JP2007243320A - 電子式スチルカメラ及び撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な装置を付加することなく安価な構成で、動く被写体を最適なシャッタチャンスで撮影することができる撮像機器を提供する。
【解決手段】時刻t1で撮った画像1をSDRAM21のバッファAに記録し(S1)、時刻t2の画像2をバッファBに記録する(S2)。画像1と画像2について画素ごとの差分の総和を算出し、差分の総和が閾値より大きいか否かを比較する(S3)。差分の総和が閾値より大きければバッファBに記録された画像2を外部メディア20に保存する(S4)。画像1と画像2の差分の総和が閾値より小さければ、時刻t3の画像1をバッファAに上書きする(S5)。時刻t3の画像1と時刻t2の画像2について差分の総和が閾値より大きいか否かを比較する(S6)。差分の総和が閾値より大きければ時刻t3の画像1を外部メディア20に保存する(S7)。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子式スチルカメラやビデオカメラなどの撮像機器における撮影方法に関し、特に、シャッタチャンスを逃さず撮影できる機能を備えた撮像機器、及び撮像機器による撮影方法に関する。
一般的な光学カメラを使用して、飛び立つ小鳥などの動く被写体を最適なシャッタチャンスで撮影するためにはかなりの忍耐や熟練が必要である。つまりシャッタチャンスは撮影者の判断に頼らざるを得ないので、動く被写体を撮影するときには最適なシャッタチャンスを逃がしてしまうおそれもある。
一方、電子式スチルカメラ(いわゆるデジタルカメラ)などは連続撮影した画像をメモリに保存しておくことができるので、シャッタの半押し機能を利用して最適なシャッタチャンスで撮影された画像を取り出すことができる。例えば、シャッタが半押しされると0.1秒間隔で64枚のスチル画像がDRAMに連続的に記録され、64枚の画像の取り込みが一巡するまでは撮影が禁止される。すなわち、シャッタが全押し(撮影)されるまでは6.4秒を1周期としてDRAMに記録された64枚の画像が更新されながら記録される。これによって、シャッタを半押し状態から全押しすれば、動く被写体を一定枚数に亘って撮影することができるので、所望のシャッタチャンスで撮影された画像を取得することができる。つまり、撮影者は一定枚数の撮影画像の中から所望の画像を取り出すことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−83210号公報
しかしながら、従来の電子式スチルカメラなどの撮像機器は、基本的には光学カメラと同様にシャッタを押した瞬間の画像が撮影されるので、動く被写体、特にその被写体の一瞬のシャッタチャンスを狙うときは、シャッタを押しそびれてしまったり、シャッタを押したものの、最適なタイミングを逃してしまったりするようなことも多い。
また、特許文献1の技術のように、シャッタの半押し機能を利用して最適なシャッタチャンスで撮影する場合は、多数の枚数の画像がDRAMに連続的に記録されるので、その中から所望の画像を選び出さなければならないため、電子式スチルカメラの使い勝手が極めて悪い。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、動く被写体のシャッタチャンスを逃さずに撮影するための技術を提供することを目的とするものである。
本発明の一つの側面に従う電子式スチルカメラは、撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像データを記憶手段に書き込むための書き込み手段と、ユーザからの撮影指示を受け付けた後、前記撮影手段が所定の時間間隔で連続的に撮影した画像データを一時的に記憶する第1及び第2のバッファと、それぞれ異なる時刻に撮影され、前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像データを比較して、当該2つの画像データが相違するか否かを判定する判定手段と、を備える。そして、前記ユーザからの撮影指示を受け付けた後は、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されるまでは、前記書き込み手段は前記記憶手段に画像データの書き込みを行わず、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、前記書き込み手段は前記記憶手段に画像データの書き込みを行う。
これにより、撮影された画像に変化があったときにだけ、記憶手段に画像データを格納することができる。
