JP2007243274A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間に希望する周波数に収束するものであって、しかも使用するトランジスタの個数を減らして、コンパクトかつ安価に構成できるPLL回路を提供する。
【解決手段】PLL回路は、基準信号S0と周波数信号S1もしくは比較信号S2とが入力される周波数一致検出回路60を備えている。この周波数一致検出回路60によって制御される電流制御回路として、バイアス回路80、分圧回路90、および分圧比制御回路100を備え、VCO40の出力信号である周波数信号S1が基準信号S0の周波数によって設定される周波数から大きく外れている場合、チャージポンプ回路20からローパスフィルタ30に出力される被積分電流を増加させるように制御し、反対に、周波数信号S1が基準信号S0の周波数に近い場合には被積分電流を減少させるように制御している。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧に応じて発振周波数を変更する電圧制御発振回路と位相同期ループを備えたPLL回路に関し、とくにロックしたときの電圧制御発振回路の周波数変動を増やすことなく、位相と周波数をロックするまでに要するロック時間の短縮が可能なPLL回路に関する。
近年、通信機器におけるロジックLSI内部の高速クロックの生成や、LSI外部に接続されたRAMモジュールとの位相調整などを目的として、PLL回路(位相同期回路)がしばしば用いられている。
図4は、従来のPLL回路の基本構成を示すブロック図である。このPLL回路は、位相比較器(フェーズコンパレータ:PC)10、チャージポンプ回路(CP)20、ローパスフィルタ(LPF)30、電圧制御発振回路(VCO)40、分周回路(DV)50、周波数一致検出回路60、およびバイアス回路70から構成される(たとえば、特許文献1参照)。ローパスフィルタ30は、チャージポンプ回路20とVCO40の間に接続された抵抗、および該抵抗とVCO40との接続点に一端が接続され他端が接地されたコンデンサから構成されていて、これらの抵抗とコンデンサとの接続部がローパスフィルタ30の出力端子となる。
ここでは、VCO40の出力端子と、位相比較器10の一方の端子との間に分周回路50を設け、比較信号S2を位相比較器10に入力してフィードバックループが構成され、このフィードバックループによってVCO40から出力される周波数信号S1が所定の周波数に設定される。このような構成のPLL回路は、位相比較器10の他方の端子に供給される基準信号S0と比較信号S2の位相および周波数が一致するように制御される。ここで、分周回路50の分周比Nには任意の正の整数を選択することができ、収束時においては基準信号S0のN倍の周波数でVCO40より周波数信号S1が出力される。
位相比較器10では、一方の端子にフィードバックされる比較信号(分周信号)S2と他方の端子に入力される基準信号(レファレンスクロック)S0との位相差を検出して、その位相差に応じてPゲート信号UP、Nゲート信号DNなどの制御信号を出力する。チャージポンプ回路20は、そこに入力されるパルス信号がPゲート信号UPであるか、Nゲート信号DNであるかに応じて、ローパスフィルタ30のコンデンサを充放電駆動する。ローパスフィルタ30ではチャージポンプ回路20の出力を平滑化し、VCO40に対して制御電圧を与える制御信号を出力する。VCO40は、制御信号の電圧値に応じた周波数で発振を行い、所定の周波数信号S1を出力する。
ここで、基準信号S0と比較信号S2は、周波数一致検出回路60にも入力されている。周波数一致検出回路60の出力はチャージポンプ回路20へ入力され、そこで2つに分岐されて、一方がインバータ29を介してさらに2つに分岐している。周波数一致検出回路60からチャージポンプ回路20へ入力された他方の信号も、さらに2つに分岐している。チャージポンプ回路20は、インバータ29のほかに、4個のPチャネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSという。)21〜24と4個のNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSという。)25〜28を有している。