JP2007250832A - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、磁気結合を低下させることなくコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
【解決手段】第1〜第3の非磁性体層11a〜11cと、この第1〜第3の非磁性体層11a〜11cを介して対向するように設けられた渦巻き状の第1の導体12および第2の導体13とを備え、前記第1の非磁性体層11aにおいて前記第1の導体12、第2の導体13と接しないように磁性材料からなる磁性体部14を設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタは、図8、図9に示すように、第1のコイル1を構成する渦巻き状の第1の導体1aと、第2のコイル2を構成する渦巻き状の第2の導体2aを、第1の絶縁層3を介して対向させるとともに、第1、第2の導体1a,2aのそれぞれの一端部に接続された第1、第2の引出電極1b,2bをそれぞれ第2の絶縁層4の上面、第3の絶縁層5の下面に積層することにより構成していた。さらに、第1の引出電極1bの上面、第2の引出電極2bの下面には磁性体層6が設けられていた。
また、第1のコイル1および第2のコイル2の中心部(第1、第2の導体1a,2aの渦巻きの内側)を貫通するように、第1〜第3の絶縁層3〜5に磁性体部7を形成することにより、第1のコイル1と第2のコイル2の間を交差する磁束を強め、第1、第2のコイル1,2のコモンモード成分のインピーダンスを大きくするようにしていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−76930号公報
上記した従来のコモンモードノイズフィルタにおいては、第1、第2のコイル1,2のコモンモード成分のインピーダンスをより大きくするために磁性体部7の面積を広くした場合、第1、第2のコイル1,2と磁性体部7とが接続するため、第1、第2のコイル1,2で発生した磁界が磁性体で遮られ、これにより、第1のコイル1と第2のコイル2との磁界が交差しにくくなるため、第1のコイル1と第2のコイル2との磁気結合が低下するという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、磁気結合を低下させることなくコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、非磁性体層と、この非磁性体層を介して対向するように設けられた渦巻き状の第1の導体および第2の導体とを備え、前記非磁性体層において前記第1の導体、第2の導体と接しないように磁性材料からなる磁性体部を設けたもので、この構成によれば、第1の導体と第2の導体との磁気結合が低下しないため、磁性体部の面積を広くすることができ、これにより、第1、第2の導体間に発生する磁束を多くすることができるため、第1、第2の導体のコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、磁性体部を複数に分割したもので、この構成によれば、各磁性体部の面積を小さくすることができるため、磁性体部で発生する渦電流を小さくできるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、非磁性体層と、この非磁性体層を介して設けられた1または複数の渦巻き状の第1の導体および第2の導体とを備え、前記非磁性体層において前記第1の導体および第2の導体と上面視にて重ならない位置に磁性材料からなる磁性体部を設けたもので、この構成によれば、互いに対向する第1の導体の一部分と、第2の導体の一部分でそれぞれ発生した磁束が、第1の導体および第2の導体と上面視にて重ならない位置の磁性体部を貫通するため、これら対向する第1の導体の部分と第2の導体の部分との間に位置する非磁性体層内に磁束が漏れるのを防止でき、これにより、磁性体部を貫通する磁束を多くすることができるため、第1、第2の導体のコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、第1の導体の下方、第2の導体の上方のいずれか一方に接着層を介して絶縁基板を設けたもので、この構成によれば、非磁性体層と一体に焼成できない、例えば樹脂基板などの絶縁基板とを一体化することができるという作用効果が得られるものである。
以上のように本発明のコモンモードノイズフィルタは、非磁性体層と、この非磁性体層を介して対向するように設けられた渦巻き状の第1の導体および第2の導体とを備え、前記非磁性体層において前記第1の導体、第2の導体と接しないように磁性材料からなる磁性体部を設けているため、第1の導体と第2の導体との磁気結合が低下するということはなく、これにより、磁性体部の面積を広くすることができるため、第1、第2の導体間に発生する磁束を多くすることができ、これにより、第1、第2の導体のコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという優れた効果を奏するものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1,2に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図、図2は同コモンモードノイズフィルタの斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタは、図1〜図3に示すように、第1、第2、第3の非磁性体層11a,11b,11cと、この第1、第2、第3の非磁性体層11a,11b,11cを介して対向するように設けられた渦巻き状の第1の導体12および第2の導体13とを備え、前記第1の非磁性体層11aにおいて前記第1の導体12、第2の導体13と接しないように磁性材料からなる磁性体部14を設けたものである。
