JP5276635B2 - 電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法及びこれを利用した電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法及びこれを利用した電動歯ブラシ Download PDF

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Description

本発明は、電動歯ブラシに使用するための両テーパーフィラメント(double tapered filament)製造する方法に関する。具体的に本発明は、電動歯ブラシに使用するのに適するように、長さが短いながらも耐久性に優れたフィラメント(微細毛/極細毛)製造方法に関する。
ナイロンから始まった歯ブラシ用毛は、PBTを利用した多様な微細毛の開発と共に、重大な変化をもたらした。現在の微細毛は、既存のナイロンが有する毛の撓みや衛生性を解決し、歯周ポケットの接近性に優れ、たくさんの人々の需要変化があった。これと共に、既存の視覚から抜け出た機能性毛と植毛形態を変化させた多様な歯ブラシが登場しているし、電動または超音波を利用した新しい形態の高級型歯ブラシが開発されている。
しかしながら、電動歯ブラシに使用される歯ブラシ毛は、二つの重要な特徴を有する。その一、高速で回転する歯ブラシにおいて、毛の撓みや強度(stiffness)を維持しなければならず、その二、歯ブラシの頭において電動部と連結される部分に一定厚さがあって、これを除いたブラシヘッドの植毛長さが手動歯ブラシ(一般の歯ブラシ)に比べて非常に短い形態を有しなければならない。即ち、電動歯ブラシは、植毛部の厚さが手動歯ブラシ(一般歯ブラシ)に比べて厚いため、全体的な歯ブラシの高さを調節するためには、歯ブラシ毛の長さが相対的に短くなければならない。
特にフィラメントは、歯ブラシの頭に‘V’字状に植毛後、一定長さに切断して歯ブラシ毛をなす方法とは異なって、両端が細く微細化された微細毛を予め製造した後、歯ブラシの頭に植毛するような特別な植毛方式を利用する。したがって、電動歯ブラシにこのような微細毛を植毛するためには、全体的に短い長さの歯ブラシ毛に、短く微細化されてテーパーが一定な形態を維持することが重要な技術とされている。
したがって、本発明は、電動歯ブラシに植毛が可能で、高速回転時、耐久力に優れたフィラメントの製造方法を提供することに目的がある。
また、本発明は、微細毛の形態を有しながら、所定の植毛範囲を有するように短く製造が可能であって、厚い電動部によってブラシヘッドの全体厚が厚くならないようにできるフィラメントの製造方法を提供することに他の目的がある。
本発明は、電動歯ブラシ用両テーパーフィラメント製造方法に関する。特に、本発明は、電動歯ブラシに使用できるように、全体長さが短いながらも、両端に短い長さのテーパー化処理が可能であって、植毛部となる非テーパー部の長さが適宜調節された両テーパーフィラメントの製造方法に関する。
具体的に、本発明によって製造される電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、合成樹脂からなり、両端にテーパーが形成されて、非テーパー部(テーパーを除く部分)の中心が電動歯ブラシに植毛(tuft)される両テーパーフィラメントであって、全体長さが16mm〜22mmであり、植毛のための植毛部(tufting part)となる非テーパー部(non-tapered area)の長さが4mm〜12mmであって、非テーパー部を除いた残りが両端においてテーパー部をなす電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントに関する。
前記電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、先端から0〜1mmまでの径(厚さ)がフィラメントの中央位置での中心直径の0〜45%であり(フィラメントの全長の半分の位置での厚さ)、先端から1〜3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の35〜85%であって、先端から3〜6mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の60〜97%である。
前記各部分の直径の長さは、下記式1を利用して計算した。
[式1]
直径の長さ=各部分の中心直径/フィラメントの中央位置(half position)での中心直径(central diameter)×100
また、本発明は、電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法に関し、
a)合成樹脂組成物を溶融押出して紡糸した後、4〜6倍に延伸し、径(太さ)0.1〜0.25mmのモノフィラメント(monofilament)を製造する段階と、
b)前記モノフィラメントを径(太さ)40〜55mmのバンドル(束:bundle)に加工する段階と、
c)前記モノフィラメントを完成品長さの105〜115%の長さに切断する段階と、
d)前記バンドルの一側端に、前記合成樹脂の溶融温度の熱を加えて、1〜3mmの部分を溶融させる段階と、
e)前記溶融された端の反対側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、
f)前記溶融された一側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、を含む。
以下、本発明についてより具体的に説明する。
本発明によって製造される電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、合成樹脂からなり、両端にテーパーが形成されて、植毛部となる非テーパー部の中心が電動歯ブラシに植毛される両テーパーフィラメントであって、全体長さが16mm〜22mmであり、非テーパー部の長さが4mm〜12mmであって、非テーパー部の長さを除いた残りが両端でテーパーをなすことを特徴とする。前記条件を満足する場合、電動歯ブラシに植毛された後、歯ブラシの植毛面30からフィラメント40の高さH1は、5〜8.5mm程度であるため、使用するのに適している。
