JP2007249800A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両形状の違いによる車載機(通信端末)設置位置の違いから生じる通信エラーを低減することが可能な通信システムを提供すること。
【解決手段】通信システムは、走行車両の形状を検出する車両形状検出手段と、前記車両形状検出手段による形状検出結果に基づき通信開始タイミングを制御する通信制御手段と、前記通信制御手段による通信開始タイミングに基づき前記走行車両に搭載された通信端末と通信する通信手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有料道路等の料金所を通過する車両に対して通行料金の課金処理を自動的に行う自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)等に適用可能な通信システム及び通信方法に関する。
近年、有料道路等の料金所において、車両側の通信端末(車載機)と料金所側の無線装置(路側無線装置)との間の無線通信を利用して車載機に挿入されたICカードより自動的に通行料金を徴収する自動料金収受システムが普及し始めている。これは、車両の前面やフロントガラス等に車載機を取り付け、路側無線装置を通じて車両機(ICカード)より必要な通行料金等を引き去るもので、料金を現金や回数券により手渡しで支払うために車両を止める必要もなく、料金徴収の円滑化および省力化を促進するシステムである。
ところで、車載機と路側無線装置との間で料金徴収の通信が行われるためには、通信データ(伝文)群が規定の順序で送受信される必要があるが、ある通信データが受信されなかった場合、または受信したデータに誤りがある場合は、同一データが正常に受信されるまでそのデータを再送信する必要があった。
このような通信データが正常に受信されなかった場合のデータの再送信は、その上限回数を予め決めておくという、再送信の上限回数をシステム上の固定値として管理する方法が提案されている。しかしながら、このような技術においては、路側無線装置の通信可能領域(固定された範囲)に対して、車両の通過速度が異なることによって通過車両に搭載された車載機(ICカード)の滞留時間が異なるため、システム上の固定値で再送信の上限回数を管理すると、車両通過速度によっては通信効率が悪くなるという問題がある。
そこで、通信可能領域を通過する車両を検知し、通信可能領域を通過中の車両に対して効率良く通信する技術が開示されております(特許文献1参照)。
特許第3213138号
路側無線装置と車載機との無線通信開始のタイミングは、車両検知器により進入車両がレーンへ進入したことを検知した時点、すなわち進入車両の車両前端を検知した時点としている。
通常、車両の車載機は、ダッシュボードもしくはフロントガラスに取り付けられる。ところが、車両により車両形状が異なる、つまりボンネットの長さが異なるため、車両前端と車載器との距離(水平方向)が異なる。従って、料金収受処理において、単に車両を検知したタイミングを無線通信開始タイミングとすると、通信エラーを引き起こす可能性が高まる。特に、大型車に比べて、普通車等ボンネットが長い車両では車載器が路側無線装置の安定通信領域に入る前に、路側無線装置が通信を開始してしまう場合があり、通信リトライや通信エラーが起こる可能性が考えられる。上記した特許文献1には、このような問題については一切触れられていない。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、車両形状の違いによる車載機(通信端末)設置位置の違いから生じる通信エラーを低減することが可能な通信システム及び通信方法を提供することにある。
この発明の通信システム及び通信方法は、以下のように構成されている。
(1)この発明の通信システムは、走行車両の形状を検出する車両形状検出手段と、前記車両形状検出手段による形状検出結果に基づき通信開始タイミングを制御する通信制御手段と、前記通信制御手段による通信開始タイミングに基づき前記走行車両に搭載された通信端末と通信する通信手段とを備えている。
(2)この発明の通信方法は、走行車両の形状を検出する第1のステップと、前記第1のステップによる形状検出結果に基づき通信開始タイミングを制御する第2のステップと、前記第2のステップによる通信開始タイミングに基づき前記走行車両に搭載された通信端末と通信する第3のステップとを備えている。
本発明によれば、車両形状の違いによる車載機(通信端末)設置位置の違いから生じる通信エラーを低減することが可能な通信システム及び通信方法を提供できる。
以下、図1〜図4を参照し、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る通信システムの概略配置の一例を示す図である。
図1及び図2に示すように、通信システムは、車両検知器101、102、車軸計測器103、CCDカメラ104、画像処理装置105、車線制御装置106、通信制御部107、制御部108、路側無線装置(アンテナ含む)109、車両検知器110、発進制御装置111を備えている。
