JP2007241615A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力消費を解消または低減した所定の機能を実現する回路基板を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】本画像形成装置は、起動するとメイン基板の初期化処理を行い(S11)、所定の入力画面を利用者に表示して取得したプロダクトキーまたは以前に記憶されたその認証結果を取得した後(S13)、認証が成功したか否かを判断する(S14)。その判断の結果、認証が成功した場合にのみ、プリンタ基板の電源をオンし(S14)、通信の初期化(S15)および使用開始設定を行う(S16)。その後、通常の処理(S17)が終了するまで繰り返される(S18)。このようにメイン基板によるプロダクトキーを使用した認証の結果、認証が成功しない限りプリンタ基板の電源がオンされないので、その場合における画像形成装置の無駄な電力消費を解消することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機などの画像形成装置を含む電子機器に関し、より詳細には複数の機能のうち1つ以上を所定の符号(プロダクトキー)が使用されることにより使用可能とする画像形成装置を含む電子機器に関する。
近年、複写機としての機能の他、ファクシミリやプリンタとしての機能を有する、いわゆるデジタル複合機またはマルチファンクションプリンタ(MFP)と呼ばれる画像形成装置が普及している。
このデジタル複合機は、上記各機能にそれぞれ対応するプログラムを記憶しており、これらのプログラムを実行することにより、上記各機能を実現することが多い。ここで従来より、これらの機能の一部の使用が当初は制限されており、所定の解除キー(プロダクトキー)が使用されることにより、上記機能を実現するプログラムの動作が開始され対応する機能が使用可能となる画像処理装置がある(例えば、特許文献1を参照)。また、同様に画像データ消去機能などのセキュリティが必要な機能の使用が当初は制限されており、所定の解除キー(プロダクトキー)が使用されることにより、上記機能が使用可能となる画像処理装置がある(例えば、特許文献2を参照)。このような解除キーを使用する構成により、装置の使用者が望む機能の拡張を容易に行うことができる。
さらに、上記デジタル複合機は、上記各機能にそれぞれ対応する回路基板を内蔵しまたは外部から装着することにより、上記各機能を実現することもある。このような構成においても上記従来例と同様に、上記各機能の一部の使用が当初は制限されており、所定の解除キー(プロダクトキー)が使用されることにより、上記機能が使用可能となる従来の画像処理装置がある。
特開2001−309099号公報 特開2004−7059号公報
ここで、所定の回路基板は製造時から内蔵されまたは利用者により適宜購入された後に装着されることにより、上記各機能を実現する従来のデジタル複合機では、上記回路基板に常に電力の供給が行われている。したがって、所定の解除キー(プロダクトキー)が使用されることにより、上記機能が使用可能となる従来の画像処理装置においても、上記機能が使用可能であるか否かにかかわらず常に一定量の待機電力が消費される。そのため、上記従来の画像処理装置では、無駄な電力消費が発生してしまう。
そこで本発明では、無駄な電力消費を解消または低減した上記機能を実現する回路基板を有する画像形成装置などの電子機器を提供することを目的とする。
第1の発明は、所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器であって、
前記符号の入力を受け付ける入力手段と、
前記回路基板へ電力を供給する電源手段と、
前記入力手段により受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する制御手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止するよう、前記電源手段を制御することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功しかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力の消費を低減するよう、前記回路基板を制御することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功した場合であってかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力の消費を低減するよう、前記回路基板を制御することを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明において、
前記回路基板は、複数の異なる符号にそれぞれ一意に対応して有効化される複数の異なる機能を有しており、
前記制御手段は、前記複数の符号の全ての認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、
前記回路基板は、1つの符号に対応して有効化される複数の機能のうちそれぞれ異なる機能を有する複数の回路基板を含み、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記複数の回路基板へ供給されるべき電力のいずれも停止もしくは低減し、または前記複数の回路基板における電力の消費をいずれも停止もしくは低減することを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記複数の回路基板へ供給されるべき電力のいずれも停止もしくは低減し、または前記複数の回路基板における電力の消費をいずれも停止もしくは低減するとともに、前記符号の認証が成功した場合であってかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、当該機能を実現する回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または当該機能を実現する回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする。
第9の発明は、第1の発明において、
前記回路基板は、複数の異なる符号にそれぞれ一意に対応して有効化される複数の機能のうちそれぞれ異なる機能を有する複数の回路基板を含み、
前記制御手段は、前記複数の符号のいずれかの認証が失敗した場合に前記電源手段から当該認証が失敗した符号に対応して有効化されるべき機能を有する回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明において、
前記制御手段は、前記複数の回路基板のうちの1つの回路基板であるメイン基板に実装されており、当該メイン基板における機能を有効化すべき符号の認証が失敗した場合であっても、当該回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減せず、または当該回路基板における電力の消費を停止もしくは低減しないことを特徴とする。
第11の発明は、第1の発明において、
前記入力手段により受け付けられた前記符号または前記符号の認証結果を記憶する不揮発性の記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記入力手段により受け付けられた符号、または前記記憶手段に記憶される前記符号もしくは前記符号の認証結果を参照し、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする。
第12の発明は、第1の発明において、
前記制御手段は前記入力手段により受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功しかつ前記符号により有効化されるべき機能を実現するための所定の使用可能条件が成立しない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする。
第13の発明は、第1から第12までのいずれか1つの発明に記載の前記回路基板、前記入力手段、前記電源手段、および前記制御手段と、
所定の画像データに基づき、所定の用紙上に当該画像データに対応する画像を形成する手段と
を備える、画像形成装置である。
第14の発明は、所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器の制御方法であって、
