JP2007243212A - 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 Download PDF

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Mutsuhiro Mori
森  睦宏
Kazuhiro Koyama
和博 小山
Yoshitaka Nishimura
欣剛 西村
Katsuaki Saito
克明 斉藤
Kotaro Masuda
浩太郎 増田
Yasuhiko Kono
恭彦 河野
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Abstract

【課題】
半導体スイッチング素子の低損失化と、それを用いた電力変換装置の短絡耐量の確保とを両立する。
【解決手段】
本発明の半導体スイッチング素子は、エミッタ側に電荷を蓄積し高伝導化を実現できるエミッタ構造をもち、かつコレクタ側に低スイッチング損失を実現する低注入のp層をもつIGBT構造とし、コレクタ側のp層のキャリア濃度の最大値が、そのp層に隣接するn層のキャリア濃度の最大値の10倍から100倍である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力用半導体装置とそれを用いた電力変換装置に係り、特に電力用半導体装置の低損失,省エネルギーを実現し、電力変換装置の破壊耐量を向上する半導体素子構造に関する。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)は、ゲート電極に加える電圧でコレクタ電極とエミッタ電極の間に流す電流を制御するスイッチング素子である。制御できる電力は数十ワットから数十万ワットに及び、スイッチング周波数も数十ヘルツから百キロヘルツ超と幅広い。この特徴を生かして、エアコンや電子レンジなど家庭用の小電力機器から、鉄道や製鉄所の圧延機駆動インバータなど大電力機器まで広く使われている。
IGBTの性能の中で最も重要なものの一つが損失である。近年注目されている2種類の低損失なIGBT構造を示す。図9は、特開平10−178174号公報に記載されている高電導なIGBT10である。コレクタ電極500にp+ 層101が接し、p+ 層101にp+ 層101よりキャリア濃度が低いn+ 層112が接する。n+層112には、ほぼ均一なキャリア濃度を備えn+ 層112よりキャリア濃度が低いn- 層110が接しており、その表面には,複数個のn層150がn- 層110内に拡散されている。n層150内にはp層120が形成され、p層120内にはn+ 層130が形成されている。n+ 層130,p層120,n層150,n- 層110の表面には、ゲート絶縁膜300,厚いゲート絶縁膜301,ゲート電極200,絶縁膜400からなるMOSゲートが形成されている。p層120の表面にはp+ 層121が形成され、p+ 層121とn+ 層130はエミッタ電極600に接している。
各電極は、コレクタ端子501,エミッタ端子601,ゲート端子201として、それぞれ電気的に導かれている。このIGBTは、p層120の回りにn層150が形成されている。これにより、MOSゲートにより、n- 層110中に流入した電子によってp+ 層101から注入したホールを、p層120内へ流入しにくくし、n- 層110内のキャリア濃度を高くする。その結果、n- 層110が高伝導となり、低損失なIGBTを得ることができる。n層を形成することによって、ノイズ誤動作の原因となるゲートの帰還容量が増えるが、部分的に厚くしたゲート絶縁膜301と併用して帰還容量を低減している。
図10は、図9のn層150はないが、p層100とn層111のキャリア濃度を、それぞれ図9のp+ 層101やn+ 層112より低くし、p層100の厚さを薄くしたIGBT構造の半導体装置20である。このような構造は、ISPSD(International Symposium on Power Semiconductor Devices and Ics)1996年、Proceedings 、327頁〜330頁に記載されている。この構造の半導体装置20では、p層100のキャリア濃度を薄くし、そのキャリア濃度を低くして、p層100からのホールの注入を抑え、スイッチング時のターンオフ損失を低減できる。これにより、4.5kV の高電圧のIGBTにおいても損失の低減を可能にしている。
しかしながら、上記従来技術のIGBTには、以下に示す問題がある。
図11は、IGBTを搭載し、モータ950を駆動する電力変換装置の一例を示す。本願の発明者が、図9,図10に示すIGBTを701,702,703,704,705,706のIGBTに適用し、それぞれダイオード711,712,713,714,715,716と逆並列に接続したモジュールとして、図11に示す回路で動作試験した。図12は、その動作試験の一例を示す。これは、短絡耐量試験と呼んでいるもので、例えばIGBT701がオン状態の時、誤ってIGBT701の出力端子が地絡し、電源電圧Vccの端子の電位と短絡した場合を想定しており、電源電圧Vcc全体がIGBT701に印加され、IGBT701にゲート回路801からのゲート電圧で制限される飽和電流が流れた状態である。飽和電流は、IGBTの定格電流の5〜10倍であり、電力変換装置では過電流と判定し、時間t後に電流を遮断する。従って、IGBTとしては、時間tの間、電源電圧Vccと飽和電流で発生するジュール熱に耐えながら、IGBTのもつ寄生サイリスタがラッチアップしないようにしなければならない。
