JP2010015454A - 自動料金収受システム - Google Patents

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Abstract

【課題】有料道路本線上の出口において車載無線装置の移動方向ならびに台数を検知することができる、自動料金収受システムを提供する。
【解決手段】有料道路本線からの出路に設置した、第1及び第2の移動体通信用基地局アンテナ10、20と、第1及び第2アンテナ10、20の制御及びデータの蓄積を行う処理部32を備えた路側無線装置30と、第1及び第2アンテナ10、20の無線通信領域40、50を通過する車両60に搭載した車載無線装置70との間で無線通信を行い、第1アンテナ10にて車載無線装置の同時通信台数および車両進入方向を検知し、その検知結果をもとに課金対象有無を判断し、第2アンテナ20に指示することによって、車載無線装置70と無線通信し課金処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路ITS(Intelligent Transport Systems)分野における自動料金収受システムに係り、特に、有料道路出口ガントリ上に設置されるフリーフロー自動料金収受システムあるいはブースレス自動料金収受システムに関する。
有料道路における料金所、あるいは本線出路における通行料金支払い、あるいは払い戻しを自動的に行う手段として、自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System)が実用技術として利用されている。ETCでは、短距離・小ゾーンの双方向移動通信として位置づけられる狭帯域通信(DSRC:Dedicated Short-Range Communication)が採用されている。ETCシステムで使用される移動体通信用の基地局アンテナは、ビーム/スポット通信領域を形成し、その領域に進入した車両に搭載された車載無線装置と通信するという方式を採用している。この方式により、通信対象とする車載無線装置を特定し、隣接車線に存在する車両に搭載された車載無線装置などへの誤通信を防止している。
またDSRCでは、車載無線装置から車載無線装置固有識別情報(WCN:Wireless Call Number)を取得でき、当該識別情報を用いて通信対象となる車載無線装置を識別することができる。この情報を用いることにより、DSRCでは、基地局アンテナが形成する無線通信領域内に存在する複数台の車載無線装置と通信可能である。このため、無線通信領域内に1台の車両が存在し、かつ当該車両に複数台の車載無線装置が搭載されている場合においても、各々の車載無線装置と無線交信が可能になってしまうという問題がある。更に、隣接する車線を逆方向に走行する車両に搭載されている車載無線装置とも、無線交信が可能な場合もある。DSRCにおけるこの問題を利用し、故意に車載無線装置の載せ替えを行い、1台の車両に複数台の車載無線装置を搭載することで、通行料金の不正支払いが行われるという問題が発生している。
この問題の対策として、料金所においてセンサ等を採用することにより、レーン内における車両および車載無線装置各々の台数を把握し、車両台数に対応した車載無線装置との通信を実施し、不正課金を防止している。
特許文献1には、料金所において、縦列設置された第1及び第2アンテナと車載器との通信により課金車種を判定し、料金収受を行う自動料金収受システムにおいて、ドライバが車載器または車載器に挿入されたICカードに不正操作を行うことによる不正課金や課金漏れを防ぐ自動料金収受システムについての開示がある。
特開2003−223660号公報
特許文献1に記載されている自動料金収受システムでは、第1アンテナ通過後、第2アンテナの通信前に不正操作を行うことで、第2アンテナとの通信が異常になり、正常に課金できなくなる問題を防ぐため、第1アンテナで収集した情報を基に課金処理を行う。ところが、この処理では、上記、1台の車両に複数台の車載無線装置を搭載することによる不正は検知できない。
また、他の既存のETCシステムでは、料金所内にセンサを設置して車両台数及び車両に搭載された車載無線装置の台数を検知し、課金処理を行うことで、不正課金を防止している。しかし、有料道路本線上の出口においては、有料道路から一般道路へ通じる道路が設けてあるが、その間に料金所が設けられていない場合がある。その場合、道路上にセンサ等を設置するためのスペースを確保することは困難である。更に、料金所とは異なり、無人設備であるため、機器故障などの不測の事態に迅速に対応することが困難であるという問題があった。
