JP2007245755A - カーテンエアバッグ - Google Patents

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Tomoko Ninomiya
友子 二宮
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Abstract

【課題】 従来技術では、エアバッグ本体内のガス圧は同一のため、大型のインフレータを取り付けた場合、小柄な乗員にとっては、膨張したエアバッグの内圧が高めになり、小型のインフレータを取り付けた場合、大柄な乗員にとっては、膨張したエアバッグの内圧が低めとなり、必ずしも最適な保護を提供できない場合があった。
【解決手段】 折り畳まれた状態で車両の窓の枠部に沿って設置され、車両の衝突時に前記窓に沿って、かつ前記窓の中間部分を横切るセンターピラー8を覆うように展開するカーテンエアバッグであって、センターピラー8側の窓下半部側及び窓の前方側を覆う第1の気室3と、センターピラー8側の窓上半部側及び前記窓の後方側を覆う第2の気室2とを有し、前記第1及び第2の気室2、3は、互いに一方から他方に対して流体不流通であることを特徴とするカーテンエアバッグ。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の頭部保護のためのエアバッグ装置において、エアバッグ展開時に車両の前席側方を覆うカーテンエアバッグに関するものである。
従来、頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグに膨張ガスを流入させた膨張完了時に、車両の前席側方の窓を覆うことが可能な前席用膨張部を備えるとともに、該前席用膨張部における車内側と車外側との壁部相互の隔離距離を規制可能に、前記車内側壁部と前記車外側壁部とに連結するテザーを備えて構成される頭部保護エアバッグであって、エアバッグ膨張完了時の前記前席用膨張部が、前記テザーにより、前部側の下部から少なくとも後斜め上方のエリアにおいて、順次、車内外方向の厚さを厚くするように構成されている頭部保護エアバッグ(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特開2004−237915号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明の欄の{発明の実施の形態}における段落{0016}〜{0052}、及び図1、図2、図6、図7を参照)
しかしながら、前記従来技術は、車の衝突時のエアバッグ展開時に乗員の体格の差による衝撃保護の差がないように適切に保護することを目的としているが、エアバッグ本体内のガス圧は同一のため、乗員が大柄な人の場合を想定して大型のインフレータを取り付けた場合には、例えば小柄な人が乗員の場合、膨張したエアバッグの内圧が強すぎてエアバッグによる乗員への衝撃が高めになることがある。また、乗員が小柄な人の場合を想定して小型のインフレータを取り付けた場合には、例えば大柄の人が乗員の場合、膨張したエアバッグの内圧が低めになる。つまり、平均体格の乗員に対しては最適の保護を提供できるが、平均より上下に外れた体格、すなわち大柄の乗員または小柄な乗員に対しては、最適とまではいえないことから、さらなる保護性能の向上が望ましいこととなる。
そこで、本願発明のカーテンエアバッグは、独立した2つの膨張部に分かれているため、大柄な乗員に対しては、その乗員を受け止める箇所のエアバッグの厚みを大きく、内圧を高めにすることを可能とし、一方、小柄な乗員に対しては、その乗員を受け止める箇所のエアバッグの厚みを少なく、内圧を低めにすることを可能とし、リバウンドを少なくして、これら異なる体格の乗員に対しても最適な保護を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りのカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
折り畳まれた状態で車両の窓の枠部に沿って設置され、車両の衝突時、または衝突予測時に前記窓に沿って、かつ前記窓の中間部分を横切るセンターピラーを覆うように展開するカーテンバッグであって、前記センターピラー側の窓下半部側及び前記窓の前方側を覆う第1の気室と、前記センターピラー側の窓上半部側及び前記窓の後方側を覆う第2の気室とを有し、前記第1及び第2の気室は、互いに一方から他方に対して流体不流通であり、かつ一方の気室の乗員対向面積はカーテンエアバッグの2分の1である構成である。