また、植毛されたフィラメント40の長さを含んだブラシヘッド100の高さH2が14〜19mmであることが、使用するに適しているため好ましい(図4参照)。
特に、本発明によって製造される電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、電動歯ブラシに適用が可能なように、全体長さ16〜22mmの短い長さで製造されて、且つ両端にテーパーが形成されることに特徴があり、このようなフィラメントを製造する方法にも特徴がある。普段、電動歯ブラシに植毛をするためには、4〜12mm長の非テーパー部が必要であるが、4mm未満の場合は、非テーパー部の長さが短くて、植毛機からブラシヘッドに植毛される時、離脱する可能性が高く、12mmを超過する場合、テーパーされた部分が完全に微細化されない可能性があるため、好ましくない。
一般に、電動歯ブラシ用歯ブラシ毛(フィラメント)は、全体長さが16〜22mmであって、一般歯ブラシ毛に比べて非常に短い。これは、歯ブラシ毛を植毛するための部分が、歯ブラシの頭部分に電動部が取り付けられて、一般歯ブラシに比べて厚いからである。したがって、モノフィラメントをバンドルに加工して、両端にテーパー部を形成するためにアルカリ溶液に浸漬する場合は、最小限の長さで端部をアルカリ溶液に浸漬しても、毛細管現象により、アルカリ溶液が繊維間を這い上がるため、両端にテーパー部を除いた非テーパー部がほとんど形成されない(図2及び図3参照)。したがって、電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントを製造することは、不可能であった。
本発明者は、電動歯ブラシに植毛が可能な両テーパーフィラメントを製造するために鋭意研究した結果、合成樹脂を溶融紡糸してモノフィラメントを製造した後、モノフィラメントを束にしてバンドル(bundle)に加工し、テーパー化処理が容易になるようにした後、一側端に熱を加えて溶融密閉させ、毛細管現象によりアルカリ溶液がモノフィラメント間を這い上がれないようにすることにより、所望の長さだけのテーパー処理が可能であることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、両テーパーフィラメントを製造する工程に特徴があり、このような製造方法は、合成樹脂組成物を溶融紡糸した後、延伸したモノフィラメントをバンドル(bundle)に加工し、前記バンドルの一側端に、前記合成樹脂の溶融温度に熱を加えて溶融密閉させた後、反対側端を、アルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階を含む。
より具体的に説明すると、
a)合成樹脂組成物を溶融紡糸した後、4〜6倍に延伸して、径(太さ)0.1〜0.25mmのモノフィラメントを製造する段階と、
b)前記モノフィラメントを径(太さ)40〜55mmのバンドル(bundle)に加工する段階と、
c)前記モノフィラメントを完成品長さの105〜115%の長さに切断する段階と、
d)前記バンドルの一側端に、前記合成樹脂の溶融温度の熱を加えて、完成品長さの5〜10%を超過する長さ部分を溶融密閉させる段階と、
e)前記溶融された端の反対側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、
f)前記溶融された端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、を含む。
また、本発明は、必要に応じて、前記e)及びf)段階後、テーパー化処理された部分にアルカリ溶液と樹脂が反応して固まった部分を洗浄する段階をさらに含むことができる。
本発明において、前記合成樹脂組成物は、ポリエステル樹脂と添加剤の混合物である。この際、使用可能な添加剤は、炭酸カルシウム、シリカ、銀ナノ粉末、白金ナノ粉末、炭粉末、TiO、TiON、フッ素、抗菌剤などがある。また、前記ポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から選択される一つまたは二つ以上を混合して使用できる。より好ましくは、前記合成樹脂は、引張強度が250〜2500cNであり、引張伸度が15〜30%であるものを使用することが、高速回転時、耐久性が向上されるため、好ましい。
前記溶融押出する過程は、220〜280℃に加熱された押出機に0.2〜2mm直径の孔が多数(4〜120個)形成されたノズルを利用して、上記の添加剤と合成樹脂の混合物を押出した後、4〜6倍の延伸比率で延伸し、捲取機に巻き取る。この際、延伸は、4回の延伸をして、それぞれの延伸機の温度は、150〜220℃の範囲で行うことが、耐久性に優れたフィラメントを生産できるため、好ましい。
前記延伸は、4〜6倍に延伸することが好ましく、4倍未満の場合は、色相の変化があって、強度が弱く、伸度が高くなり、6倍を超過する場合は、柔軟度(Flexibility)が著しく低くて、延伸途中に切糸現象が発生する。
前記延伸後、製造されたモノフィラメントの太さは、0.1〜0.25mmであることが好ましい。0.1mm未満の場合は、細すぎてよく撓み、洗浄力が著しく劣り、0.25mmを超過する場合は、洗浄力はよいが、歯ブラシが強すぎて、復元力に影響を及ぼし、歯感を低下させる恐れがある。
次は、製造されたモノフィラメントを一定長さに切断してバンドルを製造する過程であって、切断時、完成品長さの105〜115%の長さ(例えば、16mmの場合、16.8〜18.4mm)に切断することが好ましい。前記範囲で製造することで、アルカリ溶液に浸漬時、微細化されて消失される部分の誤差を減らすことができる。前記バンドルの太さ(径)は、40〜55mmであることが、製造後、整毛(微細毛を整列する過程)を容易にし、植毛機で使用するに適しているため、好ましい。
