JP2003205473A - レンチソケット用スペーサおよびスペーサ付きレンチソケット - Google Patents
レンチソケット用スペーサおよびスペーサ付きレンチソケットInfo
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- JP2003205473A JP2003205473A JP2002000125A JP2002000125A JP2003205473A JP 2003205473 A JP2003205473 A JP 2003205473A JP 2002000125 A JP2002000125 A JP 2002000125A JP 2002000125 A JP2002000125 A JP 2002000125A JP 2003205473 A JP2003205473 A JP 2003205473A
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インパクトレンチの駆動軸とレンチソケット
の連結穴とを確実に連結し、インパクトレンチによるボ
ルト・ナット締緩作業中のガタつきや振れなどをなく
す。 【解決手段】 レンチソケット用スペーサ5は、インパ
クトレンチ2の駆動軸3を構成する先端駆動部3aおよ
び基端円柱部3bが着脱自在に挿入可能な駆動部4aお
よび環装部4bからなる連結穴4を有するレンチソケッ
ト1の環装部4bと駆動軸3の基端円柱部3bとの隙間
に介在させるものであり、駆動穴4の環装部4bの内周
面に接触する外周面5aおよび駆動軸3の基端円柱部3
bの外周面に接触する内周面5bを備えた円筒状嵌合部
5pと、円筒状嵌合部5pの一方の端面に設けられたフ
ランジ部5fとで構成されている。スペーサ5の円筒状
嵌合部5pをインパクトソケット1の連結穴4の環装部
4bに挿入し、この円筒状嵌合部5pを貫通して、イン
パクトレンチ2の駆動軸3を連結穴4に挿入する。
の連結穴とを確実に連結し、インパクトレンチによるボ
ルト・ナット締緩作業中のガタつきや振れなどをなく
す。 【解決手段】 レンチソケット用スペーサ5は、インパ
クトレンチ2の駆動軸3を構成する先端駆動部3aおよ
び基端円柱部3bが着脱自在に挿入可能な駆動部4aお
よび環装部4bからなる連結穴4を有するレンチソケッ
ト1の環装部4bと駆動軸3の基端円柱部3bとの隙間
に介在させるものであり、駆動穴4の環装部4bの内周
面に接触する外周面5aおよび駆動軸3の基端円柱部3
bの外周面に接触する内周面5bを備えた円筒状嵌合部
5pと、円筒状嵌合部5pの一方の端面に設けられたフ
ランジ部5fとで構成されている。スペーサ5の円筒状
嵌合部5pをインパクトソケット1の連結穴4の環装部
4bに挿入し、この円筒状嵌合部5pを貫通して、イン
パクトレンチ2の駆動軸3を連結穴4に挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトやナットな
どの各種ねじ類の締め付けおよび緩め作業で使用される
インパクトレンチやオイルパルスレンチなどの動力式レ
ンチとレンチソケットとの連結技術に関する。
どの各種ねじ類の締め付けおよび緩め作業で使用される
インパクトレンチやオイルパルスレンチなどの動力式レ
ンチとレンチソケットとの連結技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトやナットなどの各種ねじ類の締め
付けおよび緩め作業においては、図3に示すような高圧
エアで駆動されるインパクトレンチ30およびこれに着
脱自在に装着されるレンチソケット32が用いられてい
る。インパクトレンチ30の先端部分には高圧エアによ
って回転する駆動軸31が設けられ、この駆動軸31は
本体部分寄りの基端円柱部31bとこれに連なる略四角
柱形状の先端駆動部31aとで構成されている。
付けおよび緩め作業においては、図3に示すような高圧
エアで駆動されるインパクトレンチ30およびこれに着
脱自在に装着されるレンチソケット32が用いられてい
る。インパクトレンチ30の先端部分には高圧エアによ
って回転する駆動軸31が設けられ、この駆動軸31は
本体部分寄りの基端円柱部31bとこれに連なる略四角
柱形状の先端駆動部31aとで構成されている。
【0003】一方、レンチソケット32の先端部分には
ボルトやナットを把持するためのレンチ開口部32aが
設けられ、その基端部分にはインパクトレンチ30の先
端駆動部31aが着脱自在に挿入可能な連結穴32bが
設けられている。
ボルトやナットを把持するためのレンチ開口部32aが
設けられ、その基端部分にはインパクトレンチ30の先