車線の入口側に、車線に進入する車両を検知する車両検知器101、102、及び車両軸数を計測する車軸計測器103が設置される。車両検知器101、102は、例えば車線の両端に対向設置された光ビームの投/受光器で構成され車両で光ビームが遮断されることを利用し車両を検知するとともに、光ビームが継続遮断された単位を1台の車両として検出する。軸数計測器103は、車両タイヤの踏圧を検知するもので、車両検知器101、102の一連の継続した検知状態の間に踏圧された回数を1台の車軸数として、進入車両毎の車軸数を計測する。
車両検知器101、102の進行方向には、進入する車両の側面を撮像視野とするCCDカメラ104と、CCDカメラ104により取得された車両撮像データを処理する画像処理装置105が設置される。CCDカメラ104は、車両検知器101の車両検知出力の前縁を撮像トリガとして進入車両1台毎の車両側面部を撮像する。CCDカメラ104は、水平方向に距離を持って配置された2台のカメラを装備し、いわゆる2眼カメラ、またはステレオカメラの構成であり、2台のカメラは同期した同一タイミングで撮画するように制御され、各々の撮画データは個別に画像処理装置105に取り込まれる構成となっている。画像処理装置105は、車両撮像データを基に車両形状を識別し、車両のボンネットを切り出し、ボンネット長を検出する。
車両検知器101、102による車両検知結果、及び画像処理装置105による車両形状検出結果は、車線制御装置106に送信され、車両検知器101、102による車両検出結果は、車線制御装置106の制御部108に送信され、画像処理装置105による車両形状検出結果は、車線制御装置106内に搭載される通信制御部107に送信される。また、車線制御装置105の制御部108と通信制御部107は接続されている。
通信制御部107は、受信した画像処理装置による車両形状検出結果に基づき、路側無線装置109と進入車両に搭載されている車載機との間の無線通信の開始タイミングを制御する。車両形状の違い、つまり車両の違い(例えば、大型車/普通車/軽車両)による通信開始タイミングのイメージを図3に示す。また、通信開始タイミングの制御を図4に示す。ここで、通信開始タイミングの決定は使用する情報に従い以下の通りとなる。
A)車両速度を検出しない場合
図4に示すように、車両検知器101、102が車両の進入を検知し(ST101)、車軸計測器103が車両軸数を計測し(ST102)、CCDカメラ104が車両を撮影し(ST103)、画像処理装置105がボンネット長を検出する(ST104)。通信制御部105は、ボンネット長情報から無線開始通信タイミング(車両検知器101による車両前端検出時点から遅らせる時間)を算出し、算出結果により無線通信開始タイミングを制御する(ST105)。算出は、例えば次の方法でおこなう。進入車両の進入速度を一定の値(例えば、ETC収受処理が可能である仕様上の速度最大値)に定め、受信するボンネット長情報と定めた進入速度からタイミングを算出する。以上により路側無線通信装置109と車載機112との間で通信を開始し、料金収受処理を経た車両は、車両検知器110により通過が検出される(ST106)。また、発進制御装置111は、料金収受処理の結果を信号等で案内表示したり、料金収受処理の結果に応じて通行制御バーの開閉を制御したりする(ST107)。
B)車両速度を検出する場合
a)ボンネット長情報および車両進入速度
図4に示すように、車両検知器101、102が車両の進入を検知し(ST101)、車軸計測器103が車両軸数を計測し(ST102)、CCDカメラ104が車両を撮影し(ST103)、画像処理装置105がボンネット長を検出する(ST104)。通信制御部105は、ボンネット長情報および進入車両の進入速度から無線開始通信タイミング(車両検知器101による車両前端検出時点から遅らせる時間)を算出し、算出結果により無線通信開始タイミングを制御する(ST105)。進入速度の算出は車線制御装置106(制御部108)にておこなう。車線制御装置106(制御部108)は、車両検知器101と車両検知器102の検出結果を受信し、両車両検知器間の通過時間を算出する。通過時間に加え、両車両検知器間の距離情報を用いて進入速度を算出し、通信制御部107に送信する。なお、両検知器間の距離情報は事前に入力されているものとする。以上により路側無線通信装置109と車載機112との間で通信を開始し、料金収受処理を経た車両は、車両検知器110により通過が検出される(ST106)。また、発進制御装置111は、料金収受処理の結果を信号等で案内表示したり、料金収受処理の結果に応じて通行制御バーの開閉を制御したりする(ST107)。
b)ボンネット長情報および車両進入速度区分
