JP2006294723A - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

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Atsushi Shinkai
淳 新海
Kenji Ueno
兼司 植野
Takeki Morimoto
雄樹 森本
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Abstract

【課題】コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とする。
【解決手段】第1の絶縁体層11と、前記第1の絶縁体層11の上部に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1、第2、第3の導体12,13,14と、前記第1、第2、第3の導体12,13,14の上部に設けられた第2の絶縁体層16と、前記第1〜第3の導体12,13,14の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極21とを備え、前記第1、第2、第3の導体12,13,14をほぼ並行に配置しているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯電話、情報機器等のノイズ対策として使用されるコモンモードノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタは、図3に示されるような構成を有していた。
図3は従来のコモンモードノイズフィルタを示す分解斜視図である。この図3に示すように、従来のコモンモードノイズフィルタは、複数の絶縁体層1と複数のコイル導体2とを積層し、そして前記コイル導体2を構成する導体3a〜3d、導体4a〜4d、導体5a〜5d同士をそれぞれ電気的に接続することによって3つの独立した螺旋状の第1〜第3のコイル3〜5を形成し、かつこの3つの第1〜第3のコイル3〜5を下から順に積層方向に配置していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−186056号公報
しかしながら、上記従来のコモンモードノイズフィルタは、第1のコイル3と第3のコイル5との間に第2のコイル4を配置しているため、第1のコイル3と第3のコイル5との距離が遠く、これにより、第1のコイル3と第3のコイル5はほとんど磁気結合しないため、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができず、その結果、コモンモードノイズの除去特性が低いという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明は、第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の上部に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1、第2、第3の導体と、前記第1、第2、第3の導体の上部に設けられた第2の絶縁体層とを備え、前記第1、第2、第3の導体をほぼ並行に配置したものである。
以上のように本発明のコモンモードノイズフィルタは、第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の上部に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1、第2、第3の導体と、前記第1、第2、第3の導体の上部に設けられた第2の絶縁体層と、前記第1〜第3の導体の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記第1、第2、第3の導体をほぼ並行に配置しているため、同一面上に3つの導体が設けられることになり、これにより、各導体間の距離を短くでき、さらに、各導体は渦巻き状で1ターン以上であるため、第1の導体をその1ターン前あるいは後の第3の導体と隣接させることができ、これにより、第1の導体と第3の導体との距離を短くできるため、全ての導体間で磁気結合させることができる。これらの結果、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるという優れた効果を奏するものである。
図1は本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタを示す分解斜視図、図2は同コモンモードノイズフィルタを示す斜視図である。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタは、図1、図2に示すように、第1の絶縁体層11と、この第1の絶縁体層11の上面に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14と、前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14の上面に設けられスルーホール15を有する第2の絶縁体層16と、この第2の絶縁体層16の上面に設けられ、かつ前記スルーホール15を介して前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14とそれぞれ電気的に接続される渦巻き状で1ターン以上の第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19と、前記第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19の上面に設けられた第3の絶縁体層20と、前記第1〜第6の導体12,13,14,17,18,19の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極21とを備えている。
