JP2007240318A - 故障診断用車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】診断対象車両以外の他の車両の識別情報が書き込まれたままの状態で当該診断対象車両に搭載された場合にその不適切な状態が適切に発見・リカバリーされる故障診断用車載装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載され、故障診断のための車両情報を収集する故障診断用車載装置に、車両属性情報の外部入力を受け付け、記憶する情報記憶手段と、自車両の車両属性情報を取得する情報取得手段と、情報記憶手段に記憶された車両属性情報と情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、車両に着脱可能に搭載され、故障診断のための車両情報を収集する故障診断用車載装置に係り、特に、診断対象車両以外の他の車両の識別情報が書き込まれたままの状態で当該診断対象車両に搭載された場合にその不適切な状態が適切に発見・リカバリーされる故障診断用車載装置に関する。
従来、車両に搭載され、故障診断のための車両情報(ダイアグ情報)を収集し、収集した車両情報を所定の通信局(故障診断・解析センタ)へ送信する故障診断用車載装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、自車両において異常が発生したときに、自車両の車両識別情報(車両ID)と収集した車両状態情報(ダイアグ情報)とを所定のセンタへ送信する装置(通信機能付きダイアグレコーダ)が開示されている。
特開2005−41437号公報
上記特許文献1に開示されたような従来装置が車両に対して着脱可能であって、他の車両においても利用可能に構成されている場合、搭載車両変更時にダイアグレコーダに記憶保持されている車両識別情報(車両ID)を書き換える作業を行う必要がある。
すなわち、例えば車両Aから車両Bへダイアグレコーダが載せ替えられるとき、車両Aから取り外されたダイアグレコーダの車両IDを車両Aから車両Bへ書き換える作業を行ってから車両Bへ取り付ける必要がある。
なぜなら、車両Aという車両IDを記憶保持したままのダイアグレコーダが車両Bに搭載された場合、当該ダイアグレコーダによりダイアグ情報が収集され、センタへ送信されたとき、センタは当該ダイアグ情報を車両Aから送信されたダイアグ情報であるものと誤認識してしまうからである。
このようなダイアグレコーダ載せ替え時の車両IDの書き換え作業が人手による場合、人為的ミスにより適切な書き換え作業が行われずに新たな車両へ取り付けられてしまう可能性を完全には除去できないことになる。
このように、従来のダイアグレコーダでは、車両搭載時に、ダイアグレコーダに記憶保持された車両IDが搭載車両と合致したものであるか否かが判定されないため、ダイアグレコーダが車両IDの書き換え作業が忘れられたまま車両に搭載されると、そのミスが発見・リカバリーされる機会がなく、誤った車両IDと共にダイアグ情報がセンタへ送信されてしまうことになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、診断対象車両以外の他の車両の識別情報が書き込まれたままの状態で当該診断対象車両に搭載された場合にその不適切な状態が適切に発見・リカバリーされる故障診断用車載装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車両に着脱可能に搭載され、故障診断のための車両情報(例えばダイアグ情報)を収集する故障診断用車載装置であって、車両属性情報(又は車両識別情報)の外部入力を受け付け、記憶する情報記憶手段と、自車両の車両属性情報を取得する情報取得手段と、上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致するか否かを判定する判定手段とを有する故障診断用車載装置である。
上記第一の態様において、上記情報取得手段は、例えば、自車両の車内LANに接続され、自車両の例えば車載ECU(Electronic Control Unit;電子制御装置)などに予め記憶保持された自車両の車両属性情報を取得する。
また、上記第一の態様において、上記判定手段は、例えば自車両のイグニッションスイッチ(IG)のオン時に、上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致するか否かを判定する。
上記第一の態様によれば、本装置が搭載された車両の属性情報と本装置の情報記憶手段に外部から人為的に入力(書き込み)された車両属性情報とが一致するか否かが判定されるため、本装置が誤って搭載車両とは異なる他車両の属性情報が書き込まれたままの状態で車両に搭載された場合、そのような不適切な状態を検出・発見することができる。
