JP2007246265A - シート部材後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】綴じ動作終了後、放出動作を開始する前に綴じ手段を回避させるシート部材後処理装置及びこれを搭載する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像が形成されたシート部材を画像形成部又は画像形成装置から受け入れてシート部材にステイプルのごとき後処理を施すシート部材後処理装置において、画像形成装置から排出されたシート部材を受け入れて排紙トレイ4上に排出する入口ローラ3と、排紙トレイ4上に排出されたシート部材を後端フェンス7に送り込む戻しコロ5と、シート部材をその搬送方向に直行する方向に整合するジョガーと、整合されたシート部材を後端フェンス7から排紙トレイ4へ放出する放出リンク9と、シート部材を綴じる移動可能なステイプラ8を備え、綴じ動作終了後に放出リンク9で放出動作を行う際、ステイプラ8が退避行動を自動的に行うようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に併設する、シート部材の端部に作用してシート部材の揃えを行う揃え装置を備えるフィニッシャ、ソータ等のシート部材後処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置に併設する、フィニッシャ、ソータ等のシート部材後処理装置においては、シート部材綴じ処理を綴じ手段で行い、綴じ処理されたシート部材を放出手段で積載手段上に排出することが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2004−182399公報 特開2004−244154公報
しかしながら、シート部材に綴じ処理を行い、リンク等で放出動作を行う際、綴じ手段が放出手段の放出の軌道上にある時、綴じ手段と放出手段は衝突してしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、綴じ動作終了後、放出動作を開始する前に綴じ手段を回避させるシート部材後処理装置及びこれを搭載する画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像が形成されたシート部材を画像形成装置から受け入れて前記シート部材に後処理を施すシート部材後処理装置において、前記画像形成装置から排出された前記シート部材を受け入れて排紙積載手段上に排出する受け入れ手段と、前記排紙積載手段上に排出された前記シート部材をシート部材後端停止手段に送り込む戻し手段と、前記シート部材をその搬送方向に直行する方向に整合する整合手段と、整合されたシート部材を前記シート部材後端停止手段から前記排紙積載手段へ放出する放出手段と、前記シート部材を綴じる移動可能な綴じ手段と、を備え、前記綴じ手段による綴じ動作終了後に前記放出手段で放出動作を行う際、前記綴じ手段が退避行動を自動的に行うシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、前記放出手段にて前記シート部材の放出動作終了後、前記綴じ手段が前記退避行動を行う前の位置に自動的に移動する請求項1記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項3に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を決められたサイズのみで行う請求項2記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項4に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を前記綴じ手段の種類によって行う請求項2記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、前記綴じ手段の退避行動を行う方向を、前記綴じ手段の種類によって変える請求項4記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項6に記載の発明は、前記綴じ手段が前記放出手段の放出軌道上に停止していることを検知する検知手段を有する請求項4記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、前記綴じ手段が前記検知手段によって検知されている時、前記放出手段の動作を行わない請求項6記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項8に記載の発明は、前記放出手段が放出動作を行う際に前記検知手段をチェックし、記綴じ手段が前記検知手段によって前検知されている時、前記綴じ手段の退避行動を行う請求項6記載のシート部材後処理装置を特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート部材後処理装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、シート部材の綴じ処理を行い、放出リンク等で放出動作を行う際に、綴じ手段が放出手段の放出の軌道上にあった時、綴じ動作終了後放出動作が開始する前に綴じ手段を回避させ、綴じ手段が退避してシート部材を放出した後、綴じ手段を退避前にあった位置に自動的に移動することにより、次シート部材がシート部材後端停止手段に搬送中であっても綴じ手段が綴じ位置に復帰することができ、シート間に余計な間隔を空ける必要が無く、生産性を低下させることが無い。