JP6670662B2 - 企業間在庫融通制御システム、融通案生成装置および企業業務実行装置 - Google Patents

企業間在庫融通制御システム、融通案生成装置および企業業務実行装置 Download PDF

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Description

本発明は、企業間在庫融通制御システム、融通案生成装置および企業業務実行装置に関する。
特許文献1には、サプライチェーン効率化支援方法に関し、「複数の工場の製品について、工場単位のサプライチェーンモデルで、シミュレーションを行い、製品の欠品を起こすことなく、工場単位で生産終了時の資材等の余剰在庫の廃棄費用が最小となる安全在庫数と物流ルートの導出をするステップと、工場単位のサプライチェーンモデルを統合したサプライチェーンモデルで、複数の製品間で共通で使用される共通資材について、シミュレーションを行い、製品の欠品を起こすことなく、工場間全体で生産終了時の共通資材の余剰在庫の廃棄費用が最小となる安全在庫数と物流ルートを導出するステップと、を有し、前記ステップでの一連の処理が所定の期間毎の周期で行われる」と記載されている。
特開2011−65224号公報
上記特許文献1に記載の方法は、統合サプライチェーンモデルで工場間に渡る共通資材の最適化シミュレーションを行い、工場間全体で生産終了時の共通資材の余剰在庫の廃棄費用が最小となる安全在庫数と物流ルートを算出する。このような方法では、全ての工場、企業を統合したサプライチェーンモデルを構築する必要があり、そのためには、全ての工場、企業が部品表情報、生産リードタイム、保有在庫量および販売計画などの情報を開示する必要がある。しかしながら、通常、これらの情報は他社に開示したくない情報であるため、統合サプライチェーンモデルの構築は現実的に難しい。
また、企業間で在庫の融通を自動で実行するには、部品の型番などを共通化する必要がある。そのためには、企業ごとに分散するERP(Enterprise Resource Planning)を統合し、統合業務実行システムを構築する必要がある上に、かかるシステムの構築も容易ではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、より簡便に企業間の在庫融通量などを算出し、企業ごとに分散する業務実行システムを介して在庫融通を自動で実行する企業間在庫融通制御システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る企業間在庫融通制御システムは、各企業の品目ごとの在庫不足量および融通可能量から、少なくとも融通元企業と、融通先企業と、前記品目と、融通量とを対応付けた融通案情報を生成する融通案生成装置と、自社が前記融通案情報に示される前記融通先企業の場合、前記融通元企業に対して前記品目の融通PO(Purchase Oder)を発行し、自社が前記融通案情報に示される前記融通元企業の場合、前記融通POに示される前記品目を優先して在庫割り当てし、出庫処理を行う企業業務実行装置と、を有する。
本発明に係る企業間在庫融通制御システムによれば、より簡便に企業間の在庫融通量などを算出し、企業ごとに分散する業務実行システムを介して在庫融通を自動で実行することができる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
企業間在庫融通制御システムのシステム構成および企業間在庫融通制御システムが有する融通案生成装置および企業業務実行装置の機能ブロックの一例を示した図である。 融通条件記憶部に格納されている融通条件情報の一例を示した図である。 算出基準記憶部に格納されている算出基準情報の一例を示した図である。 融通計算タイミング記憶部に格納されている融通計算タイミング情報の一例を示した図である。 融通量記憶部に格納されている融通量情報の一例を示した図である。 融通案記憶部に格納されている融通案情報の一例を示した図である。 融通案生成装置および企業業務実行装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 図8(A)は、融通案生成装置が有する各情報への登録処理S1の流れの一例を示したフロー図である。図8(B)は、融通案生成処理S2の流れの一例を示したフロー図である。図8(C)は、融通PO優先出荷処理S3の流れの一例を示したフロー図である。 融通量の算出(ステップS21)から融通PO優先出荷処理(ステップS31)までの一連の処理イメージを示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、企業間在庫融通制御システム1のシステム構成および企業間在庫融通制御システム1が有する融通案生成装置10および企業業務実行装置11の機能ブロックの一例を示した図である。図示するように、企業間在庫融通制御システム1は、融通案生成装置10と、企業業務実行装置11とを有している。融通案生成装置10は、企業間における製品や部品の在庫に関する融通案を生成する装置である。企業業務実行装置11は、企業ごとに設置され、融通案生成装置10で生成された融通案を用いて、発注書に相当する融通PO(Purchase Oder)を発行したり、在庫から融通POで受注した部品などの引き当て(受注処理)を行う装置である。融通案生成装置10と各企業の企業業務実行装置11とは、インターネットや電話回線など所定のネットワーク網により相互に通信可能に接続されている。
