JP2007250396A - 電気コネクタのマウント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内において、接続される回路基板の配置自由度を確保できる、電気コネクタをアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタのマウント構造を提供する。
【解決手段】電気コネクタのマウント構造1は、回路基板に接続される電線21a,21bを一端側から導出した電気コネクタ10と、電気コネクタ10の周囲を囲み、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合面13a内の互いに直交する二方向において弾性的に保持すると共に、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合方向において保持する金属製の枠体30と、枠体30を介して電気コネクタ10を保持する、筐体に取り付けられた金属製のケース50とを具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気コネクタをアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタのマウント構造に関する。
電気コネクタ自体にアライメントフリー機能を持たせたものとして、従来、例えば、図14及び図15に示すものが知られている(特許文献1参照)。図14は、従来の電気コネクタを示し、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は背面側から見た斜視図である。図15は図14の電気コネクタを示し、(A)は図14(A)における15A−15A線に沿う断面図、(B)は図14(A)における15B−15B線に沿う断面図、(C)は図14(A)における15C−15C線に沿う断面図である。
図14及び図15において、電気コネクタ101は、図示しない筐体内に設置され、複数の金属製のコンタクト110と、可動ハウジング120と、固定ハウジング130と、1対のピン体140とを具備している。電気コネクタ101は、図示しない相手コネクタと嵌合するようになっている。相手コネクタは、筐体外から電気コネクタ101に嵌合されるようになっている。
ここで、各コンタクト110は、相手コネクタに設けられた相手コンタクトに接触する接触部111と、回路基板(図示せず)に接続される基板接続部112と、接触部111と基板接続部112とを連結する可撓性のある可撓連結部113とを備えている。相手コネクタは、基板接続部112が接続される回路基板に対して垂直に配置される別の回路基板上に実装されている。
また、可動ハウジング120は、長手方向(図14(A)における左右方向)に延びる略矩形形状を有し、コンタクト110の接触部111を収容する複数のコンタクト収容孔121を長手方向に沿って所定ピッチで設けている。
更に、固定ハウジング130は、長手方向に延びる略矩形形状を有し、コンタクト110の基板接続部112を固定するようになっている。固定ハウジング130は、コンタクト110の基板接続部112が回路基板に接続されると、その回路基板上に実装されることになる。
可動ハウジング120は、固定ハウジング130の上方に固定ハウジング130に対して間隔Yをもって積層されている。そして、可動ハウジング120の長手方向両端には、上下方向に貫通する1対の第1貫通孔122が穿設され、固定ハウジング130の長手方向両端には、第1貫通孔122に対応する位置に、上下方向に貫通する1対の第2貫通孔131が穿設されている。可動ハウジング120は、コンタクト110の可撓連結部113を介して固定ハウジング130に連結された構成となっている。
また、各ピン体140は、円柱状であって、金属材料の鍔付きピンで構成されている。各ピン体140は、下端部に近い位置において膨出した鍔部142を有し、この鍔部142を境にして先端部141が長く、後端部143が短い長さを有している。そして、各ピン体140の先端部141は、固定ハウジング130の下方から第2貫通孔131を通って可動ハウジング120の第1貫通孔122に挿通される。各ピン体140の先端部141の直径は、各第1貫通孔122の直径よりも若干小さく、この第1貫通孔122にピン体140の先端部141が嵌挿された状態で少なくとも可動ハウジング120がスムーズに上下動できる直径に形成されている。また、第2貫通孔131の内径は、ピン体140の先端部141の外径とほぼ近接し、第2貫通孔131にピン体140の先端部141が挿入された状態では、先端部141の外周面が第2貫通孔131の内周面に接するようにしている。なお、ピン体140の後端部143は、回路基板に設けられた位置決め用孔(図示せず)に挿通されて回路基板に半田接続されるようになっている。
