JP2007246233A - 昇降装置 - Google Patents

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【課題】昇降体の前後を索条にて吊垂支持する構造及びその制御を簡素化した昇降装置を提供する。
【解決手段】メインマストに沿って昇降する昇降台3の前後をそれぞれ異なる索条W1、W2にて吊垂支持し、かつこれらの索条W1、W2の基端部を同一の巻上装置の巻取ドラム51にて巻き取り、巻き下げるようにする。さらに、昇降台3の前端側に取り付ける索条W2を副索条とし、これに張力バランス調整機構7を取り付ける。また、巻取ドラム51に対峙して配設する加速度計8に張力測定装置9及びパソコン10を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降装置に関し、特に、昇降台の先端と後端の2カ所に異なる索条を締結し、該2索条を同一の巻取ドラムにて巻き上げ、巻き下げるようにして、吊垂構造及び制御を簡易化して吊垂支持するようにした昇降装置に関するものである。
従来、特に限定されるものではないが、例えば、液晶製造工場等で採用されるスタッカークレーンは、走行台車に樹立したメインマストにカセット等の搬送物を載置して昇降、移載させる昇降台をワイヤーロープ等の索条にて吊垂支持している。
また、昇降移載する荷重が大なるスタッカークレーンにおいては、メインマストに沿って昇降台がバランスを保持し、平行姿勢を保って昇降するよう、昇降台の先端と後端の2カ所に、それぞれ異なる索条を締結して、これらの索条にて大荷重を支持するようにし、かつ各索条の基端部をそれぞれ独立した巻上装置の巻取ドラムにてそれぞれ巻き取るように構成している。
ところで、異なる索条をそれぞれ異なる巻上装置の巻取ドラムにて、索条の巻き上げ、下げを行う場合、図4に示すように、巻上装置D1、D2が2組必要となり、各巻上装置D1、D2毎にバランスウェイトBW、BWを取り付けているので、これらを吊垂する索条Wa、Wb、Wc、Wdの数も増し、さらには各索条を張架する構造も複雑となるとともに、昇降台3が平行を保持しつつ昇降するようにするためには、この2組の巻上装置の巻取ドラムによる巻上速度及び巻上量を完全に同期させる必要がある。
このため、2組の巻上装置の完全同期を行うための制御装置が複雑となり、かつ設備費が高価になるという問題があった。
本発明は、従来の昇降装置の有する問題点に鑑み、昇降体の前後を索条にて吊垂支持する構造及びその制御を簡素化した昇降装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の昇降装置は、メインマストに沿って昇降する昇降台の前後をそれぞれ異なる索条にて吊垂支持し、かつこれらの索条の基端部を同一の巻上装置の巻取ドラムにて巻き取り、巻き下げるようにしたことを特徴とする。
この場合において、昇降台の前端側に取り付ける索条を副索条とし、かつこれに張力バランス調整機構を取り付けることができる。
また、張力バランス調整機構を、ターンバックル式とすることができる。
また、巻取ドラムに対峙して配設する加速度計に張力測定装置及びパソコンを接続することができる。
本発明の昇降装置によれば、メインマストに沿って昇降する昇降台の前後をそれぞれ異なる索条にて吊垂支持し、かつこれらの索条の基端部を同一の巻上装置の巻取ドラムにて巻き取り、巻き下げるようにすることにより、巻上装置による昇降台の構成が簡易となり、かつ巻上装置の同期運転が不要で、制御も簡易に行うことができる。
また、昇降台の前端側に取り付ける索条を副索条とし、かつこれに張力バランス調整機構を取り付けているから、同一の巻上装置の巻取ドラムにて巻き上げ下げを行う主索条と副索条とに張力にアンバランスが生じても張力バランス調整機構にて簡易に調整することができるので、安定して昇降動作を行うことができる。
また、張力バランス調整機構を、ターンバックル式とすることにより、張力バランス調整が簡易に、迅速に行うことができる。
また、巻取ドラムに対峙して配設する加速度計に張力測定装置及びパソコンを接続することにより、巻上装置の巻取ドラムによる巻上速度及び巻上量をリアルタイムで計測して安定作業ができるとともに、そのデータを記録することもできるので、不測の事故などが生じてもその事故原因の追跡調査を行うことができる。
以下、本発明の昇降装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本発明の昇降装置をスタッカークレーンの昇降台に適用した一実施例を示す。
例えば、液晶製造工場などにおいては、図3に示すように、ガラス薄板等の複数枚を重積してカセットK内に収納し、このカセットKを搭載してスタッカークレーンCを搬送ラインに沿って搬送し、各加工ステーション位置で、カセットKを受け渡しにて移載し、それぞれ必要な加工を施したのち、再び次の加工ステーション位置へ搬送するようにし、そして、このカセットKの移載を、走行台車1上に樹立したメインマスト2に導かれて昇降する昇降台3に配設した移載機4を用いて行うようにしている。
なお、図示の実施例ではメインマスト2とサブマスト21との2本マスト式としているが、1本のメインマストのみとすることもでき、さらに図1に示すように、昇降台3上にはカセットに代わって他の搬送物とすることができる。
ところで、このスタッカークレーンCの昇降台3には、振動や搭載荷重により、予め設定した許容荷重以上の大荷重がしばしば掛かることがあるが、安定して吊垂支持するために昇降台3の前後端にそれぞれ異なる2条のワイヤーロープ等の索条W1、W2にて吊垂支持されてメインマストMに沿って円滑に昇降するようにする。
