JP2007244652A - 仰臥台における側柵の支持機構 - Google Patents

仰臥台における側柵の支持機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 側柵本体を起立状態と垂下状態の間で回動可能に支持した構成では、側柵本体を起立状態や水平状態において強固に支持して、落下を確実に防止する安全機構を設ける必要がある。
【解決手段】 そこで本発明では、仰臥台の側部にボトムの長手方向に対応させて支持棒体を支持し、側柵本体に設けた嵌挿部に支持棒体を嵌挿し、支持棒体の一端側と他端側に夫々第1、第2のストッパー部材を設けて、側柵本体を第1、第2のストッパー部材間において支持棒体に沿って移動可能とすると共に起立状態から垂下状態の間で回動可能とし、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に、側柵本体が起立状態において相互に嵌合可能な凹凸部を形成すると共に、側柵本体を第1のストッパー部材方向にばねで付勢した構成とし、また側柵本体の他端部には係合部材を上下方向に回動可能に設けた仰臥台における側柵の支持機構を提案している。
【選択図】 図9

Description

本発明は、病院、その他の医療施設、介護施設等において使用する患者搬送用ストレッチャーや、診察台等の仰臥台における側柵の支持機構に関するものである。
患者搬送用ストレッチャーや診察台等の仰臥台では、ボトム上の患者の落下を防止するために、側部に、ボトムの長手方向に対応させた側柵を設けている。この側柵は、患者の乗り降りに際して邪魔とならないように、例えば特許文献1、2に示されるように、側柵本体を起立状態と垂下状態の間で回動可能に支持した構成としている。即ち、このような側柵においては、患者の落下を防止する際には、側柵本体を回動上昇させて起立状態とし、この状態において種々の構成のストッパー機構により支持すると共に、患者の乗り降りの際には、ストッパー機構を解除し、側柵本体を回動下降させて垂下状態とする。また、上記特許文献1、2では、側柵本体を水平状態においても支持可能とすることにより、側柵本体を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台としても利用できるようにしている。
また、側柵本体を起立状態で支持するためのストッパー機構の一例として、側柵本体をボトムの長手方向に移動可能に支持すると共に、その一端側にストッパー部材を設け、側柵本体の一端部に凸部、ストッパー部材に凹部を設けると共に、側柵本体をばねによりストッパー部材方向にばねで付勢した構成のものがある。
この構成では、起立状態とした側柵本体がばねの付勢によりストッパー部材方向に移動すると、側柵本体の一端部の凸部がストッパー部材の凹部に嵌合するので、側柵本体を起立状態で支持することができる。また、起立状態で支持されている側柵本体を、ストッパー部材から離す方向に移動すると、上記凸部と凹部の嵌合が解除されるため、側柵本体を回動下降させて垂下状態とすることができる。
特開平4−341264号公報 特開平11−192263号公報
上述したストッパー機構では、凹凸の嵌合の維持をばねの付勢のみで行うので、患者等が側柵本体を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際に、側柵本体が移動すると、嵌合が解除されてしまう場合があり、この場合には側柵本体が回動下降して危険である。
そこで本発明では、側柵本体の起立状態をばねの付勢により維持するようにした側柵の支持機構において、安全機構を合理的に組み合わせることにより、上述したような危険性をなくし、安全性を高めることを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、仰臥台の側部にボトムの長手方向に対応させて支持棒体を支持すると共に側柵本体に設けた嵌挿部に支持棒体を嵌挿し、支持棒体の一端側と他端側に夫々第1、第2のストッパー部材を設けて、側柵本体を第1、第2のストッパー部材間において支持棒体に沿って移動可能とすると共に起立状態から垂下状態の間で回動可能とし、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に、相互に嵌合する凹凸部を形成すると共に、側柵本体を第1のストッパー部材方向にばねで付勢した構成とし、また側柵本体の他端部には係合部材を支持棒体に対しての進退方向に回動可能に設け、前進方向に付勢したことを特徴とする仰臥台における側柵の支持機構を提案する。
また本発明では、上記の構成において、係合部材は、重力により付勢する構成としても良いし、ばねにより付勢することもできる。
