JP2007241746A - 画像表示装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】臓器壁の異常を発見しやすい擬似3次元画像を提供する。
【解決手段】
被検体の臓器が撮影されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求める濃度勾配ベクトル算出手段と、前記求められた濃度勾配ベクトルが、前記仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように前記擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出手段と、前記求められた画素値に基づいて、前記臓器の壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する画像生成手段と、前記生成された擬似3次元画像を表示する表示手段と、を備える。
【選択図】図9(a)

Description

本発明は、複数のCT、MR、US画像(断層像)を用いて3次元画像、すなわち2次元平面に陰影づけして3次元的に表示する画像を生成・表示する技術に係り、特に、臓器壁を強調表示できる3次元画像の構成技術に関する。
従来の3次元画像、特に非特許文献1に記載されたようなボリュームレンダリング手法(仮想光線を用いる点で、“レイトレーシング手法”や“レイキャスティング手法”と呼ばれているものと同じ意味)による画像構成方法(装置)では、3次元画像の画素値への寄与を濃度勾配ベクトルが投影線と平行になるにつれて大きくなるようにする。つまり、θを濃度勾配ベクトルと投影線との間の角度とした場合、一般に、濃度勾配の寄与をcosδθ で近似している。
Marc Levoy; Volume Rendering, IEEE Computer Graphics & Applications, pp.29-38,1988.
しかし、血管内部や壁等に凹凸の病気がある場合であっても、従来の3次元画像では、血管壁などの臓器壁が強調表示されないといった問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、血管壁や臓器壁などの壁領域を強調表示できる3次元画像を生成、表示することができる画像表示装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、擬似3次元画像の画素値への寄与を、濃度勾配ベクトルが投影線と垂直方向、又は濃度勾配ベクトルが擬似3次元画像を生成するための投影面に対して平行を向くにつれて大きくなるようにすることにより輪郭線や壁を強調表示した擬似3次元画像を生成するものである。
具体的には、本発明は、被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成して表示する画像表示装置において、前記ボリューム画像を入力する入力手段と、前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求める濃度勾配ベクトル算出手段と、前記求められた濃度勾配ベクトルが、前記仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように前記擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出手段と、前記求められた画素値に基づいて、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する画像生成手段と、前記生成された擬似3次元画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
ここでいう「輪郭線及び壁領域」は、臓器又は骨の輪郭線上の画素及び輪郭線よりも内側の画素を含む層状の領域を意味する。
また、本発明は、被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成して表示する画像表示装置において、前記ボリューム画像を入力する入力手段と、前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求める濃度勾配ベクトル算出手段と、前記求められた濃度勾配ベクトルが、前記2次元平面に対して平行方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように前記擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出手段と、前記求められた画素値に基づいて、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する画像生成手