JP2007249332A - 在庫引当装置、在庫引当方法、及びプログラム - Google Patents

在庫引当装置、在庫引当方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】在庫を適切に管理することができる在庫引当装置を提供する。
【解決手段】生産現場識別情報と材料識別情報と所要数とを有する所要情報について、生産現場識別情報と材料識別情報と在庫数と未発注回数とを有する生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理部16、材料単価情報と材料の移動に関する基準金額と材料の移動に関する基準未発注回数と材料発注単位情報とを用いて、材料の移動をするかどうかを判断する移動判断部21、所要情報の在庫引当を行うことができない場合であって、材料を移動すると判断された場合に、その移動に応じて生産現場在庫情報を変更する材料移動処理部22、所要情報の在庫引当を行うことができない場合に、材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、その注文処理に応じて生産現場在庫情報を変更する注文処理部25を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、在庫引当に関する処理を行う在庫引当装置等に関する。
従来、在庫の管理をシステム化する技術が開発されている。関連する従来技術としては、引当可能な在庫数を把握できる在庫管理システムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−12153号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来の在庫引当装置においては、同一の工場の他の生産ライン等において材料に余剰がある場合でも、その材料の余剰が材料の発注単位以下である場合には、生産ライン間での材料の移動を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、材料の在庫引当を適切に行うことができる在庫引当装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による在庫引当装置は、生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と、材料を識別する情報である材料識別情報と、材料の所要数とを対応付けて有する情報である所要情報が記憶される所要情報記憶部と、生産現場識別情報と、材料識別情報と、生産現場における材料の在庫数と、連続した未発注の回数を示す情報である未発注回数情報とを対応付けて有する情報である生産現場在庫情報が記憶される生産現場在庫情報記憶部と、前記所要情報の示す材料の所要数について、生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理部と、生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である基準金額情報が記憶される基準金額情報記憶部と、生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である基準未発注回数情報が記憶される基準未発注回数情報記憶部と、材料識別情報と、材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である材料単価情報が記憶される材料単価情報記憶部と、材料識別情報と、発注単位数とを対応付けて有する情報である材料発注単位情報が記憶される材料発注単位情報記憶部と、前記材料単価情報と、前記基準金額情報と、前記基準未発注回数情報と、前記材料発注単位情報とを用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する移動判断部と、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断部が判断した場合に、当該移動に応じて前記生産現場在庫情報を変更する材料移動処理部と、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、前記材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、当該注文処理に応じて前記生産現場在庫情報を変更する注文処理部と、を備えたものである。
このような構成により、基準金額情報等を用いて、生産現場間において材料の移動を行うかどうか判断することができ、その判断結果に応じて、生産現場間において材料を移動させることができうる。したがって、例えば一の生産現場において高価な材料が余っているような場合には、その高価な材料を他の生産現場に移動することができうることとなり、材料を有効活用できうる。
また、本発明による在庫引当装置では、前記移動判断部は、前記材料発注単位情報の示す発注単位数以上の在庫数が移動元の生産現場に存在する場合、または、移動元の生産現
場の未発注回数情報の示す未発注の回数が前記基準未発注回数情報の示す未発注回数以上であり、移動元の生産現場の在庫数に前記材料単価情報の示す材料の単価を掛けた金額が前記基準金額情報の示す金額以上である場合に、当該移動元の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると判断してもよい。
このような構成により、発注単位以上の材料が生産現場に存在する場合には、その材料を移動させることになる。また、未発注回数情報の示す未発注回数が基準未発注回数情報の示す回数以上であれば、ある生産現場において、発注が長い間行われていないことになる。したがって、そのような場合には、不必要に多くの材料がその生産現場に存在していると考えられるため、その生産現場での在庫数に材料単価を掛けた金額が、基準金額情報の示す金額以上であるのであれば、その材料を移動させることになる。このようにすると、例えば、安価な材料の場合には移動を行わないと判断されることもあるが、高価な材料であれば移動を行うと判断される可能性が高くなる。その結果、材料のコストを考えた生産現場間での材料の移動を実現することができる。高価な材料であれば、少量であっても生産現場間で移動させて他の生産現場で用いた方がよいからである。一方、安価な材料の場合には、生産現場間において材料を移動させるよりも、新たに発注した方がコスト的によい場合もある。例えば、材料がリール材やトレーに収容されているもの、筒状のものに収容されているスティック材、瓶や缶に収容されている溶剤やハンダなどである場合には、生産現場間で容易に材料の移動を行うことができない。リールへのまき直しや、トレーへの載置のやり直し等を行わなければならず、それらの作業に大きなコストがかかりうるからである。しかしながら、上記のように判断することで、高価な材料であれば、たとえリールへのまき直し等の作業が伴ったとしても、生産現場間において材料を移動させることができ、全体のコストを圧縮することができ、好適である。このように、基準金額情報を適切な値に設定することによって、生産現場間における適切な材料の移動を実現することが可能となる。また一方、基準未発注回数情報を用いて材料を移動するかどうかの判断を行うことによって、頻繁に材料の注文がなされている生産現場、すなわち、その材料が実際の生産で用いられている生産現場から他の生産現場に材料の移動をするような事態を回避することができる。
また、本発明による在庫引当装置では、生産現場識別情報と、材料識別情報と、発注個数とを対応付けて有する情報である注文情報が記憶される注文情報記憶部と、前記注文情報記憶部が記憶している注文情報を出力する注文情報出力部と、をさらに具備し、前記注文処理部は、さらに、所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない材料について材料発注単位情報の示す発注単位数で注文する旨の注文情報を前記注文処理において生成して前記注文情報記憶部に蓄積し、前記生産現場在庫情報において、注文を行う材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数をリセットし、注文を行わない材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数を1だけインクリメントしてもよい。
このような構成により、注文情報を出力することによって、材料の注文を行うことができる。また、このような構成により、未発注回数情報を適切に管理することができる。
また、本発明による在庫引当装置では、前記注文処理部は、前記生産現場在庫情報において、前記材料移動処理部によって生産現場在庫情報の在庫数が変更された移動先の材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数もリセットしてもよい。
このような構成により、材料の移動を行った場合にも、未発注回数のリセットを行うことになる。材料移動処理による材料の移動も、注文処理による材料の注文と同様に考えることもできるからである。
また、本発明による在庫引当装置では、材料識別情報と、移動元の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動先の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動数とを対応付けて有する情報である材料移動情報が記憶される材料移動情報記憶部と、前記材料移動情報記憶部が記憶している材料移動情報を出力する材料移動情報出力部と、をさらに具備し、前記材料移動処理部は、さらに、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断部が判断した場合に、当該移動に関する前記材料移動情報を生成し、前記材料移動情報記憶部に蓄積してもよい。
このような構成により、材料移動情報を出力することによって、生産現場間における材料の移動を行うことができる。
また、本発明による在庫引当装置では、生産現場識別情報と、生産される製品を識別する情報である製品識別情報と、製品を製造する計画数とを対応付けて有する情報である生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶部と、少なくとも、製品識別情報と、材料識別情報と、材料の必要数である員数とを対応付けて有する情報である構成情報が記憶される構成情報記憶部と、前記生産計画情報と前記構成情報とを用いて前記所要情報を生成し、前記所要情報記憶部に蓄積する所要情報生成部と、をさらに備えてもよい。
このような構成により、生産計画情報、構成情報に基づいて、所要情報を生成することができる。
本発明による在庫引当装置等によれば、適切な在庫引当を実現することができる。
以下、本発明による在庫引当装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態による在庫引当装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による在庫引当装置1の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による在庫引当装置1は、生産計画情報記憶部11と、構成情報記憶部12と、所要情報生成部13と、所要情報記憶部14と、生産現場在庫情報記憶部15と、在庫引当処理部16と、基準金額情報記憶部17と、基準未発注回数情報記憶部18と、材料単価情報記憶部19と、材料発注単位情報記憶部20と、移動判断部21と、材料移動処理部22と、材料移動情報記憶部23と、材料移動情報出力部24と、注文処理部25と、注文情報記憶部26と、注文情報出力部27と、を備える。
