JP2007243796A - マルチレートponシステムとこれに使用する端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 局側装置と各端末装置との間の下り方向通信が複数の伝送レートで行われるマルチレートPONシステムにおいて、レート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、データとクロックを安定して復元できるようにする。
【解決手段】 局側装置1と、それに接続された光ファイバ5から光カプラ6を介して複数の光ファイバ7,8,9に分岐した構成を成す光ファイバ網10と、その分岐した各光ファイバ7,8,9の終端にそれぞれ接続された複数の端末装置2,3,4で構成されたマルチレートPONシステムで、端末装置に於いて、下り信号に含まれるハイレート信号からデータとクロックを復元するハイレート用クロックデータリカバリと、下り信号がハイレートか否かを判断するレート判定手段と、下り信号がハイレートのときだけハイレート用クロックデータリカバリに復元動作させる切り替え手段とを備えた端末装置を採用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 局側装置1と、それに接続された光ファイバ5から光カプラ6を介して複数の光ファイバ7,8,9に分岐した構成を成す光ファイバ網10と、その分岐した各光ファイバ7,8,9の終端にそれぞれ接続された複数の端末装置2,3,4で構成されたマルチレートPONシステムで、端末装置に於いて、下り信号に含まれるハイレート信号からデータとクロックを復元するハイレート用クロックデータリカバリと、下り信号がハイレートか否かを判断するレート判定手段と、下り信号がハイレートのときだけハイレート用クロックデータリカバリに復元動作させる切り替え手段とを備えた端末装置を採用する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、局側装置と複数の端末装置の間の通信が時分割多重される、端末装置によって下り信号の伝送レートが変更可能なマルチレートPONシステムとこれに使用する端末装置に関する。
PONシステム(Passive Optical Network System)は、一つの局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と複数のユーザ端末装置(ONU:Optical Network Unit)を光カプラ等のパッシブ素子を介して接続されたP2MP(Point To Multipoint)形態の光ファイバネットワークシステムである。このPONシステムのうち、GE−PON(Gigabit Ethernet-PON)は、イーサネット(Ethernet:登録商標)技術をベースとしたギガビットクラスの伝送システムを経済的に実現するもので、IEEE802.3ahTMとして2004年6月に標準化された高速光アクセス方式の一つである。
上記PONシステムでは、局側装置から各端末装置に送信される下り信号については、各端末装置向けの信号を整列させて伝送するTDM(Time Division Multiplexing)方式が採用され、各端末装置から局側装置に送信される上り信号については、互いの信号が衝突しないような正しいタイミングで光信号を送出するTDMA(Time Division Multiple Access)方式が採用されている。このTDMA方式での信号送出のタイミングを正確に行うには、端末装置の時計と局側装置の時計が正確に同期している必要がある。
上記PONシステムでは、局側装置から各端末装置に送信される下り信号については、各端末装置向けの信号を整列させて伝送するTDM(Time Division Multiplexing)方式が採用され、各端末装置から局側装置に送信される上り信号については、互いの信号が衝突しないような正しいタイミングで光信号を送出するTDMA(Time Division Multiple Access)方式が採用されている。このTDMA方式での信号送出のタイミングを正確に行うには、端末装置の時計と局側装置の時計が正確に同期している必要がある。
このため、例えば上記IEEE802.3ahTMによる標準規格では、局側装置はローカルクロックをカウントして局側装置の時計(以下、PONカウンタという。)を生成すること、PON下り信号の伝送クロックをローカルクロックに同期させること、及び、端末装置に送信するPON制御フレームには送信時点のPONカウンタの値をタイムスタンプとして記すことが規定されている。また、端末装置としては、ローカルクロックをPON受信信号に内包されるクロックに同期させること、ローカルクロックをカウントして端末装置のPONカウンタを生成するとともに、PON制御フレームを受信したときはそのフレームに記されているタイムスタンプの値でPONカウンタを更新すること、送信許可はPONカウンタの値で指示され、端末装置は自身のPONカウンタが指示された範囲にあるときPONに送信すること、このときの伝送クロックをローカルクロックに同期させることが規定されている(非特許文献1参照)。
上記標準規格では、端末装置の自動登録方法に関して、局側装置が端末装置に登録要求をポーリング(具体的には、送信許可の一種であるディスカバリゲートをブロードキャストする。)し、端末装置が登録要求を送信することでこれに応答し、更に局側装置の登録許可と端末装置の確認応答で登録がなされることも規定されている。しかし、当該標準規格では、伝送レートは上り下りともに1.25Gbpsに固定されており、ネットワークをマルチレート化した場合の時刻同期の手法に関する規定はない。
一方、PONシステムにおいては今後さらに伝送速度の高速化が予想されるが、かかる高速化の要請に対応するため、タイムスロットごとに異なるレートの信号を生成するマルチレート・バースト回路を付加することにより、端末装置ごとにサービス容量を増加させるようにしたPONシステムにおけるサービス容量の増加方式が知られている(特許文献1参照)。
このように、特定の端末装置に対する伝送速度を高速化する場合でも、既存のサービスを維持したまま新たな高速サービスを導入できるようにして、複数の伝送レートを共存させる必要があり、この場合は、局側装置と各端末装置との通信が異なる複数の伝送レートで行われることになる(以下、マルチレートPONという。)。
このように、特定の端末装置に対する伝送速度を高速化する場合でも、既存のサービスを維持したまま新たな高速サービスを導入できるようにして、複数の伝送レートを共存させる必要があり、この場合は、局側装置と各端末装置との通信が異なる複数の伝送レートで行われることになる(以下、マルチレートPONという。)。
