JP2007252938A - 騒音低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の騒音低減装置は、2枚のフィルターと2つの共鳴室とが必要であるため、装置形状が大きく且つ複雑になった。そのため、家電製品への組込みが難しいといった課題があった。
【解決手段】 騒音源5の近傍に設けられ、騒音源5に対向して配置された騒音低減板11と、騒音低減板11に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔12とを備え、各音熱変換孔12は、騒音源5側に設けられ、第1の孔幅を有する収縮室13と、騒音源5側の反対側に設けられ、第1の孔幅より広い第2の孔幅を有する膨張室14とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、騒音の出力音圧レベルを低減させる騒音低減装置に関する。
従来の騒音低減装置においては、騒音源であるモータの後方に第1及び第2のフィルターを間隔を空けて配置し、モータと第1のフィルターとの間に形成された第1の共鳴室と、第1のフィルタと第2のフィルタとの間に形成された第2の共鳴室とを備えている。そして、モータから発生する騒音は、第1及び第2の共鳴室と、第1及び第2のフィルタとで低減させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−334163号公報(第4−6頁、図1)
しかしながら、従来の騒音低減装置は、2枚のフィルターと2つの共鳴室とが必要であるため、装置形状が大きく且つ複雑になった。そのため、家電製品への組込みが難しく問題であった。また、多くの部材が必要であるため、生産コストが高く問題であった。
本発明は、このような問題を解決し、簡単な構成で効果的に騒音を低減できる騒音低減装置を提供することを目的とする。
本発明の騒音低減装置は、騒音源の近傍に設けられ、騒音源に対向して配置された騒音低減板と、騒音低減板に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔とを備え、各音熱変換孔は、騒音源側に設けられ、第1の孔幅を有する収縮室と、騒音源側の反対側に設けられ、第1の孔幅より広い第2の孔幅を有する膨張室とを備えることを特徴とする。
本発明に係る騒音低減装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
即ち、騒音低減板と音熱変換孔とで騒音低減装置が構成されるので、装置構成が簡単になり、装置の小型軽量化が実現される。その結果、掃除機のような家電製品への組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態1.
以下、本発明に係る騒音低減装置の好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る騒音低減装置10を適用した掃除機を示す側部断面図である。同図に示すように、掃除機1は、ごみを吸引するためのホース2が取り付けられた吸気口3と、吸気口3の後方に設けられ、ごみを集塵する集塵室4と、集塵室4の後方に設けられ、ごみを吸引するための空気流を生成するモータ5と、モータ5の後方に配置され、モータ5で発生する騒音を低減させる騒音低減装置10と、騒音低減装置10の後方に配置され、騒音低減装置10を通過した空気流を排出する排気口6とを備えている。
集塵室4には、紙パック7が取り付けられており、吸気口3を通して吸引されたごみは紙バック7に集塵される。また、モータ5は、掃除機1の吸い込み動作を行わせるために3〜4万回転という超高速回転を行っており、モータ5の回転動作は、ホース2に設けられた動作スイッチ部(図示せず)の運転モードに合わせて動くようにコントロールされている。
騒音低減装置10は、モータ5に対向して配置された騒音低減板11と、騒音低減板11に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔12とを備えている。これらの音熱変換孔12は、貫通孔であるため、モータ5の駆動で発生する空気流は、音熱変換孔12を通って、排気口6に到達する。また、各音熱変換孔12は、モータ5側に設けられた円柱状の収縮室13と、排気口6側(モータ5側の反対側)に設けられた円柱状の膨張室14とを備えている。ここで、収縮室13の孔幅(第1の孔幅)に比べて、膨張室14の孔幅(第2の孔幅)の方が広くなるように構成されている。
なお、収縮室13および膨張室14は、円柱状に限定されることなく、角柱状、円錐台状、角錐台状であってもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。利用者がホース2に設けられた動作スイッチ部(図示せず)をオンにして、モータ5を駆動させると、モータ5に取り付けられたファンが回転して、掃除機1の内部に空気流が発生する。ホース2で吸引されたごみは、この空気流に乗って集塵室4に到達し、集塵室4に取り付けられた紙バック7に集塵される。紙バック7の微細な隙間を通り抜けた空気流は、騒音低減装置10の騒音低減板11に到達する。また、モータ5で発生した騒音も音波として騒音低減板11に到達する。騒音の音響エネルギーは、騒音低減板11に形成された音熱変換孔12で熱エネルギーに変換され、騒音の出力音圧レベルが低減する。また、騒音低減板11に到達した空気流は音熱変換孔12を通り抜けて、排気口6から排出される。
