JP2016170194A - 吸音体、吸音構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の周波数帯域を吸音可能な吸音体を提供する。【解決手段】吸音体10、11は、外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板20と、振動板の一部を支持するとともに、空気層を囲う枠体40と、を備える。吸音体には、振動板を空気層30が空気ばねとして支える共鳴機構が構成される。枠体の内部に壁体が設けられ、空気層が複数に区分けされてもよい。【選択図】図1
Description
本発明は、吸音体及び吸音構造に関する。
従来、ファンが収容されたケーシングの内部に、吸音材を備えた消音装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記装置では、例えば、ファンの回転数を変更させた場合、ファンの回転数の変更に伴い、ケーシング内部の騒音周波数帯域が変化する。このため、変化する騒音周波数帯域に対応する吸音材が配置されていないと、騒音周波数帯域が吸音材の吸音周波数帯域から外れてしまい、吸音効果が低下してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる吸音体は、外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板と、前記振動板の端部を支持するとともに、空気層を囲う枠体と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、振動板の端部が枠体によって支持され、振動板が振動可能に構成される。また、振動板の枠体側には空気層が設けられており、振動板を空気層が空気ばねとして支える共鳴機構が構成される。そして、例えば、音源の音波を受けると振動板は共鳴(共振)周波数帯域で共鳴(振動)する。これにより、枠体内の空気層が圧縮と膨張を繰り返し、音エネルギーが熱エネルギーに変換され吸音される。ここで、振動板は共鳴周波数において吸音率のピークが現れる。当該吸音率のピーク周波数は、振動板の密度、振動板の重量、空気層の大きさ(厚み)等により容易に変更可能となる。従って、例えば、変化する騒音周波数帯域毎に対応させた吸音体が容易に構成可能となり、異なる騒音周波数帯域であっても容易に吸音効果を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる吸音体では、前記振動板を支持する支持体を備えたことを特徴とする。この場合に、振動板は支持体を介して枠体に支持されるよう構成してもよい。
この構成によれば、例えば、振動板の剛性が低い場合であっても、支持体によって支持されるため、振動板の振動機能を保持することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる吸音体では、前記枠体の内部に壁体が設けられ、前記空気層が複数に区分けされたことを特徴とする。
この構成によれば、空気層は、振動板から壁体までの距離における空気層と、振動板から枠体までの距離における空気層と、に区分けされる。すなわち、振動板からの厚みが異なる空気層が複数形成される。これにより、振動板は複数の共鳴周波数において振動する。すなわち、振動板は多重共鳴する。これにより、一つの吸音体で異なる周波数帯域を吸音することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる吸音体は、複数の前記壁体が設けられ、各前記壁体は孔を有し、平面視において、各前記壁体の前記孔が重ならないように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、一方の壁体の孔を通過した音波は他の壁体の孔以外の部分に衝突する。すなわち、一方の壁体の孔を通過した音波は他の壁体を通過しにくくなるため、振動板は多重共鳴しやすくなる。
[適用例5]上記適用例にかかる吸音体の前記振動板が、異なる材質によって積層された積層体であることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、振動板の重量を増加させることが可能となり、吸音率ピーク周波数を容易に変化させることができる。
[適用例6]本適用例にかかる吸音構造は、上記の吸音体が、吸気口または排気口を有するダクト内に配置され、前記ダクトの内壁に対向する面の少なくとも一つの面が前記ダクトの内壁から離れていることを特徴とする。
この構成によれば、ダクトの内壁に隙間が空くようにして吸音体が配置される。これにより、吸気や排気による気体の流れを妨げることなく、吸音することができる。また、吸音体は騒音周波数帯域に合わせて容易に構成可能であるため、例えば、異なる騒音周波数帯域があっても、異なる騒音周波数帯域に対応する吸音体を配置することにより、吸音効果を高めることができる。
[適用例7]上記適用例にかかる吸音構造は、第1吸音ピーク周波数を有する第1吸音体と、前記第1吸音ピーク周波数とは異なる第2吸音ピーク周波数を有する第2吸音体とを配置したことを特徴とする。
