JP2021026695A - レンタル機材管理システム及びレンタル機材管理方法 - Google Patents

レンタル機材管理システム及びレンタル機材管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現場内や現場間での建設機材の融通情報を可視化するレンタル機材管理システム及びレンタル機材管理方法を提供する。【解決手段】レンタル機材管理システムの管理サーバは、プロセッサとメモリを有し、レンタルされる機材を管理する。プロセッサは、機材のそれぞれの稼働情報を収集して、稼働情報が所定の稼働条件を満たしていない機材を融通可能な機材として抽出し、抽出された機材を利用している地理情報を含めて融通機材情報を生成する。プロセッサは、機材を利用する需要情報を受け付けて、需要情報に含まれる地理情報と、融通機材情報に含まれる地理情報を比較して、所定の地理条件を満たす融通機材情報の機材を融通可能性情報として生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、レンタル品の管理を行う計算機システムに関する。
土木建築の現場で利用される建設機器はレンタル品が多く、建設業者が自らの作業スケジュールに合わせて必要な台数の建設機器を一定期間レンタル会社からレンタルしていた。
レンタル業者は建設機器を遊休状態で保有してコストが増大することを防ぐために、従来より効率的に建設機器を貸出しできるような工夫を行ってきた。
例えば、特許文献1には、「レンタル業者は稼働記録装置及びナビゲーション装置にて得られた情報、すなわち、これにまでの土木建築機械の稼働状態及び現在位置の履歴等に基づき、借入登録業者の借入条件に合致した土木建築機械を借入れることができる。」ことが開示されている。
特開2006−155008号公報
建設現場の中では、元請と、下請の重層構造で作業が行われ、それぞれの建設会社で必要な建設機械をレンタルすることが多く、現場全体としてはレンタルした建設機材の最適化が行われていないので、スケジュールの変更などによりレンタルした建設機械の稼働率が低い場合があった。使用されていない建設機材を、現場で最適化すればレンタルする建設機械の台数が減り原価低減となるが、従来では実現されていなかった。
一方、各建設現場でレンタルした建設機械を最適化すれば、従来よりレンタル台数が減少することにより、貸す側(レンタル会社側)は、売上げが減るようにも見える。しかし、従来では、レンタル会社が貸したくても台数がなく貸せなかった(商売機会を失っていた)現場に、余った建設機材を引き当てることができれば、売上げが低下することはなく、建設機材の在庫も減らすことができるが、従来では実現されていなかった。
しかしながら、特許文献1では、土木建築機械の借用を希望する土木建築業者と、遊休状態にある土木建築機械を借受中の土木建築業者とをレンタル業者が結びつけて、土木建築機械の稼働率を向上させることが開示されている。
また、特許文献1では、機器が遊休状態であるかの判定は機器の所有者が予め行ったうえでレンタル業者に遊休状態の機器を貸出し可能として登録し、レンタル業者が過去に利用された稼働時間や位置情報(現場や保管場所)を用いてその後のレンタル料の算定を行っているに過ぎない。
また、特許文献1では、レンタルの可否については、貸出中、商談中、休止中といった機器を貸す側の視点でのレンタル状況に基づいて判定しているに過ぎず現場のリアルタイムでの情報を勘案できてない。
そのため、上記従来技術では、複数の業者が混在する現場において、建設機材を借りる側の作業スケジュールの変更に応じてリアルタイムに機器のレンタルの可否を判定することは複雑で困難であった。
以上を鑑み、本発明では、作業台車等の建設機材のそれぞれについて、現場内での位置情報と他の建設現場との近接情報と稼働情報とに基づいて現場内や、現場間での建設機材の融通情報を可視化するデータに基づいて、各現場内での建設機材の最適化あるいはレンタルする機材の最適化、レンタル用の建設機材在庫を最小とするプラットフォームを提供することを目的とする。
本発明は、プロセッサとメモリを有する管理サーバで、レンタルされる機材を管理するレンタル機材管理システムであって、前記プロセッサは、前記機材のそれぞれの稼働情報を収集して、前記稼働情報が所定の稼働条件を満たしていない機材を融通可能な機材として抽出し、前記抽出された機材を利用している地理情報を含めて融通機材情報を生成し、前記プロセッサは、前記機材を利用する需要情報を受け付けて、前記需要情報に含まれる地理情報と、前記融通機材情報に含まれる地理情報を比較して、所定の地理条件を満たす前記融通機材情報の機材を融通可能性情報として生成する。
したがって、本発明は、建設現場(地理情報)で利用する機材(建設機材)のそれぞれの稼働情報に基づいて、建設現場間で融通可能な建設機材の可視化を実現することが可能となって、レンタルで提供される建設機材の利用効率を向上させることが可能となる。
本明細書において開示される主題の、少なくとも一つの実施の詳細は、添付されている図面と以下の記述の中で述べられる。開示される主題のその他の特徴、態様、効果は、以下の開示、図面、請求項により明らかにされる。