上記構成において、前記第1、第2、第3の非磁性体層11a,11b,11cは、Cu−Znフェライト、ガラスセラミック等の非磁性材料で構成されている。そして、これらのうち第1の非磁性体層11aに磁性材料からなる磁性体部14が設けられている。そしてまた、前記第1の非磁性体層11aの上面には第2の非磁性体層11bが形成され、かつ第1の非磁性体層11aの下面には第3の非磁性体層11cが形成されている。すなわち、第1の非磁性体層11aは第2の非磁性体層11bと第3の非磁性体層11cとの間に挟まれているため、磁性体部14が第1、第2の導体12,13と接することはない。なお、この場合は、第2の非磁性体層11bと第3の非磁性体層11cを形成せずに、第1の非磁性体層11aの中に磁性体部14を埋め込むことにより、この磁性体部14が第1、第2の導体12,13と接しないようにしてもよい。
また、前記第2の非磁性体層11bの上方には第4の非磁性体層11dが形成され、かつ第3の非磁性体層11cの下方には第5の非磁性体層11eが形成されている。なお、第4、第5の非磁性体層11d,11eは、Cu−Znフェライト、ガラスセラミック等の非磁性材料で構成されている。
そしてまた、前記第1の導体12は、第2の非磁性体層11eの上面に渦巻き状に銀などの導電材料を印刷または転写することにより形成しており、そして、この第1の導体12は第5の非磁性体層11eに形成されたバイア電極15aを介して第1の引出電極16と接続することにより1つのコイルを構成している。なお、この第1の引出電極16は第5の非磁性体層11eの下方に設けられた第1の磁性体層17の上面に形成されており、さらに、前記第1の導体12の一端部は第5の非磁性体層11eの一端面に、かつ第1の引出電極16は第5の非磁性体層11eの他端面にそれぞれ露出させている。
また、前記第2の導体13は、第2の非磁性体層11bを上面に渦巻き状に銀などの導電材料を印刷または転写することにより形成しているもので、すなわち、第2の導体13は、第1〜第3の非磁性体層11a〜11cを介して第1の導体12と対向するように設けている。そしてまた、この第2の導体13の上面にはバイア電極15bを備えた第4の非磁性体層11dが形成されている。なお、図1においては、バイア電極15a,15bは図示せずに省略している。
さらに、前記第4の非磁性体層11dの上面には、第2の引出電極18が形成され、そしてこの第2の引出電極18と第2の導体13をバイア電極15bを介して接続することによりもう1つのコイルを構成している。そしてまた、前記第2の導体13の一端部は第4の非磁性体層11dの一端面に、かつ第2の引出電極18は第4の非磁性体層11dの他端面にそれぞれ露出させている。
前記磁性体部14は、Ni−Znフェライト等の磁性材料からなるもので、この磁性体部14は、前記第1の導体12および第2の導体13の渦巻きの内側(第1、第2の導体12,13に囲まれた部分)と、第1の導体12および第2の導体13と上面視にて重なる位置とに連続して形成されている。なお、この磁性体部14は第1の非磁性体層11aの周辺部にも設けるようにしてもよい。また、第2の引出電極18の上面には第2の磁性体層19が設けられている。
なお、前記第1、第2の導体12,13は、印刷、転写以外の、めっき、フォトリソ、スパッタ、蒸着により形成してもよい。そして、前記第1〜第5の絶縁層11a〜11e、第1、第2の磁性体層17,19の枚数は、図1に示された枚数に限定されるものではない。さらに、第1、第2の引出電極16,18の形状は、図1に示された形状に限定されるものではなく、渦巻き状、蛇行状等の他の形状でもよい。
そして、上記した構成により、図2に示すようなコモンモードノイズフィルタの本体部20が構成されている。また、この本体部20の両端部には、図2に示すように、第1、第2の導体12,13、第1、第2の引出電極16,18の露出した部分とそれぞれ接続された外部電極21が形成されている。さらに、この外部電極21の表面には、ニッケルめっき層、すずめっき層(いずれも図示せず)が施されている。
次に、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの製造方法について説明する。
図1〜図3において、まず、それぞれの原材料である磁性材料や非磁性材料等の粉体および樹脂からなる混合物により、方形の第1〜第5の非磁性体層11a〜11e、第1、第2の磁性体層17,19をそれぞれ所定枚数作製する。このとき、第4、第5の非磁性体層11d,11eの所定箇所に、レーザ、パンチングなどで孔あけ加工をし、この孔に銀を充填して、バイア電極15a,15bを形成する。また、第1の非磁性体層11aの中央部にレーザ、パンチングなどで孔あけ加工をし、この孔に磁性材料を充填して、磁性体部14を形成する。