ところが、低損失化のために図9に示すIGBTのn層150のキャリア濃度を高くすると、図12に示す短絡耐量が低下するという不具合が生じた。本願の発明者が解析した結果、n層150のキャリア濃度を高くすると、図13に示すように、n層150とp層120からなるpn接合の電界が強くなり、このpn接合で破壊することが分かった。
一方、図10のIGBTでは、低損失化のためにp層100のキャリア濃度を低くしたり、p層100を薄くすると、この場合も短絡耐量が低下することが分かった。この原因を本願の発明者が解析すると、p層100のキャリア濃度低減等による低注入化によって、n層111および、n層111に近いn- 層110付近において、ホール濃度の低下が生じ、p層100とn層111からなるpn接合の電界が強くなり、破壊することが分かった。
本発明の目的は、低損失を達成しながら、短絡耐量の大きなIGBTおよびそれを用いた電力変換装置を提供することである。
上記課題を解決するために、以下の構造を有する半導体装置およびそれを用いた電力変換装置にすれば良い。すなわち、一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域に隣接し第1の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度である第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域上に隣接し第2の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度である第2導電形の第3の半導体領域と、前記第3の半導体領域内に伸び前記第3の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度である複数個の第2導電形の第4の半導体領域と、該第4の半導体領域内に位置する第1の導電形の第5の半導体領域と、該第5の半導体領域内に位置する第2の導電形の第6の半導体領域と、前記第3,第4,第5及び第6の半導体領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、さらに該絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記第5の半導体領域と第6の半導体領域に接したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に接したコレクタ電極とを備え、前記第1の半導体領域のキャリア濃度の最大値が、前記第2の半導体領域のキャリア濃度の最大値の10倍から100倍とすれば良い。
また、トレンチゲートを有する半導体装置およびそれを用いた電力変換装置においては、一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域に隣接し第1の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度である第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域上に隣接し第2の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度である第2導電形の第3の半導体領域と、前記第3の半導体領域内に伸び少なくとも2種類の異なる隣り合う間隔を有する複数個のMOS形トレンチゲートと、該MOS形トレンチゲート間にあって前記第3の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度である第1導電形の第4の半導体領域と、隣り合う間隔が狭いMOS形トレンチゲート間にあって前記第4の半導体領域内に位置するとともに前記MOS形トレンチゲートに接し第4の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度である第2導電形の第5の半導体領域と、前記第4の半導体領域と第5の半導体領域に接したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に接したコレクタ電極とを備え、前記第1の半導体領域のキャリア濃度の最大値が、前記第2の半導体領域のキャリア濃度の最大値の10倍から100倍とすれば良い。
さらに本発明の効果を高めるには、前記第2の半導体領域のキャリア濃度の総和が1×1012cm-2から1×1013cm-2であることが望ましい。また、前記第1の半導体領域の厚さが3μm以下であればさらに望ましく、さらには前記第1の半導体領域に接するコレクタ電極がその接触面領域でアルミニウムを含有すればより効果的である。
