JP2007251305A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者がディスプレイアームを操作するときに表示部をいじることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】使用時には、表示部5が使用者の眼前に来るようにして使用し、使用しないとき(休止時)には、ディスプレイアーム4を頭頂部方向に回動させて、表示部5を眼前から待避させる。この実施の形態においては、ディスプレイアーム4にグリップ6が取り付けられている。グリップ6は、使用者の顔の側面部に位置するように取り付けられ、ヘッドマウントディスプレイの使用時に、使用者の視界に入らないようにされている。ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者はグリップ6をつまんで、ディスプレイアーム4を回動させる。これにより、ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者が表示部5を掴んで回動させることを防ぐことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】使用時には、表示部5が使用者の眼前に来るようにして使用し、使用しないとき(休止時)には、ディスプレイアーム4を頭頂部方向に回動させて、表示部5を眼前から待避させる。この実施の形態においては、ディスプレイアーム4にグリップ6が取り付けられている。グリップ6は、使用者の顔の側面部に位置するように取り付けられ、ヘッドマウントディスプレイの使用時に、使用者の視界に入らないようにされている。ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者はグリップ6をつまんで、ディスプレイアーム4を回動させる。これにより、ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者が表示部5を掴んで回動させることを防ぐことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ヘッドマウントディスプレイに関するものである。
近年、液晶パネル(LCD)等のディスプレイ上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラー等を有する光学系を介して拡大した虚像として観察する眼鏡タイプの映像表示装置が種々と提案され、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれている。このようなヘッドマウントディスプレイの例は、例えばWO2004/061519A1号公報(特許文献1)に記載されている。
この映像表示装置は、多くの場合、頭に巻いた形で顔面に装着する構成とされ、両眼に対応する位置に映像表示系を形成した両眼タイプと左右眼の一方の眼に対応する位置に映像表示系を形成した片眼タイプとがある。
WO2004/061519A1号公報
このようなヘッドマウントディスプレイの中に、2つのスピーカー部のそれぞれに設けられた2つのヘッドホーンハウジングと、前記2つのヘッドホーンハウジングを連結する連結部と、使用者の眼に映像を表示する表示部と、前記表示部を保持するディスプレイアームとを有し、前記ディスプレイアームが、前記ヘッドホーンハウジングに対して、装着時の上下方向に回動可能とされているものがある。
このようなヘッドマウントディスプレイにおいては、例えば表示部を眼前位置から待避させるとき、ディスプレイアームを手に持ち、ヘッドホーンハウジングに対して回動させて、眼前位置から離すようにする。
その際、使用者が、表示部を掴んでディスプレイアームを回動させる場合があり、表示部に過剰な力がかかって、ディスプレイアームとの結合部が破損する恐れがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、使用者がディスプレイアームを操作するときに表示部をいじることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供することを課題とする。
前記課題を達成するための第1の手段は、使用者の頭部のそれぞれ異なる位置に当接する2つの当接部材と、前記2つの当接部材を連結する連結部と、使用者の眼に映像を表示する表示部と、前記表示部を保持し、前記当接部材に保持されたディスプレイアームとを有し、前記ディスプレイアームが、前記当接部材に対して、装着時の上下方向に回動可能とされているヘッドマウントディスプレイであって、前記ディスプレイアームにグリップ部が設けられていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記グリップ部が、表示又が電源をオンオフするスイッチ、又は表示や音声を制御するリモートコントロールスイッチを兼ねていることを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段であって、前記グリップ部が、前記ディスプレイアームの前記当接部材に対する回動を停止させる回動停止機構を兼ねていることを特徴とするものである。
なお、当接部材には、耳に当接し、音声出力を有する手段を持つものも含まれる。
本発明によれば、使用者がディスプレイアームを操作するときに表示部をいじることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1例であるヘッドマウントディスプレイを装着した様子を示す概要図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。本ヘッドマウントディスプレイは、使用者の両耳に当接し、音声出力部を有したヘッドホーンを具備し、音声出力部の外装部材である2つのヘッドホーンハウジング1は、連結部2により連結されている。そして、一つのヘッドホーンハウジング1には、ディスプレイアーム支持部3が設けられ、ディスプレイアーム支持部3には、ディスプレイアーム4が、ディスプレイアーム支持部3に対して、装着時の上下方向に回動可能なように設けられている。ディスプレイアーム4の先端部は、使用時における顔面と略平行となるように曲げられており、その先端に、映像を表示する表示部5が取り付けられている。図1(b)に示すように、使用時には、表示部5が使用者の眼前に来るようにして使用し、使用しないとき(休止時)には、ディスプレイアーム4を頭頂部方向に回動させて、表示部5を眼前から待避させる。
