JP2007246929A - ゴム製品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリカおよびシランカップリング剤を配合するゴム組成物に関して、シリカとシランカップリング剤との反応を促進させるために特別に補助剤を添加せずに、ウェットグリップ性に優れたゴム組成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】ジエン系ゴム、シリカを含む充填材およびシランカップリング剤を混練りしてゴム組成物をえ、該ゴム組成物を式(1):
Figure 2007246929

(式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させるゴム製品の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、ウェットグリップ性と耐摩耗性に優れたシリカ配合ゴム組成物に関する。
タイヤの低燃費性やグリップ性能に対する市場の要求から、タイヤを構成するゴム組成物には補強材としてシリカが用いられているが、シリカの分散性に劣り、粘度が上昇し、さらに加硫速度が遅くなるという加工上の問題、およびウェットグリップ性に劣るという性能上の問題を解消するため、併せてシランカップリング剤が配合されている。
ところがこのばあい、加工中にシランカップリング剤とシリカとを反応させるためには混練方法を厳密に制御する必要があり、生産性に劣るという問題がある。
そこで、従来からシリカを配合するゴム組成物にジエチレングリコール、脂肪酸、カルボン酸金属塩などを添加することが行なわれている。また、たとえば特許文献1には、ジチオプロピオン酸などを添加すること、特許文献2には炭酸カルシウムを添加すること、特許文献2には変性シリコーンオイルを添加すること、特許文献3および特許文献4にはクレーや水酸化アルミニウムなどの無機充填剤を添加すること、特許文献5にはチオ硫酸ナトリウムを添加することが記載されている。
しかし、かかる従来の方法によれば、補助剤を用いることにより物性の変化が大きいなどの性能上の問題があり、実用上充分な方法であるとはいえない。
また、特許文献6、特許文献7および特許文献8には、シリカをあらかじめ加熱処理することにより、えられるゴム組成物の耐摩耗性、低発熱性およびウェット性を改善させる技術が記載されているが、あらかじめ行なうシリカの加熱処理が煩雑で、さらに、このようなシリカを用いたばあい粘度の上昇が著しく、加工性に劣るという問題がある。
特開平9−176381号公報 特開平9−150606号公報 国際公開第95−31888号パンフレット 特開平8−59894号公報 特開平9−118784号公報 特開平9−157441号 特開平9−156307号 特開平9−87433号公報
上述した事実に鑑み、本発明の目的は、シリカおよびシランカップリング剤を配合するゴム組成物に関して、特別に補助剤を添加することなくシリカとシランカップリング剤との反応を促進させ、その結果として低コストでウェットグリップ性と耐摩耗性に優れたゴム組成物の製造方法を提供することにある。
本発明は、ジエン系ゴム、シリカを含む充填材およびシランカップリング剤を混練りしてゴム組成物をえ、該ゴム組成物を式(1):
Figure 2007246929
(式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させるゴム製品の製造方法に関する。
前記ゴム製品の製造方法において、式(4):
Figure 2007246929
(式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させることが好ましい。
前記ゴム製品の製造方法において、式(5):
Figure 2007246929
(式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させることが好ましい。
このばあい、充填材の20〜100重量%がシリカであるのが好ましい。
また、シランカップリング剤が式(2):Z−R−Sn−R−Zまたは式(3):Z−R−SH(式中、Rは炭素数1〜18の2価の炭化水素基、nは2〜8の整数、Zは−Si(R1)22、−SiR1(R22もしくは−Si(R23(ただし、R1炭素数1〜4のアルキル基、シクロヘキシル基もしくはフェニル基、R2は炭素数1〜8のアルコキシ基もしくは炭素数5〜8のシクロアルコキシ基)である)で示されるのが好ましい。
本発明の製造方法によれば、シリカおよびシランカップリング剤を配合するゴム組成物に関して、シリカとシランカップリング剤との反応を促進させるために特別に補助剤を添加せずに、ウェットグリップ性と耐摩耗性に優れたゴム組成物をうることができる。
本発明においては、まず、ジエン系ゴム、シリカを含む充填材およびシランカップリング剤を混練りしてゴム組成物をうる。