端駆動部31aが着脱自在に挿入可能な連結穴32bが
設けられている。
【0004】インパクトレンチ30を使用する場合は、
締め付けなどの対象となるボルトやナットのサイズに適
合するレンチ開口部32aを有するレンチソケット32
を選び、その連結穴32bに駆動軸31の先端駆動部3
1aを挿入することによってレンチソケット32をイン
パクトレンチ30に装着している。
締め付けなどの対象となるボルトやナットのサイズに適
合するレンチ開口部32aを有するレンチソケット32
を選び、その連結穴32bに駆動軸31の先端駆動部3
1aを挿入することによってレンチソケット32をイン
パクトレンチ30に装着している。
【0005】ところが、従来のレンチソケット32の連
結穴32bは駆動軸31の先端駆動部31aのみを収容
する深さしかないので、レンチソケット32をインパク
トレンチ30に装着した場合、駆動軸31と連結穴32
bとの連結状態が不安定であり、実際にインパクトレン
チ30の駆動軸を回転させたときに、レンチソケット3
2がガタついたり、振れたりしてボルト・ナットの締緩
作業を阻害することが多かった。
結穴32bは駆動軸31の先端駆動部31aのみを収容
する深さしかないので、レンチソケット32をインパク
トレンチ30に装着した場合、駆動軸31と連結穴32
bとの連結状態が不安定であり、実際にインパクトレン
チ30の駆動軸を回転させたときに、レンチソケット3
2がガタついたり、振れたりしてボルト・ナットの締緩
作業を阻害することが多かった。
【0006】そこで、このような問題を解決するため、
図4に示すようなレンチソケット40が開発され、現場
でも実際に使用されている。このレンチソケット40の
先端部分には従来と同様のレンチ開口部40aが設けら
れ、その基端部分にはインパクトレンチ30の駆動軸3
1が着脱自在に挿入可能な連結穴40bが設けられてい
る。連結穴40bは、インパクトレンチ30の駆動軸3
1の先端駆動部31aが着脱自在に挿入可能な横断面が
略四角形状の駆動部40cと、駆動軸31の基端円柱部
31bが着脱自在に挿入可能な丸穴状の環装部40dと
によって構成されている。
図4に示すようなレンチソケット40が開発され、現場
でも実際に使用されている。このレンチソケット40の
先端部分には従来と同様のレンチ開口部40aが設けら
れ、その基端部分にはインパクトレンチ30の駆動軸3
1が着脱自在に挿入可能な連結穴40bが設けられてい
る。連結穴40bは、インパクトレンチ30の駆動軸3
1の先端駆動部31aが着脱自在に挿入可能な横断面が
略四角形状の駆動部40cと、駆動軸31の基端円柱部
31bが着脱自在に挿入可能な丸穴状の環装部40dと
によって構成されている。
【0007】レンチソケット40の連結穴40bに、イ
ンパクトレンチ30の駆動軸31を挿入すると、その先
端駆動部31aは駆動部40cに嵌合し、その基端円柱
部31bは環装部40dで把持されるので、駆動軸31
と連結穴40bとが確実に連結され、インパクトレンチ
30の駆動軸31を回転させたときの、レンチソケット
40のガタつきや振れなどを軽減することができる。
ンパクトレンチ30の駆動軸31を挿入すると、その先
端駆動部31aは駆動部40cに嵌合し、その基端円柱
部31bは環装部40dで把持されるので、駆動軸31
と連結穴40bとが確実に連結され、インパクトレンチ
30の駆動軸31を回転させたときの、レンチソケット
40のガタつきや振れなどを軽減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】インパクトレンチ30
の駆動軸31の先端駆動部31aの形状およびサイズは
規格化されているので、インパクトレンチ30とレンチ
ソケット40のメーカーが互いに異なっていても、イン
パクトレンチ30にレンチソケット40を装着した場
合、インパクトレンチ30の先端駆動部31aと、レン
チソケット40の四角穴部40bとは隙間無く嵌合され
る。
の駆動軸31の先端駆動部31aの形状およびサイズは
規格化されているので、インパクトレンチ30とレンチ
ソケット40のメーカーが互いに異なっていても、イン
パクトレンチ30にレンチソケット40を装着した場
合、インパクトレンチ30の先端駆動部31aと、レン
チソケット40の四角穴部40bとは隙間無く嵌合され
る。
【0009】ところが、インパクトレンチ30の駆動軸
31の基端円柱部31bの外径については規格がないの
で、インパクトレンチやオイルパルスレンチのメーカー
によって駆動軸の基端円柱部の外径に大小のバラつきが
あるのが実状である。このため、インパクトレンチ30