チャージポンプ回路20の出力側には、そのチャージポンプ回路20からの電荷を充放電して平滑化した電圧を出力するローパスフィルタ30が接続され、ローパスフィルタ30の出力端子はローパスフィルタ30の出力電圧に基づいて発振するVCO40と、バイアス回路70の入力端子とに、接続されている。VCO40の出力信号は、このPLL回路の周波数信号S1として出力されるとともに、分周回路50に接続されている。分周回路50はVCO40の発振周波数を分周するものであり、その分周回路50の出力信号S2が位相比較器10と周波数一致検出回路60に帰還される構成となっている。また、バイアス回路70の出力端子は、チャージポンプ回路20の入力端子に接続されている。
チャージポンプ回路20では、PMOS21のソースは第1の電源である電源電圧Vddに接続され、PMOS21のゲートにはバイアス回路70の出力電圧が入力されている。PMOS21のドレインはPMOS22のソースに接続され、PMOS22のゲートには周波数一致検出回路60の出力電圧が直接入力されている。PMOS23のソースは電源電圧Vddに接続され、PMOS23のゲートには周波数一致検出回路60のインバータ29を介した出力電圧が入力されている。PMOS21とPMOS22のドレインはともにPMOS24のソースに接続され、そのPMOS24のゲートは位相比較器10の2つの出力端子のうち一方と接続され、Pゲート信号UPが供給されている。
NMOS25のソースは第2の電源となる接地電圧GNDに接続され、NMOS25のゲートにはバイアス回路70の出力電圧が入力されている。NMOS25のドレインはNMOS26のソースに接続され、NMOS26のゲートには周波数一致検出回路60の出力電圧がインバータ29を介して入力されている。NMOS27のソースは接地電圧GNDに接続され、NMOS27のゲートは周波数一致検出回路60の出力電圧が直接入力されている。NMOS26とNMOS27のドレインはともにNMOS28のソースに接続され、そのNMOS28のゲートには、位相比較器10の他方の出力端子が接続され、Nゲート信号DNが供給されている。PMOS24とNMOS28のドレインはノードN20で互いに接続され、このノードN20がチャージポンプ回路20の出力端子とされてローパスフィルタ30に接続されている。
バイアス回路70は電源電圧Vddと接地電圧GND間に直列接続されたPMOS71とNMOS72を有している。PMOS71のソースは電源電圧Vddに接続され、PMOS71のドレインがノードN70でNMOS72のドレインに接続されている。PMOS71のゲートはノードN70に接続されている。また、NMOS72のソースは接地電圧GNDに接続され、そのNMOS72のゲートはローパスフィルタ30の出力端子と接続されている。ノードN70はバイアス回路70の出力端子であり、ノードN70がチャージポンプ回路20中のPMOS21およびNMOS25のゲートに接続されている。
一般に、PLL回路ではローパスフィルタ30の時定数は固定されており、VCO40の収束時に周波数信号S1の安定度を向上させようとすればロック時間が長くなり、反対にロック時間が短くなるように設定された場合は、収束時の周波数安定度が低下するという問題があった。そこで、上述した特許文献1に記載されたPLL回路では、周波数一致検出回路60でロック状態を検出して、ロックの前後でローパスフィルタ30に対する電荷の充放電経路を切替え、ロック後にバイアス回路70で、チャージポンプ回路20を制御するように構成されている。
すなわち、チャージポンプ回路20は、電源電圧Vddと接地電圧GNDに対して電荷移動経路を形成する経路がそれぞれ2つずつ形成され、かつ各一方の経路にはバイアス回路70の出力電圧で抵抗値の変化する電荷(電流)制限素子として、PMOS21とNMOS25を持ち、周波数一致検出回路60の検出結果がロック状態でない場合に電荷(電流)制限素子を持っていない経路を選択して電荷移動経路(電流経路)を形成するが、周波数一致検出回路60の検出結果がロック状態である場合には電荷(電流)制限素子を持っている経路を選択して電荷移動経路(電流経路)を形成する構成となっている。