そして、この2条の索条W1、W2のうちの一方、具体的には、昇降台3の基端側の後端に締結する索条を主索条W1とし、他方、具体的には、昇降台3の先端側に締結する索条を副索条W2とする。
この主索条W1と副索条W2の基端部は、図1に示すように、いずれも同一の巻上装置5の巻取ドラム51に巻き取るようにするが、主索条W1にはさらにバランスウェイト用の索条W3を沿わせ、この端部にバランスウェイト6を締結して吊垂する。なお、これらの主索条W1と副索条W2及びバランスウェイト用の索条W3には、巻取ドラム51と昇降台3及びバランスウェイト6との間に1もしくは複数のシーブS1、S2、S3を配設して各索条が安全に導かれるようにする。
また、昇降台3の先端側に締結する副索条W2は、主索条W1と同様に、巻取ドラム51と昇降台3との間に複数のシーブS2を配設して副索条W2が安全に導かれるようにするとともに、副索条W2の一部に、望ましくは副索条W2の先端側に張力バランス調整機構7、特に限定されるものではないが、例えば、図2に示すように、ターンバックルを配設し、これにより主索条W1との張力バランスを調整できるようにする。
また、巻取ドラム51と対峙する位置、特に限定されるものではないが、例えば、巻取ドラム51より約1mほど離れた位置に加速度計8を配設し、この加速度計8に張力測定装置9を接続するとともに、張力測定装置9にパソコン10を接続して主索条W1と副索条W2等の索条の張力測定を行い、かつその測定値を記録するようにする。
次に、この昇降装置の作用について説明する。
昇降台3が所定位置に停止しているとき、この上或いは昇降台3の移載機4上に搬送物のカセットKを載置し、所定高さまで上昇させる。これは巻上装置5の巻取ドラム51を回転駆動することで、該巻取ドラム51にて主索条W1と副索条W2とは同時に、さらにはバランスウェイト用の索条W3も同時に巻き取られて昇降台3は上昇する。
また、反対に昇降台3を下降させる場合は、巻取ドラム51を逆回転させて各索条の巻き戻しを行うことで行われる。
この主索条W1、副索条W2及びバランスウェイト用の索条W3を巻き取るとき、同一の巻取ドラム51にて巻き取り、或いは巻き下げられるので、主索条W1、副索条W2間において、従来のように巻取ドラム51を2ユニット用いる方式に比べて同期を取る必要がない。
このとき、巻取ドラム51と対峙して加速度計8を配設し、これに張力測定装置9を接続しているので、この加速度計8にて巻取ドラム51による主索条W1、副索条W2の巻上速度及び巻上量をリアルタイムで計測することができるとともに、そのデータをパソコン10にて記録、保存することができる。これにより、昇降台3の昇降速度、昇降量を検出することができ、安定した昇降動作及び正確な位置までの昇降を行うことができる。
また、使用によって主索条W1、副索条W2の延びなどにより、張力バランスが崩れるようになると、副索条W2側に配設した張力バランス調整機構7にて調整することができる。この場合、張力バランス調整機構7にターンバックルを採用することで、図2に示すように、スクリューロッド71、72間でターンバックル本体を回転させることで、間隔Lを調整して主索条W1との張力バランスを調整するが、この調整は迅速に簡易に行えるものとなる。
したがって、本発明の昇降装置は、1ユニットの巻上装置5を用い、かつ主索条W1、副索条W2において、その張力にアンバランスが生じたとき、ターンバックル等の張力バランス調整機構7にて調整することにより、常に昇降台を安定して昇降動作を行うことができ、また構造及び制御回路も簡単となるので安価に提供できる利点もある。
以上、本発明の昇降装置について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の昇降装置は、昇降台の先端と後端の2カ所に異なる索条を締結し、該2索条を同一のドラムにて巻き上げ、巻き下げるようにして、吊垂構造及び制御を簡易化して吊垂支持するという特性を有していることから、スタッカークレーンの昇降台の用途に好適に用いることができるほか、例えば、安定して昇降させる扛上機の用途にも用いることができる。
本発明の昇降装置の一実施例を示す模式説明図である。 張力バランス調整機構の説明図である。 本発明の昇降装置をスタッカークレーンの昇降台に適用した実施例の説明図である。 従来の昇降装置の模式説明図である。
符号の説明
C スタッカークレーン
W1 主索条
W2 副索条
W3 バランスウェイト用の索条
1 走行台車
2 メインマスト
3 昇降台
4 移載機
5 巻上装置
51 巻取ドラム
6 バランスウェイト
7 張力バランス調整機構
8 加速度計
9 張力測定装置
10 パソコン
S1、S2、S3 シーブ

Claims (4)

  1. メインマストに沿って昇降する昇降台の前後をそれぞれ異なる索条にて吊垂支持し、かつこれらの索条の基端部を同一の巻上装置の巻取ドラムにて巻き取り、巻き下げるようにしたことを特徴とする昇降装置。
  2. 昇降台の前端側に取り付ける索条を副索条とし、かつこれに張力バランス調整機構を取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の昇降装置。
  3. 張力バランス調整機構を、ターンバックル式としたことを特徴とする請求項1又は2記載の昇降装置。
  4. 巻取ドラムに対峙して配設する加速度計に張力測定装置及びパソコンを接続したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の昇降装置。
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