JP2007244544A - 化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の合成樹脂製の化粧ブラシ用毛材に比べて、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れるとともに、肌への感触が極めて良好であるなどの特長を持ち、獣毛に十分匹敵し得る性能を備えた化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシの提供。
【解決手段】断面に複数の凸部と凹部を有する合成樹脂異形断面モノフィラメントのカットブリッスルからなり、カットブリッスルの長さ方向に沿って圧縮変形部と非圧縮部とを交互に有し、圧縮変形部断面の長径aと短径bの比a/bの値が1.4〜2.5の範囲にあるとともに、カットブリッスルの少なくとも一端がテーパー形状に形成されていることを特徴とする化粧ブラシ用毛材。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れるとともに、肌への感触が極めて良好な化粧ブラシ用毛材およびこの化粧ブラシ毛材を使用した化粧ブラシに関するものである。
従来、化粧用ブラシの毛材としては、山羊、リスやイタチなどの獣毛が多用されてきたが、近年これら獣毛の調達が困難となり、これに代わってナイロンやポリブチレンテレフタレートなどの合成樹脂からなる化粧用ブラシ毛材が使用されつつある。
そして、これら合成樹脂製の毛材の多くは、従来の獣毛に似たものとするため、丸断面の直線状モノフィラメントからなるカットブリッスルの先端をテーパー状に加工したものが使用されてきたが、獣毛に比べてカットブリッスルの表面が平滑であるため、毛材が化粧粉を含みにくく、これを使用して実際に化粧を行う際には、塗布斑が生じやすいことなど塗布性能に問題があり、さらには獣毛に比べて毛材が硬く感じられるなど、肌への感触が劣るという問題もあった。
このような問題を改善した化粧ブラシとしては、合成樹脂製カットブリッスルの断面を複数の凹凸部を有する異形断面形状とした合成樹脂製毛材(例えば、特許文献1参照)が既に知られている。
この合成樹脂製毛材は、従来のものに比べて化粧粉の含み具合や塗布性能および肌への触感がある程度改善されたものとはいえるが、獣毛と比べるとこれらの性能は未だに不十分であり、獣毛に十分匹敵し得る性能を備えた合成樹脂製の毛材の開発が頻りに求められていた。
特許第1545642号公報(第1頁)
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
したがって、本発明の目的は、従来の合成樹脂製の化粧ブラシ用毛材に比べて、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れるとともに、肌への感触が極めて良好であるなどの特長を持ち、獣毛に十分匹敵し得る性能を備えた合成樹脂製の化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、断面に複数の凸部と凹部を有する合成樹脂異形断面モノフィラメントのカットブリッスルからなり、カットブリッスルの長さ方向に沿って圧縮変形部と非圧縮部とを交互に有し、圧縮変形部断面の長径aと短径bの比a/bの値が1.4〜2.5の範囲にあるとともに、カットブリッスルの少なくとも一端がテーパー形状に形成されていることを特徴とする化粧ブラシ用毛材が提供される。
なお、本発明の化粧用ブラシ毛材においては、
異形断面モノフィラメントの断面形状が、5〜12個の凸部を有する多葉形であること、
前記非圧縮部の断面形状に外接する外接円とこの断面形状の凸部とが接する点を接点とした場合の隣接する2つの凸部先端の接点を結んだ接点間距離をcとし、前記隣接する2つの凸部に挟まれた凹部の最底点から、前記2つの凸部先端の接点を結んだ線分へ垂直に下ろした垂線の距離をdとしたときにd/cの値で示される値(以下、ローバル度と称す)が、0.3〜0.7の範囲にあることが、いずれも好ましい条件として挙げられ、これらの条件を満たした場合には、さらに優れた性能を発揮する。
また、本発明の化粧ブラシは、上記化粧ブラシ用毛材を毛材の少なくとも一部に使用したことを特徴とし、従来の合成樹脂製の毛材を使用した化粧ブラシに比べて各性能に優れ、獣毛を使用した化粧ブラシに十分匹敵し得る塗布性能と肌への触感性を兼ね備えたものである。
本発明によれば、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れ、肌への感触に優れるなどの特長を持ち、獣毛に十分匹敵し得る性能を備えた化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシを得ることができる。
