JPH11300795A - 射出成形機におけるノズル取り付け構造 - Google Patents

射出成形機におけるノズル取り付け構造

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JPH11300795A
JPH11300795A JP12522598A JP12522598A JPH11300795A JP H11300795 A JPH11300795 A JP H11300795A JP 12522598 A JP12522598 A JP 12522598A JP 12522598 A JP12522598 A JP 12522598A JP H11300795 A JPH11300795 A JP H11300795A
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JP
Japan
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nozzle
cylinder
engagement
injection molding
molding machine
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Withdrawn
Application number
JP12522598A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takatsugi
聡 高次
Toshio Ishiguro
俊夫 石黒
Osamu Fujioka
修 藤岡
Wataru Shiraishi
亘 白石
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で脱着作業を行うことができるノズル
取り付け構造を提供すること。 【解決手段】 周方向に4分割されたフランジ状の係合
突起1fをノズル1の基部外周に設ける。また、シリン
ダ3の先端部内周面に周状の係合溝3aを設け、先端の
壁面3bには係合突起1fの突入を許容する切欠3cを
形成する。ノズル1の係合突起1fの位相を切欠3cの
位相に合わせてノズル1をシリンダ3に押し込んだ状態
でノズル1を45°ほど回転させ、壁面3bの部分に係
合突起1fを重合させてシリンダ3にノズル1を固定す
る。従来のネジ結合に比べてノズル1の僅かな回転で着
脱作業が行えるようになり、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におけ
るノズル取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機におけるシリンダとノズルと
の結合は、図4に示すように、ノズル1の基部に螺刻し
た雄ネジ2をシリンダ3の先端部に設けた雌ネジ4に螺
合して行うのが一般的である。
【0003】しかし、この種のネジを利用した取り付け
方法では、ネジ部の有効長を長く取ってノズル1の取り
付け強度を確保する必要があり、全体としてノズル1の
全長が長くなってしまうという欠点があり、ノズル1内
で樹脂が硬化してしまう可能性がある。
【0004】また、その着脱に際してはノズル1を何回
も回転させなければならず、特に、ノズル1を頻繁に取
り替えて射出成形作業を行う熱硬化樹脂を使用するよう
な場合、段取り作業の時間が長引くといった問題が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、前記従来技術の欠点を解消し、短時間で脱着作業を
行うことができ、しかも、ノズルの全長を短く設計する
ことが可能な射出成形機におけるノズル取り付け構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、周方向に分割
されたフランジ状の係合突起をノズルの基部外周に設け
る一方、シリンダの先端部内周面に、その先端面から間
隔を空けて、前記係合突起と嵌合する周状の係合溝を設
け、前記先端面には、前記係合突起の突入を許容する切
欠を形成したことを特徴とする構成により前記課題を達
成した。
【0007】また、周方向に分割されたフランジ状の係
合突起をシリンダの先端部外周に設ける一方、ノズルの
基部内周面に、その基端面から間隔を空けて、前記係合
突起と嵌合する周状の係合溝を設け、前記基端面には、
前記係合突起の突入を許容する切欠を形成したことを特
徴とする構成により同様の課題を達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明を適用した一実施形態
のノズル1を示す正面図と断面図、図2は該ノズル1の
取り付け対象となるシリンダ3を示す正面図と断面図、
また、図3はノズル1をシリンダ3に取り付けた状態を
示す正面図と断面図である。
【0009】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、ノズル1は、円筒部1aと六角ナット状の柱状部1
b、および、その先端に突出する半球状のスプルー当接
部1cによって一体に形成され、円筒部1aと柱状部1