PMOS21とNMOS25は、バイアス回路70の出力電圧によってオン抵抗が制御される。バイアス回路70は、ローパスフィルタ30の出力電圧に対応した電圧を生成する。すなわち、ローパスフィルタ30の出力電圧が低いとき、NMOS72のオン抵抗が上昇して、ノードN70の電圧が上昇する。よって、チャージポンプ回路20のPMOS21のオン抵抗が上昇し、同時にNMOS25のオン抵抗が降下する。そのため、ロック後のローパスフィルタ30の出力電圧のうち、PMOS24がオンしたときのプラス方向のリップルノイズを低減する。
逆に、ローパスフィルタ30の出力電圧が高いときにはノードN70の電圧が降下し、チャージポンプ回路20内のNMOS25のオン抵抗が高くなる。そのため、ロック後のローパスフィルタ30の出力電圧のうち、NMOS28がオンしたときのマイナス方向のリップルノイズを減少させる。これらのリップルノイズの減少により、ロック後のVCO40の入力電圧、すなわちローパスフィルタ30の出力電圧変動が減少し、周波数ジッタが低減する。そのため、ロック時間を増大させることなく、ローパスフィルタ30の出力電圧を安定させてVCO40の発振周波数を安定させることができる。
特開平07−326969号公報(段落番号[0008]〜[0013]および図1)
ところが、特許文献1のPLL回路は、電流制限用のトランジスタとしてチャージポンプ回路20に配置されたPMOS21、およびNMOS25を制御するために、ローパスフィルタ30の出力電圧がバイアス回路70の入力信号として供給されている。ところが、ローパスフィルタ30の出力電圧はVCO40の制御電圧ともなっているので、ロック時のVCO40の制御電圧に幅を持たせられないという問題があった。
すなわち、バイアス回路70の電源電圧をVdd、PMOS71,NMOS75のしきい値電圧をそれぞれVthp,Vthnとしたとき、VCO40の制御電圧が(Vdd−Vthp)より高いときには、チャージポンプ回路20の電源側のPMOS21がオフして、正常な制御が行えなくなる。また、VCO40の制御電圧がVthnより低いと、チャージポンプ回路20の接地側のNMOS25がオフして、やはり正常な制御が行えなくなる。
したがって、従来のPLL回路において、分周回路50の分周比を変更する場合には、VCO40の動作点について再設計をする必要があった。また、動作中に分周回路50の分周比を変更することもできなかった。
また、チャージポンプ回路20およびその周辺回路などを構成するトランジスタがインバータ29を含めて12個となって、多数のトランジスタが必要になるという問題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、短時間に希望する周波数に収束するものであって、しかも使用するトランジスタの個数を減らして、コンパクトかつ安価に構成できるPLL回路を提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、入力電圧に応じた発振周波数により周波数信号を出力する電圧制御発振回路、前記周波数信号を分周する分周回路、および前記分周回路の出力信号と基準周波数を有するレファレンスクロックとの位相を比較する位相比較器を有し、前記分周回路の出力信号の位相が進んでいる場合は前記周波数信号の発振周波数を低くするように、前記分周回路の出力の位相が遅れている場合は前記周波数信号の発振周波数を高くするように、前記位相比較器から制御信号を出力するPLL回路において、前記制御信号に応じて被積分電流を出力するチャージポンプ回路と、前記チャージポンプ回路と前記電圧制御発振回路との間に接続され、前記被積分電流を積分して電圧信号に変換するとともに高周波成分を除去し、前記電圧信号を前記電圧制御発振回路に供給して前記周波数信号の発振周波数を制御するローパスフィルタ回路と、前記被積分電流の電流値を制限する電流制限回路と、前記周波数信号と前記レファレンスクロックとの周波数を比較し、前記周波数信号の周波数が所定周波数の範囲内に入ったときアクティブ信号を出力する周波数一致検出回路と、前記アクティブ信号が出力されていないときは前記被積分電流の電流値を増加させ、前記アクティブ信号が出力されているときは前記被積分電流の電流値を減少させるよう前記電流制限回路を制御する電流制御回路と、を備えたことを特徴とするPLL回路が提供される。