に対し、これと異なるメーカーのレンチソケット40を
装着した場合、図4に示すように、インパクトレンチ3
0の駆動軸31の基端円柱部31bと、レンチソケット
40の連結穴40bの環装部40dとの間に隙間Sが生
じることがある。このような隙間Sがあると、基端円柱
部31bに対する環装部40dの保持機能が著しく低下
するので、この状態でインパクトレンチ30の駆動軸3
1を回転させると、ガタつきや振れなどが生じ、ボルト
・ナットの締緩作業が阻害される。
31の基端円柱部31bの外径については規格がないの
で、インパクトレンチやオイルパルスレンチのメーカー
によって駆動軸の基端円柱部の外径に大小のバラつきが
あるのが実状である。このため、インパクトレンチ30
に対し、これと異なるメーカーのレンチソケット40を
装着した場合、図4に示すように、インパクトレンチ3
0の駆動軸31の基端円柱部31bと、レンチソケット
40の連結穴40bの環装部40dとの間に隙間Sが生
じることがある。このような隙間Sがあると、基端円柱
部31bに対する環装部40dの保持機能が著しく低下
するので、この状態でインパクトレンチ30の駆動軸3
1を回転させると、ガタつきや振れなどが生じ、ボルト
・ナットの締緩作業が阻害される。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、インパ
クトレンチやオイルパルスレンチなどの動力式レンチに
レンチソケットを装着したとき、駆動軸と連結穴とを確
実に連結し、動力式レンチ作動中のガタつきや振れなど
をなくすことのできる技術を提供することにある。
クトレンチやオイルパルスレンチなどの動力式レンチに
レンチソケットを装着したとき、駆動軸と連結穴とを確
実に連結し、動力式レンチ作動中のガタつきや振れなど
をなくすことのできる技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のレンチソケット
用スペーサは、動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆
動部および基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部お
よび環装部からなる連結穴を有するレンチソケットの前
記環装部と前記駆動軸の基端円柱部との隙間に介在させ
るスペーサであって、前記駆動穴の環装部の内周面に接
触する外周面および前記駆動軸の基端円柱部の外周面に
接触する内周面を備えた円筒状嵌合部と、前記円筒状嵌
合部の一方の端面に設けられたフランジ部とからなるこ
とを特徴とする。
用スペーサは、動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆
動部および基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部お
よび環装部からなる連結穴を有するレンチソケットの前
記環装部と前記駆動軸の基端円柱部との隙間に介在させ
るスペーサであって、前記駆動穴の環装部の内周面に接
触する外周面および前記駆動軸の基端円柱部の外周面に
接触する内周面を備えた円筒状嵌合部と、前記円筒状嵌
合部の一方の端面に設けられたフランジ部とからなるこ
とを特徴とする。
【0012】このようなレンチソケット用スペーサのフ
ランジ部を外側に向けた状態でその円筒状嵌合部をレン
チソケットの連結穴の環装部に挿入した後、この円筒状
嵌合部を貫通して動力式レンチの駆動軸を連結穴に挿入
すると、駆動軸の先端駆動部は通常通り連結穴の駆動部
に嵌合されるとともに、駆動軸の基端円柱部の外周面は
前記スペーサの筒状嵌合部の内周面に密着し、前記筒状
嵌合部の外周面は連結穴の環装部の内周面に密着した状
態となる。すなわち、動力式レンチの駆動軸の基端円柱
部と、レンチソケットの連結穴の環装部との隙間を、当
該スペーサの円筒状嵌合部が埋めた状態となる。
ランジ部を外側に向けた状態でその円筒状嵌合部をレン
チソケットの連結穴の環装部に挿入した後、この円筒状
嵌合部を貫通して動力式レンチの駆動軸を連結穴に挿入
すると、駆動軸の先端駆動部は通常通り連結穴の駆動部
に嵌合されるとともに、駆動軸の基端円柱部の外周面は
前記スペーサの筒状嵌合部の内周面に密着し、前記筒状
嵌合部の外周面は連結穴の環装部の内周面に密着した状
態となる。すなわち、動力式レンチの駆動軸の基端円柱
部と、レンチソケットの連結穴の環装部との隙間を、当
該スペーサの円筒状嵌合部が埋めた状態となる。
【0013】このため、動力式レンチにレンチソケット
を装着したとき、駆動軸と連結穴とが隙間なく確実に連
