JP2007246265A - シート部材後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像が形成されたシート部材を画像形成部又は画像形成装置から受け入れてシート部材にステイプルのごとき後処理を施すシート部材後処理装置において、画像形成装置から排出されたシート部材を受け入れて排紙トレイ4上に排出する入口ローラ3と、排紙トレイ4上に排出されたシート部材を後端フェンス7に送り込む戻しコロ5と、シート部材をその搬送方向に直行する方向に整合するジョガーと、整合されたシート部材を後端フェンス7から排紙トレイ4へ放出する放出リンク9と、シート部材を綴じる移動可能なステイプラ8を備え、綴じ動作終了後に放出リンク9で放出動作を行う際、ステイプラ8が退避行動を自動的に行うようにした。
【選択図】図2
Description
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、綴じ動作終了後、放出動作を開始する前に綴じ手段を回避させるシート部材後処理装置及びこれを搭載する画像形成装置を提供することにある。
また請求項3に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を決められたサイズのみで行う請求項2記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項4に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を前記綴じ手段の種類によって行う請求項2記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を行う方向を、前記綴じ手段の種類によって変える請求項4記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、前記綴じ手段が前記検知手段によって検知されている時、前記放出手段の動作を行わない請求項6記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項8に記載の発明は、前記放出手段が放出動作を行う際に前記検知手段をチェックし、記綴じ手段が前記検知手段によって前検知されている時、前記綴じ手段の退避行動を行う請求項6記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート部材後処理装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
図1及び図2を参照して、画像形成装置1の片側にシート部材後処理装置2が併設されている。このシート部材後処理装置2は、図2に示すように、受け入れ手段である入口ローラ3を有し、画像形成装置1から排出されたシート部材(図示せず)をシート部材後処理装置2内へ搬送し、その後、後述する排紙積載手段である排紙トレイ4あるいは整合手段であるジョガー6のシート部材積載部11上へ排出する。
ジョガー6はシート部材端面に作用する垂直部と、シート部材を積載させる積載部11を備えている。また、シート部材の手前側を揃える前ジョガーと、シート部材の後側を揃える後ジョガーを備えている。排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排出されたシート部材は戻しコロ5で搬送され、その端部が後端フェンス7に突き当たる。
ステイプラ8は、後端フェンス7近傍に設置され、この後端フェンス7で揃えられたシート部材の端部付近に綴じ処理を行う。放出リンク9は、排紙トレイ4とジョガー6上に積載されかつ後端フェンス7に突き当てられたシート部材を、排紙トレイ4上へ移動させる。図2中、符号12は入口センサを示している。
図3は、画像形成装置1(図1)から排出されたシート部材Sが、入口ローラ3を通過して排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排紙されている様子を示している。この時、戻しコロ5は排紙トレイ4の上へ退避した位置にある。
図4では、排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排紙されたシート部材S上へ戻しコロ5のコロ5aが揺動して載り、このコロ5aが回転して、シート部材Sを後端フェンス7へ搬送する。
図6は、ジョブの指定枚数分を図3〜図5の動作が繰り返された後、シート部材束が放出リンク9によって排紙トレイ4へ移動されている様子を示している。綴じ処理を行う時は、ステイプラ8が綴じを行い、綴じ束を同様に放出リンク9によって排紙トレイ4へ移動する。
このように、綴じモードあるいは非綴じモードに拘わらず、シート部材Sはジョガー6と排紙トレイ4に跨って積載される。ジョガー6はシート部材Sの横揃え動作だけではなく、シート積載の機能も兼ねている。
なお、戻しコロ5の揺動動作はソレノイドやモータ、ジョガー6の揃え動作はモータ、戻しコロ5のコロ5aや入口ローラ3はモータ、放出リンク9はモータ等で、各々タイミングベルト等を介して駆動されるがその詳細は省略する。
図2及び図7を参照して、積載する時の動作を説明する。先ず、入口センサ12がオンかどうかを判断する(S1)。オンならば、搬送モータ(図示せず)の駆動を開始する(S2)。次に、入口センサ12がオフかどうかを判断し(S3)、オフであるならば、搬送モータが指定パルスで駆動しているかどうかを判断し(S4)、戻しコロソレノイド(図示せず)をオンしかつ戻しコロモータ(図示せず)を駆動する(S5)。
