JP2007245287A - 工具ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】工具の保持とロックを同一部材で行うことにより、工具を精度良く安定に保持しするとともに、工具の落下を防止できる工具ポットを提供すること。
【解決手段】円筒状の工具ポット本体110内に固定され、複数のボール130を半径方向に夫々遊嵌保持するボール保持体120と、ボール保持体120に軸方向に摺動自在に挿入され、バネ160により後退付勢されるスライドピン140と、スライドピン140の先端部に設けられ、スライドピン140の後退によりボール130を工具のシャンク部Sの内周面に形成したボール係合溝Vに係合させるとともに、スライドピン140を挟持固定するように、テーパ部143aと平坦部143bから構成されたカム143と、スライドピン140の前進によりボール130をボール係合溝Vから離脱させる遊隙部150とを備えた工具ポット100。
【選択図】図5

Description

本発明は、マシニングセンタ等において、工具マガジンに装着され、工具を着脱可能に保持する工具ポットに関し、特に、ロック機能を付与して工具の落下を防止した工具ポットに関する。
マシニングセンタ等の工作機械においては、工具マガジンと自動工具交換装置を有し、工具マガジンは工具を保持する工具ポットを備えている。
このような工具ポットとしては、円筒状の工具ポット本体内に固定され、複数のボールを半径方向に夫々遊動保持するボール保持体と、前記ボール保持体に軸方向に摺動自在に挿入され、バネの付勢力により後退し、外力により前進するスライドピンと、該スライドピンの先端部に設けられ、スライドピンの後退により前記ボールを工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合させるカムと、前記スライドピンの前進により前記ボールを前記ボール係合溝から離脱させる遊隙部とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、円筒状の工具ポット本体の内部に固定され、工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係脱する複数のボールを半径方向に夫々遊動保持するボール保持体と、前記ボール保持体に軸方向に摺動自在に挿入され、バネにより前進付勢されているスライドピン(ボールプッシャ)と、工具ポット本体の内部に軸と直交する方向に、ピストンロッドにより前進し、バネにより後退するピンを設け、スライドピンに配置したボールまたはピンの端部に設けたテーパ部を、ピンの後退によりスライドピンの後端部に押し付けて、工具を保持位置にロックし、ピストンロッドにより前進させてロックを解除するようにした工具ポットものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2983154号公報 実公平4−37695号公報
ところが、上述した特許第2983154号公報に記載の工具ポットは、バネの付勢力によるスライドピンの後退により、テーパ状のカムがボールを遊嵌部から外方に移動させ、工具のシャンク部に設けたボール係合溝に係合させて工具を保持しているので、近年の工具の重量化や高速化しているマシニングセンタでは、バネ力のみでは保持力に限界があるため、工具が落下する恐れがあり信頼性に欠けるという問題がある。
また、実公平4−37695号公報に記載の工具ポットは、ロック機構が工具ポットの後部に独立して設けているので、工具ポットの構造が複雑で組付加工も手間がかかりコストが高くなるという問題がある。また、スライドピン(ボールプッシャ)の下端位置とピンの挿通位置の相対的位置関係が正確でないと、スライドピンの進退動距離が不正確になり、ロック保持が不安定になって工具のクランプの確実性が低下して工具落下の恐れがあるという問題もある。さらに、ロックの解除は、工具ポットの側方から、ピンをピストンロッドで押圧するため、工具ポットが回動してしまうとピストンロッドとの位置がずれ、ロックを解除できないという問題もある。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、工具の保持とロックを同一部材で行うことにより、工具を精度良く安定に保持するとともに、工具の落下を防止でき、さらに、ロック解除を確実に行うことができる工具ポットを提供することである。