好適な実施形態では、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、前記書き込み手段は前記第1及び第2のバッファに格納されている画像データのうち、撮影時刻が遅いいずれか一方を前記記憶手段に格納するようにしてもよい。
これにより、撮影された画像に変化があった瞬間の画像を記録できる。特に、これにより、人間が反応できないような一瞬の変化をも記録することができる。
好適な実施形態では、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、当該相違が検出されてから指定された待ち時間経過後に前記撮影手段があらためて撮影した画像データを、前記書き込み手段が前記記憶手段に格納するようにしてもよい。
これにより、画像の変化を検出してからあらためて撮影した画像を記録するので、鮮明な画像を得ることができる。
好適な実施形態では、前記書き込み手段は、前記待ち時間経過後に、前記撮影手段が所定の時間間隔で撮影した複数の画像データを前記記憶手段に格納するようにしてもよい。
これにより、画像の変化を検出してから、連続写真を撮影することができる。これは、所定時間連続して動く被写体の撮影に好適である。
好適な実施形態では、前記待ち時間の指定を受け付ける手段をさらに備えていてもよい。
これにより、ユーザが画像の変化を検出してからあらためて撮影するまでの時間を任意に指定できる。なお、待ち時間は0であってもよい。
好適な実施形態では、前記判定手段は、前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像データの画素ごとの差分の総和を求め、当該総和が閾値以上であるときに、前記2つの画像が相違すると判定するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記閾値は、ユーザの指示に基づいて定まるようにしてもよい。
これにより、画像の変化を検出する際の感度をユーザが設定できる。ノイズや被写体の微少な動きなどが撮影状況により異なるので、感度を自由に調節できれば好適である。
以下、本発明の一実施形態に係る電子式スチルカメラについて、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電子式スチルカメラは、シャッタボタンを押下した後、フレームデータ間の画素の相違度合を計算し、フレームデータ間の画素の相違度合が所定の閾値以上になったら被写体が動作を開始したものとみなして撮影を実行するように構成されている。つまり、電子式スチルカメラの撮影者がシャッタボタンを押下すると、例えば動く被写体のフレームデータが連続的に取得され、連続的に取得した2つの画像の画素の相違度合が計算されて、相違度合が閾値より高い(つまり、被写体が動いた)と判定したら撮影処理が実行される。これによって、電子式スチルカメラに特別な装置を付加することなく、自動的に最適なシャッタチャンスを捉えて撮影を行うことができるので、安価で付加価値の高い電子式スチルカメラなどの撮像機器を提供することが可能となる。
図1は、本発明に適用される電子式スチルカメラの構成を示すブロック図である。電子式スチルカメラ1は、撮像したデータを保存するための外部メディア20を自在の挿抜できるように構成されている。
同図に示すように、電子式スチルカメラ1は、装置全体の制御及び画像処理を行うCPU3と、プログラムやデータなどを格納する読み出し専用のメモリであるROM(Read Only Memory)5と、プログラムやデータを一時的に格納して展開する読み書き可能なメモリであるRAM(Random
Access Memory)7と、入射された光を電子データに変換するCCD(Charge Coupled Device) やCMOSイメージセンサなどの撮像素子9と、撮像素子9の駆動制御を行う撮像素子駆動用コントローラ11と、外部メディア20に対してデータの読み書きを行う読書き用コントローラ13と、再生用画像やメニューなどを表示するLCD(Liquid
Crystal Display)などの表示装置15とがそれぞれバス17に接続された構成になっている。また、RAM7は再生用画像データを格納するビデオRAMの機能を兼ねることもできるが、RAM7とは別に複数枚のビデオRAMを設けてもよい。なお、図1に示す電子式スチルカメラ1には光学系が存在するが、同図では記載を省略している。
CPU3は、撮像素子9及び撮像素子駆動用コントローラ11で構成される撮影手段が撮影した画像データのうち、時間的に連続した2つの画像の相違度合を算出する相違度合算出手段を備える。