IEEE Std 802.3ahTM -2004 (64. Multipoint MAC Control)
特開平8−8954号公報(請求項1)
PONシステムに使用する端末装置の受信部は、通常、光信号を光電変換する光リンクと、変換された電気信号からクロックとデータを抽出するクロックデータリカバリ(CDR)と、そのクロックとデータから所定符号のフレームを復元する符号同期回路とから構成されている。
ところが、当初想定していなかったハイレート対応の端末装置を新たに既設のPONシステムに増設して、下り方向についてマルチレートPONを構成すると、各端末装置は、当該端末装置が対応する伝送レートの下り信号だけでなく、想定外の伝送レートの下り信号も受信することになる。
ところが、当初想定していなかったハイレート対応の端末装置を新たに既設のPONシステムに増設して、下り方向についてマルチレートPONを構成すると、各端末装置は、当該端末装置が対応する伝送レートの下り信号だけでなく、想定外の伝送レートの下り信号も受信することになる。
このため、端末装置のクロックデータリカバリが想定外の伝送レートの下り信号によって誤作動を起こし、クロックとデータを安定して復元できないことがある。
上記の不都合を解消する一つの方策として、例えば図5に示すように、すべての端末装置が受信可能な基準レート(図5の例では1Gを基準レートとしている。)を定めておき、その基準レートの伝送信号に、下り信号の伝送レートの切り替わりとその期間を予告する特殊符号(図5の例ではCa、Cb、Lh及びLl)を付加することが考えられる。
上記の不都合を解消する一つの方策として、例えば図5に示すように、すべての端末装置が受信可能な基準レート(図5の例では1Gを基準レートとしている。)を定めておき、その基準レートの伝送信号に、下り信号の伝送レートの切り替わりとその期間を予告する特殊符号(図5の例ではCa、Cb、Lh及びLl)を付加することが考えられる。
この場合、かかる特殊符号によって伝送レートの切り替わりとその期間が各端末装置に予告されるので、各端末装置は自己が想定する伝送レートの受信信号だけを自己のクロックデータリカバリに入力することができる。
しかし、そのような特殊符号を基準レートの伝送信号に付加する手段では、その特殊信号を挿入する分だけタイムスロットのロスが発生する。このため、PONシステムを構成する端末装置全体にタイムスロットのロスを伴う通信手順を強いることになって、伝送効率が悪化するという問題がある。
また、特殊符号を基準レートの伝送信号に付加する手段では、局側装置がある伝送レートを予告した後に、他の伝送レートの緊急信号を割り込ませることはできないので、送信順序に関する即応性を失うという問題もある。
しかし、そのような特殊符号を基準レートの伝送信号に付加する手段では、その特殊信号を挿入する分だけタイムスロットのロスが発生する。このため、PONシステムを構成する端末装置全体にタイムスロットのロスを伴う通信手順を強いることになって、伝送効率が悪化するという問題がある。
また、特殊符号を基準レートの伝送信号に付加する手段では、局側装置がある伝送レートを予告した後に、他の伝送レートの緊急信号を割り込ませることはできないので、送信順序に関する即応性を失うという問題もある。
本発明は、このような実情に鑑み、局側装置と各端末装置の間の下り方向通信が複数の伝送レートで行われるマルチレートPONシステムにおいて、レート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、データとクロックを安定して復元できるようにすることを目的とする。
本発明は、局側装置から複数の伝送レートの信号を受けうるマルチレートPONシステムの端末装置において、下り信号に含まれる特定の伝送レートを有する特定レート信号からデータとクロックを復元するクロックデータリカバリと、下り信号が特定レート信号か否かを判断するレート判定手段と、下り信号が特定レート信号のときだけ前記クロックデータリカバリに復元動作させる切り替え手段とを備えていることを特徴とする。
なお、本発明において、上記「特定レート信号」は複数の伝送レート(マルチレート)信号のうち、任意に特定された一つの伝送レートのことを意味する。
本発明の端末装置によれば、下り信号が特定レート信号(後述の実施形態では10Gbpsのハイレート信号)か否かをレート判定手段が判断し、下り信号が特定レート信号のときだけクロックデータリカバリが復元動作を行うので、下り信号に特定レート信号以外の信号(後述の実施形態では1Gまたは2Gbpsのローレート信号)が含まれていてもクロックデータリカバリは復元動作を行わない。このため、例えば図5に示すレート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、当該端末装置の受信対象である特定レート信号のデータとクロックを安定して復元することができる。
本発明の端末装置によれば、下り信号が特定レート信号(後述の実施形態では10Gbpsのハイレート信号)か否かをレート判定手段が判断し、下り信号が特定レート信号のときだけクロックデータリカバリが復元動作を行うので、下り信号に特定レート信号以外の信号(後述の実施形態では1Gまたは2Gbpsのローレート信号)が含まれていてもクロックデータリカバリは復元動作を行わない。このため、例えば図5に示すレート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、当該端末装置の受信対象である特定レート信号のデータとクロックを安定して復元することができる。
本発明の端末装置において、下り信号から特定レート信号以外の信号(以下、他レート信号という。)のデータを復元するデータリカバリを更に設けるようにすれば、特定レート信号以外の他レート信号のデータも復元できる汎用性の高い端末装置が得られる。
この場合、上記他レート信号用のデータリカバリは、相数との積が特定レート相当になる多相クロックで下り信号を並列にサンプリングすることにより、その下り信号から他レート信号のデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリを採用することが好ましい。
この場合、上記他レート信号用のデータリカバリは、相数との積が特定レート相当になる多相クロックで下り信号を並列にサンプリングすることにより、その下り信号から他レート信号のデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリを採用することが好ましい。