また本発明では、仰臥台の側部にボトムの長手方向に対応させて支持棒体を支持すると共に側柵本体に設けた嵌挿部に支持棒体を嵌挿し、支持棒体の一端側と他端側に夫々第1、第2のストッパー部材を設けて、側柵本体を第1、第2のストッパー部材間において支持棒体に沿って移動可能とすると共に起立状態から垂下状態の間で回動可能とし、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に、相互に嵌合する凹凸部を形成すると共に、側柵本体を第1のストッパー部材方向にばねで付勢した構成とし、また側柵本体の他端部にはストッパーピンを第2のストッパー部材に対して進退可能に支持すると共に、前進方向にばねで付勢し、第2のストッパー部材には、少なくとも側柵本体が起立状態においてストッパーピンが前進する位置に係合部を設けた仰臥台における側柵の支持機構を提案する。
そして本発明では、係合部は、側柵本体が水平状態においてストッパーピンが前進する位置にも設けることを提案する。
さらに本発明では、凹凸部は、側柵本体が起立状態の場合に加えて水平状態においても嵌合可能に構成することを提案する。
請求項1〜3に記載の発明では、側柵本体が起立状態において、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に形成された凹凸部が嵌合している場合には、係合部材が重力やばねの付勢により回動下降して支持棒体の上面に当接した状態となっているので、側柵本体を第2のストッパー部材方向に移動させようとしても、係合部材が第2のストッパー部材に閊えるため、移動ができない。
このため上記凹凸部の嵌合状態が維持されるので、側柵本体は起立状態が維持され、患者等が側柵本体を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際にも、凹凸部の嵌合が解除されてしまって側柵本体が回動下降してしまうという不都合の発生を防止することができる。
患者の乗り降り等に際して、起立状態に支持されている側柵本体を下降する場合には、係合部材を手で回動上昇させながら側柵本体を第2のストッパー部材方向に移動させることで、上述した凹凸部の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体を回動下降させて、垂下状態にもたらすことができる。
次に請求項4に記載の発明では、側柵本体が起立状態において、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に形成された凹凸部が嵌合している場合には、側柵本体の他端部に設けられているストッパーピンがばねの付勢により第2のストッパー部材方向に前進して、係合部に係合するため、側柵本体を第2のストッパー部材方向に移動させようとしても、移動ができない。
このため上記凹凸部の嵌合状態が維持されるので、側柵本体は起立状態が維持され、患者等が側柵本体を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際にも、凹凸部の嵌合が解除されてしまって側柵本体が回動下降してしまうという不都合の発生を防止することができる。
この発明においては、側柵本体は凹凸部の嵌合により、回動方向の運動が阻止されると共に、係合部に係合しているストッパーピンも回動方向の運動の阻止に寄与するため、回動を阻止する強度が大きく、安全性が高い。
患者の乗り降り等に際して、起立状態に支持されている側柵本体を下降する場合には、ストッパーピンを手で操作して係合部から後退させて係合を解除しながら、側柵本体を第2のストッパー部材方向に移動させることで、上述した凹凸部の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体を回動下降させて、垂下状態にもたらすことができる。
請求項5に記載の発明では、側柵本体が水平状態において、ストッパーピンがばねの付勢により第2のストッパー部材方向に前進して、その位置に設けられている係合部に係合するため、側柵本体は水平状態においても支持され、従って水平状態の側柵本体を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台としても利用することができる。
この際、側柵本体が水平状態においても、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に形成された凹凸部が嵌合するように構成した場合には、側柵本体は、その一端部が嵌合している凹凸部により回動方向の運動が阻止されると共に、他端部は、係合部に係合しているストッパーピンが回動方向の運動を阻止するため、側柵本体は水平状態においても強固に支持され、従って水平状態の側柵本体を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台としても安全に利用することができる。