本発明の実施例を示し、建設機材のレンタルプラットフォームの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、レンタル管理サイトの管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、建設現場の現場サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例を示し、レンタルプラットフォームで行われる処理の一例を示すシーケンス図で、第1部である。 本発明の実施例を示し、レンタルプラットフォームで行われる処理の一例を示すシーケンス図で、第2部である。 本発明の実施例を示し、レンタルプラットフォームで行われる処理の一例を示すシーケンス図で、第3部である。 本発明の実施例を示し、レンタルプラットフォームで行われる処理の一例を示すシーケンス図で、第4部である。 本発明の実施例を示し、総合山積み情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、発注先推奨案の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、発注実績情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、発注実績情報の一例を示し、建設会社別のレンタルの実績を示す図である。 本発明の実施例を示し、発注実績情報の一例を示し、レンタル会社別の発注実績情報を示す図である。 本発明の実施例を示し、現場地理情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、レンタル会社別の現場地理情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、現場住所別の現場地理情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、近接現場機材利用情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、レンタル会社別の近接現場機材利用情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、近接現場機材利用情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、近接現場の機材稼働情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、近接現場工程情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、対象現場の機材稼働情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、融通機材情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、融通可能性情報の一例を示す図である。 本発明の実施例を示し、融通可能性情報の他の例を示す図である。 本発明の実施例を示し、先行き予測情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例を示し、建設機材のレンタルプラットフォーム(レンタル機材管理システム)の構成の一例を示すブロック図である。レンタルプラットフォームは、建設機材を借りる複数の建設会社と、建設機材を貸し出す複数のレンタル会社と、貸し出された建設機材の管理を行うレンタル管理サイト1で構成される。
建設会社は、依頼者から直接請負契約を行う元請の建設会社Aと、元請の建設会社Aから仕事を受注する下請の建設会社Bで構成される例を示す。各建設会社は、複数の建設現場で作業を実施する。レンタル会社は、複数の支店を有し、建設会社の各建設現場へ建設機材を貸し出す。
各建設会社は、それぞれ管理サーバ800−1、800−2を有し、工程作業内容データベース810で建設工事の工程と作業内容を管理する。建設現場には現場サーバ820が借り受けた建設機材の稼働情報を収集し、レンタル管理サイト1の管理サーバ10へ送信する。なお、管理サーバを個々に特定しない場合には、「−」以降を省略した符号「800」を使用する。他の構成要素の符号について同様である。また、稼働情報は、現場サーバ820を介さずに直接レンタル管理サイト1へ送信するようにしてもよい。
各レンタル会社は、それぞれ管理サーバ900−1、900−2を有し、在庫及び価格データベース910で建設機材を管理する。
各個別のサーバ(レンタル管理サイト1に含まれない)は、ネットワーク2を介してレンタル管理サイト1の管理サーバ10に接続される。レンタル管理サイト1が提供するレンタルプラットフォームは、上記サーバで構成される計算機システムによって提供される。
管理サーバ10は、各建設会社の建設現場の工程と作業内容を管理する建設工程データベース100と、各建設現場で利用する建設機材を管理する建設機材山積みデータベース200と、各建設現場の建設機材利用状況を管理する建設機材稼働状況データベース300と、各建設現場が借り受ける建設機材を管理する発注先データベース400と、建設現場やレンタル会社の支店の位置などを管理する地理情報データベース500と、建設現場間で融通得可能な建設機材を管理する融通情報データベース600と、借り受けた建設機材の返却予定を管理する先行き予測データベース700と、を稼働させる。
<管理サーバ>
図2は、レンタル管理サイト1の管理サーバ10の構成の一例を示すブロック図である。管理サーバ10は、プロセッサ11と、メモリ12と、入出力装置13と、通信装置14と、ストレージ装置15を含む計算機である。
入出力装置13は、マウスやキーボードなどの入力装置と、ディスプレイなどの出力装置が含まれる。通信装置14はネットワーク2に接続されて、外部の計算機と通信を行う。なお、建設機材の稼働情報を管理サーバ10で直接得る場合は、通信装置14は、各現場から直接稼働情報を受信することができる。
メモリ12には、建設会社の管理サーバ800から新たな建設工事の工程及び作業内容を取得して、建設機材をレンタル会社から借り受けるプランを生成する計画部16と、利用を開始した建設機材の稼働状態を管理して、建設現場間や建設現場内で建設機材を融通する情報を生成する融通情報生成部17と、建設機材の返却後に建設機材の実績情報を更新する更新部18がロードされて、プロセッサ11によって実行される。なお、図示はしないが、メモリ12には各データベースを管理するデータベース管理システム(DBMS)がロードされてプロセッサ11によって実行される。