以下に本発明の化粧ブラシ用毛材および化粧ブラシについて、図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明の化粧ブラシ用毛材の一例を示した側面図であり、1は化粧ブラシ用毛材、2はテーパー部、3はストレート部、4は圧縮変形部、5は非圧縮部をそれぞれ示している。
また、図2の(イ)および(ロ)は、それぞれ図1の化粧用ブラシ毛材1の線I−Iおよび線J−Jにおける断面図の一例を表したものであり、6は凸部、7は凹部を示している。ここで、図2(イ)のaおよびbは、それぞれ圧縮変形部4における断面形状の長径および短径を示している。
また、図2(ロ)のcは、非圧縮部5の断面形状に外接する外接円(点線)と断面形状の凸部6とが接する点を接点とした場合の隣接する2つの凸部6先端の接点6a、6bを結んだ接点間距離(mm)を、同じくdは、隣接する2つの凸部6に挟まれた凹部7の最底点7aから、前記2つの凸部6先端の接点6a、6b接点を結んだ線分へ垂直に下ろした垂線の距離(mm)を、それぞれ示している。
図1および図2から分かるように、本発明の化粧ブラシ用毛材1は、断面に複数の凸部6と凹部7を有する異形断面モノフィラメントのカットブリッスルからなり、カットブリッスルの長さ方向に沿って圧縮変形部4と非圧縮部5とを交互に有し、圧縮変形部4における断面形状の長径aと短径bの比a/bの値が1.4〜2.5の範囲にあるとともに、カットブリッスルの少なくとも一端がテーパー形状に形成されていることを特徴とする。
つまり、本発明の化粧用ブラシ毛材1は、その断面に複数の凸部6と凹部7を有し、さらにその長さ方向に沿って圧縮変形部4と非圧縮部5とを交互に有することにより、従来の合成樹脂製の化粧ブラシ用毛材に比べて優れた化粧粉の含み具合と塗布性能発揮するとともに、毛材がたわみやすくなるために肌への触感性が極めて良好な化粧ブラシ用毛材となるのである。
しかし、本発明の化粧ブラシ用毛材1は、さらに圧縮変形部4断面の長径aと短径bの比a/bの値が1.4〜2.5の範囲にあることが必要であり、さらには1.6〜2.3の範囲にあることがより好ましい。
これは、圧縮変形部4断面の長径aと短径bの比a/bの値が上記範囲を下まわる場合は、十分に化粧粉を含み難くなる傾向にあるからであり、逆に上記範囲を上まわる場合は、一旦毛材に含まれた化粧粉が離脱しにくくなる傾向にあり、塗布斑などの塗布性能の低下を招きやすいからである。
また、本発明の化粧ブラシ用毛材1の少なくとも一端はテーパー形状に形成されていることが必要であり、テーパー形状に形成されていることにより、獣毛に似た化粧ブラシ用毛材が得られるのである。
さらに、本発明の化粧ブラシ用毛材1の素材となる異形断面モノフィラメントの断面形状は、化粧粉の含み具合と化粧の際の化粧粉の離脱性とのバランスが良いことから、5〜12個の凸部6を有する多葉形であることが好ましく、さらには6〜10個の凸部を有する多葉形であることがより好ましい。
さらにまた、本発明の化粧ブラシ用毛材1は、さらに化粧粉の含み具合と化粧の際の化粧粉の離脱性とのバランスが良くなることから、その非圧縮部5における断面のローバル度が0.3〜0.7の範囲にあることが好ましく、さらには0.35〜0.6の範囲にあることがより好ましい。
本発明の化粧ブラシ用毛材1のストレート部3の外径は、化粧ブラシの種類に応じて適宣選択することができるが、化粧ブラシに要求される肌への触感などを考慮すると、0.05〜0.25mmの範囲であることが好ましく、さらには0.07〜0.20mmの範囲であることがより好ましい。
また、上記条件を満たせば優れた化粧粉の含み具合や塗布性能が十分に発揮されるが、より一層化粧粉の含み具合や塗布性能に優れた化粧ブラシ用毛材1を得るためには、圧縮変形部4の長さが1〜8mm、さらには2〜6mmの範囲にあることがより好ましく、非圧縮部5の長さについても1〜8mm、さらには2〜6mmの範囲にあることがより好ましい。
なお、本発明の化粧ブラシ用毛材1に使用する合成樹脂は、溶融紡糸が可能なものであれば特に限定はされず任意に選択することができるが、中でも、化粧ブラシ用毛材1の少なくとも一端にテーパー形状を形成するに際して、後に説明する通り、アルカリ溶解法で容易にテーパー加工を施すことができることから、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂が好ましい。
また、本発明の化粧ブラシ用毛材1には、本発明を阻害しない範囲であれば耐熱剤、耐光剤、酸化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、着色剤および可塑剤などの添加剤などを任意に含有させることができる。
ここで、本発明の化粧ブラシ用毛材1の製造方法について、以下に具体例を挙げて説明する。