音熱変換孔12で、騒音の音響エネルギーを熱エネルギーに変換できるのは以下の原理による。即ち、騒音の音波が音熱変換孔12に進入した場合、まず収縮室13で音波が絞り込まれる。その後、音波は膨張室14に進入するが、収縮室13の孔幅に比べて膨張室14の孔幅が広いために、一旦絞り込まれた音波は、一気に膨張する。この膨張によって、騒音の音響エネルギーが熱エネルギーに変換される。その結果、騒音の出力音圧レベルを効果的に低減させることができる。ここで、音熱変換孔12で低減できる雑音は、所定の周波数帯域の音に限られる。低減できる周波数帯域は、音熱変換孔12の形状によって特定される。
図2に示すように、音熱変換孔12の開口面積をS、収縮室13の孔幅をd、収縮室13の深さをL、膨張室14の容積をV、光速をcとすると、低減できる周波数fは、
=(c/2π)(S/(V(L+0.82/d)))1/2
となる。
ここで、モータ5などの騒音源から発生する騒音は、ランダム音とピーク音とから構成されており、聴感上もピーク音からランダム音が分離して、耳障りな騒音として聞こえる。そこで、騒音に含まれるピーク音の周波数をターゲットとして、上式から導かれる寸法で音熱変換孔12を構成することにより、雑音からピーク音を取り除くことができ、騒音の音質が効果的に改善される。
モータ5のピーク音は、回転するファンの羽通過周波数音である。その周波数fは、f=nzで求められる(n:モータ回転数、z:羽枚数)。モータ5の仕様として、モータ回転数が600Hz、羽枚数が8枚と仮定すると、羽通過周波数音(即ちピーク音)は、4800Hzである。また、4800Hzの2倍の周波数である9600Hzでも、ピーク音が発生する。図3(a)は、モータ5の騒音を実測した結果である。この実測値でも、4800Hzと9600Hzにピーク音があることが判る。
これら2つのピーク音を低減させるために、本実施の形態では、図4及び図5に示すように、孔幅が異なる2種類の音熱変換孔12a,12bを設けている。音熱変換孔12aは、収縮室13aの孔幅が3.1mm、収縮室13aの深さが2.1mm、膨張室14aの孔幅が12.0mm、膨張室14aの深さが2.1mmである。これらの寸法を上式に当て嵌めると、fは約4800Hzとなる。従って、4800Hzのピーク音の音響エネルギーは、音熱変換孔12aによって熱エネルギーに変換され、4800Hzのピーク音が効果的に取り除かれる。
また、音熱変換孔12bは、収縮室13bの孔幅が3.2mm、収縮室13bの深さが2.1mm、膨張室14bの孔幅が6.0mm、膨張室14bの深さが2.1mmである。これらの寸法を上式に当て嵌めると、fは約9600Hzとなる。従って、9600Hzのピーク音の音響エネルギーは、音熱変換孔12bによって熱エネルギーに変換され、9600Hzのピーク音が効果的に取り除かれる。
以上のように、騒音低減板11に設けられた2種類の音熱変換孔12a,12bによって、4800Hzと9600Hzの2つのピーク音を取り除くことができる。その結果、図3(b)の実測値に示すように、ピーク音のないなだらかの騒音特性が得られ、騒音の音質は大きく改善された。
なお、孔幅が異なる音熱変換孔12は、2種類に限定されることなく、3種類以上であってもよい。この場合には、3つ以上のピーク音を取り除くことができる。
以上、詳細に説明したように、本実施の形態においては、騒音低減板11と音熱変換孔12とで騒音低減装置10が構成されるので、装置構成が簡単になり、装置の小型軽量化が実現される。その結果、掃除機のような家電製品への組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る騒音低減装置を説明する。図6は、実施の形態2に係る騒音低減装置20を適用した掃除機を示す側部断面図である。この実施の形態2が図1に示す実施の形態1と異なるのは、騒音低減板11がモータ5を取り囲んでボックス状に配置されている点である。その他の構成については実施の形態1と同一又は同等である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態の騒音低減装置20は、モータ5の周囲(上方・下方・左側方・右側方・後方)に配置された5枚の騒音低減板11でモータ5を取り囲んでいる。このため、騒音低減板11とモータ5との間に減音室が構成され、モータ5で発生した騒音は、減音室内を伝播して、騒音低減板11に形成された複数の音熱変換孔12で騒音のピーク音が取り除かれる(即ち、ピーク音の音響エネルギーが熱エネルギーに変換される)。また、モータ5で発生した空気流は、音熱変換孔12を通り抜けて、排気口6から排出される。
その結果、モータ5で発生した騒音の音質が改善され、騒音の出力音圧レベルを効果的に低減させることができる。特に、本実施の形態では、騒音低減板11とモータ5との間に密空間である減音室が形成されているので、モータ5から発生する騒音の音波は、外に漏れることなく、減音室内を伝播し、騒音低減板11に設けられた複数の音熱変換孔12のいずれかで確実にピーク音を取り除くことができる。
以上のように、本実施の形態においては、モータ5の周囲を騒音低減板11で取り囲む簡単な構成を有しているので、モータ5より一回り大きなスペースさえあれば、騒音低減装置20を組み込むことができる。その結果、掃除機のような家電製品への騒音低減装置20の組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
