JP2007247311A - 開口遮蔽装置および建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャッター面材3が全閉状態で開放操作部10のワイヤ11が上下に延びて配置されているので、ワイヤ11の任意の高さ位置を持って上方に引張り操作することにより施錠装置を解錠し、シャッター面材3を開放操作することができ、利用者の身長等に関わらずに容易に解錠、開放操作が可能になって、操作性および利便性を向上させることができる。また、ワイヤ11の上端が巻取り装置12で上方に付勢されているので、シャッター面材3を開放してシャッターケース内に収容した際に、ワイヤ11がスラット3Aに巻込まれることがなく、破損や動作不具合を防止することができる。
【選択図】図4
Description
特許文献1に記載されたシャッターは、シャッタースラットの下部に設けられた施錠具と、シャッター枠における左右の縦枠下部または下枠に設けられた受け部とが係合することで施錠可能に構成され、施錠具に連結されて受け部との係合を解除する解錠機構が設けられている。解錠機構としては、縦枠における所定高さ位置に操作つまみが設けられて施錠具に接続された解錠操作部や、施錠具に接続されかつシャッタースラットの室内側における所定高さ位置に操作可能に設けられたワイヤからなるもの、あるいはワイヤに連結された取っ手を有したものなどが例示され、これらの操作つまみやワイヤ、取っ手等を操作することで、利用者がかがまなくてもシャッターを開放操作できるようになっている。
また、施錠手段は、遮蔽体の下端部と、枠体における下枠材(あるいは枠体が下枠材を有さない場合には建物開口部の下端縁)とを連結して施錠するものでもよく、あるいは遮蔽体の側端下部と枠体における縦枠材とを連結して施錠するものでもよい。
また、開放操作手段の他端を巻取り手段で巻取ることで、遮蔽体を開放して上方に収容した場合でも、開放操作手段が遮蔽体に巻込まれることがなく、破損や動作不具合を防止することができる。さらに、遮蔽体を開放した際に、開放操作手段を巻取り手段で巻取ることで、開放操作手段が下方に大きく垂れ下がることがなく、美感を良好にすることができる。
このような構成によれば、縦枠体に設けた閉鎖操作手段が遮蔽体の開放移動に伴って上方にスライド移動され、この閉鎖操作手段の下側操作部の操作により遮蔽体を閉鎖移動させることができ、全開された遮蔽体の下端部に手が届きにくい場合であっても、遮蔽体の閉鎖操作を簡単に実施することができる。
このような構成によれば、閉鎖操作手段を操作して遮蔽体を閉鎖する場合のみに、折り畳み格納位置から操作可能位置に下側操作部を移動させればよく、その他の場合(遮蔽体の全開時や全閉時)において、下側操作部が格納されているため、邪魔になることがなく利便性をさらに向上させることができるとともに、外観上目立たなくできて意匠性も向上させることができる。
このような構成によれば、前述のように容易に解錠、開放操作でき、操作性や利便性、動作安定性に優れたロールシャッターを構成することができる。
以上の本発明によれば、前述の開口遮蔽装置と同様に、利便性が向上できるとともに、遮蔽体の解錠、開放動作の安定性が確保できる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングを省略する場合がある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る開口遮蔽装置であるシャッター1を示す縦断面図である。図2は、シャッター1の一部を断面した室内側の正面図である。図3(A),(B)は、シャッター1の下部を拡大して示す断面図である。
図1および図2において、シャッター1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられた引き違い窓等(不図示)の室外側に取り付けられるロールシャッターであって、引き違い窓等の窓枠や外壁に固定された枠体としてのシャッター枠2と、このシャッター枠2に上下開閉可能に支持された遮蔽体としてのシャッター面材3とを備えて構成されている。シャッター枠2は、上枠材であるシャッターケース4、下枠材5、および左右の縦枠材である案内レール6を四周枠組みして形成されており、シャッター面材3は、複数のスラット3Aとその下端部に連結された下端スラット3Bとから構成され、案内レール6に上下案内されるとともに、全開時においてスラット3Aがシャッターケース4内に巻取り収容されるようになっている。
図4(A),(B)は、シャッター1の開放操作を説明する斜視図である。図5(A),(B)は、シャッター1の閉鎖操作を説明する斜視図である。