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の構成を示す概略図である。図2は図1のシート部材後処理装置の細部構成を示す概略図である。初めに、本発明で使用するシート部材後処理装置の機構と基本的制御ついて説明する。
図1及び図2を参照して、画像形成装置1の片側にシート部材後処理装置2が併設されている。このシート部材後処理装置2は、図2に示すように、受け入れ手段である入口ローラ3を有し、画像形成装置1から排出されたシート部材(図示せず)をシート部材後処理装置2内へ搬送し、その後、後述する排紙積載手段である排紙トレイ4あるいは整合手段であるジョガー6のシート部材積載部11上へ排出する。
戻し手段である戻しコロ5は、シート部材の搬送を行うコロ5aとこのコロ5aを支えるアーム5bにより構成されている。このアーム5bのコロ5aを支持しない逆の端部に回転中心を有している。戻しコロ5は、その正転駆動によって、シート部材は後端フェンス7方向へ搬送され、そして逆転駆動させると、シート部材は排紙トレイ4方向へ搬送される。
ジョガー6はシート部材端面に作用する垂直部と、シート部材を積載させる積載部11を備えている。また、シート部材の手前側を揃える前ジョガーと、シート部材の後側を揃える後ジョガーを備えている。排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排出されたシート部材は戻しコロ5で搬送され、その端部が後端フェンス7に突き当たる。
ステイプラ8は、後端フェンス7近傍に設置され、この後端フェンス7で揃えられたシート部材の端部付近に綴じ処理を行う。放出リンク9は、排紙トレイ4とジョガー6上に積載されかつ後端フェンス7に突き当てられたシート部材を、排紙トレイ4上へ移動させる。図2中、符号12は入口センサを示している。
図3はシート部材後処理装置の第1の動作を説明する概略図である。図4はシート部材後処理装置の第2の動作を説明する概略図である。図5はシート部材後処理装置の第3の動作を説明する概略図である。図6はシート部材後処理装置の第4の動作を説明する概略図である。
図3は、画像形成装置1(図1)から排出されたシート部材Sが、入口ローラ3を通過して排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排紙されている様子を示している。この時、戻しコロ5は排紙トレイ4の上へ退避した位置にある。
図4では、排紙トレイ4あるいはジョガー6上へ排紙されたシート部材S上へ戻しコロ5のコロ5aが揺動して載り、このコロ5aが回転して、シート部材Sを後端フェンス7へ搬送する。
図5では、シート部材Sが後端フェンス7へ突き当てられて縦揃えが行われた後、戻しコロ5が再び退避位置へ上昇する。そして、シート部材Sの側面より予め設定した距離だけ離れた位置で待機していたジョガー6がシート部材Sの側面を押して横揃えを行う。
図6は、ジョブの指定枚数分を図3〜図5の動作が繰り返された後、シート部材束が放出リンク9によって排紙トレイ4へ移動されている様子を示している。綴じ処理を行う時は、ステイプラ8が綴じを行い、綴じ束を同様に放出リンク9によって排紙トレイ4へ移動する。
このように、綴じモードあるいは非綴じモードに拘わらず、シート部材Sはジョガー6と排紙トレイ4に跨って積載される。ジョガー6はシート部材Sの横揃え動作だけではなく、シート積載の機能も兼ねている。
なお、戻しコロ5の揺動動作はソレノイドやモータ、ジョガー6の揃え動作はモータ、戻しコロ5のコロ5aや入口ローラ3はモータ、放出リンク9はモータ等で、各々タイミングベルト等を介して駆動されるがその詳細は省略する。
図7はステイプルするためにシート部材を積載部まで搬送し、積載する時の動作を説明するフローチャートである。図8はステイプル時の動作を説明するフローチャートである。
図2及び図7を参照して、積載する時の動作を説明する。先ず、入口センサ12がオンかどうかを判断する(S1)。オンならば、搬送モータ(図示せず)の駆動を開始する(S2)。次に、入口センサ12がオフかどうかを判断し(S3)、オフであるならば、搬送モータが指定パルスで駆動しているかどうかを判断し(S4)、戻しコロソレノイド(図示せず)をオンしかつ戻しコロモータ(図示せず)を駆動する(S5)。