なお、複数の騒音低減板11で形成するボックス形状は、直方体形状に限定されることなく、円柱形状や半球形状であってもよい。また、モータ5の前面にも騒音低減板11を配置してもよい。この場合には、モータ5の周囲6面が騒音低減板11で覆われることになり、騒音低減効果は一層向上する。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る騒音低減装置を説明する。図7は、実施の形態3に係る騒音低減装置30を適用した掃除機を示す側部断面図である。この実施の形態3が図1に示す実施の形態1と異なるのは、騒音低減板11がモータ5を取り囲んでボックス状に配置されている点、騒音低減板11に形成された音熱変換孔12が有底孔である点、騒音低減板11の外面にスポンジ状の吸振層31が設けられている点である。その他の構成については実施の形態1と同一又は同等である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態の騒音低減装置30は、モータ5の周囲(上方・下方・左側方・右側方・後方)に配置された5枚の騒音低減板11でモータ5を取り囲んでいる。このため、騒音低減板11とモータ5との間に減音室が構成され、モータ5で発生した騒音の音波は、減音室内を伝播して、音熱変換孔12に進入する。
また、モータ5の下方に配置された騒音低減板11には通風口32が設けられ、モータ5で発生した空気流は、通風口32を通り抜けて、排気口6から排出される。
図8及び図9に示すように、騒音低減板11に形成された複数の音熱変換孔12には、孔幅が異なる2種類の音熱変換孔12a,12bが存在する。上述したように、音熱変換孔12aは4800Hzのピーク音を取り除くことができ、音熱変換孔12bは9600Hzのピーク音を取り除くことができる。従って、減音室内を伝播する騒音の音波は、音熱変換孔12a,12bに進入することによって、2種類のピーク音が確実に取り除かれる(即ち、ピーク音の音響エネルギーが熱エネルギーに変換される)。その結果、モータ5で発生した騒音の音質が改善され、騒音の出力音圧レベルを効果的に低減させることができる。
特に、本実施の形態では、騒音低減板11とモータ5との間に密空間である減音室が形成されるので、モータ5から発生する騒音の音波は、外に漏れることなく、減音室内を伝播し、騒音低減板11に設けられた複数の音熱変換孔12のいずれかで確実にピーク音を取り除くことができる。また、騒音の音波が減音室内を伝播される際に発生する騒音低減板11の振動は、スポンジ状の吸振層31で確実に吸収される。このため、騒音低減板11の振動によって外部に音が放射するのを効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態においては、モータ5の周囲を騒音低減板11で取り囲む簡単な構成を有しているので、モータ5より一回り大きなスペースさえあれば、騒音低減装置20を組み込むことができる。その結果、掃除機のような家電製品への騒音低減装置20の組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
なお、複数の騒音低減板11で形成するボックス形状は、直方体形状に限定されることなく、円柱形状や半球形状であってもよい。また、モータ5の前面にも騒音低減板11を配置してもよい。この場合には、モータ5の周囲6面が騒音低減板11で覆われることになり、騒音低減効果は一層向上する。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る騒音低減装置を説明する。図10は、実施の形態4に係る騒音低減装置40を空気流の風路41上に配置した例を示す断面図である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
同図に示すように、騒音低減装置40は、空気流に対向して配置された騒音低減板11と、騒音低減板11に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔12とを備えている。各音熱変換孔12は、空気流の入射側に設けられた収縮室13と、空気流の出射側に設けられた膨張室14とを備えている。ここで、各音熱変換孔12は貫通孔であると共に、収縮室13の孔幅に比べて、膨張室14の孔幅の方が広くなるように構成されている。
騒音低減装置40は以上のように構成されているので、空気流に重畳された騒音の音波は、騒音低減板11に形成された各音熱変換孔12に進入し、騒音のピーク音が取り除かれる(即ち、ピーク音の音響エネルギーが熱エネルギーに変換される)。その結果、空気流に重畳された騒音の音質が改善され、騒音の出力音圧レベルを効果的に低減させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、騒音低減板11と音熱変換孔12とで騒音低減装置40が構成されるので、装置構成が簡単になり、装置の小型軽量化が実現される。その結果、掃除機のホースなどへの本装置の組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る騒音低減装置を説明する。図11は、実施の形態5に係る騒音低減装置50を空気流の風路51に組み込んだ例を示す断面図である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