プロセッサ11は、各機能部のプログラムに従って処理を実行することによって、所定の機能を提供する機能部として稼働する。例えば、プロセッサ11は、計画プログラムに従って処理を実行することで計画部16として機能する。他のプログラムについても同様である。さらに、プロセッサ11は、各プログラムが実行する複数の処理のそれぞれの機能を提供する機能部としても稼働する。計算機及び計算機システムは、これらの機能部を含む装置及びシステムである。
ストレージ装置15には、建設工程データベース100と、建設機材山積みデータベース200と、建設機材稼働状況データベース300と、発注先データベース400と、地理情報データベース500と、融通情報データベース600と、先行き予測データベース700が格納されて、上述のDBMSによって管理される。各データベースには、以下のような情報が格納される。
<データベース>
建設工程データベース100は、工程作業内容情報110と、近接現場工程情報120を含む。工程作業内容情報110には、建設会社の管理サーバ800の工程作業内容データベース810から取得した建設現場毎の工程と作業内容が格納される。近接現場工程情報120には、工程作業内容情報110のうち現在処理中の建設現場の近傍の他の建設現場の工程及び作業内容を抽出した近接現場工程情報120が格納される。現在処理中の建設現場の近傍とは、レンタル管理サイト1で予め設定された距離以内や、予め設定された車両での移動時間内で到達可能な位置を示す。
図20は、近接現場工程情報120の一例を示す図である。近接現場工程情報120は、現場名121と、建設会社名122のタグと、作業名123と、工程124のカラムを含む。図示の例では、工程124を作業名と各作業を実施する日付を棒グラフで示す。工程作業内容情報110も、図20と同様であるので、図示を省略する。
建設機材山積みデータベース200は、元請計画台数山積み情報210と、下請計画台数山積み情報220と、総合山積み情報230と、調整後総合山積み情報240と、発注実績山積み情報250と、近接現場機材利用情報260を含む。
元請計画台数山積み情報210は、元請の建設会社Aで生成された建設機材の山積み情報が格納される。山積み情報は、工程毎に必要な建設機材の数量と、建設機材の種類や使用と、建設機材を利用する期間を含む。下請計画台数山積み情報220は、下請の建設会社で生成された建設機材の山積み情報が格納される。
なお、本実施例の山積み情報では、人員や資材や車両の情報には言及しないが、これらの情報が含まれていてもよい。
総合山積み情報230は、元請計画台数山積み情報210と下請計画台数山積み情報220の情報を建設現場毎に合算した情報である。図8は、総合山積み情報230の一例を示す図である。
図示の総合山積み情報230は、現場毎かつ機材毎に集計した例を示す。総合山積み情報230は、現場名231と、現場No.232と、機材名称233のタグと、建設会社名234と、月別の台数グラフ235を含む。総合山積み情報230は、図示はしないが建設機材のそれぞれについて仕様などを含む。
調整後総合山積み情報240は、元請の建設会社Aが下請の建設会社Bの下請計画台数山積み情報220を取得して、総合山積み情報230の数量や期間などを調整した情報である。
発注実績山積み情報250は、各建設現場で使用した実績を格納する。なお、元請計画台数山積み情報210と、下請計画台数山積み情報220と、調整後総合山積み情報240と、発注実績山積み情報250は、図9の総合山積み情報230と同様のフォーマットであるので、図示は省略する。
図16は、近接現場機材利用情報260の一例を示す図である。近接現場機材利用情報260には、発注実績山積み情報250に含まれる建設現場のうち、現在処理中の建設現場の近傍の建設現場で利用されている建設機材の稼働情報が格納される。
図2の建設機材稼働状況データベース300は、過去の稼働実績情報310と、機材稼働情報320と、近接現場機材稼働情報330を含む。
過去の稼働実績情報310には、建設会社毎及び建設現場毎に、工程と作業内容で使用した建設機材の数量や利用期間や稼働率や仕様などが格納される。機材稼働情報320には、建設現場で利用されている建設機材毎の稼働情報が格納されている。稼働情報としては、建設現場毎に建設機材の種類毎に集計した稼働率が格納される。
図21は、処理中の建設現場(対象現場)を含む機材稼働情報320の一例を示す図である。機材稼働情報320は、対象現場名321と、対象現場No.322のタグと、建設会社名323と、機材名称324と、機材仕様325と、機材No.326と、稼働率327のカラムを含む。図示の例では、機材No.326毎の稼働率327が管理される例を示す。
図19は、処理中の建設現場(対象現場)の近接現場機材稼働情報330の一例を示す図である。近接現場機材稼働情報330は、対象現場名331と、対象現場No.332のタグと、レンタル会社名333と、現場No.324と、機材名称335と、機材仕様336と、機材No.337と、稼働率328のカラムを含む。図示の例では、機材No.336毎の稼働率327が管理される例を示す。
なお、過去の稼働実績情報310については、図21の機材稼働情報320や図19の近接現場機材稼働情報330と同様であるので、図示を省略する。
発注先データベース400は、レンタル会社情報410と、発注先推奨案420と、発注実績情報430を含む。
レンタル会社情報410は、レンタル会社の名称、支店名、支店の所在地、連絡先などの情報が含まれる。
図10は、発注先推奨案420の一例を示す図である。発注先推奨案420は、管理サーバ10が各建設会社に提案する発注のプランを含む。発注先推奨案420は、現場名421と、現場No.422のタグと、建設会社名423と、機材名称424と、機材仕様425と、推奨レンタル会社426と台数山積み427のカラムを含む。
図11は、発注実績情報430の一例を示す図である。発注実績情報430は、実際に各建設会社がレンタル会社に発注した情報を格納する。発注実績情報430は、現場名431と、現場No.432のタグと、建設会社433と、見積りNo.434と、レンタルNo.435と、レンタル会社436と、機材名称437と、機材仕様438と、台数山積み427のカラムを含む。