本請求項1に係る発明は、円筒状の工具ポット本体内に固定され、複数のボールを半径方向に夫々遊嵌保持するボール保持体と、前記ボール保持体に軸方向に摺動自在に挿入され、バネにより後退付勢されるスライドピンと、該スライドピンの先端部に設けられ、スライドピンの後退により前記ボールを工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合させるカムと、前記スライドピンの前進により前記ボールを前記ボール係合溝から離脱させる遊隙部とを備えた工具ポットにおいて、前記カムは、後方に縮径したテーパ部と該テーパ部に連接された平坦部とを備え、前記スライドピンの後退により、前記ボールが前記テーパ部に位置して前記ボール係合溝に係合するとともに、前記テーパ部を半径方向に押圧して前記スライドピンを挟持固定することにより工具を保持し、工具が工具ポットから脱けようとすると、前記ボールが前記スライドピンのテーパ部から平坦部に移行し、前記ボール係合溝に係合するとともに、前記平坦部を押圧して前記スライドピンを挟持固定することで工具の落下を防止することにより、前記課題を解決したものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記スライドピンは、前記カムを設けた先端部材と該先端部材に連結されたスライドピン本体とから構成され、前記スライドピン本体は、前記カムの平坦部よりも小径として、前記スライドピン本体の前部外周面と前記ボール保持体の内周面との隙間を遊隙部としたことにより、前記課題を解決したものである。
本請求項1に係る発明は、スライドピン先端に設けたカムが、後方に縮径したテーパ部と該テーパ部に連接された平坦部とを備え、前記スライドピンの後退により、ボールが前記テーパ部に位置して工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合するとともに、前記テーパ部を半径方向に押圧して前記スライドピンを挟持固定するので、カムとボールが、工具を保持する機能とともに、機械の振動等により、バネによる後退付勢力よりも大きな力が工具に負荷され、工具が工具ポットから脱けようとすると、前記ボールが前記スライドピンのテーパ部から平坦部に移行するため、前記スライドピンは前進して、前記ボールは、前記ボール係合溝に係合するとともに、前記平坦部を押圧してスライドピンを挟持固定することで、工具を保持位置にロックするロック機能を発揮する。そのため、工具を精度良く安定して保持できるとともに、ロック機構がシンプルとなって確実性が増し、工具の落下を確実に防止することができる。
また、別体のロック機構を必要としないので、ロック機能を備えた工具ポットを低コストで得ることができる。
しかも、ロック解除は、ピストンロッド等の外力がスライドピンの後端面を軸方向に押すので、工具ポットが回動しても、ピストンロッド等の押圧手段とのずれはなく、回り止め等の工具ポットの回動阻止手段を必要としないので、工具ポットの低コスト化と相まってマガジンのコストの低減を図ることができる。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明が奏する効果に加え、前記スライドピンは、前記カムを設けた先端部材と該先端部材に連結されたスライドピン本体とから構成され、前記スライドピン本体は、前記カムの平坦部よりも小径として、スライドピン本体の前部外周面を前記ボール保持体の内周面との隙間を遊隙部としているので、別途遊隙部を設ける必要がなく、一層のコストの低減を図ることができる。
本発明の工具ポットは、円筒状の工具ポット本体内に固定され、複数のボールを半径方向に夫々遊嵌保持するボール保持体と、ボール保持体に軸方向に摺動自在に挿入され、バネにより後退付勢されるスライドピンと、スライドピンの先端部に設けられ、スライドピンの後退によりボールを工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合させるカムと、スライドピンの前進によりボールをボール係合溝から離脱させる遊隙部とを備え、カムは、後方に縮径したテーパ部とテーパ部に連接された平坦部とから構成され、スライドピンの後退により、ボールがテーパ部に位置してボール係合溝に係合するとともに、テーパ部を押圧してスライドピンを挟持固定することにより、工具を精度良く安定に保持し、工具が工具ポットより脱けようとすると、ボールがスライドピンのテーパ部から平坦部に移行するため、スライドピンは前進して、ボールは、ボール係合溝に係合するとともに、平坦部を押圧してスライドピンを挟持固定することで、工具の落下を防止するとともに、ロック解除を確実に行うことができれば、その具体的な形態は如何なるものであっても構わない。