前記符号の入力を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップにおいて受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記回路基板へ電力を供給する電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する電力制御ステップと
を備えることを特徴とする。
第15の発明は、所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器に、
前記符号の入力を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップにおいて受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記回路基板へ電力を供給する電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する電力制御ステップとを実行させるプログラムである。
第1の発明によれば、入力手段により受け付けられた符号の認証が失敗した場合に電源手段から回路基板へ供給されるべき電力が停止もしくは低減され、または回路基板における電力の消費が停止もしくは低減されるので、その場合における電子機器の無駄な電力消費を解消または低減することができる。
第2の発明によれば、符号の認証が失敗した場合に電源手段から回路基板へ供給されるべき電力が停止されるので、電源手段を制御する簡易な方法で符号の認証が失敗した場合における電子機器の無駄な電力消費を解消することができる。
第3の発明によれば、符号の認証が失敗した場合だけでなく、符号の認証が成功した場合であっても回路基板により実現される機能が使用されないときには、電源手段から回路基板へ供給されるべき電力が停止されるので、さらに広く電子機器の無駄な電力消費を解消することができる。
第4の発明によれば、符号の認証が失敗した場合に電力の消費を低減するよう回路基板を制御するので、例えば回路基板に実装されるソフトウェアによる簡易で安価な制御方式により、電源手段を制御することなく電子機器の無駄な電力消費を低減することができる。
第5の発明によれば、符号の認証が失敗した場合だけでなく、符号の認証が成功した場合であっても回路基板により実現される機能が使用されないときには、電力の消費を低減するよう回路基板を制御するので、例えばソフトウェアによる簡易で安価な制御方式により、電子機器の無駄な電力消費をさらに広く低減することができる。
第6の発明によれば、複数の機能に対応する複数の符号の全ての認証が失敗した場合に電源手段から回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または回路基板における電力の消費を停止もしくは低減するので、ある機能に対応する符号の認証が失敗した場合であってもそれ以外の認証が成功した機能を常に実行することができる。
第7の発明によれば、1つの符号に対応して有効化される異なる機能を有する複数の回路基板が備えられる場合であっても、符号の認証が失敗した場合における電子機器の無駄な電力消費を確実に解消または低減することができる。
第8の発明によれば、符号の認証が失敗した場合だけでなく、符号の認証が成功した場合であっても回路基板により実現される機能が使用されないときにも、さらに広く電子機器の無駄な電力消費を確実に解消することができる。
第9の発明によれば、認証が失敗した符号に対応して有効化されるべき機能を有する回路基板における無駄な電力消費を解消することができる。
第10の発明によれば、メイン基板に対応する符号の認証が失敗した場合であっても制御に必要なメイン基板の電力消費を停止または低減することなく、メイン基板以外の他の符号の認証が失敗した回路基板の電力消費を停止または低減することができ、電子機器の無駄な電力消費を解消または低減することができる。
第11の発明によれば、入力手段により受け付けられた符号、または記憶手段に記憶される(前回以前に受け付けられた)符号もしくはその認証結果を参照するので、例えば装置が起動される毎に利用者による入力操作を要求することなく、利用者による入力操作等の煩雑さを解消することができる。
第12の発明によれば、符号の認証が失敗した場合だけでなく、符号の認証が成功した場合であっても所定の使用可能条件が成立しないときにも、さらに広く電子機器の無駄な電力消費を解消することができる。
第13の発明によれば、第1から第12までのいずれか1つの発明と同様の効果を奏する画像形成装置を提供することができる。
第14の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏する電子機器の制御方法を提供することができる。
第15の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏するプログラムを提供することができる。
以下、本発明の各実施形態について添付図面を参照して説明する。
<1. 第1の実施形態>
<1.1 装置全体の構成>
図1は、本発明における第1の実施形態に係る画像形成装置(デジタル複合機)の機能的な構成を示すブロック図である。この図1に示される画像形成装置10は、外部のコンピュータ端末であるデータ処理装置2,3等から所定の通信回線を介して与えられる印刷用データを受け取り、受け取った印刷用データに応じた画像を所定の用紙上に出力する。
なお、上記印刷用データは、具体的には画像形成装置10において解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)により記述されるデータを含むファイルである。また、画像形成装置10とデータ処理装置2,3とは、所定のケーブルやハブなどからなるLAN(Local Area Network)5により相互に通信可能に接続される。なお、このLAN5に代えて、WAN(Wide Area Network)やインターネットなど周知の相互通信網またはUSB(Universal Serial Bus)接続や各種パラレルインタフェースなどの通信接続手段が使用されてもよい。
この画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit )101、メモリ(半導体メモリ)102、および各種インタフェースなどにより構成されるメイン基板100と、CPU201、メモリ202、および基板間インタフェース214などにより構成されるプリンタ基板200と、液晶ディスプレイ等からなる表示装置とタッチパネルやボタンなどからなる入力装置とを含む操作表示部20と、ディスク状の磁気記憶媒体を含むハードディスク記憶装置(以下「ハードディスク」または「HDD」と略称する)30と、用紙に画像を形成して当該用紙を装置外へ排出するための画像形成部40と、画像形成装置10内部の各部へ適宜電源を供給する電源制御部50とを備えている。
ここで、電源制御部50は、メイン基板100による制御に応じて、プリンタ基板200に電源の供給を開始しまたは切断する。なお、電源制御部50は、メイン基板100には常に電源を供給するものとする。また、電源制御部50は、ハードディスク30や操作表示部20などへの電源の供給を制御するが、そのような構成は周知であるため詳しい説明を省略する。
画像形成部40は、メイン基板100に備えられる画像形成部インタフェース115を介して印刷のためのビットマップデータを受け取り、対応する画像を所定の用紙上に形成する。なお、画像形成部40は、画像形成のための周知の方式(例えば電子写真方式やインクジェット方式など)に応じた周知の構成であるため、詳しい説明は省略する。
図1に示されるように、メイン基板100は、CPU101と、メモリ102と、電源制御部50との接続インタフェースである電源制御部インタフェース111と、操作表示部20との接続インタフェースである操作表示部インタフェース112と、ハードディスク30との接続インタフェースであるハードディスクインタフェース113と、プリンタ基板200との接続インタフェースである基板間インタフェース114と、画像形成部40との接続インタフェースである画像形成部インタフェース115と、LAN5を介してデータ処理装置2,3との間で通信を行うネットワークインタフェース116とを備える。
このメイン基板100は、対象となる文書の画像を光学的に読み取る図示されないスキャナユニットにより読み取られた画像を所定の用紙上に形成して出力するいわゆる複写機能、外部のデータ処理装置2,3から受け取った印刷データ(画像データ)を所定の用紙上に形成して出力するいわゆるプリンタ機能、およびプロダクトキーと呼ばれる符号を操作表示部20を介して受け取り後述するプリンタ基板200を使用可能にするための認証を行う認証機能などの各種機能を有している。なお、このプロダクトキーは所定の文字および数字を組み合わせた符号であってユーザの操作入力により受け取られるが、通信回線を介してまたは所定の半導体メモリなどの記憶媒体を介して受け取られる構成であってもよい。