地理情報データベース500は、現場地理情報510を含む。図13は、現場地理情報510の一例を示す図である。現場地理情報510は、現場No.511と、現場名称512と、現場住所513と、建設会社名514と、案件仕様515を含む。なお、図14の現場地理情報510Aと、図15の現場地理情報510Bは、図13の現場地理情報510に、建設機材の延べ台数や期間やレンタル会社等を加えた例を示す。なお、現場地理情報510には、レンタル会社の各支店の情報を含めることができる。
先行き予測データベース700は、先行き予測情報710を含む。先行き予測情報710は、借り受け中の建設機材の工程や作業のスケジュールの変化を加味して、建設機材毎に返却次期を管理する。図25は、先行き予測情報710の一例を示す図である。
先行き予測情報710は、対処現場名711のタグと、建設会社名712と、現場No.713と、レンタル会社714と、機材名称715と、機材仕様716と、機材No.717と、スケジュール変更718と、予約期間の開始719と終了720と、返却予定721を含む。
スケジュール変更718は、建設会社の管理サーバ800から受信したスケジュールの変更内容を格納する。予約期間の開始719と終了720は、建設機材のレンタル発注時の開始時期と終了時期を格納する。返却予定721は、スケジュール変更718の内容に応じて、終了720の終了時期を更新した時期が格納される。
融通情報データベース600は、融通機材情報610と、融通可能性情報620とを含む。融通機材情報610は、建設現場間又は建設会社間で融通している建設機材を管理する。融通可能性情報620は、建設現場間又は建設会社間で融通可能な建設機材をレンタル管理サイト1の利用者へ提案する情報である。
図22は、融通機材情報610の一例を示す図である。図示の例では、レンタル会社毎の融通状況を出力する例を示すが、現場毎、建設会社毎など選択するカラムの構成は図示の例に限定されるものではない。
融通機材情報610は、レンタル会社名611のタグと、貸出現場No.612と、借受現場No.613と、融通期間614と、機材名称615と、機材No.616と、近接店舗617と、貸出側から借受側の距離618のカラムを含む。なお、近接店舗617には、融通する建設現場の近傍の店舗名と、当該店舗から貸出側の距離と、当該店舗から借受側の距離とを含むようにしてもよい。
図23は、融通可能性情報620の一例を示す図である。図示の例では、レンタル会社毎の融通状況を出力する例を示すが、現場毎、建設会社毎など選択するカラムの構成は図示の例に限定されるものではない。
融通可能性情報620は、レンタル会社名611のタグと、貸出現場No.612と、借受現場No.613と、建設会社名621と、現場No.623と、機材名称624と、機材仕様625と、機材No.626と、近接現場627と、融通可能性628を含む。なお、近接現場627には、融通する建設現場の近傍の店舗名と、当該店舗から貸出側の距離と、当該店舗から借受側の距離とを含むようにしてもよい。図示の例では、融通可能性628に融通可能な期間を棒グラフで示したが、日付などで表示してもよい。
図24は、融通可能性情報620の他の例を示す図である。図示の例では、図23の融通可能性628と、機材名称624と、機材No.625に加えて、レンタル会社名629のタグと、貸出現場No.630と、借受現場No.631と、輸送手段632と、輸送コスト633で構成した例を示す。
輸送手段632は、融通する建設機材を輸送する会社名を格納する。輸送コスト633は、輸送手段632の会社名が運搬した場合、建設機材1台当たりの費用が格納される。輸送コスト633は、貸出現場No.630と借受現場No.631の距離と、輸送手段632の会社毎に予め設定した輸送単価(例えば、km当たりの単価)から算出することができる。
<現場サーバ>
図3は、建設現場の現場サーバ820の構成の一例を示すブロック図である。現場サーバ820は、建設機材840から稼働情報を収集し、レンタル管理サイト1の管理サーバ10へ送信する。
建設機材840は、例えば、高所作業台車の例を示す。建設機材840には、加速度センサ870と、位置センサ860と、通信装置850が設置される。通信装置850は、加速度センサ870が検出した振動(稼働情報)と、位置センサ860が検出した位置情報をネットワーク880を介して現場サーバ820へ送信する。
加速度センサ870は、例えば、3軸の加速度センサで構成され、高所作業台車上で作業員が作業する際の振動を検出する。位置センサ860は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位衛星システムで構成され、建設機材840の位置を検出する。
現場サーバ820は、加速度センサ870が検出した振動から建設機材840毎の稼働状態を判定し、1日当たりの稼働時間又は稼働率を稼働情報として算出し、管理サーバ10へ送信する。なお、稼働率は、稼働時間を所定の時間(例えば、8時間等)で除した値を用いることができる。
なお、現場サーバ820が、稼働情報を算出するタイミングは、1日に限定されるものではなく、1時間や1週間など建設現場の特性に応じた周期で行えばよい。
管理サーバ10は、現場サーバ820から受信した建設機材840毎の稼働情報を機材稼働情報320に格納する。
なお、上記では、現場サーバ820からレンタル管理サイト1の管理サーバ10へ稼働情報を送信する例を示したが、現場サーバ820から建設会社の管理サーバ800−1,800−2へ稼働情報を送信し、管理サーバ800が各現場の稼働情報をまとめてからレンタル管理サイト1の管理サーバ10へ送信してもよい。
<シーケンス>
以下、新たな建設現場で元請の建設会社と下請の建設会社が、レンタル会社から建設機材を借り受けて、建設機材を運用する管理をレンタル管理サイト1のレンタルプラットフォームで行う例を、図4〜図7のシーケンス図に示す。
図4〜図7のシーケンス図では、建設会社とレンタル会社とレンタルプラットフォーム間の情報の授受を、元請及び下請の建設会社の管理サーバ800と、レンタル会社の管理サーバ900と、レンタル管理サイト1の管理サーバ10で行う例を示す。