図4に示すように、車両検知器101、102が車両の進入を検知し(ST101)、車軸計測器103が車両軸数を計測し(ST102)、CCDカメラ104が車両を撮影し(ST103)、画像処理装置105がボンネット長を検出する(ST104)。通信制御部105は、ボンネット長情報および進入車両の進入速度区分から無線開始通信タイミング(車両検知器101による車両前端検出時点から遅らせる時間)を算出し、算出結果により無線通信開始タイミングを制御する(ST105)。進入速度区分の判定は、車線制御装置106(制御部108)にておこなう。車線制御装置106(制御部108)は、車両検知器101と車両検知器102間の通過時間と両車両検知器間の距離情報をパラメータとする進入速度区分テーブル(例えば、高速/中速/低速)を有する。車両が進入すると、両車両検知器の検出結果を受信し、通過時間を算出する。通過時間に加え、両車両検知器間の距離情報を用いて進入速度区分を判定し通信制御部107に送信する。なお、両検知器間の距離情報は事前に入力されているものとする。以上により通信を開始し、料金収受処理を経た車両は、車両検知器110により通過が検出される(ST106)。また、発進制御装置111は、料金収受処理の結果を信号等で案内表示したり、料金収受処理の結果に応じて通行制御バーの開閉を制御したりする(ST107)。以上により路側無線通信装置109と車載機112との間で通信を開始し、料金収受処理を経た車両は、車両検知器110により通過が検出される(ST106)。また、発進制御装置111は、料金収受処理の結果を信号等で案内表示したり、料金収受処理の結果に応じて通行制御バーの開閉を制御したりする(ST107)。
以下に第1の実施形態の作用効果についてまとめる。
(1)有料道路入口もしくは出口のETC車線料金収受処理において、路側無線装置と車載器との無線通信開始タイミングを進入車両の車両形状(ボンネット長)に応じて制御することにより、車載器が路側無線装置の安定通信領域(通信可能領域)に入る前に無線通信が開始する可能性を低減し、通信リトライや通信エラーが発生する可能性を低減する。
(2)有料道路入口もしくは出口のETC車線料金収受処理において、路側無線装置と車載器との無線通信開始タイミングを進入車両の車両形状(ボンネット長)、および車両の進入速度に応じて制御することにより、車載器が路側無線装置の安定通信領域(通信可能領域)に入る前に無線通信が開始する可能性を低減し、通信リトライや通信エラーが発生する可能性を低減する。
(3)有料道路入口もしくは出口のETC車線料金収受処理において、路側無線装置と車載器との無線通信開始タイミングを進入車両の車両形状(ボンネット長)、および車両の進入速度区分(例えば、高速/中速/低速)に応じて制御することにより、車載器が路側無線装置の安定通信領域(通信可能領域)に入る前に無線通信が開始する可能性を低減し、通信リトライや通信エラーが発生する可能性を低減する。
有料道路入口もしくは出口のETC車線の料金収受処理においては、路側無線装置と車両側アンテナ(車載器)で無線通信をおこなうが、路側無線装置の通信領域には、安定通信領域(通信可能領域)と不安定通信領域が存在し不安定通信領域では無線通信精度が低下する。この第1の実施形態では、ETC車線の進入車両の画像を取得するCCDカメラ、およびカメラからの画像を圧縮し処理する画像処理装置を設置し、進入車両の車両形状を検出する。具体的には、車両のボンネットを切り出し、ボンネット長情報を検出する。車両前端から車両内の車載器搭載位置までの水平方向距離は車両形状(ボンネット長)により異なるため、この第1の実施形態では検出されたボンネット長情報に応じて路側無線装置の安定通信領域内(通信可能領域内)で無線通信を開始するよう通信制御部より無線通信を開始するタイミングを制御し、ETC料金収受処理における無線通信の高精度化を図る。また、ボンネット長情報に加え車両の進入速度情報を加え、さらなる通信精度向上化を図る。
続いて、図5〜図10を参照し、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図6は、第2の実施形態に係る通信システムの概略配置の一例を示す図である。
図5及び図6に示すように、通信システムは、車両検知器/車両高さ検知器201、202、車線制御装置203、通信制御部204、路側無線装置(アンテナ含む)205、路側表示器206、発進制御装置207を備えている。
図6に示すように、ETCシステムの料金所のレーンの上には車載機と無線通信するための路側無線装置205のアンテナが設置されている。さらに、レーンの脇には、光線の遮断によって車両の通過を検知する車両検知器/車両高さ検知器201、202と、走行車両に対して「通行可」または「停止」を表示する路側表示器206と、車両の通過の許可/不許可に応じて遮断機を開閉する発進制御装置207と、各部を制御する車線制御装置203が設置されている。
例えば、車両検知器/車両高さ検知器201と車両検知器/車両高さ検知器202との間隔は4mに設定されており、アンテナの指向性は、この車両検知器/車両高さ検知器201と車両検知器/車両高さ検知器202との間の区間だけが規定の無線通信領域(通信可能領域)となるように絞り込まれる(隣のレーンに影響を及ぼさないため)。