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、上記第一の態様に係る故障診断用車載装置であって、故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局(例えば故障診断・解析センタ)へ(例えば無線通信を利用して)送信する情報収集・送信手段と、上記判定手段により上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、上記情報収集・送信手段による収集した車両情報の上記所定の通信局への送信を禁止する送信禁止手段とを更に有する故障診断用車載装置である。
上記第二の態様によれば、本装置に誤って搭載車両とは異なる他車両の属性情報が書き込まれたままの状態で車両情報が収集されて所定の通信局へ送信されることがなく、当該車両情報を受け取った通信局側において送信元車両の混同が生じることを適切に防止することができる。
上記目的を達成するための本発明の第三の態様は、上記第一の態様に係る故障診断用車載装置であって、故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局(例えば故障診断・解析センタ)へ(例えば無線通信を利用して)送信する情報収集・送信手段と、上記判定手段により上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、上記情報収集・送信手段による故障診断のための車両情報の収集を禁止する収集禁止手段とを更に有する故障診断用車載装置である。
上記第三の態様によれば、本装置に誤って搭載車両とは異なる他車両の属性情報が書き込まれたままの状態で車両情報が収集されることがなく、通信局側において送信元車両の混同が生じることを適切に防止することができる。
上記目的を達成するための本発明の第四の態様は、上記第一の態様に係る故障診断用車載装置であって、故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局(例えば故障診断・解析センタ)へ(例えば無線通信を利用して)送信する情報収集・送信手段と、上記判定手段により上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、上記情報収集・送信手段により上記所定の通信局へ送信される情報に、送信される車両属性情報に誤りがあることを示す情報を付加する情報付加手段とを更に有する故障診断用車載装置である。
上記第四の態様によれば、本装置に誤って搭載車両とは異なる他車両の属性情報が書き込まれたままの状態で車両情報が収集されたときにはその旨の注釈付きで所定の通信局へ送信されるため、当該車両情報を受け取った通信局側において送信元車両の混同が生じることを適切に防止することができる。
上記目的を達成するための本発明の第五の態様は、上記第一乃至第四のいずれか一態様に係る故障診断用車載装置であって、上記判定手段により上記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と上記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、警報を出力する警報手段を更に有する故障診断用車載装置である。
上記第五の態様において、上記警報手段は、警報出力として、例えば、車両ローカルにおいて所定のランプを点灯/点滅させたり又は警報音を出力したりしてもよく、或いは、例えば無線通信を利用して遠隔地の情報端末に属性情報が不一致である旨を伝達するようにしてもよい。
上記第五の態様によれば、本装置が搭載された車両の属性情報と本装置の情報記憶手段に外部から人為的に入力(書き込み)された車両属性情報とが一致しないと判定されたときには警報が出力されるため、本装置が誤って搭載車両とは異なる他車両の属性情報が書き込まれたままの状態で車両に搭載された不適切な状態が検出・発見されたことが容易に認識される。
本発明によれば、診断対象車両以外の他の車両の識別情報が書き込まれたままの状態で当該診断対象車両に搭載された場合にその不適切な状態が適切に発見・リカバリーされる故障診断用車載装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、通信機能付きダイアグレコーダの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
以下、図1〜3を用いて、本発明の一実施例に係る車両故障診断の仕組み及びその故障診断に用いられる車載装置について説明する。
図1は、本実施例に係る車両故障診断の仕組み全体の概略を示す図である。