まず、元請と下請の建設会社では、建設案件の工程及び作業内容を含む工程情報を管理サーバ800で作成する(S1、S2)。次に、元請と下請の管理サーバ800は、レンタル管理サイト1の管理サーバ10から過去の稼働実績情報310を取得する(S3、S4)。
管理サーバ10は、過去の稼働実績情報310から建設会社毎に稼働情報を集計し、発注実績情報430から建設会社毎、工程又は作業内容毎に建設機材の種類や仕様毎に台数等を発注実績情報として集計する。管理サーバ10は、建設会社毎の稼働情報と発注実績情報を元請の管理サーバ800−1と下請の管理サーバ800−2へそれぞれ送信する(S5)。
元請の管理サーバ800−1では、作成された工程情報と、管理サーバ10から取得した過去の稼働情報と、発注実績情報からレンタル会社から借用する建設機材の元請計画山積み情報を作成する(S6)。建設機材の山積み情報は、種類と仕様と台数と借用期間を含む。
下請の管理サーバ800−2では、元請と同様に建設機材の下請計画山積み情報を作成する(S7)。
元請及び下請の管理サーバ800は、それぞれ作成した元請計画山積み情報と下請計画山積み情報と、工程情報と、建設現場の現地地理情報を管理サーバ10へそれぞれ送信する(S8、S9)。
次に、管理サーバ10は、元請から受信した元請計画台数山積み情報を建設機材山積みデータベース200の元請計画台数山積み情報210へ格納し、下請から受信した下請計画台数山積み情報を建設機材山積みデータベース200の下請計画台数山積み情報220へ格納する。
管理サーバ10は、元請計画台数山積み情報210と下請計画台数山積み情報220を合算して、図8で示したように、建設会社毎、現場毎の総合山積み情報230を生成する(S10)。
管理サーバ10は、元請及び下請の管理サーバ800から受信した現地地理情報を、地理情報データベース500の現場地理情報510(図13〜図15)へ格納する(S11)。管理サーバ10は、元請の管理サーバ800−1へ総合山積み情報230を送信する(S12)。
元請の管理サーバ800−1は、総合山積み情報230を受信し、調整を行う(S13)。なお、総合山積み情報230の調整は、建設会社の利用者などによって手動で行うことができる。
元請の管理サーバ800−1は、調整が完了した総合山積み情報を調整後総合山積み情報240としてレンタル管理サイト1の管理サーバ10と、下請の管理サーバ800−2へ送信する(S14)。
下請の管理サーバ800−2では、受信した調整後総合山積み情報240のうち、当該下請の建設会社に関連する山積み情報から下請計画台数山積み情報220を修正し、修正後の下請計画台数山積み情報220を送信する(S15)。
調整後総合山積み情報240と下請計画台数山積み情報220を受信した管理サーバ10は、調整後総合山積み情報240と下請計画台数山積み情報220を照合してから建設機材山積みデータベース200に調整後総合山積み情報240を格納する(S16)。
管理サーバ10は、調整後総合山積み情報240に基づいて、新たに借り受ける建設機材の在庫状況と価格を、複数のレンタル会社の管理サーバ900へ問い合わせる(S17)。
各レンタル会社の管理サーバ900は、レンタル管理サイト1の管理サーバ10に在庫状況と価格を応答する(S18)。管理サーバ10は、レンタル会社の管理サーバ900からの回答に基づいて、在庫の有無や価格に基づいて、所定の条件を満たす建設機材の調達案を、図9で示したように、発注先推奨案420として生成する(S19)。元請と下請の管理サーバ800は、管理サーバ10で生成された発注先推奨案420をそれぞれ取得する(S20、S21)。
次に、図5のステップS30では、元請の建設会社は発注先推奨案420に基づいて管理サーバ800−1から各レンタル会社に対して見積りを依頼する(S30)。下請の管理サーバ800−2も、同様に各レンタル会社に対して見積りを依頼する(S31)。
レンタル会社の管理サーバ900は、建設会社からの依頼に基づいて見積りを作成し(S32)、各建設会社へ見積りを送信する(S33、S34)。
見積りを受信した元請と下請の建設会社では、見積り内容を確認したうえで、発注先を決定して、建設機材の発注内容をレンタル管理サイト1の管理サーバ10へ送信する(S35、S36)。その後、元請と下請の建設会社では、決定した発注先へ建設機材のレンタルを依頼する(S37、S38)。
発注を受け付けたレンタル会社の管理サーバ900は、発注内容に含まれる建設機材と利用期間を確定する。
元請と下請の管理サーバ800から建設機材の発注内容を受信した管理サーバ10は、元請と下請の発注内容を新たな需要情報として受け付けて、図10で示したように、建設現場毎に発注実績情報430を生成して、発注先データベース400へ格納する(S40)。なお、需要情報には、発注内容に加えて工程情報を含むようにしてもよいし、元請計画台数山積み情報210や下請計画台数山積み情報220を含むようにしてもよい。
そして、管理サーバ10は、発注実績情報430から、図11で示すように、建設会社毎の発注実績情報430Aを生成する(S41)。また、管理サーバ10は、発注実績情報430から、図12で示すように、レンタル会社毎の発注実績情報430Bを生成する(S42)。
管理サーバ10は、レンタル会社毎の発注実績情報430Bと現場地理情報510から建設機材を借用する建設現場の近傍の建設現場で利用されている建設機材の利用情報を、図16で示したように近接現場機材利用情報260として生成する(S43)。また、管理サーバ10は、レンタル会社毎の発注実績情報430Bと現場地理情報510から、図17に示すようにレンタル会社別及び建設現場別の近接現場機材利用情報260Aを生成する。
管理サーバ10は、工程作業内容情報110から、近接する建設現場で行われている建設工程を抽出して、図20で示したように近接現場工程情報120を生成する(S44)。なお、工程作業内容情報110から抽出する建設現場は、近接現場機材利用情報260に含まれる建設現場と同一とする。