生産計画情報記憶部11では、生産計画情報が記憶される。ここで、生産計画情報とは、生産現場識別情報と、製品識別情報と、製品を製造する計画数とを対応付けて有する情報である。この生産計画情報によって、どの生産現場で、どの製品を何個製造するのかが示される。生産現場識別情報とは、生産現場を識別する情報であり、例えば、生産ラインIDなどである。生産現場とは、例えば、生産ラインや、セル等である。製品識別情報とは、生産される製品を識別する情報である。生産計画情報記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。生産計画情報記憶部11での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。生産計画情報記憶部11に生産計画情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して生産計画情報が生産計画情報記憶部11で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された生産計画情報が生産計画情報記憶部11で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された生産計画情報が生産計画情報記憶部11で記憶
されるようになってもよい。
構成情報記憶部12では、構成情報が記憶される。ここで、構成情報とは、少なくとも、製品識別情報と、材料識別情報と、材料の必要数である員数とを対応付けて有する情報である。この構成情報によって、製品がどのような材料から構成されるのか、また、その材料がどれぐらいの数量必要なのかが示される。構成情報は、製品を構成する材料(「親材料」とする)と、その親材料を構成する材料(「子材料」とする)との対応を示す情報を有してもよい。すなわち、構成情報は、親材料の材料識別情報と、子材料の材料識別情報と、子材料の員数とを対応付けて有する情報を有してもよい。材料識別情報とは、材料を識別する情報であり、例えば、材料品番等である。材料は、製品を製造するために用いられるものであり、例えば、部品等である。この材料は、例えば、紙等のテープに素子(材料)が刺してあるリール材料や、トレーに収容されているもの、筒状のものに部品(材料)が収容されているスティック材、瓶や缶に収容されている溶剤やハンダなどであってもよい。構成情報記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。構成情報記憶部12での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。構成情報記憶部12に構成情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して構成情報が構成情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された構成情報が構成情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された構成情報が構成情報記憶部12で記憶されるようになってもよい。
所要情報生成部13は、生産計画情報記憶部11が記憶している生産計画情報と、構成情報記憶部12が記憶している構成情報とを用いて所要情報を生成し、所要情報記憶部14に蓄積する。ここで、所要情報とは、生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と、材料を識別する情報である材料識別情報と、材料の所要数とを対応付けて有する情報である。この所要情報によって、どの生産現場に、どの材料がどれだけ必要であるのかを知ることができる。所要情報生成部13は、例えば、生産現場識別情報、製品識別情報、計画数を生産計画情報から読み出し、生産計画情報から読み出したのと同じ製品識別情報に対応する、材料識別情報、員数を構成情報から読み出し、生産現場識別情報と、材料識別情報と、計画数に員数を掛けた値である所要数とを対応付けて有する所要情報を構成する。なお、構成情報によって、材料の階層が2以上ある場合(例えば、製品識別情報と親材料との対応関係、及び親材料と子材料との対応関係が構成情報に含まれる場合)には、子材料の所要数を示す所要情報を所要情報生成部13が生成するものとする。
所要情報記憶部14では、所要情報が記憶される。なお、本実施の形態では、所要数のうち、在庫引当を行うことができた数量を示す引当数も所要情報に含まれる場合について説明するが、この引当数は所要情報に必須のものではない。所要情報記憶部14は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。所要情報記憶部14での記憶は、情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。
生産現場在庫情報記憶部15では、生産現場在庫情報が記憶される。ここで、生産現場在庫情報とは、生産現場識別情報と、材料識別情報と、生産現場における材料の在庫数と、未発注回数情報とを対応付けて有する情報である。この生産現場在庫情報によって、ある生産現場に、ある材料が何個存在するのかが示される。未発注回数情報とは、連続した未発注の回数を示す情報である。例えば、毎週水曜日に新たな所要情報の生成と、在庫引当処理を行う場合に、ある生産現場のある材料について、その水曜日に新たな発注が発生しなかった場合には、未発注回数が1だけインクリメントされる。一方、新たな発注が発生した場合には、未発注回数が0にリセットされる。生産現場在庫情報記憶部15は、所
定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。生産現場在庫情報記憶部15での記憶は、情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。生産現場在庫情報記憶部15に生産現場在庫情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して生産現場在庫情報が生産現場在庫情報記憶部15で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された生産現場在庫情報が生産現場在庫情報記憶部15で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された生産現場在庫情報が生産現場在庫情報記憶部15で記憶されるようになってもよい。
在庫引当処理部16は、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報の示す材料の所要数について、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う。この処理の詳細については後述する。
基準金額情報記憶部17では、基準金額情報が記憶される。ここで、基準金額情報とは、生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である。この基準金額情報がどのように用いられるのかについては後述する。基準金額情報記憶部17は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。基準金額情報記憶部17での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。基準金額情報記憶部17に基準金額情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して基準金額情報が基準金額情報記憶部17で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された基準金額情報が基準金額情報記憶部17で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された基準金額情報が基準金額情報記憶部17で記憶されるようになってもよい。
基準未発注回数情報記憶部18では、基準未発注回数情報が記憶される。ここで、基準未発注回数情報とは、生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である。この基準未発注回数情報がどのように用いられるのかについては後述する。基準未発注回数情報記憶部18は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。基準未発注回数情報記憶部18での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。基準未発注回数情報記憶部18に基準未発注回数情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して基準未発注回数情報が基準未発注回数情報記憶部18で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された基準未発注回数情報が基準未発注回数情報記憶部18で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された基準未発注回数情報が基準未発注回数情報記憶部18で記憶されるようになってもよい。
材料単価情報記憶部19では、材料単価情報が記憶される。ここで、材料単価情報とは、材料識別情報と、材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である。この材料単価情報によって、各材料の単価が示される。単価とは、基準単位あたりの材料の価格であり、例えば、1個あたりの価格や、1メートルあたりの価格、1リットルあたりの価格などである。材料単価情報記憶部19は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。材料単価情報記憶部19での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。材料単価情報記憶部19に材料単価情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して材料単価情報が材料単価情報記憶部19で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された材料単価情報が材料単価情報記憶部19で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された材料単価情報が材料単価情報記憶部19で記憶されるようになっ
てもよい。
材料発注単位情報記憶部20では、材料発注単位情報が記憶される。ここで、材料発注単位情報とは、材料識別情報と、発注単位数とを対応付けて有する情報である。この材料発注単位情報によって、各材料をどれぐらいの単位で発注しなければならないのかが示される。発注単位数とは、1回に発注する材料の数量であり、例えば、1回に発注する材料の個数や、1回に発注する材料の長さや、1回に発注する材料の容量などである。材料発注単位情報記憶部20は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。材料発注単位情報記憶部20での記憶は、外部のストレージデバイス等から読み出した情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。材料発注単位情報記憶部20に材料発注単位情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して材料発注単位情報が材料発注単位情報記憶部20で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された材料発注単位情報が材料発注単位情報記憶部20で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された材料発注単位情報が材料発注単位情報記憶部20で記憶されるようになってもよい。