そして、前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14はほぼ並行に配置し、かつ第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19もほぼ並行に配置している。
上記構成における前記第1の絶縁体層11は、Fe23をベースとしたフェライトやガラスセラミックなどの絶縁材料によりシート状に構成されている。
前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14は、渦巻き状に銀等の導電材料をめっきすることにより形成されるもので、第1の絶縁体層11の上面に設けられている。また、前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14は、第1の導体12の内側に第2の導体13が、第2の導体13のさらに内側に第3の導体14がそれぞれ略並行になるように、かつ互いに短絡しないように設けられている。すなわち、第1〜第3の導体12〜14を1つの組みとした場合に、この1組が1ターン以上の渦巻き状となっており、その渦巻き方向は、上面視にて各導体が同じ方向となっている。
前記第2の絶縁体層16は、第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14の上面に設けられるもので、Fe23をベースとしたフェライトや、ガラスセラミックなどの絶縁材料によりシート状に構成されている。また、所定の位置にスルーホール15が3つ形成され、かつこれらのスルーホール15はそれぞれ第1〜第3の導体12〜14と接続されている。
前記第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19は、渦巻き状に銀等の導電材料をめっきすることにより形成されるもので、第2の絶縁体層16の上面に設けられている。また、前記第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19は、第4の導体17の内側に第5の導体18が、第5の導体18のさらに内側に第6の導体19がそれぞれ略並行になるように、かつ互いに短絡しないように設けられている。すなわち、第4〜第6の導体17〜19を1つの組みとした場合に、この1組が1ターン以上の渦巻き状となっており、その渦巻き方向は、上面視にて各導体が同じ方向となっている。
さらに、前記第4〜第6の導体17〜19はそれぞれスルーホール15と接続されているもので、これにより、第1の導体12と第4の導体17とが接続されて1つのコイルが形成される。また、これと同様に、第2の導体13と第5の18とが接続され、さらに第3の導体14と第6の導体19とが接続されて合計3つの独立したコイルが形成される。
なお、これらのコイルの長さは全て同一になっている。これにより、ノーマルモードに対して全てのコイルが互いの磁束を打消し合うことができるため、ノーマルモードのインピーダンスを低くすることができ、これにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができる。コイルの長さを同一にする方法としては、外側の導体と内側の導体とをスルーホール15を介して接続する方法や、導体の端部ではなく導体の途中とスルーホール15とを接続させる方法がある。
前記第3の絶縁体層20は、第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19の上面に設けられるもので、Fe23をベースとしたフェライトや、ガラスセラミックなどの絶縁材料によりシート状に構成されている。
ここで、前記第2の絶縁体層16の透磁率は、第1、第3の絶縁体層11、20の透磁率より低くしている。
なお、前記第1の絶縁体層11の下面と第3の絶縁体層20の上面にはダミー絶縁体層22がそれぞれ設けられているもので、これらのダミー絶縁体層22は、シート状に構成され、かつ絶縁性を有している。また、前記第1〜第3の絶縁体層11,16,20とダミー絶縁体層22の枚数は、図1に示された枚数に限定されるものではない。
そして、上記した構成部品を一体化することにより、図2に示すようなノイズフィルタ本体23が構成され、かつこのノイズフィルタ本体23の両側面には、外部電極21が設けられ、そしてこの外部電極21は第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14、第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19のそれぞれの一端部と接続されるものである。
また、前記第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14、第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19は、必ずしもめっきで形成する必要はなく、その他の印刷や蒸着等の方法で形成してもよいが、本発明のように同一平面に3つの導体を1ターン以上の渦巻き状に形成する場合、導体間ピッチが非常に狭くなるため、より高い寸法精度で細密なパターンを形成できるめっき工法が最適である。
次に、本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの製造方法について説明する。
図1、図2において、まず、それぞれの原材料である粉体および樹脂からなる混合物により、方形の第1〜第3の絶縁体層11,16,20とダミー絶縁体層22をそれぞれ所定枚数作製する。このとき、第2の絶縁体層16の所定箇所にレーザ、パンチングなどで孔あけ加工をし、3つのスルーホール15を形成する。なお、このスルーホール15は内部に銀を充填してもよい。
次に、所定枚数のダミー絶縁体層22の上面に、第1の絶縁体層11を配置する。
次に、第1の絶縁体層11の上面に、渦巻き状で1ターン以上の第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14をめっきによって形成する。このとき、第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14をほぼ並行に配置する。