融通案生成装置10は、制御部100と、記憶部101と、入力部102と、出力部103と、通信部104とを有している。また、記憶部101は、融通条件記憶部1010と、算出基準記憶部1011と、融通計算タイミング記憶部1012と、融通量記憶部1013と、融通案記憶部1014とを有している。
図2は、融通条件記憶部1010に格納されている融通条件情報10100の一例を示した図である。融通条件情報10100は、融通元企業と融通先企業との間で取り決められた在庫の融通条件に関する情報である。具体的には、融通条件情報10100は、融通元候補企業1010aと、融通先候補企業1010bと、融通候補品目1010cと、単価1010dと、融通候補輸送手段1010eと、輸送リードタイム1010fと、輸送費1010gとが対応付けられたレコードを有している。
融通元候補企業1010aは、在庫の融通元の候補となる企業を識別する情報(例えば、企業名)である。融通先候補企業1010bは、在庫の融通先の候補となる企業を識別する情報(例えば、企業名)である。融通候補品目1010cは、融通元企業から融通先企業に融通される候補となる品目を識別する情報(例えば、製品名、部品名など)である。単価1010dは、融通される品目の1単位(1ロット単位であっても良い)あたりの取引価格を特定する情報である。融通候補輸送手段1010eは、融通される品目の輸送手段を識別する情報であって、例えば、Air(空輸)やShip(海運)などがある。輸送リードタイム1010fは、融通される品目の輸送にかかるリードタイム(輸送日数)を特定する情報である。輸送費1010gは、融通される品目の1単位(1ロット単位であっても良い)あたりの輸送にかかる費用を特定する情報である。なお、単価1010dおよび輸送費1010gの単位は任意である。
図2を例に説明すると、レコード1010hは、A社からB社に製品Xを空輸で融通してもよいという事前の契約(取り決め)が結ばれており、その際の取引単価は100で、輸送リードタイムは3日、輸送費が10であることを表している。
なお、融通条件情報10100の各項目の情報は、例えば、企業業務実行装置11またはその他の装置を介して、企業側の担当者により入力される。
図3は、算出基準記憶部1011に格納されている算出基準情報10110の一例を示した図である。算出基準情報10110は、各企業の在庫不足量と融通可能量とを算出する基準に関する情報である。具体的には、算出基準情報10110は、企業1011aと、品目1011bと、算出基準1011cとが対応付けられたレコードを有している。
企業1011aは、対応付けられた算出基準に基づいて部品などの不足量および融通可能量を算出する企業を識別する情報(例えば、企業名)である。品目1011bは、在庫の不足量および融通可能量を算出する品目を識別する情報(例えば、製品名や部品名)である。算出基準1011cは、在庫の不足量および融通可能量を算出するための基準を特定する情報であって、例えば、安全在庫量ベース、生産計画ベース、販売計画ベースなどがある。
図3を例に説明すると、レコード1011dは、A社の製品Xの在庫不足量および融通可能量は、安全在庫量を基準に算出されることを表している。なお、在庫の不足量および融通可能量の各々に対して算出基準が個別に対応付けられていても良い。また、算出基準は、前述のものに限られず、適宜、最適な算出基準が対応付けられれば良い。
なお、算出基準情報10110の各項目情報は、例えば、企業業務実行装置11またはその他の装置を介して、企業側の担当者により入力される。
図4は、融通計算タイミング記憶部1012に格納されている融通計算タイミング情報10120の一例を示した図である。融通計算タイミング情報10120は、在庫の融通案を生成するタイミングとその生成ロジックに関する情報である。具体的には、融通計算タイミング情報10120は、融通計算タイミング1012aと融通計算ロジック1012bとが対応付けられたレコードを有している。
融通計算タイミング1012aは、融通計算を行うタイミングを特定する情報(例えば、毎日日本時間**時など)である。融通計算ロジック1012bは、融通計算に用いられるロジックを特定する情報であって、例えば、低輸送費順、短輸送リードタイム順および低単価順などがある。なお、融通計算ロジックは、前述のロジックに限定されるものではなく、適宜、適切なロジックが設定されれば良い。
図4を例に説明すると、融通計算タイミング情報10120は、日本時間の毎日23時に低輸送費順のロジックを用いて融通案が生成されることを表している。