段と、前記生成された擬似3次元画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成する画像処理プログラムにおいて、前記ボリューム画像を入力する入力ステップと、前記擬似3次元画像を生成する生成ステップであって、前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求め、該濃度勾配ベクトルが前記仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与を大きくして前記画素値を求めることにより、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する生成ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成する画像処理プログラムにおいて、前記ボリューム画像を入力する入力ステップと、前記擬似3次元画像を生成する生成ステップであって、前記入力されたボリューム画像を構成する濃度勾配ベクトルを求め、該濃度勾配ベクトルが前記2次元平面に対して平行方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与を大きくして前記画素値を求めることにより、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する生成ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、濃度勾配ベクトルが仮想光線又は投影線に対して垂直に向くほど、濃度勾配ベクトルの擬似3次元画像への寄与を大きくすることにより、臓器の壁領域を強調してボリュームレンダリングを行うことができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
〔システム構成〕
図1は、本実施形態に係る医用画像表示システム1の構成を示すハードウェア構成図である。
図1の医用画像表示システム1は、被検体の画像を撮影する医用画像撮影装置2と、医用画像撮影装置2が撮影した医用画像を蓄積する画像データベース4と、被検体の画像を表示する画像表示装置10とを備え、医用画像撮影装置2と画像データベース(画像DB)4と画像表示装置10とは、LAN3等のネットワークに接続される。LAN3には、画像表示装置10で生成した擬似3次元画像を表示させるための端末装置5を接続してもよい。
医用画像撮影装置2は、例としてX線CT装置とMR装置と超音波撮影装置(US装置)とを記載したが、被検体の断層像を撮影できる医用画像撮影装置であればこれらに限らない。
画像表示装置10は、主として各構成要素の動作を制御する制御装置としての中央処理装置(CPU)11、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となったりする主メモリ12と、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライブ、後述する流体画像や壁画像の生成及び異常候補陰影検出処理を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフト等が格納される磁気ディスク13と、表示用データを一時記憶する表示メモリ14と、この表示メモリ14からのデータに基づいて画像を表示するCRTモニタや液晶モニタ等のモニタ15と、位置入力装置としてのマウス16、マウス16の状態を検出してモニタ15上のマウスポインタの位置やマウス16の状態等の信号をCPU11に出力するコントローラ16aと、キーボード17と、通信インターフェース(以下「通信I/F」という)18と、上記各構成要素を接続する共通バス19とから構成される。
次に図2に基づいて画像表示装置10が実行する画像処理プログラムについて説明する。図2は、画像表示プログラムの構成を示すブロック図である。
画像表示プログラムは、断層像を体軸方向に積み上げたボリューム画像(3次元画像データ)を入力する入力部11a、入力されたボリューム画像の濃度勾配ベクトルを算出する濃度勾配ベクトル算出部11b、擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出部11c、画素値算出部11cが算出した画素値をマッピングして擬似3次元画像を生成する画像生成部11d、マウス16やキーボード17から入力された濃度勾配ベクトルの余弦成分の混合比率に基づいて濃度勾配ベクトルの正弦成分及び余弦成分を混合した混合画像を生成するための混合画像生成部11e、擬似3次元画像から異常候補陰影を検出する異常候補陰影検出部11f、擬似3次元画像をモニタ15に表示させるための制御を行う表示制御部11gにより構成される。