その理由は、上記したオーバーサンプリング方式のデータリカバリを採用すれば、当該データリカバリの多相クロックによって並列的にサンプリングされた値の変化点の数によって伝送レートを判断する回路構成を採用することにより、前記レート判定手段を構成することができる。このため、他レート信号用のデータリカバリとレート判定手段とで回路構成を部分的に共用でき、この点で端末装置の製作コストをより低減できる。
また、本発明の端末装置において、特定レート信号用のクロックデータリカバリとしては従前のPLL方式のものを採用できるが、この場合には、下り信号と発振器出力との位相を比較する第一位相比較器と、特定レート信号相当の周波数で自発する参照クロック信号と発振器出力との位相を比較する第二位相比較器と、参照クロック信号と発振器出力との周波数差を検出する周波数比較器とを備えたものを採用することが好ましい。
上記のような二つの位相比較器を有するPLL方式のクロックデータリカバリを採用した場合には、前記切り替え手段は、下り信号が他レート信号の場合に第二位相比較器を選択するスイッチで構成することができる。
上記のような二つの位相比較器を有するPLL方式のクロックデータリカバリを採用した場合には、前記切り替え手段は、下り信号が他レート信号の場合に第二位相比較器を選択するスイッチで構成することができる。
この場合、切り替え手段が第二位相比較器を選択すると、特定レート信号相当の参照周波数が発振器に入力されて発振器出力が制御され、その発振器出力に基づいて前記復元が行われるので、当該発振器の周波数が大きくずれることがない。
更に、この場合において、上記切り替え手段として、周波数差が設定された範囲を超えた場合にも第二位相比較器を選択するスイッチを採用すれば、所定の通信信号以外の不正な信号が下り信号に含まれていた場合にも、発振器の周波数が大きくずれるのを防止することができる。
なお、第一位相比較器、第二位相比較器および周波数比較器は、信号をそのまま比較するのではなく、分周器を経た信号に対して比較するものであっても良い。例えば、上記のクロックデータリカバリにおいて、発振器出力を所定の分周比(M/N)の周波数に低下させる分周器を設け、参照クロック信号の周波数を特定レート信号より低減することにしてもよい。この場合には、前記第二位相比較器が、その分周器の出力と特定レート信号の分周比相当の周波数で自発する参照クロック信号とを比較し、前記周波数比較器が、その分周器の出力と参照クロック信号との周波数差を検出する回路構成となる(例えば、図4参照)。
更に、この場合において、上記切り替え手段として、周波数差が設定された範囲を超えた場合にも第二位相比較器を選択するスイッチを採用すれば、所定の通信信号以外の不正な信号が下り信号に含まれていた場合にも、発振器の周波数が大きくずれるのを防止することができる。
なお、第一位相比較器、第二位相比較器および周波数比較器は、信号をそのまま比較するのではなく、分周器を経た信号に対して比較するものであっても良い。例えば、上記のクロックデータリカバリにおいて、発振器出力を所定の分周比(M/N)の周波数に低下させる分周器を設け、参照クロック信号の周波数を特定レート信号より低減することにしてもよい。この場合には、前記第二位相比較器が、その分周器の出力と特定レート信号の分周比相当の周波数で自発する参照クロック信号とを比較し、前記周波数比較器が、その分周器の出力と参照クロック信号との周波数差を検出する回路構成となる(例えば、図4参照)。
以上の通り、本発明によれば、局側装置と端末装置の間の下り方向通信が異なる複数の伝送レートで行われるマルチレートPONシステムにおいて、レート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、データとクロックを安定して復元することができるので、伝送効率の悪化を招来することなく、また送信順序に関する即応性を失うことなく端末装置の増設を行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明が想定するマルチレートPONシステムの概略構成図である。
図1において、局側装置(OLT)1は、複数の端末装置(ONU)2,3,4に対する集約局として電話局等に設置されており、各端末装置2,3,4は、それぞれPONシステムの加入者宅に設置されている。局側装置1には1本の光ファイバ(幹線)5が接続されている。この光ファイバ5は光カプラ6を介して複数の光ファイバ(支線)7,8,9に分岐した構成になっており、これによって光ファイバ網10が構成されている。分岐した各光ファイバ7,8,9の終端にはそれぞれ前記端末装置2,3,4が接続されている。また、局側装置1は上位ネットワーク11と接続され、各端末装置2,3,4はそれぞれのユーザネットワーク12,13,14と接続されている。
図1は本発明が想定するマルチレートPONシステムの概略構成図である。
図1において、局側装置(OLT)1は、複数の端末装置(ONU)2,3,4に対する集約局として電話局等に設置されており、各端末装置2,3,4は、それぞれPONシステムの加入者宅に設置されている。局側装置1には1本の光ファイバ(幹線)5が接続されている。この光ファイバ5は光カプラ6を介して複数の光ファイバ(支線)7,8,9に分岐した構成になっており、これによって光ファイバ網10が構成されている。分岐した各光ファイバ7,8,9の終端にはそれぞれ前記端末装置2,3,4が接続されている。また、局側装置1は上位ネットワーク11と接続され、各端末装置2,3,4はそれぞれのユーザネットワーク12,13,14と接続されている。
図1では、簡単のために3個の端末装置2,3,4が接続された形態を例示しているが、実際には、一つの光カプラ6から32分岐して32個の端末装置を接続することが可能である。また、図1では光カプラ6が一つだけのトポロジーを例示しているが、分岐数の少ない光カプラ6を縦列に複数段配置することにより、広い地域に分散している端末装置を短い光ファイバで局側装置1と接続することもできる。
このPONシステムでは、下りの光波長と上りの光波長を分けて波長分割多重(WDM)している。すなわち、局側装置1と端末装置2,3,4間の上り方向通信には単一の波長λ1のレーザ光が使用され、下り方向通信にはその波長λ1とは異なる単一の波長λ2のレーザ光が使用されている。
このPONシステムでは、下りの光波長と上りの光波長を分けて波長分割多重(WDM)している。すなわち、局側装置1と端末装置2,3,4間の上り方向通信には単一の波長λ1のレーザ光が使用され、下り方向通信にはその波長λ1とは異なる単一の波長λ2のレーザ光が使用されている。
