JPWO2013132716A1 - マルチレート再生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
近年のFTTH(Fiber−to−the−Home)システムとしては、PON(Passive Optical Networks)システムが主流となっている(たとえば、非特許文献1参照)。
そこで、従来から、このようなバースト信号から高速にクロック信号を抽出して、データを再生する技術が提案されている(たとえば、非特許文献2参照)。
たとえば、1[Gbps]のバースト入力データに対し、8位相クロックによるサンプリング(1.25[GHz]×8位相ずれ(45度ずれ)クロック)を行うことにより、±0.68UI(Unit Interval)までの入力パルス幅ひずみに対して正確なバーストCDR動作が実現可能であることが示されている。
たとえば、10.3[Gbps]および1.25[Gbps]の異なるビットレート入力条件に対応したマルチレート動作に対する実験結果も示されている(たとえば、非特許文献3参照)。
多位相サンプリングCDR手法は、通常のPLL方式をベースとしたCDR手法とは異なり、入力データビットをオーバサンプリングにより受信する手法なので、オーバサンプリング速度までは、入力データのビットレートに基本的に依存せずに、サンプリングデータを入力データビットレートに応じてダウンサンプリング(間引き)することにより、簡便にマルチレート動作が実現できるといった利点を有している。
特に、入力パルス幅が歪んでいる場合には、サンプリング分解能の向上によりパルス幅歪耐力性能が改善する一方で、歪により想定されるエッジ位相の検出頻度が全エッジに広がるので、選択アルゴリズムがさらに複雑となる、というトレードオフが生じるという課題があった。
以下、図1〜図5を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るマルチレート再生装置のブロック図である。
図1において、マルチレート再生装置は、M[Hz]×N位相サンプリング回路1と、位相群選択回路2と、N位相データ選択回路6と、N位相の最適位相選択回路7と、ビット積算数決定回路8と、M/S[bps]データ再生回路9と、M[bps]データ再生回路10と、を備えている。
M/S[bps]データ再生回路9およびM[bps]データ再生回路10は、N位相データ選択回路6および最適位相選択回路7と協働して、最適位相データのビットレートを、所要のビットレート信号に再生して出力するデータ再生回路を構成している。
図1のマルチレート再生装置(たとえば、バーストデータ再生装置)は、PONシステムなどの光アクセスシステム(図示せず)の親局装置(光受信器)に設けられている。
まず、光受信器から出力されたM/S[bps]の入力データは、M[Hz]×N位相サンプリング回路1に入力される。
M[Hz]×N位相サンプリング回路1は、M[Hz]×N位相クロックをサンプリングクロックとして、入力データをサンプリングして出力する。
したがって、M[Hz]×N位相サンプリング回路1からは、システムクロックに周波数同期し、かつ位相が#0〜#(N−1)×Sまで1/(N×S)位相ずつシフトした、入力データのサンプリング結果(<0>、<1>、・・・、<N−1>)が、N×S位相クロックサンプリングデータ(以下、「N×S位相サンプリングデータ」という)として出力される。
位相群選択回路2において、エッジ位相検出回路3は、入力されたN×S位相サンプリングデータからデータエッジ位相を検出して、検出結果を位相群決定回路4に入力する。
1ビット幅には、「0→1」、「1→0」、「1→1」、「0→0」のいずれかの場合に応じて、立上りエッジ位相または立下りエッジ位相の1つ以下が含まれるので、1ビット幅でのエッジ位相検出においては、エッジ位相が一意に決定される。なお、エッジ位相が検出されない場合には、エッジ位相検出回路3は、前回の検出結果をラッチして出力する。
図2、図3はエッジ位相検出回路3および位相群決定回路4の動作を示す説明図である。また、図4は位相群選択回路2(エッジ位相検出回路3、位相群決定回路4およびセレクタ回路5)の動作シーケンスを示すフローチャートである。
なお、図2、図3においては、説明を容易にするための一例として、各変数M、S、M/S、Nを、それぞれ、M=10[Gbps]、S=4、M/S=2.5[Gbps]、N=8位相、N×S=32位相とした場合を示している。
また、図3においては、複数データを時間積分した入力データの中心位相が、4つの位相群A〜Dのうちの位相群Cのタイミング(破線矢印参照)に一致した場合を示している。