移動判断部21は、材料単価情報記憶部19で記憶されている材料単価情報と、基準金額情報記憶部17で記憶されている基準金額情報と、基準未発注回数情報記憶部18で記憶されている基準未発注回数情報と、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている材料発注単位情報とを用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する。移動判断部21は、例えば、材料発注単位情報の示す発注単位数以上の在庫数が移動元の生産現場に存在する場合、または、未発注回数情報の示す未発注の回数が基準未発注回数情報の示す未発注回数以上であり、移動元の生産現場の在庫数に材料単価情報の示す材料の単価を掛けた金額が基準金額情報の示す金額以上である場合に、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると判断する。この処理の詳細については後述する。
材料移動処理部22は、所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると移動判断部21が判断した場合に、その移動に応じて生産現場在庫情報を変更する。「所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合」とは、ある材料について、材料移動処理や注文処理を行わないと、所要情報の示す所要数を満たす在庫が生産現場在庫情報に存在しない場合である。所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができるかどうかの判断は、材料移動処理部が行ってもよく、あるいは、他の構成要素によって行ってもよい。材料移動処理部22は、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると移動判断部21が判断した場合に、その移動に関する材料移動情報を生成し、材料移動情報記憶部23に蓄積する。ここで、材料移動情報とは、材料識別情報と、移動元の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動先の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動数とを対応付けて有する情報である。この材料移動情報により、ある材料を、どの生産現場から、どの生産現場にどれだけ移動するのかが示されることになる。
材料移動情報記憶部23では、材料移動情報が記憶される。材料移動情報記憶部23は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。材料移動情報記憶部23での記憶は、情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。
材料移動情報出力部24は、材料移動情報記憶部が記憶している材料移動情報を出力する。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよい。なお、材
料移動情報出力部24は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、材料移動情報出力部24は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、材料移動情報出力部24による材料移動情報の出力時に、材料移動情報に含まれる各情報を、あらかじめ決められている書式に当てはめて出力するようにしてもよい。すなわち、材料移動情報出力部24は、例えば、材料移動情報を所定の帳票形式にして印刷等してもよい。
注文処理部25は、所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、その注文処理に応じて生産現場在庫情報を変更する。「所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合」とは、ある材料について、材料移動処理部22による処理を行った後であっても、注文処理を行わないと、所要情報の示す所要数を満たす在庫が生産現場在庫情報に存在しない場合である。注文処理部25は、所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない材料について材料発注単位情報の示す発注単位数で注文する旨の注文情報を注文処理において生成して注文情報記憶部26に蓄積してもよい。注文情報は、生産現場識別情報と、材料識別情報と、発注個数とを対応付けて有する情報である。この注文情報によって、どの材料が何個発注され、どの生産現場に納品するのかについて、知ることができる。また、注文処理部25は、生産現場在庫情報において、注文を行う材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数をリセットし、注文を行わない材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数を1だけインクリメントすることによって、未発注回数情報を更新してもよい。
注文情報記憶部26では、注文情報が記憶される。注文情報記憶部26は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。注文情報記憶部26での記憶は、情報のRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。
注文情報出力部27は、注文情報記憶部26が記憶している注文情報を出力する。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよい。なお、注文情報出力部27は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、注文情報出力部27は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、注文情報出力部27による注文情報の出力時に、注文情報に含まれる各情報を、あらかじめ決められている書式に当てはめて出力するようにしてもよい。すなわち、注文情報出力部27は、例えば、注文情報を所定の帳票形式にして印刷等してもよい。
なお、生産計画情報記憶部11、構成情報記憶部12、所要情報記憶部14、生産現場在庫情報記憶部15、基準金額情報記憶部17、基準未発注回数情報記憶部18、材料単価情報記憶部19、材料発注単位情報記憶部20、材料移動情報記憶部23、注文情報記憶部26の任意の2以上の記憶部は、同一の記録媒体で構成されてもよく、あるいは、別々の記録媒体で構成されてもよい。前者の場合には、例えば、生産計画情報が記憶されている記録媒体の領域が生産計画情報記憶部11となり、構成情報が記憶されている記録媒体の領域が構成情報記憶部12となる。
次に、本実施の形態による在庫引当装置1の動作について、図2から図6のフローチャートを用いて説明する。まず、図2のフローチャートを用いて、所要情報を生成して蓄積
する処理について説明する。
(ステップS101)所要情報生成部13は、所要情報を生成するタイミングかどうか判断する。そして、所要情報を生成するタイミングであれば、ステップS102に進み、そうでなければ、所要情報を生成するタイミングとなるまでステップS101の処理を繰り返す。なお、所要情報を生成するタイミングは、所定の期間ごと(例えば、毎週木曜日の午前8時など)であってもよく、所定のイベント(例えば、所要情報を生成する旨の指示を図示しない受付部が受け付けたこと)をトリガーとするものであってもよく、その他のタイミングであってもよい。
(ステップS102)所要情報生成部13は、生産計画情報を生産計画情報記憶部11から読み出す。
(ステップS103)所要情報生成部13は、構成情報を構成情報記憶部12から読み出す。
(ステップS104)所要情報生成部13は、読み出した生産計画情報と、構成情報とに基づいて、所要情報を生成する。この生成方法は、上記説明の通りであり、また、従来から知られている処理であるため、その詳細な説明を省略する。
(ステップS105)所要情報生成部13は、生成した所要情報を所要情報記憶部14に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
図3は、在庫引当処理部16による在庫引当処理や、材料移動処理部22による材料移動処理、注文処理部25による注文処理等を示すフローチャートである。
(ステップS201)在庫引当処理部16は、在庫引当処理を行うタイミングであるかどうか判断する。そして、在庫引当処理を行うタイミングである場合には、ステップS202に進み、そうでない場合には、在庫引当処理を行うタイミングとなるまでステップS201の処理を繰り返す。なお、所要情報を生成するタイミングは、所定の期間ごと(例えば、毎週木曜日の午前9時など)であってもよく、所定のイベント(例えば、新たな所要情報が生成され、蓄積されたこと)をトリガーとするものであってもよく、その他のタイミングであってもよい。
(ステップS202)在庫引当処理部16は、在庫引当処理を行う。この処理の詳細については、後述する。
(ステップS203)在庫引当処理部16は、在庫引当が完了したかどうか判断する。在庫引当が完了するとは、所要情報記憶部14で記憶されているすべての所要について、在庫引当を行うことができた場合である。そして、在庫引当が完了した場合には、ステップS210に進み、そうでない場合には、ステップS204に進む。
(ステップS204)移動判断部21、材料移動処理部22等は、材料の移動に関する処理を行う。この処理の詳細については、後述する。
(ステップS205)在庫引当処理部16は、材料移動処理部22による材料の移動があったかどうか判断する。そして、材料の移動があった場合には、ステップS206に進み、そうでない場合には、ステップS208に進む。
(ステップS206)在庫引当処理部16は、在庫引当処理を行う。この処理の詳細については、後述する。
(ステップS207)在庫引当処理部16は、在庫引当が完了したかどうか判断する。そして、在庫引当が完了した場合には、ステップS210に進み、そうでない場合には、ステップS208に進む。
(ステップS208)注文処理部25等は、注文に関する処理を行う。この処理の詳細については、後述する。
(ステップS209)在庫引当処理部16は、在庫引当処理を行う。この処理の詳細については、後述する。
(ステップS210)注文処理部25は、生産現場在庫情報における未発注回数情報を更新する。そして、ステップS201に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
図4は、図2のフローチャートにおける在庫引当処理(ステップS202,S206,S209)の詳細を示すフローチャートである。なお、図4〜図6のフローチャートの説明において、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報では、レコードごとに各所要に関する情報(材料識別情報、生産現場識別情報、所要数、引当数)が保持されているものとする。生産現場在庫情報においても、レコードごとに情報が保持されているものとする。