続いて、ジョガーモータ(図示せず)を指定パルスで正転駆動し(S8)、ジョガーモータが停止かどうかを判断する(S9)。ジョガーモータ停止ならば、ジョガーモータを指定パルスで逆転駆動し(S10)、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S11)、ジョガーモータ停止ならば、終了する。
ステップS9で、ジョガーモータ停止ならば、ステイプルを開始する(S12)。さらに、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S13)、ジョガーモータ停止ならば、ジョガーモータを指定パルスで逆転駆動する(S14)。
次いで、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S15)、ジョガーモータ停止ならば、放出リンクモータ(図示せず)を駆動し(S16)、放出リンクモータが停止かどうかを判断し(S17)、放出リンクモータ停止ならば、終了する。
図9乃至図12において、ステイプラ放出HP(ホームポジション)センサ18があるプーリ16が付いているモータ17側を手前側とする。このプーリ付きモータ17を正転駆動させると、ステイプラ8は奥側に移動し、逆転駆動させると手前側に移動する。
図9において、符号4は排紙トレイ、9は放出リンク、12はステイプラ8を案内する案内棒、15は両側においてプーリ16に掛け回されるタイミングベルトを示している。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S23)。ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータを停止し、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S24)。次いで、放出動作が完了かどうかを判断し(S25)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止する(S26)。
ステイプラ8が綴じ位置から退避位置へ移動した時のステイプラ8の移動を駆動しているステイプラ移動モータ17のパルス数をAパルスとする。この場合に、退避位置から再び綴じ位置へ復帰する時、ステイプラ8の移動を駆動しているパルスモータをAパルス逆転駆動させることにより、退避前の位置と全く同じ位置にステイプラ8を移動させることができる。
ステイプルされたシート部材束の放出動作要求が有るならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始し、パルス数のカウントを開始する(S32)。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S33)。ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータを停止し、パルス数のカウントを終了し、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S34)。
綴じ手段(ステイプラ)8が退避し、シート部材を放出した後、退避前にあった位置に自動的に移動することにより、次シート部材がシート部材後端停止手段(図2の後端フェンス7)に搬送中であってもステイプラ8を綴じ位置に復帰することができ、シート間に余計な間隔を空ける必要が無いので生産性を低下させることが無い。
例えば、図15のように、A4Yの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止していないので、退避行動を行う必要はない。しかし、図16のように、B5Tの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止しているので、退避行動を行う必要がある。
このようにステイプルを行うシート部材束のサイズによってステイプラ8が退避行動を行う必要がある場合と無い場合がある。放出動作を行う際にシード部材束のサイズからステイプラ8の退避行動を行うか行わないかの判断をする。
ステイプラ8の回避動作が必要なサイズならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始し、パルス数のカウントを開始する(S43)。次いで、ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S44)。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータ17を停止し、パルス数のカウントを終了し(S45)、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S46)。
綴じ手段であるステイプラ8は綴じ動作を行うシート部材のサイズによって停止位置が決まり、停止位置が放出手段である放出リンク9の放出動作の軌道上にあるサイズのみ退避行動を行い、その他のサイズでは退避行動を行わないことにより、ステイプラ8の移動による電力の無駄使いを防止する。
例えば、図18のように、A4Yの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止していないので、退避行動を行う必要はない。しかし、図19のように、A4Yの2箇所綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止しているので、退避行動を行う必要がある。
このようにステイプルを行うシート部材束の綴じ種類によってステイプラ8が退避行動を行う必要がある場合と無い場合がある。放出動作を行う際にステイプルを行う綴じ種類からステイプラ8の退避行動を行うか行わないかの判断をする。この綴じ種類からのステイプラ8の退避行動の制御は上述した図17のフローチャートと同様に行なわれる。