まず、原料となる合成樹脂チップを公知の溶融紡糸機に供給した後、所望の断面形状を有する紡糸口金孔から合成樹脂の溶融物を押し出し、冷却固化、熱延伸および熱セットを施して異形断面モノフィラメントを製糸する。
その後、得られた異形断面モノフィラメントを、図3に示す通り、供給ローラー9を使用して上下一対からなる歯車10の隙間に供給し、異形断面モノフィラメント8の長さ方向に沿って交互に圧縮変形部4および非圧縮部5を形成する。
そして、圧縮変形部4および非圧縮部5が形成された異形断面モノフィラメント8は、引き取りローラー11を使用して引き取られ、一旦束にして巻き取られる。
この際、上下歯車10の隙間は異形断面モノフィラメント8の太さよりも狭く設定する必要があるが、その幅は、本発明の歯ブラシ用毛材1の圧縮変形部4の短径bに相当する大きさに設定すると良い。
巻き取られた異形断面モノフィラメント6の束は、所望の長さにカットされ、カットブリッスルに加工する。その後、このカットブリッスルは、その少なくとも一端にテーパー形状が施される。
ここで、テーパー形状の加工方法としては、研磨などの物理的処理や酸・アルカリ溶解法などの化学的処理を採用することができるが、特にアルカリ溶解法は、容易にテーパー形状を形成することができるとともに、アルカリ液の濃度、アルカリ液の温度、アルカリ液への浸漬深さ、および浸漬時間などを適宣調整することにより、所望のテーパー形状を容易に形成できることから特に有利である。
以下に、本発明の化粧ブラシ用毛材について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。また、実施例および比較例における各化粧ブラシの性能評価は次の方法により行った。
[圧縮変形部断面の長径および短径]
化粧ブラシ用毛材の圧縮変形部をミクロトームで厚さ15μmに輪切りにし、その切片の断面を(株)KEYENCE製デジタルHDマイクロスコープVH−7000を使用して観察し、長径a(mm)および短径b(mm)をそれぞれ測定した。
[非圧縮部断面のローバル度]
化粧ブラシ用毛材の非圧縮部をミクロトームで厚さ15μmに輪切りにし、その切片の断面を(株)KEYENCE製デジタルHDマイクロスコープVH−7000を使用して観察した。
その際に、非圧縮部の断面形状に外接する外接円と断面形状の凸部とが接する点を接点とした場合の隣接する2つの凸部先端の接点を結んだ接点間距離c(mm)と隣接する2つの凸部に挟まれた凹部の最底点から前記2つの接点を結んだ線分へ垂直に下ろした垂線の距離d(mm)とを測定し、ローバル度d/cの値を算出した。
[化粧料塗布性能]
成人女性15名に対して、獣毛使用のフェースブラシと実施例および比較例で作製したフェースブラシとを使用して粉体化粧料(アイビー化粧品:フェースカラーパウダー)を肌に塗布してもらい、以下の判断基準を基にして、化粧ブラシへの化粧粉の含み具合と塗布斑の発生ついて回答を得た。
◎:獣毛使用のものよりも化粧粉の含み具合が多く、塗布斑も少なかった
○:獣毛使用のものと同等の化粧粉の含み具合と塗布斑であった、
△:獣毛使用のものよりも化粧粉の含み具合が少なく、塗布斑も多かった、
×:獣毛使用のものよりも化粧粉の含み具合が極めて悪く、塗布斑も著しかった。
[肌への感触]
上記化粧料の塗布性能評価と同時に、以下の判断基準を基にして、肌への感触についても回答を得た。
1:極めて柔軟であり、獣毛使用のものよりも優れた触感であった、
2:柔軟であり、獣毛使用のものと同等の触感であった、
3:獣毛使用のものに比べてやや劣るが、実用上問題はなかった、
4:獣毛使用のものに比べて肌に刺激や柔軟性不足が感じられ、触感が良くなかった、
5:獣毛使用のものに比べて肌に刺激や柔軟性不足が強く感じられ、触感が悪かった。
[実施例1]
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ(株)製 1200S、以下、PBTと称す)をエクストルダー型溶融紡糸機に供給して270℃で溶融混練した後、PBTの溶融物を8葉形状の孔を有するノズルから押し出し、冷却固化および延伸工程を経て、外径0.100mmかつローバル度0.4の8葉断面モノフィラメントを製糸した。
次いで、この8葉断面モノフィラメントを180℃に加温しながら上下一対からなる歯車の隙間に導き、表1に示すような圧縮変形部と非圧縮部とをその長さ方向に沿って交互に有する8葉断面モノフィラメントを得た。
さらに、この8葉断面モノフィラメントをカットしてカットブリッスルに加工し、このカットブリッスルの一端をアルカリ溶解法でテーパー形状に加工し、化粧ブラシ用毛材を得た。
そして、得られた化粧ブラシ用毛材を基台に植毛してフェースブラシを作成した。
[実施例2]
