JP2004244936A - シャッター - Google Patents

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Abstract

【課題】錠装置の取付け位置に関係なく開閉補助部材を左右方向位置に設けて、左右方向任意の位置で操作者が立ったまま解錠操作できるシャッターとする。
【解決手段】シャッター枠1に沿ってシャッターカーテン3を昇降自在に設け、このシャッターカーテン3の最下部に座板4を設け、この座板4とシャッター枠1の下枠11とに亘って錠装置5を取付け、前記座板4に操作レバー6をほぼ長手方向全長に上下回動自在に設けると共に、この操作レバー6が上方に回動すると錠装置5が解錠するようにし、前記操作レバー6に開閉補助部材7(紐71)を設けたシャッター。
このシャッターであれば、開閉補助部材7を操作する(紐71を引く)ことで操作レバー6が上方に回動して錠装置5を解錠できるから、錠装置5の取付け位置に関係なく操作レバー6の長手方向任意の位置に開閉補助部材7(紐71)を設けることで、左右方向任意の位置で操作者が立ったまま解錠操作できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として建物開口部に取付けられるシャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に開示されたシャッターが知られている。
このシャッターは、シャッター枠とシャッターカーテンとシャッターケースを備え、前記シャッターカーテンの最下部に設けた座板の側縁とシャッター枠のガイドレール下端に亘って錠装置が取付けられ、この錠装置を解錠する操作レバーが座板の長手方向に沿って設けてあり、この操作レバーを上方に回動することで前記錠装置を解錠するものである。
特許文献2に開示されたシャッターが知られている。
このシャッターは、シャッター枠とシャッターカーテン(シャッター本体)とシャッターケースを備え、前記シャッターカーテンの最下部に設けた座板の長手方向中間部とシャッター枠下部に亘って錠装置を取付け、この錠装置を解錠する紐を設けたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−109780号公報
【特許文献2】
特開2001−73610号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されたシャッターは、シャッターカーテンを閉じ状態で施錠できると共に、操作レバーを上方に回動することで解錠できる。
しかも、その操作レバーは座板の長手方向に沿って設けてあるから、座板の長手方向任意の位置で解錠操作でき、シャッターカーテンの室内側に障子を引き違いに装着した場合に、その障子を左又は右のどちらに移動して開放した際にも操作レバーを上方に回動して解錠できる。
しかし、前述のシャッターにおいては、解錠操作する場合には操作者が腰をかがめて操作レバーを上方に回動しなければならず、その解錠操作性が悪い。
【0005】
特許文献2に開示されたシャッターは、シャッターカーテンを閉じ状態で施錠できると共に、操作者が立ったまま紐を引くことで解錠できるから、解錠操作性が良い。
しかし、前述のシャッターにおいては、錠装置に直接紐を連結してあるので、錠装置と紐が同一位置であり、しかもその紐を引くことで解錠するものであるから、その錠装置の取付け位置においてのみ解錠操作することができ、その取付け位置と離れた位置では解錠操作できないので、前述のようにシャッターカーテンの室内側に装着した引き違い障子を左又は右のどちらか一方に移動して開放した際にしか解錠できない。
例えば、座板の左寄りに錠装置を取付けた場合には障子を右に移動して開放した際にしか解錠できず、座板の右寄りに錠装置を取付けた場合には障子を左に移動して開放した際にしか解錠できない。このことを解消するには、紐の取付け位置を変えれば良いが、そのためには錠装置の取付け位置を変えなければならず、その作業が煩雑である。
【0006】
また、前述の錠装置は座板の左右中央部に取付けることが好ましいが、このようにした場合に前述のようにシャッターカーテンの室内側に障子を引き違いに装着すると、障子を左又は右に移動して開放した際に、その障子の縦框が座板の左右中央部に位置するので、前述のように紐を引く際に縦框が邪魔になる。