本発明のPLL回路によれば、簡単なロジック回路で構成される周波数一致検出回路と、チャージポンプ回路から出力される被積分電流の電流値を制御する電流制御回路を用いることで、電圧制御発振回路からの出力信号の周波数が基準信号の周波数(レファレンスクロック)に近い、所定の範囲内に入っていないときには、被積分電流を増加させるようにして、ロック時間の短縮ができる。また、周波数が所定の範囲内に入ったときは、電流制御回路により被積分電流を制限することによって、収束時における周波数の安定度を向上させることが可能となる。また、上記のような電圧制御発振回路の制御電圧に関する制限がなく、分周回路の分周比を自由に設定できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態に係るPLL回路を示すブロック回路図であって、図4に示す従来回路と対応する部分には同一参照番号を付けている。
図1において、このPLL回路が図4に示す従来回路の構成と異なる点は、周波数一致検出回路60によって制御される電流制御回路として、バイアス回路80、分圧回路90、および分圧比制御回路100を備え、VCO40の出力信号である周波数信号S1を分周回路50で分周した比較信号S2の周波数が基準信号(レファレンスクロック)S0の周波数から大きく外れている場合、電流経路を変えずに被積分電流の電流値を増加させるように制御し、反対に比較信号S2の周波数が基準信号S0の周波数に近い場合には、電流経路を変えずに被積分電流の電流値を減少させるように制御していることである。また、このPLL回路では、バイアス回路80がローパスフィルタ30と接続されていない点でも、図4に示す従来回路のバイアス回路70とは異なる。
つぎに、図1に示す実施の形態1の回路構成について説明する。
位相比較器(フェーズコンパレータ)10はチャージポンプ回路20に接続され、それぞれPゲート信号UP、Nゲート信号DNが出力されている。このチャージポンプ回路20は、2つのトランジスタ、すなわちPMOS24とNMOS28を有しており、PMOS24のゲートにはPゲート信号UPが供給され、NMOS28のゲートにはNゲート信号DNが供給されている。また、PMOS24のソースには電流制限用のPMOS21を介して電源電圧Vddが供給されている。さらに、NMOS28のソースは電流制限用のNMOS25を介して接地されている。
チャージポンプ回路20では、Pゲート信号UPが入力されるとローパスフィルタ30を電源電圧Vddに接続するようにPMOS24がオンされる。反対にNゲート信号DNが入力されると、NMOS28がオンしてローパスフィルタ30が接地電位に接続される。ローパスフィルタ30は、チャージポンプ回路20で生成された制御信号に応じた電圧信号をVCO40に供給する際に、そこから高周波成分を除去するように機能する。なお、ローパスフィルタ30の構成は背景技術のものと同様である。
周波数一致検出回路60は、分周回路50からの比較信号(分周信号)S2と基準信号(レファレンスクロック)S0との周波数を比較し、比較信号S2の周波数が所定周波数の範囲内に入ったときロック状態としてアクティブ信号を出力するものである。ここでは、非ロック時には周波数一致検出回路60の出力はLレベルとなり、比較信号S2の周波数が所定周波数の範囲内に入ったときアクティブ信号としてHレベルの信号を出力する。
分圧比制御回路100は、アクティブ信号がゲートに入力されるNMOS101によって構成され、そのソースとドレインは分圧回路90と接続されている。
分圧回路90は、3つの直列接続された抵抗器91〜93からなる抵抗回路から構成され、抵抗器91と92の接続点はバイアス回路80と接続されている。抵抗回路を構成する抵抗器91〜93は、それぞれの抵抗値が3R:R:8Rの比例関係に設定されていて、抵抗回路の一端には電源電圧Vddが接続され、他端は接地されている。また、分圧比制御回路100の出力端子(NMOS101のソースとドレイン)は、抵抗器93の両端に接続されている。したがって、分圧比制御回路100のNMOS101がオンすると、この分圧回路90の出力電圧の大きさはVdd/4となり、NMOS101がオフしたときは、それより3倍だけ大きな電圧値(3Vdd/4)の出力電圧となって、バイアス回路80に出力される。