このように構成された電気コネクタ101に相手コネクタが嵌合すると、相手コネクタに設けられた相手コンタクトがコンタクト110の接触部111に接触し、相手コネクタが実装されている回路基板と電気コネクタ101が実装されている回路基板とが電気的に導通することになる。この両コネクタの嵌合の際に、相手コネクタの位置ずれがあった場合、特に上下方向に位置ずれがあった場合には、可動ハウジング120が固定ハウジング130に対して上下方向に移動し、相手コネクタの位置ずれに簡単に追随することができる。また、可動ハウジング120の長手方向に位置ずれがあった場合には、可動ハウジング120が固定ハウジング130に対して長手方向に移動し、相手コネクタの位置ずれに追随することができる。これにより、電気コネクタ101には、相手コネクタが電気コネクタ101に対して嵌合面内の互いに直交する二方向(前述の上下方向及び長手方向)に位置ずれしたときの位置ずれ追随機能が付与されている。また、可動ハウジング120の真上から障害物等が衝突し、可動ハウジング120に強い衝撃力が加わっても、コンタクト110の可撓連結部113がその衝撃を吸収して衝撃力を減衰する。このため、基板接続部112の半田接続部分のクラック発生を防止することができる。また、ピン体140は、固定ハウジング130及び可動ハウジング120に対して貫通しているため、可動ハウジング120の移動方向はピン体140によって規制されている。
特開2004−119050号公報
しかしながら、この従来の電気コネクタ101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、各コンタクト101の基板接続部112が回路基板に接続されて固定ハウジング130がその回路基板上に実装される構造になっているので、筐体内における回路基板の配置自由度があまりない。従って、回路基板を筐体内において例えば電気コネクタ101から離れた場所に配置したい要望がある場合には、その要望に応えることができないという問題があった。
また、電気コネクタ101においては、相手コネクタが電気コネクタ101に対して上下方向に位置ずれしたときには、各コンタクト110が大きく弾性変形可能なことから、可動ハウジング120の上下方向の移動量は大きくとれる。このため、電気コネクタ101は、相手コネクタの位置ずれに簡単に追随することができる。これに対して、ピン体140の先端部141の直径は、第1貫通孔122の直径よりも若干小さく形成されているにすぎないため、可動ハウジング120の長手方向の移動量は大きくとれない。このため、相手コネクタが電気コネクタ101に対して長手方向に位置ずれしたときには、相手コネクタの位置ずれに追随できずに破損してしまうことがあるという問題があった。
従って、本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、筐体内において、接続される回路基板の配置自由度を確保できる、電気コネクタをアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタのマウント構造を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、相手コネクタが電気コネクタに対して嵌合面内の互いに直交する二方向のいずれに位置ずれをしたときにも適切に相手コネクタの位置ずれに追随できる、電気コネクタをアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタのマウント構造を提供することにある。
上記問題点を解決するため、本発明のうち請求項1に係る電気コネクタのマウント構造は、回路基板に接続される電線を一端側から導出した電気コネクタと、該電気コネクタの周囲を囲み、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合面内の互いに直交する二方向において弾性的に保持すると共に、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合方向において保持する金属製の枠体と、該枠体を介して前記電気コネクタを保持する、筐体に取り付けられた金属製のケースとを具備したことを特徴としている。ここで、「筐体に取り付けられた金属製のケース」とは、筐体とは別個の金属製のケースであって筐体に取り付けられもの、及び筐体と一体的に形成されているものの双方を含む意である。
本発明に係る電気コネクタのマウント構造によれば、回路基板に接続される電線を一端側から導出した電気コネクタと、該電気コネクタの周囲を囲み、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合面内の互いに直交する二方向において弾性的に保持すると共に、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合方向において保持する金属製の枠体と、該枠体を介して前記電気コネクタを保持する孔部を有する、筐体に取り付けられた金属製のケースとを具備し、電気コネクタの一端側から回路基板に接続される電線を導出するようにしているので、筐体内において、接続される回路基板の配置自由度を確保できる、電気コネクタをアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタのマウント構造を提供できる。