bの内側には、円錐状の削り込みによって形成されたス
クリュー衝合部1dが設けられ、その先端部が、スプル
ー当接部1cの射出孔1eに連絡している。
【0010】そして、ノズル1の基部外周部には、周方
向に分割された4個のフランジ状の係合突起1fが、9
0°のピッチで円筒部1aと一体に形成されている。各
々の係合突起1fの最大外径部の輪郭は、図1(a)に示
す通り、ノズル1の射出孔1eを中心とする同一円周上
に位置する。
【0011】一方、ノズル1を取り付けるシリンダ3の
先端部内周面には、図2(b)に示すように、その先端
面から間隔を空けて、ノズル1の係合突起1fと嵌合す
る周状の係合溝3aが刻設され、ノズル1の先端部によ
って形成される壁面3bには、図2(a)および図2
(b)に示すように、係合突起1fの突入を許容するた
めの切欠3cが設けられている。
【0012】ノズル1の先端部に形成された壁面3bを
径方向に貫通するネジ穴3eは、シリンダ3に取り付け
たノズル1の回転防止に用いるセットスクリュー5を取
り付けるためのものである。
【0013】この実施形態においては、ノズル1の円筒
部1aの直径とシリンダ3側の壁面3bにおける円弧状
の内周面3dの直径とを一致させ、図3(a)に示すよ
うに、ノズル1側の円筒部1aとシリンダ3側の壁面3
bにおける内周面3dとの嵌合による調心作用によって
ノズル1の中心軸をシリンダ3の中心軸に一致させるよ
うにしているので、ノズル1の係合突起1fの最大外径
部とシリンダ3側の係合溝3aのハメアイに関しては遊
嵌方向のラフな公差を設定することが可能であり、加工
の簡略化に繋がる。
【0014】無論、180°ピッチで対向するノズル1
の係合突起1f,1fの最大外径部の直径とシリンダ3
側の係合溝3aの直径とを一致させることによってシリ
ンダ3に対するノズル1の調心を行うようにすることも
技術的には可能であるが、加工が煩雑になる。
【0015】いずれの調心方法を適用する場合でも、ノ
ズル1側の4個の係合突起1fの厚みとシリンダ3側の
係合溝3aの溝幅との関係は、樹脂漏れ防止等の意味か
ら厳密に一致させる必要がある。
【0016】また、図1(a)においてA部からB部に
向けて僅かに厚みを増すテーパ面を各係合突起1fの前
面に形成し、A部の厚みが係合溝3aの溝幅よりも僅か
に薄く、かつ、B部の厚みが係合溝3aの溝幅よりも僅
かに厚くなるようにして、その取り付け過程で作用する
楔効果によってノズル1の端面1gをシリンダ3側に圧
着できるようにすれば更に好適である。無論、テーパ面
の勾配の向きは、前記と逆であってもよい。
【0017】ノズル1をシリンダ3に取り付ける際に
は、まず、ノズル1の係合突起1fの位相をシリンダ3
側の切欠3cの位相に合わせ、シリンダ3の前方からノ
ズル1を押し込んで係合突起1fをシリンダ3の係合溝
3aに突入させる。
【0018】ノズル1の円筒部1aがシリンダ3側の円
弧状の内周面3dにより四方から位置決めされるので、
シリンダ3に対するノズル1の調心を確実に行うことが
できる。
【0019】そして、ノズル1の柱状部1bをスパナ等
で把持してノズル1を回転させ、図3(a)に破線で示
すように、壁面3bの部分に係合突起1fを重合させ
て、シリンダ3にノズル1を取り付ける。
【0020】前述したように係合突起1fの前面にテー
パ面を形成しておけば、壁面3bの裏面と係合突起1f
のテーパ面との間に作用する楔効果によりノズル1の端
面1gをシリンダ3側に強力に圧着することができる
が、係合突起1fのA部またはB部に面取りを施すだけ
でも両者の嵌合の円滑化は可能である。
【0021】そして、最終的に、シリンダ3のネジ穴3
eにセットスクリュー5を螺合させ、図3(b)に示す
ように、セットスクリュー5の先端でノズル1の円筒部
1aをクランプして、射出成形作業中におけるノズル1
の不用意な回転を禁止し、取り付け作業を終了する。
【0022】また、ノズル1をシリンダ3から取り外す
場合には、セットスクリュー5の螺合を緩めてノズル1
を回転させ、ノズル1の係合突起1fの位相を切欠3c
の位相に合わせてノズル1を手前に引き抜けばよい。
【0023】射出成形作業中に樹脂漏れ等が発生して係
合溝3a内に硬化した樹脂が付着する可能性もあるが、
係合溝3aは周方向の360°に亘って形成してあるの
で、ノズル1の柱状部1bをスパナ等で把持して強い力
を与えれば、係合溝3aに付着した樹脂を係合突起1f
の端部で引き剥がしながらノズル1を強制的に回転させ
てノズル1の係合突起1fの位相を切欠3cの位相に合
致させることができ、そのままノズル1を抜き取ること
が可能である。剥離した樹脂はノズル1を外してから係
合溝3aから掻き出せばよい。
【0024】この実施形態では、図3(a)に示すよう
に、ノズル1を45°前後回転させるだけで簡単にノズ
ル1の着脱作業を行うことができるので、ネジを利用し
た従来の取り付け構造のようにネジのピッチ数に応じて
何十回もノズル1を回転させる必要はなく、短時間でノ
ズル1の脱着作業が完了する。
【0025】また、ノズル1の係合突起1fの厚みは従
来のノズル取り付け構造に用いられていたネジのピッチ