従って、PONメディア(光ファイバ5,7,8,9)と局側装置1及び各端末装置2,3,4の送受信器の間にはWDMフィルタが備えられており、受信すべき波長成分のみ受信器に送られ、かつ、送信器が出力する光信号はWDMフィルタを介して受信光と多重されて光ファイバ5,7,8,9に送られる。なお、上記各波長λ1,λ2は、IEEE Std 802.3ahTM-2004のClause60に従う場合には、1260nm≦λ1≦1360、及び、1480nm≦λ2≦1500の範囲で選択することができる。
このPONシステムは下り方向の所定の単一波長を使って、マルチレートでバースト送信が行われるTDMマルチレートPONシステムであって、各端末装置2,3,4への下り方向の伝送レートが互いに異なっている。図1の例では、各端末装置2,3,4の情報通信レートはそれぞれ1G、2G及び10Gbpsであり、1GbpsのGE−PONをベースとして、2Gbpsの信号及び10Gbpsの信号が時分割多重化されたマルチレート信号を、局側装置1が各端末装置2,3,4に送信するようになっている。
このPONシステムは下り方向の所定の単一波長を使って、マルチレートでバースト送信が行われるTDMマルチレートPONシステムであって、各端末装置2,3,4への下り方向の伝送レートが互いに異なっている。図1の例では、各端末装置2,3,4の情報通信レートはそれぞれ1G、2G及び10Gbpsであり、1GbpsのGE−PONをベースとして、2Gbpsの信号及び10Gbpsの信号が時分割多重化されたマルチレート信号を、局側装置1が各端末装置2,3,4に送信するようになっている。
なお、本実施形態では、上記複数のレート中の特定されたある一つの特定レート信号を、情報通信レートが10Gbpsのハイレート信号であると想定し、情報通信レートが1G及び2Gbpsのローレート信号をその特定レート信号以外の他レート信号と想定している。
また、後述の通り、情報通信レートが1G及び2Gbpsの場合は8B/10B符号の符号化が行われるので、この場合のボーレートは1.25Gbps及び2.5bpsとなり、情報通信レートが10Gの場合は64b/66b符号の符号化が行われるので、この場合のボーレートは10.3125Gとなる。もっとも、以下においては、10.3125Gのボーレートの場合にも、小数点以下の記載を省略して10Gと記載する。
更に、本実施形態において、1.25Gbpsの伝送方式はGE−PONの伝送方式に基づき、2.5Gbpsの伝送レートはGE−PONを倍速にしたものである。10Gbpsの伝送レートは10Gビットイーサネットの伝送方式に基づく。
また、後述の通り、情報通信レートが1G及び2Gbpsの場合は8B/10B符号の符号化が行われるので、この場合のボーレートは1.25Gbps及び2.5bpsとなり、情報通信レートが10Gの場合は64b/66b符号の符号化が行われるので、この場合のボーレートは10.3125Gとなる。もっとも、以下においては、10.3125Gのボーレートの場合にも、小数点以下の記載を省略して10Gと記載する。
更に、本実施形態において、1.25Gbpsの伝送方式はGE−PONの伝送方式に基づき、2.5Gbpsの伝送レートはGE−PONを倍速にしたものである。10Gbpsの伝送レートは10Gビットイーサネットの伝送方式に基づく。
図2は、本発明の実施形態に係る端末装置のPONインターフェース部を示している。
本実施形態の端末装置ONU1は、下り方向について、1G、2G及び10Gbpsのすべての情報通信レートを受信可能な端末装置である。
光ファイバから受信した下りの光信号は、受信器20によって電気信号に変換される。この受信器20の後段には、ローレート用のデータリカバリ35とハイレート用のクロックデータリカバリである10G−CDR36が接続されている。このうち、10G−CDR36は入力信号から10Gbpsのクロックとデータを復元するものであり、データリカバリ35は入力信号から1.25Gbpsあるいは2.5Gbpsのデータを復元するものである。
本実施形態の端末装置ONU1は、下り方向について、1G、2G及び10Gbpsのすべての情報通信レートを受信可能な端末装置である。
光ファイバから受信した下りの光信号は、受信器20によって電気信号に変換される。この受信器20の後段には、ローレート用のデータリカバリ35とハイレート用のクロックデータリカバリである10G−CDR36が接続されている。このうち、10G−CDR36は入力信号から10Gbpsのクロックとデータを復元するものであり、データリカバリ35は入力信号から1.25Gbpsあるいは2.5Gbpsのデータを復元するものである。
図3は、本実施形態の端末装置ONU1が採用する、ローレート用(他レート信号用)のデータリカバリ35の具体例を示している。
このデータリカバリ35は、相数との積がハイレート相当(従って、本実施形態では10GHz相当)になる多相クロックで下り信号よりなる入力信号を並列にサンプリングすることにより、その入力信号からローレート信号のデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリよりなり、上記多相クロックによって並列的にサンプリングされた値の変化点の数によって伝送レートを判断するようになっている。
このデータリカバリ35は、相数との積がハイレート相当(従って、本実施形態では10GHz相当)になる多相クロックで下り信号よりなる入力信号を並列にサンプリングすることにより、その入力信号からローレート信号のデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリよりなり、上記多相クロックによって並列的にサンプリングされた値の変化点の数によって伝送レートを判断するようになっている。
すなわち、図3において、入力信号は合計八個のフリップフロップ(以下、FFと略記する。)37でパラレルにサンプリングされた後、そのなかの一つを位相選択回路38で選択し、出力される。八個のFF37のサンプリングクロックは2.5GHzの4相クロックをもとに、位相が90度ずつ順にずれる配置で与えられる。なお、一つの位相で二つのFF37が駆動される。
サンプリングされた八本の信号は、レート判定部39に入力され、同値が連続する頻度から入力信号のレートを「1G」、「2G」または「10G」の選択肢から判定し、その種別を出力する。
サンプリングされた八本の信号は、レート判定部39に入力され、同値が連続する頻度から入力信号のレートを「1G」、「2G」または「10G」の選択肢から判定し、その種別を出力する。
本実施形態において、上記レート判定部39で行われるレート判定は、サンプリングされた1.6ns区間に現れる値の変化点の数を調べることによって行われる。このとき、直前のサンプリング区間最終位相のサンプリング結果と、現在のサンプリング区間の最初の位相のサンプリング結果で構成される変化点もカウントされる。