次に本発明に係る仰臥台として患者搬送用ストレッチャーを適用した場合の本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
まず、図1〜図7は本発明に係る側柵の支持機構に安全機構を組み込む前の患者搬送用ストレッチャーの全体及び各部の構成を示すものである。
即ち、この患者搬送用ストレッチャー1は、概ね、台車2の上側に適宜の昇降機構を介してボトム支持フレーム3が支持され、このボトム支持フレーム2にボトム4が支持された構成である。
ボトム支持フレーム2の側部には、ボトム4の長手方向に対応させて支持棒体5を支持している。符号6は側柵本体であり、この側柵本体6には、起立状態における下側に、上記支持棒体5を嵌挿する嵌挿部7を形成している。この構成において、側柵本体6の嵌挿部7に支持棒体5を嵌挿して支持し、また支持棒体5の一端側5aと他端側5bに夫々第1、第2のストッパー部材8a,8bを設けている。この実施の形態において、第1、第2のストッパー部材8a,8bは支持棒体5をボトム支持フレーム3に固定するための固定部材を兼用しており、ボトム支持フレーム3への取付部材9を設けている。またこれらの第1、第2のストッパー部材8a,8bには、点滴等に用いるポール(図示省略)を挿入して支持するための挿入支持部10を設け、挿入支持部10には、ポールを固定するための締め付けねじ11が設けられている。
第1、第2のストッパー部材8a,8b間の間隔は、側柵本体6の左右幅よりも大きくしており、これにより側柵本体6は、第1、第2のストッパー部材8a,8b間において支持棒体5に沿って移動可能で、また起立状態から垂下状態の間で支持棒体1の回りに回動可能に支持されている。
そして側柵本体6の一端部6aと第1のストッパー部材8aには、側柵本体6が起立状態において相互に嵌合可能な凹凸部、この場合、第1のストッパー部材8a側の凹部12と側柵本体6の一端部6aの凸部13が形成されており、そして側柵本体6は、ばね14により、第1のストッパー部材8a方向に付勢している。この実施の形態においてはばね14は、側柵本体6の他端部6bと第2のストッパー部材8間に設けた圧縮コイルばねとして設けているが、側柵本体6を第1のストッパー部材8a方向に付勢する限りにおいては、ばね14の種類及びその設置位置は適宜である。また、凹凸部は、上記の構成とは逆に、第1のストッパー部材8a側に凸部を形成し、側柵本体6の一端部6aに凹部を形成することもできる。また凹凸部は、後述するように、側柵本体6が水平状態においても嵌合するように構成することができる。
以上の構成において、側柵本体6を、他の状態から起立状態にすると、第1のストッパー部材8a側の凹部12と側柵本体6の一端部6aの凸部13の位置が合うので、側柵本体6はばね14の付勢により第1のストッパー部材8a側に移動し、これらの凹部12と凸部13が嵌合する。このため、側柵本体6は回動方向の運動が阻止されて起立状態に維持される。
以上の状態において側柵本体6をばね14の付勢に抗して第1のストッパー部材8a側から離れる方向に移動すると、凹部12と凸部13の嵌合が解除されて、側柵本体6は支持棒体5の回りに回動可能となるので、回動下降させて不使用時の垂下状態とすることができる。
ここで第1のストッパー部材8aにおいて、側柵本体6の一端部6aに設けた凸部13が嵌合する凹部として、側柵本体6が起立状態に対応する位置の凹部12に加えて、側柵本体6が水平状態に対応する位置の凹部15を追加すれば、側柵本体6が水平状態においても、凹部15と凸部13が嵌合するようになる。このため、側柵本体6は、回動方向の運動が阻止されて水平状態に維持され、この状態において、側柵本体6を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台として利用できる。
以上に説明した側柵本体6のストッパー機構では、凹凸部12、13、15の嵌合の維持をばね14の付勢のみで行うので、患者等が側柵本体6を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際に、側柵本体6が移動すると、嵌合が解除されてしまう場合があり、この場合には側柵本体6が回動下降して危険である。
そこで本発明では、以下に示すような安全機構を組み込んで、安全性を非常に向上することができる。
まず図9〜図12は安全機構の第1の実施例を示すものである。