更に、センサ等の設備は価格が高いため、有料道路の料金所あるいは本線出路などの全ての箇所に設置して運用すると、コストが非常に高くなってしまうという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高価なセンサ等を用いることなく、有料道路本線上の出口において、車載無線装置の移動方向ならびに台数を検知することで不正課金を防止できる、自動料金収受システムを提供することを目的とする。
本発明は、有料道路本線からの出路に、第1及び第2の移動体通信用基地局アンテナと、第1及び第2の基地局アンテナの制御及びデータの蓄積を行う処理部を備えた路側無線装置を設置する。そして、第1及び第2基地局アンテナが形成する無線通信領域を通過する車両に搭載した車載無線装置との間で無線通信を行い、第1基地局アンテナにて車載無線装置の同時通信台数および車両進入方向を検知する。その検知結果を基に課金対象有無を判断し、第2基地局アンテナに指示することによって、車載無線装置と無線通信し、課金するようにしたものである。
更に、本発明は、第1及び第2基地局アンテナの重複無線通信領域内に進入した車両の車載無線装置との無線通信を基に、前記車載無線装置の台数が2台以上検知された場合、課金不可能と判断し、不適合車載無線装置としてデータを蓄積する。
本発明によると、有料道路本線からの出路に2台の基地局アンテナを設置し、その重複無線通信領域において車載無線装置の移動方向および台数を検知し、課金対象を特定することができる。更に、特定した課金対象に対しては、第2基地局アンテナが通常のシーケンスにて無線交信を実施し、課金処理を行う。これにより、安価なアンテナを2個設置し、アンテナ冗長系構成をとることで、課金対象を容易に特定できる自動料金収受システムを構築することができる。
更に、本発明によれば、1台の車両に複数台の車載無線装置を搭載したと判断した場合、当該車載無線装置を不適合車載無線装置としてデータを蓄積することができるため、その情報を基に、不正課金を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施の形態例として、有料道路本線からの出路に設置された自動料金収受システム全体の概略構成例を示す。なお、以降の説明では、基地局アンテナを単にアンテナと呼ぶ。
本例による自動料金収受システムは、車両進入方向に対して縦列に設置した第1アンテナ10及び第2アンテナ20と、第1及び第2アンテナと、車両60に搭載された車載無線装置70(図示せず)との間の無線通信により収集された情報を基に課金処理などの情報処理を行う路側無線装置30を備える。
第1アンテナ10は、車両の進入方向前方側ガントリ80上設置し、第2アンテナ20は、車両の進入方向後方側ガントリ90上に設置する。なお路側無線装置30については、第1アンテナ10または第2アンテナ20の設置されているいずれかのガントリ上に設置する。また、第1アンテナ10及び第2アンテナ20は、ガントリ下の道路上に無線通信領域を形成し、第1アンテナ10の無線通信領域40および第2アンテナ20の無線通信領域50は、第1アンテナ10の直下にて一部重複させるように形成する。
本例による自動料金収受システムにおいては、第1アンテナ10および第2アンテナ20が、各々の形成する無線通信領域を通過する車両60に搭載された車載無線装置70と無線通信を実施することで、課金処理を行うものとする。
図2は、本例における路側装置の内部構成例を示すブロック図である。
図2に示す通り、路側装置は、第1アンテナ10と第2アンテナ20が路側無線装置30と伝送路を介して接続する構成としている。本例では、まず、進入してきた車両に搭載された車載無線装置と第1アンテナ10との間で、無線通信による路車間通信を開始し、その通信により受信した情報は路側無線装置30に伝送され、処理される。続いて、第2アンテナ20と車載無線装置との間で、無線通信による路車間通信を開始し、その情報も路側無線装置30に伝送され、それらの情報を基に課金などの処理を行う。
第1アンテナ10は、アンテナ11と、送受信部12と、変復調部13と、電界強度測定部14と、機器インタフェース部15とを具備する。本例では、アンテナ11が受信した車載無線装置から送信された無線通信の電波を、送受信部12で受信し、変復調部13で変換した信号は機器インタフェース部15を介して路側無線装置30へ送信する。更に、電界強度測定部14は、送受信部12で受信した車載無線装置からの無線通信電波を入力し、電界強度を測定する。測定データは機器インタフェース部15を介して路側無線装置30へ送信する。
第2アンテナ20は、従来の路側アンテナと同様の構成であり、アンテナ21と、送受信部22と、変復調部23と、機器インタフェース部25とを具備する。各部の動作は第1アンテナ10と同等である。