結され、動力式レンチ作動中のガタつきや振れなどをな
くすことができる。これによって、ボルト・ナットなど
を締め付けたり、緩めたりする際の作業性が向上し、安
全性も高まる。
を装着したとき、駆動軸と連結穴とが隙間なく確実に連
結され、動力式レンチ作動中のガタつきや振れなどをな
くすことができる。これによって、ボルト・ナットなど
を締め付けたり、緩めたりする際の作業性が向上し、安
全性も高まる。
【0014】また、円筒状嵌合部の一方の端面にフラン
ジ部を設けることにより、当該円筒状嵌合部をレンチソ
ケットの連結穴の環装部へ挿入、離脱させる場合、前記
フランジ部分を手指で摘んで作業を行うことが可能とな
るので、着脱作業性が大幅に向上するほか、前記円筒状
嵌合部が前記環装部に入り込んでしまって抜取不能とな
るようなトラブルを防止することができる。なお、本発
明のレンチソケット用スペーサの材質については特に限
定するものではないが、動力式レンチの駆動軸から受け
る衝撃力などによって亀裂が生じたり、破壊したりしな
い程度の強度を備えた金属あるいは合成樹脂などが好適
である。
ジ部を設けることにより、当該円筒状嵌合部をレンチソ
ケットの連結穴の環装部へ挿入、離脱させる場合、前記
フランジ部分を手指で摘んで作業を行うことが可能とな
るので、着脱作業性が大幅に向上するほか、前記円筒状
嵌合部が前記環装部に入り込んでしまって抜取不能とな
るようなトラブルを防止することができる。なお、本発
明のレンチソケット用スペーサの材質については特に限
定するものではないが、動力式レンチの駆動軸から受け
る衝撃力などによって亀裂が生じたり、破壊したりしな
い程度の強度を備えた金属あるいは合成樹脂などが好適
である。
【0015】次に、本発明のスペーサ付きレンチソケッ
トは、動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆動部およ
び基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部および環装
部からなる連結穴を有するソケット本体の前記環装部
に、前記環装部の内周面に接触する外周面および前記駆
動軸の基端円柱部の外周面に接触する内周面を備えた円
筒状嵌合部と、前記円筒状嵌合部の端面に設けられたフ
ランジ部とからなるスペーサを、前記フランジを外側に
向けて着脱自在に挿入したことを特徴とする。
トは、動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆動部およ
び基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部および環装
部からなる連結穴を有するソケット本体の前記環装部
に、前記環装部の内周面に接触する外周面および前記駆
動軸の基端円柱部の外周面に接触する内周面を備えた円
筒状嵌合部と、前記円筒状嵌合部の端面に設けられたフ
ランジ部とからなるスペーサを、前記フランジを外側に
向けて着脱自在に挿入したことを特徴とする。
【0016】このような構成とすることにより、従来通
りの手順で、当該レンチソケットの連結穴に動力式レン
チの駆動軸を挿入すると、前述と同様に、駆動軸の先端
駆動部が連結穴の駆動部に嵌合されると同時に、駆動軸
の基端円柱部の外周面が前記スペーサの筒状嵌合部の内
周面に密着し、前記筒状嵌合部の外周面が連結穴の環装
部の内周面に密着した状態となるため、動力式レンチの
駆動軸の基端円柱部と、レンチソケットの連結穴の環装
部との隙間をなくすことができる。これにより、駆動軸
と連結穴とが確実に連結されることとなるため、動力式
レンチ作動中のガタつきや振れなどがなくなり、作業性
が向上し、安全性も高まる。
りの手順で、当該レンチソケットの連結穴に動力式レン
チの駆動軸を挿入すると、前述と同様に、駆動軸の先端
駆動部が連結穴の駆動部に嵌合されると同時に、駆動軸
の基端円柱部の外周面が前記スペーサの筒状嵌合部の内
周面に密着し、前記筒状嵌合部の外周面が連結穴の環装
部の内周面に密着した状態となるため、動力式レンチの
駆動軸の基端円柱部と、レンチソケットの連結穴の環装
部との隙間をなくすことができる。これにより、駆動軸
と連結穴とが確実に連結されることとなるため、動力式
レンチ作動中のガタつきや振れなどがなくなり、作業性
が向上し、安全性も高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である
レンチソケットおよびレンチソケット用スペーサを示す
図であり、図2はインパクトレンチにレンチソケットを
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