次に、第1の磁性体層17の上面に第1の引出電極16を印刷または転写によって形成する。
次に、第1の引出電極16の上面にバイア電極15aが設けられた第5の非磁性体層11eを配置する。このとき、第1の引出電極16をバイア電極15aと接続する。
次に、第5の非磁性体層11eの上面に渦巻き状の第1の導体12を印刷または転写によって形成する。このとき、バイア電極15aを介して第1の導体12と第1の引出電極16とを接続する。また、第1の導体12の一端部を第5の非磁性体層11eの一端面に、かつ第1の引出電極16を第5の非磁性体層11eの他端面にそれぞれ露出させる。
次に、第1の導体12の上面に第3の非磁性体層11cを配置し、その後、この第3の非磁性体層11cの上面に磁性体部14が形成された第1の非磁性体層11aを配置する。このとき、磁性体部14は第1の導体12の渦巻きの内側および第1の導体12と上面視にて重なる位置とに連続するように形成する。
次に、第1の非磁性体層11aの上面に第2の非磁性体層11bを配置し、その後、第2の非磁性体層11bの上面に渦巻き状の第2の導体13を印刷または転写によって形成する。このとき、第2の導体13の渦巻きの内側および第2の導体13と上面視にて重なる位置に磁性体部14が連続して形成されるようにする。
次に、第2の導体13の上面にバイア電極15bが設けられた第4の非磁性体層11dを配置する。このとき、第2の導体13をバイア電極15bと接続する。
次に、第4の非磁性体層11dの上面に第2の引出電極18を形成する。このとき、バイア電極15bを介して第2の導体13と第2の引出電極18とを接続する。また、第2の導体13の一端部を第4の非磁性体層11dの一端面に、かつ第2の引出電極18を第4の非磁性体層11dの他端面にそれぞれ露出させる。
次に、第2の引出電極18の上面に第2の磁性体層19を形成し、コモンモードノイズフィルタの本体部20を形成する。
なお、前記第1、第2の導体パターン12,13を転写によって形成する場合、別途用意したベース板(図示せず)に所定パターン形状の導電パターンをめっきによって形成し、その後、この導電パターンを各絶縁体層に転写するようにする。
なお、前記第1、第2の引出電極16,18は、印刷、転写、めっき等、いずれの方法によって形成してもよい。
次に、コモンモードノイズフィルタの本体部20を所定の温度、時間で焼成し、その後、この本体部20の両端面に、銀を印刷することにより外部電極21を形成する。このとき、第1、第2の導体12,13、第1、第2の引出電極16,18の露出した部分と外部電極21とを接続する。
最後に、外部電極21の表面にめっきによってニッケルめっき層、すずめっき層(いずれも図示せず)を形成する。
上記した本発明の実施の形態1においては、第1の非磁性体層11aにおいて前記第1の導体、第2の導体12,13と接しないように磁性材料からなる磁性体部14を設けているため、第1の導体12と第2の導体13との磁気結合が低下するというのはなく、これにより、磁性体部14の面積を広くすることができる。この結果、第1、第2の導体12,13間に発生する磁束を多くすることができるため、第1、第2の導体12,13のコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという効果が得られるものである。
すなわち、磁性体部14を有する第1の非磁性体層11aの上下面に第2、第3の非磁性体層11b,11cを形成しているため、第1の導体12、第2の導体13と磁性体部14が接することはなく、これにより、第1、第2の導体12,13で発生した磁界が磁性体部14で遮られることなく第1の導体12と第2の導体13との間を磁界は交差し易くなるため、第1の導体12と第2の導体13との磁気結合が低下してしまうことはないため、磁性体部14の面積を広くすることができる。
また、第1、第2の導体12,13の位置に関係無く、磁性体部14の面積を自由に調整できるため、インピーダンスの調整も容易になる。
なお、上記本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタにおいては、磁性体部14を連続するように形成したものについて説明したが、磁性体部14は複数に分割してもよく、このような構成にした場合は、各磁性体部14の面積を小さくすることができるため、磁性体部14で発生する渦電流を小さくできるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明する。
図4は本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図、図5は図4のB−B線断面図である。なお、この本発明の実施の形態2においては、上記した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
図4、図5において、本発明の実施の形態2が上記した本発明の実施の形態1と相違する点は、磁性体部14を第1の導体12および第2の導体13と上面視にて重ならない位置に単独で設けた点である。