路側無線装置30は、機器インタフェース部31と、制御処理部32と、指示情報蓄積部33と、一時情報記憶部34と、情報記憶部35とを具備する。路側無線装置30は、機器インタフェース部31を介して第1アンテナ10及び第2アンテナ20から入力された車載無線装置との通信情報を、一時情報記憶部34に格納する。制御処理部32は、一時情報記憶部34に格納された情報を基に、車両の台数及び車載無線装置の台数を判定して課金適合か不適合かを判断し、課金適合と判断した場合は、課金処理を行う。課金処理の結果作成された課金データは、情報記憶部35に格納される。また、指示情報蓄積部33には、車載無線装置の車種種別および課金可否情報、あるいは無線通信時に参照する電界強度の閾値等の情報を格納する。制御処理部32は、第1アンテナ10及び第2アンテナ20と車載無線装置との無線通信情報を基に、課金対象可否を判断する処理の実行時に指示情報蓄積部33を参照する。
図3は、本例における車載無線装置70の内部構成例を示すブロック図である。図3に示すとおり、車載無線装置70は、アンテナ71と、送受信部72と、変復調部73と、データ処理部74と、固有情報蓄積部75とを具備する。固有情報蓄積部75には、路車間通信において車載無線装置70の固体識別情報であるWCN(Wireless Call Number:ETC車載器のID番号、無線呼び出し符号)や車種情報などを格納する。また、データ処理部74は、路車間通信において路側装置からの要求に応じて、固有情報蓄積部75に格納された情報を送信するなどの処理を行う。なお、本実施の形態例における車載器は、市販のETC車載器をそのまま用いることもできる。
図4は、本例による路側無線装置30の制御処理部32の処理例を表すフローチャートである。図4を参照し、第1アンテナ10及び第2アンテナ20から入力された車載無線装置70との通信情報を基に行う処理の内容について説明する。
まず、車両60が第1アンテナ10の形成する無線通信領域40に進入すると、第1アンテナ10と車載無線装置70間にて路車間無線通信を開始する(ステップS401)。次に、第1アンテナ10から車載無線装置70に識別情報を要求し、車載無線装置70は固有情報蓄積部75に保持された識別情報を送信する。第1アンテナ10は、車載無線装置70から送信された識別情報を受信し、取得する(ステップS402)。次に、第1アンテナ10において正常に無線通信が完了し、識別情報が取得できたかを判定する(ステップS403)。判定の結果、識別情報が取得できた場合は、取得した車載無線装置70の識別情報を、第1アンテナ10から路側無線装置30へ送信し、一時情報記憶部34内に一時記憶する(ステップS404)。なお、これまでの第1アンテナ10における無線通信において、複数台の車載無線装置と通信した場合は、路車間通信にて取得したすべての車載無線装置の識別情報を一時情報記憶部34内に格納する。ステップS403の判定の結果、識別情報が取得できなかった場合は、一時情報記憶部34内に識別情報個数を0として格納する(ステップS405)。
次に、第1アンテナ10では、車載無線装置70から送信されてくる無線通信情報を受信し、電界強度測定部14にてその電界強度を測定し、路側無線装置30の一時情報記憶部34内に記憶する(ステップS406)。路側無線装置30では、第1アンテナ10で取得した電界強度を監視し、指示情報蓄積部33に保存された電界強度の閾値を参照して閾値以上かを判定し、電界強度のピーク点を検知する(ステップS407)。ここで、電界強度がピーク点に達した状態は、進入してきた車両60が第1アンテナ10の直下に到達したことを表しており、更に、第1アンテナ10の直下にて重複している第2アンテナ20の無線通信領域50に進入したと判断できる。ステップS407の判定の結果、電界強度のピーク点を検知した場合は、第2アンテナ20に通信開始を指示する(ステップS408)。第2アンテナ20と車載無線装置70との路車間通信が開始された後、第1アンテナ10の路車間通信を終了する(ステップS409)。
第2アンテナ20は、路側無線装置30の指示を受け、第2アンテナ通信領域50に進入した当該車両60の車載無線装置70との間で路車間通信を実施し、識別情報をすべて取得する(ステップS410)。そして、路側無線装置30内の一時情報記憶部34を参照し、保存されている識別情報の格納数と第2アンテナ20で取得した識別情報の個数が一致し、かつ車載無線装置70の台数が1台かを判定する(ステップS411)。判定の結果、格納数が2以上であれば1台の車両に複数台の車載無線装置70が搭載されていると判断し、第2アンテナ20における路車間通信を打ち切る(ステップS415)。更に、路側無線装置30の情報記憶部35に、当該車載無線装置に関する情報を課金不適合車載無線装置データとして格納する(ステップS416)。