これらの機能は、典型的にはメモリ102のROMに内蔵されまたはRAMに展開された所定のプログラムをCPU101が実行することにより実現される。ここで、上記プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるCD−ROMによって提供される。すなわち、上記プログラムの記録媒体としてのCD−ROMが本画像形成装置10内に補助記憶装置として内蔵された図示されないCD−ROM駆動装置に装着され、そのCD−ROMから上記プログラムが読み出されてハードディスク30にインストールされる。また、上記プログラムは、CD−ROM以外の記録媒体や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本画像形成装置10の起動のための所定操作がなされると、ハードディスク30にインストールされた所定プログラムは、上記RAMに転送されてそこに展開され、CPU101によって実行される。これにより、上記各種機能が実現される。
なお、上記CPU101と、自由に読み書き可能なメモリであるRAM(Random Access Memory)と読み出し専用のメモリであるROM(Read Only Memory)からなるメモリ102と上記各種インタフェースとは、それぞれ所定のバス(メモリバス、システムバス、またはペリフェラルバスなど)で接続されている。これらのバスによる接続は一般的なコンピュータにおける周知の構成であるためその詳しい説明は省略する。
また、プリンタ基板200は、所定の画像処理を行う(典型的には専用のプロセッサである)CPU201と、メモリ202と、メイン基板100との接続インタフェースである基板間インタフェース214とを備える。なお、これらの構成も周知であるため詳しい説明を省略する。
このプリンタ基板200は、メイン基板100から基板間インタフェース214を介して印刷データであるPDLデータを受け取り、このPDLデータをビットマップデータへ(高速に)変換し、変換されたビットマップデータをメイン基板100へ与える。このように、プリンタ基板200はメイン基板100の上記プリンタ機能を補助または強化する機能と、上記認証機能に連動して使用可能とされる機能を有している。なお、これらの機能もメイン基板100と同様、CPU201によって実行される所定プログラムにより実現される。
本実施形態の特徴は、上記機能のうち、認証機能に関連するメイン基板100およびプリンタ基板200の各機能にある。以下、この機能に関連するメイン基板100およびプリンタ基板200の各動作について詳しく説明する。
<1.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
まず、メイン基板100の動作について説明する。図2は、第1の実施形態のメイン基板100における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置10が起動され、(電源制御部50を介して)メイン基板100の電源がオンされることにより開始する。この図2に示すステップS11において、メイン基板100は、所定の初期化処理を行う。このような初期化処理については周知であるので詳しい説明を省略する。
次にステップS12において、メイン基板100は認証結果を取得する処理を行う。この処理では、前述したプロダクトキーを操作表示部20を介して受け付けるための所定の入力画面を利用者に対して表示し、この入力画面に従って行われる利用者の操作入力により受け付けられるプロダクトキーを取得する処理が行われる。もっとも、装置が起動される毎に利用者によるプロダクトキーの入力を要求するのは利用者にとって煩雑であるので、実際には一度入力されたプロダクトキーはハードディスク30に格納され、その後の本処理では、このハードディスク30に格納されたプロダクトキーが読み出される。また、この入力されたプロダクトキーそのものは記憶されず、後述するステップS13において認証が成功したことを示す情報(例えばフラグなど)のみが記憶され、この認証結果を取得する構成であってもよい。
なお、上記一度入力されたプロダクトキーは、装置の電源がオフされた場合も記憶が失われない不揮発性の記憶装置に格納されていればよいので、ハードディスク30に代えて、図示されないEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などのNVRAM(Non Volatile RAM)等に記憶されてもよい。
また、上記のように一度入力されたプロダクトキーを記憶する構成に代えて、装置が起動される毎に毎回プロダクトキーの(利用者による)操作入力が要求される構成であってもよい。
続いてステップS13において、メイン基板100は、ステップS12において取得された(利用者により受け付けられた)プロダクトキーが予め定められた真正なプロダクトキーに合致するか否か、すなわち認証の結果プリンタ基板200の使用が許可されるか(すなわち認証が成功するか)否か(すなわち認証が失敗するか)を判定する。なお、ステップS12においてプロダクトキーが取得されない場合(例えば未入力である場合)、対応する機能を有効化することはできないので、認証は失敗する。また、一度行われた認証結果が前述したようにハードディスク30等に格納され、その認証結果が読み出されて本処理における判定結果とされてもよい。
以上の判定の結果、認証が成功して使用が許可される場合(ステップS13においてYesの場合)には、ステップS14における処理へ進み、認証が失敗して使用が許可されない場合(ステップS13においてNoの場合)には、プリンタ基板200の電源がオンされることなく(ステップS14の処理が省略されて)、ステップS17の処理へ進む。
なお、上記ステップS13において、認証が成功した場合、さらに当該プロダクトキーにより有効化されるべき機能(ここではプリンタ機能)を実現するための所定の使用可能条件が成立しないときには、認証が失敗したものとして取り扱うよう処理が行われてもよい。例えば、プロダクトキーに有効期限が付されているとき、この有効期限を過ぎたときには再度利用者による操作入力を要求するよう構成してもよい。このときの使用可能条件は、上記有効期限内であるかまたはプロダクトキーが操作入力により受け付けられたときにのみ成立する。また例えば、予め設定されたパスワードが入力されるときに上記使用可能条件が成立してもよいし、本画像形成装置10に与えられた印刷データを送信したデータ処理装置におけるIPアドレスなどの識別情報が(上記プロダクトキーに対応する機能の)利用権限を有するものとして予め設定されているときに上記使用可能条件が成立してもよい。このように使用可能条件が設定され、使用可能条件が成立しないときには認証が失敗したものとして取り扱うことにより、実際には上記機能を利用させるべきでない者に対して上記機能が提供されることを未然に防止することができ、この場合における画像形成装置の無駄な電力消費を低減することができる。
次にステップS14において、メイン基板100は、プリンタ基板200の電源がオンされるよう電源制御部50を制御する。プリンタ基板200の電源がオンされると、プリンタ基板200の後述する処理が開始される。
続いてステップS15において、メイン基板100は、電源がオンされたプリンタ基板200と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行う。このような初期化処理については周知であるので詳しい説明を省略する。
次にステップS16において、メイン基板100は、プリンタ基板200の使用開始設定を行う。具体的には、メイン基板100は、プリンタ基板200において実現される各種機能を使用するための各種設定を行う。
続いてステップS17において、メイン基板100は、前述した複写機能やプリンタ機能などの各種機能を実現するための通常の処理を行う。ここでプリンタ基板200の使用が許可されている場合、メイン基板100はステップS16において使用設定されたプリンタ基板200を使用することにより高速にプリンタ機能を実現することができ、またプリンタ基板200の動作と並行して各種動作を行うことができる。
次にステップS18において、メイン基板100は、ステップS17における通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS18においてYesの場合)には、メイン基板100の処理は終了してその電源がオフされ、再び本画像形成装置10が起動されてメイン基板100の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS18においてNoの場合)には、ステップS17の処理へ戻り、終了するまで通常処理が繰り返される(S18→S17→S18)。