管理サーバ10は、建設機材稼働状況データベース300の機材稼働情報320から、近接する建設現場で使用されている建設機材の稼働情報を抽出して、図19で示したように、近接現場機材稼働情報330を生成する(S45)。なお、工程作業内容情報110から抽出する建設現場は、図16、図17、図18に示した近接現場機材利用情報260に含まれる建設現場と同一とする。
これにより、新たな需要情報の建設現場に近接する他の建設現場で利用されている建設機材の稼働状況が近接現場機材稼働情報330として生成され、近接現場機材稼働情報330の建設機材のうち、稼働率が閾値(所定の稼働条件)以下の建設機材を融通可能性情報とすることができる。
ステップS46では、レンタル会社の管理サーバ900が、レンタル管理サイト1の管理サーバ10からレンタル会社毎の発注実績情報430B(図12)と、近接現場機材利用情報260(図16、図18)と、近接現場機材稼働情報330(図19)と、近接現場工程情報120を取得する。
図6のステップS50では、レンタル会社の管理サーバ900が、在庫と価格と、近接現場機材稼働情報330と、近接現場工程情報120から引き当てる建設機材を確定する。
レンタル会社の管理サーバ900は、新たな需要情報の建設現場の近傍の他の建設現場で貸出可能な建設機材があれば当該建設機材を引き当てることで、支店からの引当を抑制して建設機材の稼働率を向上させることができる。なお、貸出可能な建設機材は、近接現場機材稼働情報330の稼働率が所定の閾値以下の建設機材とすることができる。
レンタル会社の管理サーバ900は、レンタル管理サイト1の管理サーバ10から現場地理情報510を取得し(S51)、引き宛先から書く建設現場へ建設機材を輸送する指令を出力する。レンタル会社では、管理サーバ900からの指令に応じて輸送手段を手配して、対処の建設現場へ建設機材を手配させる(S52)。
建設現場への建設機材の搬入が完了すると、図3で示したように、建設機材840に加速度センサ870と、位置センサ860と、通信装置850が設置され現場サーバ820による稼働情報の収集が開始される。
以下の説明のステップS53〜S77は、工事期間中に所定の周期で繰り返して実行される。所定の周期は、例えば、1日あるいは1週間などに設定される。
ステップS53、S54では、元請と下請の建設現場の現場サーバ820又は建設会社の管理サーバ800から建設現場毎の建設機材の稼働情報が管理サーバ10へ送信される。なお、各建設現場では、1台の現場サーバ820を元請と下請の建設会社で共有してもよい。
また、元請と下請の建設会社の管理サーバ800は、必要に応じて工程や作業内容等のスケジュール情報の更新をレンタル管理サイト1の管理サーバ10に要求する(S55、S56)。なお、図示はしないが、元請と下請の建設会社の管理サーバ800間で建設機材の融通希望情報を送受信する場合もある。
建設機材の稼働情報を受信した管理サーバ10は、機材稼働情報320を更新する。そして、管理サーバ10は、近接現場機材利用情報260(図16)と機材稼働情報320(図21)から融通機材情報610を生成する。
管理サーバ10は、機材稼働情報320を参照して、稼働率が所定の閾値以下の建設機材を抽出して、近接現場機材利用情報260に含まれる建設機材(機材No.)を特定して融通機材情報610を生成する。
すなわち、管理サーバ10は、現在着目している建設現場の近傍の建設現場で、稼働率が低下している建設機材を融通可能な建設機材と判定して融通機材情報610に取り込むい。なお、稼働率は、直近の数日あるいは1週間などの平均値などを用いてもよい。
次に、管理サーバ10は、融通機材情報610の各建設機材の借受先を決定して、稼働率が低い建設機材の建設現場を貸出元とし、貸出元から借受先の輸送手段(又は主体)を決定する(S60)。借受先の決定方法としては、例えば、管理サーバ10は、発注実績情報430から引き当てが完了していない建設現場を検出し、該当する建設現場があれば、当該建設現場を借受先とする。
また、輸送手段の決定方法としては、管理サーバ10が、現場地理情報510を参照して貸出元から借受先の距離を算出し、元請と下請及びレンタル会社のそれぞれについて、距離の単価を設定し、距離に単価を乗じた値を輸送コストとして算出する。そして、管理サーバ10は、輸送コストが最小の会社を輸送の主体として決定することができる。なお、借受先の決定や輸送方法の決定については、上記に限定されるものではなく、周知や公知の技術を適宜採用することができる。
次に、管理サーバ10は、貸出元と借受先と輸送の手段から図24に示した融通可能性情報620を生成する(S60)。なお、管理サーバ10は、スケジュール情報の更新要求を受け付けた場合には、該当する建設機材の融通可能な期間(融通可能性628)を更新する。また、融通可能な期間は、レンタルの終了日までとすることができる。
管理サーバ10は、融通可能性情報620を元請と下請の管理サーバ800にそれぞれ通知する。これにより、元請と下請の建設会社に、輸送コストを抑制した建設機材の引当を提案することが可能となる。
図7のステップS70では、管理サーバ10が過去の稼働実績情報310と、機材稼働情報320と、工程作業内容情報110と、スケジュール情報の更新要求から、図25に示したように、先行き予測情報710を生成する。
管理サーバ10は、スケジュール情報の更新要求を受け付けると、更新の内容が工期や作業日時の変更の場合には、先行き予測情報710の返却予定721の時期を更新する(S71)。管理サーバ10は、建設機材(機材No.717)のそれぞれについて、返却予定721よりも所定の期間前に、建設会社に建設機材の返却時期を示すアラームを通知する(S72)。
このアラームは、建設現場の名称と、建設機材の名称と、建設機材の台数と、返却予定時期を含むことが望ましい。
アラームを受信した管理サーバ800の建設会社は、返却予定時期に指定された建設機材を返却する(S73、S74)。