すなわち、変化点がほとんど1以下である区間が続く場合は1G、殆ど2以下であってかなりの頻度で2の場合が発生する区間が続く場合は2G、かなりの頻度で連続した変化(例えば、隣接する3位相のサンプリング結果が101または010となることを意味する。)が発生する区間が続く場合は10Gと判断する。もっとも、いずれにも判定できない区間があってもよい。
すなわち、変化点がほとんど1以下である区間が続く場合は1G、殆ど2以下であってかなりの頻度で2の場合が発生する区間が続く場合は2G、かなりの頻度で連続した変化(例えば、隣接する3位相のサンプリング結果が101または010となることを意味する。)が発生する区間が続く場合は10Gと判断する。もっとも、いずれにも判定できない区間があってもよい。
レート判定部39では、これと並行して、変化点の中間に位置する位相(最適位相)が判定され、位相選択回路38に通知される。レートが1Gである場合は八個の位相のうち最適なものは一つしかないが、レートが2Gである場合は、二つありうる。
このようにして、いずれかの位相を選択するとともに、以後の区間においてもその位相を選択する(位相ずれに応じて近い位相に移動することは望ましいが、他方の最適位相には移動しない。)。あるいは、レートが2Gである場合、特定の隣接する四つの位相を選択範囲とし、そのなかから最適位相を判断してもよい。
このようにして、いずれかの位相を選択するとともに、以後の区間においてもその位相を選択する(位相ずれに応じて近い位相に移動することは望ましいが、他方の最適位相には移動しない。)。あるいは、レートが2Gである場合、特定の隣接する四つの位相を選択範囲とし、そのなかから最適位相を判断してもよい。
位相選択回路38は、多相クロック生成器40からクロックの供給を得て、選択したサンプリング結果を次段の回路と同期がとれるよう、予め決められた位相のクロックでサンプリングし直して出力する。
図2に戻り、上記データリカバリ35の後段にはローレート用の符号同期回路41が配置されている。この回路41は、レート種別が2Gである場合、データリカバリ結果のビットシーケンスから8B/10B符号の境界を検出するとともに8B/10B符号を切り出して10B/8B変換し、フレームを切り出す。レート種別が1Gである場合は、2Gの場合に比べて2分周したクロックで符号同期処理を行う。
図2に戻り、上記データリカバリ35の後段にはローレート用の符号同期回路41が配置されている。この回路41は、レート種別が2Gである場合、データリカバリ結果のビットシーケンスから8B/10B符号の境界を検出するとともに8B/10B符号を切り出して10B/8B変換し、フレームを切り出す。レート種別が1Gである場合は、2Gの場合に比べて2分周したクロックで符号同期処理を行う。
前記10G−CDR36は10G期間の入力信号から、10Gbpsのデータとクロックを復元するものである。図4は、本実施形態の端末装置ONU1が採用する、ハイレート用(特定レート信号用)のクロックデータリカバリである10G−CDR36の具体例を示している。
図4に示すように、本実施形態の10G−CDR36は公知のPLL方式に基づいたCDRであって、下り信号である入力信号と発振器出力との位相を比較する第一位相比較器42と、発振器出力を所定の分周比の周波数に低下させる分周器47の出力と参照クロック信号との位相を比較する第二位相比較器43とを備えている。これらの比較器42,43のうちのいずれかの出力が選択され、その選択された位相比較器42,43とループフィルタ44及びVCO(発振器)45がPLLを構成する。
図4に示すように、本実施形態の10G−CDR36は公知のPLL方式に基づいたCDRであって、下り信号である入力信号と発振器出力との位相を比較する第一位相比較器42と、発振器出力を所定の分周比の周波数に低下させる分周器47の出力と参照クロック信号との位相を比較する第二位相比較器43とを備えている。これらの比較器42,43のうちのいずれかの出力が選択され、その選択された位相比較器42,43とループフィルタ44及びVCO(発振器)45がPLLを構成する。
すなわち、第一位相比較器42はVCO出力と入力信号との位相を比較するのに対して、第二位相比較器43は参照クロック発生器46からの参照クロックと、このクロックの周波数に一致するようにVCO出力を分周器47によって分周した信号との位相を比較する。この分周した信号は周波数比較回路48にも入力され、周波数差が定められた範囲内にあるか否か判定される(範囲内でない場合は不一致)。また、参照クロック発生器47は、ハーレート信号(10G)に対して分周器47の分周比に相当する周波数で参照クロック信号を生成する。
周波数比較回路48の出力と前記レート判定部39のレート種別出力はORゲートよりなる切り替えスイッチ(切り替え手段)52に接続されている。この切り替えスイッチ52は、周波数比較回路48における周波数が不一致の場合か、或いは、レート判定部39におけるレート判定結果が10G期間以外の場合に、PLLのループに第二位相比較器43を選択する。
周波数比較回路48の出力と前記レート判定部39のレート種別出力はORゲートよりなる切り替えスイッチ(切り替え手段)52に接続されている。この切り替えスイッチ52は、周波数比較回路48における周波数が不一致の場合か、或いは、レート判定部39におけるレート判定結果が10G期間以外の場合に、PLLのループに第二位相比較器43を選択する。
すなわち、レート種別が10Gである場合には、切り替えスイッチ52の外部リセットが解除されて♯1が選択され、10G−CDR36が10G用のものとして機能する。他方、レート種別が1Gまたは2Gである場合には、切り替えスイッチ52の外部リセットがオンになって♯2が選択され、第二位相比較器43が選択される。第二位相比較器43が選択されると、予め設定された範囲内の周波数差が認められた参照周波数がVCO45に入力されるので、その周波数が大きくずれることがない。
このため、本実施形態の10G−CDR36によれば、10G以外のローレート信号や、その信号以外に不正な信号が下り信号に含まれていた場合にも、VCO45の周波数が大きくずれるのを防止することができる。
なお、図4に示す10G−CDR36において、分周器47を省略して、VCO45の出力を第二位相比較器43と周波数比較回路48に直接入力することにしてもよく、この場合の参照クロックの周波数はハイレート(10G)相当の周波数となる。
このため、本実施形態の10G−CDR36によれば、10G以外のローレート信号や、その信号以外に不正な信号が下り信号に含まれていた場合にも、VCO45の周波数が大きくずれるのを防止することができる。