【0007】
なお、紐を斜めに引くことで縦框が邪魔にならないようにできるが、紐を斜めに引くと錠装置に斜め上向きの力が作用して解錠動作し難くなるし、錠装置を破損する恐れがあり、紐は真っ直ぐ上に引くことが好ましい。
【0008】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、錠装置の取付け位置に関係なく開閉補助部材を左右方向任意の位置に取付けでき、左右方向任意の位置において操作者が立ったまま解錠操作できるようにしたシャッターを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、シャッター枠1に沿ってシャッターカーテン3を昇降してシャッター枠1を開放、閉塞するシャッターにおいて、
前記シャッターカーテン3の最下部に設けた座板4と、この座板4とシャッター枠1とに亘って設けた錠装置5と、前記座板4のほぼ長手方向全長に設けた操作レバー6と、この操作レバー6に設けた開閉補助部材7を備え、
前記操作レバー6は錠装置5と連動し、
前記操作レバー6を解錠方向に操作すると錠装置5が解錠し、
前記開閉補助部材7は操作者が立ったまま操作レバー6を解錠方向に操作できるものであることを特徴とするシャッターである。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において操作レバー6は座板4に回動自在に設けられ、前記操作レバー6を上方に回動すると錠装置5が解錠し、前記開閉補助部材7を上方に操作することで操作レバー6を上方に回動できるものであるシャッターである。
【0011】
第3の発明は、第1又は2の発明において開閉補助部材7は操作レバー6の長手方向に沿って移動自在で、かつ任意の位置で固定できるシャッターである。
【0012】
第4の発明は、第3の発明において操作レバー6に設けたガイド溝に沿って摺動自在な摺動子74に長尺操作部材70を上向き姿勢と下向き姿勢とに亘って移動自在に連結して開閉補助部材7とし、
前記摺動子74をビス75で固定するようにしたシャッターである。
【0013】
第5の発明は、第4の発明において長尺操作部材70は摺動子74に抜け止め係止される抜止部70aが設けられ、
摺動子74は操作レバー6のガイド溝内を摺動する摺動片80と、前記ガイド溝外に表出する表出片81と、摺動片80と表出片81とを連結する連結片82を備え、
長尺操作部材70と摺動子74を連結した際には、前記抜止部70aが前記摺動片80と前記表出片81との間に位置するシャッターである。
【0014】
第6の発明は、第3の発明において操作レバー6に設けたガイド溝に沿って摺動自在な摺動子74に操作レバー6よりも室内側に突出した横板77を設けて開閉補助部7とし、
前記摺動子74をビス75で固定するようにしたシャッターである。
【0015】
【作 用】
第1の発明によれば、シャッターカーテン3が下降して施錠された状態で、操作者が立ったまま開閉補助部材7を操作して操作レバー6を解錠方向に移動することによって解錠される。
また、座板4のほぼ長手方向全長に設けた操作レバー6に開閉補助部材7が設けてあるから、錠装置5の取付け位置に関係なく開閉補助部材7を座板4の左右方向(長手方向)任意の位置に設けることができる。よって左右方向任意の位置で操作者が立ったまま解錠操作できる。
例えば、シャッターカーテン3よりも室内側寄りに障子を左右引き違いに装着した場合に、錠装置5の取付け位置を変えずに開閉補助部材7のみを障子の開放方向(左又は右)に応じた位置に設け、左右どちらに開放する際でも解錠操作できる。
【0016】
第2の発明によれば、操作レバー6の解錠操作方向と、開閉補助部材7の解錠操作方向と、シャッターカーテン3の開放方向とが略同一方向の為、解錠操作し易いと共に解錠操作後に引き続き開閉補助部材7でシャッターカーテン3を開放操作できる。
【0017】
第3の発明によれば、開閉補助部材7を障子の開放方向に応じた位置に取付位置を変更し易いと共に、固定できることから取付後に取付位置がずれる事がない。
【0018】
第4の発明によれば、シャッターカーテン3を下降してシャッター枠1を閉塞した状態において、腰をかがめて座板4に設けられた操作レバー6を操作しなくても立ったまま長尺操作部材70を手で持って操作することで解錠できる。