レンチソケットおよびレンチソケット用スペーサを示す
図であり、図2はインパクトレンチにレンチソケットを
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
【0018】本実施形態のレンチソケット1において
は、ソケット本体1aの先端部に従来と同様のレンチ開
口部1bが設けられ、ソケット本体1aの基端部には、
高圧エアで作動するインパクトレンチ2の駆動軸3を着
脱自在に挿入するための連結穴4が設けられている。こ
の連結穴4は、インパクトレンチ2の駆動軸3を構成す
る略四角柱状の先端駆動部3aおよび基端円柱部3bが
着脱自在に挿入可能な略四角穴状の駆動部4aおよび丸
穴状の環装部4bによって構成されている。
は、ソケット本体1aの先端部に従来と同様のレンチ開
口部1bが設けられ、ソケット本体1aの基端部には、
高圧エアで作動するインパクトレンチ2の駆動軸3を着
脱自在に挿入するための連結穴4が設けられている。こ
の連結穴4は、インパクトレンチ2の駆動軸3を構成す
る略四角柱状の先端駆動部3aおよび基端円柱部3bが
着脱自在に挿入可能な略四角穴状の駆動部4aおよび丸
穴状の環装部4bによって構成されている。
【0019】そして、環装部4bの内部に、環装部4b
の内周面に接触する外周面5aおよび駆動軸3の基端円
柱部3bの外周面に接触する内周面5bを備えた円筒状
嵌合部5pと、円筒状嵌合部5pの一方の端面に設けら
れたフランジ部5fとからなるレンチソケット用スペー
サ5が、フランジ部5fを外側に向けて着脱自在に挿入
されている。ここで、円筒状嵌合部5pの厚さ5tを、
基端円柱部3bの外径と環装部4bの内径との差の1/
2よりやや小さくすることにより、環装部4bおよび基
端円柱部3bに対する着脱自在性をもたせている。
の内周面に接触する外周面5aおよび駆動軸3の基端円
柱部3bの外周面に接触する内周面5bを備えた円筒状
嵌合部5pと、円筒状嵌合部5pの一方の端面に設けら
れたフランジ部5fとからなるレンチソケット用スペー
サ5が、フランジ部5fを外側に向けて着脱自在に挿入
されている。ここで、円筒状嵌合部5pの厚さ5tを、
基端円柱部3bの外径と環装部4bの内径との差の1/
2よりやや小さくすることにより、環装部4bおよび基
端円柱部3bに対する着脱自在性をもたせている。
【0020】従来と全く同様の手順で、レンチソケット
1の連結穴4にインパクトレンチ2の駆動軸3を挿入す
ると、図2に示すように、駆動軸3の先端駆動部3aが
連結穴4の駆動部4aに嵌合されるとともに、駆動軸3
の基端円柱部3bの外周面がスペーサ5の筒状嵌合部5
pの内周面5bに密着し、筒状嵌合部5pの外周面5a
が連結穴4の環装部4bの内周面に密着した状態とな
る。すなわち、インパクトレンチ2の駆動軸3の基端円
柱部3bと、レンチソケット1の連結穴4の環装部4b
との間に存在していた隙間が、スペーサ5の円筒状嵌合
部5pによって埋められた状態となる。
1の連結穴4にインパクトレンチ2の駆動軸3を挿入す
ると、図2に示すように、駆動軸3の先端駆動部3aが
連結穴4の駆動部4aに嵌合されるとともに、駆動軸3
の基端円柱部3bの外周面がスペーサ5の筒状嵌合部5
pの内周面5bに密着し、筒状嵌合部5pの外周面5a
が連結穴4の環装部4bの内周面に密着した状態とな
る。すなわち、インパクトレンチ2の駆動軸3の基端円
柱部3bと、レンチソケット1の連結穴4の環装部4b
との間に存在していた隙間が、スペーサ5の円筒状嵌合
部5pによって埋められた状態となる。
【0021】これにより、インパクトレンチ2の駆動軸
3と、レンチソケット1の連結穴4とが隙間なく確実に
連結されることとなり、インパクトレンチ2を作動させ
たときにレンチソケット1がガタついたり、振れたりす
ることがなくなる。このため、レンチ開口部1bを利用
してボルト・ナットを締め付けたり、緩めたりする際の
作業性が向上し、作業中にレンチソケット1が駆動軸3
から離脱するおそれもなくなるので安全性も高まる。
3と、レンチソケット1の連結穴4とが隙間なく確実に
連結されることとなり、インパクトレンチ2を作動させ
たときにレンチソケット1がガタついたり、振れたりす
ることがなくなる。このため、レンチ開口部1bを利用
してボルト・ナットを締め付けたり、緩めたりする際の
作業性が向上し、作業中にレンチソケット1が駆動軸3
から離脱するおそれもなくなるので安全性も高まる。
【0022】また、スペーサ5の円筒状嵌合部5pの一
方の端面に設けられたフランジ部5fにより、図2に示
す隙間Cを極小化することができるので、締緩作業中の