なお、図4に示す10G−CDR36において、分周器47を省略して、VCO45の出力を第二位相比較器43と周波数比較回路48に直接入力することにしてもよく、この場合の参照クロックの周波数はハイレート(10G)相当の周波数となる。
図2に戻り、上記10G−CDR36の後段にはハイレート用の符号同期回路49が配置されている。10G符号同期回路49は10G−CDR36で復元されたクロックとデータから64b/66b符号の境界を検出するとともに64b/66b符号を切り出してデスクランブルし、フレームを復元する。
本実施形態では、二つのフレーム種別分別回路50,51が設けられ、その一方には符号同期回路(1G及び2G用)41からの信号が入力され、他方には10G符号同期回路49からの信号が入力される。
本実施形態では、二つのフレーム種別分別回路50,51が設けられ、その一方には符号同期回路(1G及び2G用)41からの信号が入力され、他方には10G符号同期回路49からの信号が入力される。
このうち、符号同期回路41からの信号を受ける第一フレーム種別分別回路50は1Gあるいは2Gレートで送られるPON制御フレームを分別し、10G−符号同期回路49からの信号を受ける第二フレーム種別分別回路51は10Gレートで送られるPON制御フレームを分別する。これらのPON制御フレームはタイムスタンプ抽出回路21に送られ、以下の通り処理される。もっとも、本実施形態のタイムスタンプ抽出回路21では、タイムスタンプを取り出す対象として、1G、2G及び10Gのうちの特定のレートで送られたPON制御フレームのみに限定してもよいし、それらのすべてのレートで送られたPON制御フレームとしてもよい。
分別されたPON制御フレームとそれ以外のフレームのうち、PON制御フレームはタイムスタンプ抽出回路21を経て制御フレーム処理回路22に送られる。タイムスタンプ抽出回路21は、タイムスタンプを読み取ってそのスタンプをPON時刻制御回路23とドリフト判定回路26に送る。
本実施形態に係るPONインターフェースの送信部の基本となるクロックは、例えばVCXOよりなる電圧制御型水晶発振器25によって生成される。なお、GE-PONに依拠する場合は、PONカウンタは16ビット時間(=16ns)の分解能をもつ32ビットの情報であることから、125MHzを中心周波数としたVCXO25を採用することができる。
本実施形態に係るPONインターフェースの送信部の基本となるクロックは、例えばVCXOよりなる電圧制御型水晶発振器25によって生成される。なお、GE-PONに依拠する場合は、PONカウンタは16ビット時間(=16ns)の分解能をもつ32ビットの情報であることから、125MHzを中心周波数としたVCXO25を採用することができる。
前記PON時刻制御回路23は、VCXO25で生成された基本クロックに基づいてPONカウンタをインクリメントするとともに、前記抽出回路21からタイムスタンプが送られてきたときにPONカウンタの値を更新する。すなわち、PON時刻制御回路23は、基本クロックでインクリメントされる33ビットのカウンタを有し、上位32ビットをPONカウンタとして出力する。
更新されたPONカウンタの情報は、それぞれドリフト判定回路26と送信制御回路27に送られる。ドリフト判定回路26は、タイムスタンプが送られてきた時点で、タイムスタンプと更新前のPONカウンタのずれを判定し、想定外のずれはPONシステムの異常としてアラームを出力する。
更新されたPONカウンタの情報は、それぞれドリフト判定回路26と送信制御回路27に送られる。ドリフト判定回路26は、タイムスタンプが送られてきた時点で、タイムスタンプと更新前のPONカウンタのずれを判定し、想定外のずれはPONシステムの異常としてアラームを出力する。
また、ドリフト判定回路26は、想定内のずれに対しては、そのずれが小さくなる方向に前記VCXO25の可変周波数を補正し、VCXO25によって生成される基本クロックを調整する。なお、一般的なVCXO25の周波数制御は、制御入力のアナログ電圧レベルを変更することによって行う。
上りフレームは、上りバッファ28に一旦バッファリングされたあと、前記送信制御回路27の指示に基づいて順次取り出され、符号化回路29に送られる。
上りフレームは、上りバッファ28に一旦バッファリングされたあと、前記送信制御回路27の指示に基づいて順次取り出され、符号化回路29に送られる。
本実施形態の端末装置ONU1は、各自の能力に応じたレートでPON上り信号を伝送することができる。
そこで、上り信号の伝送レートを10Gbpsとする場合について説明すると、符号化回路29は、送信フレームを64b/66b符号化したあとでシリアル化し、10GbpsのNRZ信号列として送信器30に送る。このシリアル化は、基準レートを生成するVCXO25とは別に設けた伝送クロック生成器32が出力する10GHzのクロックに同期して行われる。従って、本実施形態では、上り伝送レートはVCXO25が出力する基本クロックとは無関係である。
そこで、上り信号の伝送レートを10Gbpsとする場合について説明すると、符号化回路29は、送信フレームを64b/66b符号化したあとでシリアル化し、10GbpsのNRZ信号列として送信器30に送る。このシリアル化は、基準レートを生成するVCXO25とは別に設けた伝送クロック生成器32が出力する10GHzのクロックに同期して行われる。従って、本実施形態では、上り伝送レートはVCXO25が出力する基本クロックとは無関係である。
一方、上り信号の伝送レートを1.25Gbpsとする場合には、符号化回路29は、送信フレームを8B/10B符号化したあとシリアル化し、1ビットのNRZ信号として送信器30に送る。なお、図2に破線で示すように、この場合の伝送クロックはクロック逓倍回路31で基本クロックを元に生成することにしてもよい。
送信器30は送信制御回路27からの発光指示信号に基づき、入力されるNRZ信号を光のオンオフ信号に変換する。
送信器30は送信制御回路27からの発光指示信号に基づき、入力されるNRZ信号を光のオンオフ信号に変換する。
制御フレーム処理回路22は受信したPON制御フレームを解釈して、所定の処理を行う。特に通常のゲートフレームに対しては、そのフレームに含まれている送信開始時刻と送信持続時間を取り出し、送信制御回路27に送る。送信制御回路27はPONカウンタが送信開始時刻に到達した時点で送信器30に発光を指示し、送信持続時間が経過するまでは発光指示を持続する。このとき、発光指示に先立って上りバッファ28に送信フレームの取り出しが指示される。