(ステップS301)在庫引当処理部16は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS302)在庫引当処理部16は、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報のi番目のレコードにおいて、所要数と引当数とが等しいかどうか判断する。そして、等しい場合には、ステップS309に進み、そうでない場合には、ステップS303に進む。
(ステップS303)在庫引当処理部16は、i番目のレコードの材料識別情報、生産現場識別情報に関する在庫数を取得するため、i番目のレコードの材料識別情報、生産現場識別情報を有する生産現場在庫情報のレコードを検索する。
(ステップS304)在庫引当処理部16は、検索された生産現場在庫情報のレコードに基づいて、所要情報のi番目のレコードの所要をすべて引き当てることが可能かどうか判断する。例えば、所要情報のi番目のレコードの所要数から引当数を引いた値が、対応する生産現場在庫情報のレコードの在庫数以下である場合には、所要情報のi番目のレコードの所要をすべて引き当てることが可能であると判断され、そうでない場合には、所要情報のi番目のレコードの所要をすべて引き当てることが可能でないと判断されてもよい。そして、所要情報のi番目のレコードの所要をすべて引き当てることが可能であると判断された場合には、ステップS305に進み、そうでない場合には、ステップS307に進む。
(ステップS305)在庫引当処理部16は、所要情報のi番目のレコードの引当数を所要情報のi番目のレコードの所要数に設定する。すなわち、所要情報のi番目のレコードの引当数と所要数とが等しくなる。
(ステップS306)在庫引当処理部16は、所要情報のi番目のレコードに対応する生産現場在庫情報のレコード、すなわち、ステップS303で検索したレコードの在庫数から、引き当てた数を減算する。ここで、引き当てた数とは、ステップS305での引当数の更新前における、所要情報のi番目のレコードの所要数から引当数を引いた数である。
(ステップS307)在庫引当処理部16は、所要情報のi番目のレコードの引当数に、対応する生産現場在庫情報のレコード、すなわち、ステップS303で検索したレコードの在庫数を加算する。
(ステップS308)在庫引当処理部16は、所要情報のi番目のレコードに対応する生産現場在庫情報のレコードの在庫数を0に設定する。
(ステップS309)在庫引当処理部16は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS310)在庫引当処理部16は、所要情報にi番目のレコードが存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS302に戻り、そうでない場合には、在庫引当に関する一連の処理は終了となる。
図5は、図2のフローチャートにおける材料移動処理(ステップS204)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS401)材料移動処理部22は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS402)材料移動処理部22は、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報のi番目のレコードにおいて、所要数と引当数とが等しいかどうか判断する。そして、等しい場合には、ステップS408に進み、そうでない場合には、ステップS403に進む。
(ステップS403)移動判断部21は、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報で識別される材料について、他の生産現場から、所要情報のi番目のレコードの生産現場識別情報で識別される生産現場に材料を移動するかどうか判断する。そして、移動すると判断した場合には、ステップS404に進み、そうでない場合には、ステップS408に進む。ここで、この判断処理について説明する。移動判断部21は、以下の(条件1)と、(条件2)の少なくとも一方が満たされる場合に、材料を移動すると判断する。
(条件1)
生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報のレコードであって、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報を有するいずれかのレコードに、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている材料発注単位情報における発注単位数であって、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報に対応する発注単位数以上の在庫数があること。
(条件2)
生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報に、次の(条件2−1)及び(条件2−2)の両方を満たすレコードが存在すること。
(条件2−1)
所要情報のi番目のレコードの材料識別情報を有するレコードであって、そのレコードに含まれる未発注回数情報の示す未発注の回数が、基準未発注回数情報記憶部18で記憶されている基準未発注回数情報の示す未発注回数以上であること。
(条件2−2)
所要情報のi番目のレコードの材料識別情報を有するレコードであって、そのレコードに含まれる在庫数と、材料単価情報記憶部19で記憶されている材料単価情報における単価であって、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報に対応する単価とを掛けた金額が、基準金額情報記憶部17で記憶されている基準金額情報の示す金額以上であること。
なお、(条件1)、(条件2)の両方が満たされる場合には、(条件1)が満たされると判断するものとする。
(ステップS404)移動判断部21は、上記(条件1)が満たされると判断した場合に、移動する材料に対応する発注単位数を移動数に決定する。すなわち、移動判断部21は、材料発注単位情報における発注単位数であって、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報に対応する発注単位数を移動数に決定する。なお、この場合には、移動元の生産現場は、(条件1)を満たす生産現場在庫情報のレコードに含まれる生産現場識別情報で識別される生産現場となる。生産現場在庫情報の2以上のレコードが(条件1)を満たす場合には、それらのレコードのうち、いずれを選択してもよい。例えば、レコードのIDの最も小さいレコードを選択してもよい。一方、移動判断部21は、上記(条件2)が満たされると判断した場合に、基準金額情報記憶部17で記憶されている基準金額情報の示す金額を、移動を行う材料を識別する材料識別情報(すなわち、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報)に材料単価情報で対応付けられている単価情報で割った数(この数に小数点以下の端数がでた場合には、切り上げてもよく、切り下げてもよい。本実施の形態では、切り上げるものとする。)を移動数に決定する。なお、この場合に、移動元の生産現場は、(条件2)を満たす生産現場在庫情報のレコードに含まれる生産現場識別情報で識別される生産現場となる。生産現場在庫情報の2以上のレコードが(条件2)を満たす場合には、それらのレコードのうち、いずれを選択してもよい。例えば、レコードのIDの最も小さいレコードを選択してもよい。なお、材料の移動先の生産現場は、所要情報のi番目のレコードに含まれる生産現場識別情報で識別される生産現場である。この時点で、材料の移動について、どの材料をどの生産現場からどの生産現場にどれだけ移動するのかが決定されていることになる。
(ステップS405)材料移動処理部22は、生産現場在庫情報において、移動元の生産現場の在庫数から、移動する材料の個数である移動数を減算する。
(ステップS406)材料移動処理部22は、生産現場在庫情報において、移動先の生産現場の在庫数に、移動する材料の個数である移動数を加算する。
(ステップS407)材料移動処理部22は、材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積する。蓄積される材料移動情報は、移動する材料を識別する材料識別情報(すなわち、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報)と、移動元の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動先の生産現場を識別する生産現場識別情報と、材料の移動数とを対応付けて有する情報である。この蓄積は、新たな材料移動情報の材料移動情報記憶部23への蓄積であってもよく、すでに材料移動情報記憶部23で記憶されている材料移動情報への情報の追加であってもよい。
(ステップS408)材料移動処理部22は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS409)材料移動処理部22は、所要情報にi番目のレコードが存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS402に戻り、そうでない場合には、ステップS410に進む。
(ステップS410)材料移動情報出力部24は、出力すべき材料移動情報が材料移動情報記憶部23で記憶されているかどうか判断する。そして、記憶されている場合には、ステップS411に進み、そうでない場合には、材料の移動に関する一連の処理は終了となる。
(ステップS411)材料移動情報出力部24は、材料移動情報記憶部23から材料移動情報を読み出して出力する。そして、材料の移動に関する一連の処理は終了となる。
図6は、図2のフローチャートにおける注文処理(ステップS208)の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS501)注文処理部25は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS502)注文処理部25は、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報のi番目のレコードにおいて、所要数と引当数とが等しいかどうか判断する。そして、等しい場合には、ステップS506に進み、そうでない場合には、ステップS503に進む。
(ステップS503)注文処理部25は、発注個数を決定する。すなわち、注文処理部25は、材料発注単位情報における発注単位数であって、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報に対応付けられる発注単位数を発注個数に決定する。
(ステップS504)注文処理部25は、所要情報のi番目のレコードに対応する生産現場在庫情報のレコードの在庫数に、ステップS503で決定した発注個数を加算する。
(ステップS505)注文処理部25は、注文情報を注文情報記憶部26に蓄積する。この注文情報には、所要情報のi番目のレコードの生産現場識別情報と、所要情報のi番目のレコードの材料識別情報と、ステップS503で決定した発注個数とが含まれる。
(ステップS506)注文処理部25は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS507)注文処理部25は、所要情報にi番目のレコードが存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS502に戻り、そうでない場合には、ステップS508に進む。