画像表示装置10のCPU11は、上記画像プログラムを磁気ディスク13から読み出して主メモリ12にロードし、実行する。
上記表示制御部11gは必ずしも備える必要がなく、CPU11が生成した画像をLAN3に接続された端末装置5に配信し、その端末装置5において画像を表示するように構成してもよい。
また、混合画像生成部11e及び異常候補陰影検出部11fはそれぞれ、第三実施形態、第四実施形態で用いる。
<第一実施形態>
第一実施形態は、濃度勾配ベクトルが、仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与を大きくして擬似3次元画像(陰影づけ3次元画像ともいう。)を生成、表示する実施形態である。
まず、図3乃至7に基づいて濃度勾配ベクトルと、濃度勾配ベクトルの仮想光線に対する方向について説明する。
図3は、投影線に対する垂直方向及び投影面に対する平行方向を説明するための模式図であって、図3(a)は平行投影法の場合、図3(b)は水平投影法の場合を示す。
図3(a)は、平行投影法の場合であって、投影面50に対して投影線72が垂直に入射している場合である。この場合、投影面50に対して平行な方向50hと、投影線72に対して垂直な方向72vと、は平行(同一)になる。
図3(b)は、中心投影法の場合であって、投影面50に対して投影線72が斜め方向(一部垂直も含む)に入射している場合である。この場合、投影面50に対して平行な方向50hと、投影線72に対して垂直な方向72vと、は平行にならず、異なる。また、各投影線72に対する垂直な方向72vも、投影線72毎に異なる。
次に図4乃至図7に基づいて濃度勾配ベクトル、投影線及び仮想光線の向きについて説明する。
図4は、仮想光源70が断層像60を挟んで投影面50と反対側の無限遠に設定された平行投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図である。図4では、仮想光線71と投影線72とは平行である。
濃度勾配ベクトルnは、断層像60において同じ画素値(濃度値ともいう)を有する画素を含む等濃度面61を設定した場合に、その等濃度面61と仮想光線71との交点を始点とし、等濃度面61に垂直な法線ベクトルを意味する。等濃度面61が曲面である場合には、等濃度面61の各点において濃度勾配ベクトルnの方向は異なる。そのため、等濃度面61上の画素62、63を始点とする濃度勾配ベクトルn1とn2とは、方向が異なる。その結果、濃度勾配ベクトルn1とn2とが仮想医光線71となす角度θ1、θ2も異なる。
図4では、仮想光源70が無限遠にあることを示すために仮想光源70を括弧書きで図示したが、平行投影のときには、光の出る位置座標と入る位置座標とは同じになるので、仮想光源(仮想平行光源ともいう)70と投影面50とを断層像60を挟んで同じ側に重ねて書く場合もある。後述する図7の平行投影法の場合も同様である。
濃度勾配ベクトルnの仮想光線71と垂直な2方向に分解した成分がi成分、j成分であり、仮想光線71と平行な方向に分解した成分がk成分である。濃度勾配ベクトルn1、n2と仮想光線71とのなす角度θ1、θ2が異なるため、濃度勾配ベクトルn1、n2の仮想光線71に対する正弦成分であるi成分、j成分の大きさは、濃度勾配ベクトルn1、n2で異なる。
図4では、上記のとおり、仮想光線71と投影線72とが平行であるため、角度θの定義として濃度勾配ベクトルnと仮想光線71とのなす角度といってもよいし、濃度勾配ベクトルnと投影線72とのなす角度といってもよい。
図5は、仮想光源70が断層像60を挟んで投影面50と反対側かつ外側近傍に設定された中心投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図である。
中心投影法では、図3(b)で示したように仮想光線71は仮想光源70から放射状に照射されるため、等濃度面61における仮想光線71の入射位置によって仮想光線71への入射角度が異なる。
図5では、画素62、63を始点とする濃度勾配ベクトルをn1、n2で示す。濃度勾配ベクトルをn1、n2は異なる方向を有するため、濃度勾配ベクトルn1と仮想光線71とがなす角度θ1と、濃度勾配ベクトルn2と仮想光線71とがなす角度θ2とは異なる。但し、図5においても、投影線72bと仮想光線71とは平行であるため、角度θ1、θ2を濃度勾配ベクトルn1、n2と仮想光線71とのなす角度といってもよいし、濃度勾配ベクトルn1、n2と投影線72bとのなす角度といってもよい。
図6は、仮想光源70が断層像60に対して投影面50と同じ側かつ外側近傍に設定された中心投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図である。この場合、投影線72と仮想光線71との関係は、仮想光線71が等濃度面61で反射され、かつ、投影面50に垂直に入射する反射光が投影線72となる。図6では、仮想光線71と投影線72とは平行ではない。