上記したPONインターフェース部を有する本実施形態の端末装置ONU1によれば、下り信号が10Gbpsのハイレート信号か否かをレート判定部39が判断し、下り信号がそのハイレート信号のときだけ10G−CDR36が復元動作を行い、下り信号に1Gbpsや2Gbpsのローレート信号が含まれていても10G−CDR36は復元動作を行わない。このため、図5に示すレート変更予告のような特殊な通信手順の変更を行わなくても、ハイレートである10Gbpsの信号のデータとクロックを安定して復元することができる。
また、本実施形態の端末装置ONU1では、下り信号から1Gbpsや2Gbpsのローレート信号のデータを復元するデータリカバリ35が設けられ、10Gbpsの信号だけでなく1Gbpsや2Gbpsの信号のデータも復元できるので、汎用性の高い端末装置となっている。すなわち、本実施形態の端末装置ONU1は、レート判定部39を有するデータリカバリ35によって伝送レートを自動認識できるので、図5に例示したレート変更予告や切り替え順の制約は必要なく、フレーム間のギャップ時間にレートを切り替えることができる。
そして、本実施形態では、上記したローレート用のデータリカバリ35として、相数との積がハイレート相当(10Gbps相当)になる多相クロックで下り信号を並列にサンプリングすることにより、その下り信号から1.25Gbpsまたは2.5Gbpsのデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリを採用し、その上で、データリカバリ35の多相クロックで並列的にサンプリングされた値の変化点の数で伝送レートを判断する回路構成を採用することにより、レート判定部39を構成している。従って、ローレート用のデータリカバリ35とレート判定部39とで回路構成を部分的に共用できるため、端末装置ONU1の製作コストをより低減することができる。
更に、本実施形態の端末装置ONU1によれば、下り信号の制御フレームに含まれるタイムスタンプが送られてきた時点での当該タイムスタンプとの時間的ずれが小さくなるように、基本クロックに基づく自身のPONカウンタの調整を行い、その調整が行われた基本クロックに基づくPONカウンタに基づいて上り信号の送信タイミングを決定しているので、局側装置1と端末装置2,3,4との通信が時分割多重される図1のPONシステムに使用すれば、当該端末装置ONU1のPONカウンタを正確に同期させることができる。このため、各端末装置2,3,4からの上り信号を衝突することなく効率的に伝送することできる。
一方、PON制御フレームに記されているタイムスタンプは、局側装置1の実装に依存して若干のぶれが生じ易く、また、規約上においても所定範囲のぶれ(例えばGE−PONのONUにおいては、分解能16nsに対して12単位のぶれ)が認められている。従って、そのようなぶれが想定されているタイムスタンプに依拠して基本クロックを調整しても、タイムスタンプTSの精度以上に基本クロックを高精度化することができない。
そこで、本実施形態では、基本クロックの発生器であるVCXO25とは個別に設けた伝送クロック発生器32により、基本クロックとは無関係に生成した端末装置固有の伝送クロックを採用することにしている。
そこで、本実施形態では、基本クロックの発生器であるVCXO25とは個別に設けた伝送クロック発生器32により、基本クロックとは無関係に生成した端末装置固有の伝送クロックを採用することにしている。
この場合、送信開始タイミングが正確になることは同様である上、伝送クロックがタイムスタンプを参照しない個別の伝送クロック発生器32によって生成されることから、タイムスタンプのジッタに影響されない綺麗な伝送クロックが得られ、より受信エラーが生じにくい上り信号を送信することができる。
また、同様の理由から、ドリフト判定回路26に、過去のタイムスタンプのずれの履歴に基づいて基準とすべきタイムスタンプを決定する機能を付加することが好ましい。
また、同様の理由から、ドリフト判定回路26に、過去のタイムスタンプのずれの履歴に基づいて基準とすべきタイムスタンプを決定する機能を付加することが好ましい。
例えば、VCXO25の周波数制御を、タイムスタンプのずれに即応させる他に、タイムスタンプとPONカウンタのずれの履歴に基づかせるものでもよい。具体的には、過去のずれを平均化するフィルタによって個々のタイムスタンプに含まれるぶれの影響を軽減し、VCXO25の周波数制御を行う。
同様にPONカウンタの更新においても、そのときのタイムスタンプをそのまま用いるのではなく、タイムスタンプとPONカウンタのずれの履歴に基づかせるものでもよい。或いは、PONカウンタの更新やVCXO25の周波数制御において、一定範囲のずれや特異なずれを無視してもよい。
同様にPONカウンタの更新においても、そのときのタイムスタンプをそのまま用いるのではなく、タイムスタンプとPONカウンタのずれの履歴に基づかせるものでもよい。或いは、PONカウンタの更新やVCXO25の周波数制御において、一定範囲のずれや特異なずれを無視してもよい。
本実施形態において、前記ドリフト判定回路26はデジタル的なものでもアナログ的なものでもよいが、タイムスタンプとPONカウンタのずれはデジタル量なので、ずれ量にもとづいて適切な電圧レベルを求める回路はデジタル回路(プロセッサ及びプログラムに基づくものを含む。)とすることが好ましい。この場合、デジタルな電圧レベルをDAコンバータによってアナログ信号に変換し、VCXO25に与えればよい。
本実施形態では発振器としてVCXO25を用いているが、これを電圧制御型発振器(VCO)に代替させることもできる。
本実施形態では発振器としてVCXO25を用いているが、これを電圧制御型発振器(VCO)に代替させることもできる。
本実施形態の端末装置ONU1において、上り伝送レートは10Gbpsのみに固定してもよいが、1.25Gbpsまたは2.5Gbps若しくはこれらの双方の能力を備えてもよい。その理由は、接続される局側装置1の能力が限定されている場合に対応範囲が広くなるからである。
また、通信内容に応じて伝送レートを変えてもよい。例えば、端末装置ONU1の登録に際しての通信については1Gレートで行うようにすれば、登録手順が単純になる。この場合、1G用又は2G用の符号化回路若しくはこれらの双方の符号化回路、及び、1.25GHz/2.5GHzの伝送クロック生成器を10Gbpsのものと並列に設け、送信器30に与える入力を両符号化回路の出力のうち一方を選択するようにすればよい。
また、通信内容に応じて伝送レートを変えてもよい。例えば、端末装置ONU1の登録に際しての通信については1Gレートで行うようにすれば、登録手順が単純になる。この場合、1G用又は2G用の符号化回路若しくはこれらの双方の符号化回路、及び、1.25GHz/2.5GHzの伝送クロック生成器を10Gbpsのものと並列に設け、送信器30に与える入力を両符号化回路の出力のうち一方を選択するようにすればよい。