バイアス回路80は、4つのトランジスタ、すなわちPMOS81,82とNMOS83,84から構成されている。そのうち、PMOS81とNMOS83は電源電圧Vddと接地間に直列に接続されており、それらの接続点が第1の出力端子N1となって、チャージポンプ回路20における電流制限用のPMOS21のゲートと接続されている。出力端子N1はPMOS81のゲートにも接続されて、PMOS81とPMOS21はカレントミラー回路を構成している。また、PMOS82とNMOS84も電源電圧Vddと接地間に直列に接続されており、PMOS82のゲートが第1の出力端子N1と接続されている。そして、PMOS82とNMOS84の接続点が第2の出力端子N2となって、チャージポンプ回路20における電流制限用のNMOS25のゲートと接続されている。出力端子N2はNMOS84のゲートにも接続されて、NMOS84とNMOS25はカレントミラー回路を構成している。
つぎに、図1に示すPLL回路の動作について説明する。
位相比較器10は、2つの入力信号、すなわち基準信号S0と分周回路50からの比較信号S2との位相を比較して、比較信号S2の位相が進んでいるときにはNゲート信号DNを出力し、比較信号S2の位相が遅れているときにはPゲート信号UPを出力する。これによって、2つの入力信号の周波数と位相が一致するように、このPLL回路は動作する。このとき、チャージポンプ回路20の出力信号からは、ローパスフィルタ30によってその高周波成分が除去され、VCO40へ入力される。VCO40では、入力された電圧信号に応じた周波数で発振する。
VCO40の周波数信号S1は、外部に出力されるとともに、分周回路50で分周され、位相比較器10に入力される。こうしてVCO40の周波数信号S1を分周した比較信号S2と基準信号S0の位相と周波数が一致するため、周波数信号S1の位相も基準信号S0と一致し、その周波数は分周回路50で設定されている分周比倍となる。
こうしたPLL回路では、VCO40の出力周波数が基準信号S0のレファレンスクロックによって設定される周波数に等しくなるまでの時間(ロック時間)は、ローパスフィルタ30の時定数とチャージポンプ回路20のオン抵抗によって決まる。すなわち、ローパスフィルタ30の時定数や、チャージポンプ回路20のオン抵抗が大きいほど、ロック時間には長い時間が必要となり、時定数やオン抵抗が小さければロック時間は短くなる。一方、VCO40の出力周波数が基準信号S0のレファレンスクロック周波数に等しくなってからの周波数安定度に関しては、ローパスフィルタ30の時定数とチャージポンプ回路20のオン抵抗が大きいほど安定し、時定数やオン抵抗が小さければ不安定になる。
したがって、一般には周波数に応じてローパスフィルタ30の時定数を切替えることで、ロック時間を短くすることが考えられているが、そのためにはローパスフィルタ30のコンデンサの数を増やす必要がある。しかし、PLL回路を構成するLSI内で受動素子であるコンデンサを増やすということは、素子形成面積を増やすことにつながるため、好ましくない。そこで、上述したPLL回路では、被積分電流を、ロック時と非ロック時とで切替えることによって、周波数を切替える際に短時間で希望する周波数に収束するとともに、収束時における周波数の安定度をも高めるようにしている。
すなわち、非ロック時には、周波数一致検出回路60から出力されるアクティブ信号がLレベルであるから、分圧比制御回路100のNMOS101はオフになっている。そのため、抵抗器91と92の接続点電圧が3Vdd/4という大きな電圧値となって、分圧回路90からバイアス回路80への電圧信号が出力される。これにより、バイアス回路80ではNMOS83のオン抵抗が減少してPMOS81およびNMOS83に流れるバイアス電流が増加し、これに応じてその第1の出力端子N1の電位が減少し、チャージポンプ回路20におけるPMOS21のオン抵抗を下げる方向に作用する。見方を変えていえば、PMOS81に流れる電流が増加するため、カレントミラー回路を構成するPMOS21に流れるミラー電流も増加する。また、出力端子N1の電位減少によりバイアス回路80のPMOS82に流れるバイアス電流も増加し、これに応じてNMOS84に流れる電流も増加するため第2の出力端子N2の電位が上昇して、チャージポンプ回路20におけるNMOS25も同様にオン抵抗が低くなる。見方を変えていえば、NMOS84に流れる電流が増加するため、カレントミラー回路を構成するNMOS25に流れるミラー電流も増加する。その結果、チャージポンプ回路20は、ローパスフィルタ30に対する被積分電流を多く流すようになって、VCO40の周波数信号S1が急速に基準信号S0により定められる周波数(基準信号S0の周波数×分周回路50の分周比N)に近づいていく。