安定性が向上するほか、円筒状嵌合部5pをレンチソケ
ット1の連結穴4の環装部4bへ挿入、離脱させる場
合、フランジ部5fを手指で摘んで作業を行うことがで
きるので着脱作業性が良好であり、円筒状嵌合部5pが
環装部4bに深く入り込んでしまって抜取不能となるよ
うなトラブルを防止することができる。
方の端面に設けられたフランジ部5fにより、図2に示
す隙間Cを極小化することができるので、締緩作業中の
安定性が向上するほか、円筒状嵌合部5pをレンチソケ
ット1の連結穴4の環装部4bへ挿入、離脱させる場
合、フランジ部5fを手指で摘んで作業を行うことがで
きるので着脱作業性が良好であり、円筒状嵌合部5pが
環装部4bに深く入り込んでしまって抜取不能となるよ
うなトラブルを防止することができる。
【0023】本実施形態のレンチソケット1は連結穴4
の環装部4bにスペーサ5を内蔵しているが、メーカー
の違いなどにより、インパクトレンチ2の駆動軸3の基
端円柱部3bの外径には大小のバラつきがあるので、実
際に使用するインパクトレンチとレンチソケットの組み
合わせ次第では、基端外径部と環装部との隙間が変わる
ことがある。
の環装部4bにスペーサ5を内蔵しているが、メーカー
の違いなどにより、インパクトレンチ2の駆動軸3の基
端円柱部3bの外径には大小のバラつきがあるので、実
際に使用するインパクトレンチとレンチソケットの組み
合わせ次第では、基端外径部と環装部との隙間が変わる
ことがある。
【0024】したがって、図1に示すように、円筒状嵌
合部6p,7pの厚さ6t,7tが異なる複数種類のレ
ンチソケット用スペーサ6,7を予め作成しておき、実
際に使用するインパクトレンチとレンチソケットとの組
み合わせに応じてこれらのスペーサ5,6,7の中から
適合するスペーサを選択してソケット本体1aの連結穴
4に挿入すれば、インパクトレンチ2の駆動軸3の基端
円柱部3bの外径のバラつきにも的確に対応することが
できる。
合部6p,7pの厚さ6t,7tが異なる複数種類のレ
ンチソケット用スペーサ6,7を予め作成しておき、実
際に使用するインパクトレンチとレンチソケットとの組
み合わせに応じてこれらのスペーサ5,6,7の中から
適合するスペーサを選択してソケット本体1aの連結穴
4に挿入すれば、インパクトレンチ2の駆動軸3の基端
円柱部3bの外径のバラつきにも的確に対応することが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明により、以下に示す効果を奏す
る。
る。
【0026】レンチソケットの駆動穴の環装部の内周面
に接触する外周面および動力式レンチの駆動軸の基端円
柱部の外周面に接触する内周面を備えた円筒状嵌合部
と、前記円筒状嵌合部の一方の端面に設けられたフラン
ジ部とからなるスペーサを、そのフランジ部を外側に向
けた状態で円筒状嵌合部をレンチソケットの連結穴の環
装部に挿入し、円筒状嵌合部を貫通して動力式レンチの
駆動軸を連結穴に挿入すれば、基端円柱部と環装部との
間に隙間が生じることなく駆動軸と連結穴とが確実に連
結されるため、動力式レンチ作動中のガタつきや振れを
なくすことができ、ボルト・ナットなどを締緩する際の
作業性が向上し、動力式レンチ作動中の安全性も高める
ことができる。
に接触する外周面および動力式レンチの駆動軸の基端円
柱部の外周面に接触する内周面を備えた円筒状嵌合部
と、前記円筒状嵌合部の一方の端面に設けられたフラン
ジ部とからなるスペーサを、そのフランジ部を外側に向
けた状態で円筒状嵌合部をレンチソケットの連結穴の環
装部に挿入し、円筒状嵌合部を貫通して動力式レンチの
駆動軸を連結穴に挿入すれば、基端円柱部と環装部との
間に隙間が生じることなく駆動軸と連結穴とが確実に連
結されるため、動力式レンチ作動中のガタつきや振れを
なくすことができ、ボルト・ナットなどを締緩する際の
作業性が向上し、動力式レンチ作動中の安全性も高める
ことができる。
【図1】 本発明の実施の形態であるレンチソケットお
よびレンチソケット用スペーサを示す図である。
よびレンチソケット用スペーサを示す図である。
【図2】 インパクトレンチにレンチソケットを装着し
た状態を示す一部切欠側面図である。
た状態を示す一部切欠側面図である。
【図3】 従来のレンチソケットをインパクトレンチに
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
【図4】 従来のレンチソケットをインパクトレンチに
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
装着した状態を示す一部切欠側面図である。