この構成によれば、騒音周波数が変わっても異なる吸音体によって吸音可能となり騒音を低く抑えることができる。
[適用例8]上記適用例にかかる吸音構造は、一対の前記吸音体を有し、当該一対の吸音体は、前記振動板が対向するように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、対向して配置された吸音体の振動板に反射した反射波を互いに吸音でき、騒音をより低減させることができる。
[適用例9]上記適用例にかかる吸音構造は、前記振動板が前記ダクトの内壁面の延在方向に交差する方向に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、音源の音波を正面で受けることが可能となるため、吸音効果を高めることができる。
[適用例10]上記適用例にかかる吸音構造では、前記振動板が前記ダクトの内壁面の延在方向に沿って配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、ダクト内の空間を確保させた状態で吸音を行うことができる。
以下、本発明の第1から第5実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
(第1実施形態)
まず、吸音体の構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図であり、図1(a)は側断面図であり、図1(b)は平面図であり、図1(c)は図1(a)とは吸音ピーク周波数が異なる構成の吸音体の側断面図である。
まず、吸音体の構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図であり、図1(a)は側断面図であり、図1(b)は平面図であり、図1(c)は図1(a)とは吸音ピーク周波数が異なる構成の吸音体の側断面図である。
図1に示すように吸音体10は、外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板20と、振動板20の端部を支持するとともに、空気層30を囲う枠体40と、を備えたものである。
振動板20は、振動可能な板状材であり、例えば、フィルムシート、ゴム製シート、プラスチック等の樹脂板材や各種金属製板材等を適用することができる。さらには、不織布、ウレタンフォームやグラスウール等の多孔質材を適用することができる。なお、本実施形態の振動板20は、図1(b)に示すように、平面視において矩形を有している。
枠体40は、枡状を有し、底部41と側部42と開口部43とを備えている。枠体40は、例えば、プラスチック等の樹脂材や各種金属材で形成されている。枠体40には、空気が通過する孔等は形成されていない。また、振動しにくい材質や構造が好適である。そして、枠体40は、振動板20の端部を支持している。具体的には、枠体40における開口部43方向の側部42の頂部面42aで振動板20の端部を支持している。なお、振動板20の端部と側部42の頂部面42aとは接着剤によって接合されている。
また、振動板20の端部と側部42の頂部面42aとの接合により枠体40の開口部43が振動板20によって塞がれる。そして、振動板20と枠体40とで形成される空間には空気層30が構成される。これにより、振動板20を枠体40によって囲われた空気層30が空気ばねとして支える共鳴機構が構成される。
上記のように構成された吸音体10では、例えば、音源の音波を受けると振動板20が共鳴(共振)周波数帯域で共鳴(振動)する。これにより、枠体40内の空気層30が圧縮と膨張とを繰り返し、音エネルギーが熱エネルギーに変換され吸音される。
なお、振動板20が共鳴(共振)する吸音ピーク周波数とは、吸音体10における最も吸音率が高い周波数帯域を言う。吸音体10の吸音ピーク周波数周波数は、例えば、JIS A 1405−2に基づく吸音率(垂直入射吸音率)で測定することができる。また、吸音体10の吸音ピーク周波数の設定は、例えば、空気層30の厚みLにより変更(シフト)可能である。なお、本実施形態の空気層30の厚みLは、枠体40の底部41の底部面41aとその底部面41aに対向する振動板20の面との間の距離である。以下、吸音体10とは異なる吸音ピーク周波数を有する吸音体11の構成について説明する。
図1(c)に示すように、吸音体11は、吸音体10の空気層30の厚みL1よりも空気層30の厚みL2が厚くなるように構成されている。なお、吸音体11にかかる空気層30の厚みL2(L)以外の構成は吸音体10の構成と同様なので説明を省略する。
そして、吸音体10と吸音体11とによる吸音ピーク周波数の関係では、吸音体10では、吸音体10の空気層30の厚みL1が吸音体11の空気層30の厚みL2よりも薄いため、吸音体11よりも吸音ピーク周波数がより高い周波数帯域となる。すなわち、吸音体10は、より高周波帯域において吸音効率を高めることができる。一方、吸音体11では、吸音体11の空気層30の厚みL2が吸音体10の空気層30の厚みL1よりも厚いため、吸音体10よりも吸音ピーク周波数がより低い周波数帯域となる。すなわち、吸音体11は、より低周波帯域において吸音効率を高めることができる。