こうして、一度VCO40の周波数信号S1が基準信号S0により定められる周波数の近くになると、周波数一致検出回路60ではアクティブ信号がLレベルからHレベルに切替わる。そのとき、分圧比制御回路100のNMOS101がオンして、分圧回路90では抵抗器93の両端が短絡される。したがって、抵抗器91と92の接続点電圧がVdd/4という小さな電圧値となって、分圧回路90からバイアス回路80への電圧信号が出力される。これにより、バイアス回路80ではNMOS83のオン抵抗が増加してPMOS81およびNMOS83に流れるバイアス電流が減少する。以下、抵抗器91と92の接続点電圧が3Vdd/4である上記の状態とは逆の状態となり、チャージポンプ回路20におけるPMOS21とNMOS25のオン抵抗が高くなる。こうして、チャージポンプ回路20からローパスフィルタ30に出力される被積分電流が少なくなって、VCO40の出力周波数を安定させることができる。このように図1に示すPLL回路では、ロック時間を短縮すると同時に、ロック時の周波数安定度を高めるという効果が得られる。
なお、上述したPLL回路の構成において、Pチャネル型MOSトランジスタ(PMOS)、Nチャネル型MOSトランジスタ(NMOS)のみで各回路を構成し、あるいはそれぞれを入れ替えて構成することも可能である。
周波数一致検出回路60では図1や特許文献1に示すように基準信号S0と分周回路50からの比較信号S2を比較するようにしてもよい。また、分周回路50からの比較信号S2の替わりにVCO40の周波数信号S1を用いて周波数一致検出回路60を構成することもできる。
図2は、VCO40の周波数信号S1を用いた周波数一致検出回路60の詳細回路の一例を示す回路図である。また、図3は、図2の周波数一致検出回路60の動作を示すタイミング図である。なお、図2に示す周波数一致検出回路60は、図1の分周回路60の分周比Nが16であることを前提としている。
この周波数一致検出回路60は、5個のD型フリップフロップFF0〜FF4によって32(=25、分周回路60の分周比Nの2倍)進のダウンカウンタを構成するカウンタ回路61と、ノア(NOR)ゲートG1,G2とマルチプレクサ回路MUX1からなるデコーダ62と、トグル回路63と、ラッチ回路64とから構成される。トグル回路63は、入力端子Dと反転出力#Qとが接続されたD型フリップフロップによって構成され、そのクロック端子ckには図3(b)に示す基準信号S0が入力され、図3(a)に示すタイミング波形のトグル信号Stg1が生成される。また、ラッチ回路64はマルチプレクサ回路MUX2とD型フリップフロップFF5とインバータ回路IVとから構成されている。
カウンタ回路61の初段のD型フリップフロップFF0には、図3(c)に示すVCO40の周波数信号S1がクロック端子ckにトリガ(クロック)パルスとして入力されている。カウンタ回路61の初段からのビット出力Q0は、次段のD型フリップフロップFF1のトリガパルスとなっており、同様に、カウンタ回路61の各ビット出力Q1〜Q3は各段のD型フリップフロップFF2〜FF4のクロック端子ckに入力されている。
このカウンタ回路61では、VCO40の周波数信号S1のパルス数がカウントされ、図3(d)に示すように各ビット出力Q0〜Q4からなるカウントデータが生成される。図3(d)には、カウントデータのカウント値が16進数として表記されている。これらのD型フリップフロップFF0〜FF4には、各リセット端子RBにトグル回路63から基準信号S0の半分の周波数で生成されたトグル信号Stg1が供給されるため、基準信号S0の1周期ごとにカウント期間とリセット期間とが設定されることになる。なお、図3(d)の最初のカウント期間における最後のカウントデータ“0”は、本来“0F”というデータであるが、途中でStg1によるリセットがかかったことを示している。