次に、前記バンドルの一側端に、前記合成樹脂の溶融温度に熱を加えて、一側切断面の1〜3mm部分を溶融させて密閉することにより、毛細管現象が発生することを防止することができる。
以後、前記溶融された部分の反対側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する。
また、前記アルカリ溶液は、30〜60%濃度の苛性ソーダなどを使用することができて、100〜140℃の温度に加熱することが、テーパリング時間を減らし、安定したフィラメントが得られるため、好ましい。この際、加工槽の温度偏差は±2℃であることが好ましい。温度偏差がこの範囲を外れる場合、同一な加工槽で加工されたバンドルでも、長さとテーパー形態に差が生じるため、この誤差範囲を超えてはいけない。この過程でテーパー化処理された部分の樹脂が加水分解されつつ微細化されて、分解された樹脂はアルカリと固まって、溶融された状態の樹脂のように微細化された一側端が密閉される。
前記テーパー化処理時、植毛が可能なように、テーパー部を除いた植毛のための非テーパー部が4〜12mmに形成されなければならない。このためには、先端から4mm以下の地点まで浸漬させることが好ましい。4mm以下の地点まで浸漬する場合は、反対側に溶融密閉された部分の大気圧状態でアルカリ溶液がそれ以上浸透せず、3〜6mm長のテーパー部を形成することができる。
次に、前記溶融密閉された部分の先端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬して、上記のような工程でテーパー化処理する。この過程でテーパー化処理された部分が加水分解されつつ、固まった部分が一側面にさらに形成される。
前記e)及びf)段階で加水分解された部分を洗浄して除去することにより、テーパー部を形成することができる。この際、洗浄は、流れる水で洗浄して、最終的に薄い硫酸を利用してアルカリを中和させて、再び水できれいに洗浄する。
本発明において、前記テーパー部は、先端から0〜1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の0〜45%であり、先端から1〜3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の35〜85%であって、先端から3〜6mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の60〜97%になるように製造することが好ましい。この範囲で製造されたフィラメントは、既存の製造方法では生産が不可能な微細化形態、即ち、植毛のための非テーパー部の長さが少なくとも4mm以上、全体長さ16〜22mmの短いフィラメントであって、電動歯ブラシに植毛が可能であり、電動歯ブラシの高速回転力にも安定した強度と優れた歯感を有する両テーパーフィラメントに製造することができる。
前記方法により製造された両テーパーフィラメントは、完成品の全体長さが16〜22mmであり、非テーパー部の長さが4〜12mmであって、非テーパー部を除いた残りの両端がテーパーをなす。
記製造方法により製造された両テーパーフィラメントを適用した電動歯ブラシも本発明の範囲に含まれる。また、電動歯ブラシに植毛された後、歯ブラシ植毛面からフィラメントの高さが5〜8.5mmである電動歯ブラシも本発明の範囲に含まれる。
以下、図面を参考し、本発明によって製造される電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントを説明する。
図1は、本発明によって製造される両テーパーフィラメントを描いたものであって、フィラメントの中央位置CLの左右両側に十分なスペースが確保されているので、同じ長さのテーパー部20a、20bがフィラメントの両端に形成されること、及び、ブラシヘッドの植毛面に植毛されるフィラメントの中央位置CLが植毛部10の中心にあることによって安定した植毛を可能としている。
図2は、モノフィラメントをバンドルに製造した後、溶融密閉(melt close)せず、アルカリ溶液で処理した一例を示したもので、このように製造された両テーパーフィラメントは、非植毛領域Lsが植毛部10の外にあるために、植毛部10の長さが短くて又は植毛したとしてもフィラメントが容易に分解して、電動歯ブラシの歯ブラシ毛として植毛が不可能である。
図3は、モノフィラメントをバンドルに製造した後、溶融密閉(melt close)せず、アルカリ溶液で処理した別の一例を示したもので、非植毛領域Lsがないために植毛が不可能である。
前記電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、先端から0〜1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の0〜45%であり、先端から1〜3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の35〜85%であって、先端から3〜6mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の60〜97%に製造できる。
前記電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントは、径(太さ)が0.1〜0.25mmであることが、容易に撓むことを防ぎ、安定した歯感を形成するため、好ましい。
本発明において、前記合成樹脂は、ポリエステルであり、より具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から選択される一つまたは二つ以上を混合して使用できる。より好ましくは、前記合成樹脂は、引張強度が250〜2500cNであり、引張伸度が15〜30%であるものを使用することが好ましい。