この実施の形態においては、ディスプレイアーム4にグリップ6が取り付けられている。グリップ6は、使用者の顔の側面部に位置するように取り付けられ、ヘッドマウントディスプレイの使用時に、使用者の視界に入らないようにされている。ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者はグリップ6をつまんで、ディスプレイアーム4を回動させる。これにより、ディスプレイアーム4を回動させるとき、使用者が表示部5を掴んで回動させることを防ぐことができる。グリップ6の表面には凹凸を付け、その位置が手で触って分かりやすくなるようにすると共に、手との間に摩擦力を与えるようにすることが好ましい。
また、このグリップ6部に、表示又は電源をオンオフするスイッチ、又は表示や音声を制御するリモートコントロールスイッチを取り付け、使用者がこれらのスイッチを操作できるようにしてもよい。
また、通常の状態では、ディスプレイアーム支持部3とディスプレイアーム4との間の回動がロックされるようにしておき、グリップ6を両側から強く挟み込んだときのみロックが外れて回動が可能なようにしてもよい。このような機構の例を図2に示す。図2において、(b)は(a)におけるA−A断面図である。図2(b)に示すように、ディスプレイアーム支持部3の摺動部3aとディスプレイアーム4の摺動部4aとが接触して摺動するようになっており、これにより、ディスプレイアーム4がディスプレイアーム支持部3に回動可能に保持されている。ディスプレイアーム支持部3の先端部には噛み合い部3cが設けられており、その表面部には噛み合うための凹凸が設けられている。グリップ6には、弾性部6aが取り付けられており、弾性部6aの先端には係止棒7が取り付けられている。係止棒7の先端部は噛み合い部7aとなっている。
通常の状態では、係止棒7がスプリング8により図の右側に付勢され、噛み合い部7aが噛み合い部3cと接触するようにされているので、噛み合い部7aと噛み合い部3cが接触して噛み合い、その結果、ディスプレイアーム4がディスプレイアーム支持部3に対して回動できないようになっている。
グリップ6を両側から押し込むと、弾性部6aが押されて、その結果係止棒7が矢印に示すように、スプリング8の付勢力に抗して左側に移動し、その結果、噛み合い部7aと噛み合い部3cの噛み合いが外れて、ディスプレイアーム4がディスプレイアーム支持部3に対して回動可能となる。なお、9は表示部5への配線であり、ディスプレイアーム支持部3とディスプレイアーム4の空洞部を通っている。
1…ヘッドホーンハウジング、2…連結部、3…ディスプレイアーム支持部、3a…摺動部、3c…噛み合い部、4…ディスプレイアーム、4a…摺動部、5…表示部、6…グリップ、6a…弾性部、7…係止棒、7a…噛み合い部、8…スプリング、9…配線
Claims (3)
- 使用者の頭部のそれぞれ異なる位置に当接する2つの当接部材と、前記2つの当接部材を連結する連結部と、使用者の眼に映像を表示する表示部と、前記表示部を保持し、前記当接部材に保持されたディスプレイアームとを有し、前記ディスプレイアームが、前記当接部材に対して、装着時の上下方向に回動可能とされているヘッドマウントディスプレイであって、前記ディスプレイアームにグリップ部が設けられていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
- 前記グリップ部が、表示又は電源をオンオフするスイッチ、又は表示や音声を制御するリモートコントロールスイッチを兼ねていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記グリップ部が、前記ディスプレイアームの前記当接部材に対する回動を停止させる回動停止機構を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006068625A JP2007251305A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | ヘッドマウントディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006068625A JP2007251305A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | ヘッドマウントディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007251305A true JP2007251305A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38595179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006068625A Pending JP2007251305A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | ヘッドマウントディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007251305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100902314B1 (ko) | 2008-05-26 | 2009-06-12 | 한국원자력연구원 | 헤드 마운트 디스플레이 장치 |
-
2006
- 2006-03-14 JP JP2006068625A patent/JP2007251305A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100902314B1 (ko) | 2008-05-26 | 2009-06-12 | 한국원자력연구원 | 헤드 마운트 디스플레이 장치 |
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