なお、融通計算タイミングおよび融通計算ロジックは、例えば、融通案生成装置10を介して、企業間在庫融通制御システム1の管理者によって入力される。
図5は、融通量記憶部1013に格納されている融通量情報10130の一例を示した図である。融通量情報10130は、企業ごと品目ごとに算出された在庫の不足量および融通可能量に関する情報である。具体的には、融通量情報10130は、企業1013aと、品目1013bと、区分1013cと、量1013dとが対応付けられたレコードを有している。
企業1013aは、不足量または融通可能量の算出対象企業を識別する情報(例えば、企業名)である。品目1013bは、不足量または融通可能量の算出対象となる品目を特定する情報(例えば、製品名や部品名など)である。区分1013cは、不足または融通可能のいずれかを識別する情報である。量1013dは、対象品目の不足量または融通可能量を特定する情報である。
図5を例に説明すると、レコード1013eは、A社の製品Xは融通可能な在庫が80あることを表している。
なお、融通量情報10130は、後述する融通量の算出処理によって融通案生成装置10により生成される。
図6は、融通案記憶部1014に格納されている融通案情報10140の一例を示した図である。融通案情報10140は、在庫の融通元企業および融通先企業や融通品目などの組合せに関する情報である。具体的には、融通案情報10140は、融通元企業1014aと、融通先企業1014bと、融通品目1014cと、融通輸送手段1014dと、量1014eとが対応付けられたレコードを有している。
融通元企業1014aは、在庫の融通元となる企業を識別する情報(例えば、企業名)である。融通先企業1014bは、在庫の融通先となる企業を識別する情報(例えば、企業名)である。融通品目1014cは、融通される品目を識別する情報(例えば、製品名や部品名など)である。融通輸送手段1014dは、品目を融通する際の輸送手段を識別する情報であって、例えば、Ship(海運)やAir(空輸)などがある。量1014eは、融通される品目の融通量を特定する情報である。
図6を例に説明すると、レコード1014fは、A社からB社に製品Xを船で融通する量が80であることを表している。
なお、融通案情報10140は、後述する融通案の生成処理によって融通案生成装置10により生成される。
図1に戻って説明する。制御部100は、融通条件登録部1000と、算出基準登録部1001と、融通計算タイミング登録部1002と、融通量算出部1003と、融通案生成部1004とを有している。
融通条件登録部1000は、融通元企業と融通先企業との間で取り決められた在庫の融通条件に関する情報の入力を受け付けて、融通条件記憶部1010に格納されている融通条件情報10100に登録する。
算出基準登録部1001は、在庫の不足量および融通可能量を算出する基準に関する情報の入力を受け付けて、算出基準記憶部1011に格納されている算出基準情報10110に登録する。
融通計算タイミング登録部1002は、融通案の生成タイミングおよび生成ロジックに関する情報の入力を受け付けて、融通計算タイミング記憶部1012に格納されている融通計算タイミング情報10120に登録する。
融通量算出部1003は、在庫の不足量および融通可能量を算出する。具体的には、融通量算出部1003は、企業業務実行装置11から在庫量や生産計画などの各種情報を取得し、算出基準情報10110に登録されている算出基準に基づいて、各企業の品目ごとの在庫の不足量および融通可能量を所定の融通計算タイミングで算出する。なお、融通量算出部1003が行う融通量算出処理の詳細については後述する。
融通案生成部1004は、融通計算タイミング情報10120に登録された所定のロジックを用いて、所定のタイミングで融通案情報10140を生成する。なお、融通案生成部1004が行う融通案生成処理の詳細については後述する。
入力部102は、融通案生成装置10が備える入力装置や通信装置を介して、企業間在庫融通制御システム1の利用者から指示や情報の入力を受け付ける。例えば、入力部102は、通信装置を介して、企業側の担当者による融通条件情報10100および算出基準情報10110への入力を受け付ける。また、入力部102は、入力装置を介して、本システムの管理者などから融通計算タイミング情報10120への入力を受け付ける。また、入力部102は、情報の種類や指示の種類に応じて、受け付けた情報や指示を所定の機能部に受け渡す。
出力部103は、融通案生成装置10が備える出力装置や企業業務実行装置11が備える出力装置に表示させる画面情報を生成する。具体的には、出力部103は、融通条件情報10100および算出基準情報10110への入力を受け付けるための所定の入力フォームを含む画面情報を生成し、通信部104を介して、企業業務実行装置11に送信する。また、出力部103は、融通計算タイミング情報10120への入力を受け付けるための所定の入力フォームを含む画面情報を生成し、これを出力装置に表示する。