デコーダ62では、これらの各ビット出力Q0〜Q4に基づいて、周波数信号S1の周波数が所定の範囲に入ったかどうかを決定している。すなわち、ノアゲートG1にはカウンタ回路61から第1、第2、第3および第5のビット出力Q0,Q1,Q2およびQ4が入力され、ノアゲートG2にはカウンタ回路61の第2、第3、および第5のビット出力Q1,Q2,Q4が入力されている。また、マルチプレクサ回路MUX1のセレクト端子Sにはカウンタ回路61の第4のビット出力Q3がセレクト信号として供給されている。このマルチプレクサ回路MUX1からは、第4のビット出力Q3(=S)がHレベルであれば入力端子Aに供給されたノアゲートG2での演算結果が出力され、第4のビット出力Q3(=S)がLレベルであれば入力端子Bに供給されたノアゲートG1での演算結果が出力される。ここでは、図3(d)〜(f)に示すように、このデコーダ62からのデコーダ出力信号S6は、カウント値が16進表記で10,0F,0EであるときにHレベルに反転し、デコーダ出力信号S6がHレベルであるときにラッチ回路64のラッチ動作が行われれば、ロックオン信号S4がHレベルに固定されて、周波数信号S1の周波数が所定の範囲となったと判定することができる。
ラッチ回路64は、デコーダ出力信号S6がマルチプレクサ回路MUX2の入力端子Aに供給されており、入力端子BにはD型フリップフロップFF5のQ出力端子が接続されている。マルチプレクサ回路MUX2のセレクト端子Sには、トグル回路63からトグル信号Stg1がセレクト信号として供給され、D型フリップフロップFF5のクロック端子ckには、図3(b)に示す基準信号S0が入力されている。
このラッチ回路64では、D型フリップフロップFF5の反転出力端子から図3(f)に示すロックオン信号S4が生成され、さらにインバータ回路IVからは、ロックオン信号S4を反転したロックオン信号S5が出力される。なお、図1の分圧比制御回路100に対するアクティブ信号としては、ロックオン信号S4が適用される。
このようにして、位相比較器10では基準信号S0と比較信号S2の位相を比較して比較信号S2の位相が進んでいる場合、Nゲート信号DNがHレベル信号としてチャージポンプ回路20に出力されて、NMOS28がオンされる。反対に、基準信号S0と比較信号S2の位相を比較して比較信号S2の位相が遅れている場合は、Pゲート信号UPがHレベル信号としてチャージポンプ回路20に出力され、PMOS24がオンされる。さらに、このPLL回路では位相比較器10とともに周波数一致検出回路60を備え、VCO40の周波数信号S1の周波数が所定の範囲から外れているときに、周波数一致検出回路60からアクティブ信号のLレベルが分圧比制御回路100に出力されるから、チャージポンプ回路20に流れる電流を増加させるようにして、速やかに基準信号S0と周波数信号S1の周波数と位相が一致するように制御できる。そして、周波数信号S1の周波数が所定の範囲に入っている場合は、周波数一致検出回路60から出力されるアクティブ信号がHレベルとなり、分圧比制御回路100がオンするから、チャージポンプ回路20に流れる電流を制限することによって、収束時における周波数の安定度を向上させることが可能となる。
以上に説明した本発明のPLL回路は、チャージポンプ回路20およびその周辺回路(バイアス回路80、分圧回路90など)で使用するトランジスタが9個でよく、図4に示す従来回路が12個のトランジスタを使用していたことと比較して、コンパクトかつ安価に構成できる。また、従来回路では、分周回路50で分周比を変更する場合には、VCO40の動作点について再設計をする必要があったが、本発明のPLL回路ではその必要がなく、動作中に分周回路50の分周比を容易に変更することができる。
なお、図2に示す周波数一致検出回路60では、そのカウンタ回路61を5個のD型フリップフロップFF0〜FF4からなる32(=25)進カウンタとしたが、カウンタ回路を任意のm個(mは、2以上の整数)のフリップフロップで構成してもよい。但し、分周回路60の分周比は2mより小さくする必要があり、たとえば2m-1としておく。この場合、分周回路60の分周比を2kとして、分周比2m-1-kの分周回路を周波数一致検出回路60内に設けるようにしてもよい。また、周波数一致検出回路60のデコーダ62は、カウンタ回路61のカウント値が0F,0F±1のいずれかと一致したとき、ロックオン信号S4,S5を出力するように構成しているが、カウンタ回路のカウント値がn+1,…n+s(n,sは、いずれも2以上の整数)と一致したときロックオン信号を出力するものであってもよい。