本発明において用いるジエン系ゴムは、従来からたとえばタイヤなどの分野で用いられているものであればよく、たとえば天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)などがあげられ、これらを任意に組み合わせて用いることができる。
本発明において用いる充填材は必須のものとしてシリカを含む。かかるシリカとしては、従来からたとえばタイヤの分野において用いられているものであればよいが、チッ素吸着比表面積が50m2/g未満であると補強効果が小さく、300m2/gを超えるとシリカの分散性に劣り、発熱が増大するという点から、チッ素吸着比表面積が50〜300m2/gであるのが好ましく、さらに、補強性という点から、100〜250m2/gであるのが特に好ましい。
充填材中のシリカの割合としては、本発明の効果を損なわない範囲であればよいが、シリカ配合の特性を引き出すという点から、充填材の20〜100重量%であるのが好ましい。
シリカ以外の充填材としては、従来からタイヤの分野において用いられているものであればよく、たとえばカーボンブラック、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどがあげられる。
特にカーボンブラックを用いるばあい、チッ素吸着比表面積が30〜200m2/gでかつ圧縮ジブチルフタレート(24M4DBP)吸油量が30〜150ml/100gであるのが好ましい。これは、チッ素吸着比表面積および圧縮ジブチルフタレート吸油量が前記下限値よりも小さいばあいはシリカの分散性の改良効果およびシリカによる補強効果が小さく、前記上限値よりも大きいばあいは、分散性に劣り、発熱性が増大するからである。さらに、補強性という点から、チッ素吸着比表面積が50〜200m2/gでかつ圧縮ジブチルフタレート吸油量が50〜150ml/100gであるのが特に好ましい。
本発明における充填材の配合量としては、本発明の効果を損なわない範囲であればよいが、補強効果と発熱性の両立という点からジエン系ゴム100重量部に対して30〜100重量部であるのが好ましく、さらに、補強効果という点から、40〜100重量部であるのが特に好ましい。
つぎに、本発明において用いるシランカップリング剤としては、従来からシリカとともに用いられているものであればよいが、補強性と加工性の両立という点から、式(2):Z−R−Sn−R−Zまたは式(3):Z−R−SH(式中、Rは炭素数1〜18の2価の炭化水素基、nは2〜8の整数、Zは−Si(R122、−SiR1(R22もしくは−Si(R23(ただし、R1炭素数1〜4のアルキル基、シクロヘキシル基もしくはフェニル基、R2は炭素数1〜8のアルコキシ基もしくは炭素数5〜8のシクロアルコキシ基)である)で示されるものであるのが好ましい。
前記式(2)および(3)中、Zは−Si(R122、−SiR1(R22、または−Si(R23で示されるが、R1はメチル、エチル、プロピル、ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル基であり、R2はメトキシ、エトキシ、ブトキシなどの炭素数1〜8のアルコキシ基またはフェノキシ、ベンジルオキシなどの炭素数5〜8のシクロアルコキシ基である。また、Rはエチレン、プロピレンなどの炭素数1〜18の2価の炭化水素基である。
式(2)で示されるシランカップリング剤としては、たとえばビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピルテトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどがあげられる。
また、式(3)で示されるシランカップリング剤としては、たとえば3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシランなどがあげられる。
これらのなかでも、カップリング剤の補強効果と加工性という点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリエトキシシランを用いるのが好ましく、さらに、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドを用いるのが特に好ましい。
本発明におけるシランカップリング剤の配合量としては、本発明の効果を損なわない範囲であればよく、カップリング効果という点からシリカの配合量の2〜20重量%であるのが好ましく、さらに、カップリング効果とコストという点から2〜10重量%であるのが特に好ましい。
本発明においては、まず上述したジエン系ゴム、シリカを含む充填材およびシランカップリング剤を混練りしてゴム組成物をうる。