本発明の実施例を図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1は本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図であり、図2は、本実施例の工具ポット本体を一部断面で示す斜視図であり、図3は、本実施例のボール保持体を一部断面で示す斜視図であり、図4は、本実施例のスライドピンを一部断面で示す斜視図であり、図5は、本実施例の工具ポットを用いたマガジンの要部を一部断面で示す側面図であり、図6は、工具をロック状態とした本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図であり、図7は、工具をアンロック状態とした本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図である。
なお、図1、図5乃至図7では、ボールは1つのみ図示し、他のボールは省略している。
本実施例の工具ポット100は、図1に示すように、円筒状の工具ポット本体110と、工具ポット本体110内に固定され、複数のボール130を半径方向に夫々遊嵌保持するボール保持体120と、ボール保持体120に軸方向から摺動自在の挿入され、バネ160により後退付勢されるスライドピン140と、スライドピン140の先端部に設けられ、スライドピン140の後退により、ボール130を工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合させるカム143と、スライドピン140の前進により、ボール130をボール係合溝から離脱させる遊隙部150とを備え、カム143は、後方に縮径したテーパ部143aとテーパ部143aに連接した平坦部143bとから構成されている。
円筒状の工具ポット本体110は、図2に示すように、ボール保持体120を内部に固定するように、内周面111の前側に、ボール保持体120の前部を受け止める鍔部111aが形成され、後側に、ボール保持体120の後部を係止する止め輪113を装着する内周溝111bが形成されている。また、外周面112の両側には、外リンクプレート及び内リンクプレートを装着する段部112a、112aが形成され、段部112a、112aの端部には、装着したリンクプレートの抜けを防止する止め輪を装着する外周溝112b、112bが形成されている。また、前端開口部には、工具のシャンク部基端を支持する樹脂製のテーパスリーブ114が取り付けられている。
ボール保持体120は、図3に示すように、工具ポット本体110の内径とほぼ同じ外径を有する大径の円筒部121と、この円筒部121の前端に設けられた小径の円筒部122とから構成され、中心部には、スライドピン140を摺動自在に装着するように前後方向に貫通した挿通孔123が設けられている。また、挿通孔123は、後半部を大径に形成し、バネ160の装着部123aとしている。
小径の円筒部122は、外周面122aを工具のシャンク部の案内面とするとともに、内部にスライドピン140の先端部が前後方向に移動自在な開口部122bが挿通孔123に連通して設けられている。また、前側には、複数のボール130をそれぞれ遊嵌保持する複数のボール保持穴122cが等間隔で設けられ、ボール保持穴122cは、開口部122bから外周面122aに貫通している。各ボール保持穴122cは、各ボール130が円筒部122の外周面122aから飛び出して落下するのを防止するとともに、ボール130の上部が外周面122aから突出できるように、各ボール保持穴122cの外側の穴径をボール130の直径よりわずかに小さく形成している。
スライドピン140は、図4に示すように、スライドピン本体141と先端部材142とから構成され、先端部材142には、ボール130を工具のシャンク部内面に形成したボール係合溝に係合させるカム143が設けられ、カム143は、後方に向かって縮径した円錐状のテーパ部143aとテーパ部143aに連接された円板状の平坦部143bから構成されている。また、スライドピン本体141は、平坦部143bよりも小径の円柱体であって、装着したバネ160の後端部を受け止めるように、後側には外方に突出した鍔部141bが設けられ、先端部材142をボルト144により連結している。
そして、スライドピン141の前部141aの外周面とボール保持体120の小径の円筒部122に設けた開口部122bの内周面との隙間を遊隙部150としている。