先ず、シャッター1の開放操作について説明する。
図4(A)に示すように、シャッター面材3が閉鎖位置(全閉状態)にあって、施錠装置7によってシャッター枠2の下枠材5と下端スラット3Bとが連結された状態において、開放操作部10のワイヤ11は、巻取り装置12によって上方に付勢され、所定の緊張力を有した状態となっている。この巻取り装置12の付勢力は、施錠装置7の解錠ロッド7Cを回動させるための解錠操作力よりも小さく設定されており、施錠状態が維持されるようになっている。
そして、図4(B)に示すように、シャッター面材3が所定位置まで開放された状態において、開放操作部10の第2係止体11Bが巻取り装置12に当接し、この位置でワイヤ11の巻取りが停止される。さらに、シャッター面材3の開放操作を続行すれば、図5(A)に示すように、開放操作部10の第1係止体11Aが解錠操作ケース3Cの開口から下方に突出するようになっている。
図5(A)に示すように、シャッター面材3のスラット3Aがシャッターケース4内に巻取り収容され、下端スラット3Bがシャッターケース4近傍まで上昇した開放位置(全開状態)において、開放操作部10の第1係止体11Aは、下端スラット3Bよりも下方に突出して垂れ下がるようになっている。この突出量は、第1係止体11Aと第2係止体11Bとの間隔寸法を調節することで適宜設定可能になっており、利用者の手が届きやすい高さ位置に第1係止体11Aが位置するように設定されている。
そして、図5(B)に白抜き矢印で示すように、利用者が第1係止体11Aを下方に引張り操作することで、第2係止体11Bが解錠操作ケース3Cの上面を係止して下端スラット3Bが下方に引き下げられ、シャッター面材3が閉鎖操作される。
そして、下端スラット3Bの押下げ操作を継続することで、図4(A)に示す閉鎖位置までシャッター面材3が閉鎖され、施錠装置7の錠部材7Aと受け材7Bとが自動的に係合して施錠される。
(1)すなわち、シャッター面材3が全閉状態で開放操作部10のワイヤ11が上下に延びて配置されているので、ワイヤ11の任意の高さ位置を持って上方に引張り操作することにより施錠装置7を解錠し、シャッター面材3を開放操作することができ、利用者の身長等に関わらずに容易に解錠、開放操作が可能になって、操作性および利便性を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図6〜図8に基づいて説明する。
図6は、第2実施形態に係る開口遮蔽装置であるシャッター1Aの一部を断面した室内側の正面図である。図7(A),(B)は、シャッター1Aの開放操作を説明する斜視図である。図8(A),(B)は、シャッター1Aの閉鎖操作を説明する斜視図である。
本実施形態のシャッター1Aは、前記第1実施形態の開放操作部10と構成が相違する開放操作部20を有する点と、この開放操作部20に加えて閉鎖操作手段としての閉鎖操作部30を有する点とが第1実施形態と相違し、他の構成は略同様である。
図7(A)に示すように、シャッター面材3が閉鎖位置(全閉状態)にあって施錠装置7によって施錠された状態から、図7(A)に白抜き矢印で示すように、利用者が開放操作部20のワイヤ21を上方に引張り操作することで、施錠装置7が解錠されるとともにシャッター面材3が開放移動される。
次に、図7(B)に示すように、下端スラット3Bが閉鎖操作部30の上側係止部32の高さまで上昇すると、上側係止部32が下端スラット3Bを係止し、シャッター面材3の開放移動に伴って閉鎖操作部30が案内レール6に沿って上方にスライド移動される。
次に、シャッター面材3がある程度閉鎖され、下端スラット3Bが操作しやすい高さまで下降した状態において、利用者が下端スラット3Bを押下げ操作することで、シャッター面材3の閉鎖操作が続行される。この際、下側操作部33から手を放すことで、下側操作部33が折り畳み格納される。そして、下端スラット3Bの押下げ操作を継続することで、閉鎖操作部30が案内レール6の下端部まで下降するとともに、シャッター面材3が図7(A)に示す閉鎖位置まで閉鎖されて施錠装置7により施錠される。
(5)すなわち、開放操作部20がシャッター面材3の室内側側面に沿った左右両側に設けられ、閉鎖操作部30が左右の案内レール6に沿って設けられているので、シャッター1Aを引違い窓の室外側に設けた場合には、引違い窓の左右いずれか任意の障子を少しだけ開放するだけでシャッター面材3を開放または閉鎖操作することができ、利便性を向上させることができる。