そして、投影線72の延長線上であって、断層像60を挟んで投影面50と反対側に視点73を設定する。仮想光源70から断層像60に仮想光線71を照射し投影面50上に陰影付け処理をして投影した投影像、すなわち視点73からみて陰影付けした3次元画像が、この処理により得られる擬似3次元画像となる。
図7は、仮想光源70が断層像60を挟んで反対側の無限遠に設定された平行投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図である。この場合、投影線72と仮想光線71との関係は、仮想光線71が等濃度面61上の画素に照射され、その画素からの反射光であって投影面50に直交して入射する反射光が投影線72となり、仮想光線71と投影線72とは平行ではない。
そして、投影線72の延長線上であって、断層像60を挟んで投影面50と反対側に視点73を設定する。仮想光源70から断層像60に仮想光線71を照射し、投影面50上に陰影付け処理をして投影した投影像、すなわち視点73からみて陰影付けした3次元画像が、この処理により得られる擬似3次元画像となる。
次に、図8に基づいて本実施形態の処理の流れを説明する。図8は、本実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、入力部11aがX線CT装置、MR装置、US装置から直接複数の断層像60からなるボリューム画像を取得し、又は画像DB4や磁気ディスク13などの記憶媒体に格納されたボリューム画像を読み込んだ後に開始される。
ステップS1では、画素値算出部11cが、投影面50及び仮想光源70の明るさLの設定をする(S1)。
ステップS2では、仮想光線71の初期化をする。画素値算出部11cは、仮想光源70の位置を設定する。この設定では、平行投影法か中心投影法かの選択指示及び光源の断層像60に対する位置の指示をユーザに選択させて行ってもよいし、投影法や断層像60に対する位置をプリセットしておき自動的に行ってもよい。そして画素値算出部11cは、設定した仮想光源70から照射される仮想光線71の入射位置を投影面50の左上部などの初期位置に設定する(S2)。また、仮想光線71の設定数(投影面50の画素数)も設定する。この設定数分、S2、S3、S4、S5の処理を繰り返す。
ステップS3では、投影線72に対して3D画素値演算をする(S3)。
まず、濃度勾配ベクトル算出部11bは、断層像60を積み上げたボリューム画像のうち、濃度値が等しい画素を含む面である等濃度面61を求める。そして、等濃度面61と仮想光線71との交点を始点とする法線ベクトルからなる濃度勾配ベクトルを求める。
次に、画素値算出部11cは、下記数1式に基づいて3D画素値演算を行う(S3)
Figure 2007241746
ステップS4では、画素値算出部11cがステップS3で求めた画素値を主メモリ12に格納する(S4)。
ステップS5では、画素値算出部11cが全ての投影線を設定したか否かの判定する(S5)。「Yes」ならS7へ、「No」 ならS6へ進む。
ステップS6では、次の画素値算出部11cが次の投影線を設定する(S7)。
ステップS7では、画像生成部11dが演算した画素値に基づいて擬似3次元画像を生成し、表示制御部11gがモニタ15上に擬似3次元画像を表示する(S7)。
ステップS8では、画像生成部11dが、磁気ディスク13に擬似3次元画像を格納する(S8)。そして、本処理を終了する。
図9(a)は被検体の頭部を本実施形態により表示した擬似3次元画像100とその一部を拡大した画像101、図9(b)は被検体の頭部を従来の擬似3次元画像により表示した擬似3次元画像110とその一部を拡大した画像111、図10(a)は本実施形態により表示した擬似3次元画像120とその一部を拡大した画像121、図10(b)は被検体の頭部を従来の擬似3次元画像で表示した擬似3次元画像130とその一部を拡大した画像131である。
図9(a)、図10(a)では頭部又は肺野の血管が白く表示されているが、拡大図101、121によると血管壁が血管の内部に比べてより強調されて表示されている。一方、図9(b)、図10(b)では、頭部又は肺野の血管が白く表示されているが、拡大図111、131によると血管の内部が血管壁に比べてより強調されて表示されている。このように、本実施形態によれば、従来の擬似3次元画像に比べて壁領域を強調させて表示することができる。