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りのカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
請求項1記載の発明に加えて、カーテンエアバッグ展開時、第2の気室は第1の気室に対して高い内圧を有して膨張される構成である。
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載された通りのカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
請求項1、または請求項2に記載の発明に加えて、第1の気室と第2の気室は略矩形をなし、長手方向に並列に配置される構成である。
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載された通りのカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
請求項1、または請求項2に記載の発明に加えて、第1の気室の後部と第2の気室の前部は、互いに相補的なクランク状をなし、第1の気室と第2の気室はカーテンエアバッグの全長方向に直列に配置される構成である。
本発明に係るカーテンエアバッグは、上記説明のような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
(1)カーテンエアバッグが2つの膨張部に分かれており、第1の気室である前側の膨張部には内圧が弱くなるようにし、第2の気室である後側の膨張部には内圧が強くなるようにインフレータを設置しているので、体格の異なった乗員、例えば平均的な体格より大柄や小柄であってもエアバッグ展開時に確実な乗員保護が可能である。
(2)膨張部の容量が少ないため、カーテンエアバッグの展開が早くなる。従って、エアバッグ展開による乗員の保護拘束も早く行うことができる。
(3)カーテンエアバッグが独立した2つの膨張部に分かれているため、詳細に保護エリアを設定することが可能である。
折り畳まれた状態で車両の窓の枠部に沿って設置され、車両の衝突時、または衝突予測時に前記窓に沿って、かつ前記窓の中間部分を横切るセンターピラーを覆うように展開するカーテンバッグであって、前記センターピラー側の窓下半部側及び前記窓の前方側を覆う第1の気室と、前記センターピラー側の窓上半部側及び前記窓の後方側を覆う第2の気室とを有し、カーテンエアバッグ展開時、第2の気室は第1の気室に対して高い内圧を有して膨張され、前記第1及び第2の気室は、互いに一方から他方に対して流体不流通であり、かつ一方の気室の乗員対向面積はカーテンエアバッグの2分の1であるカーテンエアバッグ。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるカーテンエアバッグ1の第一実施例を示す概略全体図である。
カーテンエアバッグ1は、通常1つのエアバッグから構成されるが、本発明の第一実施例ではカーテンエアバッグ1が独立した2つの膨張部である第1の気室2と第2の気室3に分けて構成され、車両の衝突時、または衝突予測時に前記窓に沿って、かつ前記窓の中間部分を横切るセンターピラー8を覆うように展開している。
本発明のカーテンエアバッグ1の第1の気室2は、小柄な乗員に対応した膨張部であり、エアバッグを薄くし、ガス流入口4から流入されるガスの内圧を低く設定して衝突時の衝撃を充分に吸収し、さらにエアバッグの展開時に発生する乗員に対する衝撃力を最小限に抑えることができるものである。また、第2の気室3は、大柄な乗員に対応した膨張部であり、エアバッグを厚くし、ガス流入口5から流入されるガスの内圧を高く設定して衝突時の衝撃を大柄の乗員でも充分に吸収できるようにしている。
なお、カーテンエアバッグ1の収納時には、2つの膨張部をストラップ等でつないで収納されているものである。
ここで、本発明のカーテンエアバッグ1の第一実施例でのエアバッグ展開時の動作を説明すると、エアバッグ展開時、運転席のハンドルに装着されたエアバッグと同時に本発明のカーテンエアバッグ1の2つの膨張部である第1の気室2と第2の気室3に同時に各インフレータからガスを放出させ、それぞれのガス流入口4、5を通って第1の気室2、第2の気室3を膨らませ、乗員が小柄な場合(つまり運転席にある座席をフロントガラス側にずらしている状態)では、下側の膨張部である第1の気室2で小柄の乗員の頭部を保護し、乗員が大柄の場合(つまり運転席にある座席をフロントガラス側から後側にずらしている状態)では、上側の膨張部である第2の気室3で大柄の乗員の頭部を保護することができるものである。