元請と下請の管理サーバ800は、返却した建設機材の名称と建設現場の名称と機材No.と、返却時期の返却情報の入力を受け付けて、管理サーバ10に送信する(S75、76)。
管理サーバ10は、元請と下請の管理サーバ800から受け付けた返却情報から、稼働実績情報310を取得して、過去の稼働実績情報310の稼働率を更新し、建設機材の台数から発注実績山積み情報250の情報を更新する(S77)。そして、管理サーバ10は、所定の終了条件になると処理を終了する。
以上の処理によって、建設現場で利用する建設機材のそれぞれの稼働情報に基づいて、建設現場間で融通可能な建設機材の可視化を実現することが可能となって、レンタルで提供される建設機材の利用効率を向上させることが可能となる。また、新たな需要情報の位置の近傍の建設現場から融通可能な建設機材を引き当てることで、輸送に関するコストを低減することが可能となる。
なお、上記シーケンス図において、ステップS1〜S45が計画部16で実施され、ステップS57〜S59が融通情報生成部17で実施され、ステップS70以降が更新部18で実施される。
なお、上記実施例では、レンタル管理サイト1の管理サーバ10が返却時期になると各建設会社へアラームを通知される例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、レンタル管理サイト1の管理サーバ10がステップS71で確定した返却時期を各建設会社の管理サーバ800へ通知して、各管理サーバ800が返却時期に到達するとアラームを出力するようにしてもよい。
<結び>
以上のように、上記実施例のレンタル管理サイト1の管理サーバ10は、以下のような構成とすることができる。
(1)プロセッサ(11)とメモリ(12)を有する管理サーバ(10)で、レンタルされる機材(建設機材840)を管理するレンタル機材管理システムであって、前記プロセッサ(11)は、前記機材のそれぞれの稼働情報(機材稼働情報320)を収集して、前記稼働情報(320)が所定の稼働条件(閾値以下)を満たしていない機材を融通可能な機材として抽出し、前記抽出された機材を利用している地理情報(510)を含めて融通機材情報(610)を生成し、前記プロセッサ(11)は、前記機材を利用する需要情報(発注実績情報430、工程作業内容情報110)を受け付けて、前記需要情報(430、110)に含まれる地理情報(510)と、前記融通機材情報(610)に含まれる地理情報(510)を比較して、所定の地理条件(所定の範囲)を満たす前記融通機材情報(610)の機材を融通可能性情報(620)として生成することを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、建設現場で利用する建設機材のそれぞれの機材稼働情報320に基づいて、建設現場間で融通可能な建設機材の可視化を実現することが可能となって、レンタルで提供される建設機材の利用効率を向上させることが可能となる。
(2)上記(1)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記融通可能性情報(620)は、融通可能な期間情報(628)を含み、前記プロセッサ(11)は、前記機材の利用期間の変更情報(S55、S56)を受け付けると、当該機材に対応する前記融通可能性情報(620)の前記期間情報(628)を変更することを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、変更された工程(スケジュール)に合わせて建設機材を融通させることが可能となって、建設機材の利用効率を向上させる。
(3)上記(1)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記需要情報(430、110)は、前記機材を利用する組織(建設会社433)の情報と、前記機材を利用する工程情報(110)と、を含み、前記融通可能性情報(620)は、前記機材を利用する組織(433)の情報を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、建設現場における建設会社の元請と下請の関係と、各建設会社の工程を把握した上で機材の融通を実施することができる。
(4)上記(2)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記需要情報(430、110)は、前記機材を利用する工程情報(工程作業内容情報110)を含み、前記プロセッサ(11)は、予め設定された過去の前記機材の稼働情報(320)と、前記変更情報(S55、S56)から前記機材の返却時期を算出し、前記返却時期(返却予定721)を出力することを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、利用している建設機材の返却次期を通知することで、返却するタイミングを明示し、無駄なレンタル費用の発生を抑制し、建設コストの低減を図ることができる。
(5)上記(1)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記需要情報(430、110)は、第1の組織(元請)が利用する機材の山積み情報(元請計画台数山積み情報210)と、第2の組織(下請)が利用する機材の山積み情報(下請計画台数山積み情報220)と、を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、需要情報は、発注実績情報430と工程作業内容情報110に加えて、元請計画台数山積み情報210と下請計画台数山積み情報220が含まれる。
(6)上記(1)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記融通可能性情報(620)は、融通可能な機材の貸出元の地理情報(510)と、需要情報(430、110)に含まれる地理情報(510)を借受先として、前記貸出元から前記借受先までの距離情報(距離618)を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、貸出元から借受先までの距離情報を提示することで、輸送コストが最小の融通を実現することができる。