次いで、戻しコロモータが指定パルスで駆動しているかどうかを判断し(S6)、指定パルスで駆動しているならば、戻しコロソレノイドをオフし、戻しコロモータを停止する(S7)。
続いて、ジョガーモータ(図示せず)を指定パルスで正転駆動し(S8)、ジョガーモータが停止かどうかを判断する(S9)。ジョガーモータ停止ならば、ジョガーモータを指定パルスで逆転駆動し(S10)、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S11)、ジョガーモータ停止ならば、終了する。
次に、ステイプル時の動作を図2及び図8を参照して説明するが、図7のフローチャートのステップS9までは同じ動作であるので、ステップS1からステップS9までの説明は省略する。
ステップS9で、ジョガーモータ停止ならば、ステイプルを開始する(S12)。さらに、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S13)、ジョガーモータ停止ならば、ジョガーモータを指定パルスで逆転駆動する(S14)。
次いで、ジョガーモータが停止かどうかを判断し(S15)、ジョガーモータ停止ならば、放出リンクモータ(図示せず)を駆動し(S16)、放出リンクモータが停止かどうかを判断し(S17)、放出リンクモータ停止ならば、終了する。
図9はステイプラと放出リンクの位置関係を示す概略図である。図10は放出リンクの放出動作の軌道とステイプラの移動の軌道を示す概略図である。図11はステイプラと放出リンクの衝突を示す概略図である。図12は放出リンク動作時におけるステイプラの退避を示す概略図である。
図9乃至図12において、ステイプラ放出HP(ホームポジション)センサ18があるプーリ16が付いているモータ17側を手前側とする。このプーリ付きモータ17を正転駆動させると、ステイプラ8は奥側に移動し、逆転駆動させると手前側に移動する。
図9において、符号4は排紙トレイ、9は放出リンク、12はステイプラ8を案内する案内棒、15は両側においてプーリ16に掛け回されるタイミングベルトを示している。
図10に示すように、放出リンク9の放出動作の軌道とステイプラ8の移動の軌道が交差するポイント(衝突ポイント)がある。そこで、図11に示すように、放出リンク9の放出動作の軌道にステイプラ8の移動の軌道が交差するポイント(衝突ポイント)がその位置にある時、放出リンク9が動作してしまうと、ステイプラ8に衝突してしまう。従って、図12に示すように、放出リンク9動作時はステイプラ8を退避位置、ここではプーリ付きモータ17側に移動させる。
図13は放出リンク動作時にステイプラを退避位置に移動させる時の制御を説明するフローチャートである。図12及び図13を参照して、先ず、ステイプラ放出動作要求が有るかどうかを判断する(S21)。ステイプラ放出動作要求が有るならば、ステイプラ移動モータ(プーリ付モータ)17の逆転駆動を開始する(S22)。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S23)。ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータを停止し、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S24)。次いで、放出動作が完了かどうかを判断し(S25)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止する(S26)。
ステイプラ8が綴じ位置から退避位置へ移動した時のステイプラ8の移動を駆動しているステイプラ移動モータ17のパルス数をAパルスとする。この場合に、退避位置から再び綴じ位置へ復帰する時、ステイプラ8の移動を駆動しているパルスモータをAパルス逆転駆動させることにより、退避前の位置と全く同じ位置にステイプラ8を移動させることができる。
図14は退避前の位置へのステイプラの移動時の制御を説明するフローチャートである。図12及び図14を参照して、先ず、ステイプルされたシート部材束の放出動作要求が有るかどうかを判断する(S31)。
ステイプルされたシート部材束の放出動作要求が有るならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始し、パルス数のカウントを開始する(S32)。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S33)。ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータを停止し、パルス数のカウントを終了し、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S34)。