従って、吸音体10,11は、例えば、何らかの音源による騒音周波数帯域の変化に合わせて構成することにより、各騒音周波数帯域に対して容易に吸音効果を向上させることが可能となる。なお、吸音体10,11を任意の吸音ピーク周波数に設定する方法としては、例えば、JIS A 1405−2に基づく吸音率(垂直入射吸音率)で測定することにより吸音ピーク周波数を求め、求められた吸音ピーク周波数の測定結果に基づいて、吸音体10,11の空気層30の厚みL1,L2を調整することにより任意の吸音ピーク周波数に合わせることができる。
次に、吸音構造の構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる吸音構造の構成を示し、図2(a)は側断面図であり、図2(b)は平断面図である。吸音構造100は、吸音体10(図1(a)参照)が、吸気口または排気口(以下、開口部130とする)を有するダクト120内に配置され、ダクト120の内壁に対向する面の少なくとも一つの面がダクト120の内壁から離れるように構成されている。なお、本実施形態では、ダクト120の開口部130とは反対側に音を発する音源体Mが配置された場合を想定した構成について説明する。音源体Mは、例えば、モーターを備え、当該モーターの駆動によって回転する軸流送風機等である。そして、軸流送風機によって発生する気流の一部がダクト120を通って開口部130から排出される。或いは軸流送風機によって開口部130から外部空気がダクト120を介して吸気されるように構成される。
ダクト120は、吸気や排気による気体を通過可能に構成された管部であり、例えば、金属材や樹脂材等により形成されている。開口部130は、ダクト120内部に外部の空気(気体)を吸気したりダクト120内から空気(気体)を排気するための貫通孔である。なお、開口部130の形状や個数は特に限定されない。
そして、ダクト120の内壁面120aの延在方向に交差する方向に吸音体10が配置さている。具体的には、図2(a)に示すように、ダクト120の内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように吸音体10が配置されている。さらには、音源体Mと振動板20とが対向するように吸音体10が配置されている。これにより、音源体Mから発生される音波を振動板20が正面で受けるため、吸音効果を高めることができる。
また、ダクト120の内壁面120aに吸音体10を設置した場合、吸音体10が設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体10との間に隙間140が設けられている。すなわち、図2(b)に示すように、吸音体10は、平断面視において、ダクト120の内壁面120aで囲まれる断面積よりも小さくなるように構成されている。これにより、吸気や排気による気体の流れを妨げることなく、吸音することができる。
さらに、本実施形態の吸音構造100は、第1吸音ピーク周波数を有する第1吸音体と、第1吸音ピーク周波数とは異なる第2吸音ピーク周波数を有する第2吸音体とを配置している。具体的には、第1吸音ピーク周波数を有する第1吸音体としての吸音体10と、第1吸音ピーク周波数とは異なる第2吸音ピーク周波数を有する第2吸音体としての吸音体11(図1(c)参照)と、が配置されている。吸音体11は、吸音体10と同様にして、ダクト120の内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、音源体Mと吸音体11の振動板20とが対向するように配置されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体11を設置した場合、吸音体11が設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体11との間に隙間140が設けられている。図2(a)に示す例では、吸音体10と内壁面120aとの隙間140はダクト120の上方に形成され、吸音体11と内壁面120aとの隙間140はダクト120の下方に形成されている。このように、吸音体10、11は、内壁面120aとのそれぞれの隙間140が、互い違いになるように配置されている。
また、吸音体10と吸音体11とは互いに離れて配置され、吸音体10と吸音体11との間にも隙間140が設けられている。そして、吸音体10と吸音体11とでは、それぞれ吸音ピーク周波数が異なる。本実施形態では、吸音体10は比較的高周波帯域において吸音率が高く、吸音体11は比較的低周波帯域において吸音率が高くなるように構成されている。すなわち、吸音体10は音源体Mにおける騒音周波数帯のうち高周波帯域を吸音する構成であり、吸音体11は音源体Mにおける騒音周波数帯のうち低周波帯域を吸音する構成である。これにより、例えば、音源体Mの軸流送風機の回転数を変更した際、騒音周波数も異なる(変化する)が、異なる騒音周波数に対して吸音体10または吸音体11により吸音することができる。具体的には、例えば、音源体Mの軸流送風機の回転数をより高くなるように変更した場合、騒音周波数もより高く変化する。この場合、より高周波帯域で吸音効率が高い吸音体10により吸音することができる。一方、音源体Mの軸流送風機の回転数をより低くなるように変更した場合、騒音周波数もより低く変化する。この場合、より低周波帯域で吸音効率が高い吸音体11により吸音することができる。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