前記成分を混練する温度としては、145℃未満ではシリカとシランカップリング剤とが充分に反応しないことからシリカ配合の特性が充分に発揮できず、165℃を超えるとシランカップリング剤に含まれうるイオウ原子により架橋反応が進行してゲル化現象が起こり、ゴム肌が劣化するだけでなく、加硫後のゴム物性にも劣るという点から、145〜165℃であるのが好ましい。
また、このばあいの混練時間としては、反応と加工性という点から、2〜30分間であるのが好ましく、さらに、反応、加工性とコストという点から、2〜15分間であるのが特に好ましい。
また、混練の方法としては、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機などの混練機を用いて従来からの方法により行なえばよい。
つぎに本発明においては、前記ゴム組成物を加熱処理する。本発明者らは、前記従来技術において述べた補助剤を用いなくても、かかる加熱処理を行なうことにより、シリカとシランカップリング剤とを有効かつ完全に反応させ、シリカを配合してなるゴム組成物の特性、たとえばウェットグリップ特性、低燃費性などを最大限に引き出しうることを見出した。
この加熱処理の条件としては、加硫反応が進行しない条件でなければならない。本発明における加熱処理の処理温度は40〜100℃である。40℃より低いばあいはシランとシランカップリング剤との反応が非常に遅いことから加熱処理の効果が充分に発揮できず、100℃を超えると加硫反応が進行し、ゴム焼けという問題を生じうるからである。さらに、加熱処理の効率およびゴム焼けという点から、50〜80℃であるのが好ましい。
さらに、本発明者らは、反応と加工コストという点から、加熱処理の温度をX℃、加熱処理の時間をY時間としたばあいに、前記処理時間が式(1):
Figure 2007246929
(式中、Xは40〜100℃)を満たす時間Yであるのが好ましいことを実験的に発見した。
さらに、加熱処理の温度をX℃、加熱処理の時間をY時間としたばあいに、前記処理時間が式(4):
Figure 2007246929
(式中、Xは40〜100℃)を満たす時間Yであるのがより好ましい。
さらに、加熱処理の温度をX℃、加熱処理の時間をY時間としたばあいに、前記処理時間が式(5):
Figure 2007246929
(式中、Xは40〜100℃)を満たす時間Yであるのがさらに好ましい。
式(1)によれば、処理温度が40℃のばあいは43〜300時間、50℃のばあいは24〜166時間、60℃のばあいは13〜156時間、70℃のばあいは7〜86時間、80℃のばあいは4〜28時間、90℃のばあいは2〜16時間であるのが好ましい。
前記加熱処理を行なう方法としては、前記混練を行なった混練機中で引き続き行なう方法、前記ゴム組成物を混練機からオーブン中に移して行なう方法などがあげられる。
つぎに、本発明においては、加熱処理後のゴム組成物を加硫させる。加硫させる方法および条件としては従来と同様であればよい。加硫温度は通常130〜180℃であり、加硫時間は通常10分間〜1時間である。
また、本発明のゴム組成物には、前記成分のほかに、たとえばタルク、クレー、カーボンブラックなどの充填剤、パラフィン系、アロマ系、ナフテン系のプロセスオイルなどの軟化剤、クマロンインデン樹脂、ロジン系樹脂、シクロペンタジエン系樹脂などの粘着付与剤、イオウ、過酸化物などの加硫剤、加硫促進剤、ステアリン酸、酸化亜鉛などの加硫助剤、老化防止剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて適宜配合することができる。
かかる方法によってえられるゴム組成物は、タイヤのトレッド、サイドウォール、ケース、ホース、ベルト、シューズ、ボールなど、各種工業用品の機械的特性の要求されるゴム製品に適用することができる。かかる本発明のゴム製品は、常法により製造することができる。
以上のように本発明の方法によりえられるゴム製品は、ウェットスキッド性能と耐摩耗性の向上という効果を奏する。
以下に実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
まず、実施例において用いた各成分を表1にまとめて示す。
実施例1〜7
表1に示す配合割合にしたがい、まず250ccのBR型バンバリーミキサー(東洋精機(株)製)を用い、イオウおよび加硫促進剤以外の各成分を、設定温度100℃、回転数75rpm、練り時間5分間の条件で混合し、ついで、えられた混合物をオープンロールに移し、イオウ1.5重量部、加硫促進剤A1重量部および加硫促進剤B0.5重量部と混練しゴム組成物をえた。
つぎに、熱風循環式オーブンを用いて、表2に示す条件でえられたゴム組成物を加熱処理したのち、150℃で30分間加硫することによって、ゴム製品1〜7をえた。
えられたゴム製品を以下の試験方法によって評価した。
[試験方法]