また、シャッターカーテン3を上昇してシャッター枠1を開放した状態においても、手を伸ばして座板4に設けられた操作レバー6を操作しなくても長尺操作部材70を手で持って操作することでシャッターカーテンを下降できる。
更に、摺動子74を操作レバー6のガイド溝に沿って摺動することで長尺操作部材70をスムーズに左右に移動できると共に、ビス75で摺動子74を固定することで長尺操作部材70を取付位置に強固に固定できる。
【0019】
第5の発明によれば、長尺操作部材70の抜止部70aが表出片81と摺動片80の間に位置し、前記抜止部70aが表出片81の室内側面に露出しない為、意匠性が良い。
【0020】
第6の発明によれば、操作者が足で横板77を操作することで操作レバー6を操作できる。
また、横板77を踏みつけることでシャッターカーテン3を下降して施錠できる。
更に、摺動子74を操作レバー6のガイド溝に沿って摺動することで横板77をスムーズに左右に移動できると共に、ビス75で摺動子74を固定することで横板77を取付位置に強固に固定できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1と図2に示すように、シャッター枠1と、このシャッター枠1の上部に設けた巻き取り繰り出し部2と、この巻き取り繰り出し部2で巻き取り、繰り出しされるシャッターカーテン3がシャッターの基本構成である。
すなわち、シャッターはシャッター枠1に沿ってシャッターカーテン3を昇降してシャッター枠1を開放、閉塞するものである。
【0022】
前記シャッターは、前記シャッターカーテン3の最下部に設けた座板4と、錠装置5と、前記座板4に設けた操作レバー6と、この操作レバー6に設けた開閉補助部材7を備えている。
【0023】
前記シャッター枠1は建物開口部の開口縁に沿って取付けられ、前記シャッターカーテン3を昇降自在にガイドする。
前記巻き取り繰り出し部2はシャッターカーテン3を巻き取る方向に付勢され、外力によってシャッターカーテン3が繰り出しされる。
前記シャッターカーテン3は、前記巻き取り繰り出し部2で巻き取られることで図2に示すように上昇してシャッター枠1を開放し、下向きに引張ることで繰り出しされてシャッター枠1に沿って下降してシャッター枠1を閉塞する。
前記錠装置5はシャッター枠1の下部と座板4とに亘って取付けられ、シャッターカーテン3が下降してシャッター枠1を閉塞すると施錠し、操作レバー6が解錠方向に移動、例えば上方に回動すると解錠される。
前記操作レバー6は座板4のほぼ長手方向全長、好ましくは全長に解錠方向に移動自在、例えば上下回動自在に取付けてある。
【0024】
前記開閉補助部材7は、操作者が立ったまま操作レバー6を解錠方向に操作できるものである。例えば上方に操作することで操作レバー6を上方に回動できるものである。
例えば、操作レバー6に長尺操作部材70を、図1に示すように上向き姿勢と図2に示すように下向き姿勢とに亘って移動自在に取付けたものである。
前記長尺操作部材70としては紐71が用いられる。この紐71の一端部を操作レバー6に設け、この紐71の他端部に磁石72を備えた摘み73を連結したもので、その磁石72を図1に示すようにシャッターカーテン3に吸着することで上向き姿勢とし、図2に示すように垂れ下げることで下向き姿勢とする。
この長尺操作部材70は紐71に限ることはなく棒状長尺材であっても良い。
【0025】
このようであるから、図1に示すように長尺操作部材70を上向き姿勢としてシャッターカーテン3を施錠状態とすることにより、操作者は立ったまま長尺操作部材70を手で持って引くことで、操作レバー6が上方に回動して錠装置5を解錠できる。
また、操作レバー6は座板4のほぼ長手方向全長に沿って設けてあるから、長尺操作部材70を錠装置5の左右方向の取付け位置に関係なく左右方向任意の位置に取付けることができる。例えば、錠装置5を左右中央部に取付け、左右どちらか一方寄りに長尺操作部材70を取付けて、左右どちらか一方寄りから解錠操作できる。
【0026】
前述のようにして解錠操作した後に長尺操作部材70を更に引くことでシャッターカーテン3が上昇し、ある程度の高さまで上昇したら手で押し上げることでシャッターカーテン3を上昇して全開とすることができ、その操作がやり易い。
【0027】