通信部104は、外部装置(例えば、企業業務実行装置11)との間で情報通信を行う。例えば、通信部104は、各品目の在庫量や生産計画情報などを企業業務実行装置11から取得する。また、通信部104は、生成された融通案情報を企業業務実行装置11に送信する。
以上、融通案生成装置10の機能構成について説明した。
次に、企業業務実行装置11の機能構成について説明する。企業業務実行装置11は、融通PO発行部110と、融通PO優先出荷部111と、記憶部112と、通信部103とを有している。
融通PO発行部110は、不足品目の発注書である融通POを発行する。具体的には、融通PO発行部110は、融通案情報10140を用いて、自社が融通先企業となっている品目を特定し、通信部104を介して、融通POを融通元企業の企業業務実行装置11に送信する。
融通PO優先出荷部111は、融通POを用いて出荷処理を行う。具体的には、融通PO優先出荷部111は、任意の出庫処理タイミングにおいて、融通POの品目を優先して在庫割り当てし、出庫指示を発行する。
記憶部112は、企業業務実行装置11で用いられる様々な情報を格納している。例えば、記憶部112は、在庫量情報、安全在庫量情報、生産計画情報および販売計画情報(いずれも図示せず)を有している。
在庫量情報は、所定日数先(例えば、30日先)までの各日の品目ごとの在庫量を特定する情報である。安全在庫量情報は、品目ごとの安全在庫を特定する情報である。生産計画情報および販売計画情報は、製品の生産計画および販売計画を示す情報であって、少なくとも、所定日数先(例えば、30日先)までの各日について、品目ごとにその必要量を特定する情報を含む。
通信部113は、外部装置(例えば、融通案生成装置10)と情報通信を行う。具体的には、通信部113は、融通案情報10140を融通案生成装置10から取得する。また、通信部113は、各品目の在庫量や生産計画情報などを融通案生成装置10に送信する。
以上、企業業務実行装置11の機能構成について説明した。
図7は、融通案生成装置10および企業業務実行装置11のハードウェア構成の一例を示した図である。融通案生成装置10は、例えば、サーバコンピュータやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置により実現される。
図示するように、融通案生成装置10は、入力装置21と、出力装置22と、通信装置23と、演算装置24と、主記憶装置25と、外部記憶装置26と、これらを電気的に相互接続するバス27とを有している。
入力装置21は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスあるいは音声入力装置であるマイクなどである。出力装置22は、ディスプレイやプリンタあるいは音声出力装置であるスピーカなどである。通信装置23は、外部装置との間で情報通信を行うための通信モジュールなどである。
演算装置24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。主記憶装置25は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリ装置である。外部記憶装置26は、デジタル情報を記憶可能ないわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
なお、制御部100と、入力部102と、出力部103とは、例えば、演算装置24に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置25あるいは外部記憶装置26に記憶され、プログラムの実行にあたって主記憶装置25上にロードされ、演算装置24により実行される。また、記憶部101は、主記憶装置25または外部記憶装置26あるいはこれらの組合せにより実現される。また、通信部104は、通信装置により実現される。
また、企業業務実行装置11は、例えば、サーバコンピュータやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置により実現される。
図示するように、企業業務実行装置11は、入力装置31と、出力装置32と、通信装置33と、演算装置34と、主記憶装置35と、外部記憶装置36と、これらを電気的に相互接続するバス37とを有している。なお、これらの各装置の基本構成は前述の融通案生成装置10と同じであるため、詳細な説明は省略する。
企業業務実行装置11の融通PO発行部110と、融通PO優先出荷部111とは、例えば、演算装置34に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置35あるいは外部記憶装置36に記憶され、プログラムの実行にあたって主記憶装置35上にロードされ、演算装置34により実行される。また、記憶部112は、主記憶装置35または外部記憶装置36あるいはこれらの組合せにより実現される。また、通信部113は、通信装置33により実現される。
[動作の説明]
次に、企業間在庫融通制御システム1で実行される各処理について説明する。