図1に示す電子式スチルカメラ1による一般的な撮像は次のような手順によって行われる。(1)まず、CPU1は、撮像素子駆動用コントローラ11を介して、図示しない光学系で撮像した撮像データを撮像素子9から取込む。(2)次に、CPU1は、画素補間処理や色変換処理などを行って画像データを作成する。(3)さらに、CPU1は、画像データに対して可逆・不可逆圧縮処理やヘッダ付加処理などを行って外部記録媒体20へ格納する。
これに対して、本実施形態に係る電子式スチルカメラ1による撮像は次のような手順によってCPU1が処理を行うようにした。(1)撮像素子駆動用コントローラ11を介して、図示しない光学系で撮像した撮像データを撮像素子9から取込む。(2)前回撮影した撮像データと今回撮影した撮像データの画素の差分の総和(つまり、相違度合)を算出する。(3)算出した差分の総和(相違度合)が閾値以上であった場合は撮影処理を開始し、算出した差分の総和(相違度合)が閾値以下であった場合は次に撮影した撮像データを撮像素子9から取込む。(4)画素補間処理や色変換処理などを行って画像データを作成する。(5)画像データに対して可逆・不可逆圧縮処理やヘッダ付加処理などを行って外部記録媒体20へ格納する。
ここで、被写体を所定の撮影タイミングで連続的に撮影し、前回撮影した撮像データと今回撮影した撮像データの画素の差分の総和(相違度合)が所定の閾値より大きい場合、撮像データの取り込み方は3つのパターンがある。すなわち、第1のパターンは、差分の総和(相違度合)が閾値より大きい場合には直ちに1枚の撮像データを外部メディア20に取り込む。第2のパターンは、差分の総和(相違度合)が閾値より大きい場合には所定の時間後に1枚の撮像データを外部メディア20に取り込む。第3のパターンは、差分の総和(相違度合)が閾値より大きい場合には所定の時間後に一定の時間間隔で複数枚の撮像データを外部メディア20に取り込む。したがって、これらの3つのパターンのそれぞれの動作についてフローチャートを用いながら詳細に説明する。
まず、第1のパターンの処理の流れについて説明する。
図2は、本発明の電子式スチルカメラによって連続して撮影した撮像データをSDRAMに取り込む状態を示す概念図である。図の時間軸tの方向(横方向)には連続的に撮影した複数の撮像データを表わし、縦方向にはSDRAM21の2つの領域(バッファAとバッファB)及び外部メディア20を表わしている。また、図の番号つきの矢印は、撮像データの流れの順序を示している。なお、SDRAM21は、図1におけるRAM7に含まれるビデオRAM(図示せず)またはRAM7とは別に設けたビデオRAM(図示せず)である。
図3は、第1のパターンの処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すフローチャートのステップの順序は、図2の概念図における撮像データの流れの順序を示す矢印の番号に対応している。したがって、図2を参照しながら図3のフローチャートの流れを説明する。
光学系によって被写体から連続して撮像データが撮られているとき、時刻t1で撮られたCCDの画像1を1枚だけSDRAM21のバッファAに記録する(ステップS1)。次に、前回撮影した時刻から所定時間が経過した次の撮影タイミング(t2)で撮られたCCDの画像2を1枚だけSDRAMのバッファBに記録する(ステップS2)。そして、バッファAに記録された時刻t1の画像1とバッファBに記録された次の撮影タイミングの画像2について画素ごとの差分の総和を算出し、算出された差分の総和が所定の閾値thより大きいか否かを比較する。つまり、バッファAの画像とバッファBの画像の違いを画素単位で閾値thと比較するために、th<Σ|A−B|の判定を行う(ステップS3)。
ここで、th<Σ|A−B|であれば、すなわち、画素単位の比較においてバッファAの画像1とバッファBの画像2の差分の総和(相違度合)が閾値より大きければ(ステップS3でYes)、バッファBに記録された画像2を外部メディア20に保存する(ステップS4)。これによって、最適なシャッタチャンスによって時刻t2で撮影した1枚の画像2を取得することができる。
一方、ステップS3において、th<Σ|A−B|でなければ、被写体の動きが殆んどないものと見なし(ステップS3でNo)、次の撮影タイミング(t3)で撮られたCCDの画像3をSDRAM21のバッファAに上書きする(ステップS5)。そして、バッファAに格納された画像3とバッファBに格納されている画像2について画素ごとに差分をとって、差分の総和が閾値thより大きいか否かを比較する。つまり、バッファAの画像とバッファBの画像との違いを画素単位で閾値thと比較するために、th<Σ|A−B|の判定を行う(ステップS6)。
ここで、画素単位の比較においてバッファAの画像とバッファBの画像の差分の総和(相違度合)が閾値より大きければ(ステップS6でYes)、バッファAに記録された画像3を外部メディア20に保存する(ステップS7)。これによって、最適なシャッタチャンスによって撮影した1枚の画像3を取得することができる。