次いで、放出動作が完了かどうかを判断し(S35)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止し、ステイプラ移動モータはカウントしたパルス数だけ正転駆動を開始する(S36)。その後、ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S37)、停止ならば終了する。
綴じ手段(ステイプラ)8が退避し、シート部材を放出した後、退避前にあった位置に自動的に移動することにより、次シート部材がシート部材後端停止手段(図2の後端フェンス7)に搬送中であってもステイプラ8を綴じ位置に復帰することができ、シート間に余計な間隔を空ける必要が無いので生産性を低下させることが無い。
図15はA4Yの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。図16はB5Tの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。ステイプラ8の位置は、図15及び図16に示すように、ステイプルを行う位置によって変化する。
例えば、図15のように、A4Yの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止していないので、退避行動を行う必要はない。しかし、図16のように、B5Tの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止しているので、退避行動を行う必要がある。
このようにステイプルを行うシート部材束のサイズによってステイプラ8が退避行動を行う必要がある場合と無い場合がある。放出動作を行う際にシード部材束のサイズからステイプラ8の退避行動を行うか行わないかの判断をする。
図17はステイプラの退避行動を行うか行わないかの判断における制御動作を説明する図フローチャートである。図15、図16及び図17を参照して、先ず、ステイプされたシート部材束の放出動作要求が有るかどうかを判断する(S41)。ステイプされたシート部材束の放出動作要求が有るならば、ステイプラ9の回避動作が必要なサイズかどうかを判断する(S42)。
ステイプラ8の回避動作が必要なサイズならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始し、パルス数のカウントを開始する(S43)。次いで、ステイプラ放出HPセンサ18がオンかどうかを判断する(S44)。
ステイプラ放出HPセンサ18がオンならば、ステイプラ移動モータ17を停止し、パルス数のカウントを終了し(S45)、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S46)。
次いで、放出動作が完了かどうかを判断し(S47)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止し、ステイプラ移動モータはカウントしたパルス数だけ正転駆動を開始する(S48)。その後、ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S49)、停止ならば終了する。
綴じ手段であるステイプラ8は綴じ動作を行うシート部材のサイズによって停止位置が決まり、停止位置が放出手段である放出リンク9の放出動作の軌道上にあるサイズのみ退避行動を行い、その他のサイズでは退避行動を行わないことにより、ステイプラ8の移動による電力の無駄使いを防止する。
図18はA4Yの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。図19はA4Yの2箇所綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。図18及び図19を参照して、ステイプラ8の位置は、ステイプルを行う位置によって変化する。
例えば、図18のように、A4Yの端綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止していないので、退避行動を行う必要はない。しかし、図19のように、A4Yの2箇所綴じの場合、ステイプラ8は放出リンク9の放出の軌道上に停止しているので、退避行動を行う必要がある。
このようにステイプルを行うシート部材束の綴じ種類によってステイプラ8が退避行動を行う必要がある場合と無い場合がある。放出動作を行う際にステイプルを行う綴じ種類からステイプラ8の退避行動を行うか行わないかの判断をする。この綴じ種類からのステイプラ8の退避行動の制御は上述した図17のフローチャートと同様に行なわれる。
このように、ステイプラ8は綴じ動作を行う種類によって停止位置が決まり、停止位置が放出リンク9の放出動作の軌道上にある綴じ種類のみ退避行動を行い、その他の綴じ種類では退避行動を行わないことにより、ステイプラ8の移動による電力の無駄使いを防止する。