ここで、図2、図3のように、4位相ごとの位相を組とした8位相分のサンプリングデータを有する4つの位相群A、B、C、Dをアサインする。
以下では、2.5[Gbps]×32位相サンプリングが行われる場合について、動作説明する。
続いて、位相群決定回路4は、ステップST1のエッジ位相抽出結果から、中心位相番号<c>を平均値として、以下の式(1)にしたがい、位相群を決定する(ステップST2)。
なお、ステップST4において、同一数の位相群が複数存在し、多数決で一意に決定されない場合には、前回の決定結果(最適位相群)をラッチして使用する。
最後に、セレクタ回路5は、位相群決定回路4にて決定された位相群のデータのみを選択して出力し(ステップST5)、図4の処理ルーチンを終了する。
ここでは、セレクタ回路5から8位相(N=8)分のサンプリングデータが出力される場合を示している。
この場合、最適位相選択回路7は、入力された8位相データ(N=8)のエッジ位相を決定する。なお、エッジ位相の決定においては、ビット積算数決定回路8によって指定されるビット積算数ごとに、エッジ位相のヒストグラムを作成し、最も頻度の高い位相をエッジ位相として抽出する。
M[bps]データが入力された場合、セレクタ回路5は、すべての位相群データを出力し、位相群決定動作を休止する。
また、すべての位相群データは、M[bps]データ再生回路10から、M[bps]データとして出力される。
以後、同様の動作により、M[bps]データの再生を行うことができる。
図5はこの発明の実施の形態1による第1の効果を示す説明図であり、歪んだ入力データに対するサンプリング動作を示している。
この発明の実施の形態1によれば、まず、第1の効果として、高速サンプリング分解能相当のサンプリング性能を実現することにより、図5のように、入力データのパルス幅の歪みに対しても、ビット開口部に識別位相を配置することが可能となる。
また、M[Hz]×N位相サンプリング回路1は、入力データが、M[bps]の1/S(S=2^(x)、x=0、1、2、・・・)のM/S[bps]のビットレートデータからなる場合には、入力データをN×S位相オーバサンプリングする。
具体的には、位相群決定回路4は、入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合に、立上りエッジおよび立下りエッジの各位相から中心位相の所属する1つの位相群を抽出し、1つの位相群で検出した中心位相のみを選択して出力する。
データ再生回路は、入力データのビットレートがM[bps]の場合には、M[bps]データ再生回路10により、M[bps]のデータを再生する。
また、データ再生回路は、入力データのビットレートがM/S[bps]の場合には、M/S[bps]データ再生回路9により、M/S[bps]のデータを再生する。
さらに、光アクセスシステムは、PONシステムからなり、入力データは、バーストデータからなる。
なお、上記実施の形態1(図1)では、N位相データ選択回路6および最適位相選択回路7を用いたが、入力データに歪またはジッタがほとんど存在しない場合には、図6のように、N位相データ選択回路6および最適位相選択回路7の機能を位相群選択回路12内の機能に含めて、全体の回路構成を簡略化してもよい。
以下、図6を参照しながら、この発明の実施の形態2に係るマルチレート再生装置について説明する。
図6において、各回路11〜20は、前述(図1参照)の各回路1〜10に対応している。
セレクタ回路15は、N位相の各々に対応したセレクタ要素15a〜15nと、セレクタ要素15a〜15nの各出力からN位相データを選択するセレクタ要素16と、を備えている。
セレクタ要素16は、前述(図1)のN位相データ選択回路6および最適位相選択回路7の機能を含んでいる。
まず、光受信器(図示せず)から入力されるM/S[bps]データは、M[Hz]×N位相サンプリング回路11に入力され、M[Hz]×N位相サンプリング回路11は、M[Hz]×N位相クロックをサンプリングクロックとして入力データをサンプリングして出力する。
したがって、M[Hz]×N位相サンプリング回路11からは、システムクロックに周波数同期し、かつ位相が#0〜#(N−1)×Sまで1/(N×S)位相ずつずれた、入力データのサンプリング結果が、N×S位相サンプリングデータとして出力される。
位相群選択回路12において、エッジ位相検出回路13は、入力されたN×S位相サンプリングデータからデータエッジ位相を検出し、位相群決定回路14に入力する。