即ち、この第1の実施例では、側柵本体6の他端部6bに、係合部材16を上下方向に回動可能に設けた構成としており、係合部材16は自重により係合方向に付勢されるものとしている。尚、係合部材16以外の構成要素は、図1〜図7に示すものと同様であるので、図において対応する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
以上の構成において、側柵本体6が起立状態において、上述したように側柵本体6の一端部6aと第1のストッパー部材8aに形成された凹凸部12、13が嵌合している場合には、係合部材16は、重力の付勢により回動下降して支持棒体5の上面に当接した状態となっているので、側柵本体6を第2のストッパー部材8b方向、即ち第1のストッパー部材8aから離れる方向に移動させようとしても、図9〜図12に示すように、係合部材16が第2のストッパー部材8bの先端に閊えるため、移動ができない。
このため上記凹凸部12、13の嵌合状態が維持されるので、側柵本体6は起立状態が維持され、患者等が側柵本体6を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際にも、凹凸部12、13の嵌合が解除されてしまって側柵本体6が回動下降してしまうという不都合の発生を防止することができる。
ボトム4に対しての患者の乗り降り等に際して、起立状態に支持されている側柵本体6を下降する場合には、係合部材16を手で回動上昇させながら側柵本体16を第2のストッパー部材8b方向に移動させることで、上述した凹凸部12、13の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体6を回動下降させて、垂下状態にもたらすことができる。
ここで、例えば図8に示されるものを適用して、側柵本体6を水平状態に支持できるように構成した場合には、係合部材16をばね(図示省略)により支持棒体5方向に付勢する構成とすれば、横方向の姿勢となった係合部材16もばねの付勢により支持棒体5に当接して第2のストッパー部材8bの先端に閊える位置に維持されるので、側柵本体6を第2のストッパー部材8b方向、即ち第1のストッパー部材8aから離れる方向に移動させようとしても係合部材16が第2のストッパー部材8bの先端に閊えて移動ができない。従って、側柵本体6を水平状態に支持する際の安全性も向上する。
次に、図13、図14は安全機構の第2の実施例を示すものである。
即ち、この第2の実施例では、側柵本体6の他端部6bに、ストッパーピン17を第2のストッパー部材8bに対して進退可能に支持すると共に、前進方向にばね18で付勢し、第2のストッパー部材8bには、側柵本体6が起立状態において、ストッパーピン17が前進する位置に係合部19を設けた構成としている。またこの実施例においてストッパーピン17の他端部は、後退操作するための手動操作部21として構成している。これらの構成要素以外の構成要素は、図1〜図7に示すものと同様であるので、図において対応する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
以上の構成において、側柵本体6が起立状態において、上述したように側柵本体6の一端部6aと第1のストッパー部材8aに形成された凹凸部12、13が嵌合している場合には、側柵本体6の他端部6bに設けられているストッパーピン17がばね18の付勢により第2のストッパー部材8b方向に前進して、係合部19に係合するため、側柵本体6を支持棒体5に沿って第2のストッパー部材8b方向に移動させようとしても、移動ができない。
このため上記凹凸部12、13の嵌合状態が維持されるので、側柵本体6は起立状態が維持され、患者等が側柵本体6を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際にも、凹凸部12、13の嵌合が解除されてしまって側柵本体6が回動下降してしまうという不都合の発生を防止することができる。
この実施例では、側柵本体6は凹凸部12、13の嵌合により、回動方向の運動が阻止されると共に、係合部19に係合しているストッパーピン17も回動方向の運動の阻止に寄与するため、回動を阻止する強度が大きく、より安全性が高い。
ボトム4に対しての患者の乗り降り等に際して、起立状態に支持されている側柵本体6を下降する場合には、手動操作部21を掴んでストッパーピン17をばね18の付勢に抗して係合部19内から後退させると、側柵本体6が第2のストッパー部材8b方向に移動可能となり、従って側柵本体16を第2のストッパー部材8b方向に移動させることで、上述した凹凸部12、13の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体6を回動下降させて、不使用時の垂下状態とすることができる。
以上に説明した実施例においては、第2のストッパー部材8bに設ける係合部19は穴として形成しているが、側柵本体6の一端部6a側が開口した凹部として形成することもできる。