に比べて十分に厚く形成されているので、通常のネジの
ように軸方向に何列も重合させて設けなくても十分な取
り付け強度を確保することができ、ノズル1の全長の短
縮に役立つ。また、ノズル1が短縮されれば樹脂のノズ
ル内硬化等の問題も解消される。
【0026】以上、一実施形態としてノズル1に4個の
係合突起1fを設けた例について述べたが、係合突起1
fは最低2個以上を周方向に等ピッチで配備すればよ
く、シリンダ3側の切欠3cの数や形状は係合突起1f
の配備状態に応じて決めるようにすればよい。無論、切
欠3cの形状を係合突起1fの形状に合わせる必要は必
ずしもなく、係合突起1fの出入りが可能であれば、そ
の形状は問わない。
【0027】更に、ノズル1の側に係合溝3aを、ま
た、シリンダ3の側に係合突起1fを設けて前記と同様
の構成を適用しても、前記と同等の作用効果を達成する
ことができる。シリンダ3はノズル1に比較して高価で
あり交換の回数も少ないので、基本的には、シリンダ3
の側に係合溝3a等のように高度な加工精度を必要とす
る要素を配備し、ノズル1の側には係合突起1f等のよ
うに比較的ラフで加工も簡単な要素を配備することが望
ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明のノズル取り付け構造によれば、
ノズルの僅かな回転操作によって短時間の内にノズルの
脱着作業を行うことができる。
【0029】また、ネジ結合を用いた取り付け構造とは
違ってノズルの軸方向に長大な嵌合部を設ける必要がな
く、ノズルの全長を短く設計することが可能となるの
で、ノズルの冗長な長さに起因して発生していた樹脂の
硬化等の問題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態のノズルを示す図
である。
【図2】ノズルの取り付け対象となるシリンダを示す図
である。
【図3】シリンダにノズルを取り付けた状態を示す図で
ある。
【図4】従来のノズル取り付け構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル 1a 円筒部 1b 柱状部 1c スプルー当接部 1d スクリュー衝合部 1e 射出孔 1f 係合突起 1g 端面 2 雄ネジ 3 シリンダ 3a 係合溝 3b 壁面 3c 切欠 3d 内周面 3e ネジ穴 4 雌ネジ 5 セットスクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 修 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 白石 亘 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に分割されたフランジ状の係合突
    起をノズルの基部外周に設ける一方、シリンダの先端部
    内周面に、その先端面から間隔を空けて、前記係合突起
    と嵌合する周状の係合溝を設け、前記先端面には、前記
    係合突起の突入を許容する切欠を形成したことを特徴と
    する射出成形機におけるノズル取り付け構造。
  2. 【請求項2】 周方向に分割されたフランジ状の係合突
    起をシリンダの先端部外周に設ける一方、ノズルの基部
    内周面に、その基端面から間隔を空けて、前記係合突起
    と嵌合する周状の係合溝を設け、前記基端面には、前記
    係合突起の突入を許容する切欠を形成したことを特徴と
    する射出成形機におけるノズル取り付け構造。
JP12522598A 1998-04-20 1998-04-20 射出成形機におけるノズル取り付け構造 Withdrawn JPH11300795A (ja)

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JP12522598A JPH11300795A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 射出成形機におけるノズル取り付け構造

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JP (1) JPH11300795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105397982A (zh) * 2015-12-09 2016-03-16 荣昌精密机械(苏州)有限公司 一种拆卸方便的注塑机用过滤型喷嘴
CN105415580A (zh) * 2015-12-09 2016-03-23 荣昌精密机械(苏州)有限公司 一种注塑机的可拆卸式喷头

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105397982A (zh) * 2015-12-09 2016-03-16 荣昌精密机械(苏州)有限公司 一种拆卸方便的注塑机用过滤型喷嘴
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Effective date: 20050705