また、電気コネクタを筐体に保持するための枠体が、電気コネクタを相手コネクタとの嵌合面内の互いに直交する二方向において弾性的に保持するようになっているので、相手コネクタが電気コネクタに対して嵌合面内の互いに直交する二方向のいずれに位置ずれをしたときにも、電気コネクタが大きく弾性変位することが可能であり、適切に相手コネクタの位置ずれに追随できる。また、枠体は、過大な力を加えられた場合に樹脂製部材のようにバリンと破壊してしまうことを避けるために、金属製としてある。
更に、電気コネクタを、金属製の枠体を介して金属製のケースが保持するようにしているので、電気コネクタをケースに対し挿抜する方向の大きな力を受け止めることができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る電気コネクタのマウント構造を示し、(A)は主要部の平面図、(B)は主要部の正面図、(C)は主要部の背面図である。図2は、図1の電気コネクタのマウント構造を示し、(A)は主要部の右側面図、(B)は(A)の2B−2B線に沿う断面図、(C)は(A)の2C−2C線に沿う断面図である。図3は、図1の3−3線に沿う断面図である。
図1乃至図3において、電気コネクタのマウント構造1は、電気コネクタ10と、電気コネクタ10を取り囲んで保持する金属製の枠体30と、枠体30を介して電気コネクタ10を保持する金属製のケース50とを具備している。以後、図1(A)における下方及び図2(A)における左方を「前方」、その反対方向を「後方」、図1(A)及び図1(B)における左方を「左方」、その反対方向を「右方」、図1(B)における上方を「上方」、その反対方向を「下方」として説明する。
図4は、電気コネクタを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。図5は、図4の電気コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図4(A)の5B−5Bに沿う断面図、(C)は図4Aの5C−5C線に沿う断面図、(D)は図4Aの5D−5Dに沿う断面図である。図6は、枠体を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図7は、図6の枠体を示し、(A)は背面図、(B)は右側面図、(C)は図6(A)の7C−7C線に沿う断面図、(D)は図6(A)の7D−7D線に沿う断面図、(E)は図6(A)の7E−7E線に沿う断面図、(F)は図7(C)の7F−7F線に沿う断面図である。図8は、ケースを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。図9は、図8のケースを示し、(A)は一部を省略した左側面図、(B)は一部を省略した右側面図、(C)は図8(A)の9C−9C線に沿う断面図である。図10は、電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。図11は、図10と同様に、電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は左側面図、(B)は底面図である。図12は、図10と同様に、電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は図10(A)の12A−12A線に沿う断面図、(B)は図10(A)の12B−12B線に沿う断面図、(C)は図10(A)の12C−12C線に沿う断面図である。図13は、図11の13−13線に沿う断面図である。
電気コネクタ10は、図4に示すように、略矩形形状のハウジング基部12及びハウジング基部12から前方に延びる略矩形形状の嵌合部13を有するハンジング11を備えている。ハウジング11は、絶縁性の樹脂を成形することにより形成される。嵌合部13には、図4には図示されていないが図10(B)に示すように、複数のコンタクト収容キャビティ19が左右方向に並列に設けられており、各コンタクト収容キャビティ19内には、複数のコンタクト20が収容されている。図示しない相手コネクタが前方から後方に向けて嵌合部13に嵌合し、相手コネクタに設けられた図示しない相手コンタクトがコンタクト20に接触するようになっている。嵌合部13の前端面が相手コネクタとの嵌合面13aを構成する。また、ハウジング基部12内には、図示しない子基板が設けられ、この子基板に各コンタクト20が電気的に接続されている。そして、この子基板には、各々が複数の電線を有する図10(A)及び図10(B)に示す複数のケーブル21a,21bが電気的に接続され、それらケーブル21a,21bがハウジング基部12の左側面側(一端側)から導出されている。各ケーブル21a,21bの先端には、図示しない親基板(回路基板)に設けられたコネクタに嵌合する中継コネクタ22a,22bが接続されている。各ケーブル21a,21bの電線は、中継コネクタ22a,22b及び親基板(回路基板)に設けられたコネクタを介して親基板(回路基板)に電気的に接続されるようになっている。