また、ステップS6において、th<Σ|A−B|でなければ、すなわち、画素単位の比較においてバッファAの画像とバッファBの画像の差分の総和(相違度合)が閾値より小さければ、被写体の動きが殆んどないものとみなし(ステップS6でNo)、ステップS2に戻って、次の撮影タイミングで撮られたCCDの画像を1枚だけSDRAM21のバッファBに記録するというように、前述のステップS2以降の処理を繰り返す。
このような撮像処理を行うことによって、人間の反応時間では撮影することができない一瞬の画像を記録することができる。例えば、小鳥や小動物などが巣や小枝から飛び立つ瞬間を捉えて撮影したり、雷の発生した瞬間を撮影したりすることができる。
次に、第2のパターンの処理の流れについて説明する。
図4は、第2のパターンの処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す第2のパターンにおける処理の流れにおいてステップS11からS13までは、図3に示す第1のパターンにおけるステップS1からS3までと同じであるが、処理の流れの理解を容易にするために重複する部分についても簡単に説明する。
まず、所定の撮影タイミングにおいて、撮像素子9の画像をSDRAM21のバッファAに記録する(ステップS11)。次の撮影タイミングにおいて、撮像素子9の画像をバッファBに記録する(ステップS2)。そして、バッファAに記録された画像とバッファBに記録された画像について画素ごとの差分の総和を算出し、算出された差分の総和が所定の閾値thより大きいか否かを比較する。つまり、バッファAに記録された画像とバッファBに記録された画像の差分の総和(相違度合)を閾値thと比較するために、th<Σ|A−B|の判定を行う(ステップS13)。
ここで、th<Σ|A−B|であれば(ステップS13でYes)、一定時間tsだけ待機する(ステップS14)。そして、一定時間ts後に撮影し直しを行うために、時間ts後に撮られた撮像素子9の画像を1枚だけSDRAM21のバッファBに記録する(ステップS15)。そして、バッファBに記録された画像を外部メディア20に保存する(ステップS16)。
一方、ステップS13において、th<Σ|A−B|でなければ(ステップS13でNo)、次の撮影タイミングで撮られた撮像素子9の画像をSDRAM21のバッファAに上書きする(ステップS17)。そして、バッファAに上書きされた画像とバッファBに記録された画像の差分の総和(相違度合)を閾値thと比較するために、th<Σ|A−B|の判定を行う(ステップS18)。
ここで、th<Σ|A−B|であれば(ステップS18でYes)、一定時間tsだけ待機する(ステップS19)。そして、一定時間ts後に撮影し直しを行うために、時間ts後に撮られた撮像素子9の画像を1枚だけSDRAM21のバッファAに記録する(ステップS20)。そして、バッファAに記録された時間ts後の画像を外部メディア20に保存する(ステップS21)。
なお、ステップS18において、th<Σ|A−B|でなければ(ステップS18でNo)、ステップS2に戻って前述の処理を繰り返す。
このような第2のパターンの処理は、被写体の動きが大きくなってから撮影するのに有効である。例えば、小鳥が飛び立つ瞬間を撮影する場合、小鳥が飛び立つ際の嘴や足の僅かな動きのみで直ちに撮影するより、僅かな動きから少し時間が経過してから撮影した方が小鳥の羽ばたきを撮影することができるので有効である。
また、第2のパターン及び後述する第3のパターンでは、被写体の動きを検出後、あらためて撮影を行う。つまり、撮像素子9に残った情報を一旦クリアして、あらためて撮像素子9を露光して得た画像データを外部メディア20に記録するので、鮮明な画像を得ることができる。
次に、第3のパターンの処理の流れについて説明する。
図5は、第3のパターンの処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す第3のパターンにおける処理の流れにおいてステップS31からS33までは、図3に示す第1のパターンにおけるステップS1からS3までと同じであるが、処理の流れの理解を容易にするために重複する部分についても簡単に説明する。
まず、所定の撮影タイミングにおいて、撮像素子9の画像をSDRAM21のバッファAに記録する(ステップS31)。次の撮影タイミングにおいて、撮像素子9の画像をバッファBに記録する(ステップS32)。そして、バッファAに記録された画像とバッファBに記録された画像について画素ごとの差分の総和を算出し、算出された差分の総和が所定の閾値thより大きいか否かを比較する。つまり、バッファAに記録された画像とバッファBに記録された画像の差分の総和(相違度合)を閾値thと比較するために、th<Σ|A−B|の判定を行う(ステップS33)。