図8(A)は、融通案生成装置10が有する各情報への登録処理S1の流れの一例を示したフロー図である。登録処理S1は、後述する融通案生成処理S2の実行に先立って行われる。
登録処理S1では、融通条件の登録受け付けが行われる(ステップS11)。具体的には、融通案生成装置10の融通条件登録部1000は、出力部103を介して、融通条件情報10100の各項目と共通の項目情報を有する所定の入力フォームを企業業務実行装置11に表示させ、かかる入力フォームへの入力を企業側の担当者から受け付ける。また、融通条件登録部1000は、入力フォームへの入力情報を融通条件情報10100の対応する項目に登録したレコードを生成する。
同様に、登録処理S1では、算出基準の登録受け付けが行われる(ステップS12)。具体的には、融通案生成装置10の算出基準登録部1001は、出力部103を介して、算出基準情報10110の各項目と共通の項目情報を有する所定の入力フォームを企業業務実行装置11に表示させ、かかる入力フォームへの入力を企業側の担当者から受け付ける。また、算出基準登録部1001は、入力フォームへの入力情報を算出基準情報10110の対応する項目に登録したレコードを生成する。
また、登録処理S1では、融通計算タイミングの登録受け付けが行われる(ステップS13)。具体的には、融通案生成装置10の融通計算タイミング登録部1002は、出力部103を介して、融通計算タイミング情報10120の各項目と共通の項目情報を有する入力フォームを企業業務実行装置11に表示させ、かかる入力フォームへの入力を企業間在庫融通制御システム1の管理者から受け付ける。また、融通計算タイミング登録部1002は、入力フォームへの入力情報を融通計算タイミング情報10120の対応する項目に登録したレコードを生成する。
以上、融通案生成装置10で実行される登録処理S1について説明した。
次に、融通案生成処理S2について説明する。
図8(B)は、融通案生成処理S2の流れの一例を示したフロー図である。融通案生成処理S2は、融通計算タイミング情報10120により特定された所定のタイミングで実行される。
融通案生成処理S2が開始されると、融通量算出部1003は、各企業の品目ごとに、所定日数先(例えば、30日先)の在庫の融通量を算出する(ステップS021)。具体的には、融通量算出部1003は、各企業の企業業務実行装置11から各品目の在庫量情報、安全在庫量情報、生産計画情報および販売計画情報(以下、「在庫量関連情報」という)を取得し、記憶部101内に一時的に格納する。なお、所定日数先の在庫の不足量などを求めるのは、発注から納品までの輸送リードタイムを考慮するためである。
また、融通量算出部1003は、算出基準情報10110を用いて、各企業の品目ごとの算出基準を特定する。
また、融通量算出部1003は、在庫量関連情報を用いて、各企業の品目ごとに在庫の不足量および融通可能量を算出する。具体的には、融通量算出部1003は、在庫量情報と、特定した算出基準に応じた在庫量関連情報とを記憶部101から取得する。例えば、算出基準が安全在庫量ベースの場合、融通量算出部1003は、在庫量情報および安全在庫量情報を記憶部101から取得する。また、算出基準が生産計画ベースの場合、融通量算出部1003は、在庫量情報および生産計画情報を記憶部101から取得する。また、算出基準の販売計画ベースの場合、融通量算出部1003は、在庫量情報および販売計画情報を記憶部101から取得する。
また、融通量算出部1003は、取得した在庫量関連情報を用いて、在庫の不足量または融通可能量を算出する。例えば、算出基準が安全在庫量ベースの場合、融通量算出部1003は、所定日数先の在庫量と、各企業の品目ごとの安全在庫量とを比較する。そして、融通量算出部1003は、各品目の所定日数先の在庫量が安全在庫量未満である場合、安全在庫量と在庫量との差分量を在庫の不足量として算出する。また、各企業の各品目の所定日数先の在庫量が安全在庫量以上である場合、安全在庫量と在庫量との差分量を在庫の融通可能量として算出する。
また、例えば、算出基準が生産計画ベースの場合、融通量算出部1003は、生産計画情報が示す所定品目の所定日数先の必要量と、所定日数先の在庫量とを比較する。そして、所定日数先の在庫量が所定日数先の必要量未満である場合、融通量算出部1003は、必要量と在庫量の差分量を在庫の不足量として算出する。また、所定日数先の在庫量が所定日数先の必要量以上である場合、融通量算出部1003は、必要量と在庫量の差分量を在庫の融通可能量として算出する。
また、例えば、算出基準が販売計画ベースの場合、融通量算出部1003は、販売計画情報が示す所定品目の所定日数先の必要量と、所定日数先の在庫量とを比較する。そして、所定日数先の在庫量が所定日数先の必要量未満である場合、融通量算出部1003は、必要量と在庫量の差分量を在庫の不足量として算出する。また、所定日数先の在庫量が所定日数先の必要量以上である場合、融通量算出部1003は、必要量と在庫量の差分量を在庫の融通可能量として算出する。