例えば、前記実施形態において、複数のスラット3Aが連結されたシャッター面材3が上方に巻取り収容可能に構成されたシャッター1,1A(ロールシャッター)を例示して説明したが、本発明の開口遮蔽装置としては、ロールシャッターに限らず、面材が折り畳み収容されたり重ね合わせ収容されるタイプのシャッターやブラインドであってもよい。
また、本発明の開口遮蔽装置は、引違い窓等の室外側に取り付けられるものに限らず、店舗や倉庫、ガレージ等の出入り口を遮蔽する用途に用いられてもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (6)
- 建物開口部に固定される枠体と、この枠体に上下開閉可能かつ上方に収容可能に支持された遮蔽体と、この遮蔽体を上方に開放操作可能に当該遮蔽体の下端部室内側に一端が接続された開放操作手段と、この開放操作手段の他端を上方に巻取り可能に前記枠体の上部室内側に設けられた巻取り手段と、前記遮蔽体と前記枠体または建物開口部とを連結して施錠する施錠手段とを備え、
前記施錠手段は、前記開放操作手段の一端に接続されて当該開放操作手段の上方への引張り操作により解錠可能に構成されている開口遮蔽装置。 - 前記開放操作手段は、前記巻取り手段により上方に付勢されたワイヤと、このワイヤの一端に連結された第1係止体と、ワイヤの途中における前記遮蔽体の下端部よりも上側に連結された第2係止体とを有して構成され、
前記遮蔽体の下端部には、前記ワイヤを挿通するとともに前記第1係止体を受け入れ可能に下方に開口した被係止部が設けられ、
前記遮蔽体の閉鎖位置から前記ワイヤの上方への引張り操作により前記施錠手段が解錠されるとともに、前記第1係止体に前記被係止部が係止されて当該遮蔽体が開放され、
前記遮蔽体が全開位置まで開放される以前に前記第2係止体が前記巻取り手段に当接して前記ワイヤの巻取りが停止されるとともに、全開位置に至る当該遮蔽体の開放移動に伴って前記第1係止体が前記被係止部から下方に突出され、
前記下方に突出した第1係止体の下方への引張り操作により前記第2係止体に前記被係止部が係止され、全開位置から前記遮蔽体が閉鎖移動される請求項1に記載の開口遮蔽装置。 - 前記枠体における左右の縦枠材の少なくとも一方には、当該縦枠材に案内されて上下スライド移動自在に支持された閉鎖操作手段が設けられ、
前記閉鎖操作手段は、互いに上下に所定距離だけ離隔して設けられた上側係止部および下側操作部を有して構成され、開放移動される前記遮蔽体の下端部側端縁に前記上側係止部が係止されて当該閉鎖操作手段が上方にスライド移動され、前記下側操作部の下方へのスライド操作により前記上側係止部に前記遮蔽体の下端部側端縁が係止されて当該遮蔽体が閉鎖移動される請求項1に記載の開口遮蔽装置。 - 前記下側操作部が折り畳み格納可能に構成されかつ格納方向に付勢されている請求項3に記載の開口遮蔽装置。
- 前記遮蔽体が上下に連結された複数のスラットからなりかつ前記枠体における上枠材に巻取り収容可能に構成されたシャッターである請求項1から請求項4のいずれかに記載の開口遮蔽装置。
- 窓枠と、この窓枠に支持された障子とを備え、請求項1から請求項5のいずれかに記載の開口遮蔽装置が前記窓枠の室外側に固定された建具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015528765A (ja) * | 2012-06-25 | 2015-10-01 | ルフトハンザ ジステムス アクチェンゲゼルシャフト | 車両用シート及び車両 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5845896U (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-28 | 伊藤 雅男 | 戸の引き下げ装置 |
JPH0721276B2 (ja) * | 1991-09-12 | 1995-03-08 | 東洋シヤッター株式会社 | シャッター降下装置 |
JP2003148070A (ja) * | 2001-11-14 | 2003-05-21 | Sanwa Shutter Corp | 建築用シャッター装置 |
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2006
- 2006-03-17 JP JP2006074049A patent/JP2007247311A/ja active Pending
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