次に、図15〜図18は、安全機構の第3の実施例を示すものである。
この実施例は、図に示すように、第2のストッパー部材8bの係合部は、側柵本体6が起立状態において、ストッパーピン17が前進する位置に設けた係合部19の他に、側柵本体6が水平状態において、ストッパーピン17が前進する位置にも係合部20を設けており、また第1のストッパー部材8aは、図示は省略しているが、例えば図8に示されるものを適用して、側柵本体6を水平状態に支持できるように構成している。またこの実施例では、図12、図13に示される実施例とは異なり、係合部19は有底の構成である。しかしながら他の実施例としては、底無しの構成とすることもできることは勿論である。これらの構成要素以外の構成要素は、図1〜図7に示すものと同様であるので、図において対応する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
この実施例では、図15に示すように側柵本体6が起立状態において、側柵本体6の他端部6bに設けられているストッパーピン17が係合部19に係合している状態では、上述したように側柵本体6の一端部6aと第1のストッパー部材8aに形成された凹凸部12、13が嵌合しているため、側柵本体6は回動が不能であると共に、ストッパーピン17と係合部19との係合により、支持棒体5に沿った移動が不能であるため、側柵本体6は起立状態が維持される。
この実施例においても、側柵本体6は凹凸部12、13の嵌合により、回動方向の運動が阻止されると共に、係合部19に係合しているストッパーピン17も回動方向の運動の阻止に寄与するため、回動を阻止する強度が大きく、より安全性が高い。
側柵本体6が起立状態に支持されている際、手動操作部21を掴んでストッパーピン17をばね18の付勢に抗して係合部19内から後退させると、側柵本体6が第2のストッパー部材8b方向に移動可能となり、従って側柵本体16を第2のストッパー部材8b方向に移動させることで、上述した凹凸部12、13の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体6を回動下降させることができる。
この実施例においては、側柵本体6を起立状態から回動下降させて水平状態に至らせ、この状態においてばね14の付勢により側柵本体6を第1のストッパー部材8a方向に移動すると、側柵本体6の一端部6aの凸部13が第1のストッパー部材8aの凹部15に嵌合することにより側柵本体6の支持棒体5の回りの回動が不能となり、この状態においては、図16に示すようにストッパーピン17が係合部20に係合して、側柵本体6の支持棒体5に沿った移動が不能となるため、側柵本体6は起立状態が維持される。
従って側柵本体6は、回動方向の運動が阻止されて水平状態に維持され、この状態において、側柵本体6を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台として安全に利用できる。
次いで側柵本体6を垂下状態まで下降させるには、上述と同様に手動操作部21を掴んでストッパーピン17をばね18の付勢に抗して係合部20内から後退させると、側柵本体6が第2のストッパー部材8b方向に移動可能となり、従って側柵本体6を第2のストッパー部材8b方向に移動させることで、上述した凹凸部12、15の嵌合を解除することができ、こうして側柵本体6を回動下降させてず17に示すように垂下状態とすることができる。
側柵本体6は、垂下状態においては、上記凹凸部12、13又は15の嵌合により回動を阻止する必要がないため、側柵本体6を水平状態又は起立状態にしたい場合には、図18に示すように単に、側柵本体6を回動上昇させればよい。
即ち、側柵本体6を回動上昇させて、水平状態に至った際に、側柵本体6をばね14の付勢により第1のストッパー部材8a方向に移動させることにより、凹凸部12、15が嵌合すると共に、ストッパーピン17が係合部20に係合して、側柵本体6の回動と移動が不能となり、側柵本体6を水平状態に強固に支持することができる。
以上と同様な操作により側柵本体6を水平状態から上昇させて起立状態とすることにより、側柵本体6の回動と移動を不能とすることができ、こうして上述したように、側柵本体6を起立状態で強固に支持することができる。
本発明は以上の通りであるので、病院、その他の医療施設、介護施設等において使用する患者搬送用ストレッチャーや、診察台等の仰臥台に使用する側柵の側柵本体を、起立状態と垂下状態の間で回動可能に支持した構成とし、側柵本体の起立状態をばねの付勢により維持するようにした側柵の支持機構において、患者等が側柵本体を動かそうとしたり、不意に掴まったりした際にも、凹凸部の嵌合が解除されてしまって側柵本体が回動下降してしまうという不都合の発生を防止することができ、安全性を非常に高くすることができる。