また、シャッターカーテン3が全開した状態で長尺操作部材70を図2に示すように下向き姿勢とすることにより、その長尺操作部材70を引くことでシャッターカーテン3を下降することができ、子供など身長が低い操作者でも容易にシャッターカーテン3を下降することができる。
【0028】
次に、各部材の具体形状の一例を説明するが、これに限ることはない。
前記シャッター枠1は上枠10と下枠11と左右の縦枠12を有し、その左右の縦枠12はシャッターカーテン3を昇降自在にガイドするガイド部、例えばガイドレール13を備えている。
この実施の形態では、図3に示すように引き違いサッシ窓のサッシ枠における縦枠の室外側部にガイドレール13を取付けてシャッター枠1としてあり、シャッター枠1はその室内側部に障子が引き違いに装着できると共に、その室外側部にシャッターカーテン3が昇降自在に設けられ、シャッター付きサッシ窓を形成している。
これに限ることはなく、シャッター枠1とサッシ枠を別々とし、シャッター枠1を建物開口部に直接取付けるようにしても良い。
【0029】
前記巻き取り繰り出し部2は、シャッター枠1の上部に回転自在に設けた巻取りドラム20を備え、この巻取りドラム20にシャッターカーテン3の最上部を連結すると共に、巻取り方向に回転付勢したものである。
また、巻取りドラム20はシャッターボックス21で覆われ、室外側から見えないようにしてある。
前記シャッターボックス21は図3に示すように縦枠12の上枠10から突出した部分と、上面板22と、側面板23と、カバー24で形成され、そのカバー24は開閉自在である。
前記カバー24の下部室内側部と上枠10の室外側部との間にシャッターカーテン3が出入する開口部25が形成してある。
【0030】
前記シャッターカーテン3は複数のスラット30を連結したもので、その最下部のスラット30に座板4が設けてあり、最上部のスラット30が前記巻取りドラム20に連結される。
前記座板4はスラット30とほぼ同一長さ、好ましくは同一長さで、前記ドア枠1、例えばガイドレール13に沿って昇降自在にガイドされる。
【0031】
前記座板4の室内側面4aにおける長手方向両端寄り部分に巻き込み防止ストッパ40が図1に示すようにそれぞれ設けてあり、この巻き込み防止ストッパ40が図3に示すように上枠10に当接してシャッタースラット3の巻き取りエンドを規制し、シャッタースラット3が必要以上に巻取りドラム20に巻き込まれることを防止する。
前記座板4の室内側面4aに図3、図4に示すように突条41が長手方向に連続して設けられ、この突条41は断面ほぼ円形状であるが、矩形状、多角形状などの断面形状でも良い。
前記座板4の室内側面4aには下向き鉤片42が長手方向に連続して設けられ、この下向き鉤片42と室内側面4aで下向き凹部43を形成している。
【0032】
前記錠装置5は座板4の室内側面4aに取付けた錠本体50と下枠11に取付けた錠受け51を備えている。
前記錠本体50は図4に示すように、ベース52と、このベース52に沿って上下動するスライダー53と、前記ベース52に軸54で施錠姿勢と解錠姿勢とに回動自在に支承した錠鎌55と、この錠鎌55を解錠姿勢に回動付勢するスプリング56を備えている。
前記錠受け51はピン57を備えている。
【0033】
次に動作を説明する。
前記錠鎌55が解錠姿勢で下降すると、錠鎌55のロック溝55aの先端部55bがピン57に当接し、さらに下降すると錠鎌55が施錠姿勢に向けて回動し、これと同時に錠鎌55に設けたカム58のカム面58aがスライダー53の突片53aに接してスライダー53を押し上げる。そして錠鎌55が施錠姿勢となると図5に示すようにロック溝55aがピン57を係止して施錠すると共に、カム58が突片53aを越え、スライダー53が下降して突片53aにカム58の端面58bが干渉して錠鎌55がスプリング56で解錠姿勢に回動しないように保持する。
【0034】
前述の状態でスライダー53に上向き力を与えて上方に移動すると突片53aがカム58の端面58bと離れ、錠鎌55がスプリング56によって解錠姿勢に回動する。
スライダー53の上向き力を解除するとスプリング56で下方に移動して図4に示すように突片53aがカム58のカム面58aに当接する。
【0035】
このようであるから、前記錠装置5は座板4を下降してシャッターカーテン3でシャッター枠1を閉塞すると自動的に施錠され、スライダー53を上方に移動することで解錠する。