ステップS411の判定の結果、第1アンテナ通信領域40および第2アンテナ通信領域50に存在する車載無線装置70が1台であると判断できた場合は、第2アンテナ20の路車間通信処理を実行する(ステップS412)。ここで、第2アンテナ20における路車間通信処理は、従来実施していた課金処理と同様の内容である。まず、路側無線装置30の指示情報蓄積部33を参照し、当該車載無線装置が課金対象であるか否かを検索し、課金対象であれば当該車載無線装置70を搭載した車両60に対する課金処理を行う。課金処理の終了後、第2アンテナ20の路車間通信を終了し(ステップS413)、当該車両60との通信結果を課金データとして路側無線装置30の情報記憶部35に格納する(ステップS414)。
すなわち、本例によると、第1アンテナ通信領域40および第2アンテナ通信領域50の重複する無線通信領域内に存在する車載無線装置70の台数を検知することにより、1台の車両60に複数台の車載無線装置70が搭載されているか否かを判断する。そして、複数台の車載無線装置70が搭載されている場合は、課金不適合車載無線装置としてそのデータを格納する。これにより、格納された情報を基に、不正課金が行われたか否か、更に不正が行われた車載無線装置を特定することができる。
図5は、第1アンテナ10と車載無線装置70との間で行う路車間無線通信の通信手順例を示す図である。車両60が第1アンテナ通信領域40に進入すると、車載無線装置70は第1アンテナ10からの制御情報FCMC(Frame Control Message Channel)を受信し(ステップS501)、その応答として、ACTS(Activation Slot)に通信要求信号ACTC(Activation Control Channel)を設定し、第1アンテナ10に向け送信する(ステップS502)。
次に、第1アンテナ10から車載無線装置70にBST(Beacon Service Table)を送信する(ステップS503)。その返答として、車載無線装置70から第1アンテナ10に対してVST(Vehicle Service Table)を送信する(ステップS504)ことにより、車載無線装置70および第1アンテナ10間のシーケンスが確立する。
次シーケンスでは、第1アンテナ10から車載無線装置70に識別情報(WCN:Wireless Call Number)を要求する(ステップS505)。WCNとは、車載無線装置70内の固有情報蓄積部75に保持された車載無線装置固有のID番号である。車載無線装置70は、WCN要求に対し、識別情報(WCN)を第1アンテナ10に送信する(ステップS506)。第1アンテナ10において正常に無線通信が完了し、車載無線装置70の識別情報(WCN)を取得できた場合は、識別情報(WCN)を、路側無線装置30の一時情報記憶部34に一時記憶する。
なお、第1アンテナ10が複数台の車載無線装置70と通信した場合は、以上説明した通信手順をそれぞれの車載無線装置70との間で実施し、取得したすべての車載無線装置70の識別情報(WCN)を路側無線装置30内の一時情報記憶部34に格納する。
また、図示しないが、第2アンテナと車載無線装置70との間で行う路車間無線通信の通信手順は、従来の通信手順と同等であるため、説明を省略する。
図6は、車両が連続して進入し、正常課金処理を行う場合の正常走行例を示す図である。図6(A)に、2台の車両A60A及び車両B60Bが第1アンテナ通信領域40及び第2アンテナ通信領域50に進入する状態を表す概略図を示す。また、図6(B)に、車両A60Aの車載無線装置70A及び車両B60Bの車載無線装置70Bと第1アンテナ10との路車間通信における電界強度の測定結果を表すグラフを示す。
図6(A)に示すように、第1アンテナ通信領域40に進入してきた車両A60Aには、1台の車載無線装置70Aが搭載されているものとする。この場合、第1アンテナ10と車載無線装置70Aの間の路車間無線通信における電界強度は、図6(B)のグラフlaに示すように、第1アンテナ10の直下に近づくにつれて大きくなっていく。そして、第1アンテナ通信領域40及び第2アンテナ通信領域50の重複通信領域r1に進入すると、電界強度は、予め設定されていた閾値mを超過する。これは、図6(A)に示す車両A60Aの位置に相当し、車両A60Aが第1アンテナ10の直下にあることを示している。その後、車両A60Aが第1アンテナ通信領域40を通過するのに伴い、電界強度は急激に減少していき、第1アンテナ10との路車間通信を終了する。
このように、図6(B)のグラフlaのように、電界強度のピーク点、すなわち重複通信領域r1において、第1アンテナ10及び第2アンテナ20との間で路車間通信を行う車載無線装置が1台の場合は、正常走行と判断され、正常に課金処理が実施される。また、図6(A)において、車両A60Aの後方から進入する車両B60Bにも、1台の車載無線装置70Bが搭載されているとすると、その電界強度は、図6(B)のグラフlbに示すようになる。この場合も、正常に課金処理が実施される。