(ステップS508)注文情報出力部27は、出力すべき注文情報が注文情報記憶部26で記憶されているかどうか判断する。そして、記憶されている場合には、ステップS509に進み、そうでない場合には、材料の注文に関する一連の処理は終了となる。
(ステップS509)注文情報出力部27は、注文情報記憶部26から注文情報を読み出して出力する。そして、材料の注文に関する一連の処理は終了となる。
次に、本実施の形態による在庫引当装置1の動作について、具体例を用いて説明する。図7は、この具体例における在庫引当装置1が構成するシステムの一例を示す図である。図7で示されるように、在庫引当装置1と、複数の情報処理端末101と、プリンタ102とが、有線または無線のネットワーク100によって相互に接続されているものとする。ネットワーク100は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網などであってもよい。生産計画情報、構成情報、基準金額情報、基準未発注回数情報、材料単価情報、材料発注単位情報等は、情報処理端末101からネットワーク100を介して在庫引当装置1に入力されるものとする。この具体例では、生産現場識別情報として、生産ラインIDを用いるものとする。また、製品を識別する製品識別情報として、生産品番を用いるものとする。また、材料識別情報として、材料品番を用いるものとする。
図8は、生産計画情報記憶部11で記憶されている生産計画情報の一例を示す図である。図8において、生産計画情報では、工場を識別する工場IDと、生産ラインIDと、生産品番と、生産を行う予定の日を示す生産予定日と、計画数とが対応付けられている。
図9は、構成情報記憶部12で記憶されている構成情報の一例を示す図である。図9において、構成情報では、工場IDと、親品番と、子品番と、レコードが適用される日を示す適用日と、員数とが対応付けられている。
図10は、基準金額情報記憶部17で記憶されている基準金額情報の一例を示す図であ
る。図10において、基準金額情報では、工場IDと、材料の移動に関する基準となる金額とが対応付けられている。
図11は、基準未発注回数情報記憶部18で記憶されている基準未発注回数情報の一例を示す図である。図11において、基準未発注回数情報では、工場IDと、材料の移動に関する基準となる未発注回数とが対応付けられている。
図12は、材料単価情報記憶部19で記憶されている材料単価情報の一例を示す図である。図12において、材料単価情報では、工場IDと、材料品番と、仕入先と、レコードが適用される日を示す適用日と、単価情報とが対応付けられている。仕入先「S1」等によって、対応する材料の仕入先が示されている。
図13は、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている材料発注単位情報の一例を示す図である。図13において、材料発注単位情報では、工場IDと、材料品番と、仕入先と、発注単位数とが対応付けられている。
まず、所要情報生成部13が所要情報を生成する処理について説明する。情報処理端末101によって図8で示される新たな生産計画情報が生産計画情報記憶部11に蓄積されたとする。そして、在庫引当装置1の図示しない受付部が、情報処理端末101から所要情報を生成する旨の指示を受け付けると、所要情報生成部13は、所要情報を生成するタイミングであると判断し(ステップS101)、図8で示される生産計画情報を生産計画情報記憶部11から読み出し(ステップS102)、図9で示される構成情報を構成情報記憶部12から読み出し(ステップS103)、それらに基づいて所要情報を生成する(ステップS104)。
具体的には、図8の生産計画情報によって、生産ラインID「L1」で製造される生産品番「X」の計画数が3台であることが示されており、図9の構成情報によって、親品番「X」には、員数が10個の子品番「a」と、員数が1個の子品番「b」とが含まれることが示されているため、生産ラインID「L1」の子品番「a」の所要数を30個と算出し、生産ラインID「L1」の子品番「b」の所要数を3個と算出する。
同様に、図8の生産計画情報によって、生産ラインID「L2」で製造される生産品番「Y」の計画数が4台であることが示されており、図9の構成情報によって、親品番「Y」には、員数が20個の子品番「a」と、員数が1個の子品番「c」とが含まれることが示されているため、生産ラインID「L2」の子品番「a」の所要数を80個と算出し、生産ラインID「L2」の子品番「c」の所要数を4個と算出する。
所要情報生成部13は、そのように算出した所要数を含む所要情報を、所要情報記憶部14に蓄積する(ステップS105)。図14は、所要情報記憶部14に蓄積された所要情報の一例を示す図である。図14において、所要情報では、工場IDと、生産ラインIDと、材料品番と、生産品番と、所要日と、所要数と、引当数とが対応付けられている。所要日は、生産計画情報における生産予定日である。所要数は、前述のように所要情報生成部13が算出した値である。引当数は、まだ在庫引当が行われていないため、すべて0個に設定されている。
次に、在庫引当等の処理について説明する。なお、図15は、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報の一例を示す図である。図15において、生産現場在庫情報では、工場IDと、生産ラインIDと、材料品番と、在庫数と、未発注回数とが対応付けられている。
在庫引当処理部16は、所要情報記憶部14に図14で示される新たな所要情報が蓄積された時点で、在庫引当のタイミングであると判断し(ステップS201)、在庫引当処理を行う(ステップS202)。
在庫引当処理部16は、まず図14で示される所要情報の1番目のレコードについて、所要数と引当数とが等しくないと判断し(ステップS301,S302)、その所要情報の1番目のレコードから工場ID「K1」、生産ラインID「L1」、材料品番「a」を読み出して、それらの属性値を有する生産現場在庫情報を検索する(ステップS303)。この場合には、検索の結果、図15の生産現場在庫情報の1番目のレコードが検索されることになる。在庫引当処理部16は、図14の所要情報の1番目のレコードにおける所要数「30個」の方が、図15の生産現場在庫情報の1番目のレコードの在庫数よりも多いため、すべてを引当可能ではないと判断し(ステップS304)、図14の1番目のレコードの引当数に、図15の1番目のレコードの在庫数「5個」を加算する(ステップS307)。また、在庫引当処理部16は、図15の1番目のレコードの在庫数を「0」に設定する(ステップS308)。その後、カウンタがインクリメントされて、図14の2番目のレコードに関する処理が行われる(ステップS309,S310)。
図14の2番目のレコードについても、所要数と引当数とが等しくないと判断され(ステップS302)、生産現場在庫情報から対応するレコードとして、図15の2番目のレコードが検索される。しかしながら、その2番目のレコードの在庫数は0であるため、図14の2番目のレコードの引当数への加算は行われない(ステップS304,S307,S308)。その後、カウンタがインクリメントされて、図14の3番目のレコードに関する処理が行われる(ステップS309,S310)。
図14の3番目のレコードについても、所要数と引当数とが等しくないと判断され(ステップS302)、生産現場在庫情報から対応するレコードとして、図15の4番目のレコードが検索される(ステップS303)。その4番目のレコードの在庫数「1500個」は、図14の3番目のレコードの所要数「80個」以上であるため、在庫引当処理部16は、すべて在庫引当可能であると判断し(ステップS304)、図14の3番目のレコードの引当数に所要数と同じ値「80個」を設定する(ステップS305)。また、在庫引当処理部16は、在庫引当を行った数、すなわち、「80個」を図15の4番目のレコードの在庫数から減算する(ステップS306)。このようにして、在庫引当処理が所要情報のすべてのレコードについて行われ、その結果、所要情報は図16で示されるようになり、生産現場在庫情報は図17で示されるようになる。
その後、在庫引当処理部16は、在庫引当の処理が完了したかどうか判断する(ステップS203)。具体的には、図16の所要情報を参照し、所要数と引当数とが一致しないレコードが1以上存在するため、在庫引当処理部16は、在庫引当が完了していないと判断し、材料移動処理を行う旨の指示を材料移動処理部22に渡す。そして、材料移動処理部22による材料移動処理が開始される(ステップS204)。
材料移動処理において、まず、材料移動処理部22は、図16の所要情報の1番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しくないと判断する(ステップS401,S402)。そして、材料移動処理部22は、所要情報の1番目のレコードの材料について、移動するかどうかの判断をする旨の指示を移動判断部21に渡す。
移動判断部21は、図16の所要情報の1番目のレコードから材料品番「a」を読み出し、その材料品番「a」に対応する発注単位数「1200個」を、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている図13の材料発注単位情報から読み出す。そして、移動判断部21は、前述の(条件1)が満たされるかどうか判断する。すなわち、図17の生産現場在
庫情報において、材料品番「a」について発注単位数「1200個」以上の在庫数の存在するレコードがあるかどうか検索する。ここでは、図17の4番目のレコードが(条件1)を満たすレコードとして検索され、移動判断部21は、材料品番「a」について、図17の4番目のレコードの生産ラインID「L2」で識別される生産ラインから、図16の1番目のレコードの生産ラインID「L1」で識別される生産ラインに、材料品番「a」の材料を「1200個」移動すると判断する(ステップS403)。移動判断部21は、移動数を発注単位数「1200個」に決定する(ステップS404)。そして、移動判断部21は、移動元の生産ラインID「L2」、移動先の生産ラインID「L1」、材料品番「a」、移動数「1200個」を材料移動処理部22に渡す。
その後、材料移動処理部22は、移動元の在庫数から移動数「1200個」を減算する(ステップS405)。具体的には、材料移動処理部22は、図17の4番目のレコードの在庫数から「1200個」を減算する。また、材料移動処理部22は、移動先の在庫数に移動数「1200個」を加算する(ステップS406)。具体的には、材料移動処理部22は、図17の1番目のレコードの在庫数に「1200個」を加算する。
材料移動処理部22は、移動判断部21から受け取った移動元の生産ラインID等の情報に基づいて、材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積する(ステップS407)。材料移動処理部22が蓄積した材料移動情報は、図18の1番目のレコードで示される情報である。材料移動情報における移動予定日「10/16」としては、所要情報の1番目のレコードの所要日が設定される。また、移動金額「1200円」は、移動数「1200個」に、図12で示される移動する材料の単価「1円」を掛けた金額である。
次に、材料移動処理部22は、図16の所要情報の2番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しくないと判断する(ステップS408,S409,S402)。そして、材料移動処理部22は、所要情報の2番目のレコードの材料について、移動するかどうかの判断をする旨の指示を移動判断部21に渡す。