また、前記合成樹脂の他に、必要に応じて、該当分野で使用する通常の添加剤をさらに追加することができる。この他に使用可能な添加剤は、炭酸カルシウム、シリカ、銀ナノ粉末、白金ナノ粉末、炭粉末、TiO、TiON、フッ素、抗菌剤などを含み、この他に、必要に応じて、通常の添加剤をさらに追加することができる。
本発明による製造方法で製造する場合、電動歯ブラシに適用が可能なように、全体長さが短いながらも、最小の非テーパー部を確保し、且つ両端にテーパー部が形成された高強度フィラメントを製造することができる。
本発明により製造された両テーパーフィラメントの一例を示したものである。 従来方法により製造された両テーパーフィラメントの一例を示したものである。 従来方法により製造された両テーパーフィラメントの別の一例を示したものである。 本発明の製造方法による両テーパーフィラメントを用いた電動歯ブラシのブラシヘッドの一例を示したものである。
以下、本発明をより具体的に説明するために、実施例を挙げて説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)を押出機に入れて250℃で溶融押出した後、0.8mm大きさのノズルを利用して紡糸した。紡糸される原糸を水に冷却した後、4倍に延伸して、径(太さ)0.2mmのモノフィラメントを製造した。
延伸されたモノフィラメント束を直径40mm、高さ18.4mm(完製品の長さの115%に該当)に切断したバンドルを製造した。
製造されたバンドルの一側に230℃の熱を加えて、先端から1mm部分を溶融密閉した。
溶融密閉された反対側を35%、110℃苛性ソーダ水溶液に180分間浸漬後、取り出した。この際、浸漬は、先端から4mm地点までのみ浸漬した。浸漬された部分に、樹脂が加水分解された白色塊が生成された。
次に、前記溶融密閉された部分を35%、110℃苛性ソーダ水溶液に200分間浸漬後、取り出した。この際、浸漬は、先端から4mm地点までのみ浸漬した。浸漬された部分に、樹脂が加水分解された白色塊が生成された。
前記両端に形成された白色塊を水で2回洗浄して、薄い硫酸で中和した後、洗浄した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の42%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の72%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の93%であることを確認した。
(実施例2)
ポリエチレンテレフタレート樹脂(三養社Triloy製品)とポリブチレンテレフタレート(東レ社Toraycon1100製品)を1:1重量比で混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同様な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の41%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の78%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の91%であることを確認した。
(実施例3)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、炭酸カルシウム(平均粒径5μm、シンウォン貿易)5重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同様な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の44%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の79%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の92%であることを確認した。
(実施例4)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、シリカ(平均粒径20μm、ソンジンケミカル)5重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の39%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の79%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の90%であることを確認した。
(実施例5)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、ナノシルバー粉末(平均粒径50nm、ABCナノテック)0.1重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の40%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の81%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の94%であることを確認した。
(実施例6)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、白金ナノ粉末(平均粒径60nm、ABCナノテック)0.2重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の41%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の77%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の91%であることを確認した。