【0036】
この実施の形態では、錠本体50が座板4の長手方向中央部に位置し、そのベース52は下向き鉤片42の上面42aに取付けられ、その上面42aに形成した開口部42bから錠鎌55が下向き凹部43内に突出している。
また、図1、図2、図3ではベース52にカバー59が取付けてあり、スライダー53、スプリング56、カム58等が見えないようにしてある。
なお、図4、図5ではカバー59を取り外してスライダー53、スプリング56、カム58等が見えるようにして動作を理解し易くしてある。
【0037】
前記操作レバー6は、図1に示すように錠本体50と左右の巻き込み防止ブロック40との間にそれぞれ設けてあり、図4に示すように、この左右の操作レバー6に跨って取付けた杆体60がスライダー53の横片53bの下に位置し、左右どちらか一方の操作レバー6を上方に回動すると杆体60が上方に移動してスライダー53が上方に移動するようにしてある。
【0038】
前記錠装置5は前述のものに限ることはなく、前述した特許文献1に開示されたもの、特許文献2に開示されたもの等でも良い。
つまり、錠装置5は座板4とシャッター枠1の下部とに亘って取付けられ、シャッターカーテン3を下降してシャッター枠1を閉塞すると自動的に施錠され、操作レバー6を解錠方向に操作、例えば上方に回動することで解錠するものであればよい。
【0039】
前記操作レバー6は図4に示すように室外側部に凹陥部61を長手方向に連続して有し、この凹陥部61を前記座板4の突条41に長手方向からスライドして挿入することで上下回動自在に取付けられる。前記凹陥部61は断面ほぼ円形が好ましいが、矩形状、多角形状でも良い。
前記操作レバー6の室内側部にはガイド溝、例えばあり溝62を長手方向に連続して有する。
【0040】
前記長尺操作部材70の一端部は操作レバー6の長手方向に沿って移動自在で、かつ任意の位置に固定できるように設けてある。
例えば、図6に示すように操作レバー6のあり溝62に摺動子74を摺動自在に設け、この摺動子74に長尺操作部材70(紐71)の一端部を連結してある。図6においては摺動子74は突出片74aを有し、この突出片74aの孔74bに紐71を挿通して結ぶことで抜けないようにすることで連結してある。
前記摺動子74を摺動しないように固定することで長尺操作部材70を任意の位置に設ける。
例えば、図4に示すように摺動子74にビス75を螺合し、そのビス75をあり溝62の表面に押しつけることで摺動しないように固定する。
【0041】
前述の摺動子74を座板4部分に嵌合して操作レバー6を上方に回動しないようにすることで補助錠とすることができる。
例えば、図7に示すように巻き込み防止ストッパ40に穴40aをあり溝62と対向して形成し、仮想線で示すようにこの穴40aに摺動子74を嵌合して操作レバー6が上方に回動しないようにロックする。
この場合には摺動子74を長くして穴40aに嵌合する部分を長くすることが好ましい。
また、穴40aに嵌合した状態でビス75を締付けて固定すれば、より一層確実に操作レバー6の上方への回動を防止できる。
【0042】
次に、摺動子74と長尺操作部材70の連結の第2の実施の形態を説明する。
図8に示すように、前記摺動子74を摺動片80と、表出片81と、その摺動片80と表出片81を連結する連結片82を備えたもの、例えばH字形状のものとする。
前記摺動片80と表出片81に孔80a,81aを対向して形成し、連結片82の各孔80a,81aと対向した部分に切欠部82aを形成する。
前記長尺操作部材70の一端部に抜止部70aを設ける。例えば紐71の一端部を結び、その結び部71aを抜止部70aとする。
前記摺動片80の孔80aを抜止部70aよりも大きくし、前記表出片81の孔81aを抜止部70aよりも小さくし、かつ長尺操作部材70の径よりも大きくすることで、長尺操作部材70を、その他端部から摺動片80の孔80a、表出片81の孔81aに挿通して図9に示すように抜止部70aを表出片81の裏面(摺動片80と対向する面)に当接して抜けないようにして抜止部70aを摺動片80と表出片81との間に位置させ長尺操作部材70と摺動子74を連結する。
【0043】
前記摺動片80を操作レバー6のあり溝62内に摺動自在に設けると共に、表出片81をあり溝62外に表出することで摺動子74をあり溝62に沿って長手方向に摺動自在とする。