このような構成にすれば、互いに対向する第1の導体12の一部分と、第2の導体13の一部分でそれぞれ発生した磁束が、第1の導体12および第2の導体13と上面視にて重ならない位置の磁性体部14を貫通するため、これら対向する第1の導体12の部分と第2の導体13の部分との間に位置する非磁性体層内に磁束が漏れるのを防止でき、これにより、磁性体部14を貫通する磁束を多くすることができるため、第1、第2の導体のコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという効果が得られるものである。また、第1の導体12および第2の導体13は磁性体部14と接していないため、第1、第2の導体12,13で発生した磁界が磁性体部14で遮られることなく第1の導体12と第2の導体13との間を磁界が交差し易くなり、これにより、第1の導体12と第2の導体13との磁気結合が低下してしまうことはない。
そしてまた、第1の導体12と第2の導体13との間の距離を長くして、浮遊容量を低減し高周波帯域でのコモンモードノイズを除去することができるようにしても、磁性体部14によってインピーダンスが低下することはないものである。
そして、第1、第2の導体12,13の渦巻きの内側を貫通するように第1〜第5の非磁性体層11a〜11eに磁性体部14を形成してもよい。
なお、上記本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタにおいては、各非磁性体層に形成した導体が1つのものについて説明したが、図6に示すように、各非磁性体層に導体を複数形成してもよいもので、この場合、第1、第2の導体12,13はそれぞれ2つ形成され、第2、第5の非磁性体層11b,11eの両方にそれぞれ形成されている。また、第1の導体12同士、第2の導体13同士はバイア電極15cを介して互いに接続されている。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
図7は本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図である。なお、この本発明の実施の形態3においては、上記した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
図7において、本発明の実施の形態3が上記した本発明の実施の形態1,2と相違する点は、磁性体層17,19の代わりに絶縁基板22を用い、そして第5の非磁性体層11eの下面、第4の非磁性体層11dの上面に接着層23をそれぞれ形成し、この接着層23によって絶縁基板22を第5の非磁性体層11eの下面、第4の非磁性体層11dの上面とそれぞれ貼り合せるようにした点である。
このような構成にすれば、第1〜第5の非磁性体層11a〜11eと一体に焼成できない、例えば樹脂基板などの絶縁基板22とを一体化することができるという効果が得られるものである。
本発明に係るコモンモードノイズフィルタは、磁気結合を低下させることなくコモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができるという効果を有するものであり、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器のノイズ対策として使用されるコモンモードノイズフィルタ等において有用となるものである。
本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 図1のA−A線断面図 本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 図4のB−B線断面図 本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの他の例の分解斜視図 本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 従来のコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタのX−X線断面図
符号の説明
11a〜11e 第1〜第5の非磁性体層
12 第1の導体
13 第2の導体
14 磁性体部
22 絶縁基板
23 接着層

Claims (4)

  1. 非磁性体層と、この非磁性体層を介して対向するように設けられた渦巻き状の第1の導体および第2の導体とを備え、前記非磁性体層において前記第1の導体、第2の導体と接しないように磁性材料からなる磁性体部を設けたコモンモードノイズフィルタ。
  2. 磁性体部を複数に分割した請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
  3. 非磁性体層と、この非磁性体層を介して設けられた1または複数の渦巻き状の第1の導体および第2の導体とを備え、前記非磁性体層において前記第1の導体および第2の導体と上面視にて重ならない位置に磁性材料からなる磁性体部を設けたコモンモードノイズフィルタ。
  4. 第1の導体の下方、第2の導体の上方のいずれか一方に接着層を介して絶縁基板を設けた請求項3記載のコモンモードノイズフィルタ。
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