また、ハウジング基部12の左右両側面は、図4(A)に示すように、ハウジング基部12の後端面から前方に向けて切り欠かれており、その前端面に肩部12aが形成されている。そして、ハウジング基部12の上面には、図4(A)、図4(C)、図5(B)、及び図5(D)に示すように、ハウジング基部12の後端面から前方に向けて延びる左右対称位置に設けられた1対の溝14が形成されている。各溝14には、後述する枠体30の第1ストッパ片37が入り込むようになっている。また、ハウジング基部12の上面の前端部近傍には、図4(A)及び図5(C)に示すように、左右方向の中心位置に設けられた係止凹部15が形成されている。この係止凹部15には、後述する枠体30の弾性係止片39が係止されるようになっている。更に、ハウジング基部12の下面には、図4(B)及び図5(B)に示すように、ハウジング基部12の前端面から延びる第1凹部16が設けられると共に、図4(B)及び図5(D)に示すように、ハウジング基部12の前端面から大きく伸びる第2凹部17が設けられている。第1凹部16には、後述するケース50の第3ストッパ片58が入り込むようになっている。また、ハウジング基部12の下面には、複数の突起部18が下方に向けて突出形成されている。
次に、枠体30は、図6及び図7に示すように、左右方向に延びる上板部31と、上板部31の左右両縁から下方に折り曲げられた左右の側板部32,33と、各側板部32,33の下端から上板部31に対向するように延びる下板部34とを備えている。枠体30は、上板部31と左右の側板部32,33と、下板部34とで電気コネクタ10のハウジング基部12を取り囲むようになっている。枠体30は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。下板部34には、図6(B)に示すように、左右方向の略中心から右方向に向けて所定距離の切欠35が形成されている。この切欠35は、枠体30の前後方向に貫通しており、この切欠35により、枠体30の下板部34は左右において分断されている。枠体30の上板部31には、図6(A)及び図6(C)に示すように、下方に少しだけ突出する突出部36が上板部31の左右方向において直線部と曲線部とを交えて延びている。この突出部36は、上板部31を機械的に補強する機能を有する。
また、上板部31の左右方向の中心を挟んで左右対称位置には、図6(A)、図7(D)及び図12(C)に示すように、電気コネクタ10の溝14に入り込み、溝14の前端面に当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制する1対の第1ストッパ片37が下方に向けて折り曲げ形成されている。また、下板部34の後端縁の左右方向両端部近傍には、図6(A)、図6(B)、図10(A)及び図11(A)に示すように、電気コネクタ10の肩部12aに当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制する1対の第2ストッパ片38が上方に向けて折り曲げ形成されている。更に、上板部31の左右方向の中心には、図6(A)、図7(C)及び図12(B)に示すように、電気コネクタ10の係止凹部15に入り込んで電気コネクタ10の前後方向の移動を規制すると共に電気コネクタ10に対して下方へ押圧する片持ち梁状の弾性係止片39が前方斜め下方に向けて延びている。その一方、下板部34の左右方向両端近傍には、図6、図7(E)及び図12(A)に示すように、電気コネクタ10の下面に対して上方に押圧する片持ち梁状の1対の第1弾性舌片40が前方斜め上方に向けて延びている。また、左側の側板部32には、図6(A)、図6(B)、図7(F)及び図13に示すように、電気コネクタ10を左右方向右側に押圧する片持ち梁状の第2弾性舌片41が前方斜め右側に向けて延びている。その一方、右側の側板部33には、図6(A)、図(B)、図7(F)及び図13に示すように、電気コネクタ10を左右方向左側に押圧する片持ち梁状の第2弾性舌片41が前方斜め左側に向けて延びている。
ここで、弾性係止片39が電気コネクタ10の係止凹部15に入り込んで電気コネクタ10に対して下方へ押圧し、その反対に、1対の第1弾性舌片40が電気コネクタ10の下面に対して上方に押圧する。また、左側の側板部32に設けられた第2弾性舌片41が電気コネクタ10を左右方向右側に押圧し、その反対に、右側の側板部33に設けられた第2弾性舌片41が電気コネクタ10を左右方向左側に押圧する。これにより、枠体30は、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合面13a内の互いに直交する二方向(上下方向及び左右方向)において弾性的に保持することができる。