車載機は、路側無線装置205から無線信号を受信すると、課金に必要な情報を送信する。この情報は路側無線装置205で受信され、車線制御装置203に送られる。車線制御装置203は、料金収受の処理を行い、路側表示器206に走行可能であることを表示するとともに、遮断機を開く。
図7は、車両検知器/車両高さ検知器201、202の一例を示す図である。図7に示すように、車両検知器/車両高さ検知器201、202は、車線両脇の支柱、つまり発光部と受光部とからなる赤外線センサーにより構成される。赤外線センサーは、地上から所定間隔おきに複数配置した単純な遮光センサーであり、発光部から発光した赤外線などの光信号を、受光部側のセンサーで受信し、遮光されている場合は、車両検知器間に車両などがあるものと認識する。
この第2の実施形態では、車両検知器/車両高さ検知器201、202は、車両を検知する他に、車両の高さを監視する。具体的には、車線制御装置203には、車両検知器/車両高さ検知器201、202の検知出力が入力されている。つまり、車線制御装置203は、検知出力(複数のセンサ出力のうちの少なくとも一つのセンサ出力から遮光が検出されることにより)から車両を検知するとともに、検知出力(複数のセンサ出力のうちいくつかのセンサ出力から遮光が検出されることにより)から車両の高さを検知することができる。
図8及び図10を参照して、通信開始タイミング及び通信終了タイミングの制御について説明する。
車両が料金所のレーンに進入し(ST201)、車両検知器/車両高さ検知器201が車両を検知するとともに、車両の高さを検知する(ST202)。具体的には、車線制御装置203が、車両検知器/車両高さ検知器201のセンサ出力に基づき、車両を検知するとともに、車両の高さを検知する。通信制御部204は、車両の高さ検知結果に基づき、通信開始のタイミングを制御する。つまり、車両の高さが第1の高さ以上になるタイミングで(ST203、YES)、路側無線装置205は車載機と無線通信を開始する(ST204)。
車両が走行して、車両検知器/車両高さ検知器202が車両を検知するとともに、車両の高さを検知する(ST205)。具体的には、車線制御装置203が、車両検知器/車両高さ検知器202のセンサ出力に基づき、車両を検知するとともに、車両の高さを検知する。通信制御部204は、車両の高さ検知結果に基づき、通信終了のタイミングを制御する。つまり、車両の高さが第2の高さ以上になるタイミングで(ST206、YES)、路側無線装置205は車載機と無線通信を終了する(ST207)。無線通信が正常に終了すると、路側表示器206に走行可能であることが表示され(ST208)、発進制御装置207の制御により遮断機が開き(ST209)、車両が料金所のレーンを退出する(ST210)。
なお、第1の高さと第2の高さは、同じでもよいし、違っていてもよい。これら第1の高さ、第2の高さの設定は、任意に変更可能であるとするが、車載器が車両に取り付いている場所(例えば車両の高さ)の高さを設定するのが望ましい。
図8に示すようなボンネットがある車両を想定すると、車載機が取り付けられるダッシュボード近傍のピラーの高さを検知し、通信を開始することにより、安定した通信が可能となる。つまり、第1の高さとしては、ボンネットの高さより高い値を設定する。
次に、車両検知器と車両高さ検知器を別々に設置するケースについて説明する。例えば、既存設備として車両検知器が設置されている入出場口の場合、車両高さ検知器だけを新たに設置すればよく、コスト的に有利となる。
図9は、車両検知器/車両高さ検知器201、202の別例を示す図である。図9に示すように、車両検知器/車両高さ検知器201は、車両検知器201a及び車両高さ検知器201bにより構成される。同様に、車両検知器/車両高さ検知器202は、車両検知器202a及び車両高さ検知器202bにより構成される。車両高さ検知器201bは、車両検知器201aの真上付近でレーン中心付近に配置される。同様に、車両高さ検知器202bは、車両検知器202aの真上付近でレーン中心付近に配置される。
車両高さ検知器201b、202bは、レーザーや超音波の反射を利用したもので、車両のボンネットやルーフの高さを測定する。
図9及び図10を参照して、通信開始タイミングの制御について説明する。
車両が料金所のレーンに進入し(ST201)、車両検知器201aが車両を検知するとともに、車両高さ検知器201bが車両の高さを検知する(ST202)。具体的には、車線制御装置203が、車両検知器201a、車両高さ検知器201bの出力に基づき、車両を検知するとともに、車両の高さを検知する。通信制御部204は、車両の高さ検知結果に基づき、通信開始のタイミングを制御する。つまり、車両の高さが第1の高さ以上になるタイミングで(ST203、YES)、路側無線装置205は車載機と無線通信を開始する(ST204)。