なお、遊隙部150は、先端部材142に、平坦部143aよりも小径の平坦部を設けて、この平坦部外周面と開口部122bの内周面との隙間を遊隙部150としても良い。
このように構成された、工具ポット本体110、ボール保持体120およびスライドピン140は、例えば、次のように組み立てられる。
まず、工具ポット本体100内にボール保持体120を挿入して、ボール保持体120の大径の円筒部121の前端面を工具ポット本体110の内面111に設けた鍔部111aに当接させた後、後部に設けた円周溝111bに止め輪113を嵌め込んでボール保持体120の後端部を係止して工具ポット本体110内に固定する。次いで、ボール保持体120のバネ保持部123aにバネ160を配置して挿通孔123の後部からスライドピン本体141を挿入すると、バネ160の先端部がバネ保持部123aの前端部に当接するとともに、後端部がスライドピン本体141に設けた鍔部141bに当接する。その後、ボール130をボール保持体120に設けた保持孔122cに配置して、先端部材142をボルト143でスライドピン本体141に螺着することにより、図1の示す工具ポット100が組み立てられる。
また、組み立てられた工具ポット100は、図5に示すように、チェーンの外リンクプレートL1及び内リンクプレートL2を工具ポット本体110の外周面112に設けた段部112a、112aに嵌着し、両端部に形成した外周溝112b、112bに止め輪Rを嵌め込むことにより、本実施例の工具ポット100を備えたチェーンからなる工具マガジンMとなる。
次に、上記のように構成した本発明の実施例の工具ポット100の作用について、図5乃至図7に基づいて説明する。なお、図5乃至図7では、工具はシャンク部Sのみ図示している。
図5に示す状態から、工具を工具ポット100に装着するには、ピストンロッド(図示せず)によりスライドピン140の端面を軸方向に押動前進させると、バネ160の付勢力によりテーパ部143aを介してボール保持穴122cの内面に押し付けられているボール130は、ボール保持穴122cにより前後方向の動きは規制されるので、スライドピン140の前進によって、平坦部143b上に移行し、さらに、平坦部143b上からスライドピン本体141の前部141a上、すなわち、遊隙部150に移行して、図7に示すように、ボール130の上面はボール保持穴122c内に没した状態となる。
そこで、ボール保持体120の小径の円筒部122の外周面122aをガイドとして、工具のシャンク部Sを工具ポット100に差し込み、シャンク部SのフランジFの端面がテーパスリーブ114に当接するまで挿入する。
次いで、ピストンロッドを後退させると、バネ160の付勢力によりスライドピン140が後退し、スライドピン本体141の前部141a上で遊隙部150に位置するボール130は、ボール保持体120の保持穴122cに遊嵌され、上動自在になっているので、図6に示すように、カム143の平坦部143bは、ボール130を押し上げて後退し、ボール130をテーパ部143aに移行させる。テーパ部143aに位置したボールは、その上部を円筒部122の外周面122aから突出させてシャンク部Sに設けたボール係合溝Vに係合し、バネによる後退付勢力によりボール係合溝Vの後端部V1を押圧して工具を保持するとともに、テーパ部143aを押圧して、スライドピン140を挟持固定する。また、機械の振動等により、バネによる後退付勢力よりも大きな力が工具に負荷され、工具が工具ポット100より脱け出そうとすると、その力は、ボール130を押し下げるように作用するので、ボール130は、ボール係合溝Vに係合しながら、テーパ部143aから平坦部143bへ移行し、平坦部143bを半径方向下向きに押圧してスライドピン140を挟持固定し、保持された工具をロックするので、脱け出しによる工具の落下を確実に防止できる。
次に、工具交換時に、工具を工具ポット100から取り出す場合について説明する。
図7に示すように、ピストンロッドPによりスライドピン140を押動前進させると、テーパ部143aで工具を保持しているボール130は、ボール保持体120のボール保持穴122cによって前後方向の動きは規制されるので、平坦部143bを経てスライドピン本体141の前部141a上の遊嵌部150に移行し、ボール130の上面はボール保持穴122c内に没して、アンロック状態となるので、工具は簡単に工具ポット100から取り出される。