次に、第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14の上面に、スルーホール15が設けられた第2の絶縁体層16を配置する。このとき、各スルーホール15と第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14とをそれぞれ接続する。
次に、第2の絶縁体層16の上面に、渦巻き状で1ターン以上の第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19をめっきによって形成する。このとき、第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19はほぼ並行に配置する。また、このとき、各スルーホール15と第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19とをそれぞれ接続する。
なお、前記第1〜第3の導体12〜14、第4〜第6の導体17〜19の形成方法は、別途用意したベース板(図示せず)に所定パターン形状の導体をめっきによって形成し、その後、この導体を各絶縁体層に転写することにより形成する。
次に、第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19の上面に、所定枚数のダミー絶縁体層22を配置してノイズフィルタ本体23を構成する。
なお、上記製造工程においては、製造上の効率を向上させるために、各絶縁体層に第1〜第3の導体12〜14、第4〜第6の導体17〜19をそれぞれ複数設けた後、各個片に切断するようにして、同時に複数のノイズフィルタ本体23を得るようにしてもよい。
次に、ノイズフィルタ本体23を所定の温度、時間で焼成する。
次に、ノイズフィルタ本体23の両側面に、第1〜第3の導体12〜14、第4〜第6の導体17〜19のそれぞれの一端部と接続されるように銀を印刷することにより、外部電極21を形成する。
最後に、外部電極21の表面にめっきによってニッケルめっき層を形成するとともに、さらにこのニッケルめっき層の表面にめっきによってすずやはんだなどの低融点金属めっき層を形成する。
上記したように本発明の一実施の形態においては、同一面上にほぼ並行に配置された3つの導体(第1の導体12、第2の導体13、第3の導体14)を設けているため、各導体間を距離を短くでき、さらに、各導体は渦巻き状で1ターン以上としているため、第1の導体12はその1ターン前あるいは後の第3の導体14と隣接させることができ、これにより、第1の導体12と第3の導体14との距離を短くできるため、第1の導体12と第3の導体14とをより磁気結合させることができる。これらの結果、全ての導体間の磁気結合を強くすることができるため、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができ、これにより、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができるものである。
なお、3つの導体だけでも上記したように構成すればコモンモードノイズの除去特性を向上させることができるが、さらに、図1に示すように、他の同一面上に第4の導体17、第5の導体18、第6の導体19もほぼ並行に配置すれば、第1〜第3の導体12〜14だけでなく、この第1〜第3の導体12〜14と接続した第4〜第6の導体17〜19についても第1〜第3の導体12〜14と同様の構成をしているため、磁気結合する導体の長さを大きくすることができ、これにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。
また、第2の絶縁体層16の透磁率は、第1、第3の絶縁体層11,20の透磁率より低くしているため、第1〜第3の導体12〜14と第4〜第6の導体17〜19との間の磁束の漏れを防止でき、これにより、各導体間の磁気結合をより強めることができるため、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができ、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。このとき、低透磁率の材料としてNi−Zn−Cu−Co系フェライトを用いれば、低透磁率の材料として一般的なものを使用できるため、コスト削減が可能になる。
なお、前記第2の絶縁体層16を非磁性材料で構成すれば、第1〜第3の導体12〜14と第4〜第6の導体17〜19との間の磁束の漏れをより確実に防止できるため、一層の効果を得ることができるもので、その材料としては、フォルステライト系ガラス、アルミナ−ガラス系誘電体、Zn−Cu系フェライトのいずれかが好適である。
この場合、さらに、前記第1、第3の絶縁体層11,20を磁性材料で構成すれば、第1〜第6の導体12〜14、17〜19はこの第1、第3の絶縁体層11,20と接することができるため、第1〜第6の導体12〜14、17〜19はそれぞれ別の導体で発生した磁界の影響を受け易くなり、この結果、各導体間の磁気結合をより強めることができ、これにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。
さらに、前記第1、第2、第3の絶縁体層11,16,20を非磁性体で構成し、そしてこの第1、第2、第3の絶縁体層11,16,20を挟むように形成されたダミー絶縁体層22を磁性体で構成すれば、第1〜第6の導体12〜14、17〜19は全て非磁性材料で覆われるため、各導体で発生する磁束の漏れをほぼ完全に防止でき、かつ、上下の磁性体(ダミー絶縁体層22)によって第1〜第6の導体12〜14、17〜19はそれぞれ別の導体で発生した磁界の影響を受けることができるため、各導体間の磁気結合を強めることができ、これらにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。