なお、前述の不足量および融通可能量の算出方法は、具体的な一例を示したものであって、特に限定されるものではなく、算出基準に応じた算出方法であればどのような方法が用いられても良い。
また、融通量算出部1003は、不足量または融通可能量を算出した対象企業を識別する情報と、品目と、不足または融通可能を示す情報と、不足量または融通可能量を示す情報とを各々、対応する項目に登録した融通量情報10130を生成する。
次に、融通案生成部1004は、融通案を生成する(ステップS22)。具体的には、融通案生成部1004は、融通計算ロジックを融通計算タイミング情報10120から特定する。また、融通案生成部1004は、特定した融通計算ロジックと、生成された融通量情報10130とを用いて融通案情報10140を生成する。
ステップS22では、融通案生成部1004は、共通する品目について融通元の企業と融通先の企業との組み合わせを特定する。具体的には、融通案生成部1004は、融通量情報10130の品目および区分に登録されている情報に基づき、共通品目について不足の企業と融通可能の企業との組み合わせを特定する。例えば、図5に示す融通量情報10130では、製品Xの品目について不足のB社と、融通可能のA社との組み合わせと、不足のC社と融通可能のA社との組み合わせが特定される。
また、融通案生成部1004は、融通条件情報10100を記憶部101から取得し、特定した組み合わせの企業間に所定品目についての融通条件の取り決め(契約)があるか否かを判定する。また、融通案生成部1004は、融通条件の取り決めがある企業同士の組み合わせについて、融通計算ロジックに応じた融通案情報10140を生成する。例えば、特定品目について複数の融通元企業がある場合(1つの融通先企業に対して、複数の融通元企業があり、融通先企業と融通元企業との組み合わせが複数特定されている場合)、融通案生成部1004は、輸送費がより低い融通元企業との組み合わせを特定する。また、例えば、融通計算ロジックが短輸送リードタイム順の場合、融通案生成部1004は、輸送リードタイムがより短い融通元企業との組み合わせを特定する。また、融通計算ロジックが低単価順の場合、融通案生成部1004は、品目の単価がより低い融通元企業との組み合わせを特定する。
また、特定した組み合わせの融通元企業の融通可能量で対象品目の在庫の不足量を補えない場合(融通可能量<不足量の場合)、融通案生成部1004は、次に輸送費が低い融通元企業との組み合わせを特定し、特定した組み合わせの融通元企業計2社の融通可能量で対象品目の在庫量の不足量を補えるか否かを判定する。このようにして、不足量を補える融通可能量となるまで、融通案生成部1004は、前述の処理を繰り返し行う。
なお、融通計算ロジックに応じて特定された融通元企業との組み合わせが複数ある場合(例えば、融通条件の輸送費が同じ融通元企業が複数ある場合)、融通案生成部1004は、品目の単価がより低い融通元企業との組み合わせを特定する。また、輸送費および品目の単価が同じ融通元企業が複数ある場合、融通案生成部1004は、輸送リードタイムがより短い融通元企業との組み合わせを特定する。また、融通計算ロジック(例えば、低輸送費順)に応じて特定された融通元企業との組み合わせが複数ある場合、融通案生成部1004は、輸送リードタイムのより短い融通元企業との組み合わせを先に特定し、かかる融通元企業との組み合わせが複数ある場合、品目の単価がより低い融通元企業との組み合わせを特定しても良い。
また、融通案生成部1004は、特定した融通元企業を識別する情報および融通先企業を識別する情報と、対象品目を特定する情報と、輸送手段を特定する情報と、融通量を特定する情報とを各々、融通元企業1014aおよび融通先企業1014bと、融通品目1014cと、融通輸送手段1014dと、量1014eとの各項目に登録した融通案情報10140を生成する。また、融通案生成部1004は、生成した融通案情報10140を融通案記憶部1014に格納する。
次に、融通先の企業業務実行装置11の融通PO発行部110は、融通POを発行し、通信部104を介して、融通元の企業業務実行装置11に送信する(ステップS23)。具体的には、各企業業務実行装置11の融通PO発行部110は、所定のタイミング(例えば、融通計算タイミングで特定される時刻の直後または数分後など)で融通案生成装置10から融通案情報10140を取得し、自社が融通先企業に登録されているレコードを特定する。また、融通PO発行部110は、特定したレコードの融通品目に係る融通POを発行し、通信部104を介して、融通元企業に送信する。
例えば、生成された融通案情報10140が図6に示すものである場合、融通先となったB社の企業業務実行装置11の融通PO発行部110は、融通元企業となったA社に対し、「製品X 輸送手段 Ship 量50」の融通POを送信する。同様に、融通先となったC社の企業業務実行装置11の融通PO発行部110は、融通元企業となったA社に対し、「製品X 輸送手段 Ship 量30」の融通POを送信する。
以上、融通案生成装置10で実行される融通案生成処理S2について説明した。