前記表出片81を摺動片80よりも長くし、その突出した部分にビス挿通孔83を形成し、摺動片80と隣接してあり溝62内に裏板84を摺動自在に設け、前記ビス75をビス挿通孔83を挿通して裏板84に螺合する。
そして、このビス75を締付けることで摺動子74を固定し、弛めることで摺動するようにする。
【0044】
このようにすれば、長尺操作部材70の抜止部70aが表出片81の室内側面に露出しないために意匠性が良い。
【0045】
前記開閉補助部材7は図10と図11に示すように操作レバー6よりも室内側に突出する横向部材76であっても良い。
このようにすれば、操作者が足で横向部材76を上に押し上げることで操作レバー6が上方に回動するので、操作者が立ったまま解錠操作できる。
また、シャッターカーテン3を下降する時に横向部材76を足で踏むことで押し下げできるので、操作者が立ったまま確実に施錠操作できる。
【0046】
前記横向部材76の一例を説明する。
前記操作レバー6のあり溝62に設けた前述の摺動子74に横板77を設けて横向部材76とする。
このようにすることで、前述と同様に横向部材76を操作レバー6の長手方向に沿って移動できるし、任意の位置でビス75で固定することで任意の位置に設けることができる。
しかも、その摺動子74を前述したように補助錠として利用できる。
【0047】
前述の各実施の形態では摺動子74をビス75で固定したが、摺動子74のあり溝62に沿って摺動する抵抗を大きくして振動などで摺動子74が動くことがないようにしても良い。
例えば、図12に示すように摺動子74の裏面に板ばね90を取付け、その板ばね90が操作レバー6のあり溝62の底面62aに接し、摺動子74の表面があり溝62の開口側内面62bに押しつけられることで、摺動抵抗を大きくする。
この場合には、摺動子74の両端部に折り曲げ片74cを設け、この折り曲げ片74cに穴91を形成する。前記板ばね90の両端部に突片92を設け、この突片92を穴91に係合して板ばね90を取付ける。
【0048】
また、図13に示すように摺動子74の上下に突起93を設け、この突起93に穴94を形成して突起93が弾性を有するものとする。
そして、操作レバー6のあり溝62の上下内面62cに突起93を押しつけることで摺動抵抗を大とする。
前記突起93は、ほぼ山形状であるが円弧形状、台形状などでも良い。
【0049】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、シャッターカーテン3が下降して施錠された状態で、操作者が立ったまま開閉補助部材7を操作して操作レバー6を解錠方向に移動することによって解錠される。
また、座板4のほぼ長手方向全長に設けた操作レバー6に開閉補助部材7が設けてあるから、錠装置5の取付け位置に関係なく開閉補助部材7を座板4の左右方向(長手方向)任意の位置に設けることができる。よって左右方向任意の位置で操作者が立ったまま解錠操作できる。
例えば、シャッターカーテン3よりも室内側寄りに障子を左右引き違いに装着した場合に、錠装置5の取付け位置を変えずに開閉補助部材7のみを障子の開放方向(左又は右)に応じた位置に設け、左右どちらに開放する際でも解錠操作できる。
【0050】
請求項2に係る発明によれば、操作レバー6の解錠操作方向と、開閉補助部材7の解錠操作方向と、シャッターカーテン3の開放方向とが略同一方向の為、解錠操作し易いと共に解錠操作後に引き続き開閉補助部材7でシャッターカーテン3を開放操作できる。
【0051】
請求項3に係る発明によれば、開閉補助部材7を障子の開放方向に応じた位置に取付位置を変更し易いと共に、固定できることから取付後に取付位置がずれる事がない。
【0052】
請求項4に係る発明によれば、シャッターカーテン3を下降してシャッター枠1を閉塞した状態において、腰をかがめて座板4に設けられた操作レバー6を操作しなくても立ったまま長尺操作部材70を手で持って操作することで解錠できる。
また、シャッターカーテン3を上昇してシャッター枠1を開放した状態においても、手を伸ばして座板4に設けられた操作レバー6を操作しなくても長尺操作部材70を手で持って操作することでシャッターカーテンを下降できる。