例えば車両販売店等に設置された整備工場など(以下、便宜上、「販売店等」と称す)は、車両ユーザが車両の不調を訴えてきたとき、故障・不具合が発生しているか、及び、その故障・不具合はどこで発生しているのかを診断・解析するために、当該車両のエンジン作動中に故障の診断に必要な車両情報を収集し、例えば車両製造業者(メーカー)が管理・運営する故障診断・解析センタへ収集した車両情報を無線送信する通信機能付き車載装置101を当該車両に取り付ける。
販売店等Dは、車載装置101を診断対象車両Vへ取り付ける際に、事前に車載装置101を車載装置101内へ情報を書き込むことが可能な情報端末102に接続し、車載装置101にこれから取り付けようとする診断対象車両Vの(1)属性情報と、(2)故障情報とを書き込む。
ここで、属性情報とは、少なくとも個々の車両を識別するのに用いることができるデータ(例えば、フレームナンバー(車台番号)又は独自に割り当てられた車両ID番号など)が含まれた情報であって、例えば、車種、型式、フレームナンバー、生産年月日、エンジン型式、トランスミッション型式、タイヤサイズ、などの情報が含まれるものとする。
また、故障情報とは、例えば販売店等Dのスタッフが車両ユーザからの聞き取り調査に基づいて作成した情報であって、例えば「エンジン不調」などといった情報である。
診断対象車両Vの属性情報と故障情報とが書き込まれた故障診断用車載装置101は、車両Vに取り付けられる。車両Vには、車両Vの正しい属性情報を(例えば書き換え不可能に)記憶した記憶部103が予め設けられ、車両Vに搭載された車載装置101は記憶部103と接続される。また、車両Vに搭載された車載装置101には車両VのIGオン/オフ情報が伝達されるようにする。
また、車両Vに搭載された車載装置101は、車両Vに搭載された各種車載ECUをつなぐ車内LAN(図示せず)に接続され、車両Vの各車載ECUから制御データを収集できるようにされる。
ここで、図2を参照して、通信機能を備えた故障診断用車載装置101の構成について説明する。
車載装置101は、診断対象車両Vの車内LANに接続され、車両Vに搭載された各種車載ECUから故障診断に必要な車両情報として各種の制御データを収集するデータ収集部201を有する。
車載装置101は、更に、診断対象車両Vの記憶部103に予め記憶保持された車両Vの真の(正しい)属性情報を取得する属性情報取得部202を有する。属性情報取得部202は、記憶部103と一対一で直接接続されてもよく、或いは、記憶部103が車両Vの車内LANに接続されたECU内に設けられている場合には車内LANに接続されてもよい。さらに、後者の場合、データ収集部201と属性情報取得部202は一体であってもよい。
車載装置101は、更に、販売店等Dにおいて書き込まれた属性情報と故障情報とを記憶保持する記憶部203を有する。本実施例において、記憶部203は、書き換え(上書き)可能な(リライタブルな)記憶媒体であれば任意の種類のものでよい。
車載装置101は、更に、例えばパーソナルコンピュータなどである販売店等D側の情報端末102とのインターフェースをとり、情報端末102から書き込み指示された属性情報及び故障情報を記憶部203に書き込む情報書込部204を有する。
車載装置101は、更に、故障診断・解析センタC(図1)である通信局へ無線通信を利用して情報を送信できるように構成された通信部205を有する。通信部205とセンタCとの間の通信は、車車間通信、路車間通信、及び/又は、衛星通信など任意の形態でよく、有線通信部分が含まれてもよい。また、採用される通信規格・プロトコルは任意でよい。
車載装置101は、更に、警報を出力する警報部206を有する。警報部206は、例えば、車両Vに備えられた所定の灯具(例えばLEDランプなど)を点灯/点滅させるように構成されてもよく、或いは、所定の警報音(又は音声メッセージ)を出力するように構成されてもよく、或いは、車両ローカルでは特段の動作を行わずに遠隔地の通信端末(販売店等Dの情報端末102であることが好ましい)に例えば電子メールの形式で警報発生の旨のメッセージを無線通信を利用して送信するように構成されてもよい。
車載装置101は、更に、車載装置101の各構成要素を統括的に制御する主制御部207を有する。主制御部207は、例えば、車載ECUの1つである。また、主制御部207には、診断対象車両VのIGオン/オフ情報が入力される。
次いで、このような構成の車載装置101の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、主制御部207は、車載装置101が搭載された診断対象車両VのIGオンを待機する(S301)。
IGオンされると(S301の「YES」)、主制御部207は、属性情報取得部202に車両Vに記憶された車両Vの真の属性情報を取得するように指示すると共に、車載装置101内の記憶部203にアクセスして販売店等Dにおいて当該車載装置101が車両Vに取り付けられる前に情報書込部204を通じて記憶部203に書き込まれた属性情報を読み出し、属性情報取得部202によって取得された車両Vの属性情報と記憶部203に記憶された属性情報とを比較し、一致しているか否かを判定する(S302)。