従来の3次元画像の陰影付けでは、仮想光線71に対して濃度勾配ベクトルが平行に向くほど投影面50上の画素を強調(明るく)することにより、対象の表面が視線と直交するほど光の反射が大きくなるためより明るく見えるという人の視覚から認知する3次元形状の陰影付けに近づけていた。その結果、輪郭や壁領域が暗くなるという問題があったが、本実施形態によれば従来とは逆に、仮想光線71に対して濃度勾配ベクトルが垂直に向くほど投影面50上の画素を強調(明るく)することにより、輪郭や壁領域を強調(明るく)して表示することができる。以下では、本実施の形態で生成される壁領域が強調された擬似3次元画像を「ウォール3D画像」といい、従来の管腔臓器の内部が強調された画像を「従来の3D画像」という。
<第二実施形態>
第二実施形態は、従来の3D画像とウォール3D画像とを選択して表示する形態である。
画素値算出部11cは、上記ステップS3で濃度勾配ベクトル算出部11bが算出した濃度勾配ベクトルの余弦成分を求め、余弦成分が大きいほど、すなわち、仮想光線に対して濃度勾配ベクトルが平行方向を向くにつれて、濃度勾配ベクトルの擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように画素値を求める。次に、画像生成部11dは、画素値算出部11cが求めた3D画素値演算値に基づいて擬似3次元画像を生成する。これにより、輪郭や壁よりも臓器、管腔臓器の内部がより強調された従来の3D画像が生成される。
図11は、本実施の形態においてモニタ15に表示される画面表示例である。画面140には、従来の3D画像を表示させるための「3D」アイコン141、第一実施形態により得られる壁領域が強調されたウォール3D画像を表示させるための「ウォール3D」アイコン142、表示処理を終了させるための「終了」アイコン143とが設けられる。ユーザがマウス16で所望するアイコンをクリックすることにより、従来の3D画像とウォール3D画像とを選択して表示することができる。画像144は、「ウォール3D」アイコン142をクリックして表示させたウォール3D画像である。
これにより、ウォール3D画像と従来の3D画像を選択して表示させることができ、壁領域を注視したいときにはウォール3D画像を、管腔臓器の内部を注視したいときには従来の3D画像を表示させることができる。
<第三実施形態>
第三実施形態は、壁領域を強調した3次元画像に、濃度勾配ベクトルの余弦成分を加味した画像を生成し、表示する形態である。
図12は、本実施の形態で表示される画面表示例である。画面150には、濃度勾配ベクトルの仮想光線に対する正弦成分と余弦成分との混合割合を指定するためのバー151と、バー151により指定された混合割合で正弦成分と余弦成分とを混合したときの混合画像152とが表示される。バー151のポインタ151aをマウス16で左右に動かすことより、混合割合を変更することができる。画面150では、正弦成分の割合がバー151に表示されており、0.0のとき正弦成分が0.0で余弦成分が1.0、すなわち従来の3D画像が表示され、1.0のとき正弦成分が1.0で余弦成分が0.0、すなわちウォール3D画像が表示される。以下、混合画像の生成、表示処理について説明する。
マウス16によりバー151のポインタ151aが移動され、混合割合が指定されると、混合画像生成部11eは、指定された混合割合で濃度勾配ベクトルの正弦成分と余弦成分とを混合した画像を生成する。この混合画像の生成方法には2種類ある。
(1)濃度勾配の大きさを求める方法
混合画像生成部11eは、濃度勾配ベクトル算出部11bが算出した濃度勾配ベクトルの正弦成分と余弦成分とをそれぞれ算出する。次に、指定された混合割合に応じて正弦成分と余弦成分とを重み付け加算し、濃度勾配の大きさを求める。そして、この濃度勾配の大きさに等濃度面61への入射光量を乗算して混合画像の画素値を求め、この画素値をマッピングすることにより混合画像を生成する。数2式は、この方法により混合画像の画素値を求める方法を示す。
Figure 2007241746
(2)壁強調画像と従来の擬似3次元画像とを合成する方法
画像生成部11dは、予めウォール3D画像と従来の3D画像とを予め生成しておく。そして、混合画像生成部11eが、指定された混合割合に応じてウォール3D画像と従来の3D画像とを合成し、混合画像を生成する。数3式は、この方法により混合画像を生成する方法を示す。
Figure 2007241746
本実施形態により、濃度勾配ベクトルの仮想光線に対する正弦成分と余弦成分とを所望の混合割合で混合した混合画像を生成、表示することができる。これにより、壁領域又は管腔臓器の内部領域を所望する割合で強調することができる。
本実施の形態は、発光3D画像(例えば特開2001−351120号公報参照)を作成する際の濃度勾配にも適用することができる。発光3D画像の画素値は、例えば数4又は数5式により得られるが、数4式の濃度勾配nP、数5式の濃度勾配Δにも本実施の形態を適用できる。
Figure 2007241746
Figure 2007241746
なお、発光3D画像に本実施の形態を適用する場合には、上記2式には限定されてない。