以上説明したように、本発明によれば、高伝導のIGBTのエミッタ側とコレクタ側の電界強度を低減でき、またコレクタ側のp層からのホールの注入が少ないにもかかわらず、エミッタ側の電荷を蓄積する効果などにより、伝導度変調を促進できるため、半導体装置の低損失性と電力変換装置の短絡耐量時の破壊強度の向上を同時に達成できる。
(実施例1)
図1は、本実施例の断面構造図を示す。図9,図10と同じ構成要素には同一の符号を付けてある。図1の特徴は、エミッタ電極600側はn層150等を有する図9の構造をもち、コレクタ電極500側はキャリア濃度の低いp層100等を有する図10の構造を合わせ持つことである。本願の発明者が図1の構造での短絡時の電界を解析した結果を図2に示す。図1に示す構造とすることによって、図2に示すようにIGBT内部の電界を、コレクタ側,エミッタ側の片方に偏ることなく、分散でき、電力変換装置の短絡耐量を十分確保できる。
図3は、p層100の最大キャリア濃度とn層111の最大キャリア濃度の比と、短絡耐量の関係を示す。この場合の短絡耐量は、短絡時にIGBTが破壊するまでの時間tを示す。図3よりこの比を約10〜100とすることが好ましいことが分かった。10以下とすると、コレクタ側のpn接合の電界が高くなり短絡破壊しやすくなり、比が100を超えるとエミッタ側のpn接合がアバランシェ降伏しやすくなり、短絡耐量が低下することが分かった。また、比が100を超えると、ホールの注入が増えスイッチング損失も増加する。
さらに本実施例のIGBTの短絡耐量の向上効果を高めるには、前記第2の半導体領域であるn層111のキャリア濃度の総和が1×1012cm-2から1×1013cm-2であることが望ましい。つまり、低いキャリア濃度のp層100を使うが、ある程度注入効率を確保するためには、n層111の濃度を下げることが好ましい。しかし、あまりn層111の濃度を下げると、p層120から広がる空乏層がp層100にパンチスルーしやすくなるため、静的な耐圧の低下を招く。その結果、n層111のキャリア濃度の総和(シートキャリア濃度)は、1×1012cm-2から1×1013cm-2とすることが良い。またp層100の厚さは、3μm以下であればさらに望ましく、p層100が低キャリア濃度でもある程度の注入を確保でき、本発明の半導体装置1の構造として好ましい。本願の発明者が詳細に実験した結果、p層の最大のキャリア濃度を4×1016cm-3から4×1017cm-3で厚さ2μm以下、n層111の最大のキャリア濃度を1×1015cm-3から1×1016cm-3で厚さ30μm以下にすることがより好ましく、半導体装置1を低損失にし、かつ電力変換装置の短絡耐量を強固にできる。
さらに、コレクタ電極500に接するp層100の表面濃度は、そのキャリア濃度が低いため、コレクタ電極500に使う金属によっては接触抵抗が大きくなる。そこで、コレクタ電極にp形不純物を含む金属を適応すれば、p層100との接触抵抗を低減できる。本願の発明者が実験した結果、その接触面領域にアルミニウムをコレクタ電極500の一部として使えば、低濃度のp層100との電気的接触も問題なく、半導体装置の損失低減やこれを用いた電力変換装置の短絡耐量を確保出来る。
(実施例2)
図4は本実施例の平面図を示す。本実施例の半導体装置2の構造が図1と異なる点は、コレクタ電極500とエミッタ電極600が同一半導体表面に形成されていることである。n- 層110は半導体基板140と絶縁膜410で電気的に分離されている。このような構造は、表面から電流を出し入れできるため、ほかの回路との電気的接続が容易であり、高電圧LSIなどに適用できる。もちろん、n層150と低注入のp層100,n層111構造を設けることにより、半導体装置の低損失と電力変換装置の短絡耐量の両立ができる。なお、C−D間が単位セルであり、これを反転繰り返すことによりセル数を増やし、高出力化ができる。
(実施例3)
図5は本実施例の断面図を示す。本願の発明者が、本発明のコンセプトであるエミッタ側の電界とコレクタ側の短絡時の電界を均一化する構造として、他のエミッタ構造で検討した結果、特開2000−45081号公報や、ISPSD 2001年、Proceedings 、417頁〜420頁に記載されている構造でも有効なことを確認した。図5において、エミッタ電極600は隣り合うトレンチ形MOSゲート(ゲート電極200,ゲート絶縁膜300)間の距離が短い領域のp+ 層121とn+ 層103に電気的に接触している。この断面では、隣り合うトレンチ形ゲート間が広い部分の間にあるp層125は、絶縁膜401,402でエミッタ電極600と絶縁分離され、p層125はフローティング電位となっている。この結果、上記特開2000−45081号公報などでも述べているように、p層100から注入したホールの一部が、一旦p層125に流れ込み、トレンチ形MOSゲートの底に沿うように流れ、p層120,p+ 層121,エミッタ電極600へ流入する。その結果、このホールがバイポーラトランジスタのベース電流のような働きをし、トレンチ形MOSゲートの底部に形成された蓄積層から電子がn- 層110へ注入し、n- 層110の伝導度変調が促進される。これにより半導体装置3が低損失化できる。
ところが、この構造ではp層120へ電流が集中し、p層125がフローティングの電位であるため、p層120とn- 層110からなるpn接合の電界が短絡時に強くなり、破壊しやすいことが分かった。