空気層30の厚みLを変更させることにより、吸音ピーク周波数が異なる吸音体10,11を容易に構成することができる。そして、騒音周波数帯が変化する場合であっても、変化する騒音周波数帯に対応する吸音体10,11を配置することにより容易に吸音することができる。さらに、吸音体10,11の構造は簡易であり小型化に構成することができる。これにより、比較的に狭い構成のダクト120内であっても容易に配置することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音構造の構成について説明する。図3は、本実施形態にかかる吸音構造の構成を示す概略図(側断面図)である。
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音構造の構成について説明する。図3は、本実施形態にかかる吸音構造の構成を示す概略図(側断面図)である。
図3に示すように、本実施形態の吸音構造101は、一対の吸音体10(10a,10b)を有し、当該一対の吸音体10(10a,10b)は、互いの振動板20が対向するように配置されている。なお、本実施形態の吸音構造101は、一対の吸音体10に加え、さらに、他の一対の吸音体11(11a,11b)を有している。これにより、騒音周波数帯が変化する場合であっても、変化する騒音周波数帯に対応して吸音することができる。なお、吸音体10及び吸音体11の構成は第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。また、ダクト120及び開口部130等の構成も第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
吸音構造101の一対の吸音体10a,10bおいて、一方の吸音体10aは、ダクト120の内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、音源体Mと吸音体10aの振動板20とが対向するように配置されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体10aを設置した場合、吸音体10aが設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体10aとの間に隙間140が設けられている。他方の吸音体10bは、ダクト120の一方の吸音体10aが設置された内壁面120aに対向する内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、吸音体10bの振動板20と吸音体10aの振動板20とが互いに対向するように配置されている。換言すれば、吸音体10bの振動板20がダクト120の開口部130が設けられた壁体の内壁面120bと対向するように吸音体10bが配置されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体10bを設置した場合、吸音体10bが設置された内壁面120a以外の内壁面120a(一方の吸音体10aが設置された内壁面120a)と吸音体10bとの間に隙間140が設けられている。また、対向して配置された吸音体10aの振動板20と吸音体10bの振動板20との間にも隙間140が設けられている。吸気や排気による気体の流れを妨げることなく、吸音するためである。
また、吸音構造101の一対の吸音体11a,11bおいて、一方の吸音体11aは、ダクト120の内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、音源体Mと吸音体11aの振動板20とが対向するように配置されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体11aを設置した場合、吸音体11aが設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体11aとの間に隙間140が設けられている。他方の吸音体11bは、ダクト120の一方の吸音体11aが設置された内壁面120aに対向する内壁面120aに対して垂直方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、吸音体11bの振動板20と吸音体11aの振動板20とが互いに対向するように配置されている。換言すれば、吸音体11bの振動板20がダクト120の開口部130が設けられた壁体の内壁面120bと対向するように吸音体11bが配置されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体11bを設置した場合、吸音体11bが設置された内壁面120a以外の内壁面120a(一方の吸音体11aが設置された内壁面120a)と吸音体11bとの間に隙間140が設けられている。また、対向して配置された吸音体11aの振動板20と吸音体11bの振動板20との間にも隙間140が設けられている。さらに、吸音体11bと隣接して配置された吸音体10aとの間にも隙間140が設けられている。これにより、吸気や排気による気体の流れを妨げることなく、吸音することができる。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