(7)上記(1)に記載のレンタル機材管理システムであって、前記融通可能性情報(620)は、融通可能な機材の貸出元から当該機材の借受先へ当該機材を輸送する組織(建設会社名621)を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
上記構成により、貸出元から借受先までの輸送を実施する主体を提示することで、輸送のスケジュールを調整することができる。
融通可能性情報620は、貸出元から借受先までの距離が含まれるので、最も距離の近い現場から建設機材を調達することで、輸送コストを低減できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、又は置換のいずれもが、単独で、又は組み合わせても適用可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、及び処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、及び機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 レンタル管理サイト
10 管理サーバ
11 プロセッサ
12 メモリ
16 計画部
17 融通情報生成部
18 更新部
100 建設工程データベース
110 工程作業内容情報
120 近接現場工程情報
200 建設機材山積みデータベース
210 元請計画台数山積み情報
220 下請計画台数山積み情報
230 総合山積み情報
240 調整後総合山積み情報
250 発注実績山積み情報
260 近接現場機材利用情報
300 建設機材稼働状況データベース
310 過去の稼働実績情報
320 機材稼働情報
330 近接現場機材稼働情報
400 発注先データベース
420 発注先推奨案
430 発注実績情報
500 地理情報データベース
510 地理情報
600 融通情報データベース
610 融通機材情報
620 融通可能性情報
700 先行き予測データベース
700 先行き予測情報
800 管理サーバ
820 現場サーバ
900 管理サーバ

Claims (8)

  1. プロセッサとメモリを有する管理サーバで、レンタルされる機材を管理するレンタル機材管理システムであって、
    前記プロセッサは、前記機材のそれぞれの稼働情報を収集して、前記稼働情報が所定の稼働条件を満たしていない機材を融通可能な機材として抽出し、前記抽出された機材を利用している地理情報を含めて融通機材情報を生成し、
    前記プロセッサは、前記機材を利用する需要情報を受け付けて、前記需要情報に含まれる地理情報と、前記融通機材情報に含まれる地理情報を比較して、所定の地理条件を満たす前記融通機材情報の機材を融通可能性情報として生成することを特徴とするレンタル機材管理システム。
  2. 請求項1に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記融通可能性情報は、融通可能な期間情報を含み、
    前記プロセッサは、前記機材の利用期間の変更情報を受け付けると、当該機材に対応する前記融通可能性情報の前記期間情報を変更することを特徴とするレンタル機材管理システム。
  3. 請求項1に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記需要情報は、前記機材を利用する組織の情報と、前記機材を利用する工程情報と、を含み、
    前記融通可能性情報は、前記機材を利用する組織の情報を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
  4. 請求項2に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記需要情報は、前記機材を利用する工程情報を含み、
    前記プロセッサは、予め設定された過去の前記機材の稼働情報と、前記変更情報から前記機材の返却時期を算出し、前記返却時期を出力することを特徴とするレンタル機材管理システム。
  5. 請求項1に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記需要情報は、第1の組織が利用する機材の山積み情報と、第2の組織が利用する機材の山積み情報と、を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
  6. 請求項1に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記融通可能性情報は、融通可能な機材の貸出元の地理情報と、需要情報に含まれる地理情報を借受先として、前記貸出元から前記借受先までの距離情報を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
  7. 請求項1に記載のレンタル機材管理システムであって、
    前記融通可能性情報は、融通可能な機材の貸出元から当該機材の借受先へ当該機材を輸送する組織を含むことを特徴とするレンタル機材管理システム。
  8. プロセッサとメモリを有する管理サーバが、レンタルされる機材を管理するレンタル機材管理方法であって、
    前記管理サーバは、前記機材のそれぞれの稼働情報を収集して、前記稼働情報が所定の稼働条件を満たしていない機材を融通可能な機材として抽出し、前記抽出された機材を利用している地理情報を含めて融通機材情報を生成し、
    前記管理サーバは、前記機材を利用する需要情報を受け付けて、前記需要情報に含まれる地理情報と、前記融通機材情報に含まれる地理情報を比較して、所定の地理条件を満たす前記融通機材情報の機材を融通可能性情報として生成することを特徴とするレンタル機材管理方法。
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