そこで、低注入のコレクタ構造をもつコレクタ電極500,p層100,n層111を導入した本実施例の半導体装置3とすることで、実施例1の半導体装置1と同様の低損失な半導体装置、および短絡耐量の強い電力変換装置を得ることができる。また、実施例の半導体装置3ではトレンチ形MOSゲートの低部のゲート絶縁膜300の電界を和らげるため、ゲート酸化膜の信頼性も向上する。
(実施例4)
図6は、本実施例の平面構造を示す。本実施例は図5の構造を高圧LSIに好適なコレクタ電極500とエミッタ電極600とが、同一表面上に形成された半導体装置4である。コレクタ側に面した領域にフローティングのp層125が形成されており、実施例3で述べた伝導度変調の向上効果が実現でき、高電圧LSIの高集積化ができる。また、本実施例ではp層125を設けることにより、ゲート絶縁膜300に加わる電界、とくにコレクタ側の電界を緩和でき、ゲート絶縁膜300の信頼性も向上する。
(実施例5)
図7に本実施例の断面図を示す。図7の半導体装置5は、図5に示す半導体装置3とほぼ同様の構造であるが、隣り合うトレンチ形MOSゲート間の距離が短い領域のp層120とn- 層110の間にn層151を設けた点が異なる。n層151を設けたことにより、先に述べたMOSゲート底部の蓄積層からの電子注入に加え、ホールの蓄積効果が重なり、さらにn- 層110の伝導度変調の向上効果が高まる。
しかし、n層151を追加することによって、さらにp層120とn層151からなるpn接合の電界強度が高くなり、短絡時に破壊しやすくなるが、図7に示すような低注入のコレクタ領域を有する本実施例の半導体装置5とすることによって、半導体装置の低損失性を損なうことなく、電力変換装置の短絡耐量を確保できる。
(実施例6)
図8に本実施例の断面図を示す。図8の半導体装置6は、図6に示す半導体装置4とほぼ同様の構造であるが、実施例5と同様に、隣り合うトレンチ形MOSゲート間の距離が短い領域のp層120とn- 層110の間にn層151を設けたことにより、MOSゲート底部の蓄積層からの電子注入に加え、ホールの蓄積効果が重なり、さらにn- 層110の伝導度変調の向上効果が高まる。
しかし、n層151を追加することによって、さらにp層120とn層151からなるpn接合の電界強度が高くなり、短絡時に破壊しやすくなる。図8に示すような低注入のコレクタ領域を有する半導体装置6とすることによって、半導体装置の低損失性を損なうことなく、電力変換装置の短絡耐量を確保できる。
(実施例7)
本実施例では、実施例1から実施例6のIGBTを前記図11に示す電力変換装置のIGBT701〜IGBT706として用いた。図11において、符号701〜706はIGBT、711〜716はダイオード、801〜806はゲート回路、900はP端子、901はN端子、910はU端子、911はV端子、912はW端子、950はモータである。
本実施例の電力変換装置は、一対の直流端子であるP端子900,N端子901と、交流出力の相数と同数の交流端子であるU端子910,V端子911,W端子912と、前記一対の直流端子間に接続され、それぞれ電力半導体スイッチング素子であるIGBT701〜IGBT706と、逆極性のダイオード711〜ダイオード716の並列回路とを2個直列接続した構成からなり、並列回路の相互接続点が異なる交流端子に接続された交流出力の相数と同数のインバータ単位とを具備し、前記IGBT701〜IGBT706が実施例1から実施例6の何れかに記載のものである。
本実施例の電力変換装置は実施例1から実施例6のIGBTを用いているので、低損失であり、短絡耐量が大きい。
実施例1の断面構造図である。 実施例1の短絡時の電界強度分布である。 実施例1の構造と短絡耐量の関係を示す図である。 実施例2の断面構造図である。 実施例3の断面構造図である。 実施例4の断面構造図である。 実施例5の断面構造図である。 実施例6の断面構造図である。 第1の従来技術の断面構造図である。 第2の従来技術の断面構造図である。 電力変換装置の回路構成図である。 短絡時の動作波形である。 第1の従来技術の電界分布である。 第2の従来技術の電界分布である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,10,20…半導体装置、100…p層、101,121…p+ 層、111,150,151…n層、112,130…n+ 層、110…n- 層、120…p層、140…半導体基板、200…ゲート電極、201…ゲート端子、300…ゲート絶縁膜、301…厚いゲート絶縁膜、400,401,402,410…絶縁膜、500…コレクタ電極、501…コレクタ端子、600…エミッタ電極、601…エミッタ端子、701〜706…IGBT、711〜716…ダイオード、801〜806…ゲート回路、900…P端子、901…N端子、910…U端子、911…V端子、912…W端子、950…モータ。

Claims (10)

  1. 一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の
    半導体領域と、前記第1の半導体領域に隣接し第1の半導体領域のキャリア濃度
    より低いキャリア濃度である第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導