図2は、本発明におけるカーテンエアバッグ1の第二実施例を示す概略全体図である。
この第二実施例では、1つのエアバッグで構成されたカーテンエアバッグ1本体を縫製、またはバッフル等の仕切り板6によってエアバッグを大柄な乗員用の第2の気室3と小柄な乗員用の第1の気室2に分けられており、エアバッグ展開時に1つのインフレータから放出されるガスが2つのガス流入口4、5からカーテンエアバッグ1に流入し、第1の気室2、第2の気室3を膨張させる。
この第二実施例の特徴としては、衝突時に、大柄の乗員はカーテンエアバッグ1の上側で頭部を保護され、小柄の乗員はカーテンエアバッグ1の下側で頭部を保護される。
しかしながら、カーテンエアバッグ1は大型のため、ガス流入口が上側にある場合は、カーテンエアバッグ1の上側部分からガスが流入してくるため、カーテンエアバッグ1の下側部分にガスが充填されるのがカーテンエアバッグ1上部より若干遅くなる傾向になる。
また、逆にガス流入口が下側にある場合は、前記と同様に上側部分にガスが充填されるのがカーテンエアバッグ1下部より若干遅くなる傾向になる。
本発明の実施例に係るカーテンエアバッグは、ガス流入口を2つ設け、第1の気室2、第2の気室3に対して、同時にガスを放出することで大柄な乗員、小柄な乗員であっても、頭部を極めて適切、かつ確実に保護することができるようにしたものである。
なお、仕切り板6はカーテンエアバッグ1収納時には、折り畳まれており、エアバッグ展開時に広がり、仕切り板6として機能を果たすものである。
図3は、本発明におけるカーテンエアバッグ1の第三実施例を示す概略全体図である。
この第三実施例は、前記第一実施例の変形例であり、前記第1実施例とは違い、第1の気室2と第2の気室3をそれぞれ略L字状と略逆L字状に成形して組み合わせ、さらに第1の気室2と第2の気室3をストラップ7で連結したことによりよりカーテンエアバッグ1に一体感を持たせたものである。
その他の構成、効果は前記第一実施例と同様なため、詳細な説明は省略する。
図4は、本発明のカーテンエアバッグ1の第四実施例を示す概略全体図である。
この第四実施例は、前記第二実施例の変形例であり、第1の気室2、第2の気室3の仕切りである縫製または仕切り板6を第1の気室2、第2の気室3に対して各略L字状、若しくは、各気室2、3が斜めに分断するような形状になるように設けたものである。
その他の構成、効果は前記第二実施例と同様なため、詳細な説明は省略する。
全ての車種のカーテンエアバッグに利用することができる。
本発明におけるカーテンエアバッグの第一実施例を示す概略全体図である。 本発明におけるカーテンエアバッグの第二実施例を示す概略全体図である。 本発明におけるカーテンエアバッグの第三実施例を示す概略全体図である。 本発明におけるカーテンエアバッグの第四実施例を示す概略全体図である。
符号の説明
1・・・・カーテンエアバッグ 2・・・・第1の気室
3・・・・第2の気室 4・・・・ガス流入口
5・・・・ガス流入口 6・・・・縫製または仕切り板
7・・・・ストラップ 8・・・・センターピラー

Claims (4)

  1. 折り畳まれた状態で車両の窓の枠部に沿って設置され、車両の衝突時、または衝突予測時に前記窓に沿って、かつ前記窓の中間部分を横切るセンターピラーを覆うように展開するカーテンバッグであって、前記センターピラー側の窓下半部側及び前記窓の前方側を覆う第1の気室と、前記センターピラー側の窓上半部側及び前記窓の後方側を覆う第2の気室とを有し、前記第1及び第2の気室は、互いに一方から他方に対して流体不流通であり、かつ一方の気室の乗員対向面積はカーテンエアバッグの2分の1であることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  2. カーテンエアバッグ展開時、第2の気室は第1の気室に対して高い内圧を有して膨張されることを特徴とする請求項1記載のカーテンエアバッグ。
  3. 第1の気室と第2の気室は略矩形をなし、長手方向に並列に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーテンエアバッグ。
  4. 第1の気室の後部と第2の気室の前部は、互いに相補的なクランク状をなし、第1の気室と第2の気室はカーテンエアバッグの全長方向に直列に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーテンエアバッグ。
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