<1.3 認証機能に関連するプリンタ基板の動作>
次に、プリンタ基板200の動作について説明する。図3は、第1の実施形態のプリンタ基板200における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、前述した図2に示すステップS14の処理により、(電源制御部50を介して)プリンタ基板200の電源がオンされることにより開始する。したがって、前述した図2に示すステップS14の処理においてプリンタ基板200の使用が許可されない限り以下のプリンタ基板200の動作が開始されることはないので、その場合におけるプリンタ基板200の消費電力をゼロにすることができる。
図3に示すステップS110において、プリンタ基板200は、所定の初期化処理を行う。このような初期化処理については周知であるので詳しい説明を省略する。
続いてステップS120において、プリンタ基板200は、メイン基板100と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行う。この処理は前述した図2に示すステップS15の処理と同期して行われる。このような初期化処理については周知であるので詳しい説明を省略する。
次にステップS130において、プリンタ基板200は、メイン基板100の前述した図2に示すステップS17における通常処理でのプリンタ機能実現のための処理依頼を受け付ける。この処理依頼が受け付けられるまで、プリンタ基板200は待機状態となる。
続くステップS140において、プリンタ基板200は、受け付けられた依頼に対応するプリンタ処理を実行し、処理の結果であるビットマップデータをそのまままたは圧縮してメイン基板100に与える。
次にステップS150において、プリンタ基板200は、ステップS17におけるメイン基板100の通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS150においてYesの場合)には、プリンタ基板200の処理は終了してその電源がオフされ、再び本画像形成装置10が起動されて図2に示すステップS14の処理によりプリンタ基板200の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS150においてNoの場合)には、ステップS17の処理へ戻って次の処理依頼を受け付けるまでの待機状態となり、メイン基板100の処理が終了するまで上記処理が繰り返される(S150→S130→S140→S150)。
<1.4 第1の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、図2に示すステップS14の処理においてメイン基板100によるプロダクトキーを使用した認証の結果、認証が成功してプリンタ基板200の使用が許可されない限りプリンタ基板200の電源がオンされないので、その場合における画像形成装置10の無駄な電力消費を(電源をオフするという簡易な方法で)解消することができる。
<2. 第2の実施形態>
<2.1 装置全体の構成>
本発明における第2の実施形態に係る画像形成装置10の構成は、図1に示される画像形成装置10と同様の構成を有するので同一の構成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。ここで、本実施形態における画像形成装置10のメイン基板100は、第1の実施形態の場合とは異なり、画像形成装置10の起動時に一度だけ認証結果を取得するのではなく(図2に示されるステップS12)、プリンタ機能を実行する処理が実行される毎に認証結果を取得し、認証が成功した場合にプリンタ基板200の電源をオンして上記処理を実行した後、プリンタ基板200の電源をオフする。以下、このようなメイン基板100の動作について説明する。なお、プリンタ基板200の動作は、第1の実施形態の場合(図3に示される各処理)と同様であるのでその説明を省略する。
<2.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
図4は、第2の実施形態のメイン基板100における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、画像形成装置10が起動され、(電源制御部50を介して)メイン基板100の電源がオンされることにより開始する。この図4に示すステップS21において、メイン基板100は、図2に示されるステップS11と同様、所定の初期化処理を行う。
続いてステップS22において、メイン基板100は、前述した複写機能やプリンタ機能などの各種機能を実現するための通常の処理を行う。
次にステップS23において、メイン基板100は、ステップS22における通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS23においてYesの場合)には、メイン基板100の処理は終了してその電源がオフされ、再び本画像形成装置10が起動されてメイン基板100の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS23においてNoの場合)には、続くステップS24の処理が行われる。
続いてステップS24において、メイン基板100は、ステップS22における通常処理がプリンタ機能を実現するプリンタ処理であるか否かを判定する。判定の結果、プリンタ処理である場合(ステップS24においてYesの場合)には、次のステップS25の処理が行われ、プリンタ処理ではない場合(ステップS24においてNoの場合)には、ステップS22の処理へ戻り、本画像形成装置10が終了するかまたはプリンタ処理が行われるまで上記処理が繰り返される(S24→S22→S23→S24)。
次にステップS25において、メイン基板100は認証結果を取得する処理を行う。このプロダクトキーまたはその認証結果を取得する処理は、図2に示されるステップS12における処理と同様であるので説明を省略する。
続いてステップS26において、メイン基板100は、ステップS25において取得された認証結果に基づき、認証が成功か失敗かを判定する。この判定処理は、図2に示されるステップS13における処理と同様であるので詳しい説明を省略する。判定の結果、認証が成功してプリンタ基板200の使用が許可される場合(ステップS26においてYesの場合)には、ステップS27における処理へ進み、認証が失敗して使用が許可されない場合(ステップS26においてNoの場合)には、ステップS22の通常処理へ戻り、上記処理が繰り返される(S26→S22→…→S26)。
次にステップS27において、メイン基板100は、プリンタ基板200の電源がオンされるよう電源制御部50を制御する。プリンタ基板200の電源がオンされると、プリンタ基板200の図3において前述した処理が開始される。
続いてステップS28において、メイン基板100は、電源がオンされたプリンタ基板200と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行い、必要に応じてプリンタ基板200において実現される各種機能を使用するための各種設定を行う。
次にステップS29において、メイン基板100は、プリンタ基板200へプリンタ機能に関連するプリンタ処理の一部または全部を依頼する。前述したように、メイン基板100はプリンタ基板200を使用することにより高速にプリンタ機能を実現することができ、またプリンタ基板200の動作と並行して各種動作を行うことができる。
続いてステップS30において、プリンタ基板200からの処理結果(典型的には印刷データに対応するビットマップデータ)を受け取る。この処理結果は、図3に示されるプリンタ処理により得られることは前述した。
次にステップS31において、メイン基板100は、ステップS30におけるプリンタ処理が完了したか否かを判定する。判定の結果、完了した場合(ステップS31においてYesの場合)には、続くステップS32の処理へ進み、完了していない場合(ステップS31においてNoの場合)には、ステップS30の処理へ戻り、プリンタ処理が完了するまで上記処理が繰り返される(S31→S30→S31)。
次にステップS32において、メイン基板100は、プリンタ基板200の電源がオフされるよう電源制御部50を制御する。その後、処理はステップS22に戻り通常処理(S22)が終了すると判定されるまで(S23)、上記処理が繰り返される(S32→S22→…→S32)。