    体領域の上に隣接し第2の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度であ
    る第2導電形の第3の半導体領域と、前記第3の半導体領域内に伸び前記第3の
    半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度である複数個の第2導電形の第
    4の半導体領域と、該第4の半導体領域内に位置する第1の導電形の第5の半導
    体領域と、該第5の半導体領域内に位置する第2の導電形の第6の半導体領域と
    、前記第3,第4,第5及び第6の半導体領域の上に形成されたゲート絶縁膜と
    、該絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、前記第5の半導体領域と第6の半導
    体領域に接したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に接したコレクタ電極と
    を備え、前記第1の半導体領域のキャリア濃度の最大値が、前記第2の半導体領
    域のキャリア濃度の最大値の10倍から100倍であることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 請求項1において、前記第2の半導体領域のキャリア濃度の総和が1×1012
    cm-2から1×1013cm-2であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1および請求項2のいずれかにおいて、前記第1の半導体領域の厚さが
    3μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、前記第1の半導体領域に接するコ
    レクタ電極がその接触面領域でアルミニウムを含むことを特徴とする半導体装置
  5. 一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の
    半導体領域と、前記第1の半導体領域に隣接し第1の半導体領域のキャリア濃度
    より低いキャリア濃度である第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導
    体領域上に隣接し第2の半導体領域のキャリア濃度より低いキャリア濃度である
    第2導電形の第3の半導体領域と、前記第3の半導体領域内に伸び少なくとも2
    種類の異なる隣り合う間隔で配置した複数個のMOS形トレンチゲートと、該
    MOS形トレンチゲート間にあって前記第3の半導体領域のキャリア濃度より高
    いキャリア濃度である第1導電形の第4の半導体領域と、隣り合う間隔が狭い
    MOS形トレンチゲート間にあって前記第4の半導体領域内に位置するとともに
    前記MOS形トレンチゲートに接し第4の半導体領域のキャリア濃度より高いキ
    ャリア濃度である第2導電形の第5の半導体領域と、前記第4の半導体領域と第
    5の半導体領域に接したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に接したコレク
    タ電極とを備え、前記第1の半導体領域のキャリア濃度の最大値が、前記第2の
    半導体領域のキャリア濃度の最大値の10倍から100倍であることを特徴とす
    る半導体装置。
  6. 請求項5において、隣り合う間隔が狭いMOS形トレンチゲート間にあって、
    前記第3の半導体領域と前記第4の半導体領域内の間に位置するとともに前記
    MOS形トレンチゲートに接し、第3の半導体領域のキャリア濃度より高いキャ
    リア濃度である第2導電形の第6の半導体領域を備えることを特徴とする半導体
    装置。
  7. 請求項5または請求項6のいずれかにおいて、前記第2の半導体領域のキャリ
    ア濃度の総和が1×1012cm-2から1×1013cm-2であることを特徴とする半導
    体装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかにおいて、前記第1の半導体領域の厚さが3
    μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかにおいて、前記第1の半導体領域に接するコ
    レクタ電極がその接触面領域でアルミニウムを含むことを特徴とする半導体装置
  10. 一対の直流端子と、交流出力の相数と同数の交流端子と、一対の直流端子間に
    接続され、それぞれ電力半導体スイッチング素子と逆極性のダイオードの並列回
    路とを2個直列接続した構成からなり、並列回路の相互接続点が異なる交流端子
    に接続された交流出力の相数と同数のインバータ単位とを具備し、前記電力半導
    体スイッチング素子が請求項1から請求項9の何れかに記載の半導体装置である
    ことを特徴とする電力変換装置。
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