1 レンチソケット
1a ソケット本体
1b レンチ開口部
2 インパクトレンチ
3 駆動軸
3a 先端駆動部
3b 基端円柱部
4 連結穴
4a 駆動部
4b 環装部
5,6,7 レンチソケット用スペーサ
5a 外周面
5b 内周面
5f フランジ部
5p,6p,7p 円筒状嵌合部
5t,6t,7t 円筒状嵌合部の厚さ
Claims (2)
- 【請求項1】 動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆
動部および基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部お
よび環装部からなる連結穴を有するレンチソケットの前
記環装部と前記駆動軸の基端円柱部との隙間に介在させ
るスペーサであって、前記駆動穴の環装部の内周面に接
触する外周面および前記駆動軸の基端円柱部の外周面に
接触する内周面を備えた円筒状嵌合部と、前記円筒状嵌
合部の一方の端面に設けられたフランジ部とからなるこ
とを特徴とするレンチソケット用スペーサ。 - 【請求項2】 動力式レンチの駆動軸を構成する先端駆
動部および基端円柱部が着脱自在に挿入可能な駆動部お
よび環装部からなる連結穴を有するソケット本体の前記
環装部に、前記環装部の内周面に接触する外周面および
前記駆動軸の基端円柱部の外周面に接触する内周面を備
えた円筒状嵌合部と、前記円筒状嵌合部の端面に設けら
れたフランジ部とからなるスペーサを、前記フランジを
外側に向けて着脱自在に挿入したことを特徴とするスペ
ーサ付きレンチソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000125A JP2003205473A (ja) | 2002-01-04 | 2002-01-04 | レンチソケット用スペーサおよびスペーサ付きレンチソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000125A JP2003205473A (ja) | 2002-01-04 | 2002-01-04 | レンチソケット用スペーサおよびスペーサ付きレンチソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003205473A true JP2003205473A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27640622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002000125A Pending JP2003205473A (ja) | 2002-01-04 | 2002-01-04 | レンチソケット用スペーサおよびスペーサ付きレンチソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003205473A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210037A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Sankosha Co Ltd | 摩擦クラッチ |
KR101185234B1 (ko) * | 2010-04-01 | 2012-09-21 | 프로스 주식회사 | 공구용 소켓 |
KR102289554B1 (ko) * | 2020-04-16 | 2021-08-17 | 박창환 | 오프셋형 스핀들 |
-
2002
- 2002-01-04 JP JP2002000125A patent/JP2003205473A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210037A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Sankosha Co Ltd | 摩擦クラッチ |
KR101185234B1 (ko) * | 2010-04-01 | 2012-09-21 | 프로스 주식회사 | 공구용 소켓 |
KR102289554B1 (ko) * | 2020-04-16 | 2021-08-17 | 박창환 | 오프셋형 스핀들 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050830 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060104 |