<2.3 第2の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、図4に示すステップS25においてメイン基板100はプリンタ処理を実行する毎に認証結果の取得を行い、認証が成功した場合にプリンタ基板200の電源をオンし、プリンタ処理が完了した後直ちにステップS32においてプリンタ基板200の電源をオフするので、認証が成功しプリンタ処理が行われている期間中にのみプリンタ基板200の電源がオンされている。よって、認証が失敗した場合やプリンタ処理が行われていない期間中における画像形成装置10の無駄な電力消費を広く解消することができる。
<3. 第3の実施形態>
<3.1 装置全体の構成>
本発明における第3の実施形態に係る画像形成装置10の構成は、図1に示される画像形成装置10とは、電源制御部50の構成を除き同様の構成を有するので同一の構成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。ここで、本実施形態における画像形成装置10のプリンタ基板200は、第1の実施形態の場合とは異なり、メイン基板100による制御によることなく、画像形成装置10の起動時からその電源が常にオンされている。したがって、電源制御部50は電源を各基板に与えれば足りるため、その制御機能が省略されており、単純な電源となっている。そして、メイン基板100による判定の結果、認証が失敗した場合、プリンタ基板200はその電力消費が低減される状態である所定の省電力動作状態に遷移する。以下、このようなメイン基板100およびプリンタ基板200の動作について説明する。
<3.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
図5は、第3の実施形態のメイン基板100における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、画像形成装置10が起動され、(電源制御部50を介して)メイン基板100の電源がオンされることにより開始する。この図5に示すステップS41において、メイン基板100は、図2に示されるステップS11と同様、所定の初期化処理を行う。
次にステップS42において、メイン基板100は認証結果を取得する処理を行う。このプロダクトキーまたはその認証結果を取得する処理は、図2に示されるステップS12における処理と同様であるので説明を省略する。
続いてステップS43において、メイン基板100は、ステップS42において取得された認証結果に基づき、認証が成功か失敗かを判定する。この判定処理は、図2に示されるステップS13における処理と同様であるので詳しい説明を省略する。判定の結果、認証が成功してプリンタ基板200の使用が許可される場合(ステップS43においてYesの場合)には、プリンタ基板200へ認証成功通知を送信し(ステップS45)、ステップS46における処理へ進む。また判定の結果、認証が失敗して使用が許可されない場合(ステップS43においてNoの場合)には、プリンタ基板200へ認証失敗通知を送信し(ステップS44)、ステップS48の処理へ進む。
次に、ステップS46において、メイン基板100は、(既に電源がオンされている)プリンタ基板200と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行い、その後プリンタ基板200において実現される機能を使用開始するための各種設定を行う(ステップS47)。
続いてステップS48において、メイン基板100は、前述した複写機能やプリンタ機能などの各種機能を実現するための通常の処理を行う。
次にステップS49において、メイン基板100は、ステップS48における通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS49においてYesの場合)には、メイン基板100の処理は終了してその電源がオフされ、再び本画像形成装置10が起動されてメイン基板100の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS49においてNoの場合)にはステップS48に戻り、通常処理が終了するまで上記処理が繰り返される(S49→S48→S49)。
<3.3 認証機能に関連するプリンタ基板の動作>
次に、プリンタ基板200の動作について説明する。図6は、第3の実施形態のプリンタ基板200における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、第1の実施形態の場合のようにメイン基板100による(図2に示されるステップS14における)起動処理を待つことなく、すなわち本画像形成装置10が起動されると同時にプリンタ基板200の電源がオンされ開始する。
図6に示すステップS210において、プリンタ基板200は、所定の初期化処理を行う。続いてステップS220において、プリンタ基板200は、メイン基板100から(図5に示すステップS45の処理により与えられる認証成功の通知、または(図5に示すステップS44の処理により与えられる認証失敗の通知を受けつける。
次にステップS230において、プリンタ基板200は、ステップS22において受け付けられた通知が認証失敗の通知であるか否かを判定する。判定の結果、認証失敗の通知である場合(ステップS230においてYesの場合)には、ステップS240の処理へ進み、認証失敗の通知でない(すなわち認証成功の通知である)場合(ステップS230においてNoの場合)には、ステップS260の処理へ進む。
ステップS240において、プリンタ基板200は、メモリ202に含まれるRAMを停止状態(ディセーブル)にする。この状態では、RAMには電流が供給されないので消費電力を低減することができる。
ステップS250において、プリンタ基板200は、CPU201をパワーダウンモード(パワーセーブモード)にする。この状態では、CPU201の動作速度が遅くなりその消費電力が低減される。その後、本処理は終了し、再び本画像形成装置10が起動されてプリンタ基板200の電源がオンされると上記処理が開始される。なお、本実施形態では、RAMをディセーブルしかつCPU201をパワーダウンモードにしているが、プリンタ基板200が所定の省電力動作状態になれば足り、例えばこれらの一方が省略されてもよい。また、CPU201をパワーダウンモードにすることにより、CPU201の動作が停止する構成であってもよい。
また、ステップS260において、プリンタ基板200は、メイン基板100と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行う。この処理は前述した図5に示すステップS46の処理と同期して行われる。
次にステップS270において、プリンタ基板200は、メイン基板100の前述した図5に示すステップS48における通常処理でのプリンタ機能実現のための処理依頼を受け付ける。この処理依頼が受け付けられるまで、プリンタ基板200は待機状態となる。
続くステップS280において、プリンタ基板200は、受け付けられた依頼に対応するプリンタ処理を実行し、処理の結果であるビットマップデータをそのまままたは圧縮してメイン基板100に与える。
次にステップS290において、プリンタ基板200は、ステップS48におけるメイン基板100の通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS290においてYesの場合)には、プリンタ基板200の処理は終了してその電源がオフされ、再び装置が起動されてプリンタ基板200の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS290においてNoの場合)には、ステップS270の処理へ戻って次の処理依頼を受け付けるまでの待機状態となり、メイン基板100の処理が終了するまで上記処理が繰り返される(S290→S270→S280→S290)。
<3.4 第3の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、図5に示すステップS42の処理においてメイン基板100によるプロダクトキーを使用した認証の結果、認証が成功して(認証成功が通知され)プリンタ基板200の使用が許可されない限りプリンタ基板200のメモリ202に含まれるRAMを停止状態に設定し、かつCPU201をパワーダウンモードに設定するので、電源制御部50によるハードウェアによる電源制御を行うことなく、簡易で安価なソフトウェアによる制御だけで画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。
<4. 第4の実施形態>
<4.1 装置全体の構成>