B5Tのシート部材束を例に採って説明する。手前側の端綴じの場合は手前側に退避し(図18)、奥側の端綴じの場合は奥側にステイプラ8を退避(図19)するようにする。
ステイプラ8は綴じ動作を行う種類、すなわち、端綴じか又は2箇所綴じによって停止位置が決まり、放出リンク9の放出動作の軌道から最短の距離で退避行動を行うことにより、退避時間を短縮することができる。
第1検知センサ20、第2検知センサ21センサがオンの時はステイプラ8を検知しており、これらのセンサ20、21がオフのときは非検知とする。イニシャル動作時に、放出リンク9を動作させる際、軌道上にステイプラ8が存在していないかのチェックを行うことができる。
第2検知センサ21がオフならば、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S54)。次に、放出リンクHPセンサ(図示せず)がオンかどうか判断し(S55)、オンならば、放出リンク駆動モータの駆動を停止する(S56)。
次いで、ステイプラHP(ホームポジション)センサ18がオフかどうかを判断し(S57)、オフならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始する(S58)。続いて、ステイプラHPセンサ18がオンかどうか判断し(S59)、オンならば、ステイプラ移動モータを停止し(S60)、終了する。
放出リンク9の放出軌道上にステイプラ8が停止していることを検知する検知手段20、21がステイプラ8を検知している時、放出リンク9が放出動作を行うとステイプラ8と衝突してしまう。前記検知手段20、21がステイプラ8を検知している時は放出リンク9の動作を禁止することにより、前述の問題を防ぐことができる。
また、放出動作時に、放出リンク9を動作させる際、軌道上にステイプラ8が存在していないかのチェックし、存在していたらステイプラ8を退避させてから放出動作を行うようにする。
次に、ステイプラ移動モータ(プーリ付きモータ)17の逆転駆動を開始し、パルス数カウントを開始する(S74)。ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S75)、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S76)。次いで、放出動作完了かどうかを判断し(S77)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止する(S78)。
ステップS72で第1検知センサ20がオンでないならば、第2検知センサ21がオンかどうか判断し(S79)、フラグBをオンする(S80)。次いで、ステイプラ移動モータの正転駆動を開始し、パルス数カウントを開始する(S81)。ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S82)、停止ならば、ステップS76に進む。
またフラグAがオンでないならば、フラグBがオンであると判断し(S86)、カウントしたパルス数だけステイプラ移動モータの逆転駆動を開始し(S87)、ステップS85に進む。
放出リンク9が放出動作を行う際、前記検知手段20、21をチェックし、放出動作可能か判断することによりステイプラ8と放出リンク9の衝突を防ぐことができる。
さらに、シート部材を戻しコロ5で戻している際に押え動作をしない位置に退避させることにより、シート部材後端が用紙後端押え部材ではなく、シート部材後端部材に突き当たって停止したり、ジャムしたりするのを防ぐことができる。
Claims (9)
- 画像が形成されたシート部材を画像形成装置から受け入れて前記シート部材に後処理を施すシート部材後処理装置において、前記画像形成装置から排出された前記シート部材を受け入れて排紙積載手段上に排出する受け入れ手段と、前記排紙積載手段上に排出された前記シート部材をシート部材後端停止手段に送り込む戻し手段と、前記シート部材をその搬送方向に直行する方向に整合する整合手段と、整合されたシート部材を前記シート部材後端停止手段から前記排紙積載手段へ放出する放出手段と、前記シート部材を綴じる移動可能な綴じ手段と、を備え、前記綴じ手段による綴じ動作終了後に前記放出手段で放出動作を行う際、前記綴じ手段が退避行動を自動的に行うことを特徴とするシート部材後処理装置。
- 前記放出手段にて前記シート部材の放出動作終了後、前記綴じ手段が前記退避行動を行う前の位置に自動的に移動することを特徴とする請求項1記載のシート部材後処理装置。
- 前記綴じ手段の退避行動を決められたサイズのみで行うことを特徴とする請求項2記載のシート部材後処理装置。
- 前記綴じ手段の退避行動を前記綴じ手段の種類によって行うことを特徴とする請求項2記載のシート部材後処理装置。
- 前記綴じ手段の退避行動を行う方向を前記綴じ手段の種類によって変えることを特徴とする請求項4記載のシート部材後処理装置。
- 前記綴じ手段は前記放出手段の放出軌道上に停止していることを検知する検知手段を有することを特徴とする請求項4記載のシート部材後処理装置。
- 前記綴じ手段が前記検知手段によって検知されている時、前記放出手段の動作を行わないことを特徴とする請求項6記載のシート部材後処理装置。
- 前記放出手段は放出動作を行う際に前記検知手段をチェックし、記綴じ手段は前記検知手段によって前検知されている時、前記綴じ手段の退避行動を行うことを特徴とする請求項6記載のシート部材後処理装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート部材後処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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