(1) ムーニー試験および引張り試験:JIS K6301に準拠してムーニー粘度、M100、M300、TBおよびEBを測定した。
(2) 粘弾性試験:岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメーターVESを用い、温度70℃および0℃、初期歪み10%、動歪み2%および0.5%の条件で、tanδおよびE*を測定した。tanδ(0℃、0.5%)は0.18以下であるのが好ましい。
(3) トルエン膨潤度:えられたゴム組成物を20℃トルエン中に48時間浸漬し、
トルエン膨潤度(%)=(膨潤後の体積/膨潤前の体積)×100
にしたがって、トルエン膨潤度を測定した。トルエン膨潤度の値が小さいほど優れている。
(4) 摩耗試験:ランボーン摩耗試験機を用い、温度23℃、負荷加重2kg、スリップ率20%、落砂量20g/min、試験時間5分間の条件で、ゴム組成物の容積損失を測定し、後述する比較例1のばあいの損失量を100とし、
摩耗指数=((比較例1における損失量)/(各ゴム組成物の損失量))×100
にしたがって耐摩耗性を評価した。指数が大きいほど耐摩耗性に優れる。
(5) ウェットスキッド性能:スタンレー社製のポータブルスキッドテスターを用い、ASTM E303−83の方法にしたがって測定し、
ウェットスキッド指数=
((各ゴム組成物の測定値)/(比較例1における測定値))×100
にしたがってウェットスキッド性能を評価した。指数が大きいほどウェットスキッド性能に優れる。
前記試験の結果を表2にまとめて示す。
比較例1〜5
表2に示す条件にかえたほかは実施例1と同様にして比較ゴム製品1〜5をえ、実施例1と同様の試験方法によって評価した。結果を表2に示す。
Figure 2007246929
Figure 2007246929
表2から、比較例1〜3、実施例1〜4における時間の影響について調べた。転がり抵抗の指標である70℃、2%のtanδ、ウェット性能の指標である0℃、0.5%のtanδ、耐摩耗性およびウェットスキッドテストは、加熱処理時間が式(1)を満たさないばあい(とくに時間が短いばあい)に劣ることがわかる。また時間が長すぎると強度が低下し、前記性能に劣る。また、温度が低すぎると前記効果が少なく、高くなりすぎると前記性能が低下するということがわかる。
比較例6〜9
比較例6および7としてシランカップリング剤のかわりにポリエチレングリコールを配合し、また比較例8および9としてシリカのかわりにカーボンブラック(N220、チッ素吸着比表面積115m2/g、DBP吸油量114ml/100g)を配合したほかは、実施例2と同様にしてゴム製品をえ、実施例2と同様の試験方法によって評価した。なお、比較例6および8では加熱処理を行なわなかった。結果を表3に示す。
比較例10
実施例2と同様にしてゴム組成物をえたのち、ひきつづきBR型バンバリーミキサー中で120℃で10分間混練りを行なってゴム製品をえ、実施例2と同様の試験方法によって評価した。結果を表3に示す。
Figure 2007246929
表3から、シリカ配合でも、シランカップリング剤を用いないばあい、カーボンブラックを配合したばあいは加熱処理の効果が少ないということがわかる。

Claims (5)

  1. ジエン系ゴム、シリカを含む充填材およびシランカップリング剤を混練りしてゴム組成物をえ、該ゴム組成物を式(1):
    Figure 2007246929
    (式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させるゴム製品の製造方法。
  2. 請求項1記載のゴム製品の製造方法において、式(4):
    Figure 2007246929
    (式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させるゴム製品の製造方法。
  3. 請求項1記載のゴム製品の製造方法において、式(5):
    Figure 2007246929
    (式中、Xは温度:40〜100℃、Yは時間)を満たす条件で加熱処理したのちに加硫させるゴム製品の製造方法。
  4. 充填材の20〜100重量%がシリカである請求項1〜3のいずれかに記載のゴム製品の製造方法。
  5. シランカップリング剤が式(2):Z−R−Sn−R−Zまたは式(3):Z−R−SH(式中、Rは炭素数1〜18の2価の炭化水素基、nは2〜8の整数、Zは−Si(R122、−SiR1(R22もしくは−Si(R23(ただし、R1炭素数1〜4のアルキル基、シクロヘキシル基もしくはフェニル基、R2は炭素数1〜8のアルコキシ基もしくは炭素数5〜8のシクロアルコキシ基)である)で示される請求項1〜4のいずれかに記載のゴム製品の製造方法。
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