吸音構造101は、吸音構造101の一対の吸音体10a,10bが、各振動板20が互いに対向するように配置されている。さらに、一対の吸音体11a,11bが、各振動板20が互いに対向するように配置されている。この構成において、吸音体10a及び吸音体11aの各振動板20は音源体Mに対して対向するように配置されているため、音源体Mから発生される音波に対して振動板20が正面で受けるため、吸音効果を高めることができる。一方、吸音体10a,10b及び吸音体11a,11bを通過した音源体Mの音波はダクト120の開口部130側の内壁面120bに反射する。そして、吸音体10b及び吸音体11bの各振動板20は内壁面120bに対して対向するように配置されているため、内壁面120bに反射した反射波を吸音することができる。これにより、ダクト120内の吸音効率をさらに高めることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1及び第2実施形態と異なる構成、すなわち、吸音構造の構成について説明する。図4は、本実施形態にかかる吸音構造の構成を示す概略図(側断面図)である。
次に、第3実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1及び第2実施形態と異なる構成、すなわち、吸音構造の構成について説明する。図4は、本実施形態にかかる吸音構造の構成を示す概略図(側断面図)である。
図4に示すように、本実施形態の吸音構造102は、吸音体10を有し、吸音体10の振動板20がダクト120の内壁面120aの延在方向に沿って配置されている。なお、本実施形態の吸音構造102では、複数の吸音体10が配置されている。さらに、吸音体10に加え、他の吸音体11も配置されている。なお、吸音体10及び吸音体11の構成は第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。また、ダクト120及び開口部130等の構成も第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
吸音構造102では、ダクト120の内壁面120aに対して略水平方向に振動板20が配置されるように吸音体10が配置されている。本実施形態では、吸音体10の枠体40の底部41の外面41bとダクト120の内壁面120aとが接合されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体10を設置した場合、吸音体10が設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体10との間に隙間140が設けられている。
なお、本実施形態の吸音構造102では、一対の吸音体10で構成されている。そして、一方の吸音体10が上記のようにダクト120に配置され、他方の吸音体10は、ダクト120の一方の吸音体10が設置された内壁面120aに対向する内壁面120aに対して略水平方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、一方の吸音体10の振動板20と他方の吸音体10の振動板20とが対向するように配置されている。そして、一方の吸音体10と他方の吸音体10との間に隙間140が設けられている。吸気や排気による気体の流れを妨げることなく、吸音するためである。
さらに、本実施形態の吸音構造102では、吸音体10に加え、他の吸音体11が配置されている。すなわち、吸音ピーク周波数が異なる吸音体10,11が配置されている。これにより、騒音周波数帯が変化する場合であっても、変化する騒音周波数帯に対応して吸音することができる。そして、ダクト120の内壁面120aに対して略水平方向に振動板20が配置されるように吸音体11が配置されている。本実施形態では、吸音体11の枠体40の底部41の外面41bとダクト120の内壁面120aとが接合されている。そして、ダクト120の内壁面120aに吸音体11を設置した場合、吸音体11が設置された内壁面120a以外の内壁面120aと吸音体11との間に隙間140が設けられている。
なお、本実施形態の吸音構造102では、一対の吸音体11で構成されている。そして、一方の吸音体11が上記のようにダクト120に配置され、他方の吸音体11は、ダクト120の一方の吸音体11が設置された内壁面120aに対向する内壁面120aに対して略水平方向に振動板20が配置されるように配置されている。また、一方の吸音体11の振動板20と他方の吸音体11の振動板20とが対向するように配置されている。そして、一方の吸音体11と他方の吸音体11との間に隙間140が設けられている。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