本発明における第4の実施形態に係る画像形成装置10の構成は、図1に示される画像形成装置10と同様の構成を有するので同一の構成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。また、本実施形態における画像形成装置10のメイン基板100は、第2の実施形態の場合と同様、プリンタ機能を実行する処理が実行される毎に認証結果を取得する。ただし、プリンタ基板200は、認証が成功した場合に電源がオンされるのではなく常に電源がオンされており、認証が成功した場合にその省電力動作状態を解除し通常の動作状態にして上記処理を実行した後、省電力動作状態に戻る。以下、このようなメイン基板100およびプリンタ基板200の動作について説明する。
<4.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
図7は、第4実施形態のメイン基板100における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、画像形成装置10が起動され、(電源制御部50を介して)メイン基板100の電源がオンされることにより開始する。なお、以下の処理のうち、図4に示す各ステップの処理と共通するものについては詳しい説明を省略する。
まず図7に示すステップS50の初期化処理は、図4に示すステップS21の処理と同一であるので説明を省略する。続いてステップS51において、メイン基板100は、本画像形成装置10の起動とともに電源がオンされたプリンタ基板200と所定の通信を行い、通信に関連する初期化を行い、必要に応じてプリンタ基板200において実現される各種機能を使用するための各種設定を行う。この処理は、図4に示すステップS28における処理と同様である。
次にステップS52からステップS56までの各処理は、図4に示すステップS22からステップS26までの各処理と全く同様であり、ステップS57からステップS59までの各処理は、図4に示すステップS29からステップS32までの各処理と全く同様であるので、これらの説明は省略する。ただし、これら一連の処理は、図4に示すステップS27においてプリンタ基板200の電源をオンする処理と、ステップS32においてプリンタ基板200の電源をオフする処理とが省略されている点が、第2の実施形態の場合とは異なる。これは、プリンタ基板200が、認証が成功した場合にのみ電源がオンされるのではなく本画像形成装置10が起動して以降、常に電源がオンされているからである。
<4.3 認証機能に関連するプリンタ基板の動作>
次に、プリンタ基板200の動作について説明する。図8は、第4の実施形態のプリンタ基板200における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。これらの処理は、本画像形成装置10が起動してプリンタ基板200の電源がオンされることにより開始する。なお、以下の処理のうち、図3に示す各ステップの処理と共通するものについては詳しい説明を省略する。
まず、図8に示すステップS300,S310における処理は、図3に示すステップS110,S120における処理と同様であるので説明を省略する。
次にプリンタ基板200は、メモリ202に含まれるRAMを停止状態(ディセーブル)にし(ステップS320)、続いてCPU201をパワーダウンモード(パワーセーブモード)にする(ステップS330)。これらの処理は、図6に示すステップS240,S250と同様であるので、その説明は省略する。なお、本実施形態でも、プリンタ基板200が所定の省電力動作状態になれば足り、例えば上記処理の一方が省略されてもよい。
次にステップS340において、プリンタ基板200は、メイン基板100の前述した図3に示すステップS57における通常処理でのプリンタ機能実現のための処理依頼を受け付ける。この処理依頼が受け付けられるまで、プリンタ基板200は待機状態となる。なお、この処理は、図3に示すステップS130における処理と同様である。
続いてプリンタ基板200は、(ステップS320において停止状態とされた)メモリ202に含まれるRAMを起動状態(イネーブル)にし(ステップS350)、続いて(ステップS320においてパワーダウンモードとされた)CPU201をフルパワーモードにする(ステップS360)。なお、これらの処理は、ステップS240,S250における処理により設定された省電力動作状態を解除して通常の動作状態に戻すものであり、具体的には上記ステップS340における通信割り込みの発生に応じて行われる。このような割り込み処理に応じた省電力動作状態の解除は、周知のソフトウェアにより電源制御部50による場合よりも容易に行うことができる。
次にステップS370において、プリンタ基板200は、受け付けられた依頼に対応するプリンタ処理を実行し、処理の結果であるビットマップデータをそのまままたは圧縮してメイン基板100に与える。
次にステップS380において、プリンタ基板200は、ステップS52におけるメイン基板100の通常処理が(例えば利用者の終了指示等により)終了するか否かを判定する。判定の結果、終了する場合(ステップS380においてYesの場合)には、プリンタ基板200の処理は終了してその電源がオフされ、再び本画像形成装置10が起動されプリンタ基板200の電源がオンされると上記処理が開始される。また、上記判定の結果、終了しない場合(ステップS380においてNoの場合)には、ステップS320の処理へ戻って省電力動作状態となって(S320,S330)、次の処理依頼を受け付けるまでの待機状態となり(S340)、メイン基板100の処理が終了するまで上記処理が繰り返される(S380→S320→…→S380)。
<4.4 第4の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、ステップS55においてメイン基板100はプリンタ処理を実行する毎に認証結果の取得を行い、認証が成功した場合に省電力動作状態のプリンタ基板200を通常の動作状態に戻し、プリンタ処理が完了した後直ちにステップS320,S330においてプリンタ基板200を省電力状態に設定するで、認証が成功しプリンタ処理が行われている期間中にのみプリンタ基板200が通常の動作状態となり、それ以外の期間中は省電力状態となる。よって、電源制御部50によるハードウェアによる電源制御を行うことなく、簡易で安価なソフトウェアによる制御だけでプリンタ処理が行われていない期間中における画像形成装置10の無駄な電力消費を広く解消することができる。
<5. 第5の実施形態>
<5.1 装置全体の構成>
図9は、本発明における第5の実施形態に係る画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。この図9に示される画像形成装置10の構成は、図1に示される画像形成装置10と同一の構成を含むので同一の構成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。図9に示されるように、本実施形態における画像形成装置10は、第1の実施形態におけるプリンタ基板200に代えて、PS基板250およびPCL基板260を備えている。
PS基板250は、プリンタ基板200と同様のCPU251、メモリ252、および基板間インタフェース254を備えており、PostScript(アドビシステムズ社の登録商標)で記述された印刷データを解釈する機能を備えている。この機能はプリンタ機能を有効化するための所定の1つのプロダクトキーにより有効化される。
PCL基板260は、同様にCPU261、メモリ262、および基板間インタフェース264を備えており、Printer Control Language(ヒューレットパッカード社の開発言語)で記述された印刷データを解釈する機能を備えている。この機能はプリンタ機能を有効化するための所定の1つのプロダクトキーにより有効化される。
本実施形態の特徴は、上記各機能を有効化するための認証機能に関連するメイン基板100の動作にある。以下、このメイン基板100の動作について、第1の実施形態とは異なる点を説明する。
<5.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
まず、図2に示されるステップS11における処理は同一であり、続くステップS12において、メイン基板100は、プリンタ機能を有効化するためのプロダクトキーの認証結果を取得する。ステップS13において、メイン基板100は、このプロダクトキーの認証が成功したか否かを判定し、認証が成功した場合には認証が成功したPS基板250およびPCL基板260の電源をオンし(S14)、初期化のための通信を行い(S15)、使用開始設定を行い(S16)、処理が終了するまで(S18)、通常処理を行う(S17)。
<5.3 第5の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、1つのプロダクトキーによって有効化される複数の回路基板が備えられる場合であっても、図2に示すステップS14の処理においてメイン基板100によるプロダクトキーを使用した認証の結果、認証が成功してプリンタ基板200の使用が許可されない限りPS基板250およびPCL基板260の電源がともにオンされないので、その場合における画像形成装置10の無駄な電力消費を確実に解消することができる。