次に、各企業の企業業務実行装置11で行われる融通案生成処理S3について説明する。
図8(C)は、融通PO優先出荷処理S3の流れの一例を示したフロー図である。融通PO優先出荷処理S3は、各企業の任意の出庫処理タイミングで実行される。
発行された融通POを取得した融通元企業の融通PO優先出荷部111は、融通PO優先出荷を行う(ステップS31)。具体的には、融通PO優先出荷部111は、各企業の任意の出庫処理タイミングにおいて、融通POに係る品目を優先して在庫割り当てを行い、出庫指示を発行する。
例えば、生成された融通案情報10140が図6に示すものである場合、融通元となったA社は、A社の企業業務実行装置11に設定されている出荷指示を発行する任意のタイミングでB社およびC社からの融通POを他のPOよりも優先して在庫割り当てし、出庫指示を行う。また、融通POを他のPOよりも優先して在庫割り当てし出庫指示を行う方法としては、例えば、融通POフラグの立っているPOもしくは受付タイムスタンプが早い順に在庫割り当てする方法などがある。
なお、融通量の算出(ステップS21)と融通案生成(ステップS22)の処理中に、例えば、各企業業務実行装置11が新たなPOへの在庫割り当てを行うと、融通案情報10140の生成の前提となっている融通可能量が変化し、融通案に基づく在庫の融通が不可能になる可能性がある。そのため、融通案情報10140に基づく在庫融通の実行可能性を担保するために、融通量の算出(ステップS21)から融通PO発行(ステップS23)までの一連の所要時間帯を各企業業務実行装置11に予め登録し、登録された時間帯において、融通PO優先出荷部111は、融通POを除く新たなPOの受け付けを行わないこと、および、新たな出庫指示の発行を行わない。
以上、融通案生成処理S3について説明した。
図9は、融通量の算出(ステップS21)から融通PO優先出荷処理(ステップS31)までの一連の処理イメージを示した図である。例えば、融通計算タイミング情報10120に登録されている融通計算タイミングが図4に示す「毎日 日本時間 23時」である場合、日本時間の23時になったタイミングで融通案生成装置10が融通量の算出を行う(ステップS21)。
次に、融通案生成装置10は、融通量の算出を行った所定時間後(例えば、算出直後または算出から数分後など)に融通案の生成を行う(ステップS22)。
さらに、融通案の生成を行った所定時間後(例えば、生成直後または生成から数分後)に、融通元となった各企業業務実行装置11は、融通POを発行する(ステップS23)。
そして、融通先となった企業は、自社の指定した任意の出庫処理のタイミングで融通PO優先出庫処理(ステップS31)を行う。なお、融通案の実行可能性を担保するために、融通量の算出(ステップS21)から融通PO発行(ステップS23)の一連の処理の所要時間帯を各企業業務実行装置11に登録し、登録された時間帯において、融通POを除く新たなPOの受け付けを行わないこと、および、新たな出庫指示の発行を行わないこととする。
このような企業間在庫融通制御システムによれば、より簡便に企業間の在庫融通量などを算出し、企業ごとに分散する業務実行システムを介して在庫融通を自動で実行することができる。特に、本システムでは、在庫の融通について企業間で取り決めた融通条件情報、各企業の品目ごとに融通量の算出基準を登録した算出基準情報と、システム全体の融通計算タイミングおよびロジックを登録した融通計算タイミング情報とを用いて融通案生成装置で融通案を生成する。これにより、本システムでは、全企業・工場の統合サプライチェーンモデルや統合業務実行システムを構築することなく、企業間の在庫融通量およびその手段を算出し、企業ごとに分散する企業業務実行装置を介して在庫の融通を自動で実行することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
また、上記説明では、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
1・・・企業間在庫融通制御システム、10・・・融通案生成装置、
11・・・企業業務実行装置、100・・・制御部、101・・・記憶部、
102・・・入力部、103・・・出力部、104・・・通信部、
1000・・・融通条件登録部、1001・・・算出基準登録部、
1002・・・融通計算タイミング登録部、
1003・・・融通量算出部、1010・・・融通条件記憶部、
1011・・・算出基準記憶部、
1012・・・融通計算タイミング記憶部、
1013・・・融通量記憶部、1014・・・融通案記憶部、
110・・・融通PO発行部、111・・・融通PO優先出荷部、
112・・・記憶部、113・・・通信部

Claims (8)

  1. 各企業の品目ごとの在庫不足量および融通可能量から、少なくとも融通元企業と、融通先企業と、前記品目と、融通量とを対応付けた融通案情報を生成する融通案生成装置と、
    自社が前記融通案情報に示される前記融通先企業の場合、前記融通元企業に対して前記品目の融通PO(Purchase Oder)を発行し、