(実施例7)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、TiON(チタニウムオキシニトライド、Envio)0.1重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の42%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の84%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の93%であることを確認した。
(実施例8)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)100重量部に対して、フッ素(NaF、Merk社)0.5重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の42%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の78%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の90%であることを確認した。
(実施例9)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(東レ社1100製品)100重量部に対して、抗菌剤(トリクロサン、Ciba)0.1重量部を混合して原料として使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであり、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の41%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の79%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の92%であることを確認した。
(実施例10)
延伸比率を6倍として延伸し、太さが0.15mmであるモノフィラメントを製造して、バンドル製造時、23.1mm(22mm完製品の長さの105%に該当)に製造したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で製造した。
その結果、全体長さが22mmであり、非テーパー部が11mmであって、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の39%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の77%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の92%であることを確認した。
(比較例1)
前記実施例1で溶融密閉する過程を行わなかったことを除いては、実施例1と同一な方法で製造した。
即ち、ポリブチレン・テレフタレート樹脂(東レ社Toraycon 1100製品)を押出機に入れて250℃で溶融押出した後、0.8mm大きさのノズルを利用して紡糸した。紡糸される原糸を水に冷却した後、径(太さ)0.2mmのモノフィラメントを製造した。
延伸されたモノフィラメント束を直径40mm、高さ18.4mm(完製品の長さの115%に該当)に切断したバンドルを製造した。
製造されたバンドルの一側端部を35%、110℃苛性ソーダ水溶液に180分間浸漬後、取り出した。この際、浸漬は、先端から4mm地点までのみ浸漬した。ところが、浸漬させた部分の外に、毛細管現象により8mm部分まで、樹脂が加水分解された白色塊が生成された。
次に、反対側端部を35%、110℃苛性ソーダ水溶液に200分間浸漬後、取り出した。この際、浸漬は、先端から4mm地点までのみ浸漬した。ところが、浸漬させた部分の外に、毛細管現象により6mm部分まで、樹脂が加水分解された白色塊が生成された。
前記両端に形成された白色塊を水で2回洗浄して、硫酸で中和した結果、全体的にフィラメントの厚さが薄くなり、左右のテーパー長が非対称的に異なって、非テーパー部がほとんど形成されず、植毛が不可能であった。
(比較例2)
前記実施例1と同一な方法により製造するが、吐出し量を調節しながら延伸倍率を6.5倍として製造し、太さ0.15mmの両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであって、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の33%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の65%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の77%であることを確認した。
前記比較例2は、吐出し量を調節して、太さを本発明の範囲に調節したが、延伸比率が高くて白濁現象が発生し、耐久性が低下して、歯ブラシ毛の強度が高くて使用感が劣ることを確認した。
(比較例3)
前記実施例1と同一な方法により製造するが、吐出し量を調節しながら延伸倍率を3.5倍として製造し、太さ0.25mmの両テーパーフィラメントを製造した。
その結果、全体長さが16mmであって、5mm長の非テーパー部と、両端に5.5mm長のテーパー部が形成されたことを確認した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の52%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の91%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の98%であることを確認した。
前記比較例3は、吐出し量を調節して、太さを本発明の範囲に調節したが、延伸比率が低く、歯ブラシ毛の強度が低くて使用感が非常に劣ることを確認した。
(比較例4)