工具が工具ポット100から取り出され、ピストンロッドPが後退すると、スライドピン140がバネ160の付勢力により後退し、スライドピン本体141の前部141a上の遊隙部150に位置しているボール130は、図5に示すように、テーパ部143aに移行し、ボール130の上部が小径の円筒部122の外周面122aから突出するとともに、ボール保持穴122cの内面に押し付けられるので、スライドピン140の後退が停止する。
なお、前述した実施例では、工具ポット100を一対の外リンクプレートL1と一対の内リンクプレートL2との連結ピンとしマガジンMとしているが、外リンクプレートと一対の内リンクプレートを中空連結ピンで連結したチェーンの中空連結ピン内に装着しても良く、リンクプレートに直接またはアタッチメントを介して取り付けても良い。
以上、詳述したように、本発明の工具ポットは、スライドピンの先端部に設けたカムが、後方に縮径したテーパ部とテーパ部に連接された平坦部とから構成され、スライドピンの後退により、ボールがテーパ部または平坦部に位置して工具のシャンク部に設けたボール係合溝に係合するとともに、テーパ部または平坦部を半径方向に押圧してスライドピンを挟持固定するようにしているので、工具の保持とロックをボールとカムで行うことができるため、工具を精度良く安定に保持するとともに、ロック機構がシンプルとなって確実性を増し、工具の落下を確実に防止でき、さらに、ロック解除は、ピストンロッド等の外力がスライドピンの後端部を軸方向に押圧するので、ロック解除を確実に行うことができるという、顕著な効果を奏するものである。
本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図。 本実施例の工具ポット本体を一部断面で示す斜視図。 本実施例のボール保持体を一部断面で示す斜視図。 本実施例のスライドピンを一部断面で示す斜視図。 本実施例の工具ポットを用いたマガジンの要部を一部断面で示す側面図。 工具をロック状態とした本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図。 工具をアンロック状態した本実施例の工具ポットを一部断面で示す側面図。
符号の説明
100 ・・・ 工具ポット
110 ・・・ 円筒状の工具ポット本体
111 ・・・ 内周面
111a・・・ 鍔部
111b・・・ 内周溝
112 ・・・ 外周面
112a・・・ 段部
112b・・・ 外周溝
113 ・・・ 止め輪
114 ・・・ テーパスリーブ
120 ・・・ ボール保持体
121 ・・・ 大径の円筒部
122 ・・・ 小径の円筒部
122a・・・ 外周面
122b・・・ 開口部
122c・・・ ボール保持穴
123 ・・・ 挿通孔
123a・・・ バネ装着部
130 ・・・ ボール
140 ・・・ スライドピン
141 ・・・ スライドピン本体
141a・・・ 前部
141b・・・ 鍔部
142 ・・・ 先端部材
143 ・・・ カム
143a・・・ テーパ部
143b・・・ 平坦部
144 ・・・ ボルト
150 ・・・ 遊隙部
160 ・・・ バネ
M ・・・ 工具マガジン
L1・・・ 外リンクプレート
L2・・・ 内リンクプレート
R ・・・ 止め輪

Claims (2)

  1. 円筒状の工具ポット本体内に固定され、複数のボールを半径方向に夫々遊嵌保持するボール保持体と、前記ボール保持体に軸方向に摺動自在に挿入され、バネにより後退付勢されるスライドピンと、該スライドピンの先端部に設けられ、スライドピンの後退により前記ボールを工具のシャンク部内周面に形成したボール係合溝に係合させるカムと、前記スライドピンの前進により前記ボールを前記ボール係合溝から離脱させる遊隙部とを備えた工具ポットにおいて、
    前記カムは、後方に縮径したテーパ部と該テーパ部に連接された平坦部とから構成され、前記スライドピンの後退により、前記ボールが前記テーパ部に位置して前記ボール係合溝に係合するとともに、前記テーパ部を押圧して前記スライドピンを挟持固定することにより工具を保持し、工具が工具ポットから脱けようとすると、前記ボールが前記スライドピンのテーパ部から平坦部に移行し、前記ボール係合溝に係合するとともに、前記平坦部を押圧して前記スライドピンを挟持固定することで、工具の落下を防止することを特徴とする工具ポット。
  2. 前記スライドピンは、前記カムを設けた先端部材と該先端部材に連結されたスライドピン本体とから構成され、前記スライドピン本体は、前記カムの平坦部よりも小径として、前記スライドピン本体の前部外周面と前記ボール保持体の内周面との隙間を遊隙部としたことを特徴とする請求項1に記載の工具ポット。
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