移動判断部21は、図16の所要情報の2番目のレコードから材料品番「b」を読み出し、その材料品番「b」に対応する発注単位数「1000個」を、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている図13の材料発注単位情報から読み出す。そして、移動判断部21は、前述の(条件1)が満たされるかどうか判断する。すなわち、移動判断部21は、図17の生産現場在庫情報において、材料品番「b」について発注単位数「1000個」以上の在庫数の存在するレコードがあるかどうか検索する。ここでは、その(条件1)を満たすレコードは存在しないため、移動判断部21は、図10の基準金額情報から金額「1000円」を読み出し、図11の基準未発注回数情報から未発注回数「2回」を読み出し、図12の材料単価情報から材料品番「b」の単価情報「10円」を読み出す。そして、移動判断部21は、前述の(条件2)が満たされるかどうか判断する。すなわち、移動判断部21は、図17の生産現場在庫情報において、材料品番が「b」であり、未発注回数が「2回」以上であり、在庫数と単価情報「10円」とを掛けた金額が金額「1000円」以上であるレコードがあるかどうか検索する。ここでは、該当するレコードはないため、移動判断部21は、材料の移動をしないと判断し、その旨を材料移動処理部22に伝える(ステップS403)。
次に、材料移動処理部22は、図16の所要情報の3番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しいと判断する(ステップS408,S409,S402)。したがって、所要情報の3番目のレコードの材料については、移動に関する判断等は行われない。
次に、材料移動処理部22は、図16の所要情報の4番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しくないと判断する(ステップS408,S409,S402)。そして
、材料移動処理部22は、所要情報の4番目のレコードの材料について、移動をするかどうかの判断をする旨の指示を移動判断部21に渡す。
移動判断部21は、図16の所要情報の4番目のレコードから材料品番「c」を読み出し、その材料品番「c」に対応する発注単位数「5個」を、材料発注単位情報記憶部20で記憶されている図13の材料発注単位情報から読み出す。そして、移動判断部21は、前述の(条件1)が満たされるかどうか判断する。すなわち、移動判断部21は、図17の生産現場在庫情報において、材料品番「c」について発注単位数「5個」以上の在庫数の存在するレコードがあるかどうか検索する。ここでは、その(条件1)を満たすレコードは存在しないため、移動判断部21は、図10の基準金額情報から金額「1000円」を読み出し、図11の基準未発注回数情報から未発注回数「2回」を読み出し、図12の材料単価情報から材料品番「c」の単価情報「600円」を読み出す。そして、移動判断部21は、前述の(条件2)が満たされるかどうか判断する。すなわち、移動判断部21は、図17の生産現場在庫情報において、材料品番が「c」であり、未発注回数が「2回」以上であり、在庫数と単価情報「600円」とを掛けた金額が金額「1000円」以上であるレコードがあるかどうか検索する。ここでは、図17の3番目のレコードが(条件2)を満たすレコードとして検索され、移動判断部21は、材料品番「c」について、図17の3番目のレコードの生産ラインID「L1」で識別される生産ラインから、図16の4番目のレコードの生産ラインID「L2」で識別される生産ラインに、材料品番「c」の材料を移動すると判断する(ステップS403)。移動判断部21は、基準金額情報の示す金額「1000円」を材料品番「c」の単価「600円」で割った値を切り上げた個数「2個」を移動数に決定する(ステップS404)。そして、移動判断部21は、移動元の生産ラインID「L1」、移動先の生産ラインID「L2」、材料品番「c」、移動数「2個」を材料移動処理部22に渡す。
その後、材料移動処理部22は、移動元の在庫数から移動数「2個」を減算する(ステップS405)。具体的には、材料移動処理部22は、図17の3番目のレコードの在庫数から「2個」を減算する。また、材料移動処理部22は、移動先の在庫数に移動数「2個」を加算する(ステップS406)。具体的には、材料移動処理部22は、図17の6番目のレコードの在庫数に「2個」を加算する。
材料移動処理部22は、移動判断部21から受け取った移動元の生産ラインID等の情報に基づいて、材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積する(ステップS407)。材料移動処理部22が蓄積した材料移動情報は、図18の2番目のレコードで示される情報である。材料移動情報における移動予定日「10/17」としては、所要情報の4番目のレコードの所要日が設定される。また、移動金額「1200円」は、移動数「2個」に、図12で示される移動する材料の単価「600円」を掛けた値である。
その後、材料移動情報出力部24は、材料移動情報記憶部23に図18の材料移動情報が記憶されていると判断し(ステップS410)、その材料移動情報を読み出してプリンタ102に出力する(ステップS411)。その結果、図19で示される「材料移動伝票」がプリンタ102でプリントアウトされる。この材料移動伝票にしたがって材料が移動されることによって、製品の製造を適切に行うことができうる。なお、図19で示される材料移動伝票は材料品番「a」に関するものであるが、材料品番「c」に関する材料移動伝票も別途、プリントアウトされるものとする。なお、材料移動情報の出力後に、材料移動情報記憶部23から材料移動情報が削除されてもよい。
ここで、材料移動処理の結果、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図20で示されるようになる。また、材料移動処理部22は、材料の移動処理を行ったため、在庫引当処理部16に材料の移動処理を行った旨を伝える。
すると、在庫引当処理部16は、材料の移動があったと判断し(ステップS205)、ステップS202の場合と同様に、在庫引当処理を実行する(ステップS206)。その在庫引当処理の結果、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報は、図21で示されるようになり、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図22で示されるようになる。
その後、在庫引当処理部16は、在庫引当の処理が完了したかどうか判断する(ステップS207)。具体的には、図21の所要情報を参照し、所要数と引当数とが一致しないレコードが1以上存在するため、在庫引当処理部16は、在庫引当が完了していないと判断し、注文処理を行う旨の指示を注文処理部25に渡す。そして、注文処理部25による注文処理が開始される(ステップS208)。
注文処理において、まず、注文処理部25は、図21の所要情報の1番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しいと判断する(ステップS501,S502)。したがって、この1番目のレコードについては注文に関する処理は行われない。次に、注文処理部25は、図21の所要情報の2番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しくないと判断する(ステップS506,S507,S502)。そして、注文処理部25は、図21の2番目のレコードから材料品番「b」を読み出し、図13の材料発注単位情報からその材料品番「b」に対応する発注単位数「1000個」を読み出し、その発注単位数を発注個数に決定する(ステップS503)。また、注文処理部25は、図21の2番目のレコードから生産ラインID「L1」を読み出し、その読み出した材料品番「b」、生産ラインID「L1」を有するレコードを生産現場在庫情報において検索する。そして、検索された図22の2番目のレコードの在庫数に発注個数「1000個」を加算する(ステップS504)。また、注文処理部25は、図13の材料発注単位情報から材料品番「b」に対応する仕入先「S2」を読み出し、それらの情報に基づいて、注文情報を注文情報記憶部26に蓄積する(ステップS505)。注文処理部25が蓄積した注文情報は、図23の1番目のレコードで示される情報である。注文情報における納入予定日「10/16」としては、所要情報の2番目のレコードの所要日が設定される。また、注文金額「10000円」は、発注個数「1000個」に、図12で示される注文する材料の単価「10円」を掛けた金額である。
次に、注文処理部25は、図21の3番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しいと判断する(ステップS501,S502)。したがって、この3番目のレコードについては注文に関する処理は行われない。次に、注文処理部25は、図21の所要情報の4番目のレコードを参照し、所要数と引当数とが等しくないと判断する(ステップS506,S507,S502)。そして、注文処理部25は、図21の4番目のレコードから材料品番「c」を読み出し、図13の材料発注単位情報からその材料品番「c」に対応する発注単位数「5個」を読み出し、その発注単位数を発注個数に決定する(ステップS503)。また、注文処理部25は、図21の4番目のレコードから生産ラインID「L2」を読み出し、その読み出した材料品番「c」、生産ラインID「L2」を有するレコードを生産現場在庫情報において検索する。そして、検索された図22の6番目のレコードの在庫数に発注個数「5個」を加算する(ステップS504)。また、注文処理部25は、図13の材料発注単位情報から材料品番「c」に対応する仕入先「S2」を読み出し、それらの情報に基づいて、注文情報を注文情報記憶部26に蓄積する(ステップS505)。注文処理部25が蓄積した注文情報は、図23の2番目のレコードで示される情報である。注文情報における納入予定日「10/17」としては、所要情報の4番目のレコードの所要日が設定される。また、注文金額「3000円」は、発注個数「5個」に、図12で示される注文する材料の単価「600円」を掛けた金額である。
その後、注文情報出力部27は、注文情報記憶部26に図23の注文情報が記憶されていると判断し(ステップS508)、その注文情報を読み出してプリンタ102に出力する(ステップS509)。その結果、図24で示される「材料注文書」がプリンタ102でプリントアウトされる。その材料注文書にしたがって材料が注文され、納入されることによって、製品の製造を適切に行うことができうる。なお、注文情報の出力後に、注文情報記憶部26から注文情報が削除されてもよい。
ここで、注文処理の結果、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図25で示されるようになる。
その後、在庫引当処理部16は、ステップS202の場合と同様に、在庫引当処理を実行する(ステップS209)。その在庫引当処理の結果、所要情報記憶部14で記憶されている所要情報は、図26で示されるようになり、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図27で示されるようになる。
その後、注文処理部25は、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報の未発注回数情報を更新する(ステップS210)。具体的には、注文処理部25は、生産ラインID「L1」で識別される生産ラインの材料品番「b」と、生産ラインID[L2]で識別される生産ラインの材料品番「c」とについて注文を行ったため、それらに対応する未発注回数、すなわち、図27の2番目のレコードと、6番目のレコードとの未発注回数を「0」に設定し、それ以外のレコードの未発注回数を1ずつインクリメントする。その結果、生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図28で示されるようになる。このようにして、在庫引当処理が実行されることになる。