上下歯車の隙間を変え、圧縮変形部の長径と短径の比を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[実施例3]
ノズルの孔の形状を変えて、5葉断面モノフィラメントを製糸したこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[実施例4]
ノズルの孔の形状を変えて、表1に示すようなローバル度を有する5葉断面モノフィラメントを製糸したこと以外は、実施例3と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[実施例5]
ノズルの孔の形状を変えて、13葉断面モノフィラメントを製糸したこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[実施例6]
上下歯車の歯の間隔を変えて、圧縮変形部および非圧縮部の長さを表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[比較例1、2]
上下歯車の隙間を変え、圧縮変形部の長径と短径の比を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[比較例3]
製糸した8葉断面モノフィラメントに圧縮変形部および非圧縮部を形成しなかったこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
[比較例4]
ノズルの孔の形状を変えて、丸断面モノフィラメントを製糸し、さらに製糸した丸断面モノフィラメントに圧縮変形部および非圧縮部を形成しなかったこと以外は、実施例1と同じ条件で化粧ブラシ用毛材およびフェースブラシを作成した。
以上、作成した化粧ブラシ用毛材とフェースブラシの評価結果を表1に併せて記載する。
Figure 2007244544
表1の結果から明らかなように、本発明の条件を満たした化粧ブラシ用毛材(実施例1〜6)は、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れ、肌への感触に優れるなどの特長を持ち、さらに獣毛に匹敵するものであることが分かり、化粧ブラシに最適な毛材であるといえる。
これに対して、本発明の条件を満たさない化粧ブラシ用毛材(比較例1〜4)は、化粧粉の含み具合、塗布性能および肌への感触が実施例の化粧ブラシ用毛材に比べて欠けていることが分かる。
本発明の化粧ブラシ用毛材は、従来の合成樹脂製の化粧ブラシ用毛材に比べて、化粧粉の含み具合や塗布性能に優れるとともに、肌への感触が極めて良好であるなどの特長を持ち、獣毛に十分匹敵し得る特性を有するため、フェースブラシを始め、アイシャドウブラシ、リップブラシなどの各種化粧ブラシへの利用に最適である。
本発明の化粧ブラシ用毛材の一例を示す側面図である。 (イ)および(ロ)はそれぞれ本発明の化粧ブラシ用毛材の圧縮変形部および非圧縮部の断面図である。 本発明の化粧ブラシ用毛材の圧縮変形部の加工方法の一例を示した模式図である。
符号の説明
1 化粧ブラシ用毛材
2 テーパー部
3 ストレート部
4 圧縮変形部の断面図
5 非圧縮部の断面図
6 凸部
6a、6b 接点
7 凹部
7a 最底点
8 異形断面モノフィラメント
9 供給ローラー
10 歯車
11 引き取りローラー
a 長径
b 短径
c 接点間距離
d 垂線の距離

Claims (4)

  1. 断面に複数の凸部と凹部を有する合成樹脂異形断面モノフィラメントのカットブリッスルからなり、このカットブリッスルの長さ方向に沿って圧縮変形部と非圧縮部とを交互に有し、前記圧縮変形部断面の長径aと短径bの比a/bの値が1.4〜2.5の範囲にあるとともに、前記カットブリッスルの少なくとも一端がテーパー形状に形成されていることを特徴とする化粧ブラシ用毛材。
  2. 前記異形断面モノフィラメントの断面形状が、5〜12個の凸部を有する多葉形であることを特徴とする請求項1に記載の化粧ブラシ用毛材。
  3. 前記非圧縮部の断面形状に外接する外接円とこの断面形状の凸部とが接する点を接点とした場合の隣接する2つの凸部先端の接点を結んだ接点間距離をcとし、前記隣接する2つの凸部に挟まれた凹部の最底点から、前記2つの凸部先端の接点を結んだ線分へ垂直に下ろした垂線の距離をdとしたときにd/cの値で示される値が、0.3〜0.7の範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧ブラシ用毛材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧ブラシ用毛材を毛材の少なくとも一部に使用したことを特徴とする化粧ブラシ。
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