さらにまた、第1〜第3の導体12〜14の各導体間および第4〜第6の導体17〜19の各導体間に絶縁体(図示せず)を配置し、かつ、この絶縁体の透磁率を第1〜第3の絶縁体層11,16,20の透磁率より低くなるように構成してもよく、この構成によれば、第1〜第3の導体12〜14の各導体間、および第4〜第6の導体17〜19の各導体間での磁束の漏れを防止できるため、各導体間の磁気結合をより強めることができ、これにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。
なお、絶縁体は導体間全てに形成するのではなく、少なくとも一つの導体間に形成するだけでもよい。また、絶縁体の全面が導体間に存在しなくてもその一部が導体と接触するようにしてもよい。
また、第1〜第3の導体12〜14、および第4〜第6の導体17〜19の上面において、スルーホール15と接続する端部および外部電極21と接続する端部を除いて、前記導体を覆うように第4の絶縁体層(図示せず)を設け、かつこの第4の絶縁体層の透磁率を前記第1〜第3の絶縁体層11,16,20の透磁率より低くなるように構成してもよく、この構成においても、導体で発生した磁束の漏れを防止できるため、各導体間の磁気結合をより強めることができ、これにより、コモンモード成分のインピーダンスをより高くすることができるため、コモンモードノイズの除去特性をさらに向上させることができる。
なお、前記第4の絶縁体層(図示せず)は、第1〜第3の導体12〜14または第4〜第6の導体17〜19のうち一方だけに形成してもよく、また、この第4の絶縁体層(図示せず)は、第1〜第3の導体12〜14、第4〜第6の導体17〜19のそれぞれの上面ではなく下面に形成してもよく、さらには両面に形成してもよいものである。
そしてまた、前記絶縁体(図示せず)、第4の絶縁体層(図示せず)は低透磁率材料ではなくて非磁性材料で構成してもよく、この場合の材料としては上記したものと同様のものを用いることができる。
本発明にかかるコモンモードノイズフィルタは、コモンモードノイズの除去特性を向上させることができ、携帯電話、情報機器等のノイズ対策等として有用である。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 従来のコモンモードノイズフィルタの構造を示す分解斜視図
符号の説明
11 第1の絶縁体層
12 第1の導体
13 第2の導体
14 第3の導体
15 スルーホール
16 第2の絶縁体層
17 第4の導体
18 第5の導体
19 第6の導体
20 第3の絶縁体層
21 外部電極

Claims (10)

  1. 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の上部に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1、第2、第3の導体と、前記第1、第2、第3の導体の上部に設けられた第2の絶縁体層と、前記第1〜第3の導体の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記第1、第2、第3の導体をほぼ並行に配置したコモンモードノイズフィルタ。
  2. 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の上部に設けられた渦巻き状で1ターン以上の第1、第2、第3の導体と、前記第1、第2、第3の導体の上部に設けられスルーホールを有する第2の絶縁体層と、前記第2の絶縁体層の上部に設けられ前記スルーホールを介して前記第1、第2、第3の導体とそれぞれ電気的に接続された渦巻き状で1ターン以上の第4、第5、第6の導体と、前記第4、第5、第6の導体の上部に設けられた第3の絶縁体層と、前記第1〜第6の導体の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記第1、第2、第3の導体をほぼ並行に配置し、かつ前記第4、第5、第6の導体をほぼ並行に配置したコモンモードノイズフィルタ。
  3. 第2の絶縁体層の透磁率を第1、第3の絶縁体層の透磁率より低くした請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  4. 透磁率の低い材料としてNi−Zn−Cu−Co系フェライトを用いた請求項3記載のコモンモードノイズフィルタ。
  5. 透磁率の低い材料としてフォルステライト系ガラス、アルミナ−ガラス系誘電体、Zn−Cu系フェライトのいずれかを用いた請求項3記載のコモンモードノイズフィルタ。
  6. 第2の絶縁体層を非磁性材料で構成し、かつ第1、第3の絶縁体層を磁性材料で構成した請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  7. 第1〜第3の絶縁体層を非磁性体で構成するとともに、この第1〜第3の絶縁体層を磁性体で挟むようにした請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  8. 第1、第2、第3の導体の各導体間および第4、第5、第6の導体の各導体間のうち少なくとも一つの導体間に絶縁体を配置し、かつこの絶縁体の透磁率を第1〜第3の絶縁体層の透磁率より低くなるように構成した請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  9. 第1、第2、第3の導体または第4、第5、第6の導体のうち少なくとも一方において、スルーホールと接続する端部および外部電極と接続する端部を除いて、前記導体を覆うように第4の絶縁体層を設け、かつこの第4の絶縁体層の透磁率を第1〜第3の絶縁体層の透磁率より低くなるように構成した請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  10. 第1の導体と第4の導体とからなるコイルの長さと、第2の導体と第5の導体とからなるコイルの長さと、第3の導体と第6の導体とからなるコイルの長さがそれぞれ同一になるように構成した請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
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