B5Tのシート部材束を例に採って説明する。手前側の端綴じの場合は手前側に退避し(図18)、奥側の端綴じの場合は奥側にステイプラ8を退避(図19)するようにする。
ステイプラ8は綴じ動作を行う種類、すなわち、端綴じか又は2箇所綴じによって停止位置が決まり、放出リンク9の放出動作の軌道から最短の距離で退避行動を行うことにより、退避時間を短縮することができる。
図20はステイプラの底側の検知板と検知センサを示す概略図である。図20に示すように、ステイプラ8の底側に検知板19を取り付け、放出リンク9の放出軌道上にステイプラ8がある時にオンになるような位置に第1検知センサ20、第2検知センサ21を設置する。
第1検知センサ20、第2検知センサ21センサがオンの時はステイプラ8を検知しており、これらのセンサ20、21がオフのときは非検知とする。イニシャル動作時に、放出リンク9を動作させる際、軌道上にステイプラ8が存在していないかのチェックを行うことができる。
図21はイニシャル時のステイプラと放出リンクの制御を説明するフローチャートである。図20及び図21を参照して、先ず、イニシャル要求有りかどうかを判断し(S51)、イニシャル要求有りならば、第1検知センサ20がオフかどうかを判断し(S52)、オフならば、続いて、第2検知センサ21がオフかどうかを判断する(S53)。
第2検知センサ21がオフならば、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S54)。次に、放出リンクHPセンサ(図示せず)がオンかどうか判断し(S55)、オンならば、放出リンク駆動モータの駆動を停止する(S56)。
次いで、ステイプラHP(ホームポジション)センサ18がオフかどうかを判断し(S57)、オフならば、ステイプラ移動モータ17の逆転駆動を開始する(S58)。続いて、ステイプラHPセンサ18がオンかどうか判断し(S59)、オンならば、ステイプラ移動モータを停止し(S60)、終了する。
上記ステップS52、S53で、第1及び第2検知センサ20、21がオフでないならば、ステイプラ移動モータの逆転駆動を開始し(S61)、ステイプラHPセンサ18がオンかどうか判断し(S62)、ステイプラ移動モータを停止しかつ放出リンク駆動モータの駆動を開始する(S63)。その後、放出リンクHPセンサがオンかどうか判断し(S64)、オンならば、放出リンク駆動モータの駆動を停止する(S65)。
放出リンク9の放出軌道上にステイプラ8が停止していることを検知する検知手段20、21がステイプラ8を検知している時、放出リンク9が放出動作を行うとステイプラ8と衝突してしまう。前記検知手段20、21がステイプラ8を検知している時は放出リンク9の動作を禁止することにより、前述の問題を防ぐことができる。
また、放出動作時に、放出リンク9を動作させる際、軌道上にステイプラ8が存在していないかのチェックし、存在していたらステイプラ8を退避させてから放出動作を行うようにする。
図22はステイプラを退避させてから放出リンクを動作させる制御を説明するフローチャートである。図20及び図22を参照して、先ず、ステイプルされたシート部材束の放出動作有りかどうかを判断し(S71)、放出動作有りならば、第1検知センサ20がオンかどうかを判断し(S72)、オンならば、フラグAをオンする(S73)。
次に、ステイプラ移動モータ(プーリ付きモータ)17の逆転駆動を開始し、パルス数カウントを開始する(S74)。ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S75)、放出リンク駆動モータ(図示せず)の駆動を開始する(S76)。次いで、放出動作完了かどうかを判断し(S77)、完了ならば、放出リンク駆動モータを停止する(S78)。
ステップS72で第1検知センサ20がオンでないならば、第2検知センサ21がオンかどうか判断し(S79)、フラグBをオンする(S80)。次いで、ステイプラ移動モータの正転駆動を開始し、パルス数カウントを開始する(S81)。ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S82)、停止ならば、ステップS76に進む。
ステップS78に続いて、フラグAがオンかどうかを判断し(S83)、オンならば、カウントしたパルス数だけ正転駆動を開始し(S84)、ステイプラ移動モータが停止かどうかを判断し(S85)、停止ならば、終了する。
またフラグAがオンでないならば、フラグBがオンであると判断し(S86)、カウントしたパルス数だけステイプラ移動モータの逆転駆動を開始し(S87)、ステップS85に進む。
放出リンク9が放出動作を行う際、前記検知手段20、21をチェックし、放出動作可能か判断することによりステイプラ8と放出リンク9の衝突を防ぐことができる。
さらに、シート部材を戻しコロ5で戻している際に押え動作をしない位置に退避させることにより、シート部材後端が用紙後端押え部材ではなく、シート部材後端部材に突き当たって停止したり、ジャムしたりするのを防ぐことができる。