また、1対の第1ストッパ片37が電気コネクタ10の溝14の前端面に当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制すると共に、1対の第2ストッパ片38が電気コネクタ10の肩部12aに当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制する。また、弾性係止片39が電気コネクタ10の係止凹部15に入り込んで電気コネクタ10の前後方向の移動を規制する。これにより、枠体30は、電気コネクタ10を前後方向(相手コネクタとの嵌合方向)において保持することができる。
そして、枠体30の下板部34の前端部には、図3、図6(B)、図6(C)、及び図7(B)に示すように、後述するケース50の係止用空間56に入り込んで枠体30の後方への移動を規制する突起42が下方に向けて突出形成されている。また、枠体30の左右側板部32,33のそれぞれ下端部近傍には、図2(A)、図6(A)、図6(B)、及び図7(A)に示すように、後述するケース50のスリット60に入り込んで枠体30の前方及び上下方向の移動を規制する第1規制片43が外側に向けて折り曲げ形成されている。更に、枠体30の左右側板部32,33のそれぞれの上端部近傍には、図2(A)、図2(C)、図6(A)、図6(B)、及び図7(A)に示すように、後述するケース50の開口61に入り込んで枠体30の上方への移動を規制すると共に、枠体30の後方への移動を規制する第2規制片44が設けられている。
次に、ケース50は、図1乃至図3、図8、及び図9に示すように、電気コネクタ10の嵌合部13が入り込む矩形形状の孔部51aを有する平板部51と、平板部51の上端から前方に延びる頂板部52と、平板部51の下端から前方に延びる底板部53とを有する。ケース50は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成されている。ケース50は、図示しない筐体に取り付けられている。このケース50の平板部51には、孔部51aの左右方向両端縁から後方に延びる1対の側壁部59が設けられている。図1に示すように、枠体30に保持された電気コネクタ10が1対の側壁部59間に入り込むようになっている。そして、各側壁部59の下端部近傍には、図9に示すように、各側壁部59の後端縁から前方に延びるスリット60が形成されている。スリット60には、図2(A)に示すように、枠体30の第1規制片43が後側から入り込み、これにより枠体30の上下方向の移動を規制すると共に、第1規制片43がスリット60の前端に当接することにより枠体30の前方への移動を規制する。また、各側壁部59の上端部近傍の前後方向略中央部には、図9に示すように、略矩形形状の開口61が形成されている。開口61には、図2(A)及び図2(C)に示すように、枠体30の第2規制片44が入り込み、第2規制片44が開口61の上端縁に当接することにより枠体30の上方向への移動を規制し、第2規制片44が開口61の後端縁に当接することにより枠体30の後方への移動を規制するようになっている。
また、ケース50の底板部53の後端であって左右方向略中央部には、図8(A)及び図9(C)に示すように、後方に延びる第1延長板部54が設けられている。この第1延長板部54には、図3、図8(A)、及び図9(C)に示すように、第1延長板部54から上方に向けて切り起こされる切り起こし片55が形成されている。この切り起こし片55の前端縁と切り起こし片55が切り起こされたことによって第1延長板部54に形成された開口との間に、係止用空間56が形成されている。この係止用空間56には、図3に示すように、枠体30の突起42が入り込み、突起42が切り起こし片55の前端縁に当接することによって枠体30の後方への移動を規制するようになっている。また、ケース50の底板部53の後端であって左右方向右より部分には、図8(A)及び図9(C)に示すように、後方に延びる第2延長板部57が設けられている。この第2延長板部57には、図1(B)、図1(C)及び図8に示すように、電気コネクタ10の第1凹部16に入り込んで電気コネクタ10の前方への移動を規制する第3ストッパ片58が上方に向けて折り曲げ形成されている。
ケース50のスリット60に枠体30の第1規制片43が後側から入り込んで枠体30の上下方向の移動を規制すると共に、第1規制片43がスリット60の前端に当接することにより枠体30の前方への移動を規制する。また、ケース50の開口61に枠体30の第2規制片44が入り込んで第2規制片44が開口61の上端縁に当接することにより枠体30の上方向への移動を規制すると共に、第2規制片44が開口61の後端縁に当接することにより枠体30の後方への移動を規制する。そして、ケース50の係止用空間56に枠体30の突起42が入り込んで枠体30の後方への移動を規制する。これにより、ケース50は、枠体30を介して電気コネクタ10を保持することができる。