そして側柵本体を水平状態に維持するものでは、水平状態に支持された側柵本体を、点滴等の輸液や処置等の際に上肢を載せる上肢台として安全に利用できる。
本発明に係る側柵の支持機構に安全機構を組み込む前の患者搬送用ストレッチャーの全体構成を示す斜視図である。 本発明に係る側柵の支持機構に安全機構を組み込む前の患者搬送用ストレッチャーの全体構成を、片側の側柵本体を垂下状態として示す斜視図である。 本発明に係る側柵の支持機構に安全機構を組み込む前の側柵の全体構成を示す正面図である。 本発明に係る側柵の支持機構に安全機構を組み込む前の側柵の全体構成を別の局面で示す正面図である。 第1のストッパー部材の構成を示す斜視図である。 側柵本体の一端側の構成を示す斜視図である。 側柵本体の他端側と第2のストッパー部材の構成を示す斜視図である。 第1のストッパー部材の他の構成を示す斜視図である。 本発明に係る側柵の支持機構に第1実施例の安全機構を組み込んだ状態を示す斜視図である。 本発明に係る側柵の支持機構に第1実施例の安全機構を組み込んだ状態を示す正面図である。 第1実施例の安全機構の要部を示す断面図である。 第1実施例の安全機構の要部を、他の局面において示す断面図である。 第2実施例の安全機構の要部を示す断面図である。 第2実施例の安全機構の要部を、他の局面において示す断面図である。 第3実施例の安全機構の要部を示す断面図である。 第3実施例の安全機構の要部を、他の局面において示す断面図である。 第3実施例の安全機構の要部を、更に他の局面において示す断面図である。 第3実施例の安全機構の要部を、更に他の局面において示す断面図である。
符号の説明
1 患者搬送用ストレッチャー(仰臥台)
2 台車
3 ボトム支持フレーム
4 ボトム
5 支持棒体
5a一端側
5b他端側
6 側柵本体
6a一端側
6b他端側
7 嵌挿部
8a 第1のストッパー部材
8b 第2のストッパー部材
9 取付部材
10 挿入支持部
11 締め付けねじ
12 凹部
13 凸部
14 ばね
15 凹部
16 係合部材
17 ストッパーピン
18 ばね
19、20 係合部
21 手動操作部

Claims (6)

  1. 仰臥台の側部にボトムの長手方向に対応させて支持棒体を支持すると共に側柵本体に設けた嵌挿部に支持棒体を嵌挿し、支持棒体の一端側と他端側に夫々第1、第2のストッパー部材を設けて、側柵本体を第1、第2のストッパー部材間において支持棒体に沿って移動可能とすると共に起立状態から垂下状態の間で回動可能とし、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に、側柵本体が起立状態において相互に嵌合可能な凹凸部を形成すると共に、側柵本体を第1のストッパー部材方向にばねで付勢した構成とし、また側柵本体の他端部には係合部材を支持棒体に対しての進退方向に回動可能に設け、前進方向に付勢したことを特徴とする仰臥台における側柵の支持機構。
  2. 係合部材は、重力により付勢することを特徴とする請求項1に記載の仰臥台における側柵の支持機構。
  3. 係合部材は、ばねにより付勢することを特徴とする請求項1又は2に記載の仰臥台における側柵の支持機構。
  4. 仰臥台の側部にボトムの長手方向に対応させて支持棒体を支持すると共に側柵本体に設けた嵌挿部に支持棒体を嵌挿し、支持棒体の一端側と他端側に夫々第1、第2のストッパー部材を設けて、側柵本体を第1、第2のストッパー部材間において支持棒体に沿って移動可能とすると共に起立状態から垂下状態の間で回動可能とし、側柵本体の一端部と第1のストッパー部材に、側柵本体が起立状態において相互に嵌合可能な凹凸部を形成すると共に、側柵本体を第1のストッパー部材方向にばねで付勢した構成とし、また側柵本体の他端部にはストッパーピンを第2のストッパー部材に対して進退可能に支持すると共に、前進方向にばねで付勢し、第2のストッパー部材には、少なくとも側柵本体が起立状態においてストッパーピンが前進する位置に係合部を設けたことを特徴とする仰臥台における側柵の支持機構。
  5. 係合部は、側柵本体が水平状態においてストッパーピンが前進する位置にも設けたことを特徴とする請求項4に記載の仰臥台における側柵の支持機構。
  6. 凹凸部は、側柵本体が起立状態の場合に加えて水平状態においても嵌合可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載の仰臥台における側柵の支持機構。
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