本実施の形態の結果得られる画像表示例を以下に示す。
図13(a)は、従来の3D画像160とその一部を拡大した画像161、図13(b)は、発光3D画像170とその一部を拡大した画像171、図13(c)は、壁領域を強調する処理、すなわち濃度勾配ベクトルが仮想光線に対して垂直を向くにつれて濃度勾配ベクトルの寄与を大きくする処理と、壁領域に対する発光効果処理とを行った画像180とその一部を拡大した画像181、図13(d)は、図13(b)と(c)とを混合させた混合画像190とその一部を拡大した画像191である。図13(a)では、血管の内部が血管壁に比べてより強調されて表示されている。図13(b)では、血管内部を発光させて強調させることにより、図13(a)よりも更に血管の内部を血管壁に比べて強調している。図13(c)では、図13(b)とは反対に、血管壁が発光処理されて血管内部に比べてより強調されている。図13(d)では、血管内部を発光させて強調した図13(b)と血管壁を発光させて強調した図13(c)とを混合することにより、血管内部と血管壁とがともに発光強調されている。
図14は、本実施の形態の結果表示される画面表示例である。
画面200には、肺の内部に存在する空気が撮影された3次元画像である空気画像201と、空気画像201に重畳表示されたマーカ202と、マーカ202位置における断層像203と、従来の発光3D画像(図13(b)に相当)及び壁領域を発光処理及び協調処理した画像(図13(c)に相当)を生成しこれらを混合した混合画像(図13(d)に相当)204と、混合画像204を生成する際の発光率205aとオパシティ205bとを図示したグラフ205と、各種処理を指示するためのアイコン206と、が表示される。マーカ202の位置をa位置、b位置、c位置に変えるに従って、断層像203と混合画像204とがそのマーカ位置に対応する画像に変更される。図14では、c位置における断層像203及び混合画像204が表示されている。又、グラフ205において、発光率205aを変化させると、混合画像204の発光率が変化する。本実施形態によれば、発光3D画像において、濃度勾配ベクトルが仮想光線に対して垂直を向くにつれて濃度勾配ベクトルの寄与を大きくし、発光量を大きくすることができる。
<第四実施形態>
第四実施形態は、本発明に係るウォール3D画像を癌陰影(異常候補陰影)などの臓器領域の抽出・検出に応用した実施形態である。ここで、図15、16は本実施の形態に係る処理の流れを示す模式図である。
図15の断層像90はCT、MR,USなどの断層像、91は第三実施形態で説明した発光3D画像、92は、本発明に係るウォール3D画像である。異常候補陰影検出部11fは、断層像90、発光3D画像91、ウォール3D画像92から抽出した異常候補陰影領域(癌領域)に対応する画素値に基づいて異常候補陰影の抽出を行う。抽出処理93、94、95では、それぞれウォール3D画像92、断層像90、発光3D画像91から異常候補陰影領域が抽出される。
削減処理96では、異常候補陰影検出部11fが、例えば陰影の濃度、大きさ、形などから抽出しすぎた領域を削減している。そして、異常候補陰影検出部11fは、削減処理96の結果残った領域にマーカを付加し、異常候補陰影がマーキングされた臓器領域抽出(検出)画像97を生成する。表示制御部11gは、モニタ15上に臓器領域抽出(検出)画像97を表示する。
また、図16では、異常候補陰影検出部11fが、断層像90、発光3D画像91、ウォール3D画像92から、例えば四則演算の画像間演算画像98を作る。次に、異常候補陰影検出部11fは、抽出処理99において、画像間演算画像98から二値抽出処理などにより異常候補陰影領域を抽出する。更に、異常候補陰影検出部11fは、削減処理96において、例えば陰影の濃度、大きさ、形などから抽出しすぎた領域を削減し、残った領域を異常候補陰影としてマーキングした臓器領域抽出(検出)画像97を生成、表示制御部11gがモニタ15に表示する。
本実施形態によれば、血管壁や臓器壁を強調した画像を作り、それに基づいて異常候補陰影の抽出、検出をするため、血管壁や臓器壁にできた癌、例えばアスベスト吸入との因果関係が高いとされる中皮腫などの異常候補陰影も効率的に検出することができる。
上記では、断層像90、発光3D画像91、ウォール3D画像92の3つに基づいて異常候補陰影の抽出を行ったが、血管壁や臓器壁にできた癌候補陰影を集中的に抽出したいときには、ウォール3D画像92だけに基づいて抽出してもよい。
<第五実施形態>
第五実施形態は、断層像90のうちの一部からなる画像群を順次読み出し、これらの画像群毎にウォール3D画像92を生成する。そして、これらのウォール3D画像92を連続表示することにより、シネ表示する態様である。以下、図17及び図18に基づいて本実施の処理を説明する。