<6. 第6の実施形態>
<6.1 装置全体の構成>
図10は、本発明における第6の実施形態に係る画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。この図10に示される画像形成装置10の構成は、図1に示される画像形成装置10と同一の構成を含むので同一の構成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。図10に示されるように、本実施形態における画像形成装置10は、第1の実施形態における構成要素に加えて、さらにファックス基板300を備えている。
このファックス基板300は、プリンタ基板200と同様のCPU301、メモリ302、および基板間インタフェース314を備えており、図示されないメイン基板100内部の電話回線インタフェースを介して、電話回線に接続される装置外部のデータ処理装置とファクシミリによる通信を行う機能を有している。この機能はプリンタ機能を有効化するための第1のプロダクトキーとは異なる、ファクシミリ機能を有効化するための第2のプロダクトキーにより有効化される。
本実施形態の特徴は、上記各機能をそれぞれ有効化するための認証機能に関連するメイン基板100の動作にある。以下、このメイン基板100の動作について、第1の実施形態とは異なる点を説明する。
<6.2 認証機能に関連するメイン基板の動作>
まず、図2に示されるステップS11における処理は同一であり、続くステップS12において、メイン基板100は、第1および第2のプロダクトキーの認証結果を取得する。ステップS13において、メイン基板100は、これらのプロダクトキーのいずれかの認証が成功したか否かを判定し、認証が成功した場合には認証が成功したプリンタ基板200およびファックス基板300の少なくとも1つの電源をオンし(S14)、初期化のための通信を行い(S15)、使用開始設定を行い(S16)、処理が終了するまで(S18)、通常処理を行う(S17)。
<6.3 第6の実施形態の効果>
以上のように本実施形態では、複数の異なるプロダクトキーによってそれぞれ有効化される複数の回路基板が備えられる場合であっても、図2に示すステップS14の処理においてメイン基板100によるプロダクトキーを使用した認証の結果、対応するプロダクトキーの認証が成功して使用が許可されない限りプリンタ基板200またはファックス基板300の電源がオンされないので、認証が失敗した回路基板の電源をオンしないことにより、画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。
<7. 変形例>
上記第1の実施形態では、プリンタ基板200の機能を有効化するプロダクトキーは1つであるが、2つ以上であってもよい。また、プリンタ基板200は、複数の異なる機能を有しており、これら複数の機能にそれぞれ一意に対応する複数のプロダクトキーが設定されてもよい。例えば、プリンタ基板200は、PSプロダクトキーにより有効化されるPostScript(アドビシステムズ社の登録商標)で記述された印刷データを解釈する機能と、PCLプロダクトキーにより有効化される前述したPrinter Control Languageで記述された印刷データを解釈する機能とを備えていてもよい。この場合、メイン基板100は、これらのプロダクトキーの少なくとも1つの認証が成功した場合にプリンタ基板200の電源をオンする(すなわち図2に示されるステップS14における処理を行う)構成であってもよい。この構成により、メイン基板100による複数のプロダクトキーを使用した認証の結果、これらのプロダクトキーの少なくとも1つの認証が成功してプリンタ基板200の使用が許可されない限りプリンタ基板200の電源がオンされないので、その場合における画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。また、これらのプロダクトキーの全ての認証が失敗してプリンタ基板200の使用が許可されない状態とならない限りプリンタ基板200の電源がオンされるので、画像形成装置10において或る機能が認証されていない場合であってもそれ以外の認証が成功した機能を常に使用することができる。なお、上記印刷データの記述言語(または記述様式)は例示であってその記述態様に制限はない。
上記第5の実施形態では、1つのプロダクトキーによりPS基板250およびPCL基板260の電源がオンされるが、各基板の機能に限定はなく、1つのプロダクトキーにより例えば第6の実施形態におけるプリンタ基板200およびファックス基板300の電源がオンされる構成であってもよい。また、電源がオンされるのではなく、省電力動作状態から通常状態に遷移される構成であってもよい。
さらに、上記第5の実施形態において、第2の実施形態における構成と同様、図4に示すステップS25においてメイン基板100はプリンタ処理を実行する毎に認証結果の取得を行い、認証が成功した場合にのみ対応する回路基板の電源をオンし、その処理が完了した後直ちにステップS32において当該回路基板の電源をオフしてもよい。そうすれば対応する処理が行われていない期間中における画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。
さらにまた、上記第5の実施形態において、メイン基板100は、装置外部のデータ処理装置から受信される印刷データがPostScript(アドビシステムズ社の登録商標)で記述されている場合、PSプロダクトキーの認証が成功している場合に限り、対応する回路基板であるPS基板250の電源をオンし、また装置外部のデータ処理装置から受信される印刷データがPrinter Control Languageで記述されている場合、PCLプロダクトキーの認証が成功している場合に限り、対応する回路基板であるPCL基板260の電源をオンする構成であってもよい。そうすれば受信される印刷データの種類に応じた処理が行われていない期間中における画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。
上記第6の実施形態では、複数の異なるプロダクトキーによってそれぞれ有効化される複数の回路基板が備えられる場合であるが、この回路基板の1つがメイン基板100であってもよい。すなわち、メイン基板100により実現される機能、例えば装置外部のデータ処理装置2,3により画像形成装置10に内蔵される図示されないスキャナ部を使用可能とする機能(ネットワークスキャナ機能と呼ばれる)を有効化するためのプロダクトキーが備えられており、このプロダクトキーについても認証が成功した場合にのみ対応する上記ネットワークスキャナ機能が使用可能となる構成であってもよい。ただし、この場合、メイン基板100の電源は常にオンされている必要があるので、図2に示すステップS14の処理においてメイン基板100によるプロダクトキーを使用した認証の結果、ネットワークスキャナ機能に対応するプロダクトキーの認証が失敗した場合にもメイン基板の電源をオンする構成としなければならない。このような構成により、各種制御のために常に動作が要求されるメイン基板100の電源をオフすることなく、認証が失敗した回路基板の電源のみをオンしないことにより、画像形成装置10の無駄な電力消費を解消することができる。
上記第1、第2、第5および第6の各実施形態では、所定の基板の電源がオフされる構成であるが、第3および第4の実施形態の場合と同様、所定の基板を省電力動作状態にする構成であってもよい。また、上記基板の電源が電源制御部50によりオフされるのではなく、上記基板に含まれるCPUの所定動作により当該基板の電力消費が停止される構成であってもよい。さらに、上記実施形態において、当該基板を省電力動作状態にする手法は、RAMをディセーブルしCPUをパワーダウンモードにする前述した手法の他、周知のどのような手法が使用されてもよい。例えば、電源制御部50により、上記基板に与えるべき電力自体を低減する(例えば与えるべき電圧を通常時の値より小さい所定値にする)ことにより、当該基板における電力消費を低減させる手法であってもよい。このような手法は、CPUに与えるべき電源電圧を適宜切り換えることにより、その消費電力を低減する周知の手法(例えば基板バイアス技術と呼ばれる手法など)を応用することにより実現可能である。