車両が走行して、車両検知器202aが車両を検知するとともに、車両高さ検知器202bが車両の高さを検知する(ST205)。具体的には、車線制御装置203が、車両検知器202a、車両高さ検知器202bの出力に基づき、車両を検知するとともに、車両の高さを検知する。通信制御部204は、車両の高さ検知結果に基づき、通信終了のタイミングを制御する。つまり、車両の高さが第2の高さ以上になるタイミングで(ST206、YES)、路側無線装置205は車載機と無線通信を終了する(ST207)。無線通信が正常に終了すると、路側表示器206に走行可能であることが表示され(ST208)、発進制御装置207の制御により遮断機が開き(ST209)、車両が料金所のレーンを退出する(ST210)。以上により、車載機が安定した通信領域(通信可能領域)にある時に通信を行うので、通信エラーを防ぐことができ、確実な課金処理を行うことができる。また、この第2の実施形態においては、車両速度に関係なく(車両速度を検出する必要なく)、適切なタイミングで通信の開始及び終了を制御することができる。
従来は、車両速度が遅い場合やロングノーズ車両などでは、車両検知のタイミングで路線側無線装置が電波の送信を開始してしまうと、ダッシュボード上に設置される車載器が、安定な規定の無線通信領域(通信可能領域)にまで達していない場合がある。この時、路線側無線装置からの電波に対して車載器が応答してしまうと、受信電力が不安定なため、その通信が直ぐに中断してしまうことがある。通信が一旦中断すると、次の通信開始までに間があり、その間に車両が無線通信領域を通り抜けてしまい、遮断機に衝突してしまう事故が発生する。今後、ETCの利用率が増加するとともに、車載器の受信感度のバラつきが出てくることが予想されるため、対策の検討が必要とされている。
上記した第2の実施形態によれば、無線通信の開始と終了するタイミングを、車両検知器が車両の進入を検知したタイミングではなく、車両の高さが所定の高さ以上になるタイミングとすることにより(車載機の位置を予測することにより)、不安定な通信領域での無線通信の開始を避けることができ、規定の無線通信領域(通信可能領域)で無線通信を開始し、規定の無線通信領域(通信可能領域)で無線通信を終了することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの概略配置の一例を示す図である。 車両の違い(例えば、大型車/普通車/軽車両)による通信開始タイミングのイメージを示す図である。 通信開始タイミングの制御の一例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムの概略配置の一例を示す図である。 車両検知器/車両高さ検知器の一例を示す図である。 通信開始タイミング及び通信終了タイミングのイメージを示す図である。 車両検知器/車両高さ検知器の別例を示す図である。 通信開始タイミング及び通信終了タイミングの制御の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
101、102…車両検知器、103…車軸計測器、104…CCDカメラ、105…画像処理装置、106…車線制御装置、107…通信制御部、108…制御部、109…路側無線装置(アンテナ含む)、110…車両検知器、111…発進制御装置、112…車載機、201、202…車両検知器/車両高さ検知器、201a、202a…車両検知器、201b、202b…車両高さ検知器、203…車線制御装置、204…通信制御部、205…路側無線装置(アンテナ含む)、206…路側表示器、207…発進制御装置

Claims (18)

  1. 走行車両の形状を検出する車両形状検出手段と、
    前記車両形状検出手段による形状検出結果に基づき通信開始タイミングを制御する通信制御手段と、
    前記通信制御手段による通信開始タイミングに基づき前記走行車両に搭載された通信端末と通信する通信手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記車両形状検出手段は、
    走行車両の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた走行車両の画像を解析し、走行車両のボンネット長を検出する画像処理手段と、
    を備え、
    前記通信制御手段は、前記ボンネット長に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信制御手段は、前記ボンネット長及び推定車両速度に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 走行車両の速度を検出する車両速度検出手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記ボンネット長及び検出車両速度に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 走行車両の速度を検出する車両速度検出手段を備え、