まず、初期設定として、断層像90の読込開始位置及び読込終了位置、並びに何枚の画像に基づいて一枚のウォール3D画像を生成するか、すなわち画像群を構成する断層像の枚数を設定しておく。そして、以下の処理を開始する。
ステップS11では、入力部11aが複数の断層像90からなるボリューム画像のうちの連続する数枚からなる第一画像群(I)を読み込む(S11)。
ステップS12では、第一画像群Iに基づいて、第一実施形態と同様の処理を行いウォール3D画像が生成され(S12)、主メモリ12に保存される(S13)。
ステップS14では、入力部11aが最後の画像を読み込んだかを判別し、「Yes」であればS16へ、「No」であればS15へ進む。
ステップS15では、次の画像群、第二画像群IIの開始位置を設定するために読込位置を1枚ずらす。そしてS11へもどり、その読込位置から所定枚数の断層像からなる第二画像群IIを読み込む。以下、最後の画像を読み込むまでS11からS15の処理を繰り返す。
ステップS16では、表示制御部11gが主メモリ12に保存されたウォール3D画像をモニタ15に順次表示する(S16)。図18の画面210には、ウォール3D画像が連続的に切替表示されてシネ表示される処理画像211と、ウォール3D画像の連続表示を終了させるための「終了」アイコン212とが表示される。
本実施の形態により、複数の断層像の一部を用いて生成したウォール3D画像を、動的に表示することができる。
上記実施の形態では、頭部、肺野の血管壁を強調表示させるウォール3D画像について説明したが、本発明の適用できる対象臓器は限定されず、血管、骨、皮膚、腸、肝臓、心臓、胃、その他なんでもよい。
又、上記において数式を記載したが、たとえ式を変形しても、濃度勾配を含み、3次元画像の画素値への寄与を、濃度勾配ベクトルが投影線(又は仮想光線)と垂直方向を向くにつれて大きくなるようにすれば 、本発明を適用可能である。
また、上記実施形態における3Dの表示は、白黒表示のみでなく、カラー表示でもよい。
医用画像表示システム1の構成を示すハードウェア構成図 画像表示プログラムの構成を示すブロック図 投影線に対する垂直方向及び投影面に対する平行方向を説明するための模式図であって、図3(a)は平行投影法の場合、図3(b)は水平投影法の場合を示す。 仮想光源が断層像を挟んで投影面と反対側の無限遠に設定された平行投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図 仮想光源が断層像を挟んで投影面と反対側かつ外側近傍に設定された中心投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図 仮想光源が断層像に対して投影面と同じ側かつ外側近傍に設定された中心投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図 仮想光源が断層像を挟んで反対側の無限遠に設定された平行投影法を用いてボリュームレンダリングを行う場合について説明した模式図 第一実施形態の処理の流れを示すフローチャート 被検体の頭部を上記処理の結果生成される擬似3次元画像で表示した例 被検体の頭部を従来の擬似3次元画像で表示した例 被検体の肺野領域を上記処理の結果生成される擬似3次元画像で表示した例 被検体の肺野領域を従来の擬似3次元画像で表示した例 第二実施形態の画面表示例 第三実施形態の画面表示例 従来の3D画像とその一部を拡大した画像 発光3D画像とその一部を拡大した画像 発光処理と壁強調処理とを行った画像とその一部を拡大した画像 図13(b)と(c)とを混合させた混合画像とその一部を拡大した画像 第三実施形態の結果表示される画面表示例 第四実施形態の処理の流れを示す模式図 第四実施形態の処理の流れを示す模式図 第五実施形態の処理の流れを示すフローチャート 第五実施形態の処理を示す模式図
符号の説明
1:医用画像表示システム、10:画像表示装置、11:CPU、12:主メモリ、13:磁気ディスク、14:表示メモリ、15:モニタ、16:マウス、16a:マウスコントローラ、17:キーボード、18:通信I/F、19:共通バス

Claims (7)

  1. 被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成して表示する画像表示装置において、
    前記ボリューム画像を入力する入力手段と、
    前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求める濃度勾配ベクトル算出手段と、
    前記求められた濃度勾配ベクトルが、前記仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように前記擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出手段と、