1Gと2Gの能力を備える場合、共通の符号化回路は8B/10B変換とシリアル化をそれぞれのレートで行う。伝送クロック生成器32は2.5GHzとし、1.25GHzの信号を送信する場合は、同じ値が2ビット続く2.5Gbpsの信号として送信するようにすればよい。
なお、上りマルチレートに対応した局側装置1のPON受信部は、図2のPON受信部と同様の構成が可能である。ただし、バースト単位でレートが切り替わる場合でかつレートが予め決まっている場合は、データリカバリ35におけるレート判定は不要であり、局側装置1がレート種別を指示する。
なお、上りマルチレートに対応した局側装置1のPON受信部は、図2のPON受信部と同様の構成が可能である。ただし、バースト単位でレートが切り替わる場合でかつレートが予め決まっている場合は、データリカバリ35におけるレート判定は不要であり、局側装置1がレート種別を指示する。
本実施形態において、データリカバリ35は、レートを判定する部分のみに限定してよい。レート判定には多相クロックの相数は限定的なものでよく、10GHzの2相クロックでサンプリングし、いずれかの位相において、3回連続して値が変化する場合が頻繁にあるか否かを調べるようなものでよい。
登録やPONアクセス制御のためのPON制御通信やマルチキャスト通信に際して、どのレートを使うかは、端末装置2,3,4の能力に関する前提に関連して、多くのバリエーションが考えられる。
登録やPONアクセス制御のためのPON制御通信やマルチキャスト通信に際して、どのレートを使うかは、端末装置2,3,4の能力に関する前提に関連して、多くのバリエーションが考えられる。
すべての端末装置2,3,4が基準レート(例えば1Gbps)の送受信能力を備えることを前提にすれば、PON制御通信やマルチキャスト通信には基準レートで行うのが簡便である。登録後、局側装置1と端末装置2,3,4の能力をネゴーシエーションすることによって、以後の1対1通信はより高速なレートを使うように移行できる。
一方、端末装置2,3,4の送受信能力を特定のレートに限定してもよいことを前提にすれば、登録手続きをレート毎に独立して行うこともできる。この場合、登録要求のポーリングはレート毎に行われる。マルチキャストフレームであって、受け手が複数のレートに渡る場合、そのマルチキャストフレームは受け手のレート毎に繰り返し送信されるようにすればよい。
一方、端末装置2,3,4の送受信能力を特定のレートに限定してもよいことを前提にすれば、登録手続きをレート毎に独立して行うこともできる。この場合、登録要求のポーリングはレート毎に行われる。マルチキャストフレームであって、受け手が複数のレートに渡る場合、そのマルチキャストフレームは受け手のレート毎に繰り返し送信されるようにすればよい。
1 局側装置
2 端末装置(1G用)
3 端末装置(2G用)
4 端末装置(10G用)
5 光ファイバ
6 光カプラ
7 光ファイバ
8 光ファイバ
9 光ファイバ
10 光ファイバ網
35 ローレート用のデータリカバリ(データリカバリ)
36 10G−CDR(クロックデータリカバリ)
42 第一位相比較器
43 第二位相比較器
47 分周器
48 周波数比較器
52 切り替えスイッチ(切り替え手段)
ONU1 端末装置
2 端末装置(1G用)
3 端末装置(2G用)
4 端末装置(10G用)
5 光ファイバ
6 光カプラ
7 光ファイバ
8 光ファイバ
9 光ファイバ
10 光ファイバ網
35 ローレート用のデータリカバリ(データリカバリ)
36 10G−CDR(クロックデータリカバリ)
42 第一位相比較器
43 第二位相比較器
47 分周器
48 周波数比較器
52 切り替えスイッチ(切り替え手段)
ONU1 端末装置
Claims (6)
- 局側装置から複数の伝送レートの信号を受けうるマルチレートPONシステムの端末装置において、
下り信号に含まれる特定の伝送レートを有する特定レート信号からデータとクロックを復元するクロックデータリカバリと、下り信号が特定レート信号か否かを判断するレート判定手段と、下り信号が特定レート信号のときだけ前記クロックデータリカバリに復元動作させる切り替え手段とを備えていることを特徴とするマルチレートPONシステムに使用する端末装置。 - 下り信号から特定レート信号以外の信号のデータを復元するデータリカバリを更に備えている請求項1に記載のマルチレートPONシステムに使用する端末装置。
- 前記データリカバリは、相数との積が特定レート信号のレート相当になる多相クロックで下り信号を並列にサンプリングすることにより、その下り信号から特定レート信号以外の信号のデータを復元するオーバーサンプリング方式のデータリカバリである請求項2に記載のマルチレートPONシステムに使用する端末装置。
- 前記レート判定手段は、前記データリカバリの多相クロックによって並列的にサンプリングされた値の変化点の数によって伝送レートを判断するものである請求項3に記載のマルチレートPONシステムに使用する端末装置。
- 前記クロックデータリカバリは、下り信号と発振器出力との位相を比較する第一位相比較器と、特定レート信号相当の周波数で自発する参照クロック信号と発振器出力との位相を比較する第二位相比較器と、参照クロック信号と発振器出力との周波数差を検出する周波数比較器とを備えており、
前記切り替え手段は、下り信号が特定レート信号以外の場合と、前記周波数差が設定された範囲を超えた場合に前記第二位相比較器を選択するものであり、選択された比較器に基づいて前記発振器出力が制御され、前記発振器出力に基づいて前記復元が行われる請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチレートPONシステムに使用する端末装置。 - 局側装置と、この局側装置に接続された光ファイバから光カプラを介して複数の光ファイバに分岐した構成を成す光ファイバ網と、その分岐した各光ファイバの終端にそれぞれ接続された複数の端末装置とを含み、前記局側装置と前記各端末装置の間の下り方向通信が複数の伝送レートで行われるマルチレートPONシステムにおいて、
前記端末装置の少なくとも一つが、下り信号に含まれる特定の伝送レートを有する特定レート信号からデータとクロックを復元するクロックデータリカバリと、下り信号が特定レート信号か否かを判断するレート判定手段と、下り信号が特定レート信号のときだけ前記クロックデータリカバリに復元動作させる切り替え手段とを備えていることを特徴とするマルチレートPONシステム。
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