上記各実施形態では、メイン基板および所定の機能を実現する基板を備える(典型的にはデジタル複合機などの)画像形成装置を例に説明したが、本発明はこのような画像形成装置に限定して適用されるわけではなく、プロダクトキー(またはこれに相当する符号等)により有効化される所定の機能を実現する回路基板を備える電子機器に広く適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置(デジタル複合機)の機能的な構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるメイン基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態におけるプリンタ基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のメイン基板における認証機能に関連する処理を含む処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態のメイン基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態におけるプリンタ基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態のメイン基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 上記実施形態のプリンタ基板における認証機能に関連する処理を含む全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
2,3 …データ処理装置
5 …LAN
10 …画像形成装置
20 …操作表示部
30 …ハードディスク
40 …画像形成部
100 …メイン基板
101,201,251,261,301 …CPU
102,202,252,262,302 …メモリ
111 …電源制御部インタフェース
112 …操作表示部インタフェース
113 …ハードディスクインタフェース
114,214,254,264,314 …基板間インタフェース
115 …画像形成部インタフェース
116 …ネットワークインタフェース
200 …プリンタ基板
250 …PS基板
260 …PCL基板
300 …ファックス基板

Claims (15)

  1. 所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器であって、
    前記符号の入力を受け付ける入力手段と、
    前記回路基板へ電力を供給する電源手段と、
    前記入力手段により受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する制御手段と
    を備えることを特徴とする、電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止するよう、前記電源手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功しかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止することを特徴とする、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力の消費を低減するよう、前記回路基板を制御することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功した場合であってかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力の消費を低減するよう、前記回路基板を制御することを特徴とする、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記回路基板は、複数の異なる符号にそれぞれ一意に対応して有効化される複数の異なる機能を有しており、
    前記制御手段は、前記複数の符号の全ての認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記回路基板は、1つの符号に対応して有効化される複数の機能のうちそれぞれ異なる機能を有する複数の回路基板を含み、
    前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記複数の回路基板へ供給されるべき電力のいずれも停止もしくは低減し、または前記複数の回路基板における電力の消費をいずれも停止もしくは低減することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記制御手段は、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記複数の回路基板へ供給されるべき電力のいずれも停止もしくは低減し、または前記複数の回路基板における電力の消費をいずれも停止もしくは低減するとともに、前記符号の認証が成功した場合であってかつ前記回路基板により実現される機能が使用されない場合に、当該機能を実現する回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または当該機能を実現する回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする、請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記回路基板は、複数の異なる符号にそれぞれ一意に対応して有効化される複数の機能のうちそれぞれ異なる機能を有する複数の回路基板を含み、
    前記制御手段は、前記複数の符号のいずれかの認証が失敗した場合に前記電源手段から当該認証が失敗した符号に対応して有効化されるべき機能を有する回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、前記複数の回路基板のうちの1つの回路基板であるメイン基板に実装されており、当該メイン基板における機能を有効化すべき符号の認証が失敗した場合であっても、当該回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減せず、または当該回路基板における電力の消費を停止もしくは低減しないことを特徴とする、請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記入力手段により受け付けられた前記符号または前記符号の認証結果を記憶する不揮発性の記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力手段により受け付けられた符号、または前記記憶手段に記憶される前記符号もしくは前記符号の認証結果を参照し、前記符号の認証が失敗した場合に前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  12. 前記制御手段は前記入力手段により受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に、または前記符号の認証が成功しかつ前記符号により有効化されるべき機能を実現するための所定の使用可能条件が成立しない場合に、前記電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の前記回路基板、前記入力手段、前記電源手段、および前記制御手段と、
    所定の画像データに基づき、所定の用紙上に当該画像データに対応する画像を形成する手段と
    を備える、画像形成装置。
  14. 所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器の制御方法であって、
    前記符号の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記回路基板へ電力を供給する電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する電力制御ステップと
    を備えることを特徴とする、電子機器の制御方法。
  15. 所定の回路基板を備えており、当該回路基板において実現される機能を有効化するための所定の符号を外部から受け付け認証することにより当該回路基板を使用可能とする電子機器に、
    前記符号の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて受け付けられた符号を認証し、前記符号の認証が失敗した場合に前記回路基板へ電力を供給する電源手段から前記回路基板へ供給されるべき電力を停止もしくは低減し、または前記回路基板における電力の消費を停止もしくは低減する電力制御ステップとを実行させるプログラム。
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