吸音構造102では、吸音体10,11の振動板20がダクト120の内壁面120aに沿って配置されるため、ダクト120内の空間を確保させた状態で吸音を行うことができる。また、音源体Mから発生される音波が内壁面120aを反射する反射波に対して振動板20がほぼ正面で受けるため、吸音効果を高めることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音体の構成について説明する。図5は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図(側断面図)である。
次に、第4実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音体の構成について説明する。図5は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図(側断面図)である。
図5に示すように、本実施形態の吸音体12は、外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板20と、振動板20の端部を支持するとともに、空気層30を囲う枠体40と、を備えたものである。さらに、吸音体12では、振動板20を支持する支持体21を備えている。
支持体21は、例えば、振動板20の材質に不織布、ウレタンフォームやグラスウール等の多孔質材が適用された場合、これらの多孔質材は剛性が低い傾向にあるため、振動板20の振動機能を保持するために振動板20を補助的に支持するものである。支持体21は、例えば、パンチングメタルの様に格子状に複数の貫通孔(開口)が設けられた薄板状材である。そして、振動板20の背面(音源に対向する面の裏面)に支持体21を接着剤等で接合することにより、振動板20をその背面側から支持する。従って、吸音ピーク周波数において振動板20とともに支持体21も振動(共鳴)する。
枠体40は、第1実施形態の構成と同様にして、枡状を有し、底部41と側部42と開口部43とを備えている。枠体40は、例えば、プラスチック等の樹脂材や各種金属材で形成されている。枠体40には空気が通過する孔等は形成されていない。また、振動しにくい材質や構造が好適である。そして、枠体40は、振動板20の端部を支持している。具体的には、枠体40における開口部43方向の側部42の頂部面42aで振動板20の端部を支持している。なお、振動板20の端部と側部42の頂部面42aとは接着剤によって接合されている。
また、振動板20の端部と側部42の頂部面42aとの接合により枠体40の開口部43が振動板20によって塞がれる。そして、振動板20と枠体40とで形成される空間は空気層30として構成される。これにより、振動板20を枠体40によって囲われた空気層30が空気ばねとして支える共鳴機構が構成される。
上記のように構成された吸音体12では、例えば、音源の音波を受けると振動板20が共鳴(共振)周波数帯域で共鳴(振動)する。これにより、枠体40内の空気層30が圧縮と膨張とを繰り返し、音エネルギーが熱エネルギーに変換され吸音される。また、振動板20が多孔質材であるため、振動板20中を音波が通過する際、振動板20中の空隙による空気の粘性抵抗による吸音効果を得ることができる。
また、振動板20が共鳴(共振)する吸音ピーク周波数の設定は、例えば、空気層30の厚みLにより変更(シフト)可能にすることができる。これに関しては、第1実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
また、上記吸音体12を用いた吸音構造は、第1から第3実施形態にかかる吸音構造と同様に構成可能であるため、説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
振動板20の材質に、剛性が低い不織布等が用いられた場合であっても、支持体21によって振動板20が支持されるため、振動板20の振動機能を保持することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音体の構成について説明する。図6は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図であり、図6(a)は側断面図であり、図6(b)は一部平面図である。
次に、第5実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる構成、すなわち、吸音体の構成について説明する。図6は、本実施形態にかかる吸音体の構成を示す概略図であり、図6(a)は側断面図であり、図6(b)は一部平面図である。