    前記通信制御手段は、前記ボンネット長及び検出車両速度に応じて決定される車両速度区分に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記車両形状検出手段は、走行車両の高さを検出する高さ検出手段を備え、
    前記通信制御手段は、走行車両の高さ検出結果に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  7. 前記車両形状検出手段は、
    第1の位置から第2の位置へ向かって走行する走行車両の高さを前記第1の位置で検出する第1の高さ検出手段と、
    走行車両の高さを前記第2の位置で検出する第2の高さ検出手段と、
    を備え、
    前記通信制御手段は、前記第1の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果に基づき通信開始タイミングを制御し、前記第2の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果に基づき通信終了タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  8. 前記通信制御手段は、前記第1の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果から判明する走行車両の高さが所定の高さ以上になるタイミングで通信の開始を制御し、前記第2の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果から判明する走行車両の高さが所定の高さ以上になるタイミングで通信の終了を制御することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記通信手段による通信可能エリアは、前記第1及び第2の位置を含むことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 走行車両の形状を検出する第1のステップと、
    前記第1のステップによる形状検出結果に基づき通信開始タイミングを制御する第2のステップと、
    前記第2のステップによる通信開始タイミングに基づき前記走行車両に搭載された通信端末と通信する第3のステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
  11. 前記第1のステップは、走行車両の画像を読み取り、前記読み取られた走行車両の画像を解析し、走行車両のボンネット長を検出し、
    前記第2のステップは、前記ボンネット長に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項10に記載の通信方法。
  12. 前記第2のステップは、前記ボンネット長及び推定車両速度に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 前記第1のステップは、走行車両の形状及び走行車両の速度を検出し、
    前記第2のステップは、前記ボンネット長及び検出車両速度に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  14. 前記第1のステップは、走行車両の形状及び走行車両の速度を検出し、
    前記第2のステップは、前記ボンネット長及び検出車両速度に応じて決定される車両速度区分に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  15. 前記第1のステップは、走行車両の高さを検出し、
    前記第2のステップは、走行車両の高さ検出結果に基づき通信開始タイミングを制御することを特徴とする請求項10に記載の通信方法。
  16. 前記第1のステップは、第1の位置から第2の位置へ向かって走行する走行車両の高さを前記第1の位置で検出し、走行車両の高さを前記第2の位置で検出し、
    前記第2のステップは、前記第1の位置で検出された走行車両の高さ検出結果に基づき通信開始タイミングを制御し、前記第2の位置で検出された走行車両の高さ検出結果に基づき通信終了タイミングを制御することを特徴とする請求項10に記載の通信方法。
  17. 前記通信制御手段は、前記第1の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果から判明する走行車両の高さが所定の高さ以上になるタイミングで通信の開始を制御し、前記第2の高さ検出手段による走行車両の高さ検出結果から判明する走行車両の高さが所定の高さ以上になるタイミングで通信の終了を制御することを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
  18. 前記第3ステップによる通信可能エリアは、前記第1及び第2の位置を含むことを特徴とする請求項17に記載の通信方法。
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