次に、電気コネクタ10のマウント構造1の組立方法について、図10乃至図13及び図1乃至図3を参照して説明する。
先ず、図10乃至図13に示すように、電気コネクタ10に枠体30を取り付ける。即ち、電気コネクタ10の後側から電気コネクタ10を囲むように、枠体30を、第1ストッパ片17が電気コネクタ10の前端面に当接し、第2ストッパ片38が電気コネクタ10の肩部12aに当接するまで、押し込む。これにより、枠体30の弾性係止片39が電気コネクタ10の係止凹部15に入り込み、枠体30の電気コネクタ10への取り付けが完了する。この完了時においては、弾性係止片39が電気コネクタ10に対して下方へ押圧し、その反対に、1対の第1弾性舌片40が電気コネクタ10の下面に対して上方に押圧している。また、左側の側板部32に設けられた第2弾性舌片41が電気コネクタ10を左右方向右側に押圧し、その反対に、右側の側板部33に設けられた第2弾性舌片41が電気コネクタ10を左右方向左側に押圧している。これにより、枠体30は、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合面13a内の互いに直交する二方向(上下方向及び左右方向)において弾性的に保持している。なお、この状態では、電気コネクタ10のハウジング基部12の下面に設けられた突起部18が、図12に示すように、枠体30の下板部34に接触する。
また、枠体30の電気コネクタ10への取り付け完了時においては、1対の第1ストッパ片37が電気コネクタ10の溝14の前端面に当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制すると共に、1対の第2ストッパ片38が電気コネクタ10の肩部12aに当接して電気コネクタ10の後方への移動を規制している。また、枠体30の弾性係止片39が電気コネクタ10の係止凹部15に入り込んで電気コネクタ10の前後方向の移動を規制している。これにより、枠体30は、電気コネクタ10を前後方向(相手コネクタとの嵌合方向)において保持している。
そして、図1乃至図3に示すように、枠体30を介して電気コネクタ10を、筐体に取り付けられたケース50に取り付ける。即ち、枠体30に保持された電気コネクタ10を枠体30とともに、ケース50の1対の側壁部59間に後方側から入り込ませる。この際に、枠体30の第1規制片43をスリット60に挿入し、第1規制片43の前端をスリット60の前端に当接させる。また、枠体30の第2規制片44を開口61に挿入し、第2規制片44を開口61の上端縁に当接させるとともに開口61の後端縁に当接させる。更に、枠体30の突起42を係止用空間56に入り込ませ、突起42を切り起こし片55の前端縁に当接させる。これにより、電気コネクタ10のケース50への取り付けが完了する。
この電気コネクタ10のケース50への取り付け完了時においては、ケース50のスリット60に枠体30の第1規制片43が入り込むことによって枠体30の上下方向の移動を規制すると共に、第1規制片43がスリット60の前端に当接することにより枠体30の前方への移動を規制している。また、ケース50の開口61に枠体30の第2規制片44が入り込んで第2規制片44が開口61の上端縁に当接することにより枠体30の上方向への移動を規制すると共に、第2規制片44が開口61の後端縁に当接することにより枠体30の後方への移動を規制している。そして、ケース50の係止用空間56に枠体30の突起42が入り込んで枠体30の後方への移動を規制している。これにより、ケース50は、枠体30を介して電気コネクタ10を保持している。以上の作業により、電気コネクタ10のマウント構造1が組み立てられる。
以上説明した電気コネクタ10のマウント構造1によれば、親基板(回路基板)に接続される電線を一端側から導出した電気コネクタ10と、電気コネクタ10の周囲を囲み、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合面13a内の互いに直交する二方向(上下方向及び左右方向)において弾性的に保持すると共に、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合方向(前後方向)において保持する金属製の枠体30と、枠体30を介して電気コネクタ10を保持する、筐体に取り付けられた金属製のケース50とを具備している。そして、電気コネクタ10の一端側から親基板(回路基板)に接続される電線を導出するようにしているので、電線の配回しを適宜行うことにより、筐体内において、接続される親基板(回路基板)の配置自由度を確保できる、電気コネクタ10をアライメント機能を発揮するように筐体に実装するための電気コネクタ10のマウント構造を提供できる。従って、親基板(回路基板)を筐体内において例えば電気コネクタ10から離れた場所に配置したい要望にも応えることができる。