換言すれば、主制御部207は、診断対象車両Vに予め記憶された車両Vの真の属性情報を利用して、記憶部203に記憶された属性情報が車両Vのものとして間違いないか否かを検証する。
属性情報取得部202によって取得された車両Vの属性情報と記憶部203に記憶された属性情報とが一致しなかった場合、換言すれば記憶部203に記憶された属性情報が車両Vのものとして正しくないと判定された場合(S302の「NO」)、主制御部207はデータ収集部201に対し故障診断のための車両情報の収集の開始を禁止し、IGオン前と同じ非作動状態を維持させると共に、警報部206に警報を出力させる(S303)。
他方、属性情報取得部202によって取得された車両Vの属性情報と記憶部203に記憶された属性情報とが一致した場合、換言すれば記憶部203に記憶された属性情報が車両Vのものとして正しいと判定された場合(S302の「YES」)、主制御部207はデータ収集部201に故障診断のための車両情報の収集の開始を許可し、収集された情報を記憶部203に記憶された属性情報及び故障情報と共に通信部205を利用して故障診断・解析センタCへ送信する(S304)。
この車両情報の収集とセンタCへの送信は、IGがオフされるまで継続され(S305の「NO」でS304へ戻る)、IGオフ(S305の「YES」)で本フローの1ルーチンを終了する。
図1に戻る。上述のように、販売店等Dにおいてスタッフが故障を診断しようとする車両Vに通信機能を備えた着脱式の車載装置101を取り付けた際、取付完了後に車両VのIGをオンすることによって、取付前に車載装置101に正しく車両Vの属性情報を書き込んだか否かを確認することができる。
なぜなら、車載装置101に車両V以外の他の車両の属性情報が書き込まれたままの状態であった場合、上記の仕組みで警報が出力されるからである。
これにより、警報が出力された場合には、販売店等Dのスタッフは車載装置101を車両Vから一旦取り外して属性情報を正しく入れ直し、再度車両Vに取り付けることができるため、誤った属性情報が書き込まれたまま故障診断・解析センタCへ車両情報が送信されることが回避される。
すなわち、属性情報の書き換え忘れという人為的ミスを発見し、リカバリーできる仕組みが提供されることになる。
このようにして、正しい属性情報が確実に記憶された車載装置101が診断対象車両Vに搭載されると、IGオンと共に故障診断に必要な車両情報(各種車載ECUの制御データ)が収集され、属性情報及び故障情報と共に故障診断・解析センタCへ送信される。
センタCでは、他の同型式車種から収集した情報や過去に発生した不具合などのデータベースに照らして故障を診断・解析する。この際、車両Vから一緒に送信されてきた故障情報を参照することによって、解析作業の効率が向上する。
診断が完了すると、判明した故障箇所及び対応する修理方法を例えば有線通信を利用して販売店等Dの情報端末102へ送信する。販売店等Dのスタッフは受信した診断結果に基づいて車両Vの不具合を適切に修理することができる。
車両情報の収集及びセンタCへの送信後は、車載装置101は役割を終え、販売店等Dにおいて車両Vから取り外される。この際、販売店等Dは、車載装置101から故障診断のために収集された制御データ類を参考のために読み出して保存してもよい。
このように、本実施例によれば、故障診断のために車両に取り付けられる車載装置に対象車両の属性情報が正しく書き込まれていない人為的ミスが発生したとしても、適切に発見・リカバリーできる仕組みが提供される。
また、これにより、故障診断のために故障診断対象車両において収集された車両情報が当該対象車両とは異なる車両の属性情報と共に故障診断・解析センタへ送信され、センタ側で送信元車両の取り違いが発生してしまう事態が適切に防止される。
なお、上記一実施例においては、一例として、診断対象車両に車載装置に記憶されているべきものと同じ属性情報が予め記憶保持されているものとしたが、本発明はこのような形に限定されず、例えば、車載装置に記憶されているべき属性情報のうち個々の車両の識別に最低限必要な情報(例えば車台番号)のみが車載装置から読み出し可能な状態で診断対象車両に記憶保持されておくものとしてもよい。