ここで、th<Σ|A−B|であれば(ステップS33でYes)、撮影枚数をカウントするカウンタをクリアしてカウント値をゼロにする(ステップS34)。
次に、カウンタのカウント値がnより小さいか否かを判定する。つまり、カウント値<nであるか否かを判定する(ステップS35)。ここで、カウント値<nでなければ(ステップS35でNo)、撮影枚数のカウント値はn枚に達しているので撮影処理は終了する。
一方、カウント値<nであれば(ステップS35でYes)、一定時間tsだけ待機する(ステップS36)。そして、一定時間ts後に撮影し直しを行うために、時間ts後に撮られた撮像素子9の画像を1枚だけSDRAM21のバッファBに記録する(ステップS37)。そして、バッファBに記録された画像を外部メディア20に保存し(ステップS38)、カウンタ値に1を加える(ステップS39)。
そして、ステップS35に戻って、まだ、カウント値<nであるか否かを判定し(ステップS35)、カウント値<nであれば、カウント値がnになるまで前述と同じ処理を繰り返えす。すなわち、第3のパターンでは、2枚の画像の差分の総和(相違度合)が閾値より大きくなれば、一定の時間間隔でn枚の画像を撮影する。
なお、ここで、ステップS33において、th<Σ|A−B|でないときは(ステップS33でNo)、第1及び第2のパターンと同様に、次の撮影タイミングで撮影した画像をバッファAに格納して、2枚の画像の差分の総和を判定する(ステップS41,S42)。そして、2枚の画像の差分の総和(相違度合)が閾値より大きくなれば(ステップS42でYes)、ステップS34へスキップする。2枚の画像の差分の総和(相違度合)が閾値より大きくなければ(ステップS42でNo)、ステップS32へ戻ってそれ以降の処理を繰り返す。
このような第3のパターンの処理は、被写体の動きが大きくなって所望の枚数を連続して撮影するのに有効である。例えば、花火を撮影する場合、夜空で花火の大輪が広がって様子を連続撮影する場合などに有効である。
つぎに、図6は、本発明の電子式スチルカメラにおいてシャッタチャンス撮影を支援するためのユーザインタフェース画面100の一例を示す図である。
このユーザインタフェース画面100は『シャッタチャンス撮影設定』として電子式スチルカメラの表示装置15に表示される。
例えば、『感度』の項目110では、時間的に連続する2つの画像の差分感度を設定することができる。差分感度を『低』、『中』、『高』、の3段階に設定できるようにすれば、『低』の設定では被写体が大きく動いたときに撮影が行われ、『高』の設定では被写体が少しでも動いたら撮影が行われるというように設定することができる。さらに、5段階とか10段階に設定できるようにすれば、被写体の動きの大きさに合わせてきめ細かに差分感度を設定することができる。
また、『ウェイト』の項目120では、被写体の動きが開始されてから何秒待ってから撮影するかを設定することができる。例えば、0.5秒間隔で0〜10秒まで設定可能にすれば、『0』を設定して被写体が動いた瞬時に撮影を行い、『10』を設定して被写体が動き始めてから10秒後に撮影を行うというように設定することができる。
また、『記録回数』の項目130では、例えば、1〜10回まで設定可能にすれば、『1』を設定して被写体が動いたら1枚だけ撮影を行い、『10』を設定して被写体が動いたら連続して10枚撮影を行うように設定することができる。また、外部メディアの容量がなくなるまではエンドレスでn枚連続して撮影するように設定することもできる。
さらに、「花火モード(感度:高、ウェイト:1秒、記録回数:5回)」あるいは「スポーツモード(感度:低、ウェイト:0秒、記録回数:5回)」といったプリセットを用意しておき、TPOに応じていずれかのプリセットを選択することで、上記項目を簡単に設定できるようにしてもよい。
なお、本発明による電子式スチルカメラの応用として、シャッタボタンが押下される前から時間的に連続する2つの画像の差分検出処理を行うことにより、シャッタボタンが押下されてから撮影処理が開始するまでの時間差を短縮させることができる。さらに、時間的に連続する2つの画像の差分検出を行う画像領域を撮影者が任意に選択できるようにすることも可能である。また、差分検出の閾値を撮影者が任意に選択設定できるようにすることも可能である。さらに、時間的に連続する2つの画像のフレーム間の差分検出と撮影処理をエンドレスで繰り返すようにすることもできる。例えば、小動物の生態を長時間に亘って撮影する場合などには、差分検出と撮影処理をエンドレスで繰り返すことが有効である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