    自社が前記融通案情報に示される前記融通元企業の場合、前記融通POに示される前記品目を優先して在庫割り当てし、出庫処理を行う企業業務実行装置と、を有し、
    前記融通案生成装置は、
    前記品目の在庫不足量および融通可能量を算出するための算出基準の登録を受け付け、
    所定日における前記品目の在庫量または必要量に関する在庫量関連情報を前記企業業務実行装置から取得し、
    前記算出基準および前記在庫量関連情報を用いて、各企業の前記品目ごとに在庫の不足量および融通可能量を算出する制御部を備え、
    前記制御部は、
    各企業間で予め取り決めた在庫の融通条件に関する情報の登録と、
    前記融通案情報の生成タイミングおよび生成ロジックの登録とを受け付け、
    前記生成タイミングにおいて、前記融通条件に関する情報および前記生成ロジックを用いて、前記品目ごとに前記融通元企業および前記融通先企業の組合せと、前記品目と、前記融通量とを対応付けた前記融通案情報を生成する
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  2. 請求項に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記算出基準には、
    安全在庫ベース、生産計画ベースおよび販売計画ベースの少なくとも1つが含まれる
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  3. 請求項に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記在庫量関連情報には、
    所定日における各企業の前記品目ごとの在庫量、安全在庫量、生産計画および販売計画の少なくとも1つが含まれる
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  4. 請求項に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記融通条件に関する情報は、
    融通元候補企業と、融通先候補企業と、融通候補品目と、単価と、融通候補輸送手段と、輸送リードタイムと、輸送費とが対応付けられている
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  5. 請求項に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記生成ロジックは、
    低輸送費順、短輸送リードタイム順および低単価順のいずれかである
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  6. 請求項1に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記企業業務実行装置は、
    前記融通POに示される前記品目を優先して在庫割り当てし、出庫処理を行う融通PO優先出荷部を備え、
    前記融通PO優先出荷部は、
    所定の時間帯において、前記融通POを除く新たなPOの受け付けを行わないこと、および、新たな出庫処理を行わないこと
    を特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  7. 請求項に記載の企業間在庫融通制御システムであって、
    前記融通条件および算出基準の登録は、前記企業業務実行装置を介して受け付け、
    前記融通案情報の前記生成タイミングおよび前記生成ロジックは、利用者からの入力を受け付ける前記融通案生成装置の入力部を介して、前記利用者により入力される
    ことを特徴とする企業間在庫融通制御システム。
  8. 各企業の品目ごとの在庫不足量および融通可能量から、少なくとも融通元企業と、融通先企業と、前記品目と、融通量とを対応付けた融通案情報を生成する融通案生成装置であって、
    各企業の前記品目ごとの前記在庫不足量および前記融通可能量を算出するための算出基準の登録を受け付け、
    所定日における前記品目の在庫量または必要量に関する在庫量関連情報を取得し、
    前記算出基準および前記在庫量関連情報を用いて、各企業の前記品目ごとに前記庫不足量および前記融通可能量を算出する制御部を備え
    前記制御部は、
    各企業間で予め取り決めた在庫の融通条件に関する情報の登録と、
    前記融通案情報の生成タイミングおよび生成ロジックの登録とを受け付け、
    前記生成タイミングにおいて、前記融通条件に関する情報および前記生成ロジックを用いて、前記品目ごとに前記融通元企業および前記融通先企業の組合せと、前記品目と、前記融通量とを対応付けた前記融通案情報を生成する
    ことを特徴とする融通案生成装置。
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