図7は、1台の車両60に複数台の車載無線装置を搭載した場合の異常走行例を示す図であり、ここでは車載無線装置C70C及び車載無線装置D70Dの2台を1台の車両60に搭載して進入した場合を示している。図7(B)のグラフlcは第1アンテナ10と車載無線装置C70Cの間の路車間無線通信における電界強度を、グラフldは第1アンテナ10と車載無線装置D70Dの間の路車間無線通信における電界強度を表している。
図7(B)のグラフlc及びグラフldに示すように、電界強度のピーク点、すなわち重複通信領域r1において、第1アンテナ10及び第2アンテナ20との間で路車間通信を行う車載無線装置が2台検知された場合は、異常走行と判断され、課金処理は行わない。
このように、本発明によれば、アンテナ冗長系構成をとることにより、第1アンテナにて路車間通信対象となる車載無線装置を特定し、2台のアンテナの重複通信領域において1台の車両に複数台の車載無線装置が搭載されていることを検出することができる。これにより、第2アンテナによる課金処理の対象車両を判別することができるとともに、課金非対象となった車両情報を蓄積することで、不正課金防止の効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態による全体構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による路側装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による車載無線装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による制御処理例を表すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による通信手順例を表す説明図である。 本発明の一実施の形態による正常走行例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による異常走行例を示す説明図である。
符号の説明
10…第1アンテナ、11…アンテナ、12…送受信部、13…変復調部、14…電界強度測定部、15…機器インタフェース部、20…第2アンテナ、21…アンテナ、22…送受信部、23…変復調部、25…機器インタフェース部、30…路側無線装置、31…機器インタフェース部、32…制御処理部、33…指示情報蓄積部、34…一時情報記憶部、35…情報記憶部、40…第1アンテナ通信領域、50…第2アンテナ通信領域、60、60A、60B…車両、70、70A、70B、70C、70D…車載無線装置、71…アンテナ、72…送受信部、73…変復調部、74…データ処理部、75…固有情報蓄積部、80…進入方向前方側ガントリ、90…進入方向後方側ガントリ

Claims (5)

  1. 第1及び第2の移動体通信用基地局アンテナと、前記第1及び第2基地局アンテナの制御及びデータの蓄積を行う処理部を備えた路側無線装置とを備え、
    前記第1及び第2基地局アンテナが形成する無線通信領域を通過する車両に搭載した車載無線装置との間で無線通信を行い、
    前記第1基地局アンテナにて前記車載無線装置の同時通信台数および車両進入方向を検知し、その検知結果を基に課金対象有無を判断し、前記第2基地局アンテナに指示することによって、前記第2基地局アンテナが前記車載無線装置と無線通信し、課金することを特徴とする自動料金収受システム。
  2. 請求項1記載の自動料金収受システムにおいて、
    前記第1及び第2基地局アンテナは、単一指向性を持ち、第1及び第2基地局アンテナの無線通信領域を重複させることにより、第1基地局アンテナおよび第2基地局アンテナで通信対象とする前記車載無線装置の同時通信台数を検知することを特徴とする自動料金収受システム。
  3. 請求項1記載の自動料金収受システムにおいて、
    前記第1基地局アンテナにて前記車載無線装置との無線通信の電界強度を測定し、測定した電界強度を基に前記車載無線装置の位置を判断することにより、前記第2基地局アンテナとの重複無線通信領域内に位置することを検知し、前記第2基地局アンテナに無線通信指示することを特徴とする自動料金収受システム。
  4. 請求項1記載の自動料金収受システムにおいて、
    前記第1及び第2基地局アンテナの重複無線通信領域内に進入した車両の車載無線装置との無線通信を基に、前記車載無線装置の台数が1台と検知された場合、課金可能と判断し、第2基地局アンテナにおいて課金処理を行うことを特徴とする自動料金収受システム。
  5. 請求項1記載の自動料金収受システムにおいて、
    前記第1及び第2基地局アンテナの重複無線通信領域内に進入した車両の車載無線装置との無線通信を基に、前記車載無線装置の台数が2台以上検知された場合、課金不可能と判断し、前記路側無線装置に不適合車載無線装置としてデータを蓄積することを特徴とする自動料金収受システム。
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