なお、エッジ位相が検出されない場合には、エッジ位相検出回路13は、前回の検出結果をラッチして出力する。
たとえば、エッジ位相検出回路13は、図2のように、エッジ位相を検出し、位相群決定回路14は、図3のように、位相群を決定する。
図4において、まず、エッジ位相検出回路13は、2.5[Gbps]×32位相サンプリングデータから、立上りエッジ位相番号<a>、立下りエッジ位相番号<b>を1ビットごとに検出する(ステップST1)。
なお、エッジ位相が存在しない場合には、前回の検出結果をラッチしておき、使用する。
最後に、位相群決定回路14は、抽出された中心位相番号<c>のデータのみをセレクタ回路15に通知し(ステップST5)、図4の処理ルーチンを終了する。
M/S[bps]データ再生回路19は、システムクロックに同期し、かつ回路内部で生成されたM/S[Hz]クロックによってタイミング再生された、M/S[bps]データを出力する。
M[bps]データが入力された場合、セレクタ回路15は、すべての位相群データを出力し、位相群決定動作(ステップST5)により中心位相番号<c>のみを抽出し、M[bps]データ再生回路20は、中心位相番号データのみを出力する。
以後、前述と同様の動作により、M[bps]データの再生を行うことができる。
なお、上記実施の形態1、2(図1、図6)では、M[Hz]×N位相サンプリング回路1、11の後段に、位相群選択回路2、12を用いたが、図7のように、位相群作成回路50およびM/S[bps]データ再生位相決定回路51を用いてもよい。
図7において、マルチレート再生装置は、M[Hz]×N位相サンプリング回路21と、位相群作成回路50と、N位相の最適位相選択回路27と、M/S[bps]データ再生位相決定回路51と、M/S[bps]データ再生回路29と、M[bps]データ再生回路30と、を備えている。
以下、図7に示したこの発明の実施の形態3に係るマルチレート再生装置の動作について詳細に説明する。
M[Hz]×N位相サンプリング回路21は、光受信器からM/S[bps]のデータが入力されると、M[Hz]×N位相クロックをサンプリングクロックとして、入力データをサンプリングする。
こうして、M[Hz]×N位相サンプリング回路21から分割出力されたN×S位相サンプリングデータは、位相群作成回路50に入力される。
こうして生成されたS種類の位相群データは、最適位相選択回路27およびM/S[bps]データ再生回路29に、順次に入力される。
なお、最適識別位相の決定方法については、前述の非特許文献1および公知文献に示されているので、ここでは詳述を省略する。
続いて、M/S[bps]データ再生位相決定回路51は、入力された各最適識別位相をストアした後、S個の最適識別位相から、M/S[bps]データの再生に用いるM/S[bps]データ再生位相を決定して、M/S[bps]データ再生回路29に入力する。
図8は位相群作成回路50の動作を示す説明図であり、図9は最適位相選択回路27の動作を示す説明図である。
なお、図8、図9においては、説明を容易にするための一例として、前述(図2、図3)と同様に、変数M、S、M/S、N、N×Sを、それぞれ、M=10[Gbps]、S=4、M/S=2.5[Gbps]、N=8位相、N×S=32位相とした場合を示している。
なお、たとえば、位相群Aのデータに対する最適識別位相が抽出不能である場合には、最適位相選択回路(8位相)27は、式(2)の代わりに、以下の式(3)を用いて最適位相番号mを決定する。
次に、M/S[bps]データ再生位相決定回路51は、最適位相選択回路27により決定された最適識別位相を用いて、M/S[bps]データ再生位相を決定し、M/S[bps]データ再生回路29に入力する。
なお、M/S[bps]データ再生回路29は、M/S[bps]データ再生位相が決定されるまで、入力された位相群データをバッファする機能を備えていてもよい。
M[bps]のビットレートデータが入力された場合、位相群作成回路50は、位相群作成動作を休止し、M[bps]×N位相サンプリングデータを、そのまま最適位相選択回路27およびM[bps]データ再生回路30に入力する。
これにより、M[bps]データ再生回路30は、入力された位相群データの中から、最適位相選択回路27により決定された位相にてサンプリングされたデータを最適位相データとして選択し、再生データとしてM[bps]データを生成する。
M/S[bps]データ再生位相決定回路51は、位相群データの中に、最適識別位相が得られない位相群データが存在した場合には、当該位相群データを除く位相群データの最適識別位相の中から、式(3)のように平均を求めることにより、データ再生位相を決定する。