本発明の構成を示す概略図である。 図1のシート部材後処理装置の細部構成を示す概略図である。 シート部材後処理装置の第1の動作を説明する概略図である。 シート部材後処理装置の第2の動作を説明する概略図である。 シート部材後処理装置の第3の動作を説明する概略図である。 シート部材後処理装置の第4の動作を説明する概略図である。 ステイプルするためにシート部材を積載部まで搬送し、積載する時の動作を説明するフローチャートである。 ステイプル時の動作を説明するフローチャートである。 ステイプラと放出リンクの位置関係を示す概略図である。 放出リンクの放出動作の軌道とステイプラの移動の軌道を示す概略図である。 ステイプラと放出リンクの衝突を示す概略図である。 放出リンク動作時におけるステイプラの退避を示す概略図である。 放出リンク動作時にステイプラを退避位置に移動させる時の制御を説明するフローチャートである。 退避前の位置へのステイプラの移動時の制御を説明するフローチャートである。 A4Yの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。 B5Tの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。 ステイプラの退避行動を行うか行わないかの判断における制御動作を説明するフローチャートである。 A4Yの端綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。 A4Yの2箇所綴じの場合のステイプラの位置を示す概略図である。 ステイプラの底側の検知板と検知センサを示す概略図である。 イニシャル時のステイプラと放出リンクの制御を説明するフローチャートである。 ステイプラを退避させてから放出リンクを動作させる制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置、2 シート部材後処理装置、3 受け入れ手段(入口ローラ)、4 排紙積載手段(排紙トレイ)、5 戻し手段(戻しコロ)、5a コロ、5b アーム、6 整合手段(ジョガー)、7 シート部材後端停止手段(後端フェンス)、8 綴じ手段(ステイプラ)、9 放出手段(放出リンク)、11 ジョガーのシート部材積載部、17 ステイプラ移動モータ(プーリ付きモータ)、18 ステイプラ放出HP(ホームポジションセンサ)、19 検知板、20 検知手段(第1検知センサ)、21 検知手段(第2検知センサ)、S シート部材

Claims (9)

  1. 画像が形成されたシート部材を画像形成装置から受け入れて前記シート部材に後処理を施すシート部材後処理装置において、前記画像形成装置から排出された前記シート部材を受け入れて排紙積載手段上に排出する受け入れ手段と、前記排紙積載手段上に排出された前記シート部材をシート部材後端停止手段に送り込む戻し手段と、前記シート部材をその搬送方向に直行する方向に整合する整合手段と、整合されたシート部材を前記シート部材後端停止手段から前記排紙積載手段へ放出する放出手段と、前記シート部材を綴じる移動可能な綴じ手段と、を備え、前記綴じ手段による綴じ動作終了後に前記放出手段で放出動作を行う際、前記綴じ手段が退避行動を自動的に行うことを特徴とするシート部材後処理装置。
  2. 前記放出手段にて前記シート部材の放出動作終了後、前記綴じ手段が前記退避行動を行う前の位置に自動的に移動することを特徴とする請求項1記載のシート部材後処理装置。
  3. 前記綴じ手段の退避行動を決められたサイズのみで行うことを特徴とする請求項2記載のシート部材後処理装置。
  4. 前記綴じ手段の退避行動を前記綴じ手段の種類によって行うことを特徴とする請求項2記載のシート部材後処理装置。
  5. 前記綴じ手段の退避行動を行う方向を前記綴じ手段の種類によって変えることを特徴とする請求項4記載のシート部材後処理装置。
  6. 前記綴じ手段は前記放出手段の放出軌道上に停止していることを検知する検知手段を有することを特徴とする請求項4記載のシート部材後処理装置。
  7. 前記綴じ手段が前記検知手段によって検知されている時、前記放出手段の動作を行わないことを特徴とする請求項6記載のシート部材後処理装置。
  8. 前記放出手段は放出動作を行う際に前記検知手段をチェックし、記綴じ手段は前記検知手段によって前検知されている時、前記綴じ手段の退避行動を行うことを特徴とする請求項6記載のシート部材後処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート部材後処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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