前記実施例1と同様な方法により製造するが、全体長さが24mmであり、非テーパー部の長さが14mmであって、両端のテーパー部の長さが5mmである両テーパーフィラメントを製造した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の21%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の32%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の49%であることを確認した。
(比較例5)
前記実施例1と同様な方法により製造するが、苛性ソーダの濃度を25%、温度を110℃にして180分間加工し、全体長さが18mmであり、非テーパー部の長さが2mmであって、両端のテーパー部の長さが8mmである両テーパーフィラメントを製造した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の20%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の33%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の48%であることを確認した。
(比較例6)
前記実施例1と同様な方法により製造するが、苛性ソーダの濃度を35%、温度を150℃にして180分間加工し、全体長さが18mmであり、非テーパー部の長さが3mmであって、両端のテーパー部の長さが7.5mmである両テーパーフィラメントを製造した。
また、前記テーパー部を工具顕微鏡(オリンパス)を利用して確認した結果、先端から1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の22%であり、先端から3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の46%であって、先端から5.5mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の72%であることを確認した。
前記実施例及び比較例で製造された両テーパーフィラメントを電動歯ブラシに植毛した後、耐久性及び使用感を、官能検査を通じて測定した。
使用者100人を対象に、5点として評価し、平均値を記載した。
耐久性は、20回使用後、歯ブラシ毛の撓みが発生したかどうかを確認して、使用感は、歯磨き時の柔らかさ、回転時の摩擦感、洗浄感、歯茎状態などを総合的に評価した。
その結果は、下記表1に示した。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更を上述の実施の形態に施すことが可能である。
L 全体長さ
Ls 非テーパー部
CL フィラメントの中央位置
10 植毛部
20a、20b テーパー部
H1 テーパーを有するフィラメントの高さ
H2 ブラシヘッドの全高

Claims (8)

  1. a)合成樹脂組成物を溶融紡糸した後、4〜6倍に延伸して、径0.1〜0.25mmのモノフィラメントを製造する段階と、
    b)前記モノフィラメントを太さ40〜55mmのバンドル(bundle)に加工する段階と、
    c)前記モノフィラメントを完成品長さの105〜115%の長さに切断する段階と、
    d)前記バンドルの一側端に、前記合成樹脂の溶融温度に熱を加えて、1〜3mm部分を溶融密閉させる段階と、
    e)前記溶融された一側端の反対側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、
    f)前記溶融された一側端を、100〜140℃、30〜60%濃度のアルカリ溶液が入っている加工槽に浸漬してテーパー化処理する段階と、
    を含む電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  2. 前記合成樹脂組成物は、ポリエステル樹脂と添加剤の混合物であることを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  3. 前記ポリエステル樹脂は、引張強度が250〜2500cNであり、引張伸度が15〜30%であることを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  4. 浸漬時、先端から4mm以内の部分のみを浸漬してテーパー部を形成することを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  5. 前記両テーパーフィラメントは、
    径(D)が0.1mm≦D≦0.25mmであり、
    全体長さ(L)が16mm≦L≦22mmであり、
    植毛部となる非テーパー部(Ls)の長さが4mm≦Ls≦12mmであって、
    非テーパー部を除いた残りが両端でテーパー部をなすことを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  6. 前記e)段階及びf)段階でテーパー化処理時、
    先端から0〜1mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の0〜45%であり、
    先端から1〜3mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の35〜85%であって、
    先端から3〜6mmまでの直径がフィラメントの中央位置での中心直径の60〜97%になるように製造することをことを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ用両テーパーフィラメントの製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の製造方法により製造された両テーパーフィラメントを用いた電動歯ブラシ。
  8. 前記電動歯ブラシに植毛された後、歯ブラシの植毛面からのフィラメントの高さが5〜8.5mmであり、ブラシヘッド全体の高さが14〜19mmであることを特徴とする、請求項に記載の電動歯ブラシ。
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