JP2007247320A - 既設コンクリート管破砕用掘進機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半径方向に伸びる取り付け軸に回転自在に取り付けられるローラビット7を中央部に開口部が形成されるようにリング状に配置し、駆動手段11により回転駆動するリング状カッターヘッド4とし、このリング状カッターヘッド4を、先端にスリットカッター9を備えた山止め円筒部8内に配置し、これらの複数のローラビット7の取り付け軸をその内径側端部が軸方向の後側、又はカッターヘッド4の回転方向の周側に位置させ、半径方向に対して傾斜させて取り付けることを特徴とする。また、上記先端にスリットカッター9を備えた山止め円筒部8を回転又は非回転とするとともに、リング状カッターヘッド4に対して前後に伸縮する。
【選択図】図2
Description
リング状カッターヘッドを先端にスリットカッターを備えた山止め円筒部内に配置する構成により、N値の大きい硬い地盤や玉石地盤でも掘進できる。
複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が軸方向の後側に位置し軸方向に傾斜させて取り付ける構成により、リング状カッターヘッドのローラビットにより破砕・切断された鉄筋、継輪を内径方向に取り込む作用が大きくなり、破砕・切断物の撤去・搬送作業が容易になる。
複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が回転方向側に位置し周方向に傾斜させて取り付ける構成により、リング状カッターヘッドのローラビットにより破砕・切断された鉄筋、継輪を内径方向に取り込む作用が大きくなり、破砕・切断物の撤去・搬送作業が容易になる。
複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が軸方向の後側に位置し軸方向に傾斜させ、且つ、前記複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が回転方向側に位置し周方向に傾斜させて取り付ける構成により、リング状カッターヘッドのローラビットにより破砕・切断された鉄筋、継輪を内径方向に取り込む作用が大きくなり、破砕、切断物の撤去・搬送作業がより容易になる。
リング状カッターヘッドを駆動手段により正逆回転可能とし、前記ローラビットの取り付け軸の内径側の端部をピン構造とし、外周側の端部を周方向に所定角度スライド可能な軸受けに取り付け、リング状カッターヘッドの回転方向の変更に応じてローラビットの取り付け軸の周方向の傾斜角度を変更可能とする構成により、リング状カッターヘッドの回転方向が一定であると、掘進機がローリングする恐れがあるため所定距離前進する毎にリング状カッターヘッドの回転方向を変更して掘進機のローリングを防止できる。その際、ローラビットの周方向の傾斜角度をリング状カッター方向の回転に伴う抵抗力により変更することにより、回転方向が変更しても破砕・切断された鉄筋、継輪を内径方向に取り込む作用を持続できる。
山止め円筒部の先端を前記リング状カッターヘッドの取り付け位置より前方に突出させる構成により、地山からの過剰な土砂の掘進機本体内への進入を防止することができる。
リング状カッターヘッドの駆動手段と前記山止め円筒部とを連結又は切り離し可能として、前記山止め円筒部を回転又は非回転とする構成により、掘進する地盤のN値が低い場合、山止め円筒部を非回転とし、地山を安定させて掘進でき、掘進する地盤のN値が通常又は大きい場合には、山止め円筒部を回転させて、効率良く地山を掘進できる。
山止め円筒部を前記リング状カッターヘッドに対して、掘進方向に伸縮可能とする構成により、周囲地盤の状況に応じて山止め円筒部の地盤への突出長さを調節でき、周囲地盤を安定させてリング状カッターヘッドによる既設コンクリート管破砕作業ができる。
つまり、本発明の第3実施形態の既設コンクリート管破砕用掘進機のリング状カッターヘッド4は、ローラビット7の取り付け軸13の内径側の端部を軸方向の後側に位置させ、軸方向に所定角度β°傾斜させて配置し、且つ、ローラビット7の取り付け軸13の内径側の端部の周方向の位置が回転方向側にずれるように配置し、半径方向に対してα°傾斜させて配置する。本発明の第3実施形態の構成により、ローラビット7の破砕・切断能力を低下させることなく、切断・破砕物を内径側に取り込み撤去。搬送作業を容易とする。
、切断・破砕物の撤去・搬送作業が困難となる問題が発生する。そのため、本発明の第4実施形態では、ローラビット7の内径側の端部をピン構造とし、外周側の端部を周方向に所定角度スライド可能な周方向軸受けに取り付け、リング状カッターヘッド4の回転方向の変更に伴う抵抗力により、取り付け軸13の外周側の端部を周方向軸受けに沿って周方向にスライドさせ、ローラビット7の周方向の傾斜角度を変更する。周方向軸受けのそれぞれの端部には、取り付け軸13の外周側の端部を係止する溝等を設ける。上記、構成により、掘進機のローリングを防止し、リング状カッターヘッド4の回転方向を変更しても、切断・破砕物の内径方向の取り込み作用を持続できる。
61:六角ヘッド、62:長孔、63:スクリュウナット、64:スクリュウジャッキ、65:山止め円筒部支持リング
Claims (7)
- 既設コンクリート管破砕用掘進機において、径方向に伸びる取り付け軸に回転自在に取り付けられるローラビットを中央部に開口部が形成されるように複数リング状に配置し駆動手段により回転駆動するリング状カッターヘッドとし、前記リング状カッターヘッドを先端にスリットカッターを備えた山止め円筒部内に配置し、前記複数のローラビットの取り付け軸をその内径側の端部が軸方向の後側に位置し軸方向に傾斜させて取り付けることを特徴とする既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 既設コンクリート管破砕用掘進機において、径方向に伸びる取り付け軸に回転自在に取り付けられるローラビットを中央部に開口部が形成されるように複数リング状に配置し駆動手段により回転駆動するリング状カッターヘッドとし、前記リング状カッターヘッドを先端にスリットカッターを備えた山止め円筒部内に配置し、前記複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が回転方向側に位置し周方向に傾斜させて取り付けることを特徴とする既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 既設コンクリート管破砕用掘進機において、径方向に伸びる取り付け軸に回転自在に取り付けられるローラビットを中央部に開口部が形成されるように複数リング状に配置し駆動手段により回転駆動するリング状カッターヘッドとし、前記複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が軸方向の後側に位置し軸方向に傾斜させ、且つ、前記複数のローラビットの取り付け軸を内径側の端部が回転方向側に位置し周方向に傾斜させて取り付けることを特徴とする既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 前記リング状カッターヘッドを駆動手段により正逆回転可能とし、前記ローラビットの取り付け軸の内径側の端部をピン構造とし、外周側の端部を周方向に所定角度スライド可能な周方向軸受けに取り付け、リング状カッターヘッドの回転方向の変更に応じてローラビットの取り付け軸の周方向の傾斜角度を変更可能とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 前記山止め円筒部の先端を前記リング状カッターヘッドの取り付け位置より前方に突出させ、地山からの土砂の掘進機本体内への進入を防止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 前記リング状カッターヘッドの駆動手段と前記山止め円筒部とを連結又は切り離し可能として、前記山止め円筒部を回転又は非回転とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の既設コンクリート管破砕用掘進機。
- 前記山止め円筒部を前記リング状カッターヘッドに対して、掘進方向に伸縮可能とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の既設コンクリート管破砕用掘進機。
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