図10はこの発明の実施の形態3による第1の効果を示す説明図であり、前述(図5)と同様に、歪んだ入力データに対するサンプリング動作を示している。
一方、下段の位相群Yは、サンプリングクロック位相を歪んだ入力データのビット開口部に配置して、ビット開口を識別可能とし、N×S分解能に相当するパルス幅歪耐力に向上させた場合を示している。
なお、上記実施の形態3(図7)では、M/S[bps]データ再生位相決定回路51を用いたが、図11のように、位相群選択回路32を含む位相群作成回路50Aを用いることにより、M/S[bps]データ再生位相決定回路51を省略してもよい。
図11において、マルチレート再生装置は、M[Hz]×N位相サンプリング回路31と、位相群作成回路50Aと、N位相の最適位相選択回路37と、M/S[bps]データ再生回路39と、M[bps]データ再生回路40と、を備えている。
位相群選択回路32、エッジ位相検出回路33、位相群決定回路34およびビット積算数決定回路38は、前述(図1)の位相群選択回路2、エッジ位相検出回路3、位相群決定回路4およびビット積算数決定回路8に対応している。
まず、M[Hz]×N位相サンプリング回路31は、入力データに基づくN×S位相サンプリングデータを、位相群作成回路50A内の位相群選択回路32およびエッジ位相検出回路33に入力する。
ここで、データエッジ位相とは、N×S位相サンプリングデータにおいて、隣接する位相間のサンプリングデータが「・・・0→1・・・」または「・・・1→0・・・」となる変化点位相を意味する。
また、エッジ位相検出回路33は、入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合には、N×S位相サンプリングデータから1ビットごとにエッジ位相を検出し、位相群決定回路34は、エッジ位相の検出結果に基づいて最適な位相群を決定し、位相群選択回路32は、最適な位相群のみを位相群データとして出力する。
Claims (10)
- 光アクセスシステムの親局装置に設けられ、複数のビットレート信号に対して同一のサンプリングクロックを用いたマルチレート再生装置であって、
前記親局装置からの入力データをオーバサンプリングしてN位相サンプリングデータを出力するM[Hz]×N位相サンプリング回路と、
エッジ位相検出回路、位相群決定回路およびセレクタ回路を含み、前記N位相サンプリングデータを前記入力データのビットレートに応じた所要数の位相群にアサインして1つの位相群を出力する位相群選択回路と、
前記N位相サンプリングデータから最適な識別位相でサンプリングされたデータの位相を抽出する最適位相選択回路と、
前記位相群選択回路により選択された位相群データから、前記最適位相選択回路により選択された最適識別位相サンプリングデータのみを最適位相データとして出力するN位相データ選択回路と、
前記最適位相データのビットレートを、所要のビットレート信号に再生して出力するデータ再生回路と、を備え、
前記M[Hz]×N位相サンプリング回路は、
前記入力データが、システム基準周波数に同期して入力され得る最大ビットレートM[bps]である場合には、M[Hz]のN位相クロックを生成して前記入力データをN位相オーバサンプリングし、
前記入力データが、M[bps]の1/S(S=2^(x)、x=0、1、2、・・・)のM/S[bps]のビットレートデータからなる場合には、前記入力データをN×S位相オーバサンプリングし、
前記位相群選択回路は、前記入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合に、前記N×S位相オーバサンプリングによるN×S位相サンプリングデータをS個の位相群にアサインして、前記S個の位相群データのうちの、M/S[bps]のN位相分のサンプリングデータのみを1つの位相群データとして前記最適位相選択回路に入力し、
前記エッジ位相検出回路は、前記入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合に、前記N×S位相サンプリングデータから1ビットごとに立上りエッジおよび立下りエッジの位相を検出し、
前記位相群決定回路は、前記立上りエッジおよび前記立下りエッジの検出結果に基づき、前記セレクタ回路から1つの位相群を出力させることを特徴とするマルチレート再生装置。 - 前記位相群決定回路は、前記入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合に、前記立上りエッジおよび前記立下りエッジの各位相から中心位相の所属する1つの位相群を抽出し、前記1つの位相群で検出した中心位相のみを選択して出力することを特徴とする請求項1に記載のマルチレート再生装置。