同図に示すように、騒音低減装置50は、空気流の風路51の少なくとも一部を構成する騒音低減壁52と、騒音低減壁52に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔12とを備えている。各音熱変換孔12は、空気流の入射側に設けられた収縮室13と、空気流の出射側に設けられた膨張室14とを備えている。ここで、各音熱変換孔12は有底孔であると共に、収縮室13の孔幅に比べて、膨張室14の孔幅の方が広くなるように構成されている。
騒音低減装置50は以上のように構成されているので、空気流に重畳された騒音の音波は、騒音低減壁52に形成された各音熱変換孔12に進入し、騒音のピーク音が取り除かれる(即ち、ピーク音の音響エネルギーが熱エネルギーに変換される)。その結果、空気流に重畳された騒音の音質が改善され、騒音の出力音圧レベルを効果的に低減させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、騒音低減壁52と音熱変換孔12とで騒音低減装置50が構成されるので、装置構成が簡単になり、装置の小型軽量化が実現される。その結果、掃除機のホースなどへの本装置の組込みが容易となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内において、各種の変更が可能である。また、上記実施の形態では、本発明を掃除機に適用する例を示したが、掃除機に限定されることなく、例えば、換気扇や掃除機など音を発生する全ての機器に適用可能である。
実施の形態1に係る騒音低減装置を適用した掃除機を示す側部断面図である。 音熱変換孔の形状を示す斜視図である。 (a)(b)は、モータの騒音の実測結果を示すグラフである。 騒音低減板の外観を示す正面図である。 (a)は、図4のA−A線における横断面図である。(b)は、図4のB−B線における横断面図である。 実施の形態2に係る騒音低減装置を適用した掃除機を示す側部断面図である。 実施の形態3に係る騒音低減装置を適用した掃除機を示す側部断面図である。 騒音低減板の外観を示す正面図である。 (a)は、図8のC−C線における横断面図である。(b)は、図8のD−D線における横断面図である。 実施の形態4に係る騒音低減装置を空気流の風路上に配置した例を示す断面図である。 実施の形態5に係る騒音低減装置を空気流の風路に組み込んだ例を示す断面図である。
符号の説明
1…掃除機、2…ホース、3…吸気口、4…集塵室、5…モータ、6…排気口、7…紙パック、10,20,30,40,50…騒音低減装置、11…騒音低減板、12,12a,12b…音熱変換孔、13…収縮室、14…膨張室、31…吸振層、32…通風口、41,51…風路、52…騒音低減壁。

Claims (8)

  1. 騒音源の近傍に設けられ、前記騒音源に対向して配置された騒音低減板と、
    前記騒音低減板に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔とを備え、
    前記各音熱変換孔は、前記騒音源側に設けられ、第1の孔幅を有する収縮室と、前記騒音源側の反対側に設けられ、前記第1の孔幅より広い第2の孔幅を有する膨張室とを備えることを特徴とする騒音低減装置。
  2. 前記各音熱変換孔は、前記騒音源で発生する空気流を通過させる貫通孔であることを特徴とする請求項1記載の騒音低減装置。
  3. 前記複数の音熱変換孔は、孔幅が異なる少なくとも2種類のグループに分類され、各グループの音熱変換孔は、前記騒音源で発生する騒音に含まれた夫々異なる周波数帯域のピーク音の音響エネルギーを熱エネルギーに変換することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の騒音低減装置。
  4. 前記各音熱変換孔の形状は、開口面積をS、前記収縮室の孔幅をd、前記収縮室の深さをL、前記膨張室の容積をV、光速をc、前記ピーク音の周波数をfとした場合、
    =(c/2π)(S/(V(L+0.82/d)))1/2
    の関係を有することを特徴とする請求項3記載の騒音低減装置。
  5. 前記騒音低減板は、前記騒音源を取り囲んでボックス状に配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の騒音低減装置。
  6. 前記各音熱変換孔は有底孔であり、前記騒音低減板の外面にスポンジ状の吸音層を設けたことを特徴とする請求項5記載の騒音低減装置。
  7. 空気流の風路上に設けられ、前記空気流に対向して配置された騒音低減板と、
    前記騒音低減板に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔とを備え、
    前記各音熱変換孔は、前記空気流の入射側に設けられ、第1の孔幅を有する収縮室と、前記空気流の出射側に設けられ、前記第1の孔幅より広い第2の孔幅を有する膨張室とを備えることを特徴とする騒音低減装置。
  8. 空気流の風路の少なくとも一部を構成する騒音低減壁と、
    前記騒音低減壁に形成され、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する複数の音熱変換孔とを備え、
    前記各音熱変換孔は、前記空気流側に設けられ、第1の孔幅を有する収縮室と、前記空気流側の反対側に設けられ、前記第1の孔幅より広い第2の孔幅を有する膨張室とを備えることを特徴とする騒音低減装置。
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