嵌合するので、レンチ1の把持棒2を操作棒3を中心にねじれば、穴付きボルト5の締付け、取り外しを行うことができる。
また、図3に示す穴付きボルト5より小さいサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを行う場合は、レンチ1先端の小径嵌合部4aを、穴付きボルトの頭部に形成されている六角形穴に挿入すれば、レンチ1の小径嵌合部4aは六角形穴に嵌合するので、レンチ1の把持棒2を操作棒3を中心にねじれば、図3に示す穴付きボルト5より小さいサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを行うことができる。
以上説明したように、異なる2つのサイズの穴付きボルトの締付け、取り外しを一つのレンチで行える。
図4は本発明の別の実施形態を示す。上記実施形態では、嵌合部材4をT形レンチ1に1つ設けた例を示したが、本実施形態では嵌合部材4をT形レンチ1に3つ設けた例である。
すなわち、本実施形態では、図4に示されているように、嵌合部材4をT形レンチ1の3つの先端部に設けたものである。嵌合部材4は上記実施形態で説明したのと同じ構造を有し、その取付は上記実施形態で説明したのと同じようにしてT形レンチ1の各先端部に取り付けられる。ただし、3つの嵌合部材4は、それぞれ外径サイズが異なっている。したがって、このレンチ1を使用すれば、6種類の穴付きボルトの締付け、取り外しを行うことができる。
なお、上記に限らず、外径サイズの異なる嵌合部材4をT形レンチの2つの先端部に設けてもよく、その場合には4種類の穴付きボルトの締付け、取り外しを行うことができる。
上記では、T形レンチを示したが、勿論これに限ることはなく、例えばL形レンチの先端部に上記嵌合部材4を取り付けることもできる。その場合、嵌合部材4をL形レンチの1つの先端部に設ければ、2種類の穴付きボルトの締付け、取り外しを行うことができ、外径サイズの異なる嵌合部材4を2つの先端部に設ければ、4種類の穴付きボルトの締付け、取り外しを行うことができる。
また、上記実施形態では嵌合部材4を着脱自在に装着して嵌合部を形成したが、嵌合部はレンチに金属的に一体に構成してもよいことは勿論である。
1 レンチ
2 把持棒
3 操作棒
4 嵌合部材
4a 小径嵌合部
4b 大径嵌合部
4c 着脱部
5 穴付きボルト
6 六角形穴
7 円形穴
2 把持棒
3 操作棒
4 嵌合部材
4a 小径嵌合部
4b 大径嵌合部
4c 着脱部
5 穴付きボルト
6 六角形穴
7 円形穴
Claims (6)
- 先端部に多角形の嵌合部を形成したレンチであって、前記嵌合部は異なるサイズの多角形穴付きボルトに嵌合可能な同心の大径嵌合部と小径嵌合部とから構成され、前記小径嵌合部が先端側に配置されていることを特徴とする穴付きボルト用レンチ。
- 頭部に多角形穴を有する穴付きボルトであって、前記多角形穴が請求項1記載のレンチの大径嵌合部に嵌合可能であり、この多角形穴の底面に、請求項1記載のレンチの大径嵌合部の外形の内接円と同一又はそれより小さく且つ小径嵌合部の外接円より大きい円形穴を有し、前記円形穴は多角形穴と同心で、深さが請求項1記載のレンチの小径嵌合部の長さと同一又はそれより深く形成されていることを特徴とする穴付きボルト。
- 請求項1記載のレンチと、請求項2記載の穴付きボルトの組合せ。
- 請求項1記載のレンチにおいて、多角形が四角形又は六角形であることを特徴とするレンチ。
- 請求項2記載の穴付きボルトにおいて、多角形が四角形又は六角形であることを特徴とする穴付きボルト。
- 請求項3記載のレンチと穴付きボルトの組合せにおいて、多角形が四角形又は六角形であることを特徴とするレンチと穴付きボルトの組合せ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006084507A JP2007253309A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | レンチ、穴付きボルト及びそれらの組合せ |
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JP2006084507A JP2007253309A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | レンチ、穴付きボルト及びそれらの組合せ |
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JP2007253309A true JP2007253309A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38628045
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JP2006084507A Pending JP2007253309A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | レンチ、穴付きボルト及びそれらの組合せ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007253309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7159424B1 (ja) * | 2021-10-27 | 2022-10-24 | 文化シヤッター株式会社 | 建築金具用曲げ工具及び建築金具曲げ方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5973623U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-18 | 株式会社小松製作所 | 固着具 |
JPS6292163U (ja) * | 1985-11-30 | 1987-06-12 |
-
2006
- 2006-03-27 JP JP2006084507A patent/JP2007253309A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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