図6に示すように、本実施形態の吸音体13は、外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板20と、振動板20の端部を支持するとともに、空気層30を囲う枠体40と、を備えたものである。そして、吸音体13では、枠体40の内部に壁体50(50a,50b)が設けられ、空気層30(30a,30b,30c)が複数に区分けされている。振動板20は、振動可能な板状材であり、異なる材質によって積層された積層体である。本実施形態の振動板20は、不織布等の多孔質材による第1振動板20aと、第1振動板20aに接合され、例えば、金属材による第2振動板20bと、を積層したものである。これにより、振動板20の重量を増加させることが可能となり、吸音ピーク周波数を容易に変化させることができる。なお、第2振動板20bは、第1振動板20aよりも音源側に位置し、振動可能となるように第1振動板20aよりも一回り小さくなるように構成されている。
枠体40は、枡状を有し、底部41と側部42と開口部43とを備えている。枠体40は、例えば、プラスチック等の樹脂材や各種金属材で形成されている。枠体40には空気が通過する孔等は形成されていない。また、振動しにくい材質や構造が好適である。そして、枠体40は、振動板20の端部を支持している。具体的には、枠体40における開口部43方向の側部42で第1振動板20aの端部を支持している。なお、振動板20の端部と側部42の内側面とは接着剤によって接合されている。
また、第1振動板20aの端部と側部42との接合により枠体40の開口部43が振動板20によって塞がれる。そして、振動板20と枠体40とで形成される空間は空気層30として構成される。
なお、本実施形態では、枠体40の内部に壁体50が設けられている。壁体50は、空気層30を区分けするものであり、壁体50の端部は枠体40の側部42に接合されている。本実施形態では2つの壁体50a,50bが設けられている。壁体50a,50bは、底部41の底部面41aとほぼ平行となるように配置されている。振動板20と隣り合うように壁体50aが配置され、壁体50aと底部面41aとの間に壁体50bが配置されている。そして、振動板20と壁体50aとの間に空気層30aが形成(区分け)され、壁体50aと壁体50bとの間に空気層30bが形成(区分け)され、壁体50bと底部面41aとの間に空気層30cが形成(区分け)されている。
なお、壁体50aには孔60が形成され、壁体50bには孔61が形成されている。従って、各空気層30a,30b,30cは密閉された空間ではなく、壁体50a,50bの孔60,61によって通気可能な空間として区分けされる。そして、図6(b)に示すように、平面視において、各壁体50a,50bの孔60,61同士が重ならないように配置されている。
そして、平面視において、各壁体50a,50bの孔60,61同士が重ならないように配置されるため、例えば、壁体50aの孔60を通過した音波は他の壁体50bの孔61以外の部分に衝突する。すなわち、壁体50a,50bの孔60,61以外の部分は音波を直接受けることになる。従って、壁体50a,50bは、枠体40の底部として機能する。これにより、空気ばねとして機能する厚みLが異なる空気層30が複数形成される。換言すれば、吸音体13において吸音ピーク周波数を複数有する吸音体13を構成することができる。
具体的には、本実施形態の吸音体13は、壁体50aの振動板20側の一面51と振動板20の底部面41aと対向する面との間の距離L3と、壁体50bの振動板20側の一面52と振動板20の底部面41aと対向する面との間の距離L4と、枠体40の底部41の底部面41aと振動板20の底部面41aと対向する面との間の距離L5と、を有する。そして、厚みL3,L4,L5を有する各空気層を空気ばねとする共鳴機構が構成される。
ここで、厚みL3は、最も厚みが薄く、厚みL5は、最も厚みが厚い。このため、振動板20と厚みL3の空気層との構成では、吸音ピーク周波数がより高い周波数帯域となる。すなわち、より高周波帯域の吸音効率を高めることができる。一方、振動板20と厚みL5の空気層との構成では、吸音ピーク周波数がより低い周波数帯域となる。すなわち、より低周波帯域の吸音効率を高めることができる。そして、振動板20と厚みL4の空気層の構成では、振動板20と厚みL3の空気層との構成と振動板20と厚みL5の空気層との構成との中間の周波数が吸音ピーク周波数として設定される。
なお、上記吸音体13を用いた吸音構造は、第1から第4実施形態にかかる吸音構造と同様に構成可能であるため、説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
吸音体13では、枠体40内に壁体50a,50bを配置することにより、空気層30が複数に区分けされ、空気層の厚みL3,L4,L5が異なる空気層が形成される。これにより、複数の吸音ピーク周波数を有することができ、一つの吸音体13で異なる周波数帯域を吸音することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、空気層30の厚みLを変更することにより、吸音ピーク周波数を変更したが、これに限定されず、他の構成により、吸音ピーク周波数を変更してもよい。例えば、振動板20の密度、振動板20の重量、振動板20の厚み等を変更することにより吸音ピーク周波数を変更してもよい。このようにしても上記効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、ダクト120の断面は矩形としたが、これに限定されない。例えば、円形等であってもよい。また、吸音体10,11,12,13は平面視において矩形であったが、これに限定されない。例えば、円形等であってもよい。このようにしても上記効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例3)第1実施形態の吸音構造100において、吸音体10,11を一つずつ配置したが、これに限定されない。例えば、2個以上配置してもよい。さらに、吸音体10,11とは吸音ピーク周波数が異なる他の吸音体を加えて配置してもよい。このようにすれば、異なる騒音周波数帯域において吸音効果を高めることができる。