実施の形態に係るPLL回路を示すブロック回路図である。 周波数一致検出回路の詳細回路の一例を示す回路図である。 図2の周波数一致検出回路の動作を示すタイミング図である。 従来のPLL回路の基本構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 位相比較器
20 チャージポンプ回路
21〜24,81,82 Pチャネル型MOSトランジスタ(PMOS)
25〜28,83,84 Nチャネル型MOSトランジスタ(NMOS)
30 ローパスフィルタ
40 電圧制御発振回路(VCO)
50 分周回路
60 周波数一致検出回路
80 バイアス回路
90 分圧回路
100 分圧比制御回路
S0 基準信号(レファレンスクロック)
S1 周波数信号
S2 比較信号(分周信号)

Claims (4)

  1. 入力電圧に応じた発振周波数により周波数信号を出力する電圧制御発振回路、前記周波数信号を分周する分周回路、および前記分周回路の出力信号と基準周波数を有するレファレンスクロックとの位相を比較する位相比較器を有し、前記分周回路の出力信号の位相が進んでいる場合は前記周波数信号の発振周波数を低くするように、前記分周回路の出力の位相が遅れている場合は前記周波数信号の発振周波数を高くするように、前記位相比較器から制御信号を出力するPLL回路において、
    前記制御信号に応じて被積分電流を出力するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路と前記電圧制御発振回路との間に接続され、前記被積分電流を積分して電圧信号に変換するとともに高周波成分を除去し、前記電圧信号を前記電圧制御発振回路に供給して前記周波数信号の発振周波数を制御するローパスフィルタ回路と、
    前記被積分電流の電流値を制限する電流制限回路と、
    前記周波数信号と前記レファレンスクロックとの周波数を比較し、前記周波数信号の周波数が所定周波数の範囲内に入ったときアクティブ信号を出力する周波数一致検出回路と、
    前記アクティブ信号が出力されていないときは前記被積分電流の電流値を増加させ、前記アクティブ信号が出力されているときは前記被積分電流の電流値を減少させるよう前記電流制限回路を制御する電流制御回路と、
    を備えたことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記電流制御回路は、
    前記アクティブ信号に応じた分圧比制御信号を出力する分圧比制御回路と、
    前記分圧比制御信号のオンオフに対応する大きさの電圧信号を出力する分圧回路と、
    前記電圧信号に応じたバイアス電流を生成するバイアス回路と、
    を備え、前記バイアス電流の増減に応じて前記被積分電流の増減を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  3. 前記電流制限回路は前記チャージポンプ回路に設けられたMOSトランジスタであり、該MOSトランジスタが前記バイアス回路を構成するMOSトランジスタとでカレントミラー回路を構成することを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  4. 前記周波数一致検出回路は、
    前記分周回路に設定された分周比N(Nは正整数)より大きな最大カウント値を有するカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路のカウント値が所定の範囲にあるとき判定信号を出力するデコーダ回路とを有し、
    前記カウンタ回路により前記電圧制御発振回路の前記周波数信号をカウントし、前記レファレンスクロック1周期の間に前記カウンタ回路のカウント値に対して前記デコーダ回路から前記判定信号が出力されたとき前記アクティブ信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
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