以上のように、本実施の形態による在庫引当装置1では、基準金額情報、基準未発注回数情報等を用いて、生産現場間において材料の移動を行うかどうか判断することができ、その判断結果に応じて、生産現場間において材料を移動させることができうる。したがって、例えば一の生産現場において高価な材料が余っているような場合には、その高価な材料を他の生産現場に移動することができうることとなり、材料の有効活用を行いうることとなる。
特に、未発注回数情報の示す未発注回数が基準未発注回数情報の示す回数以上であれば、ある生産現場において、発注が長い間行われていないことになる。したがって、そのような場合には、不必要に多くの材料がその生産現場に存在していると考えられるため、その生産現場での在庫数に材料単価を掛けた金額が、基準金額情報の示す金額以上であるのであれば、その材料を移動させることができる。このようにすると、例えば、安価な材料の場合には移動を行わないと判断されることもあるが、高価な材料であれば移動を行うと判断される可能性が高くなる。その結果、材料のコストを考えた生産現場間での材料の移動を実現することができる。高価な材料であれば、少量であっても生産現場間で移動させて他の生産現場で用いた方がよいからである。一方、安価な材料の場合には、生産現場間において材料を移動させるよりも、新たに発注した方がコスト的によい場合もある。例えば、材料がリール材等である場合には、生産現場間で容易に材料の移動を行うことができない。リールへのまき直し等を行わなければならず、それらの作業に大きなコストがかかりうるからである。しかしながら、上記のように判断することで、高価な材料であれば、たとえリールへのまき直し等の作業が伴ったとしても、生産現場間において材料を移動させることができ、全体のコストを圧縮することができ、好適である。このように、基準金額情報を適切な値に設定することによって、生産現場間における適切な材料の移動を実現することが可能となる。また一方、基準未発注回数情報を用いて移動するかどうかの判断を行うことによって、頻繁に材料の注文がなされている生産現場、すなわち、その材料が実際の生産で用いられている生産現場から他の生産現場に材料の移動をするような事態を回避することができる。
なお、本実施の形態では、未発注回数情報の更新において、注文処理を行った材料について未発注回数を0にリセットし、それ以外の材料について未発注回数を1だけインクリメントする場合について説明したが、生産現場在庫情報において、材料移動処理部22によって生産現場在庫情報の在庫数が変更された移動先の材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数もリセットしてもよい。材料移動処理による材料の移動も、注文処理による材料の注文と同様に考えることもできるからである。すなわち、上記具体例の場合には、生産ラインID「L1」で識別される生産ラインの材料品番「a」と、生産ラインID「L2」で識別される生産ラインの材料品番「c」とに対応する未発注回数、すなわち、図27の1番目のレコードと、6番目のレコードとの未発注回数も「0」に設定されてもよい。その場合には、未発注回数の更新後の生産現場在庫情報記憶部15で記憶されている生産現場在庫情報は、図29で示されるようになる。
また、本実施の形態では、在庫引当装置1における所要情報記憶部14が、所要情報生成部13が生成した所要情報を記憶する場合について説明したが、所要情報記憶部14に所要情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して所要情報が所要情報記憶部14で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された所要情報が所要情報記憶部14で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された所要情報が所要情報記憶部14で記憶されるようになってもよい。このように、所要情報生成部13による所要情報の生成が行われない場合には、在庫引当装置1は、生産計画情報記憶部11、構成情報記憶部12、所要情報生成部13を備えなくてもよい。
また、本実施の形態では、材料移動処理部22が材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積する場合について説明したが、そうでなくてもよい。材料移動処理部22が材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積しない場合には、在庫引当装置1は、材料移動情報記憶部23、材料移動情報出力部24を備えなくてもよい。なお、材料移動処理部22が材料移動情報を材料移動情報記憶部23に蓄積しない場合であっても、材料移動処理部22による材料の移動処理に応じて生産現場において材料の移動が行われるように、生産現場在庫情報の変化などから、材料移動情報と同様の情報を生成して出力するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、注文処理部25が注文情報を注文情報記憶部26に蓄積する場合について説明したが、そうでなくてもよい。注文処理部25が注文情報を注文情報記憶部26に蓄積しない場合には、在庫引当装置1は、注文情報記憶部26、注文情報出力部27を備えなくてもよい。なお、注文処理部25が注文情報を注文情報記憶部26に蓄積しない場合であっても、注文処理部25による材料の注文処理に応じて材料の注文が行われるように、生産現場在庫情報の変化などから、注文情報と同様の情報を生成して出力するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、注文処理部25が生産現場在庫情報における未発注回数情報を更新する場合について説明したが、他の構成要素が未発注回数情報を更新してもよい。
また、本実施の形態では、所要情報に引当数が含まれており、在庫引当処理において在庫引当を行った数を引当数に加算し、その在庫引当を行った数を在庫数から減算して、所要数と引当数とが等しくなった場合に、その材料についての在庫引当が完了したと判断すると説明したが、前述のように、所要情報に引当数が含まれなくてもよい。例えば、在庫引当処理において、在庫引当を行った数を所要数から減算し、その在庫引当を行った数を在庫数から減算して、所要数が0となった場合に、その材料について在庫引当が完了したと判断してもよく、あるいは、在庫引当処理において、在庫引当を行った数を所要数から減算し、その在庫引当を行った数を生産現場在庫情報において引当数として保持しておき
(在庫数自体は変化させず、引当数が在庫数を超えない範囲において在庫引当を行うことができうる)、所要数が0となった場合に、その材料について在庫引当が完了したと判断してもよく、在庫引当処理、及び在庫引当が完了したと判断する処理は、それらの目的を達成できる範囲において処理内容を問わない。
また、本実施の形態による在庫引当装置1は、ユーザが生産計画情報などの情報を、入力デバイス等を介して変更できる機構を有してもよい。なお、そのような機構は従来から知られている機構であるため、その詳細な説明を省略する。
また、生産現場在庫情報に含まれる未発注回数情報は、結果として未発注回数を知ることができる情報であれば、その内容を問わない。例えば、上記具体例での説明のように、未発注回数そのものを示す情報であってもよく、あるいは、最後に発注を行った日付を示す情報であってもよい。最後に発注を行った日付が示されることにより、何回連続して発注を行っていないかを計算することができるからである。
また、上記説明において、所要情報や、生産現場在庫情報等において、レコードごとに各所要に関する情報等が保持されている場合について説明したが、所要情報等において、各所要に関する情報等を区別可能なように保持されているのであれば、それらの情報のデータ形式は問わない。
また、上記実施の形態では、在庫引当装置がスタンドアロンである場合について説明したが、在庫引当装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部等は、通信回線を介して情報を出力したりすることになる。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における在庫引当装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と、材料を識別する情報である材料識別情報と、材料の所要数とを対応付けて有する情報である所要情報の示す材料の所要数について、生産現場識別情報と、材料識別情報と、生産現場における材料の在庫数と、連続した未発注の回数を示す情報である未発注回数情報とを対応付けて有する情報である生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理ステップと、材料識別情報と材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である材料単価情報、生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である基準金額情報、生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である基準未発注回数情報、及び材料識別情報と発注単位数とを対応付けて有する情報である材料発注単位情報を用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する移動判断ステップと、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断ステップで判断した場合に、当該移動に応じて前記生産現場在庫情報を変更する材料移動処理ステップと、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、前記材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、当該注文処理に応じて前記生産現場在庫情報
を変更する注文処理ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおける各ステップでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、モデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による在庫引当装置等によれば、生産現場における在庫を適切に管理することができ、在庫を管理するシステム等において有用である。