(変形例4)第2実施形態の吸音構造101において、一対の吸音体10(10a,10b)及び一対の吸音体11(11a,11b)を一対ずつ配置したが、これに限定されない。例えば、さらに、一対の吸音体10(10a,10b)及び一対の吸音体11(11a,11b)を加えて配置してもよい。また、吸音体10,11とは吸音ピーク周波数が異なる一対の吸音体を加えて配置してもよい。このようにすれば、さらに吸音効果を高めることができる。
(変形例5)第3実施形態の吸音構造102において、吸音体10,11の各枠体40をダクト120の内壁面120aに接合したが、この構成に限定されない。例えば、ダクト120の一部を開口し、当該開口した開口部に吸音体10,11の振動板20を配置し、内壁面120aと振動板20の表面が面一となるように構成する。このようにすれば、ダクト120内の空間をさらに大きく確保させた状態で吸音を行うことができる。
(変形例6)第4実施形態の吸音体12において、振動板20の端部を枠体40で支持したが、この構成に限定されない。例えば、支持体21の端部を枠体40で支持し、振動板20を支持体21に接合するよう構成してもよい。すなわち、振動板20の背面の略全面を支持体21により支持し、支持体21の端部を枠体40で支持するよう構成してもよい。
(変形例7)第5実施形態の吸音体13の振動板20は、互いに材質が異なる第1振動板20aと第2振動板20bとで構成したが、第1から第4実施形態における吸音体10,11,12に対しても同様に互いに材質が異なる振動板の積層体に構成してもよい。このようにしても、容易に吸音ピーク周波数を変更させることができる。
10,10a,10b,11,11a,11b,12,13…吸音体、20…振動板、20a…第1振動板、20b…第2振動板、21…支持体、21a…一方面、30,30a,30b,30c…空気層、40…枠体、41…底部、41a…底部面、41b…外面、42…側部、42a…頂部面、50,50a,50b…壁体、60,61…孔、100,101,102…吸音構造、120…ダクト、120a…内壁面、120b…内壁面、130…開口部(吸気口または排気口)、140…隙間。
Claims (10)
- 外部音源からの音波を受けて共鳴する振動板と、
前記振動板の端部を支持するとともに、空気層を囲う枠体と、を備えたことを特徴とする吸音体。 - 請求項1に記載の吸音体において、
前記振動板を支持する支持体を備えたことを特徴とする吸音体。 - 請求項1または請求項2に記載の吸音体において、
前記枠体の内部に壁体が設けられ、前記空気層が複数に区分けされたことを特徴とする吸音体。 - 請求項3に記載の吸音体において、
複数の前記壁体が設けられ、
各前記壁体は孔を有し、
平面視において、各前記壁体の前記孔が重ならないように配置されていることを特徴とする吸音体。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の吸音体において、
前記振動板が、異なる材質によって積層された積層体であることを特徴とする吸音体。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吸音体が、吸気口または排気口を有するダクト内に配置され、前記ダクトの内壁に対向する面の少なくとも一つの面が前記ダクトの内壁から離れていることを特徴とする吸音構造。
- 請求項6に記載の吸音構造において、
第1吸音ピーク周波数を有する第1吸音体と、前記第1吸音ピーク周波数とは異なる第2吸音ピーク周波数を有する第2吸音体とを配置したことを特徴とする吸音構造。 - 請求項6または請求項7に記載の吸音構造において、
一対の前記吸音体を有し、当該一対の吸音体は、前記振動板が対向するように配置されていることを特徴とする吸音構造。 - 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の吸音構造において、
前記振動板が前記ダクトの内壁面の延在方向に交差する方向に配置されたことを特徴とする吸音構造。 - 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の吸音構造において、
前記振動板が前記ダクトの内壁面の延在方向に沿って配置されたことを特徴とする吸音構造。
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