また、上記一実施例においては、車載装置に記憶された属性情報と診断対象車両に記憶された属性情報とが一致しなかったときに、一例として、A)故障診断のための車両情報収集を行わないものとしたが、本発明はこのような形に限定されず、例えば、B)故障診断のための車両情報の収集は行うがそれを故障診断・解析センタへは送信しないものとしてもよく、或いは、C)故障診断のための車両情報の収集を行い、収集された車両情報を属性情報に誤りがある旨の断りを付して故障診断・解析センタへ送信するものとしてもよい。上記B)の場合は販売店等Dにおいて車載装置101に正しい属性情報が書き込まれた診断対象車両に再度取り付けられた段階で既に収集されていた車両情報と正しい属性情報とを故障診断・解析センタへ送信されるものとすることが好ましく、上記C)の場合は販売店等Dにおいて車載装置101に正しい属性情報が書き込まれた診断対象車両に再度取り付けられた段階で正しい属性情報が追って故障診断・解析センタへ送信されるものとすることが好ましい。なお、上記A)、B)、及びC)のうちの2つ以上の手法を組み合わせて、例えば不具合の程度(深刻度)に応じて、適宜いずれかの手法が選択的に利用されるようにしてもよい。
本発明は、車両に着脱可能に搭載され、故障診断のための車両情報を収集する故障診断用車載装置(いわゆるダイアグレコーダ)、特に収集した車両情報を所定の通信局へ送信する通信機能付きダイアグレコーダ、に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係る車両故障診断の仕組み全体の概略を示す図である。 本発明の一実施例に係る故障診断用車載装置の概略構成図である。 本発明の一実施例に係る故障診断用車載装置による処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 故障診断用車載装置
102 情報端末
103 記憶部
201 データ収集部
202 属性情報取得部
203 情報書込部
204 記憶部
205 通信部
206 警報部
207 主制御部
V (故障診断対象)車両
C 通信局(故障診断・解析センタ)
D 販売店等

Claims (6)

  1. 車両に着脱可能に搭載され、故障診断のための車両情報を収集する故障診断用車載装置であって、
    車両属性情報の外部入力を受け付け、記憶する情報記憶手段と、
    自車両の車両属性情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、を有することを特徴とする故障診断用車載装置。
  2. 請求項1記載の故障診断用車載装置であって、
    前記判定手段は、自車両のイグニッションスイッチのオン時に、前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致するか否かを判定する、ことを特徴とする故障診断用車載装置。
  3. 請求項1又は2記載の故障診断用車載装置であって、
    故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局へ送信する情報収集・送信手段と、
    前記判定手段により前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、前記情報収集・送信手段による収集した車両情報の前記所定の通信局への送信を禁止する送信禁止手段と、を更に有することを特徴とする故障診断用車載装置。
  4. 請求項1又は2記載の故障診断用車載装置であって、
    故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局へ送信する情報収集・送信手段と、
    前記判定手段により前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、前記情報収集・送信手段による故障診断のための車両情報の収集を禁止する収集禁止手段と、を更に有することを特徴とする故障診断用車載装置。
  5. 請求項1又は2記載の故障診断用車載装置であって、
    故障診断のための自車両の車両情報を収集し、収集した車両情報を前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と共に所定の通信局へ送信する情報収集・送信手段と、
    前記判定手段により前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、前記情報収集・送信手段により前記所定の通信局へ送信される情報に、送信される車両属性情報に誤りがあることを示す情報を付加する情報付加手段と、を更に有することを特徴とする故障診断用車載装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項記載の故障診断用車載装置であって、
    前記判定手段により前記情報記憶手段に記憶された車両属性情報と前記情報取得手段により取得された自車両の車両属性情報とが一致しないと判定されたとき、警報を出力する警報手段を更に有する、ことを特徴とする故障診断用車載装置。
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