また、電気コネクタ10をケース50に保持するための枠体30が、電気コネクタ10を相手コネクタとの嵌合面13a内の互いに直交する二方向(上下方向及び左右方向)において弾性的に保持するようになっているので、相手コネクタが電気コネクタ10に対して嵌合面13a内の互いに直交する二方向のいずれに位置ずれをしたときにも、電気コネクタ10が大きく弾性変位することが可能であり、適切に相手コネクタの位置ずれに追随できる。また、枠体30は、過大な力が加えられた場合に樹脂製部材のようにバリンと破壊してしまうことを避けるために、金属製としてある。
更に、電気コネクタ10を、金属製の枠体30を介して金属製のケース50が保持するようにしているので、電気コネクタ10をケース50に対し挿抜する方向の大きな力を受け止めることができる。従って、枠体30を介して電気コネクタ10を筐体に取り付けられたケース50に取り付けるとき、あるいはケース50に電気コネクタ10を保持した状態で相手コネクタが嵌合するときのいずれの場合でも、挿抜方向の大きな力を受け止めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、金属製のケース50は、筐体とは別個の金属製のケースで説明されているが、筐体と一体的に形成されているものであってもよい。
本発明に係る電気コネクタのマウント構造を示し、(A)は主要部の平面図、(B)は主要部の正面図、(C)は主要部の背面図である。 図1の電気コネクタのマウント構造を示し、(A)は主要部の右側面図、(B)は(A)の2B−2B線に沿う断面図、(C)は(A)の2C−2C線に沿う断面図である。 図1の3−3線に沿う断面図である。 電気コネクタを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図4の電気コネクタを示し、(A)は右側面図、(B)は図4(A)の5B−5Bに沿う断面図、(C)は図4Aの5C−5C線に沿う断面図、(D)は図4Aの5D−5Dに沿う断面図である。 枠体を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。 図6の枠体を示し、(A)は背面図、(B)は右側面図、(C)は図6(A)の7C−7C線に沿う断面図、(D)は図6(A)の7D−7D線に沿う断面図、(E)は図6(A)の7E−7E線に沿う断面図、(F)は図7(C)の7F−7F線に沿う断面図である。 ケースを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図8のケースを示し、(A)は一部を省略した左側面図、(B)は一部を省略した右側面図、(C)は図8(A)の9C−9C線に沿う断面図である。 電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図10と同様に、電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は左側面図、(B)は底面図である。 図10と同様に、電気コネクタを枠体に保持した状態を示し、(A)は図10(A)の12A−12A線に沿う断面図、(B)は図10(A)の12B−12B線に沿う断面図、(C)は図10(A)の12C−12C線に沿う断面図である。 図11の13−13線に沿う断面図である。 従来の電気コネクタを示し、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は背面側から見た斜視図である。 図14の電気コネクタを示し、(A)は図14(A)における15A−15A線に沿う断面図、(B)は図14(A)における15B−15B線に沿う断面図、(C)は図14(A)における15C−15C線に沿う断面図である。
符号の説明
1 電気コネクタのマウント構造
10 電気コネクタ
21a,21b ケーブル(電線)
13a 相手コネクタとの嵌合面
30 枠体
50 ケース

Claims (1)

  1. 回路基板に接続される電線を一端側から導出した電気コネクタと、
    該電気コネクタの周囲を囲み、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合面内の互いに直交する二方向において弾性的に保持すると共に、前記電気コネクタを相手コネクタとの嵌合方向において保持する金属製の枠体と、
    該枠体を介して前記電気コネクタを保持する、筐体に取り付けられた金属製のケースとを具備したことを特徴とする電気コネクタのマウント構造。
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