- 前記位相群選択回路は、前記入力データとしてM[bps]データが入力された場合に、前記M[Hz]×N位相サンプリング回路からのN位相サンプリングデータを1つの位相群データとして通過させることを特徴とする請求項1に記載のマルチレート再生装置。
- 前記データ再生回路は、
前記入力データのビットレートがM[bps]の場合には、前記M[bps]のデータを再生し、前記入力データのビットレートがM/S[bps]の場合には、前記M/S[bps]のデータを再生することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のマルチレート再生装置。 - 前記位相群決定回路および前記最適位相選択回路に対してビット積算数を設定するビット積算数決定回路を備え、
前記位相群決定回路は、エッジ位相検出回路の検出結果を前記ビット積算数分だけ積算し、最も頻度の高い位相群を最適位相群として決定し、
前記最適位相選択回路は、前記ビット積算数ごとにエッジ位相のヒストグラムを作成し、最も頻度の高い位相をエッジ位相として抽出することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のマルチレート再生装置。 - 前記光アクセスシステムはPONシステムからなり、前記入力データはバーストデータからなることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のマルチレート再生装置。
- 前記位相群選択回路は、前記最適位相選択回路および前記N位相データ選択回路の機能を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のマルチレート再生装置。
- M[Hz]×N位相サンプリングクロックを用いて入力データをオーバサンプリングすることにより、N位相サンプリングデータを生成するM[Hz]×N位相サンプリング回路と、
前記N位相サンプリングデータを、前記入力データのビットレートに応じた所要数の位相群データに割り当てる位相群作成回路と、
前記位相群データから、位相群データごとの最適な識別位相でサンプリングされたデータの位相を、最適識別位相として抽出する最適位相選択回路と、
前記位相群データごとの最適識別位相の中から、平均を求めることにより、データ再生位相を決定するM/S[bps]データ再生位相決定回路と、
前記最適識別位相および前記データ再生位相に対応するサンプリング位相データを、所要のビットレート信号に再生して出力するデータ再生回路と、を備え、
前記位相群作成回路により割り当てられる所要数の位相群データの各々は、前記入力データのN位相サンプリングデータと見なすことができることを特徴とするマルチレート再生装置。 - 前記M/S[bps]データ再生位相決定回路は、
前記位相群データの中に、最適識別位相が得られない位相群データが存在した場合には、当該位相群データを除く位相群データの最適識別位相の中から、平均を求めることにより、前記データ再生位相を決定することを特徴とする請求項8に記載のマルチレート再生装置。 - M[Hz]×N位相サンプリングクロックを用いて入力データをオーバサンプリングすることにより、N位相サンプリングデータを生成するM[Hz]×N位相サンプリング回路と、
エッジ位相検出回路、位相群決定回路および位相群選択回路を含み、前記N位相サンプリングデータを、前記入力データのビットレートに応じた所要数の位相群データに割り当てる位相群作成回路と、
前記位相群データから、位相群データごとの最適な識別位相でサンプリングされたデータの位相を最適識別位相として抽出する最適位相選択回路と、
前記最適識別位相に対応するサンプリング位相データを、所要のビットレート信号に再生して出力するデータ再生回路と、を備え、
前記位相群作成回路により割り当てられる所要数の位相群データの各々は、前記入力データのN位相サンプリングデータと見なすことができ、
前記エッジ位相検出回路は、前記入力データとしてM/S[bps]データが入力された場合には、前記N×S位相サンプリングデータから1ビットごとにエッジ位相を検出し、
前記位相群決定回路は、前記エッジ位相の検出結果に基づいて最適な位相群を決定し、
前記位相群選択回路は、前記最適な位相群のみを位相群データとして出力することを特徴とするマルチレート再生装置。
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