    前記求められた画素値に基づいて、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記生成された擬似3次元画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成して表示する画像表示装置において、
    前記ボリューム画像を入力する入力手段と、
    前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求める濃度勾配ベクトル算出手段と、
    前記求められた濃度勾配ベクトルが、前記2次元平面に対して平行方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与が大きくなるように前記擬似3次元画像の画素値を求める画素値算出手段と、
    前記求められた画素値に基づいて、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記生成された擬似3次元画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記濃度勾配ベクトルの前記仮想光線又は前記投影線に対して垂直な成分又は前記濃度勾配ベクトルの前記2次元平面に対して平行な成分の前記擬似3次元画像の画素値への寄与と、前記濃度勾配ベクトルの前記仮想光線又は前記投影線に対して平行な成分又は前記濃度勾配ベクトルの前記2次元平面に対して垂直な成分の前記擬似3次元画像の画素値への寄与と、を含む混合割合を指定する混合割合指定手段を更に備え、
    前記画素値算出手段は、前記指定された混合割合に基づいて、前記仮想光線又は前記投影線に対して垂直な成分又は前記濃度勾配ベクトルの前記2次元平面に対して平行な成分と、前記濃度勾配ベクトルの前記仮想光線又は前記投影線に対して平行な成分又は前記濃度勾配ベクトルの前記2次元平面に対して垂直な成分と、を混合させた混合画像の画素値を求め、
    前記表示手段は、前記混合画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記画素値算出手段は、前記ボリューム画像に含まれる画素であって、強調表示を所望する部位の画素に入射する前記仮想光線の光量を増幅させ、該増幅させた光量に基づいて前記3次元画像の画素値を求め、
    前記画像生成手段は、前記所望する部位が発光強調された擬似3次元画像を生成し、
    前記表示手段は、前記発光強調された擬似3次元画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記擬似3次元画像に含まれる画素であって、異常候補陰影に対応する所定の画素値を有する領域を抽出し、該抽出された領域にマーカを付加する異常候補陰影検出手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像表示装置。
  6. 被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成する画像処理プログラムにおいて、
    前記ボリューム画像を入力する入力ステップと、
    前記擬似3次元画像を生成する生成ステップであって、前記入力されたボリューム画像を構成する画素の濃度勾配ベクトルを求め、該濃度勾配ベクトルが前記仮想光線に対して垂直方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与を大きくして前記画素値を求めることにより、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する生成ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  7. 被検体の臓器又は骨が撮影された複数の断層像を積み上げたボリューム画像に対し、仮想光源から仮想光線を照射して2次元平面上に投影して陰影付けすることにより擬似3次元画像を生成する画像処理プログラムにおいて、
    前記ボリューム画像を入力する入力ステップと、
    前記擬似3次元画像を生成する生成ステップであって、前記入力されたボリューム画像を構成する濃度勾配ベクトルを求め、該濃度勾配ベクトルが前記2次元平面に対して平行方向を向くにつれて、前記濃度勾配ベクトルの前記擬似3次元画像の画素値への寄与を大きくして前記画素値を求めることにより、前記臓器又は骨の輪郭線及び壁領域が強調された擬似3次元画像を生成する生成ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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