更に、摺動子74を操作レバー6のガイド溝に沿って摺動することで長尺操作部材70をスムーズに左右に移動できると共に、ビス75で摺動子74を固定することで長尺操作部材70を取付位置に強固に固定できる。
【0053】
請求項5に係る発明によれば、長尺操作部材70の抜止部70aが表出片81と摺動片80の間に位置し、前記抜止部70aが表出片81の室内側面に露出しない為、意匠性が良い。
【0054】
請求項6に係る発明によれば、操作者が足で横板77を操作することで操作レバー6を操作できる。
また、横板77を踏みつけることでシャッターカーテン3を下降して施錠できる。
更に、摺動子74を操作レバー6のガイド溝に沿って摺動することで横板77をスムーズに左右に移動できると共に、ビス75で摺動子74を固定することで横板77を取付位置に強固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッターカーテンを下降した状態の斜視図である。
【図2】シャッターカーテンを上昇した状態の斜視図である。
【図3】シャッターの詳細縦断面図である。
【図4】座板の錠本体取付け部分の斜視図である。
【図5】座板の錠本体取付け部分の正面図である。
【図6】紐取付け部の拡大断面図である。
【図7】補助錠として利用した場合の座板長手方向一端寄り部分の斜視図である。
【図8】摺動子と長尺操作部材の連結の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図9】操作レバーに取付けた状態の一部破断側面図である。
【図10】座板の横向部材取付部の斜視図である。
【図11】座板の横向部材取付部の断面図である。
【図12】摺動子の取付けの第2の実施の形態を示す側面図である。
【図13】摺動子の取付けの第3の実施の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…シャッター枠、2…巻き取り繰り出し部、3…シャッターカーテン、4…座板、5…錠装置、6…操作レバー、7…開閉補助部材、50…錠本体、51…錠受け、62…あり溝(ガイド溝)、70…長尺操作部材、70a…抜止部、71…紐、74…摺動子、75…ビス、76…横向部材、77…横板、80…摺動片、81…表出片、82…連結片。

Claims (6)

  1. シャッター枠1に沿ってシャッターカーテン3を昇降してシャッター枠1を開放、閉塞するシャッターにおいて、
    前記シャッターカーテン3の最下部に設けた座板4と、この座板4とシャッター枠1とに亘って設けた錠装置5と、前記座板4のほぼ長手方向全長に設けた操作レバー6と、この操作レバー6に設けた開閉補助部材7を備え、
    前記操作レバー6は錠装置5と連動し、
    前記操作レバー6を解錠方向に操作すると錠装置5が解錠し、
    前記開閉補助部材7は操作者が立ったまま操作レバー6を解錠方向に操作できるものであることを特徴とするシャッター。
  2. 操作レバー6は座板4に回動自在に設けられ、前記操作レバー6を上方に回動すると錠装置5が解錠し、前記開閉補助部材7を上方に操作することで操作レバー6を上方に回動できるものである請求項1記載のシャッター。
  3. 開閉補助部材7は操作レバー6の長手方向に沿って移動自在で、かつ任意の位置で固定できる請求項1又は2記載のシャッター。
  4. 操作レバー6に設けたガイド溝に沿って摺動自在な摺動子74に長尺操作部材70を上向き姿勢と下向き姿勢とに亘って移動自在に連結して開閉補助部材7とし、
    前記摺動子74をビス75で固定するようにした請求項3記載のシャッター。
  5. 長尺操作部材70は摺動子74に抜け止め係止される抜止部70aが設けられ、
    摺動子74は操作レバー6のガイド溝内を摺動する摺動片80と、前記ガイド溝外に表出する表出片81と、摺動片80と表出片81とを連結する連結片82を備え、
    長尺操作部材70と摺動子74を連結した際には、前記抜止部70aが前記摺動片80と前記表出片81との間に位置する請求項4記載のシャッター。
  6. 操作レバー6に設けたガイド溝に沿って摺動自在な摺動子74に操作レバー6よりも室内側に突出した横板77を設けて開閉補助部7とし、
    前記摺動子74をビス75で固定するようにした請求項3記載のシャッター。
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