本発明の一実施形態に係る電子式スチルカメラの構成を示すブロック図。 連続して撮影した撮像データをSDRAMに取り込む状態を示す概念図。 画素の差分の総和が閾値より大きい場合の第1のパターンを示すフローチャート。 画素の差分の総和が閾値より大きい場合の第2のパターンを示すフローチャート。 画素の差分の総和が閾値より大きい場合の第3のパターンを示すフローチャート。 シャッタチャンス撮影を支援するためのユーザインタフェース画面の一例を示す図。
符号の説明
1 電子式スチルカメラ
3 CPU
5 ROM
7 RAM
9 撮像素子
11 撮像素子駆動用コントローラ
13 読み書き用コントローラ
15 表示装置
17 バス
20 外部メディア
21 SDRAM

Claims (8)

  1. 撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像データを記憶手段に書き込むための書き込み手段と、
    ユーザからの撮影指示を受け付けた後、前記撮影手段が所定の時間間隔で連続的に撮影した画像データを一時的に記憶する第1及び第2のバッファと、
    それぞれ異なる時刻に撮影され、前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像データを比較して、当該2つの画像データが相違するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記ユーザからの撮影指示を受け付けた後は、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されるまでは、前記書き込み手段は前記記憶手段に画像データの書き込みを行わず、前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、前記書き込み手段は前記記憶手段に画像データの書き込みを行うことを特徴とする電子式スチルカメラ。
  2. 前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、
    前記書き込み手段は前記第1及び第2のバッファに格納されている画像データのうち、撮影時刻が遅いいずれか一方を前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項1記載の電子式スチルカメラ。
  3. 前記判定手段により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、
    当該相違が検出されてから指定された待ち時間経過後に前記撮影手段があらためて撮影した画像データを、前記書き込み手段が前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項1記載の電子式スチルカメラ。
  4. 前記書き込み手段は、前記待ち時間経過後に、前記撮影手段が所定の時間間隔で撮影した複数の画像データを前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項3記載の電子式スチルカメラ。
  5. 前記待ち時間の指定を受け付ける手段をさらに備えることを特徴とする請求項3または4記載の電子式スチルカメラ。
  6. 前記判定手段は、前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像データの画素ごとの差分の総和を求め、当該総和が閾値以上であるときに、前記2つの画像が相違すると判定することを特徴とする請求項1記載の電子式スチルカメラ。
  7. 前記閾値は、ユーザの指示に基づいて定まることを特徴とする請求項6記載の電子式スチルカメラ。
  8. ユーザからの撮影指示を受け付けた後、撮影手段が所定の時間間隔で連続的に撮影した画像データを取り込んで第1及び第2のバッファに記憶するステップと、
    前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像データを比較して、当該2つの画像データが相違するか否かを判定するステップと、
    前記判定により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されないときは、記憶手段に画像データの書き込みを行わない一方で、継続して画像データを取り込んで前記第1及び第2のバッファに記憶するステップと、
    前記判定により前記第1及び第2のバッファに格納されている2つの画像の相違が検出されると、前記記憶手段に画像データの書き込みを行ステップと、を有する撮影方法
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