本発明の実施の形態1による在庫引当装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による在庫引当装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による在庫引当装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による在庫引当装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による在庫引当装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による在庫引当装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による在庫引当装置を含むシステムの一例を示す図 同実施の形態における生産計画情報の一例を示す図 同実施の形態における構成情報の一例を示す図 同実施の形態における基準金額情報の一例を示す図 同実施の形態における基準未発注回数情報の一例を示す図 同実施の形態における材料単価情報の一例を示す図 同実施の形態における材料発注単位情報の一例を示す図 同実施の形態における所要情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における所要情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における材料移動情報の一例を示す図 同実施の形態における材料移動伝票の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における所要情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における注文情報の一例を示す図 同実施の形態における材料注文書の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における所要情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図 同実施の形態における生産現場在庫情報の一例を示す図
符号の説明
1 在庫引当装置
11 生産計画情報記憶部
12 構成情報記憶部
13 所要情報生成部
14 所要情報記憶部
15 生産現場在庫情報記憶部
16 在庫引当処理部
17 基準金額情報記憶部
18 基準未発注回数情報記憶部
19 材料単価情報記憶部
20 材料発注単位情報記憶部
21 移動判断部
22 材料移動処理部
23 材料移動情報記憶部
24 材料移動情報出力部
25 注文処理部
26 注文情報記憶部
27 注文情報出力部
100 ネットワーク
101 情報処理端末
102 プリンタ

Claims (8)

  1. 生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と、材料を識別する情報である材料識別情報と、材料の所要数とを対応付けて有する情報である所要情報が記憶される所要情報記憶部と、
    生産現場識別情報と、材料識別情報と、生産現場における材料の在庫数と、連続した未発注の回数を示す情報である未発注回数情報とを対応付けて有する情報である生産現場在庫情報が記憶される生産現場在庫情報記憶部と、
    前記所要情報の示す材料の所要数について、生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理部と、
    生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である基準金額情報が記憶される基準金額情報記憶部と、
    生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である基準未発注回数情報が記憶される基準未発注回数情報記憶部と、
    材料識別情報と、材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である材料単価情報が記憶される材料単価情報記憶部と、
    材料識別情報と、発注単位数とを対応付けて有する情報である材料発注単位情報が記憶される材料発注単位情報記憶部と、
    前記材料単価情報と、前記基準金額情報と、前記基準未発注回数情報と、前記材料発注単位情報とを用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する移動判断部と、
    前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断部が判断した場合に、当該移動に応じて前記生産現場在庫情報を変更する材料移動処理部と、
    前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、前記材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、当該注文処理に応じて前記生産現場在庫情報を変更する注文処理部と、を具備する在庫引当装置。
  2. 前記移動判断部は、前記材料発注単位情報の示す発注単位数以上の在庫数が移動元の生産現場に存在する場合、または、移動元の生産現場の未発注回数情報の示す未発注の回数が前記基準未発注回数情報の示す未発注回数以上であり、移動元の生産現場の在庫数に前記材料単価情報の示す材料の単価を掛けた金額が前記基準金額情報の示す金額以上である場合に、当該移動元の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると判断する、請求項1記載の在庫引当装置。
  3. 生産現場識別情報と、材料識別情報と、発注個数とを対応付けて有する情報である注文情報が記憶される注文情報記憶部と、
    前記注文情報記憶部が記憶している注文情報を出力する注文情報出力部と、をさらに具備し、
    前記注文処理部は、さらに、所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない材料について材料発注単位情報の示す発注単位数で注文する旨の注文情報を前記注文処理において生成して前記注文情報記憶部に蓄積し、前記生産現場在庫情報において、注文を行う材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数をリセットし、注文を行わない材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数を1だけインクリメントする、請求項1または請求項2記載の在庫引当装置。
  4. 前記注文処理部は、前記生産現場在庫情報において、前記材料移動処理部によって生産現場在庫情報の在庫数が変更された移動先の材料を識別する材料識別情報に対応する未発注回数情報の示す未発注回数もリセットする、請求項3記載の在庫引当装置。
  5. 材料識別情報と、移動元の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動先の生産現場を識別する生産現場識別情報と、移動数とを対応付けて有する情報である材料移動情報が記憶される材料移動情報記憶部と、
    前記材料移動情報記憶部が記憶している材料移動情報を出力する材料移動情報出力部と、をさらに具備し、
    前記材料移動処理部は、さらに、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断部が判断した場合に、当該移動に関する前記材料移動情報を生成し、前記材料移動情報記憶部に蓄積する、請求項1から請求項4のいずれか記載の在庫引当装置。
  6. 生産現場識別情報と、生産される製品を識別する情報である製品識別情報と、製品を製造する計画数とを対応付けて有する情報である生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶部と、
    少なくとも、製品識別情報と、材料識別情報と、材料の必要数である員数とを対応付けて有する情報である構成情報が記憶される構成情報記憶部と、
    前記生産計画情報と前記構成情報とを用いて前記所要情報を生成し、前記所要情報記憶部に蓄積する所要情報生成部と、をさらに具備する、請求項1から請求項5のいずれか記載の在庫引当装置。
  7. 生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と材料を識別する情報である材料識別情報と材料の所要数とを対応付けて有する情報である所要情報が記憶される所要情報記憶部と、生産現場識別情報と材料識別情報と生産現場における材料の在庫数と連続した未発注の回数を示す情報である未発注回数情報とを対応付けて有する情報である生産現場在庫情報が記憶される生産現場在庫情報記憶部と、在庫引当処理部と、生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である基準金額情報が記憶される基準金額情報記憶部と、生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である基準未発注回数情報が記憶される基準未発注回数情報記憶部と、材料識別情報と発注単位数とを対応付けて有する情報である材料発注単位情報が記憶される材料発注単位情報記憶部と、材料識別情報と材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である材料単価情報が記憶される材料単価情報記憶部と、移動判断部と、材料移動処理部と、注文処理部と、を備えた在庫引当装置において用いられる在庫引当方法であって、
    前記在庫引当処理部が、前記所要情報の示す材料の所要数について、生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理ステップと、
    前記移動判断部が、前記材料単価情報と、前記基準金額情報と、前記基準未発注回数情報と、前記材料発注単位情報とを用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する移動判断ステップと、
    前記材料移動処理部が、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断ステップで判断した場合に、当該移動に応じて前記生産現場在庫情報を変更する材料移動処理ステップと、
    前記注文処理部が、前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、前記材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、当該注文処理に応じて前記生産現場在庫情報を変更する注文処理ステップと、を具備する在庫引当方法。
  8. コンピュータに、
    生産現場を識別する情報である生産現場識別情報と、材料を識別する情報である材料識別情報と、材料の所要数とを対応付けて有する情報である所要情報の示す材料の所要数について、生産現場識別情報と、材料識別情報と、生産現場における材料の在庫数と、連続した未発注の回数を示す情報である未発注回数情報とを対応付けて有する情報である生産現場在庫情報に対して在庫引当処理を行う在庫引当処理ステップと、
    材料識別情報と材料の単価を示す情報である単価情報とを対応付けて有する情報である材
    料単価情報、生産現場間における材料の移動に関する基準となる金額を示す情報である基準金額情報、生産現場間における材料の移動に関する基準となる未発注回数を示す情報である基準未発注回数情報、及び材料識別情報と発注単位数とを対応付けて有する情報である材料発注単位情報を用いて、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動するかどうか判断する移動判断ステップと、
    前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合であって、一の生産現場から他の生産現場に材料を移動すると前記移動判断ステップで判断した場合に、当該移動に応じて前記生産現場在庫情報を変更する材料移動処理ステップと、
    前記所要情報の示す所要数の在庫引当を行うことができない場合に、前記材料発注単位情報を用いて注文処理を行い、当該注文処理に応じて前記生産現場在庫情報を変更する注文処理ステップと、を実行させるためのプログラム。
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